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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今週は立て続けにゲロ吐くヒロインを観たような……第5話。ゲロの吐き方1つで中の人の実力も推しはかれるってもんですが、みんないいゲロだ(なんの話だ)。

 4話目にして、ようやく主人公・イサミの笑顔が見られた気がするエピソード。相変わらず不穏さも不憫さも拭い切れないが、少しずつ真っ当な路線へと舵を切ってお話を進める気にはなってくれたってことだろうか。正直、まだルルについては何一つ分かってないし、ブレイバーンについても同様なのだが……。

 1つずつ確認していくと、まずルルは「構造的には人間」とのこと。調査の結果不審だったのは手に埋め込まれた装置のみであり、「固形物の食事を摂った痕跡がない」という妙な情報も出てきた。ここから推察されるのは、これまでなんらかの点滴とか、その手の摂取方法で栄養を送り続けられた人類ということになり、その場合には人並外れた身体能力についても考える必要がある。無難なとこだと「相手勢力が人間の研究のために培養していた試験体」とか、そんなとこですかね。言葉が話せないのは当然なのでコミュニケーションが難しいが、彼女が本能的に何を求め、何を目指しているのかは気になるところ。多分使命を与えられて動いてるタイプのキャラではないと思うのだが、懸念材料があるとするなら手のリングによる洗脳とか、操作の危険性かね。まぁ、装置については「ブレイバーンみたいな巨大機体に変身する装置」っていうアイディアもあるけど。流石にこのまま味方機体がブレイバーンのみってことはなさそうだし、誰か仲間メカが増えそうな気はするんだよな。もしルルとブレイバーンが同じような存在なら、ブレイバーンがルルに訳知り顔で名前をつけたのもなんとなく納得できるし(あとブレイバーンがあまりに生き物くさいのも納得できる)。

 ただ、現状でブレイバーンの立ち位置も分かってないのでそこからルルに推察を伸ばすのはあまり意味がないんだ。今週はサブタイトルにある通り、ブレイバーンが一番「全部分かってるぜ」みたいな態度で事態をさばいていたのがなんか腹立つ。そして今回の一件は「彼は彼なりに人間のことを観察し、理解を深めている」ということの証左とも取れるので、最初からず〜〜〜っと抱えている「ブレイバーンも別に味方って決まったわけじゃねぇよな」という謂れのない不安は薄らいではいる。彼の物言いから最後に丸ごと裏切るような極悪キャラでないことはほぼ確定しているので、不安があるとすれば「彼は彼なりに正しいと思って動いてても、それが地球人類にとって害でしかない」というインキュベーターパターン。初期の噛み合わなさはそうした危うさにつながっていたのだが、流石にこんだけ「人の心とは」みたいなところに寄り添った発言をしている奴は、これ以上ソウルジェムを濁らせにはこないんじゃないかな。

 「ブレイバーンは多分悪い奴じゃない」という共通認識が得られれば、あとは地球人は外敵を排除するために彼と共闘するだけである。次の目標は燃える都市・東京。どう見ても手遅れだったみたいだが、果たしてあの状態の日本に上陸して意味があるかどうか……まぁ、ここからアジアに戦線を広げていく時の足がかりにはなるか。考え方が米軍そのものである。

 
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 いよいよなんでもありになってきたぞ、第5話。いや、前回時点で既に最強議論スレ的な限界は突破してた気もするが……ある意味で対抗、ある意味で別次元。マジでこいつら戦う意味あるんか?

