最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんかいちいち笑ってしまうのが悔しい第3話。馬鹿に徹した作品といえば今期は「パンスト」とかがあるんだけど、ああいうパワープレイじゃなくて「普通の」ギャグで笑ってしまうってのが、なんか負けた気分。
会長が本気を出す回は、個人的にすごく好きな回。正直言うと最後には本当にピンチっぽくなっていたので完璧超人の会長らしくない気もしたのだが、彼女が活き活きしているだけで、この作品は世界観が広がる気がします。今回は前期8話に続くお祭り回で、作中では1年たったということ……なのかな(智樹たちの学年とかが変わった様子はないのだが)? そして、会長の新しいおもちゃにはドジっ子天使のアストレアが加わり、事態はさらに混沌の中へ。 町内レスリング大会という時点で既に怪しいのだが、何がすごいって、今回はそのレスリング対決に挑んだ智樹が徹底して2等身だったこと。アバンからCパートまでを通じて、智樹が普通の等身に戻ったのはイケメン置換された時のイメージの中と、ニンフに「試合だから恨むなよ」とちょっと雰囲気を出して謝ったときだけ(そしてこの台詞も、格好いいように見えるが、実際は最低のことを言っている)。その他の動きを必要とするシーンは、全て2等身のままで演じている。なんでわざわざあんな動きが出しにくいフォルムの奴にコブラツイストとかタワーブリッジ(正式にはアルゼンチンバックブリーカー)とかかけるんだよ。「智樹の背骨が変な方向に曲がっているぞ」って、その絵じゃわからんだろうが。ほんと、徹底してるわ。 他にも細かいネタがいちいちナイス。ぬるぬるレスリングってのはなかなか皮肉の効いたネタだし、ローションじゃなくてごま油になってるあたりが流石の智樹。結局彼はリングに立って相手の乳を揉んでいただけだ。すげぇ主人公。そして女性陣はさらに充実したラインナップとなっており、平手で対戦相手をリングに埋めるメインヒロイン、アイアンクローで400キロの握力を誇るプロモーター、竹を寸断するチョップで金網をぶち破って人を一人殺めるヒロイン。こんな配置に誰がした。特にそはらの活躍は今回一番の見せ場で、それまでどうでもよかったレスリング描写が無駄にクオリティを上げて謎の覆面レスラーの活躍をフルスペックで届けてくれた。最後のオチも笑ったしなぁ。謎のレスラーが堂々と外にアレを干したらあかんやろ。っつうか、あれ私物かよ。 そして最後の一発はエンディングである。選曲も流石だが、バックで流れる映像では、試合の残りの様子が丁寧に字幕つきで流れる。作中で突然タッグマッチが発生したところで「おいおい、トーナメントの組み合わせはどうなってるんだよ、適当だな」とか思ってたら、実はもっとたくさん出場者が居たのね。ワイルドセブンの時もそうだったけど、本当にこの商店街はノリがいいよな。ただ、ご町内の行事に野生動物が2体も乱入してきたのはどうかと思うけどね……空見町おそるべし。 さらに、そんな馬鹿なネタの乱れ打ちの中でも、こっそり真面目な縦線部分のシナリオも織り交ぜてあるのがこの作品のにくいところ。今回はニンフの微妙な心情が描かれており、最初に智樹に群がる女性陣を見て少し嫉妬の表情を見せ、試合に乱入させられたところで智樹と自分の関係性を再確認(わざわざ出場を促したってことは、会長は全部お見通しなんだろうね)。そして、ラストシーンでは思い出のリンゴアメをもらって御機嫌となる。「好きになったんだ」などの細かい台詞回しのダブルミーニングも綺麗に決まっているし、こういう分かりやすい部分を丁寧に配置してくれるのは嬉しい。 そして、それを見たイカロスがお面を被るシーンがまたたまらない。イカロスのお面は、1期ではラストバトル前にイカロスが使用していた「智樹との心の壁」を表すツールである。あのときと同じようにそっとお面を被ったイカロスの心境は、無表情であるにも関わらず色々と深い部分まで推察することが出来る。うまいシーンだと思います。もちろん、「お面」→「覆面」っていう繋ぎで最後のオチのダメージをあげる意味もあるしね。ほんと、この作品の製作姿勢はぶれなくていいなぁ。 PR
誰がメインターゲット層なのか分からなくなってきた第3話。この作品って、私みたいに「ダサたまんねぇな!」って言いながらちょっと頬の端をひくひくさせながら見るのが正しいんだよね? ねぇ?
