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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
本筋以外のいじりポイントが多くて本筋がなかなか頭に入ってこない第12話。まず、テレビ大阪が卓球のせいで時間ずらしたりするせいで録画体勢がパンク寸前じゃい。アクエリオンが2:10〜、ラグランジェが放送枠としては2:34〜(読売は冒頭にCMが入るから実際はもう少し遅い)、シンフォギアが2:30〜、CSチューナーはアニマックスの「戦う司書」(2:30〜)を録画中。無理無理。
さておき、前回クリスが吹っ飛び、悲壮な決意で戦う2人が描かれるかと思ったら、暴走しちゃった響はむしろ敵側に回るというトラブル。確か前回暴走したときは圧倒的パワーで回りをなぎ払ってたやん、その勢いで一気にフィーネさんや翼もぶっ殺すかと思われたのだが、今回の暴走は単なる自我喪失効果しかなかった模様。「影縫い」なる小技で押さえられて退場。今回の一件が奏の死と重なった翼さんだけは、経験値が上がっていたおかげで理性を保ち、冷静に命を賭してカディンギルへ突貫。フィーネさんに阻止されるも、命と引き替えに巨大キャノンを打ち砕いた。今回は巨大剣を使った諸々のアクションがなかなか面白かったんですが、最終的には体当たりっぽかった。そこは勢い任せで処理するなよ、という。 2人が倒れ、1人は自我喪失。どうしようもない状態ながら、悪役の性なのか、了子さんは勝手に自分語りを始めてしまったおかげで響はボコボコにされながらも死には至らない。そこへ仲間達の必死の思いが届けられ、何とか響が復活……と思いきや、どさくさに紛れてクリスと翼も復活。どないやねん。すげぇな、歌のパワー、ヤック・デカルチャー。 おめでたい友情物語であるが、理屈はよく分かりませんね。あと、了子さんが結局何をしたかったのかもよく分かりませんね。数千年分の「あの方」への思いが込められていたらしいですが、「とりあえず月をぶっ壊せばいい」という結論はすごく馬鹿っぽい。そもそも成功してたら重力関係で呪いどころじゃない天変地異が起こるんじゃないか。お前のカディンギルで地球がヤバい。そこまでのことを望んでいたようには見えないんだけども。 いや、突っ込みどころが多いことはこの作品では美徳なので、別にいいんですわ。そして、今回は外野も盛り上がっていたので、その辺も見どころではあったんですが……一人テンパってた子が織部やすなだったおかげで(中の人的に)、なーんか緊張感がねぇ。「あれが私たちを守る姿に見える!?」の後に「ソーニャちゃん!」っていいそうでしょうがない。あとはアレね、「アニメじゃないんだから!」っていう下りで「でったぁ〜、アニメあるある」っていう声も聞こえてきた(CV:シルシル)。そんなんばっかり気になってたせいで、中身はもうあれでいいや、というすごく駄目な結論にね。ほら、悪役ばりばりの沢城先輩にフルボッコにされてるあおちゃんは幸せそうだなーとか。いつも通りの結論でした。 PR
なんかもう、とにかくなんだか最終話。これは……色んな意味でずるいなぁ。相変わらず悩ましいことやってくれるぜ、長井監督。
正直言って、今回は中盤で「どないやねん」が先行した。周りの人間がものすごく頑張って道行きを示したにも関わらず、慌てて向かった先で電車に乗っていちゃついてる2人は、どっか間違ってる気がした。「そこまで必死に走ってローカル線かよ!」とね。まぁ、目的地が木崎湖だったとしたら、確かにかなり遠いみたいなんだけど。先週の一気呵成の流れがあの電車のシーンでせき止められたような気がして、どこか釈然としなかった。そして、いざ到着した「目的地」のシーン。まさかまさかの(とか言いながらどこかで身構えていた)ナレーション・井上喜久子おねーちゃん。さて、これをどう捉えるべきなのか。普通に考えれば、あの声の主、つまりイチカたちの祖先というのは、風見みずほ先生とは縁もゆかりもない。なにせみずほ先生はフツーに地球で所帯を持って草薙みずほとして暮らしていたわけだし、彼女の子孫がイチカたちってのはどう考えても時系列が合わない。ということは、イチカの言う祖先は「おねティ」とは関係無い。