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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 コンビニ商品のディティールがやたら鮮明な第5話。全部実名商品で、しかもいちいちテクスチャで細かい部分まで再現してるのは、この作品なりの「リアリティ」なんだろうか(何故かポッキーだけ実名じゃないのは、許可が下りなかったからか? 「喰霊--」はわざわざ許可取ってたからな)。懐かしネタやワンピースとかも全部実名だし、本当に些細な部分から「生々しさ」が出てくるのがやらしいよね。

 さて、ゆきあつ騒動がひとまず収束。本当なら見た方にも見られた方にも一生もんのトラウマを植え付けかねない事件だったはずなのだが、やはり超平和バスターズの面々は、どこか幼馴染みどうしの気安さと優しさがある。仁太との対峙を経て、ゆきあつは何かを「堕とす」ことに成功したようだ。そして、そんなゆきあつの晴れやかな態度と対比されるその他の面々。今回も、面倒とは思うが11人の様子を見ていくしかなさそうである。

 主人公の仁太が「堕とす」べきは、ひとまずその生活態度ということになってしまうだろうか。「何故めんまは仁太のもとに現れたのか」というこの作品最大の謎もそうだが、今のところ、仁太は結局全てに流され流されここまで来ているだけで、過去の「リーダーらしさ」を垣間見せたのは勇気を振り絞って登校しようとした一瞬だけ。めんまは「じんたんは頑張ってくれているし」とフォローしてくれるが、内省した仁太の脳裏にフラッシュバックするのは、「寝る・起きる・食べる・ネット」の模範的ニート生活サイクルのみ。結局何一つ頑張れていないことは、本人が一番よく知っているのだ。

 そんな仁太の生活に一石を投じたのが、こちらはあまり「堕とす」ものが存在していない唯一の人間、ぽっぽである。彼は彼なりのロジックでめんまの存在を肯定するが、ゆきあつ、仁太という2人の「めんまに縛られた者」とは違い、彼にとってのめんまは過去であり、今ではない。だからこそ、彼は本当の善意から、めんまに対して「成仏」という言葉を使う。「多分良いコトじゃない」とはっきりと言ってのけた彼にとって、「堕とすべきもの」は「他者としてのめんま」に他ならない。自由の身であるからこそ、めんまを取り巻く一連の事態が、彼には「バスターズ」としてバスターすべきものに見えてしまうのである。

 彼の訴える「現状が良いモノではない」という訴えは、うじうじと思い悩む仁太の耳には手厳しい。「現状がおかしいことは分かっているし、解決出来ればいいのは知っているが、どうやって解決したらいいか分からないし、解決したいとも思わない」。それはめんまのことであるのと同時に、仁太の置かれた引きこもりとしての生活そのものでもある。サブタイトルにある長い長い「トンネル」は、彼の人生に訪れた失意の一時の暗喩になっており、それを奇妙なプラス要素に転化させつつ、解決を待つ身の体現者として、めんまが存在しているように見える。「めんまがそこにいること」は、めんまにとっても、仁太にとっても甘美であり、一時の充足である。だが、他者(ぽっぽ)の目から見たら、やはりそれはおかしいことであり、良くないことなのだ。ぽっぽの手によって鮮明に示された「めんまの存在」と「仁太の人生」の二面性は、そのトンネルに出口を見いだすことが出来るのか。

 最終的には、この物語は仁太が歩き始めるところで幕を閉じると思われる。そのため、メインボディとなるのはあくまで仁太のお話であるが、それを取り囲む周りの面々の悩みも、ちゃんと筆が割かれている。今回収束したゆきあつの「憑き物」もその一つ。奇行に走った彼を苛んでいたのは、過去にめんまと交わした会話にあった。彼女の死の直前、ゆきあつはめんまを押しとどめて告白するという冒険に出たが、幼い身どうしのこと、これは空振り。そのままめんまは帰らぬ人となった。そのことが彼をずっと悩ませており、「自分がめんまを殺した」という罪の意識が、自身をめんまに移し換える倒錯した行為に走らせていたのだ。

