最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「しゃべりすぎだよ」と言いながらかつての友を惨殺するキャラ2選、「星馳せアルス」「大場なな」、第9話。こっちの皆殺しは、どっちかというとレグネジィの方が同胞を殺しまくってましたが。 黄都とリチアの戦争は、先週あたりから少しずつ黄都軍の巻き返しが起こり始めている。Aパート、ユノさんと別れていよいよ単独行動を取り出したソウジロウが単身でリチアとの前線に躍り出たが、そこに乱入したのは蜘蛛ですが、ニヒロさん。ここに来て高木さんと西片の対峙だが、一応2人は黄都サイドということで今のところは友軍である。まぁ、友軍とかいう考え方はソウジロウにはあんまし通用しないみたいだが。 すっかり忘れていたが、ニヒロさんは「濫回凌轢」というよく分からないキャッチコピーは知らされていたが、まだあの恒例の名乗り口上が出てきてないキャラだったか。おかげで私は彼女のことを「なんかよくわからんけどシュゴットたちと心通わせるメカ娘」だと勝手に思い込んでいたのだが、この度判明した肩書きは「カタクラフト/レヴナント」というよく分からないもの。レヴナント/RevenantというとMagicだと邦訳は「黄泉からの帰還者」と呼ばれるもので、ゾンビ的なサムシング。ただ、一般的なゾンビと異なり己の意思もはっきり持っているし、見た目には人間とほとんど変わらない、いわば佐賀でアイドルやってた連中と似たようなもんだろうか。ソウジロウの見立てによれば「マシンと本人で魂が1つ」とのことで、ニヒロさん本人に魂が依拠しておらず、蜘蛛型メカと2人で1人みたいな状態なのかもしれない。 戦力としてはシンプルな大艦巨砲主義で、とにかく速いメカ、とにかく強い狙撃と素体というシンプルな戦力。それだけにソウジロウみたいな規格外のやつとの相性は悪そうだし、他のチートクラスと比べるとそこまでびっくりするような性能でもなさそう。今は亡きヒグアレさんとバトルしたらどっちが強かったか……流石に毒は効かないだろうからヒグアレさんが不利かな。とりあえず今はまだソウジロウとことを構えるつもりはなさそうだし、強者の中では割と理知的なニヒロさん、どこまで今の役割をまっとうしてくれるかは気になるところ。 Bパートはサブタイトルにある通り、何とワイバーンVSワイバーンという他作品では類を見ない異質なバトルが幕を開ける。リチアが誇るワイバーン部隊を指揮するはレグネジィ。今回ようやく彼の手管が明かされ、やはり脳を直接くちゅくちゅすることでワイバーン部隊どころか別な生物までも大量に支配下に置いていたらしい。小狡いとは思うが、あれだけの量のワイバーン部隊をきちんとコントロールできていたのは彼自身の才覚なのだろう。 レグネジィとアルス、元々は同じ群れにいた2人だったが、アルスはあの通りのマイペースだし、今回のレグネジィの様子を見る限りでは「3本腕」という要素が侮蔑の対象だと思われていたらしい。群れから爪弾きにされたのかどうか分からないが、アルスは独立して世界中で宝具を集める旅でもしていたのだろう。袂を分ち、ぶつかり合う2人は最大級の「群」と最大級の「個」として相対した。戦局は二転三転。常にマウントで上位を維持しようとするレグネジィをアルスが機転で返して盤面を確定させない戦い。ここで見られるのがアルスの容赦なさで、勝つための布石としてメイジ市の市街部分のほとんどをあっという間に火の海に落としてしまった。元々砲撃によって半壊した街並みとはいえ、まだ避難が遅れた人たちもいただろうし、アルスの怜悧な判断がここに伺える。彼は決して正義の味方でもなんでもない、あくまで「レグネジィをやっつけにきたやつ」である。 最後の切り札を出したレグネジィが最大級の「群」によってアルスを抑え込んだかに見えたが、「すべては計算通り」とお互いに重ね合った結果、最終的に上にいたのはアルス。彼の持つ秘密道具シリーズはまだまだ底が見えない。これが世界を見てきた者の見識の広さということか。皮肉なことに、レグネジィはカーテという救いをこの街で得てしまったがために、アルスの思惑を超えることができなかったということに。