 Aパート、バケモンキャラが並んで登場。これまで既にワイバーンが2体登場しているので今さらモンスターの参戦にも特に驚きはしないが……いや、流石にびっくりするわ。なんと今回の主役はマンドレイク。マンドレイクというと、ファンタジー的には「抜く時叫ぶやつ」というのが一番有名で、つい最近もマルシルが精神崩壊させられていたが、単なる魔法植物として鍋に入れられる以外にも、1体のモンスターとして存在し、立って歩いたり、襲ってきたりするパターンもある。確認したらドラクエでは初登場が「Ⅳ」の時、FFは「Ⅲ」からとのこと。1から出てないってことは、モンスターとしての知名度はそこまで代表的なものではないね。確かに、あんまり具体的にどういう個体かっていうイメージは湧かない。

 そうしてあまりイメージの固まっていないモンスターをわざわざ「最強」の一角へと担ぎ出し、ヘンテコなキャラを付与するのが今作の面白いところ。CV杉田で、持ちうる感情はただ1つ「死にたくない」。多少長生きする中でそのほかの感情も手に入れたようだが、本人はそれを「誇り」と認識している様子。「死にたくない」は原初生物的欲求なのでどんな生き物が持っていてもおかしくはないが、そこに「生に縋り付く理由」をさらに付け加えていくのが、長生きするということなのかもしれない。ボディが植物なのでぶっちゃけ戦闘スタイルはなんでもあり。もしこいつがほかの英雄たちと戦うとしたら、それこそマジで単なる「モンスター退治」になるんだろうな……。よく分からんキャラだし、掘り下げればもっとヘンテコな思想も出てきそうなので、なるべく長生きしてほしいとは思っちゃった。今作は3D作劇部分をサンジゲンが担当しており、ウネウネボディのヒグアレさんもCGの領分。ほかのキャラと違和感なく並べるようになっているのは純粋にCG技術の進歩だよね。ちなみにその隣で悪態ついてた山寺ボイスのスケルトンはこないだもちょっと出てたはずだが、未だ紹介名乗りがないのでどんなやつなのかはよく分からないまま。こないだピックアップされたダカイと合流したことで、ようやく候補者たちがちょっとずつ集まってきている感じは出ている。

 問題のBパート、こちらは先週ちょろっと出てほとんど注目されなかったメカ少女ニヒロの道中。引率役だったミキシンボイスのクゼさんは別に強いやつじゃなかったが、なんとそこには守護霊として不可視の天使がついており、紹介名乗りはそっちの方に付与されてしまった。見えず、触れず、干渉せず。されど殺される時だけ出てきて相手に死を付与する天使。……即死チートじゃん。ほかの勇者候補が相手にならないんですが、じゃん。……こんなやつとどう戦ったらいいんでしょうね。そもそも戦う気あるんですかね? マジでなんでもありになっているので続きが1ミリも予測できない……。

 まぁ、こうして思いもよらないキャラがバシバシ出てきてよく分からん中を蠢いている間が一番面白いのかもしれませんね。原作は収束してるんでしょうかね? 次回タイトルからすると、ようやく全員集合ってこと?

 
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 ……人付き合いって、こんなにハードなゲームだったっけ? 第5話……これキツいよねぇ。高校生って、みんなしてこんな地獄みたいな熾烈な競争を生き抜かなきゃいけないんだろうか……。

 2期スタート時点からほぼ1つの問題のみを取り扱って進んでいたお話。「いじめ」というナイーヴな問題を扱うのはアニメ媒体だとなかなか難しいところだが、それだけにかつてなかったような部分にまで肉薄できる可能性もあり、ドキドキモヤモヤしながら見守っていた部分はある。ただ……そんな「柔らかい部分」の問題をあさっての方向からぶち抜いてきた日南葵という女。こいつマジで……。

 友崎がいわゆる「ゲーム思考」を持とうとしているのは彼の生来の性格もあるだろうし、そうした方が「弱キャラ」脱却に向いていると判断したため。そして師匠である日南の指導が最大の理由だが、友崎自身も「なんとなくリアル人生をゲームっぽく考えると攻略しやすくなるな」と相性の良さを感じたおかげ。多少無理くりな感じはありつつも、友崎はそうして師匠の教えに従っていい具合に日常生活をゲームに落とし込んだ。しかし、その処理の仕方だとクラス内のいじめ問題なんてのは好感度の上げ下げをするコミュニケーションゲームみたいな処理になるのかと思いきや、そこにダイレクトな「人の動かし方」みたいなドライな感覚が混ざり込むあたりが今作の珍妙なところである。