 しかし、それを解決させたのも、まためんまであった。「パッチンをありがとう」という言葉は、ゆきあつとめんましか知り得ない(と、少なくともゆきあつは思っている)事実であり、仁太の口からそれが漏れたことは、「仁太のめんま」が本物であることを示し、更にその「本当のめんま」が自分を責めていないことの証にもなった。これでまず罪の意識が「堕とされ」、さらに「仁太のめんま」が本物であることは、自分が仁太との争いに敗れ、めんまを受け渡したことを示す。これにより、めんまへの憧れの気持ちも、ある程度は片付くことになった。「堕とした」後のゆきあつはどこか清々しい面持ちになっており、これまで壁を作っていた知利子や鳴子との接し方も変化し、優等生としてのポテンシャルが前面に出てきている。これまで「劣等生」として斜に見ていた鳴子に「付き合ってみるか」と問うたのも素直な変化の表れであろうし、嘘を吐くときにとっさにでた仁太の名前も、彼との関係性が改善され、昔に立ち戻って幼馴染みを見られるようになったことを示している(その上で「あんな奴のどこがいいのか」と悪態をつけるのは、生来のものである)。

 一方で、なかなか「堕ちない」厄介なものを抱え込んでしまったのは鳴子だ。彼女の抱える「仁太への想い」は、友達づきあいとのアンビバレントの中で、その捻れを少しずつ増している。必死に取り繕うチャラチャラした外見は彼女の内面とどんどんかけ離れて行っているし、過去に立ち戻ろうにも、既に構築した今の関係性が邪魔をする。ゆきあつが作り上げた「歪んだ今」は荒療治によって払拭されたが、彼女の場合はそうもいくまい。「今」という呪縛と「めんま」という呪縛に苛まれる彼女が、「仁太」を堕とすことは叶うのだろうか。ゆきあつが、停車したトンネルの中でぼそりと漏らした「自分たちは取り残された」という言葉は、鳴子にとっては必要以上に重くのしかかっている。ゆきあつから見れば、「めんまが見えず、置いて行かれた」という寂しさに解釈されるのだろうが、鳴子に取ってみれば、居もしないめんまが、仁太の手をとってトンネルの先へ抜け出てしまった、文字通り「取り残された」状態。明々とライトをともして先行する特急列車のビジョンが、そんな鳴子たちの心境をダイレクトに表しているようだ。人ならざるものとの無謀な争いに、出口は見えるのだろうか。

 そして一人我が道を行くのは、最後に残された知利子である。彼女に「憑いて」いるものは、「ゆきあつへの感情」という悩みと、ゆきあつ以上に膨れあがる自尊心だろうか。未だ隙を見せず、泰然とした彼女には悩みなどなさそうにも思えてくるのだが、彼女が自室の机にしまい込んだヘアピンが持つ意味は、思った以上に根深い。何しろ、あのヘアピンは過去のあのシーンを見ていなければ絶対に手に入らないものであるし、わざわざそれを見つけ出し、後生大事に取っておくという行為も、恐ろしく強い想いの表れである。にも関わらず、彼女はそれを一切表に出さず、淡々と自分の役割をこなす。ベンチで座席3つ分空いたゆきあつとの距離がそれを端的に表しているし、「取り繕うだけ」と非難した鳴子の服装や態度にしても、「変わらなきゃやりすごせない」と見下したような物言いだったが、それすらも「変われない」自分への自虐のように聞こえてしまう。他人に見えてこないだけに、この「憑き物」もかなり面倒なものであろう。

 勝手な展開予想だが、今後は真っ先に問題を解決させたゆきあつが、まずは鳴子を「堕として」みせるだろうか。その後は鳴子が知利子を、最終的に全員で仁太、つまりめんまを「堕とす」ことになるように思える。こうして書くと割と単純なシナリオになるように見えるが、特に女性の心理描写をおおっぴらに表さずに少しずつ間を埋めていく岡田麿里の憎たらしい演出方針は、終始緊張感を維持し続けるだけの求心力を持っている。本当に、このむずむずするようなやるせなさは他の作品では得られないものだ。