前回までの「フィラメント」編が一段落し、次に襲ってきたのはエロ人妻女子高生率いる軍団、「おとな銀行」。某御伽花市の学校組織とすごく名前が似ているが関係はない。しがない寮長さんから金持ちミセスにトップが変わったんだから少しでも攻勢が激しくなるかと思ったのだが、特にそんなこともなく、いつも通りの展開でいつも通りに銀河美少年だった。これはアレか、アンパンマンとか、戦隊ものとか、そういうのと同じで、毎週同じようにしてタクトが襲いかかるサイバディを延々倒し続けるパターンアニメだったのか。なら仕方ない。 今回の見どころは、なんと言ってもエロ人妻女子高生、カナコさんのキャラクターと、その回りを固める配下の方々。日曜夕方だというのに冒頭アバンからいきなり不倫を仕掛けてくるモラルの低さも大したものだが、「向こうは身体、アタシは金」と、堂々と「欲望による固い絆」を宣言できる器の大きさも大したもの。「お色気むんむん」なバディはもとより、鷹揚な態度と、容姿に似合わぬ周到な経済感覚など、まだまだ底が見えないだけに気になるキャラクターにはなっているだろう。そして、そんなミセスをサポートするのは、どこかバクマン主人公に似てる気がする剣術少年と、その少年を籠絡しようとしている金髪メイド。色々と人間関係がめんどくせぇが、やっぱりやってることは一緒だ。 敢えて3話までほとんど同じ展開を繰り返しているのは、おそらくこの世界の「流れ」を視聴者に植え付けるためだろう。毎回律儀に集まっている綺羅星十字団の面々も、今回はわざわざ顔を寄せ合って会議するほどの内容の議論をしていない。単に「綺羅星!」がやりたかったから集まっているだけだ。しかし、これだってネルフが「SOUND ONLY」でゲンドウを囲むのと同じように、とにかくやっておかなければいけない様式なのであろう。女性キャラがいちいち思わせぶりに足を組み替えたり、サービスなんだかギャグなんだか分からない構図の取り方も、そうした様式を徹底的にネタとして定着させるための一工夫なのだ。 今回のバトルだが、タウラス・バイクマンときて、今度は剣豪キャラ。前半行われたデッキブラシによる剣術劇もなかなか面白い映像にはなっていたが、そこからさらに発展させて「サイバディというおもちゃ」を使った剣劇ごっこ。これまで以上にサイバディの光沢がクドくて、構図の取り方もやたらと癖のある映像。流石にゼロ時間フィールドも初回ほどのインパクトがなくなっているので、バトルシーンの演出そのもので目先を変えてきているのがよく分かる。変なパースとか、よく分からない動線とか、無駄なクオリティに思わず笑ってしまった。タウバーンが2本剣を出して相手を瞬殺したこととか、むしろどうでもいい部類ですわ。 ただ、一応今回の剣術少年は「電気柩なんかいらないのに」と言われていたところを見ると、これまでやられた2人とは格が違う相手のよう。そりゃま、この調子で学生を1話で1人ずつぶっ倒していっても面白くないからな。おとな銀行の動き次第で、再戦もあるんでしょうね、きっと。その時は、もう少し格好良くて強そうなサイバディで登場してほしいものです。 次回サブタイトルは「ワコの歌声」。サカナちゃんばっかり歌っていたので、ようやくメインヒロインの歌が聴けそうですね。いや、サカナちゃんの歌もかなり好きなんだけどさ。ただ、気になることが一つだけある。サカナちゃんの中の人は戸松だ。そして、ワコの中の人は早見だ。この2人が絡むユニットというと、過去にエクリップスっていうのがあったわけだ。 ……デストローイ!
今週もイカ娘が可愛かった第2話。以上、解散!