でも、どうしたってあの記憶がフラッシュバックしてしまうと、「どういうことだってばよ」となる。 謎のハイパーロボを起動させた檸檬の存在も悩ましい。彼女は、簡単に言えば秘密組織のエージェント。何の気まぐれから海人たちに近づいたんだろう、ということを考えれば、当然イチカの存在をかぎつけただけ、ということになり、彼女のメタレベルともいえる様々な技能についても説明がついてしまう。そこに森野苺の存在は必要なくなった。しかし、彼女は苺「であってもいい」のである。彼女の冒頭の台詞は「初めて出会った宇宙人は私の親友なのよ」という台詞も、それがイチカであるともとれるし、全く別な宇宙人であるともとれる。つまり、風見みずほなのかもしれない。違うかもしれない。何とでもとれるようにかき混ぜてくれちゃって。何ともいやらしい脚本である。 そんな諸々のガジェットに彩られたおかげで、最終話で見せた海人とイチカの恋の顛末は、多少焦点がぼけてしまった感は否めない。あれだけ頑張って探しに行った「約束の場所」は2人の関係に全く意味をなさなかったように見えたし、堅くちぎり合った直後の別れにも、どこかあっさりとした、後味の悪さが残る。「結局、若者達の努力は独りよがりの無駄骨だったんじゃないか」と、そんな印象が先に立つ。しかし、ラストの様々なシーンのモザイクを見ていくと、この「無駄骨」に価値を見いだすことこそが、今作の目的であったというテーマが浮き彫りになる。イチカの祖先が残した「記憶」というたった1つの「証」は、本人達にも意味をなさないはずだし、受け取ったイチカや海人にしたって、伝えられても仕方がない。しかし、「記憶に残ったこと」自体に価値を見いだすことも出来る。それが「起こった出来事」をいつまでも刻み続けるなら、そのこと自体に価値がある。時代は流れ、人は成長もするし、忘れもするけれど、海人たちが待っているのは、ずっとずっと「あの夏」であるのだ。「あの夏」を持ち続ければ、みんながそこで待ち続けることが出来るのだ。 そんなテーマを振り返ってみれば、なるほど、海人のトレードマークであるビデオカメラというツールの効果がよく分かる。「記憶」を「記録」として残し続ける端的なツールであるビデオカメラが彼らの夏にどのような影響を及ぼしたかは、ラストシーンで檸檬に手渡されたふざけたフィルムを見れば分かるだろう。イチカは去り、思い出だけが残されたが、そこに映っているイチカは確実に真実であり、そこに刻まれた記録は在り続ける。海人・柑菜・哲朗・美桜、それぞれに同じフィルムでもみえる景色はきっと違う。4人が分かち合いながらも別々に抱え続ける「あの夏」は、フィルムの中でずっと待ち続けている。 そして、最後の最後に1カットだけ写されるイチカの映像。これがまたずるい。ボリビアの民族衣装を身にまとったイチカのそのワンカットだけで、「夏の続き」が存在することをさりげなくアピールしてくるという、何とも底意地の悪い演出である。また、そこに繋がるまでのフィルムワークの中には、過去のエピソードで刻まれたシーン有り、長井監督お得意のオープニングからのバンク借用有りで、短い中にこの作品をぎゅっと詰め込み、一気に片付ける荒技を披露している。本当に、そつのない人だ。 この作品は間違いなく終わったはずである。結論も出ているし、不思議なことに「全く分からないこと」は残っていないはず。その上で「まだ知りたいこと」もたくさん残っているのは、あくまでもこの作品が「あの夏」であるからだ。海人たち学生連中の人生は夏が終わった後もまだまだ続いており、その行く先を、視聴者は知る術は無い。学園祭に参加した後年の学生たちが、上映会のフィルムの中のイチカだけを見ることが出来るように、我々視聴者は、この12話の中に詰め込まれた海人たちの人生しか見ることが出来ない。逆に言えば、いつだって、この12話で彼らの夏を振り返ることが出来るわけだ。「あの夏で待ってる。」。なんとも気の利いた、もどかしさに満ちたタイトルではないか。
春休みのイベントというとこれでした。劇場版の「ストライクウィッチーズ」。アニメも含めて「ストパン」の大ファンっていうわけじゃないけど、少なくともシリーズ2作は楽しく見させてもらった身、やはり劇場にも足を運ばないのは失礼ってもんだろう。
