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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  意外にも、2回目があるわけですよ。継続は力なりとは申しますが、これは一切、力にならない気がしますね。1回目の記事はこちら参照のこと。

 

今回のお題はこちら。

問い2・以下の条件で、オリジナルの王国カードを1枚作りなさい。

条件1・コストは2コインである。

 

 「コスト2のカード」は、現在「屋敷」を除くと11枚存在してる。その中には「手先」や「中庭」のように「コストの割にはようやりよる」と気に入られる穴埋めの名手から、「真珠採り」「停泊所」のような「そりゃ、2コストだからな……」と言われるカード、「礼拝堂」や「抑留」のように、場にあるだけで一波乱巻き起こすカードまで、小さな身体に無限の可能性を秘めているのである。どんな初手でも確実に手にすることが出来て、呪いが蔓延した停滞ゲームでも手が届きやすいコスト2という領域。ここにどんなカードをデザインするかで、ドミニオンというゲームも変容するはずだ。さぁ、どんなアイディアが飛び出すやら。

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  問答無用の盛り上がり、第24話。暑苦しい。正直意味も分からん。でも、盛り上がってる、アゲてってる。

 サブタイトルが表す通り、今回もケイトさん無双。四方の巫女はどれもこれもいいキャラクターなのだが、ケイトさんが18話以降一気にその地位を上げ、今回でそれが頂点に達した。幼少のみぎりからの一途な思い、エロ可愛らしい抜群のスタイル、黒髪ロング、そして眼鏡委員長。完璧じゃないですか! どこぞの腹ぺこ巫女とは比べものにならないオーラですよ。「私はアンタとは違う」という言葉を今回だけで2回繰り返し、そのどちらもが様々な含意を持って吐き出されたものだったわけだが、視聴者側からしたら「ヒロイン争奪戦は私がもらう」という宣言にしか聞こえません。

 ケイトの宿願は、結局最初から最後までスガタのために尽くすことだった。ワコも、そしてスガタ自身もしらなかったことだが、幼かったあの日にアプリボワゼしたケイトは、その身を賭してスガタを守った。そこからずっと鉄面皮を貫き通し、綺羅星に参画するなど、怪しげな挙動を見せていたわけだが、それは全てスガタを守る為にやってきたこと。そして、そのスガタがついに自らの意志でキングとして動き出し、その先には封印の解除という結末が待ち構えている。巫女としては封印を守らねばならないはずだが、王の命、スガタの命ならば巫女の定めなど些末なこと。自らの意志で正体を明かしたイブローニュは、そのままキングの意志に添い遂げ、壮絶な幕引きを選択したのである。彼女が手にした「永遠」は、他の誰が持つ野望よりも大きな意味を持つものだった。

 そして、激変する島の情勢の中で、周りを取り囲む面々も最後の仕事へと奔走する。ついに目覚めたシンゴと久し振りの会話をしたヘッドは、目論見通りに最後のシルシを受け取ることに成功する。自らの望む結末へと突き進むことで満足げなヘッドであるが、夢を共有したはずのシンゴの目覚めは、どこか物憂げである。「おとなにならないことで幸せを掴む」はずだったシンゴだが、長い眠りの先には、より大きな苦しみがあったと語る。しかし、あの時代から、容姿も、何もかもが変わらないヘッドは、友人の言葉にも一切顔色を変えなかった。宿願であったザメクの復活を見た彼は、最後に何を手にするつもりなのだろうか。

 そんなヘッドの思惑を理解してのことかどうか、スガタは自らの手でキングとしての立ち位置をタクトたちに表明し、ザメクに乗り込む決意をした。そこにあるのは、ケイトがいうように「永遠に残り続けるワコへの思い」があるのか、それとも、ただひたすら自分を想い続け、自らを犠牲にしたケイトへの感情があるのか。冒頭、学園長や友人との会話の中で、スガタは「タクトとワコのキスを見ても平気なのか」と問われ、「あれはお芝居だから」と応えた。物語序盤の彼ならば、「ワコとの関係は親が決めたものだから」と応えていたはずだが、現時点では、あくまで「あれは芝居の中で自らが選択し、タクトに選ばせたものである」ことを強調した。そして、彼が演じるもう1つの役割こそが、「自らが選択した」キングという大役。島の全てを犠牲にして、彼は最後に何を手にしたいのだろう。そして、その姿を見せ付けることで、タクトに何を望んでいるのだろう。