 それにしても……本当に会話の1つ1つが面白いし、キャラクターが良く出ているし、画面の取り方にいちいち見応えがある。今回でいうなら、見えないめんまを相手どって必死の説得を試みるぽっぽのシーンなんかが、嫌というほど胸にくるものがあった。面白展開ありつつのお話なのだが、毎話毎話、何故か妙なところを刺激するのである。他に細かいところでは、開き直ったゆきあつのさばさばしすぎた様子が楽しい。「あんた、めんまのことが好きなんじゃないの?!」って鳴子に聞かれて、「ま、そうだけど」ってしれっと答えるゆきあつさんが男前。故人(ロリ)への思いを遠慮せずに言えるのは素敵だと思います。

 そして、今回一気に株を上げてきた女性陣2人。必死で取り繕ってきたビッチスタイルが完全に破綻してしまった永遠の処女、鳴子。援交会社員に必死に抗う様子や、ゆきあつにいじられて慌てふためく様子が無闇に可愛い。エロ可愛いくせに公式処女認定を受けるビッチキャラ。阿漕過ぎて何も言えない。

 更に、知利子さんである。一人こっそりヘアピンを付けてみる知利子さん。「見えないわね」って、当たり前やん! ツッコミ待ちか! 天然過ぎる上に本人に一切自覚無しか! 守ってやりてー! そして一途! 変態相手でもその気持ちは変わらない! 素敵過ぎるだろ! しいたけ狩りとか誘いてー! 

 ……実は個人的にツボったのは、電車に間に合わなくてハァハァ肩で息をしてるシーンで、ほんの少しの間だけだけど、知利子さんが珍しく必死だったことが伺えるのが高ポイント。きっとゆきあつと同じ電車に乗らなきゃ、っていうので必死に走ったのだろう。そのくせ、間に合わなかったと見るとすぐに取り繕ってベンチで本を広げて、何事も無かったかのように振る舞うのである。いいなぁ、ポイント高いなぁ。彼女が読んでた文庫本、意外にもページの向き的に横書きなんですよね。解説書とかなのかしら。ひょっとして洋書? あのサイズで? 知利子さんマジかっけー。今後も二人の女子高生がもっともっと可愛らしくなることを期待しています。

 となると、やっぱり中の人のことも触れておきたくなるな。戸松遥・早見沙織というほぼ同年代の若手エース2人が、本当に見事なプレーを見せ続けてくれている。戸松はキョドらせても困らせてもはにかませても一級品。早見もちょっと珍しい知利子の配役にこれ以上ないベストマッチを見せている。本当に使われ方の幅に限界の無い2人。そして、そんな大器に挟まれる形ながらも色あせない茅野愛衣の存在感も注目に値する。今年は彼女がブーストしそうな予感ですな。

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  なんかもう、逆に普通な気もしてきた第5話。今後はしばらく静観していた方がいいかもしれないなぁ。

 すごく簡単にまとめると、今回のお話って結局「三國すげぇ」ってこと。「国を一人で支える経済力」「影響力を考えて椋鳥ギルドと金融街をマネジメントする統率力」、そして「事態を把握してすぐに経済的なサポートに周り現実の被害を押さえる判断力」など、とにかく一個人としてはあり得ないレベルの才能のかたまりが三國壮一郎という男なのだと。それに比べると、アセットの真朱との関係性も未だにちぐはぐな公麿は、本当に何故三國があそこまで肩入れするのかがさっぱり分からないレベルの主人公。特殊な能力があるわけでもなし、志に見どころがあるわけでもなし。結局のところ、公麿が何者なのかが分からないというのが、このアニメを捉えどころのないものにしている最大の要因であると思われる。

 加えて、「何故三國壮一郎は強いのか?」というファクターも分からない。単純に現実世界における資産の量が多ければ強いのだろうか? しかし、もしそうだとするならば、金融街のディールは現実のマネーゲームと同様に、持たざる者が勝ち得ない、全く面白くないギミックになってしまう。鷲頭麻雀や誠京麻雀ならば一応「富める者」を倒す理由にはなるのだが、おそらくこの作品にそうした要素を期待するのはお門違いであろう。となると、やっぱり「三國は三國だから強い」ということになるのだが……もしくはQがものすごい優秀だったとかね。それじゃぁちょっと見ている側も盛り上がれないんですよね。