以下、遠慮無く作品のネタバレは含んでいますので存分に注意して下さい。 まず一言で感想を言うと、「大満足」ですね。見たいと思って行ったものは全部やってくれたという印象。正直言ってそこまで身を入れて見ていたわけではない作品なんですが、この劇場版は「もう1回観に行きたい」と思わせるだけの作品だったと思います。最近は劇場アニメも増えて敷居が低くなっているとは言っても、こういう趣向を劇場に持ち込むのはアリだと思いますね。 作品の中身をまとめると、延々90分の時間を費やして「宮藤少尉マジイケメン」ということをひたすら手を変え品を変え描き続けるだけ。そのためにフラットな視線から芳佳を見られる新キャラである服部静夏という新兵が登場し、若者、年下から見た芳佳の人となりが克明に描かれていく。時間が限られているおかげで個々の事件の展開なんかは非常にご都合主義のきらいはあるのだが(ネウロイ出現の空気の読み方がハンパ無い)、1つ1つの事件やバトルのテンポが良く、劇場版ならではの画で見せてくれるおかげで充分に価値のあるものになっている。特にバトルシーンについては、この作品ならではのパンツ……じゃない、ズボンアクションがこれでもかというくらいにしつこくしつこく描かれておなかいっぱい。まぁ、ぶっちゃけると2期の1話を延々やっているような状態な気もするのだが、1つ1つのバトルにきちんと個々の隊員たちの個性が出るように工夫が凝らされているので、戦っているのが似たようなネウロイであるにも関わらず、不思議と退屈な印象はしないのだ。ほんと、あれだけのズボンと尻、生足を大スクリーンで楽しむっていうのは……素敵ですねぇ。個人的に好きなのはシャーリーのむちむちぱっつんとした足です。健康エロですよ。尻でここまで書き分けられるってのはすごいよね。 ベタなシナリオとは言っても、その構成は手慣れたもの。魔力を失った芳佳が、生身の身体1つだけでネウロイと戦い続ける展開は無謀と言われても仕方ないものなのに、そのアツさと一貫した正義感のおかげで共感がもてるものになっているし、ジープで突貫をかけるシーンの悲壮感などは涙を禁じ得ない。「潜水艦での特攻」→「崖崩れの村での白衣」→「防空壕からの誘導」という風に少しずつ彼女の思いが積み重ねられてのクライマックスなので、彼女の持つ魔法力の源、「他者への愛情」が綺麗に形作られる。静夏が嫌悪感を示した彼女の破天荒さについても、それが501のメンバーによって少しずつ「良さ」に変わっていき、最終的には「仲間が全員で芳佳のもとへ駆けつける」というカタルシスに繋がる。「献身」と「友情」という芳佳の全てが、この作品で全て味わい尽くせるのだ。 もちろん、芳佳だけではなく501の他のメンバーの活躍シーンもばっちりだ。私は個人的に501以外の人間を知らないので他の部隊については省くが、残りの10人については個別に書いていこう。最初に盛り上げてくれたのはロマーニャのルッキーニとシャーリー。この2人はもう、単に仲良くしながらわいわいやってくれるだけで楽しいですね。よくわかんないけど「赤ズボン隊」との小競り合いは、2人の脳天気さがよく出ていて素直に笑えるシーン。 続いて芳佳が訪れたガリアのリーネとペリーヌ。リーネちゃんは……今回は芳佳ときゃっきゃうふふする役。いや、白衣のくだりはすごく大事なエピソードなんだけどね。あのシーンのおかげで、芳佳の覚悟がきゅっと切なくなるくらいに伝わってきたわけだし。まぁ、リーネちゃんはお布団の中で芳佳の枕になってくれればいいんですよ。久しぶりの再会の時にストライカーユニット履いたままで甲板の芳佳にダイレクトアタックしてたけど、大丈夫だったんでしょうかね。そしてペリーヌさんは、戦闘シーンだとあんまり見せ場がない代わりに、今回はシナリオ上でとても大切な役割を担った。芳佳の破天荒な振る舞いに頭を悩ませる静夏が、過去のペリーヌと完全に被っていたためだ。優柔不断な堅物キャラだったペリーヌも、長年のつきあいですっかり丸くなり、芳佳の良き理解者となったことが見事な対比となっている。ペリーヌの現在の柔和な表情と静夏の悩ましげな表情を見れば、宮藤芳佳という人間がよく分かる。そして、そんなペリーヌだからこそ、1人だけ静夏の感情を察知し、さりげなく彼女に歩み寄りの機会を与えたのだ。