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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  というわけで、順調に3回目を記録しておりますこの企画。でも、アニメやMagicと違って、流石にドミニオン記事は世間のニーズが一切無いですね。もっとメジャーになって欲しい気もするんだけど、色んな人がドミニオンを始めると、それだけ戦略性が洗練されていって自分が雑魚になっていくスピードも早くなりそうで怖い。夢のあるゲームを心がけたいですね。

 

さて、今回のお題はこちら。

問い3・以下の条件で、オリジナルの王国カードを作りなさい。

条件1・このカードは、プレイした際に廃棄される。

条件2・コストは4コインである。

 

 ドミニオン製作チームの話では、「プレイした時に廃棄するカード群」というのも1つのテーマとして存在していたらしい。現在その形が残されているのは「抑留」「祝宴」「宝の地図」とわずかしか無いが、1回こっきりだからこそ出来る無茶な効果を考えてみるのはどうだろうか。今回は、「祝宴」「宝の地図」と同じコストである4コストがテーマ。初手で取りやすいカードなので、強すぎるのも問題だぞ。バリエーションが出しにくい設定だが、どこまでオリジナリティを追求できる?

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 ○「STAR DRIVER 輝きのタクト」 7→8

 綺羅星! ほら、なにも問題無かったじゃないか。うん、放送が終わってしばらくしてから気づいたんだけど、結局部長と副部長は何者だったんだろうな。エントロピープルって何だったんだろうな。投げっぱなしだけど、別にどうでもいい。ま、「サイバディがなんだか分からない存在だから、あいつら地球外の存在が作ったものなんだ」っていうのを何となく臭わせる引っかかり程度があれば充分なんでしょう。実際、どうでもいいし。

 さて、改めて1話時点での感想を振り返ったら、大体今と同じ感想で笑ってしまった。つまり、この作品は半年やっていたけど全くクオリティを下げずに走り抜けたということになる。シナリオ、キャラクタ−、動画、演出、全てがハイクオリティで、馬鹿みたいに楽しめる。隙がないっていうほどに完璧すぎる部分はないのだが、それ故に、視聴者に委ねられた好き勝手な楽しみ方があるのもこの作品のセールスポイントだ。ガッチガチに見方を決めつけてしまうのではなく、とにかく面白いものをばらまいて、それを繋いでおくことで、あとは視聴者が勝手に面白い部分を拾い集めて好みの作品に仕立て上げてくれるって寸法だ。ずるっこい姿勢だとは思うのだが、勢い重視の榎戸脚本では、これが本当にハマってしまうから参ったものだ。私自身が1話時点で「足りないものがない作品」と評したのだが、今になってみると、本当にそんな言葉がしっくり来る気がします。

 唯一視聴者から不満が出そうなのは、あれだけ引っ張っておいてぜんぜんすっきりしなかったワコの周りの人間関係くらいのものだろう。実際、なんじゃそら、という終わり方ではあるのだが、最後の最後にはケイトという素敵なキャラクターが出てきてくれたおかげで、思っていたほど「3人の閉じこもった世界」にならず、「別にワコが駄目なら他の女を取ればいいんじゃね?」みたいなゆる〜い逃げの算段が打てる。真剣に応援していた身ならば「そんなんじゃ駄目だ、ワコはスガタと幸せにならなきゃいけない!」と叫ぶ人もひょっとしたらいるのかもしれないが、このお話を見てそこまでどこかのカップリングに入れ込むのはちょっと思い込みが強すぎるだろう。今にして思えば、「どっち付かずで最後まで来ちゃった」のは、本当にワコが単なるどっちつかずだったせいなのだ。じゃぁ、それが答えでいいじゃないか。現実の人間関係だって、そんなもんだろうしな。