……どっちが幸せな「勝者」なのか、やるせない幕引きであった。 さて、これにてだいぶ黄都が押し返してきた形。次なる戦場はどこになるのかしら? PR まさかのローズ過去編2話跨ぎ、第8話。まぁ、今作はその根幹の大部分をローズというキャラクターに依っているので、この構成も宜なるかな。 魔族との直接対決を前に、ウサトではなくてその師匠であるローズの胸中を描く物語。なにしろ今作のタイトルは「治癒魔法の間違った使い方」であり、その「間違った使い方」を開発し、鋭意促進させているのはローズただ1人なのだ。今後のウサトの立ち位置を見定めるためにも、如何にしてローズがこんな冥府魔道に堕ちこんだのかを知っておく必要がある。 とはいえ、その内実はシンプルなもので、まだ最後まで描かれていないが、おそらくは過去の戦争で大切な仲間を失ってしまい、その際に自分と治癒魔法のあり方について大きな後悔があったということなのだろう。そこまではテンプレというか、話の構成として見えやすい。何しろこれまで一切語られてこなかった「かつての信頼厚い部下」が登場しており、「何故、このアウルというキャラは現代で一切登場しないんだろう?」と邪推すれば、きっとすでに失われた存在なのだということは予想がつくし、そんなキャラがここまで克明に描写されているのは、それが現在のローズのあり方に大きな影響を与えた人物だということは察しがつくのである。ローズの「前に出る治癒師」というスタイルは大きな変化は無いようだが、その際の信念の置き所というか、最も大切にする部分として「絶対に救ってみせる」という執念があるのは、おそらく過去に経験した大きな損失が影響を及ぼしていると見ることができるわけだ。 そういう意味では今まで通り、わかりやすいドラマの構成ではあるのだが、今作オリジナルというか、ちょい捻り気味で興味を引く部分が2つほどあった。1つは、まだまだ謎に包まれた魔族と人類の関係性。なろう小説においては問答無用に悪役にさせられたり、逆に問答無用に理があったりする魔族という存在。今作においては「隣接する地域に住まう別種族」というステータスのみが明らかにされており、これまで侵略をしてるんだかしてないんだかもよくわからない存在だった。かつて王国が辛くも「撃退した」ことがあるという歴史だけが語られており、敵対しているのは間違いないのだが、その理由が何なのか、王国はどのように対処しようとしているのかはまだ読めない部分があった。今回も別に謎が解けたわけではないのだが、生物種としては「人間よりもフィジカルが強い、理解の及びにくい存在」という説明がなされ、さらに「侵攻するほどの戦力は整っていないのでは」という騎士サイドからの推察から分かることとして、すでに「侵略を企てるリスクを抱えたお隣さん」であるが、おそらく人口や地域性などの何らかの要因により、これまでは緊張状態を続けてきたのだということが推察できる。そして、そんな均衡を破るかのように少しずつ裏で動き出した魔族に、ローズ隊が牽制を入れようという展開で、おそらく悲劇が起こると思われる。これがウサトたちの臨む全面決戦の前哨戦。ローズの胸中も色々と推しはかれるというものだ。 そしてもう1つ、今回のエピソードで面白かったのは、キーパーソンになったアウルという少女の存在。このキャラ、今まで見たことのない造形なんですよね。登場シーンのインパクトやCVの影響もあってぽやぽや感、ポンコツ感が先んじたイメージとして与えられるのだが、話を聞いていくと部隊の副隊長として、かなりの武闘派というか、気骨のある人物である雰囲気も漂ってくる。あのローズと心を通わせられる時点で心根のしっかりした人物であるのは間違いないだろうが、なろう的な「かわいいキャラ」の皮を被せているのに正統派の武人属性も持ち合わせているというキャラのギャップがなかなか面白い。考えてみりゃ、ウサトがあの通りちょっとお気楽な性格でローズとうまくやっているのも、もしかしたらローズがこうした「表面的にカルいけど性根の座った人間」と相性が良いのかもしれない。ここから先、おそらくアウルには苦難が待ち受けているのだろうと思うと来週に向けてちょい心が重い。 ちなみに今回ローズさんと衝突した魔族の人も、現代パートには出てきていないので……まぁ、負けたのかな。魔族上層部の組織構造がどうなってるのかも気になるところだ。