 綺羅星の中で、唯一イブローニュの動向を察知して動き出したのが、カナコであった。巫女の封印が解かれることを(第1フェーズで?)察知した彼女は、島民を守る為の非難準備を始める。「何のためにこんな大きな船を用意したと思っているの?」って、いや、単なる自己満足だと……だって、ワニとかいるじゃん! どう考えても単なる成金趣味じゃん! すげぇ。このご時世だからこそ求められる、この完璧な防災意識。最後までよく分からないスタンスで綺羅星に関係し続けていた頭取だったが、まさか単なる避難誘導員だったなんて。あれ? でもベニオはもっとどうでもいい立ち位置だよな……

 全ての事象が一気に収束を始め、成立してるのかどうかよく分からんけどもとにかくクライマックスな怒濤の展開。ひが日死の神社を舞台にしたケイトとスガタのやりとりも情感たっぷりで引き込まれる画面になっていたし、ゼロ時間突入後のやりとりは息をするのも忘れるぐらいの大舞台だ。「やっぱりその仮面があると正体ばれてなかったんだ!」っていう驚きもかなりのものだが、一番胸が痛いのは、仮面をはずして正体を現したスガタを見た時のワコとタクトの心情であろう。二人の胸中を思うと、本当に辛い。だって、絶対に叫びたくなるだろ? 「スガタ! 何その服!!!」って。普段クール系で決めてる自分の許嫁に羽根飾りドレスで出てこられたらなぁ……辛いよなぁ……

 

 茶化してすまん。でも、笑えて熱くなれるのがこの作品の本懐。ケイトの叫ぶ「アプリボワゼ」も、タクトが絞り出した「アプリボワゼ」も、みんな格好いいわ。たった1つの単語でここまで盛り上がれるってのは、やっぱり長い長い蓄積があってこそですわ。次回予告はなんだかものすごい画がてんこ盛りだったが、とにかくみんな、幸せになってくれれば一番だ! 年度またいじゃったけど、一気に駆け抜けておくれよ。

 綺羅星!

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 「PROJECT A」最後の作品となる4本目は、Production I.G による、何ともゆるゆるなこの作品。驚いたことに、監督は黄瀬和哉である。作監のイメージなんだけど、多分これが初監督作品ってことだよね。

 内容としては、これまで放送されてきた4本の中でも最も平坦なものとなっており、「おぢいさんのランプ」のような不思議な力強さを感じるわけでもないし、「キズナ一撃」のように無茶な遊び心を感じるわけでもない。ただ、それ故に「アニメーター育成」という雰囲気は伝わってきて、線が少なくシンプルなキャラクターデザインを自然に動かすのは、案外難しそうに見える。いかにも黄瀬さんらしい独特なデザインコンセプトになっているのに、それがとても親しみやすいものになっており、起伏の少ない物語の中でも、ちゃんと息づいて動いているのは流石である。面白がって何度も見たいような作品ではないかもしれないが、30分のショートフィルムとしてセールスする分には悪くない出来だし、このまま「毎日かあさん」みたいな自然な日常アニメになっても何となく見続けられそうな、そんな暖かみがあった。個人的には、今回放送された4本のアニメに敢えて順列をつけるならば、「おぢいさんのランプ」→「たんすわらし。」→「キズナ一撃」→「万能野菜ニンニンマン」の順番で気に入ってます。もちろん、どの作品もちゃんとクリエイターの個性が出ているし、手間もかかっているので質が高いのは間違い無いのだが、やっぱり30分一本勝負だとそれなりに向き不向きは出てくるものだからね。

 で、あとは完全な与太話になるのだが、今作の場合、もう「三十路を回っていい加減嫁がないと世間が不安になる時期になってきた独身声優能登麻美子の日常」という見え方ばかりが気になってしょうがない。アニメ自体がすごく身近に感じられる良い空気をもっていただけに、独身生活を続ける中の人のことが頭をよぎって仕方なかった。本当に悪い視聴姿勢である。麻美子のところにも、実家の石川県から不思議なタンスが届いて花嫁修業をしてくれないものだろうか。何故か分からないが「ファンなんだけどとにかくさっさと結婚して生活を安定させて欲しい声優」っていうカテゴリがあって、彼女はそっちに入ってるんですよ。ちなみに、この部門のトップはナバです。千葉紗子みたいな粋な結婚報告が見たい今日この頃。