 あとはもう、ただひたすら馬鹿なキャラ、ストーリー、演出をお腹いっぱい楽しむだけ。よくもまぁ、毎週毎週ここまでのめり込ませることが出来たものだと、感心しっぱなし。我ながら単純なメンタリティだとは思うが、楽しんじゃったものは仕方がない。みんなで一緒にレッツ綺羅星だ。「貴様、銀河美少年か!」で幕を開け、「なにが綺羅星だよ、馬鹿馬鹿しい」で閉幕するこの作品。改めて見ると、本当にひでぇな。すごく良い意味で。

 中の人については、本当に毎回触れているのでほどほどにしたいが、こちらも言ってしまえば「足りないものはない」。タクトが宮野なのが最初はどうだろうと思いながらの視聴だったのだが、やっぱり奴はアホな役の方が似合うね。「デュラララ!」の紀田とか、タクトとか、どこか浮ついてて「実際に居たらあんまり友達にはなりたくねぇな」と思わせるキャラクター造形が魅力。その父親であるヘッドについても、絶対お友達になりたくないのは一緒。そろそろアニメ業界は石田彰を制限カードに指定すべき。だって、いるだけで卑怯じゃん。面白すぎるんだよ。

 そして更に詰め込まれるのは各種ヒロイン勢。本当にしつこく言っているが、マジで四方の巫女は4人でグループを結成して欲しい。ここまで歌える4人が集まったのだから、一人1曲のソロだけってのは勿体なかろうに。当然、小清水にはあのダンスを踊ってもらうがね。モデル体型だから絵になるはずだ。静かに歌い上げる早見沙織のソロ歌唱に始まり、戸松が高らかに歌い上げる荘厳な「モノクローム」、日高里菜ちゃんには是非ミズノのコスプレで登場願いたい。ほら、こんなに妄想が止まらないよ!

 結局、どこかの誰かが期待していたような「続きは劇場版」エンドではなかったが、まだまだこの世界は続けていけるだけの土壌がある。人生という冒険は続くのだ。まだまだスタドラワールドは終わりじゃないと信じたいものである。なにが最終回だ、馬鹿馬鹿しい!

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  OK,皆まで言うな。みんな色々言いたいことがあるのは一緒だ。それでもいいじゃない! 最終話!!

 なにから書いたらいいのかな。一応ストーリーとしての最終話からかな。登場直後にあっさりとヘッドにのっとられるザメク。なんでヘッドがサイバディの能力をあそこまで網羅して知っていたのかは置いとくとして、流石にシンパシーがチートだろうに。どんなゲームでも王を刺せる軍人将棋のスパイみたいな駒が居た方が面白いのは分かるけど、シンパシーの能力って、対サイバディ戦のタイマンだったら無敵じゃんね。シンゴの野郎、あんな無茶なシルシを譲渡しやがって……

 そして、起動したザメクの能力によりロックマン方式のラスボス前一気戦闘開始。漆黒のサイバディ軍団にフルボッコされるタクトを見て、綺羅星の方々が緊急動議からの救援活動へ。本当にどうでもいいと思っていたフィラメントやおとな銀行の連中も一丸となり、何とか露払いに成功した。サンドバッグ先輩、記念すべき1勝目を記録。最初に「サイバディの声」に気づくという大切な役割を何故シモーヌが務めたのかは謎だが、じゃぁ他に誰が良かったかと言われるとそれも困る。切ないのは頭取が「いざとなったら島から逃げるぜ!」と前回格好良く決めていたのに、いざ封印が解かれてみると、結局地球規模の災害だから意味が無かったっていう。惜しい。

 乗り手があまりにクズ揃いだったおかげで改心イベントが起こらなかったバニシングエージ組のサイバディをぶっつぶし、あとはラスボス戦。気合いのみで勝ち抜く展開は、とにかく盛り上がるから良し。ザメクじゃなくてヘッドをブン殴って終わらせるエンディングはやや拍子抜けかと思いきや、その後にザメク戦も勢いで終わらせる駆け足展開も、もうこの作品ならなんでもいいやと思わせるだけの無茶苦茶さが逆に心地良い。マゾヒスティックなちゃぶ台返し効果は、多分一晩寝たら「なんじゃそらぁ!」と叫びたくなっていることだろう。でもいいんだ、今が楽しいから!