直接的に変化を促すことは出来なかったが、彼女の心遣いが静夏を変えたのは間違いないだろう。 そしてオラーシャからわざわざ出てきてくれたエイラーニャの2人。今回はそんなに活躍シーンが無かったのはこの2人かな。ただ、出立のタイミングで2人して仲むつまじく手を繋いでランデブーしていただけでも、ファンはそれなりに納得してくれた……と思いたい。 対して、カールスラント組、エーリカとバルクホルンは尺もたっぷりとって見せつける大活躍。おねーちゃんは芳佳の名前を聞いたとたんの大ハッスルで笑いを誘いつつ、ヘロヘロになったエーリカになんだかんだ言いながら優しくしてあげるところでニヤニヤポイントアップ。鼻水つけられても怒っちゃ駄目よ。そして劇場版だろうがなんだろうがいつものテンションのエーリカ。こいつなーんもしてない、と思いきや、新型ネウロイを素手でぶっ壊すという荒技を披露。どこまでも規格外である。 相変わらず陰に日向に部隊を下支えし、最終的には高らかに501の再結成を宣言した頼れる隊長ミーナ。2期以降すっかり事務方が板についてしまった感があるが、まだまだ現場でも頑張ってますね。そして、なかなか出てこないと思ったら案の定最後の最後で一番美味しいところを持って行くことになった坂本少佐。もっさん、なんでストライカーユニット持参なんでしょうね。しかも大和を強引に引っ張り出したり、やりたい放題ですがな。このぶっ飛び感が坂本さんなんでしょうけどねー。 そんなみんなに支えられ、どこまでもまっすぐに突き進む我らが主人公、宮藤芳佳。本当に彼女は素晴らしい主人公ですね。クライマックスの格好良さとか、もうどうしていいか分かりません。やっぱり救国の英雄は器が違うのだ。ただ、個人的に一番気に入ったのは、冒頭で静夏に返した「あ、そですか」の一言なんだけどね。2期7話でその間の抜けた空気には笑わせてもらいましたからな。どこまでいっても芳佳ちゃんはマイペースな子やで。 中の人の話は今更必要ないと思うが、新しいところでは今回ゲストキャラの静夏を演じたのは、内田彩。正直キャストロールを見るまで分かんなかったんだけど、青臭くてお堅い静夏のキャラには上手い具合にマッチしていた。今後もこの作品に続けて登場することが出来るなら、なかなか楽しみなことで。他にもちょいちょい登場した他の部隊のキャストなんかも本当に豪華で、「ストパン」ワールドはまだまだ広がり続ける期待が持てる。川澄なんてほんの一言のためにわざわざ用意されてたんだもんなぁ。あと、今のご時世は声を聞いただけだとナチュラルに「さて、今のはミズハスでしょうか、石原夏織でしょうか」クイズが出来る。まぁ、流石に間違えんけども。ちなみに蛇足だが、作品のパンフレットは、キャストインタビューも写真付きで掲載されており、501の面々(の一部)はわざわざストパンジャケットを身にまとったオリジナル写真で掲載されているので、ファンは必見である。千和とあみっけがやべぇくらいに良い写りなので、マジ必見。 最後にもう1回書いておくと、涙あり、笑いあり、感動あり、ズボンありの、とてもよくまとまった作品だったと思う。スクリーンの最後を飾った「つづく」の文字に期待を寄せつつ、第3期が始まるのを首を長くして待ち続けたいと思う。あ、そですか。
「探偵オペラミルキィホームズ第2幕」 7→6
うん、酷かったな! まぁ、これでこそミルキィだ。特に文句は無いぞ! 点数下げたのは、流石にこの作品を「手放し全力でほめる」っていうのはやり過ぎだ、という風にちょっと冷静になったから。あと、やっぱりシリーズものの宿命として、1期の時の爆発力が2期では慣れてしまったこともあり、多少なりとも勢いがそがれたと感じたから……いや、どうだろう。別に変わってない気もするなぁ……やっぱり1期抜きでいきなり2期から見始めたら「なんやねんこのキチガイアニメ」って思うのは間違いないだろうし……あ、分かった。今回はアルセーヌ戦ではなくてその他の要素も絡んできたおかげで、ちょっとシナリオラインがぼやけてしまったから、ということにしておこう。そうに違いない。…………このアニメでシナリオとか言ってもなぁ。 まぁ、こんだけ笑えればアニメシリーズとして何の不満もありませんよ。