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 そこで帰るんかい! な第11話。ミストルティンさん、あなたのテンションがよく分かりません。

 ジワジワと敵味方合わせての勇魚包囲網が狭まっていき、まるまる1話かけて開戦までの流れを描いた情感たっぷりの1話……のはずなんだが、正直、このもっさりは何か違う気がするんだ。デイドリーム突入後のバトルシーンを見れば「あぁ、山内さんのコンテだ」と一発で分かる重っ苦しい作劇になっており、細切れに切断されたカットをまるで無作為であるかのように繋いでいく独特のコンテワークは相変わらず面白いのだが、この「持たせ」は、流石にクライマックス直前の一大バトルに持ってこられると違和感は否めない。ものすごく単純な要望になってしまうが、結局この手の作品で最も盛り上がるのは、分かりやすい斬った張ったなのだから。

 もちろん、こういう画作りに違和感が出てしまうのは、脚本自体の問題も大きい。まさかあそこでミストルティンが満足して帰宅するなどとは誰も思っていなかったろうし、未だにその意味はさっぱり分からない。パレイドが狙われてから、おそらく何百回となく殺せるチャンスがあり、殺してしまっても全く問題はなかったはずなのに、ミストルティンはそれをせず、ただただ無意味に時間を引き延ばしただけ。全盛期のドラゴンボールもかくやというその優しさは、流石にラストバトル前の緊張感を維持するだけのパワーは無い。山内さん得意の引っ張り方は見た目には面白いのだが、いくら何でも脚本部分の負荷をそれで全てまかなえるわけではないのだ。不安定な画面に不整合なシナリオでは、ちぐはぐなどというレベルではなく「破綻」とすら受け取られてしまうかもしれない。

 このままいくと、メリーの大義名分が成り立たないことにはミストルティンをぶっ殺して大団円、という流れは難しそうなのだが……他にすっきりする手段があるんだろうか? 正直、夢魔と器のコンビネーションでは飯島先生とミストルティンの絡みが見ていて一番楽しいので、いっそあの2人をメインに頑張ってもらう物語でも作れないもんだろうか。「夢壊し樹海」。なんだか面白そうなアニメじゃないか。

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 2話まとめて、22話、23話。すごく久し振りにこの作品を見た気がするんですが、この2話は一気に見られてむしろ助かったかもしれない。でないと23話冒頭の風斬のテンションとかについていけない可能性があったから。

 もう最終局面を迎えてたから、今回の事件で最終回まで持っていくのかと思ったら、予想外にも22話時点でヴェントと木原クンが退場。あと2話しか無い状態でまさかの新展開に持っていくとはおもわなんだ。本当によく分からない展開になる作品だなぁ。いきなり大量の新キャラとかに出てこられてもついていけないのが正直なところなんだけどさ。

 で、1本ずつ軽く見ていくと、まず22話。一応のクライマックスその1は当麻VSヴェント。ただ、毎回言っているように、当麻の説教ってのは本当に中身が無くて聞いてるのが辛い。あれだけやけっぱちでパンクなキャラだったヴェントがすごくフツーの恨み節を捻くるあたりもセンスがねぇなぁと思っていたのだが、それを説き伏せようとする当麻のいい加減さは更に際立っている。「自分の世界ばっかり見てるんじゃねぇ」って、お前はそれを鏡の前で言えるのかと。意味も分からずに拳を振るう命知らずの主人公を応援するよりは、まだヴェントに肩入れする方が人道的だわ。どこまでいってもこの作品を好きになれないのは、こういう筋立てのしょうもなさが全てですな。せっかくヴェントのデザインとかは格好いいのになぁ……

 それに対して、まっとうなぶっ壊れ方をしている木原クンの方は、悪役としてはボチボチ見栄えがする。というか、アクセラさんは基本的にダーティーヒーローなので説明不要のドンパチが可能で、はったりも通用するのでアニメ的にはずっと面白い。木原クン相手にも最後の最後は大気圏を突き抜けんばかりの超必殺技で締めてくれたのはすっきりした。最後のぶっ飛びエフェクトとか、なかなか格好良かったしね。戦闘シーンは全般的に良く動いていたし、綺麗だったなぁ。動かすのが上手い人のコンテ回かと思ったら、何と神保昌登氏であった。今年度は色々と印象に残る仕事をしてくれたもんである。