 というわけで、気づけば残された問題は大体片付いてました。シモーヌをして「悪いサイバディ」と言わしめたザメクは宇宙空間で完全破壊され、今後、島に残されたサイバディが第5フェーズでなにをしでかすかはさっぱり分かりません。つまり、やろうと思えば続編を作ることも可能ということ(その場合、今回全てのサイバディが全損しているので、科学ギルドの皆さんにはかなり頑張ってもらわないといけませんが)。さぁ、この流れをどう見る? 

 これまで執拗に追いかけてきた各キャラクターの心情面であるが、今回もケイトさんが頑張ってくれたおかげで、表面上は割とすっきりした形になったかもしれない。ただ、ワコが臆面もなく「二人とも同じくらい大好き」とか言いやがったせいで、「マクロスF」の地上波エンドに並ぶ俺たちの翼になってしまっているのは紛う事なき事実。ケイトも「スガタはあなたのことがずっと……」とか言っちゃってるし、下馬評のようにケイト×スガタ、ワコ×タクトという綺麗な問題解決にはならなかったようである。多分、これからも3人は微妙な空気を流しながらも島で仲良く暮らしていくのだろう。なに? 投げっぱなしじゃないかって? おいおい、この作品が今まで一度だって物事をぶん投げずに済ませたことがあったってのかい? 三角関係大いに結構。放送は終了しても、ワコ達の人生は続くんじゃい。

 あと残された不安といえば、これだけのことをやらかしたヘッドが、今後の人生をどう生きるか、っていう部分でしょうか。フツーに生存して軽口を叩いていましたが、今後は絶対に島に残れないはず。第1フェーズも使えなくなるとすると、あとは年相応のおっさんとして、島の外でひっそり暮らすことになるんでしょうか。カタシロはなんだかんだ言いながらサポートしてくれそうだけど、今回みたいな身の丈に合わない大望を抱くのはもう無理だろうなぁ。結局息子には完敗だったし、これまで謎めいていた野望も、「未来とかおっかねぇから自分が楽しかった過去をずっとリピートするんだい!」っていうニートの夢みたいな願いだったし。ほんと、人として最低の奴であった。そもそもアイツの楽しかった過去って、どこのことなんだろうな。

 とまぁ、シナリオ面は色々とありますが……とにかく最終回は楽しかった。今回の爆笑ポイントは2箇所。1つ目はヘッドの「なにが綺羅星だよ、馬鹿馬鹿しい」発言。うるせぇぇぇぇぇ! 今までお前らのせいで半年間も付き合ってきたんだろうがぁ! 知ってたわ! 馬鹿馬鹿しいことくらい半年前から知ってたわ! 馬鹿っていう奴が一番馬鹿なんだこん畜生! ほんと、この作品は笑いのツボを心得すぎだろうに。

 そして第2のポイントは、クライマックスとなったタウバーン拳骨シーン。もうね、みんな笑うしかないよね。いや、確かに2話前の記憶が蘇って面白い、ってのもあるんだけど、あのシーンで蘇るのはそんな最近の話じゃないよね。どう考えても、あのシーンでは天元突破してるよね。「今石!」って叫んでしまったら、案の定、原画スタッフには今石洋之がいるわけですよ。もう、本当に俺を誰だと思ってやがるんだか。ロージェノムやアンチスパイラルをぶっ飛ばした拳骨なら、そりゃぁヘッドなんかひとたまりもないわ。そして、前半の戦闘シーンで色濃く出てきた田中宏紀の原画パートね。もう、本当にクド過ぎてたまりませんわ。これまでの放送で「戦闘シーンなんていらんかったんや!」と言われ続けたフラストレーションが大爆発した全編てんこ盛りのバトルバトルバトル。これが見られただけでも今日を生きていた良かったわ。