というと身も蓋もない作品だが、私が視聴している関西での放送時間が図ったかのように絶妙。何せ「とある魔術の禁書目録」と「俺の妹が(ry)」の直後なのだ。今期はインデックスさんも大活躍で、素敵にウザいヒロインに満足し、中村悠一ボイスの兄貴がちょっと人格者過ぎるな、とか思った直後に、海の家れもんでイカ娘に会い、イケメンボイスのライフセイバーの顔を見る。なるほど、完璧じゃなイカ。 今回も安定のクオリティでお送りしておりますほのぼの侵略コメディだが、2話目ということで悟郎と早苗が初登場。悟郎の方は「お前が新キャラでいいのか」と思えるくらいに普通の人間。面白くなる要素が特にないのだが、実際に特に面白くはない。大丈夫、そのあたりはイカ娘が何とかしてくれるから。 しかし、早苗の方は流石に普通とは言えないキャラクター。初登場時からあのテンションってことは、完璧に一目惚れなんだよね。理由がさっぱり分からないけど、あれだけ世間知らずのイカ娘が直感的に身の危険を感じているということは、多分生まれ持っての危険な性癖か何かなんだろう。これはいいかな恵ボイスだと思われ。 見どころも多くはないので本当は書くべき感想も特に無いのだが、例えば怒ったり喜んだりした時にイカ娘が触手を全て掲げて感情を表してみたり、海中を泳ぐイカ娘が流石に人では体現出来ない様な奇妙な泳法で潜行していたりと、アニメだからこそ分かる動きの妙は、原作だけでは見られない「ならでは」のセールスポイントだろう。ろうそくを吹き消すシーンでは「さて、この娘は肺呼吸なのかエラ呼吸なのか……」と真剣に悩んでしまうほどに呼吸の描写に手間と時間が割かれており、某所で水島監督が言っていた「イカ娘が本当にいる気がしてくる」描写が秀逸。「何でお前白スクなん?」という素朴な疑問も、アニメだからこそ浮上する謎かもしれません。……何でなんだろう。そもそも海の中では着衣という文化があるのかどうか……今週はインデックスさんのシャワーシーンなんて貴重なものも拝めたので、白い生き物がサービスする日だったのかもしれません。今後も、インデックスさんに動きがあり次第、こちらの感想で書くかもしれません。「禁書」の感想は書く気が起きないからなぁ……
京介のクラスメイトの娘の方をもっと映してくれないと困る第2話。妹とかどうでもいいんだ。そっちのぽやっとした子、そっちについて何故描写しない。その子が出てくる時間が一番楽しいんだがね。最悪映像に出てこなくてもいいから、声だけでも聞けないものかね?
2話目ということで世界がぐっと広がったわけなんですが、個人的にはどうもメインシナリオの痛々しさ(内輪ネタってそんなもんだけど)が肌に合わず、一歩引いて視聴している感じになっています。オタクが素材のアニメって、結局負の側面であるはずの「オタク性」を大なり小なりポジティブに解釈しなきゃいけない部分があるので、自己弁護みたいな、同族嫌悪みたいな、妙な感情が起こってフラットに見にくいんだよね。テンプレ化されたオタクって、やっぱり馬鹿にされているようにしかみえないしなぁ。 また、メインヒロインの桐乃の中の人である竹達彩奈が、どうしても桐乃の感情が高ぶった時に演技を乗せきれていないのも気になるところ。「けいおん」で梓をやっている時には全然気になっていなかったのだが、やはりちょっと発話のピッチが上がるとスキル不足が浮き上がってしまう。まだまだキャリアが浅いのだから仕方がない部分はあるだろうが、役作り以前の発声の段階で粗が見えてしまうのは勿体ない。今期は忙しそうにしてるので、体調維持も大変だとは思うんだけどね。 他方、黒猫役の花澤香菜は、悪く言えば「いつも通りの」抑え気味の役なのだが、こちらは感情が高ぶった時の役作りが面白い。あくまで本性は「厨二病患者」としての黒猫なのだが、黒猫本人が必死で自分のキャラを守りながらポロポロとやりきれていない部分がこぼれ出すっていう多面性が良い味になっている。ほんと、花澤は黒髪キャラが多いなぁ。