 そして風斬関係でつないでそのまま23話。冒頭の風斬と当麻のやりとりのシーンは、やたら作画がよくて眼福ものだった。アスミスキャラはいちいち恵まれている。ただ、そのしわ寄せが来たのか、突如教室のシーンからは画の様子が怪しくなってしまうという。被害を受けたのは姫神さんと吹寄……ご愁傷様である。平和エピソードは楽しくてよいのだが、「単なる学生」に過ぎない当麻がやたらシリアスになっていたのはどうにも受け入れがたい。確かに今までの流れを見ていると学園都市(アレイスター)にとって当麻は重要な駒のようであるが、当麻自身は自分が戦争に巻き込まれた中心であるっていう理解はあるんだろうか。毎回行き当たりばったりで人助けをしてるだけだから、その辺の意識があんまり感じられないのだが。ちゃんと土御門あたりが説明してるのかな?

 あとは一方通行によるスキルアウト狩りで繋いで締め。あれだけドタバタやってたのに、最後の最後で相手がスキルアウトって。レベル0の連中って。ムサシノ牛乳でお腹いっぱいの固法先輩でも何とかなるレベルなんじゃないのか? やっぱりこの作品のシナリオはわからんなぁ。

 今回の結論は、「やっぱり芳忠さんは格好良すぎるなぁ」ということ。ビシッと決める役ももちろん好きなんだけど、今回みたいにおちゃらけながら悪辣さを出すようなチンピラまがいの役をやってるときが本当に素敵。この奇妙な声の色気はどうしたものだろうか。ちなみに一番好きな芳忠キャラは、「ビッグオー」のベックです。で、芳忠さんがやってたテッラって誰よ?

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 3月25日 ドラフト模様(MBS,SOM×2)

ピック順 【AlessiSangriterMeiThraxiSerra

 どうも、僕です。最近は確実に週一のペースでドラフトが出来るのは喜ばしいのですが、構築のデッキばかり組んでなかなか試合に出られていないのでフラストレーションが溜まっています。……なかなか包囲戦で欲しいカードに巡り会えないからさぁ……でも、ボチボチ公式戦出たい。いっそフライデーを飛び越えて日本選手権予選とかに出てやろうかとすら思っている今日この頃。

 そうそう、ちょっと前に新エキスパンションの名前が決まってましたな。「イニストラード」。またミラディンとはガラッと変わった、なかなか悪くない雰囲気。イラストの女性はひょっとしてリリアナ姉さんでしょうか。ようやく新リリアナが登場するのかしら? え、ガラクは? 

 マローがリーダーなのは相変わらずだけど、どさくさに紛れてデザインチームにリチャード・ガーフィールドがいるのがすげぇ気になる。

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 ぼくは、まじっくが、すきです。でも、どみにおんも、やっぱりすきです。

 

 というわけで、Magic記事はこの時期あまり書くことも無いので、身内コミュニティで進行中の「ドミニオン」関係の記事を書いていこう。現在進行中の超絶自己満足企画の一部が、2chではオリカスレなども存在しているドミニオンの「オリカ作成」プロジェクトである。ちなみに、身内だけの話なので、クオリティが低くてもご愛敬だし、おっかないのでスレは覗きに行かないようにしている。だって、そんなとこ見に行ったら大体ネタが使われててモチベーション下がるだろう。

 プロジェクト参加人数は、かなり少なくて私も含めてせいぜい34人程度。そんな中で、お題を設けてカードデザインをしてもらうのがこの企画である。見切り発車だから最終的にどうなるかは知らんがね。

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 一週スキップして、第11話。先週放送予定だった10話は諸事情によりその存在を抹消されております。その理由は各所で報告されている通りなので、こればっかりは仕方ない。ま、このアニメだったら1話くらいすっ飛ばしてもぜんぜん問題無いでしょう……

 って、分からんわ! なんで突然新キャラやねん! 誰やねん! よりによってそこをスキップか! どうしたらええねん! ……いやぁ、ほんとにね、よりにもよって先週のお話から引いてるみたいですね……何事もなかったかのように見たこともないキャラクターが2人も登場しており、その設定も初見では一体なにが起こっているのかポカーン状態。状態の復旧にはAパートまるまる消費した感があります。本当に間の悪い時っていうのは駄目なタイミングが重なるもんですわ。