 敢えて不満を上げるとするなら、最終話で期待していた巫女ソング大集合が行われなかったこと。流れたのは「モノクローム」と「木漏れ日のコンタクト」の2曲だけ。ワコソングは今回オリジナルアレンジVerで流れたし、当然流れなきゃいけなかったから分かるのだが、何故もう一曲の選曲が「モノクローム」だったんだろう。そこは流石にケイトに気を遣えよ、と思ったのだが。サカナちゃんに出番は無かったわけで、一番人気の「モノクローム」をかけるなら、もうそこから立て続けに4曲メドレーにして欲しかった。いや、残りの2曲はあんまり雰囲気に合わないのは分かるんだけどさ。

 あー……馬鹿だったねぇ。半年間休み無く馬鹿だったねぇ。日本人は本当に昔から正しいことを言うと思う。「馬鹿な子ほど可愛い」。

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 ハイパーミストルティンタイム、第12話。よし、彼女が頑張ってると、この作品は面白いぞ。もっと飯島との絡みがみたい。

 前回謎の退却というあり得ない行動に出たチーム樹海。今回は改めて時間と場所を設定し、自分に仇なすものを一堂に集めてのビッグイベントを開催。このくらいの余裕がなけりゃ、大ボスは気取れないってことでしょうか。

 チーム夢路も今回はちゃんと作戦会議。河浪&レオンコンビの目的と手札を確認し、あり得ないほど都合の悪い2択問題に頭を抱えることになってしまう。でも、なんかよく分からないけど「メリーも夢路も訳分かんない存在なんだし、意外と気合いで何とかなるんじゃね?」というエンギの力押しで会議終了。どこまでも不安な主人公チームである。

 そして、そんな主人公チームに対して、実に華々しい活躍を見せるのが我らが樹海。「先んじて自らのデイドリームに引きずり込む」というエンギの秘策をあっさりとブチ破り、飛び道具禁止ルールで戦っても2体の夢魔を圧倒。更にネーミングセンスのダサいエンギの必殺技を受けきり、返す刀で一撃打倒。なるほど、イレギュラーな存在だと言われるだけのことはあるチートな強さだ。もう、どこをどう見ても正義が勝つ見込みなどありゃしない。そして、ついに最後の1人となった夢路が刀をとって……というところで最終回へ。

 うむ、なんか卑怯な設定のような気もするが、とにかく河浪のこれまでの行動の意味が分かったし、これまで培った友情を確認しつつ全員が集まって巨大な敵に立ち向かうという展開は理屈抜きで燃える。加えて今回は山内演出がいい塩梅で決まっており、前半のレオンをボコボコにしたミストルティンの舞い踊るような戦闘シーンは1枚絵で見てもコンテの繋ぎとして見ても実に優美。これこれ、この味が見たかったんですよ。メインのバトルの方になると相変わらずのテンポになるのでやきもきするのだが、それでも前回のようなあり得ないダラダラ感は解消されている。このまま最後の一撃にまで繋がってくれれば文句はない。

 やっぱり、何回見ても飯島&ミストルティンコンビの方が見てて楽しいなぁ。このアニメ、これで見方あってんのかなぁ。

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 「とある魔術の禁書目録Ⅱ」 5→5

 もう、なにがなんだかさっぱり分からない最終話で幕を閉じた超人気作品の第2期。もう、原作読んでない人にはどうしようもないんでしょうかね。でも、この作品だけは絶対に原作を読む気が起こりませんからね。どうしたらいいんでしょう。