 今回も多数のアセットが登場してディールの見た目だけなら色々と楽しい要素もあったのだが、そうしたアセットの「異質さ」が理屈で説明出来ず、単に見た目の迫力だけになってしまっているのは非常に勿体ない事態だと思ってます。今回も菊池を倒したアセットの鍵の能力とか、何が起こってるかよく分からんし。公麿の対決なんて、結局アセットじゃなくてアントレ本人同士の殴り合いだし。

 というわけで、今ひとつ盛り上がれないこの作品。最終的に「なんだか知らんけど真朱が可愛かったな!」なんて感想で終わってしまったら勿体無いです。ここまでのお話でようやく「下地が出来た」くらいの状態で、ここから想像もしないエキセントリックなネタがばんばん出てくることを期待したいと思います。まぁ、真朱は可愛いんですけど。

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  能登輝いてるよ能登、第7話。いやぁ、これまでのレビューを見てもらっている人には分かると思うんですが、私がこのアニメで一番気に入っているキャラが、何を隠そう巴さんなわけですよ。そんな彼女の魅力やらアレやらコレやらが全開の今回のエピソード。楽しくならないわけがない。

 能登麻美子+行き遅れになりかけの働く女性っていう組み合わせは、つい最近「たんすわらし」でも見かけた組み合わせ。なんだろう、そんなに焦っているような、幸薄いような声に聞こえるんだろうか。公式の設定を見たら巴さんは御年28歳。まぁ、確かに田舎で働く一人暮らしの女性ならばそろそろ焦りが見えて、親戚からも声をかけられる歳ではあるが、最近は女性の婚期も遅れ気味になっているし、まだ慌てるような時間じゃないとは思うのだがね。巴さんは美人で気立ても良いんだし、あとは出会いの無さだけを何とかクリア出来れば……ねぇ。田舎の旧友達が片付くのが早すぎるだけなんですよ。そもそも、28歳で婚期に焦る女性なんて描いてしまったら、中の人の立場はどうなるってんだよ。気づいたらもう31かぁ……麻美子の結婚発表が出たら、流石に各方面から荒れそうなのが悩みどころだな。

 とまぁ、全編通じて中の人が透けて見えて仕方ないお話だったのですが、掛け値無しのコメディ回というのは、意外にも初めてでしょうかね。緒花は相変わらず、菜子は徹底した被害者体質、民子も単細胞なので基本が可哀想な子(ほんとチョロいな)、男性陣は頼りにならない。そして今回はなんだか女将までちょっと妙。巴さん、確かにこの職場は危ないかもしれません。そんな妙な旅館を訪れた客達もそれに輪をかけて妙な連中であったが、あまりの捻れっぷりのせいで、巴が何を企んでも全てが裏目裏目に出てしまうという展開は、実に分かりやすいシナリオながら、暗い要素を全てひっくるめて笑い飛ばせるだけの勢いがあり、余計なことを考えずに楽しむことが出来た。「冷静に考えて、法律すれすれとかいうより、完全アウトだろ」とか、「巴さん、なんでそんなにミリタリー用語に詳しいんすか」とか、突っ込んだら負け。フルメタルジャケットに精通した旅館の中居頭は、確かに嫁のもらい手は見付けにくいかもしれない。

 今回も作画レベルは高品質を維持したままで、特に最大の焦点となる巴さんの百面相がいちいち面白格好いい。端的に言うと、嫁に欲しい。泣きぼくろが特徴的な巴さんのお顔だが、にんまりと悪だくみするときの笑顔が実にチャーミングであるし、中居さんらしい和装をぴしりと身にまといながら、ポンプを振り乱して暴れ回るギャップが痛快である。実家に帰るだのなんだのと暗い話題も出ていたはずなのに、実は今回巴さんが素直に落ち込んで暗い表情を見せたシーンって無いんだよね。「はいぃっ! 私の○○人生終わったぁ!」って、今後テンプレで使われそうな名台詞だよ。

 他にも、サバゲー組のぶっ飛んだアクション描写とか、それに対抗してのシャキシャキした巴さんの動きとの対比描写とか、やたらと大見得切った動きの見せ方にキレがあった。誰の手のものかと思ったら、なんとコンテが岡村天斎である。いやいや、こんなとこで楽しんでないで「青の祓魔師」の方に全力を注ぎなさいな。いや、嬉しかったですけど。