??「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず」 ??「ジャスティスだから負けたんだ! デスティニーならお前らなんてぇ!」 冒頭からネタバレですみません。まぁ、いいよねこれくらい。笑っちゃったんだよ。とりあえず、なんだか思った以上に話題にもなっていたので人もいなくなって空き始めたタイミングで見てきました。……凄まじいギャグアニメだった……折り返し前の一言感想は、「部分的に楽しんでしまったが、楽しめたことがなんかムカつく」です。
<というわけで一応ネタバレ注意、俺自身、一部ネタバレ踏んでから見に行ってる>
そりゃまぁ申し訳ないが「ここに3体のメイガスがおるじゃろ」って言われてもなかなかムートンは選びづらい、第20話。美女・美女・ジジイって3択はいくら何でも偏りすぎじゃない? まぁ、結果的にベストパートナーのところに振り分けられたからよかったものの……これでもしヴァイスハイト×ムートンの組み合わせだったら未来はどう変わっていたんでしょうね。 2つの異なる過去を振り返るお話。どちらも「地上を目指し、メイガスとの共存を目指した者」という部分は共通しているが、その示す方向はずいぶん異なる。Aパートはかつてのミステル(とノワール)のマスターであるばあさん、パスカルさんのお話。元々アメイジア在住だったパスカルさんは、このままじゃ人類は腐っちまうよ、ってんで決死の覚悟で地上世界へとダイブ。ミステルと一緒に世界の広さを見届ける旅に出る。元々アメイジア内でも高い立場にあった人のようだが、いざ冒険の旅に出たら割とファンキーで愉快なばあさんだった。「地上に出たらやっておきたい100のこと」(ちじょ100)というノートも持ち出し、ミステルと一緒に刺激に満ちた冒険を満喫。ミステルに様々な体験を提供してくれた。そんでその間に何やかんやあってアメイジアは崩壊。結果オーライと言えるのか、それともがっかりなのか。 パスカルは誰よりも早くイストワールの手がかりを掴んでいたが、強引にアクセスを仕掛けた結果、何故か「そらのおとしもの」たるノワールが降ってくるというサプライズに遭う。どうやらこの時期はまだミステル・ノワールの2人体勢でもボディは成立していたようで、何とかノワールの特性を理解しつつ、娘2人の面倒を見ながら旅を続ける。しかしいつしかその旅も終わりを迎え、パスカルは自分の娘を次のマスターに託す用意だけして波乱万丈の人生に幕を閉じた。そうして20年の時を経て巡り会ったのがカナタ。ミステルのシステムがあまりにトンチキだったおかげでここまでずいぶん遠回りしてしまったが、何とか真実へと辿り着き、ようやくミステルとの間に完全な理解が得られるようになったのである。ただ、ノワールだけは未だシエルの面影を探してはいるが。あの後ろ髪の演出エグいよな……そういや、ノワールも一応私のヘキである「ドラマの中でヘアスタイルが変わるヒロイン」枠になったのか。 Bパートは時代が少しズレて今度はヴァイスハイト・リヒト・マハトのトリオの物語。この3人はクローンか何かなのだろうか、とにかく同じ施設で同じように生まれ、将来的にはアメイジアの統治者となるべく育てられていたエリートキッズ。しかし大人たちの旧態依然とした支配に苛立ちを覚えるのはいつの時代の若者も同じ。特にヴァイスハイトはメイガスとの関係性についても周りと意見が合わず、革命を気取って自分が支配者に取って代わろうと周りを煽動する。ある程度のカリスマはあったのだろう、その思想に賛同した若者たちによってスムーズに体制は移行し、そのサポーターの中にマハトもいた。 そんな状況下でも空気を読まずに我が道をいくトキオことリヒト。こちらは鼻つまみ者のポジションだったが、メイガスを尊重する姿勢などはマハトとも馬があった。しかし残念ながら、イストワールを目指すという大義を優先するか、それとも現時点での人類のありようを優先するかというイデオロギーの違いもあり、マハトとリヒトは微妙にすれ違い。最終的にリヒトが組織を離反。