 しかし、何が腹立たしいって、それでもこのアニメは面白いのである。今回も一切テンションを落とすことなく奈緒が走り抜けてくれているおかげで、ハテナが乱舞する困惑展開にも関わらず、そのペースは落ちていない。修輔とAGEの面々が「プリンセス」の方の餌食になるだけであまり画面に登場する時間が長くなくて、その分たっぷりと奈緒のがんばりとテンパりを見ることが出来たので、見ようによっては今までのエピソードの中でも面白い部類に入ってしまうほどだ。何がいいって、これまで攻め一辺倒だった奈緒が「クローン姉」先輩のおかげでたじたじしているのが良いですね。普段はなかなか見られない「奈緒の劣勢」は、今更ながら新しい刺激として機能しています。

 その上で、奈緒のノリは衰えるところが無く、ラストの公園での一幕では盟友であり憎きライバルである彩葉を平気で犠牲にする腹黒さを見せているし、押されているとはいえ、先輩に対する姿勢はいつも通りの超然としたしたたかさも発揮している。最終的にはハズレくじを引くことなく逃げきったのも流石。彼女のスペックの高さには本当に驚かされるな。おかげで、変態性や個体スペックでは見劣りしないはずの彩葉がかませ犬みたいなポジションになってますがな。

 新登場(一週前にな)の姉妹(?)もキャラとしてはなかなか強烈。厨二を患ったような妹の方は今回別に注目は集まらなかったが、純正レズビアンで唇フェチという姉の方のキャラクターがここに来て美味しい。事故によって回避されたとはいえ、最終的には奈緒の唇を強奪しようとしていたし、その後彩葉を軽々と担ぎ上げて去っていくさまは、こんなアニメなのに「こいつがラスボスか……」とよく分からない感慨を抱かせる。「修輔に関心が無いレギュラー女性キャラ」というだけで珍しいが、そのターゲットがこれまで最上位にいたはずの奈緒になっているおかげで、状況が二転三転して盛り上がるわけだ。初めての脅威に対してコロコロと表情を変える奈緒が実に愛らしい。

 そして、今回も当然中の人をピックアップ。今回取り上げるのは3人か。まずはやっぱり奈緒の中の人である喜多村英梨。マシンガントークによる尺ギリギリの早口モノローグや、自然に声音を変えた予言者のものまねなど、ぶっ飛んだ芸は全てオリジナル。もう、こうなってくると単にキタエリがこのアニメの皮を被って遊んでいるようにしか聞こえない。そして、それに追随して色あせないのが井上麻里奈の地力。色っぽい声から馬鹿ネタまで、麻里奈の受け皿の広さも尋常じゃない。

 最後の1人は、今回メインとなったクローン姉役の佐藤利奈である。最近はこういう高慢ちきなお嬢様役もちらほら見られるようになったが、今回はそれに常識を越えたレズ属性なども加わり、ちょっとした怪物みたいなイメージを珍しい音域で体現させている。やべぇ、本当にさとりなが作る役は不思議な魅力がある。普段常識人レベルの高い人なので、もっとガンガン壊れ役でみせてくれると、ギャップが引き立ってファンとしては愉快痛快だ。

 え? 次回最終回なん? ……ん〜、2期希望。原作無いらしいけど、なんとかなるやろ。

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  拳骨一閃、第23話。このアニメでどんなネタが来てもある程度耐える準備はあるつもりだったのだが、あのシーンだけは声出して笑ってもた。ヘッド、逆格好いい。

 衝撃の出会いを描いたはずの「決戦の幕開け」となったエピソード。全てのパーツがおさまるべき場所におさまり、残り2話での風呂敷を包む用意が進んでいるのが分かる。なんと言っても、今回はタイトルが示している通りにスガタの物語だ。

 毎朝の稽古で容赦無くタクトをフルボッコにし続ける「王」スガタ。彼は結局どれだけ「戦士」のタクトが頑張ろうとも立ち行けぬ領域にある「王」であり、剣の実力でも、ゼロ時間におけるポテンシャルでも、そのパワーは圧倒的。そして、その「敵わぬ王」であるスガタが、ついにタクトの前で明示的なアクションを起こす。これまでも充分に仲の良さを見せつけてきたワコとの「デート」である。ワコには丁寧な気遣いを見せ、お似合いのカップルに見える2人だが、その描写はあまり明示的には描かれておらず、ワコの表情も微妙な温度のままで維持されていた。締めくくりはスガタからのキスのお誘いだったが、彼はワコの表情を観察し、「冗談だよ」とはぐらかして別れてしまった。その様子は、演劇の一部といってもキスを成功させたタクトとワコの関係と対比的であった。スガタは強くて賢い。そのせいで、彼にはあまり理解したくない何かも理解してしまうようだ。