そういや作中で出てきた「厨二御用達アニメ」がどう見てもどこぞのブリタニア国王アニメなのだが、他社作品を形の上とはいえ誹謗中傷の対象にしてしまっていいのだろうか。カレンとかヴィレッタとか、男性向けエロだっていっぱいあるわ! そして、そんな2人のメインヒロインを引っ張るサイコガンダムまたはビグザム役は、ほんとどこでも使える声優、生天目仁美。途中から「若手声優2人を好き勝手に連れ回すナバ」にしか見えなくなっていたんだけど、実際に花澤・竹達に囲まれたナバは幸せに違いない。彼女は回りに軍団を形成するよく分からないカリスマ性があるので、役とのシンクロ率が妙に高い気がして面白かった。 以上、ほとんど中の人の話題でお送りしました。だって、他に触れようが無いんだもの、この作品。あぁ、そういえばこの記事のタイトルを書くためにこの作品のwikiページを見に行ったのだが、あまりに大量に並んだ出典・参考文献を見てドン引きした。ラノベ読者って、こういう病気の人間がいっぱい居るんだろうか。なにそれ怖い。 「もうやだこの国」認定断トツ作品第3話。これが日本人の本気やで。 いや、もうほんとに最高に最低なんで、書くべきことも無いんですけど、このアニメを放送するために日夜努力している人たちが業界にたくさんいるっていうことを思うだけで、頭が下がります。もう、前を向けません。ただ1つだけ分かることは、「コレ作ってる人たちは本当に楽しそうだなぁ……」ってことだ。やっぱり作り手側が楽しんでないと、消費者層も楽しめないからネ! 何事にも限度はある気がするけどネ! 今回のお話は、5話がパンティとストッキングの喧嘩。コンビものでは絶対に1回は挟むことになるコンビ解消話なわけだが、この2人、もともと仲が良さそうに見えない上に人間としては最低の部類なので、その喧嘩の顛末も放送禁止用語が乱れ飛ぶ最低のもの。でも何でだろう。個人的にはストッキングがどんどん可愛くみえてくるんだ。パンティの方も、ビッチ設定があり得ないくらい前面に押し出されてるのに、この清々しさは納得いかないものがある。敵キャラゴーストも愛嬌があるし、戦闘シーンを含めた全てのシーンがクルクルとひたすらネタを吐き出し続けるので、本当に飽きる暇も無い。コンテ演出に山本沙代が参加しているのだが、個性のキツい才能がガンガンぶつかり合って生み出された画面だっていうのがよく分かる、何とも目の醒めるイッパツである。 そして6話。もう、これは脚本段階で飲んだくれが関わっているとしか思えないひどさ(褒めてます)。絶対に深夜の居酒屋でおっさん4,5人が盛り上がった末に生み出されたとしか思えない、くだらなさを体現した出来。脚本の細部にまで徹底的に隠語を絡め、扱っている素材が「コレ」ってんだから、アニメを作ろうとしたこと自体がすごいし、それが放送されたというのも1つの奇跡。この3話は色々と放送前に局と揉めたらしいが……そらなぁ。無事に放送出来て何よりでしたわ。 ご存じの通り、この作品はいわゆるアメリカンスタイル、カートゥーン的なスタイルで構成されており、演出なども海の外のアニメーションにインスパイアされた部分が多くあるわけだが、こうした細かいネタの振り方と、病的な下世話さ、馬鹿馬鹿しさの緻密な詰め込み具合は、やっぱり変態帝國と名高い日本の作品だなぁ、という感じがする。日本人がこの手のパロディで海外勢にかなわないのは、時事ネタ、世相を斬るダイナミックさ。元々対外的なスキルに乏しく、内にこもりがちな国民性も影響しているだろうし、宗教ネタ、戦争ネタなどに対する鬱憤の蓄積具合は、どうしても他国に負けるのが日本のお国柄。「サウスパーク」のような作品に比べると、日本のそっちテイスト作品はやはり弱い(「ムダヅモ無き改革」とか「大魔法峠」みたいな水島努作品しか思いつかないが)。しかし、ことが性癖の話、下ネタとなれば、これは国民性によるビハインドがない。むしろ、長年蓄積されたHENTAI文化と、独自の進化を遂げたMOE文化があるジャパニメーションが、この方向に開花することは当然の流れと言えたのかもしれない。 そして、それを生み出したのが、天下のガイナックスであったと。そう思ってみれば、この作品のピー音も、新たな時代のあげた産声に聞こえてきませんか? そうでもない? えー……