これのプロトタイプである「GA」だって、毎回毎回そこまで大爆笑ってわけでもなかったんだし、「あー面白かった、さて、3期はいつかな?」という程度の気持ちで待てるくらいなら充分合格ライン。この作品はGAと違って一応はシリーズシナリオがある作品でもあるので、きちんと1クールで1つの流れを作っておいて(うん、きっと作れてたんだよ)、その上で満足度が高いのだから、やっぱり秀作なのは間違いないのだ。早く3期が作られることを望んでいます。 中の人、というかキャラクター全般の話だが、これだけのシリーズになってくると、やっぱり個々のキャラの彫り込みにも味わいが出てくる。ただ、この作品の不思議なところに、何故か個々人を掘り下げる話がない、っていうのがある。それこそ「GA」なら「今回は明らかにミント回」みたいな方向でストーリーを作っていたのに、ミルキィの場合は常に4人は一緒で、「ずっとネロだけがしゃべり続ける話」とかはないんだよね。もうこの際だから自由にシリーズ構成を広げて、キャラクターにスポットを当てた話作りでもいいと思うんだけど。 まぁ、それが無くても興味は維持出来ている。シャロは相変わらず過ぎて正直変化は無かった気がするが、今期1番はっきり個性が出ていたのはネロだろう。1期では醸し出す程度だったド外道設定が大幅強化され、駄目駄目揃いのミルキィホームズの中でも屈指の最低っぷりを見せつけてくれた。そのくせ、何故か憎めないキャラクターなのがまた不思議なところ。そらまるの声って、なんか癖になる愛嬌があるんだよね。是非、3期では「ネロ回」を徹底してやって欲しい。後は「次子回」とかね。なんだか金儲けの臭いがしやがるぜ!
「灼眼のシャナⅢ」 5→6
お疲れ様、というのがまず一言目の感想かしら。長きにわたるこの「ラノベ大河ロマン」にもひとまずの終止符。長らくのおつきあいでしたが、なかなかどうして、悪いつきあいじゃなかったと思っています。 ただ、先にきちんと断っておかないといけないのだが、正直この3期、私はさっぱり理解しちゃおりません。最初に悠二が突然敵側になった時点でちんぷんかんぷんだったところに、たたみかけるような大戦争、何の前触れもなく襲いかかる大量の紅世の徒、それに対抗するよく分からんフレイムヘイズの集団。誰が何をして、何を目指しているのかもさっぱり分からない状態で、とにかく「なんだか戦争っぽいもの」が起こっている様子だけを、ただぼんやりと毎週見守っておりました。 こうして、「設定もよく分からない状態でなんかラノベ臭いことが起こっている」というアニメは、実はさんざんこき下ろした「境界線上のホライゾン」と同じ状態であるはず。となると、このアニメはつまらないということになってしまうのだが、不思議とそんな気もしなかったのである。思い出補正といえばそれまでかもしれないが、1つ1つのキャラクターの行動の裏側に見える「大望」については、作品を通じてしっかり見えているような気がしたのである。特に、イデオロギーが難しかったのは祭礼の蛇が率いる徒軍団の方だったと思うが、そちらは悠二がしっかり統率し、心酔して彼に付き従うバルマスケの3人の態度からその信念は疑いようが無かった。その下に連なる徒軍団になると色々と好き勝手な部分もあったように見えるが、それでも、内ゲバが起こるでなし、私欲をむさぼるでなし、最終的に悠二の大望に向かって皆が進む姿に迷いが無かった。それに対抗しようとするフレイムヘイズも同様である。紅世の王とフレイムヘイズが絡むと、画面を見てても誰がしゃべってるのか分からなくなってしっちゃかめっちゃかになってしまうことも多かったのだが、それでも何となく「全員がシャナと同じ方向を向いている」という了解があるので、シンプルに理解しようと思えばノイズは排除できたのだ。 こうして「なんだか戦争っぽいもの」が2クールもの間に渡って延々描かれ続けるという、壮絶な「戦記物」としてのまとめ上げ方は、なかなか綺麗に仕上げようとしても難しいところだ。戦争といっても、作戦があって、布陣があって、個々の兵の働きがあって初めて「戦争」という大きな絵図が生まれる。これを雰囲気だけで「戦争」にするのは簡単ではない。この作品の場合、最低限ディティールに気を払いながら、流れをつかめるほどよいバランス感が維持されていたのではないだろうか。