 そして、もう今回はこの話に終始してるけど、やっぱり中の人が魅力的。能登石川弁可愛いよ能登。「〜がいね」っていう語尾は、昔、能登トークで初めて知ったんですよ。47都道府犬の石川犬は例によって新谷良子との頂上決戦があるが、多分麻美子が配役されるんじゃないかと期待してます。「婚期が気になって、地元に帰るとか、そろそろ仕事を辞めるとか悩んでるけど、後輩も可愛いし仕事も向いていると思うから頑張ってみる女性」。能登麻美子も、そうあって欲しいと思います。間違っても「はいぃっ! 私の声優人生終わったぁ!」とか言わないようにね。ご家族の方々が方言指導に入っているのはどんな繋がりだったのやらね。この作品は、能登家の存在の上に成り立っているのだなぁ。

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 ロリの帝国、第6話。「萌え作品」っていうのはこういう作品のことを言うんだろうな。だって、その部分の先鋭化の度合いが半端じゃない。弱点をフォローするのではなく、優れた部分をより伸ばしていくのが勝利の秘訣だ。

 アスタロッテやそのおかあちゃんのかわいらしさを支える重要なファクターの1つに、尻尾の動きがある。画作りの段階でかなり強く意識しているようで、寄せた画面でも引いた画面でも、うまいこと尻尾を画面に収めて、ぴょこぴょこと動く尻尾アクションでロッテの感情を表していることが多い。そんな様子がやたら可愛らしいのは……まぁ、犬や猫と同じですね。今期だと同じようなネタが「DOG DAYS」でも通用しますけどね。

 シナリオの方では、直哉がちょっと理不尽なロッテのご立腹に振り回されて大変な目に合っているわけですけど、そんなことはすごくさておいて、新キャラ、イニが登場。そして、中の人は満を持しての千和である。田村ゆかり・釘宮理恵・そして斎藤千和。世界に誇るロリキャラが続々揃いつつある。このまま世代を下げてみゆきち、あけこ、あおちゃんとか並べば、ロリの一大系譜が完成するのだがなぁ。

 千和と釘の競演作は名作。異論を認めようかどうか考えたけど、キャラ被りのせいか案外競演作が少ないような気もする。真っ先に浮かんだのが「ガンダム00」なんだけど、どうしよう。

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 無駄遣いの無駄遣い、第7話。今期話題作の中では個人的にそこまでテンションを上げずに見ている今作なんですが、流石に今回はちょっと……無駄だなぁ(褒め言葉)。

 フェイ王国ネタは、どうせ京アニなんだから気合いを入れた作りになるんだろうなぁ、とは思っていたのだが、まー、仕掛けてきましたね。なんだあのキャスティング。王様や裏切り者が大木民夫・土師孝也と大物揃いなのはまだ分かる。一応名前のあるキャラなわけだし、しかし下っ端のナンバリングしか出てない兵士役に芳忠さん・玄田さん……ありえねぇ。特に芳忠さんは、キーパーソンになった「No.8」役だったけど、すっげぇ普通だったし……一体何を求めてのキャスティングなのやら。このシリーズ、次は隠し芸大会ネタが待ち受けているわけだが、はたしてモブ兵士達にどんな声があてがわれるのだろう。

 あとは……最近じわじわなのが可愛くなってきました。キョドってる時の画は本当に良い味でてるよなぁ。

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なんかMagicのカード名みたいなサブタイトルの第6話。モッさんは確かに可愛いよなぁ。アザゼルさんもベルゼブブも「キモ」が付くかわいらしさはあるけど、モッさんは単に可愛い。

 あ、でもこの作品で一番可愛いのは佐隈さんなんですけどね。あんだけやさぐれてたのに、モッさんのご逝去に際してはちゃんと泣いてあげられる心の持ち主なんです。ほら、可愛い。