どう見てもCパートが本編臭い第2話。この作品のスタンスはそれでいいんだろうか。でも、やっぱエンディング(実際は挿入歌)流れた後のテンションのあがりっぷりが半端じゃないよね。今回は演出が奥野耕太氏だったんだよ。テンポが良くて本当に見やすい。
ただ、本編の方も案外真剣に見てしまったのが嬉しい誤算。前回のラストからは真っ向勝負でエロ路線に行くのかと思われたのだが、そこは流石に地上波作品ということでブレーキが掛かり、まっとうなエロゲアニメっぽく(?)サブキャラクターの方の世界観をジワジワと広げる流れになった。1話を見た時点では「相変わらずギャルゲのキャラクターは区別がつきにくいな」とか思ってたのだが、2話で割とはっきり峻別出来るようになったので、キャラ付けはなかなかうまい気がする。 区別が可能になったポイントとしては、この作品のキャラクターたちは、いわゆるギャルゲエロゲのテンプレ臭い設定から、どこか一つずらした印象であるということ。今回中心となっていた生女目瑛にしても、最初は「よくある賑やかしの馬鹿キャラ」かと思っていたのに、意外に回りのことに気がつき、女性らしい一面をみせたり、他人に対する気遣いをみせたり、回りの誰からも好かれる好人物として描かれている。確かに、この手の作品で良くあるお馬鹿キャラって、「こういう奴が実際にいたらムカつかね?」と思うわけだが、瑛の場合、そうした鬱陶しさが無く、純粋に「賑やかな娘」としてのプラス要素が表現されている。 そしてもう1人のヒロインである依媛奈緒については、さらにはっきりと主人公の悠が言っているが、1話目でみせたいわゆる堅物お嬢キャラからは少しずれて、瑛のことを心配する様子は普通の女子学生であるし、悠との会話も意外に親しみやすい雰囲気が出ている。特に意外だったのは車から降りてきた奈緒が発した言葉が「皆さん、おはようございます」ではなくて「皆さん、おはよう」だったこと。そりゃ確かに、クラスメイトに「おはようございます」とは言わないよな。でも、アニメキャラのお嬢なら、絶対に「おはようございます」なんだよ(もしくはどっか別な方向に行くとごきげんようになる)。そうした細かい部分から、「あれ、意外にキャラ描写が面白い」と思えたのである。ちょっと粗製濫造アニメに慣れすぎたせいで些細なことに過剰反応している気がするが、一応2話目の時点で引きつけられる要素があるのは良いことであろう。 まぁ、そもそもメインヒロイン(?)である妹が引きこもりニートキャラっていう時点で普通じゃない気はするけどね。Cパートで大活躍のメイドさんともども、今後の流れを見守って行ければよいね。
○「それでも町は廻っている」 5
今期2本目のシャフト枠。今期新番組も間もなく出そろいますね(まだ「海月姫」が残っている)。合計で23本か。まぁ、いつも通りくらいの本数かなぁ。 原作はほぼ未読。色んなところで話題になることが多かったので随分前に1巻だけ買ったのだが、別にピンと来なかったのでそのまま放置していた。おかげでこの1話目を見ても特に思い出すこともありませんでした。原作ファンではないので、当然「シャフト作品としてどうか」という見方になってくるわけだが、副監督が龍輪さん、シリーズ構成が高山さんということで、割と安定感のある出だしである。「シャフトらしさ」は「夏のあらし」よりも薄いくらいで、静止画をメインとしたカット割りの多い画面構成に現れてはいるが、そこまでどぎつい癖があるわけでもなく、中身も普通のギャグなのでそこまで凝ったものにはなっていない(まぁ、そう見えるのは完全にシャフトに毒されてしまっているせいかもしれないが)。画面の描き込みも細かいし、このままの1話から「普通の」アニメとして構成していくことも可能だろう。