 確認すると、1期の「禁書」は最終評価が4点になっており、今回はそれより1点上げて5点。これはひとえに、超電磁砲サイドの活躍が増えてきゃっきゃうふふ出来たこと、中盤以降は一方通行&ラストオーダーのコンビが活躍してくれたこと、そして相変わらずの中の人ネタがお腹いっぱいだったことなどが理由である。つまり、作中にメインストーリー以外の余計な要素が増えれば増えるほど、私の点数は上がっていくのだ。もう、いっそのことず〜〜っと大覇星祭(当麻抜き)とかをやっててもらっても構わないくらいだ。禁書キャラは、基本的に見ていて楽しいのである。今期でいうなら、主義信条を抜きにしたオリアナ・トムソンのキャラ造形は気に入っていたし、外見と表面だけならヴェントも美味しいキャラ。アニェーゼは流石に要素が多すぎて渋滞を起こしていたので受け付けなかったが、悪役なら木原クンもいいキャラだったし、御坂とインデックスもちゃんと活躍シーンが増えた。このあたりのキャラクターなら、特に不満は無いのである。

 が、やっぱりメインシナリオが面白くない。大体のアニメの場合、「シナリオがベタで、ありきたりすぎるので面白くない」という不満が多いのだが、この作品の場合、「キャラクターの心情が一切追えないせいで訳が分からなくて面白くない」という、いわば致命傷レベルの面白くなさ。どれだけ作画や中の人で埋め合わせようにも、この欠落はどうにも仕方がない。見ないようにするには、ただひたすら「ラストオーダーは可愛いなぁ」と思い続けるくらいしかないではないか。あげく最終回であんな訳の分からない幕引きをされちゃぁなぁ……ま、3期があるからのあの形なんでしょうけどね。別にヴェント戦までで終わらせても良かったんじゃないかなぁ。イタリアに行く話とか、もうちょっと尺を延ばしてのんびりやっても良かった気がするし、無理矢理スキルアウト狩りなんて大して盛り上がらないイベントを最後にねじ込む必要も無かった気がするんだけどな。

 とまぁ、ほんとの根っこの部分に不満は多いのだが、別に錦織監督が悪いとか、そういう話ではない。なにせちゃんとラストオーダーやインデックスが可愛いのは、やっぱり監督の手腕故であると思うからだ。これが「イカ娘」だったら可愛いだけで解決するんだけどなぁ。面倒臭いよなぁ。あ、ちなみにブツブツゆーてますけど、私は断然3期希望ですよ。だって、そうじゃないとラジオが終わっちゃうからね! このまま3期をズルズルと引き延ばして、ず〜〜っとラジオは続けて欲しいものです。

 ちなみに、今期一番可愛かったキャラクターはというと、当然……スフィンクスかな。最終回で律儀にインデックスの胸元におさまり続ける可愛らしいスフィンクス。インデックスが怒るとちゃんと一緒に白目を剥いてくれる主人思いの愛い奴です。病院内にペットの持ち込みはアウトだと思うよ。

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○「DOG DAYS」 5

 製作にセブン・アークス、監督に草川啓造、脚本が都築真紀、オープニングは水樹奈々だ。もう、ここまでの説明で普通ならあの「少女」という名前が使えなくなったおかげで「魔法戦記/Magical Record」なんて冠に変更されたビッグタイトルしか思いつかないはずだ。「次の舞台はミッドチルダですか?」と聞きたくなるのも仕方ない。そんな期待感満載の、異世界作品である。

 冒頭、ちょっと柔らかめの画で綴られたオープニングは、思っていたのとちょっと違ったけど相変わらず草川コンテのバトル画は面白かったので一旦スルー。いきなり聞こえてくる声が若本という時点で怪しいことに気づくべきだったのだが、「これって空気の読めないミスキャストなんじゃね?」と苦笑いしてこれまたスルー。その後は小清水がなんとか締めてくれたので、「さぁ、あみすけがバトルに絡むと色々面白そうだが」などと妄想。場面変わって犬の国の描写に移り、竹達、水樹、堀江と軒並み緊張感のないキャストが連なり、「うーん、これはなのはと比べると流石に浮いてる面子だなぁ」などと独りごち、主人公があまりに銀河美少年だったせいで不安は募る一方。異世界に飛ばされるところまでが予定調和で、「さて、ここからどうやって主人公を絡ませるか……」などと見ていると、なーんか戦闘描写が軽い。モブ画がちゃちい、血が出る描写が無い、剣戟が何か軽い……「うーん、1話から画が追いついてないのか?」などと、この期に及んでまだ見当違いなことを言う俺。