 さて、そんなこんなでモロクの最初で最後の活躍を描いたお話なわけですが、モッさんもよく分からない存在だな。牛肉をけなされると怒りが吹き上げるのはどういうことなんだろう。OADの時にはビーフカレーでブチ切れてたんだけど、牛肉を食べられるのがいやなの? 美味しく食べてもらえばいいの? どういう立ち位置やねん。アザゼルさんとベルゼブブが必死にモロクの御機嫌取りをしてたけど、結局、彼の能力については2人とも知らなかったんだよな。何をあんなに怯えてたやらな。そしてモッさんの消失シーンだが……なんかイメージ的にはマンモスマン消滅と被った。

 キャラクターの死亡がこんなにも適当かつ的確にギャグに片付けられるのもこの作品ならではという感じですが、泣き顔の作画なんかが無駄にしっかりしてるから、不覚にもちょっと悲しくなってしまったのが憎らしい。ホントに、15分番組のくせに作画の安定感が半端じゃないのがなぁ。今回のお気に入りシーンは、序盤でトイレのドアをガンガン蹴ってる佐隈さんです。あと、バーのおっさん3人組の踊りがキモいのも気になりました。水島監督は、あの山本寛が認めたダンスアニメのパイオニアだぞ。無駄遣いだけど。

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齋藤さんウザ過ぎワロタ第7話。今回はあんまり茶化す要素が無かったんだが、それでもきちんと持っていくところを持って行っているのが本当に素敵だと思います。

 これまで個人的な活動のみでウロボロスの足跡を追い続けていたバーナビーだったが、前回の騒ぎの最後に貴重な手がかりを目の前で殺されてしまい、普段では見せない表情を見せる。「ウロボロス」「組織」「殺された良心」。普段あまりプライベートな部分を見せない彼が、怒りにまかせて全てを洗いざらい虎徹とネイサンにぶちまけてしまった。これにより、過去の事件を探り当てた虎徹たちは、バーナビーの背負った過去を理解することになる。

 あまりのことに心神喪失状態のバーナビーはしばらくリタイアし、その間の虎徹はブルーローズとのバイトなどもこなしつつ、バーナビーの過去の裏を固め、パートナーへの理解を深める。普段ならば彼が休んでいたことを問いただしたり、再び現れた時点で気まずくなったりしそうなところだが、彼の心情を理解した虎徹がさりげなくバーナビーの帰還をサポートしたことで、二人の協力体制は自然により強固なものとなった。今回一番嬉しかったのは虎徹のいかにも年長者らしい配慮が随所に見られたところで、例えば失踪したバーナビーを社長が愚痴ったところでは、さりげなく彼の話題を逸らし、自分自身に社長の非難が向くように誘導していたし、ネイサンが漏らした疑問にも、バーナビーの身を気遣ったコメントを残している。そして何より、戻ってきた彼に対し、特に気まずさや責める態度を見せずに、あくまで普段通りの虎徹として接してくれた。

 これまでと二人の関係性が変質していた理由は、ずっとたしなめる側に回っていたはずのバーナビーが、若さ故、その生い立ち故に完全に取り乱して前が見えなくなってしまったこと。おかげで初めて虎徹が「年長者としての配慮」を見せることが出来るようになっていて、「若者を気遣うおっさんの優しさ」が確認出来た。ビルの上で自然と語らう二人の間には、初期の頃のようなぎくしゃくした空気はなく、デリケートな問題に触れているにも関わらず、虎鉄は余裕を持ってバーナビーと接し、彼が望んでいるであろう、ベストの対応をして見せた。こうなると虎鉄は格好良いのである(ブルーローズが惚れるのも分かるってもんだ!)。遠くを見据えながら腰に手を当てて並ぶ二人の背中は、以前と比べてどこか近しさが感じられる、何とも感慨深い画面である。

 しかし、そんな二人の関係性の向上、バーナビーのモチベーションの復帰をぶち壊すかのように現れるのが、謎のNEXT、ルナティックである。狂気の名を持つ凶悪な怪人は、ヒーローたちが取り囲む教会を遠距離から壊滅させて犯罪組織をたたきつぶし、更に追いすがるバーナビーと虎鉄を易々と振り切ってしまった。ファイヤーエンブレム以上の火力を持ち、スカイハイを越える飛行能力、バーナビーを吹き飛ばすパワーを備えた最強のネクストは、「自分がしていることが真の正義である」と言い残して闇夜に消えてしまった。彼の巨悪としての存在感は抜群で、今回のミッション中、バーナビーは直接対決でのされたことで「ポイントを稼ぐ」「長年追い続けてきた仇敵を駆逐する」という2つの目標を叩き崩され、虎徹も目の前で凶悪犯が命を落としてしまい、「市民の安全を守る」という彼の目標を打ち砕かれた。2つの方向から、TIGER&BUNNYコンビを打ち負かしてしまったのである。