マハトは最後の最後までどちらが正しいかを悩み抜いたが決断にまでは至らず、黒い仮面で自分の想いも表情も隠すことになってしまった。しかしまぁ、此度のシエルの扱いを見ていれば、さすがにこれ以上ヴァイスハイトに与することはできないはずなのだが……彼の運命を決める最終的なキーパーソンはシュネーになりそうな気がするね。 さぁ、背景はだいたい説明されたし、舞台は整った。ヴァイスハイトとカナタのイストワール登頂決戦。普通に考えたら組織力のヴァイスハイトさんのワンサイドゲームなのだが、ここに「イストワールの落とし子」たるノワールの存在が絡んでくると勝負はわからなくなるな。まぁ、そもそもイストワールが地球の人間を招き入れたいかどうかもわからんのだけど。 ごくごくありふれた命の物語、第17話。シンプルな「ペットと人」のお話なんだけど、その分だけじわっと刺さる部分はありますね。 これまで丹羽たちのサポートに徹していた律佳にようやくスポットが当たるお話。丹羽も若かりし頃に比べたら随分ダラダラと怠惰な生活を送るようになってしまっているが、律佳も一昔前は今よりもずっとハードワークに苦しんでいた様子。そしてその傍らには当然犬。彼女が何故現在犬を飼っていないのか、という疑問に対する分かりやすいアンサー。これまでこの作品では何度も「犬との別れ」について触れてきたが、やっぱり「死んじゃったら次の子は飼えないなぁ」と思うのはごく普通の感覚なわけで。絆が深ければ深いほど、その感情も強くなるんじゃなかろうか。 今回も別に家庭環境などに大きな問題があるわけじゃないサンプルであり、律佳も仕事のストレスで多少は生活が崩れたが、丹羽の協力もあり、すぐに立ち直ってペットのリサラのために尽くせる体勢を整えた。そう言う意味ではあまり悲しかったり辛かったりする要素は無い幸せなエピソードではあるのだが、いざ別れを覚悟させられる飼い主目線に立たされるとそれはそれでやっぱり辛い。老犬の介護と延命についても考えさせられるよなぁ。今回律佳も言っていたけど、「歳をとって動けなくなっても、生きていてくれるだけでありがたい」っていう気持ちは痛いほどよくわかるのよね。うちも最後の猫は20歳越えの大往生だったけど、多分最後の3年くらいはほとんど寝てるだけの生活だった。それでも、毎朝毎晩ちゃんと顔を見せてくれるだけで安心するし、幸せだったのよね。これって人間側のエゴなんだろうか、それともペットも幸せなのだろうか。考えてもしょうがないお話ですけどね。 個人的に意外というか、ちょっと悩まされたのは、リサラの病後に丹羽が送ったプレゼントが犬用のお洋服だった部分なんだけど、俺みたいに古い人間は「犬に服着せるなんて……」って思っちゃうんだが、あれって犬にとってプラスの要素なんだろうか。まぁ、着慣れてる犬は特にストレスにもならないみたいだから問題ないのだろうが……「お腹が冷えるから着せてあげよう」みたいなちゃんと効果を期待した着衣の勧めってペット業界では常識なのだろうか。もしそうなら、時代は変わったなぁ、という気がする。 母:斉藤千和 娘:上田麗奈とかいう人類の宿業を全て煮詰めたような家族構成、第4話。まぁでも、千和といえば声優界では猫耳の権威ですから。本人が望むと望まざるとね。 あ、もう中の人の話がしたかっただけなので僕の感想はおしまいです。いやぁ、でも改めて、これから1年間、毎週1回は確実にコミュ障うえしゃまボイスが聞けるという保証が得られたのはでかいですよ。やっぱこの声はキョドってなんぼですからね……。わんわんアニメも大変結構ですが、やはり私はどこまで行っても猫派。なので猫が猫らしくあるアニメはそれだけで幸せ度合いが高く、今回のお話でいえば、一番の見どころは朝イチで起床後に猫を吸いに行くまゆちゃんのシーンですね。猫を吸わせてもらえる、そしてその吸っている少女が上田麗奈である。人はそれを西方浄土と呼んだのです。 猫のゆきちゃんはまだ変身する様子はないのだが、すでに猫フォームの時点でいかにも猫らしい性格設定がなされていて微笑ましい。こむぎがウザいくらいに犬らしいのも相まって、このベタな動物の性格設定がプリキュア的には新鮮な造形になっているのが面白い。