 そして、あのオチである。誰か、なんとかしろよ! コレ違うよ! 俺が思ってた草川監督作品じゃないよ! なんかもっとさぁ、幼女同士が生まれの不幸を呪いながら血みどろの魔法バトルを展開させたり、足の悪い不遇の少女が強大な魔力を持つ魔道書に運命を狂わされたり、悪の科学者のテロ行為で機械の体を持つ姉妹が涙を流して命がけの殴り合いをしたり……そういうのが草川ワールドじゃないの?! 畜生、なんだあのだんご猫はぁぁぁ!!

 と、ここまで叫んでおいて、草川啓造という男が「いぬかみっ!」の監督であることに気が付いたのであった。うむ、ならば良し! わざわざ手の込んだ引っかけかましやがって! こっちだって付いていくの大変なんじゃい!

 ということで、見事に第1話詐欺に引っかかってしまったわけですが、現時点では未だに軌道修正が追いついていないので、ちょっと評価軸を固められておりません。ぶっちゃけ「なのは」を見るのと同じテンションで見ようとしてたからなぁ。先入観視聴は本当に駄目だということを再認識しました。でも……正直1話目でそこまでぶっ飛んだ面白さがあったとは思えないんだけどな! ネタを仕込むのに全力だったおかげで、ミスディレクションにばかり力が入ってネタとしてもアニメとしても完成度は6〜7割って印象なんだよねぇ。

 まぁ、2話以降は本当にやりたいことが出来る話数になるわけで、次回から改めての本腰視聴ということになるでしょうかね。ぶっちゃけ「なのは」はStrikerSが微妙な出来だったので、この作品でリベンジをきちんとはたして、次の「なのは」に繋げて欲しいと思います。感想が全部「なのは」絡みなのはどうかと思いますが、それもこれも余計なペテンにはめやがったスタッフが悪いので、御容赦下さい。

 恒例の中の人トーク。……あんまり無いな。堀江由衣が犬族の長っていう設定が微妙に「あそびにいくヨ!」と被ってたのが面白かったくらいか。あぁ、丹下桜が引き続き仕事を見付けてくれて良かったと思います。あと、現実世界の方の幼馴染みキャラがあまりに安定の美佳子だったので笑ってしまった。もう出番ねぇよな、あの子。

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 ○「TIGER & BUNNY」 6

 さぁ、今期スタート新番の口火を切ったのは、特に事前情報も無しで覚悟の視聴を行ったサンライズオリジナル作品だ。サンライズオリジナルって響きは期待半分不安半分だが、オープニングを見ただけで、なんか知らんが期待の方が一気に吹き上がった。この馬鹿は、きっと良い馬鹿だと思えるんだ。やべぇ、新番組一発目からお気に入りオープニングが出来てしまった。

 まず、オープニングで流れるスタッフクレジットを見ていく。すると、キャラクター・ヒーローデザインが桂正和というので1つ驚き。なるほど、言われてみれば彼のデザイン性がこれまでアニメに一切関わってこなかったことが不思議なくらいだ。実際、作中に登場するヒーローたちはあくまで「商品」としての阿漕さを抱えながらも、しっかりとアメリカンヒーローのテイストを残し、ギャグにならない適度なレベルでのスマートさを持つ。サンライズお得意のCGワークによる人体描写との相互関係も良好で、個性的なヒーローの持つパワーが画面にあふれ出てくるようである。そして、監督はなんとあのさとうけいいち氏。もう、彼の名前を見ただけで漆黒のメガデウスがぶっ飛び出てくるシーンが蘇ってきます。無骨なサンライズロボットアクション「ビッグオー」は、私のお気に入りリストでも上位に食い込む想い出の作品。その監督がこんな形で再び帰ってきてくれたのだから、期待するなというのが無理な話だ。