 ルナティックの強さは画面にも存分に表れており、バーナビーとの空中での死闘はこの作品ならではのダイナミックさと流麗さを持ったバトルシーンとして描かれていたし、虎徹の前に立ちはだかった時にも、この街のシンボルである巨大な女神像をバックに、居丈高に立ちふさがった。そして、その中にいるのは、なんと司法の番人たる裁判官だってんだからたまったもんじゃない。「正義よりも強い正義」。ヒーロー達は悪との戦いには慣れているだろうが、自らを正義と歌う「越法規」との対峙の経験は無かろう。ウロボロスという組織との関係も気になるところだが、とにかくヒーロー達は共通の目標として、今後も厳然と立ちはだかってくれそうである。

 しかし、バーナビーが復帰するきっかけを作ってくれたあの社長って誰だっけ……すごく憶測なんだけど、なんか怪しく見えるのは気のせいか?

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5月13日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM

ピック順 【SerraMetallicaAlessiThraxiMei

 年に3度のお楽しみ、新環境ー。なんか最近時間の流れが本当に早いですね。あっという間に使えるカードが変わっていく気がするよ……

 さて、ドラフトが一番面白くなるのはやっぱりラストエキスパンションが出てから。3パック全て違うカードが現れ、戦術もこれまでのものが通用しなくなる。特にこの環境の場合、あとから出るセットが前のセットの対抗陣営になっているという初の試みがダイレクトに現れており、ジワジワと苦しくなるミラディン陣営の様子がよく分かる(まぁ、本当に歴史の追体験がしたいなら傷跡→包囲戦→ファイレクシアの順で開封すべきだと思うんだけど)。とにかく色々と大変な今回。一体どんな事件が起こるんでしょうか。

 ちなみに我々のコミュニティ的にも、実は今回新環境開始日だというのに人数が集まらず、新人さんのデビュー戦も兼ねるという記念日になっております。いきなり3パックが違う環境ってのも大変かと思うけど、一応楽しいと言ってくれたのは救いですかね。さぁ、今後どんな戦況になっていくやらね。

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数寄と戦と第6話。今までは「数寄者パート」と「戦国パート」っていう分化が行われていた気がするのだが、今回あたりからだんだんその区分すら無くなってきたような気がする。左介が絡んだら全部そうさ。

 前回は秀吉がメインみたいなところもあったわけだが、今回は左介が純然たる主役。「信長が天下統一するまであとわずかしか無いので、その間に武功を上げておかなければ大茶会も開けない」、と焦りを見せる。普通の武人ならば「主君のため」「お家のため」「自尊心のため」に武功をあげようと努めるわけだが、この男の場合、最終目標はあくまでも趣味の世界。何が動機でもそれが活力になるのなら問題無いとは思うが、戦のためのツールとしても器を持ち出してくるシンプル過ぎる思考パターンはいかがなものだろうか。

 武功をあげるための第一段階は、戦線を切り開くための小城の突破。窯元を訪れた時に思いついた作戦、偽井戸茶碗で突破。敵方との交渉役は既に対松永など何度も経験してきた左介だが、偽の茶碗で堂々と交渉を押し切ってしまう胆力は一体どこから来るものなのだろうか。相手が「見る目のない奴」だと基本的になめてかかるスタンスなのかね。そして、再びの武功チャンスは、残念ながらそんなに簡単にはいかず、命がけのチャレンジとなってしまった。数寄を競うライバルたる織田長益が先に武功を挙げたと聞き、「数寄では劣っても武勲で敗れるわけにはいかぬ」と、これまた意地の張り合いみたいな理由での決戦である。既に先んじて向かった交渉役が命を落としていることは知らされており、失敗が死に直結することは明らか。そんな状態でも、これ以上長益に劣る部分を見せるわけにいかず、更に事態が天下統一に向かっているとするなら、自分に残されたチャンスはあとわずか。命を賭しても、挑むべきミッションなのである。