そしてその中にあって、ちゃんと主要キャラクターの感情の動きを描ききることになったのだ。恐ろしい数のキャラクターが大挙したシリーズであったのに、主要キャラの片付いた各々の到達地点には、不満を感じる部分は無い。皆、それぞれの目指すものがあって戦争に挑み、それぞれの未来に向かって、また明日から歩んでいくのだろう、ということが感じられる、よい最終回であった。「ゼロの使い魔」と同じように、クライマックスで流れたのが「緋色の空」っていうのはちょっと面白かったけど……それでもグッと来てしまうのが憎らしい。同時にシャナが叫んだのが「うるさいうるさいうるさい!」だったのもね。お約束って、守ってもらうとここまで安心出来るものなんだねぇ。 こうして、また1つ長い歴史が幕を下ろした。「ゼロの使い魔」と「灼眼のシャナ」が同時に終了したというのは、なんだか因縁めいたものも感じられる。ラノベ文化の1つの時代区分が、ここで片付いたのかな、という思いだ。こちとらラノベは全く読まないので本当のところがどのような状況なのかは分からないが、いわゆるゼロ年代のアニメ文化としての「ラノベ」は、ここで一区切りという見方もあながち乱暴ではないんじゃなかろうか。1つの時代を作り上げたスタッフの皆さんには、ただ「お疲れ様」と。まぁ、渡部監督の場合、また新しいラノベ作品の看板を探して仕事を続けていくんだろうけどね。
「バクマン。(2期目)」 4→4
気づけば終わりました。一応今回は新連載の「PCP」がアンケート1位を取り、サイコーが叔父さんの墓参りに行くところで締め、という終わり方。まぁ、無難なところじゃないでしょうかね。この後に続く「最終回らしいエピソード」ってなかなか無いしな。 毎週見るには見ていた作品ですが、正直、原作知ってるし、土曜日は必ずピック表書いてるしで、あまりしっかり見ることが出来ていなかった作品。おかげで細かい作画演出などがどんなレベルだったのかははっきり覚えてません。ただ、改めてアニメの画になって時間軸に沿って流れているのを見ると、「やっぱり徹底的に少年漫画だったんだなぁ」というのがよく分かる作品だった。延々仕事場で漫画書いてアンケートや編集長のご機嫌に一喜一憂するだけという、おそろしく地味な内容のはずなのだが、主役2人が無駄にアツく仕事してくれているおかげで、画面から出てくると思われる「退屈さ」はほとんど感じない。さらによく見ると新編集の港浦さんを相手にして「なんかあの人うさんくさい」とか「編集代えて欲しい」とかさんざん酷い会話もしているはずなのだが、そこまで傲岸不遜な感じとか、生意気な感じもしない。あくまで「夢を抱いた若者が頑張っているんだよ!」というポジティブ面が前に出ているので、「これはこれで王道なんだな」ということを中心に読み解くことが出来るようになっている。原作の手柄なのかもしれないが、諸々の不快感を持たずに見られるのは良かったかな、と思う。 まぁ、2期は例の中井さん騒動とか、シュージンの結婚とか、それに乗じた岩瀬大暴走とか、漫画と全然関係無いところで盛り上がってる部分も多かったんだけどね。シュージンの結婚がらみだと香耶ちゃんがむやみに可愛らしかったから、それだけでも楽しかったんですけどね。蒼樹さんに思いを寄せられ、岩瀬に詰め寄られたのに、結局一番乳のでかい香耶ちゃんと結婚したシュージン……考えてみりゃなんというハーレム設定だ…… さて、3期は秋からの再会ということなのだが、この後のエピソードというと、いよいよ七峰あたりが登場する泥沼展開。ひょっとしたら亜豆の声優騒動までいくかも……そしてアニメ化問題ですね。さぁ、どこまでアニメで出来る内容なのか……
3月23日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→【Alessi】→【Serra】→ ぼーっとしてたのでしばらく先だと思ってたんだけど、気づいたら次の「アヴァシンの帰還」の発売って5月頭だったのか。もうプレリまで一ヶ月とかそのくらいですやん。今の環境で遊べる期間が一ヶ月そこらですやん。みんな、心残りのないように頑張っておくれよ。ちなみに、今回の新セットのスポイラーについては、流石に全部追いかけられる自信が無い。これまで10年以上も続けてきた鍛錬だったのになぁ……いや、頑張りたい。一体何が私をここまで駆り立てているのだろう。