そりゃな、動物がプリキュアになるのは初めての(でもない)ことなので、新鮮なキャラに見えるのは当たり前のこと。こむぎほどおつむが足りなくて天真爛漫なプリキュアは初めて……いや、そうでもないかもしれないが……とにかく、ゆきみたいなツンデレが相まった猫的プリキュアだってきっと新鮮になるに違いない。どこぞのマカロンさんはツンデレとは違いますからね。出来ることなら、ツンの要素も気まぐれもありつつも、人生(猫生)の優先順位の第1位が「まゆの幸せ」という猫であってほしい。少なくとも今回の描写からはその片鱗が感じられましたよ。 ちなみに、キャラは可愛いがプリキュアとしての展開はどうかと言われると今のところ何ともいえず。今回はついに「戦いもせず、ハグ〜したらあっという間に浄化できちゃった」という展開だったので、今後もこのままいけば史上最もバトらないプリキュアになる可能性も。それはそれでいいのだけど、やっぱりちょっと見どころが減りそうな怖さはある。あと、未だ敵組織らしいものが見えてこないのも気がかりといえば気がかりか。「ヒロプリ」感想でも書いたけど、わしゃ敵組織のわちゃわちゃが見たいのじゃよ。まぁ、今作はもしかしたら「敵組織無し」という可能性すら否定できていないのだが……まぁ、このまま1年はいくら何でも無理でしょ。 キメラちゃんダメかわいい、第19話。こんだけ圧倒的戦力の中で、そこまで強くないのに頭悪いから頑張ってクリムゾン様のために戦う姿が甲斐甲斐しい。そんでゴーレムの声が変わってたけど、東地さんボイスはあくまで前のボディのものだったってことなんでしょうかね。まぁ、今回の音声だって一時的なものかもしれないけど。 クリムゾンさん元気だった。ひと足お先に望まぬ形で鉄火場から退場させられたせいで暇ができてしまい、以前ラグナがぶっ壊したオリジナルのポータルを修復、結果的に初登場となる月面基地への移住に成功。そこで改めて、3ヵ年計画を立ててのんびり竜の討伐計画を練るつもりだったが……なんとまぁ、銀器姫の生存報告とのこと。そうかぁ、やっぱり生きてたのか。前々回の死亡の描写があまり明確ではなかったのでワンチャンあるとは思っていたが、ともかくファンとしては嬉しいお知らせ。ただ、生存とは言ってもカムイの下でただ延命させられている状態ではあるので、訃報が先延ばしになっただけと見ることもできる。ここから姫様生存ルートで無事に救出できちゃったら、カムイがどんだけボンクラなんだよ、ってことになっちゃうので悩ましいところ。先にゾラさんをどこかで討伐できれば、毒が解除されて救出しやすくなる可能性はあるか。 とにかく「銀器姫生存」はラグナに新しい希望と生きる目的を与えるものだったが、ラグナに余計な感情が介入することをクリムゾンは望まない。なんかもう、色々と面倒になっちゃったので懐柔することを諦め、出会った際に契約に用いた毒物(DNAレベルでの破壊ナノマシン)を発動してすっきりしようとしたが、残念ながらラグナの存在意義は的確にクリムゾンを苛立たせることにある。理由は全く分からないが「空気を読まない」というただ1点でクリムゾンの思惑を超えてしまうラグナ。結局、お互いに譲歩の余地なしということで一旦のお別れである。まぁ、今までこんだけ相性が悪いのによく我慢してつるんでいたと思うべきか。2人の別れに、多分キメラはホクホク、ゴーレムは肩透かし、そしてスライム先輩だけが意気消沈。先輩、こうしてみると一番ラグナに寄り添ってくれるいい人(わるいスライム)だったな。 そうして姫様救出部隊が奔走する裏側、Bパートは竜サイドのお話。なんとあのボルギウスがよく分からん理由で若返っちゃったという謎展開を見せているが、ネビュリムたちの話からすると末期のほんのひとときのことなんでしょうかね。「先生」と呼ばれた歴戦の竜はまもなく最期を迎えるらしい。結果的には下馬評通りの金星を挙げたカムイだったが、こちらは生来の戦闘狂が悪い方向に働き、竜の天敵となりえる銀器姫を生存させてしまい、挙句は「オレと戦える剣を打て」というオーダー。まぁ、竜たちはみんなしてどこか狂ってる部分があるので、カムイの場合はそれが自分を害する刺激の方向に動いちゃってるってことよね。 