「どぎつい」シャフトファンとしてはちょっとがっかりではあるのだが、これはこれで悪いものではない。アニメらしい動きも手を変え品を変えて見せてくれているし、このクオリティが維持されるならば「夏のあらし」よりも素直に楽しむことは出来そうだ。 さて、中身についてはそこそこのものなので、この作品の(個人的な)最大の売りと、最大の難点について言及しておこう。 最大の難点。もう、多くの人はおわかりと思うが、主役のキャストである。スーパー棒子、小見川千明の全く動かないこの演技プラン。すげぇ。本当にすげぇ。メインヒロインの声が他の誰か(もう誰でもいいや!)なら、きっとこの作品の埋没度は格段に上がっていたはず。どう楽しんでいても、喉のど真ん中に魚の骨が突き刺さったかのような違和感が半端無い。小見川独特の声音がよほどぴったり来るというなら我慢するが……もっとあるだろ。悔しくて血の涙が流れそうだ。 そして、翻って最大のセールスポイント。そりゃもう、サブヒロインを通り越してメインヒロインになっちゃえばいい、辰野さんの中の人である。ほんの少し前までリアル女子高生だった悠木碧。彼女のテンション芸がお腹いっぱい堪能できるというだけで、この作品は価値がある。今までのあおちゃんにはなかなか無かった役回りだが、水を得た魚のように女子高生メイドを演じるのを聞いているだけで至福。ほんと、どんな音域でも完璧に役を持っていける娘である。このブログの右の柱に書かれている俺的声優ベスト10への繰り上がりを真剣に検討したい(その場合誰が落ちるのかというのが最大の悩みである)。ちなみに年齢でいったら小見川の方があおちゃんの2つ上。まぁ、この業界に歳もキャリアも関係無いな! 声優繋がりだと、面白かったのはババァ役の櫻井孝宏。こういう役をスッと出来てしまうのを見ると、やっぱり声優ってのはすげぇと思える。他にも先生役の杉田、タヌキ役のまつらいさんなどはシャフト御用達。 そうそう、声優といえば、エンディングテーマだ。メインキャストがバンドを組んで歌う、という体でやっているわけだが、うりょ子、小見川、あおちゃんと来て、メインボーカルにはなんだか知らない人がクレジットされている(まだ出てこない役らしい)。そして、この子の歌がなかなか面白い。ちょっと癖はあるが、堂々とした歌いっぷりでネタ臭のする曲を気持ちよく歌ってくれている。どんな役者なのか、今後の登場を楽しみにしたい。また、オープニングテーマの方は坂本真綾の歌唱で、こちらも「荒川」などのシャフト繋がりだろうか。往年の名曲を情感たっぷりに歌い上げる真綾の歌唱力は流石の一言だが、オープニング演出が梅津泰臣というのも珍しい。相変わらず個性的ながらも、実に雰囲気のある御陽気なキャラのモーションが面白い。色々と見どころの多い作品である。
史上初、墨汁燃えアニメの第2話。この作品の主人公は誰かと問われれば、10人中18人くらいは「墨汁」と答えるだろう。それくらい墨汁。
前回ラストに空から降臨した柳生十兵衛。半蔵はそんな超常現象を見ても忠義を守る為に無謀な戦いを挑む。「マスターサムライ」クラスの圧倒的な武力でもって半蔵を蹂躙した十兵衛は、とどめを刺すべく抜刀して斬りかかるが、間一髪のところで宗朗の制止が間に合い、十兵衛は突然力を失ってくずおれる。結局、二人の戦いは乱入した千姫の預かるところとなった。 紆余曲折を経て千姫に面通しがかなった宗朗とともに、罪状もよく分からず禁固刑をくらった幸村コンビは半蔵とよく分からないコントを繰り返す。意識を取り戻した十兵衛は完全に別人となり、戦闘力も一般人以下。よく分からない状態に、とにかく十兵衛を調べよと進言する幸村。裸にひんむいた十兵衛の胸には、確かにマスターサムライの証となる文様があった。十兵衛に加えて、幸村らの捕縛を望む生徒会長の思惑も謎のまま。よく分からないまま物語は進む。 今回、視聴が終わった後に「え? もう終わったの?」と驚いてしまった。あっという間の1話である。