 そして、作品コンセプトもなかなか面白い。近未来のごとききらびやかな大都市で大暴れする各種ヒーローたち。彼らは正義感から悪と戦い続けるミュータント的存在、「NEXT」ながら、スポンサーをもって商売としてショーに参加するアクターでもある。ロビー活動にも力が入り、誰もがみんなその衣装にスポンサーのロゴを大量に刻印している。阿漕な商売繁盛物語として妙な形のヒーロー像が形成されており、これが実際の番組スポンサーと絶妙な絡み方をして憎らしいコラボレーションを演出する。オープニングのスタイリッシュな大活劇シーンで大写しになる「calbee」や「牛角」の文字には笑わずにいられない。昔こち亀で似たようなアイディアを使った話があり、実際に様々な作品で「アニメ内広告」という手段はとられたことがあるが、ここまで臆面もなく堂々と世界進出してきやがったのは初めてかもしれない(一応「バスカッシュ」とナイキのコラボが記憶に新しいが)。

 普通、露骨なスポンサーロゴなんて入れられると「アニメの世界観ぶちこわしじゃねぇかぁぁぁ!」といらつくものなのだが、ここまで開き直られると、もう笑うしかない。そして、「広告塔としてのヒーロー」という作中のコンセプトに実にマッチしており、露骨にすればするほど、作中のキャラクターたちも引き立つという相乗効果があるのだ。なかなかずるい、そして美味しい演出ではないか。途中のペプシのCMとか、どこまでが本編でどこからCMに入ったかわからねぇっての。「一旦CM」じゃねぇよ。

 そして、そんなスポンサーの看板を背負っているのだから、せいぜい格好良いヒーローの活躍を見せてくれりゃいいのに、メインとなるのは、ロートルヒーローの世渡りの苦労話なのだ。このギャップがまたおかしい。普通「ヒーローもの」といったら、バックグラウンドなんかよく分からないけど、とにかく無条件で世界を救うために格好良く立ち上がるものだ。近いところでは「HEROMAN」あたりは分かりやすい例で、ヒーローが世界を救うのはヒーローだからなのだ。しかし、この作品のタイガーは違う。いや、確かに本人は正義感から世界を救いたがっているわけだが、それだけじゃぁ普段のご飯が食べられない。活動を支えるパトロンがいて初めて成り立つ商売なのだ。なんだその嫌な生々しさは。これってなかなか無いテーマやぞ。ちょっと前には「契約を思い悩む魔法少女」ものなんてのもあったが、「ものを壊しても賠償してくれるスポンサー探しに奔走するヒーロー」ってのも……本当に妙な時代になったもんだなぁ。

 コンセプトが面白くて、映像には一つも文句はない。けれん味たっぷりの演出方針も実に愉快だ。これは、正直楽しみです。またね、主人公タイガーのキャラクターがいいんですよ。声が平田広明さんですからなぁ。ほんと、娘を猫かわいがりしつつ仕事に追われる「サラリーマンヒーロー」役が似合う似合う。他にも洋画っぽい面子には津田健次郎、甲斐田裕子なんかもいるし、個人的にはオープニングに聞こえてきた第一声が太田真一郎の時点で面白くてしょうがなかったんですわ。彼がアニメでちゃんと役をやってくれるのって「AVENGER」以来な気がするぞ。

 さぁ、ここからどういう風に話を持っていくのか。目新しさで勝負出来た1話目と違って、次こそが本物の作品の質が問われる話数。期待して待ちたいと思います。

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