我らがアルテマティア様は、残念ながら寄る辺となる「神」が未だご不在で、時操能力も戻らぬご様子。カムイだけは頼りになるが、信頼していた先生との別れの時も近く、偉大なる翼の王にも不安要素だらけである。少しでもプラスの要素をあげるなら、期待の若手筆頭株であるネビュリムさんの成長著しく、面倒臭い先代翼の王が残した兵器の分析・活用などに目覚ましい活躍を見せていること。先生にも太鼓判を押された若き天才は、最終的には最大級の脅威となってラグナの前に立ち塞がる匂い。 残念ながら1人取り残されたオルトゾラさんは心が壊れてしまったとのこと。完全に自分の責任で盟友のタラちゃんを失ってしまった影響は大きく、現時点ではラグナ・銀器姫に対する復讐心のみに駆り立てられている。彼の心の安寧を取り戻す方法はあるのだろうか。……多分無いだろうなぁ。人間だった頃の記憶とか戻しても意味ないだろうしなぁ。 そうして竜サイドが色々とわちゃわちゃしている様子から、ラグナはアルテマティアの瑕疵に気づく。ラグナとは袂を分かったが、どーせラグナがやりそうなことなんて想像がつく。そこをうまいこと利用して自分の目的を成し遂げるために……って、それで今まで何回失敗したと思ってんだ。クリムゾン虐をみると元気が出るので、ぜひとも今後も酷い顔を見せてほしいもんである。 はい完璧。はい最高。There is no 異論、いいね。 というわけで、年に1度の悲しい別れの季節。今年も無事にスーパー戦隊が幕を閉じた。そして、この物語がわずか1年だったということが驚きなくらいに充実した年になった。最近の戦隊、ちょっとトバし過ぎじゃないですかね。ここ数年全くハズレ作品がなくて、失礼ながら「そろそろ休んでもいいから来年あたりに1回ちょっとハズレ作品はさんでもええんやで」とか思ってる自分がいる。すまんなブンブンジャー。ちなみに戦隊シリーズにははっきりした点数づけはしないことにしてるんですが、今作はざっくり評価で「A」は確定。「S」にしたくもあるしどうしようかな、と悩むくらいのレベル。まぁAかな。そういえば去年のどこぞの戦隊は「文句なしにS」と評したんですが、今になって考えるとアイツはもう「Z」とか「Ω」とか別次元にぶん投げた方が正しい気がしてきた。 そんな1年前の先輩が全ての常識をぶっ壊してトンズラした大破壊作品だった揺り戻しだろうか、登場時には色々とキワモノ扱いされていた今作も、その名の通りに王道を爆進する真っ正直な作品となった。もちろんさまざまな部分に新規性に富む挑戦が盛り込まれていたことは前提として、それらを全て駆使して「戦隊ヒーローで描くべき英雄譚」が丁寧に積み重ねられていったのである。ラスト3話での綺麗な伏線回収、特に劇場版との絡みでざくざく過去キャラが出てくるカタルシスはおしっこちびっちゃう楽しい展開で、ほんとは先週時点で感想書いちゃおうかと思ったくらいである。デボニカの再登場はある程度予想されていた部分だが(劇場版感想でそう書いている)、その前にデズナラクが帰ってきたところで「その展開よゥ!」と盛り上がっちゃったし、イロキ様の堂々たる帰還とかもたまらんものがあった。この展開に持っていかれちゃぁ、もう何も言えませんよ。 ざっくり今作の良かった点を見ていくと、まず戦隊シリーズの個人的な最重要評価点として「個々のメンバーのキャラがしっかり立っていること」が挙げられる。以前もどこかで書いたのだが、どうしたって5人以上の「主人公チーム」がひしめく以上、影の薄いキャラってのは出てくるもんで、乱暴にまとめるとグリーンとかイエローあたりの影が薄くなりがちな傾向にある。1話完結を前提とするためにゲストキャラなんかも右から左に流れて消耗品扱いされる場合もあり、「積み重ね」というよりも単に「連なったお話」になってしまうとどうしても刺激は落ちる。しかし、今作は47年の歴史の中で、最も極端な形で「全員主人公」を実現してしまった部分がエポックメイキング。何しろ「全員王様の戦隊」である。登場時には「そんなん成立するわけないやろ、どうせ途中から王様要素が薄くなってみんなでつるむだけになるで」とたかを括っていたのだが、なんとまぁ、見事に最後まで「みんな王様」だった。