おそらく序盤からその独特な絵柄に引き込まれて細部まで見落とすまいとしていたので、そのせいで時間経過を忘れてしまったらしい。シナリオもあまり進んでいるようには見えないのだが、何故こうも密度が濃いのだろうか。 今回も、作品独自のどぎつい画面は健在。墨汁は元気に飛び回り、絶えず薄墨を流したかのような危うげな全体像も雰囲気がある。まるで絵巻物か、よくて絵本のような背景、キャラクターで、まるで現実感がないようにみえるのだが、キャラクターの動きがはっきりくっきりしているので全く見栄えが損なわれないのがすごい。また、一応江戸の剣豪もののイメージのくせに、食事シーンになるとしれっと背景に湯沸かし器が出てきたり、古式ゆかしい格好をした千姫が兄と携帯電話で会話をしたりと、画像と内容のミスマッチが露骨なネタになっているのも面白い。ホントに飽きない作品だな。 そして、今回もやっぱり墨汁の使い方が絶妙。「カメラレンズに飛び散る」というのがこれまでの基本的な使い方で、それはつまり「何かの飛沫」を表していたわけだが、今回はさらに、墨汁によって示されるものが「何らかの力場」であることが分かる。具体的には、十兵衛対半蔵一騎打ちの開始直後、力強く踏み込んだ十兵衛の足下で、わらじのそこにベタリと墨汁の跡が残る演出がある。これは「画面に飛散した墨汁」ではなく、あくまで「十兵衛の踏み込みが残した何らかの力動性を表すマーキング」である。他にも薄墨は十兵衛の刀身からほとばしる闘気(邪気?)として用いられたりもしているし、本当に視覚的なアピールが面白い作品だ。 また、そんなエキセントリックな画面に引っ張られがちだが、実は戦闘スタイルもどこか捻くれているのが気になる点。半蔵はスカートを高速回転させることで飛行(ホバリング)が可能であり、さらにその遠心力を利用してクナイを飛ばすという必殺技を持っている。十兵衛と最初に対峙した時には双刃剣を接続して構えていたので、近接戦闘でも何か特殊な武芸を持ち合わせているようだ。そうした部分も、今後のバトルシーンで見て行けたら面白いのだが……この作品はエロメインかなぁ。製作会社的に。又兵衛の下半身だけ世界観が違いすぎるんだよ! そして、個人的に無視できないのは、今回でようやく十兵衛の台詞が増えたこと。悠木碧が幼女以外を演じた初のチャレンジ!(大人版ミナ姫はあったけど)。ほんとに芸達者な娘だよなぁ。楽しいです。
何かひどいものを見た気がする第2話。もう今期この作品の感想は書かなくてもいいだろうと思ったけど……あれはなぁ……
というわけで、もうたった1つだけ。画伯がひどい。もう、色々ひどい。アマゾネス=小林ゆうっていうキャスティングは、そりゃまぁ、知ってる人たちはみんな「まぁ、そうなるよね」ってくらいに鉄板の布陣で、確か某ラジオで沢城も「そりゃ仕方ないですよ」みたいなことを言っていたが、あれはどうなんだ? 最初のアマゾネスパートは別に構わんが、女子高生モードだと何を言ってるか全然ワカランじゃないか。画伯は役に入りすぎると回りが見えなくなるんだから、ちゃんと回りがディレクションしてやれよ。鶴岡さん! とまぁ、画伯の登場で全てがどうでも良くなった本作だが、中の人ネタはおさまらず、3人現れた天狗(?)は全員中村悠一。ゆうきゃんは本役がラストサムライのはずだから、これで合計4役。どんだけ頑張ってんだよ。面白いよ。 そして謎の戦隊物かぶれの新キャラ。登場時に中の人が関智一だったので「へぇ、シャフト作品でセキトモって珍しいな」と思ったのだが、まぁ、こういうキャラなら納得。確かに地球を守りそうな声ではあるからな。 あとは……特にない。今回の一番面白かった台詞は、ビリーの「まぁ小松菜でも噛め」。いい声で訳の分からんことを言うな。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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