「ゼロの使い魔F」 5→5
終わりましたね、世はことも無し。これが1つの幕引きとするなら、特に不満もございません。そんなに感慨もないけど。 1期2期を見て、3期を見て無くてこの4期。1シーズン飛ばしたにも関わらず視聴に大した影響が無い時点で流石の作品だが、それでもなにがしかの蓄積があったということなのだろう。終わってみればどこか晴れ晴れとした寂しさも残っている。「釘宮病病原菌の1つ」と言われるだけあってキャラありきの典型的萌えアニメとしての押し出しは力があるのは事実だし、「興味がない人間」はいるだろうが、「嫌いな人間」は出てこない作品だと思われる。ラストはシリアス多めの展開だったので岩崎良明監督の持ち味であるテンポの良い切り返しの妙はあまり出ていなかったのはもったいない気もするが、振り切るときにはきっちり全力でやる「ベタであるが故の正義」は伝わってくるものである。藤井さんの画は線のメリハリがはっきりしているので、J.C.らしいはっきりした塗りの画で映える部分が多いのも良い。ちょっとシリアスに不向きな絵柄ではあるのだが、大真面目にやられたからこそ良かった部分っていうのもあるしね。まさかデルフリンガーとの別れのシーンであんなに切ない気持ちになるとは思いませんでした。そして、最終回のクライマックスで流れた「First Kiss」ね。ありがちな演出といえばそうかもしれないが、6年越しという長きにわたる「懐かしさ」のおかげで「畜生、なかなかニクいことしやがるぜ!」と思ってしまう自分の単純さが憎い。 6年間もの長きにわたってお送りしてきた才人とルイズのいちゃいちゃバカップル物語。その裏には、もう1つのカップリングである釘日野の下支えがあった。「この2人に任せておけば大丈夫」という安心感の固まりみたいな夫婦漫才が1つ幕を閉じてしまうというのはちょっと寂しいものがありますね。他にも、いのくちゆかとか井上奈々子とか、他のアニメであまり名前を見られない面子の声が聞けたのもこの作品の密かな楽しみだったんだけどね。井上奈々子って、悪くない声優だと思うんだけど、なんで他のところで見かけないんだろう。もったいない。
「ハイスクールD×D」 4→4
予測も期待も特に裏切らない出来上がり。このラノベならこの着地点、ってことくらいしか言いようがないのがねぇ。 決して悪い作品だったとは思わない。序盤に魅入られたのはあまりにセクシャルでとんでもない動きを見せてくれたエンディングムービーだったが、そうした細かい「色っぽさへのこだわり」はそれなりに見るべき点だったと思う。乳首券も気楽に発行されていて、最近じゃ珍しいくらいに素直なエロへの探求心があった。そして、それが馬鹿馬鹿しい主人公の能力にもつながっており、いかに華麗に脱がせるかを追究するという馬鹿馬鹿しいテーマが、ギャグありシリアスありのファンタジーバトルに乗っかる基盤は、現代アニメとしては逆に恥ずかしくなるくらいに堂々とした采配だったと思う。 でもまぁ、それだけっちゃぁそれだけのアニメだ。ストーリーには見るべき点は無いだろうし、このアニメを1話見逃したところで悔しいという気も起こらない。まぁ、「一番うしろの大魔王」とか、その辺と同じくらいの着地点だよね。2ヶ月も立ったら綺麗さっぱり忘れてしまいそうなのである。ま、そういう作品はいつでもいっぱいあるんだけどね。最後までちゃんと見られただけでも、これはこれで良い作品だったのかもしれません。 中の人ポイントとしては、番組開始直後も書いたけどやっぱりぴかしゃと御前の珍しいコラボが見どころかと。ぴかしゃはさっさと御前に揉まれたらしいんだけど、この2人の絡みってあんまりイメージ出来ないのが残念。今後も競演に期待。あとは現在絶好調の梶裕貴が珍しい方向のキャラで楽しそうにやってたのが印象的だったかな。何か1つでも新しいものが見られたのだとしたら、この作品にも意味があったと思えるしね。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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