しかも作品の唱えたいメッセージとして「王も民もみんな主役」というスローガンがあり、王どころか従者チーム、モブに見えた民の1人1人にまでがっつりキャラが立っている始末。イロキやデズナラクの復活も嬉しかったが、多分ボシマール(本物)の復活が一番嬉しかった人も多いんじゃなかろうか(マジで泣くよあんなもん)。 そうして「ばちばちの個性を遠慮なくぶつけ続ける」という無茶な構成が「6王国同盟」という形の上で成り立つ奇妙な戦隊を作り出し、1話1話全てに濃いお話が提供してもらえたというのが一番の評価点。加えて、同じようなポイントだが「敵組織のわちゃわちゃ」もちゃんと見られたのは嬉しかった。これまた毎度触れてるポイントだが、やっぱり敵さんサイドのキャラを立てるのにも「わちゃわちゃ」が手っ取り早いんですよ。本作は2部構成になっている関係上、真の敵キャラであるダグデド様と五道化の登場が中盤以降になってしまったが、それでも充分インパクトを残せるだけのキャラとシナリオになっていた。ダグデド様(石田彰)が身も蓋も無い強さとキャラで最大限に掻き回してくれたことが大きいが、文句なしで敵キャラMVPであるカメジムを筆頭に、やたら濃いキャラと被害のデカさで盛り上げてくれたグローディなど、ほんとにどのキャラも「与えられた時間内に全部の要素を出しきる」という生き様(死に様)(死ねない様)が見事。 そうして「敵」「味方」全部が楽しかったということで、ワタシ的今作総合MVPは悲しき為政者、ラクレス様に差し上げたい。彼のせいでほんとの主人公であるギラが若干食われ気味だったのは残念と見る節もあろうが、私としては今作の重要なテーマである「指導者とはどうあるべきか」という問題をず〜〜〜〜〜っと抱え込み、明確な答えを与えてくれた歩くお手本がラクレス・ハスティー。序盤から「まぁ、何かあるやろこの人」と思わせておいてそれを回収するまでに二転三転。もう、見たい展開を全部見せてくれている。スズメとの純愛要素はそれだけでも1本のドラマが作れてしまいそうだ。そういう意味では最終的に一番好きになった王国はトウフかな。イロキ・カグラギ・スズメ。血族全員が恐ろしいまでにディボウスキの信条を貫き通しているアツすぎる一族である。 ちなみにスズメさんも大好きですが、ベストヒロイン賞は個人的嗜好によりモルフォーニャさんのものです。これはまぁ、しょうがない。最初から最後まで1ミリもぶれずにずっと可愛いままだった。リタさん、あんたほんとに友人に恵まれてるよ。 他にもヤンマの話とかジェラミーの話とか最終的にちゃっかりゴッカンの国民になってた稲田さんの話とか、語らなきゃいけない話はいっぱいあるはずなんだけどキリがないのでここで一旦切ります。まとめると、「ほんとに1年間最高の刺激をありがとう」です。毎年クソ高いハードルを更新し続けてるのに、あの手この手できっちりクリアしてくる戦隊シリーズ、ほんと恵まれてるな。
学園始まって以来の才女は流石に嘘だろ、第8話。まぁ、フレンドリーで接しやすいタイプの才女もいますからね……。 Aパート、ここにきてまさかの過去話。これまであまり深掘りされてこなかったライオスの妹さん・ファリンの人となりが垣間見えるエピソードであり、マルシル自身の性質もちょっと更新されるようなお話。まぁ、「学園始まって以来の才女」だったかどうかはあくまで自己申告なので本当かどうかは定かじゃないが、普段の魔法の行使などを見るに、決してへっぽこでなさそうではある。一般的な冒険者と比較して優秀かどうかについては、この世界にレベルの概念とかはあんまり明確になさそうだし、潜ってる階層もそこまで明確な基準ではなさそうなのでなんともいえないかな。ぶっちゃけ、組んでるパーティー次第みたいなところもあるだろうし。まぁ、センシがいなかったらファイター・スカウト・ソーサラーの3人チームで潜ろうとしていたことを考えると、割と無茶苦茶なことするタイプのキャラではあると思う。 そんな才女だったマルシルさんが、一見するとはみ出しものであるファリンと出会って仲良くなるという、強引に解釈すれば百合の発端と解釈できなくもないエピソードであるが、現時点ではそのファリンがドラゴンのうんこになっている状態なので温かみとか懐かしさを覚えられてもちょっと困る。