 そして、浜辺ではタクトが憎むべき父親との対峙。あまりに劇的な父子の再会であったが、タクトの気持ちには何ら変わりはなく、ヘッドの中では、タクトに対する敵愾心ばかりが固まった。一度はタウバーンに破れたミヤビレイジも、銀河美少年をたたきつぶす算段はまだ残っているのだ。それが、最後の最後に残された一手、「エンペラー」の成立である。

 現時点では綺羅星の中でも最大勢力となっているはずのバニシングエージは、ヘッドに対して猜疑心を膨らませた結果、3人同時攻撃という無茶な作戦を実行させ、勝負を最後の局面へと持ち込んだ。一度はピンチに陥ったタウバーンだったが、これまたスガタの(よく分からない)機転で一撃粉砕してしまう。向かうところ敵無しのタウバーン。その勇姿には、綺羅星は打つ手を失ったはず。しかし、これまでおおっぴらな動きを見せてこなかったチームが1つ。それがブーゲンビリア、ひが日死の巫女であるイブローニュである。ゼロ時間で視線を交わすスガタとケイト。そこには、古くから互いを知る、幼馴染み同士を越えた何かが含まれていた。

 最後に残された1つの部隊。エンペラーは、「キング」を迎えて旗揚げした。ザメクが動けばタウバーンもどうなることか。最後の決戦は、バトルも、ギャグも、恋愛も、全てひっくるめての総仕上げになりそうである。

 というわけで、ようやくスガタの「綺羅星」を拝むことが出来ました。視聴者全員がこうなることは知っていたわけだが、思いの外スムースにこのフェーズまで移行したな、というのが正直な感想。一度はスカーレットキスの手によって「洗脳」され、意に沿わぬ王座についたこともあるスガタだが、今回の転身を見る限りでは、どうやらタクトへの嫉妬や、権力への固執といったドロドロした感情で綺羅星入りしたのではなさそうだ。

 綺羅星に入ったということは、巫女の封印を解くのが彼の目的となったことの現れ。それはつまり、ケイトとワコという、2人の幼馴染みを島の軛から解き放つということである。これまでは、ケイトの存在に気づいていなかったし、ワコについても「自分と一緒に島を守っていく許嫁」として扱っていたために封印の解除には賛同していなかったわけだが。ワコの心の在処が自分ではないこと、そして、大切な人が別なところに居ることに気づいたスガタは、この島を巡る諸々のしがらみに蹴りをつけることを決意したのだ。そのためには、タクトとの対決は必要不可欠となる。どちらが勝つとか、誰がワコを手に入れるとか、そういう部分は二の次だ。彼はきっと今でもワコのことが好きなのだろうが、そんな自分の感情までもを全て「成すべき事」と計りにかけ、仮面を被ることを決意したのだ。王位に立つ者として、実に見事な男前っぷりであった。

 ……でも、あの格好はなぁ…………誰のデザインだよ。元々綺羅星の連中は露出狂だらけでおかしすぎるわけだが、キングの衣装デザインのぶっ飛びっぷりは筆舌尽くしがたい。どこまでいってもギャグを維持し続けられるのはこの作品のよく分からないセールスポイントだと思います。

 このまま行くと、ワコ×タクト、ケイト×スガタの組み合わせで片が付くんだろうというのはほぼ確定か。まぁ、誰の文句も出ない終焉ではあるけどね。出来ればサカナちゃんやミズノにも幸せになって欲しいものです。

 ちなみに、今回のハイライトはやっぱり拳骨一閃のシーンだと思うけど、それ以外で地味に嬉しかったのが、ベニオ・ジョージ・テツヤのフィラメント三人衆の絡み。「いつまで綺羅星るんだ」っていう日本語の自由さが良く出ている台詞もいいんだけど、男2人がなんだかんだでベニオが大好きで、いつまでも幼馴染み3人で馬鹿やってたい、っていう気持ちが伝わってくるのが良かった。考えてみりゃ、こいつらもワコたちの三角関係に近いものがあるよね。全員印を持ってるわけだし。もし機会があれば、フィラメントメインのサイドストーリーとか観てみたいもんです。「STAR RIDER 輝きのサンドバック」とかで。

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