 悲しきかな安易な偽物作戦は、器を焼いた窯元自身が「質では明らかに劣ります」と言っていたような代物。矢面の小城を任されたような下っ端武士ならだまくらかせても、位が上になればそうもいかない。城主仁科盛信の奥方だろうか。薙刀片手に勇ましく挑みかかる女性は、左介の持参した器を偽物であるとあっさり看過。失敗したかと思ったが「しょせん女は欲には勝てぬ」というよく分からない流れになり、そのまま痴女をスルーである。まぁ、あそこできちんとコトに及んでいたら更にどうなっていたか分からないが……ほんと、左介は肝心なところで使い物にならないものをお持ちで。

 そして最後、「出世への階段」となるべき天守への階段を上りきった左介を出迎えたものは、実に見事なケンカキックでありましたとさ。無様に落下していく左介を見て、今回のサブタイトルが「武田をぶっとばせ」であったことを思い出す。ぶっ飛んだのは、お前だ。やっぱり左介は格好悪い。偽物戦術も本当に安易な思いつきだし、それが一度うまくいっちゃったもんだから味を占めて繰り返すあたりも情けない。そして、何とか命がけの戦場に挑んではいるものの、その動機が何ともしょっぱいのも本当に彼らしい。しかし、本物だ。

 「戦と数寄」という2要素が絡んで分けられなくなったのは完全にこいつのせいなわけだが、2つの要素が実際面以外にも色々と絡み合った描写がなされているのがまた楽しい。左介の周りでいうなら、女性に迫られて「拙者のろくろさばきを……」と勢い込んで脱いだ左介が挑みかかる画から切り替わり、織田軍が進軍を始めるシーンなんかが印象的。織田の軍旗が次々と掲げられ、ホラ貝による号令が飛び交うシーンを見ると「おぉ、左介もきっと高々と自分のものを掲げあげ、さぞかし立派な戦果を上げたに違いない」と思わせるのだが、再び画面が切り替わって戻ってくると、なんと、自分のものを勃たせることすら叶わなかった様子。まぁ、命がけの戦場、しかも敵親玉の直前で欲情しろって言う方が無茶な相談だが……

 他にも、間抜けさが際立つ左介とは対照的に、既に秀吉の心中を知っている利休が様々な場所に手を回し始める描写でも、彼は常に天下の趨勢を「茶の湯の話」として語る。「今焼き」の是非を問う細川藤孝に対しては「信長への忠誠心が揺らいでいるのか?」と揺さぶりをかけている。その直前で、城の見物料を徴収から取り立てるという、一国の大将とはとても思えない信長の破天荒な振る舞いが、その見方に拍車をかけているだろう。これは「今焼き」という昨今の流れを、新しいもの、エキセントリックなものに目がない信長と対比させての物言いであり、自然に「信長の振るまいは自分の目指す道とはそぐわないものである」ことを藤孝に伝えている。更にその手は明智家にも及ぶようであり、秀吉の働きと合わせて、少しずつ包囲を固めている印象だ。

 視聴者は、この利休の策が最終的に本能寺の変という形で成されることを知っている。そして、利休は現時点での情勢をほぼ完璧に把握している。いわば全てを理解した上での、「数寄」の追究という状態。対して、主人公の左介は完全に世の趨勢を見誤っており、「間もなく信長が天下を統一する」と焦るばかり。見ている方向が全く同じであり、挑む精神も本物の2人であるが、かたや黒幕、かたや道化。この2方向の書き分けが実に見事な対比を産んでおり、相変わらずの利休の黒さを浮き彫りにし、同様に悪い笑みを浮かべてみる左介に、どこか憎めない印象を与えているのである。「目で語る作劇」という言葉を何度も使っているのだが、何を考えているか分からない利休の細目と、ことが起こるたびにドギマギと泳ぎ回る左介の目は、本当にこの作品の両極を表しているようではないか。本当にこの男、大成するのか?

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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