多分このアニメはファリンが救出できれば幕引きになるのだろうが……ちゃんと再会できるんでしょうかね。 ファリンのキャラもちょっと意外な方向への掘り下げが行われており(まぁ、今までほとんど描写がなかったので意外もクソもないのだが)、どこかぼんやりした子ではあるが、加えて「ナチュラルにダンジョンに潜ったり野原を駆け回ったりする野生味ある子」という要素も追加。あまり学園で真面目に机に向かって座学に勤しむタイプの子ではなかったようだ。その分、フィールドワークを通じて得た実学経験が豊富で、マルシルが「ダンジョン学」を学ぶ上でも色々と刺激を受けたのは事実だろう。ファリンが自然素材について詳しく興味を持っていることと、ライオスが「ダンジョン食マニア」であることに関係があるかどうかはまだ分からない。この兄にしてこの妹ありなのか、この妹にしてこの兄ありなのか。……どっちにしろ変な兄妹なのは間違いなさそうである。 Bパートへの接続ついでにこの世界の仕組みについて更新された部分について確認しておくと、どうやら(当たり前だが)ソードワールド的な魔術区分とはちょいと違う常識によって構成された世界のようだ。というのも、まず「精霊」というものの扱いを「魔術学校」らしき施設で学んでいたというのが1つ。おそらく、この世界における「魔法」は精霊の存在と切ってもきれないものであるらしく、マルシルが魔術について学ぶ際に、精霊の「飼育」が欠かせない教養として登場しているのはおそらく「魔術師=精霊を使役するもの」という認識ということだろう。つまりこの世界にはソーサラーとシャーマンの区別が無いということ。また、マルシルが「精霊の扱いが上手い」という部分について普通に同級生たちから感心されていたことを考えると、この世界では「エルフが精霊の扱いに長けている」というような常識もなさそう。エルフであるマルシルも、人間同様に学ばないと精霊と接触できないってことだからね。多分ハイエンシェントとサイレントスピリットの区別もないのかな。 また、プリーストという存在も実は「魔法使い」との差分が曖昧だってのは以前からちょくちょく出ていた話で、あれだけ精霊の扱いに長けていたファリンが最終的にプリースト(っぽい役職)についているということはホーリープレイも明確な区別がなさそう。回復魔法も含めた全ての魔法は、「精霊をなんらかの形で使役し、行使する術」の総称なのかもしれない。 ただ、ここでの「精霊」という概念もまた難しいのが、今回マルシルを危機に陥れた存在が「ウィンディーネ」と呼ばれていたという事実。一般に「水の精霊」であるウィンディーネだが、この世界においては「水に余計なことすると怒って物理攻撃を仕掛けてくる厄介なモンスター」になっている。精霊は精霊なのかもしれないが(少なくともなんらかの実体を伴って描かれてはいない)、マルシルたちが学園で飼育していた「精霊」と同列に並べるのはちょっと違和感がある。あの凶暴そうなウィンディーネを「使役する」魔法というのもちょっとイメージできないので、この世界における精霊というのは、確固たる存在感がある独立のものと、魔法にかかわるなんらかの生態系で分ける必要があるのかもしれない。飼育瓶で育ててたのって、どう考えても現実世界における「微生物」の置き換えだったし。 まー、結局はこの世界の風景についても手探りで見ていくしかないというお話で。いいんじゃないかな、焼き肉は美味いっていう共通認識さえあれば。……深夜にあんなん見せられたら確実に飯テロだったぜ(昼に見ても飯テロでした)。美味そうな焼肉描写と、陰影が印象的な対ウィンディーネ戦の戦闘描写、これが同時に展開されるからこそのTRIGGERアニメよねぇ。
|
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/30)
(04/30)
(04/30)
(04/29)
(04/29)
(04/28)
(04/28)
(04/26)
(04/26)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
アーカイブ
|