 そう、日南葵にとっては、おそらく友崎も含めた全ての要素が駒でしかなかった。もちろん友達を大切に思う気持ちが本当だったからこそ今回のような苛烈な反応になったのだろうが、それにしたって脳の動かし方がクレバーすぎる。いや、どこまで考えて動かしたのかは、全て友崎目線での勝手な想像でしかないのだが……彼の目線から見えた景色はおそらく真実であろう。日南は、やろうと思って本当に紺野を地獄のどん底まで突き落とした。その要素の拾い方、網の張り巡らせ方は、もうデスノートやカイジのような生き死にをかけたレベルのデスゲーム級である。マジでこんな伏線張って、相手を操って、全てを紡いで人を殺していく女子高生がいるもんかね……。もちろん今作はフィクションではあるが、人付き合いの妙味が今作のような「交渉ゲーム」の延長線上にあるのだとしたら、僕はもう怖くて人と関われないよ。

 まー、作者がやりたかったのはそういう薄ら寒さというか、日南の「浮世離れ感」を出す展開だったのだろう。この人を人とも思っていない、ドミノ倒しのドミノ程度の認識をしている人間、実は私は最近心当たりがあって、某人狼ゲーム配信者の(あくまで人狼ゲーム内でだよ)他者を操る手管がマジで今回の日南みたいな考え方なんだよな。「このタイミングでこの要素を出すと人の心はこっちに向く」「相手にここで喋らせず、この話題を出して神経を逆撫でする」「ここでこっちの人にこの要素を出させたら、この人はこっちに進まざるを得ない」。……人生は人狼ゲーム、人生は壺売り。みんな、人と人との信頼を大事にしような。

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 壮大なプロローグが終わった感、第4話。なんでだろう、ヒーラーが「ヒーラーの任務をまっとうします」って言ってくれるだけでやたら安心するのは。世の中にヒーラーを名乗ってヒーラーじゃない奴が多すぎるせいだろうなぁ。

 前回の死闘と打って変わって、今回はほのぼの多めのお話。特に新たに仲間になった(?)ブルリンの愛くるしさが大変よろしく、小熊(というにはややでかいが)のもふもふ加減が実に癒しになっている。唯一心配なのはブルリンの発声方法がだいぶ無茶な唸り声なので中の人は大丈夫なのかということくらいだ。ブルリンが寝てる状態で王都を走ってたらガヤからブルリンと同じ声(?)が聞こえてきてちょっと笑った。その声のモブが出てくるのはアクシズ教徒の町以来ですよ。飲・め・る・の。

 ローズの第一次試練を乗り越え、めでたく前衛適性を認められたウサト。改めてこの世界における救命団の任務を思い知らされ、さらに特訓は過酷になっていく。そんな中で新たに「先輩ヒーラー」に出会ったり、街の人から救命団の評判を聞いたりしてその仕事の大切さを学んでいく。いやまぁ、常識レベルでの「回復役って必要だよね」っていうだけの話ではあるんだけど、ローズが必要以上に伝説を作ってくれているおかげでその重要性はさらに大きく見える。魔王サイドの描写によればローズの武勇伝は敵味方問わずに鳴り響いているようで、最強の前線ヒーラーが1人いるだけでずいぶん戦局にも影響を及ぼすようである。なんだかんだ言って最終的に耐久力がものをいうのはどんなバトルでも当然ですからね。

 そして、ヒーラー職の大切さを学んだウサトの背中を最後に一押ししたのが天然風味マシマシのスズネ先輩の存在。異世界に飛んでからだいぶ様子がおかしかった先輩だが、どうやらこちらのテンションの方が完全に素のようで、活き活きしながら自分の任務に向けて鍛錬を続けているという。そんなまっすぐな先輩も間違いなく前線に送られてしまう「勇者」である。(少なくともかつては)憧れた人を守れるというなら、自分のできる最大限のことをやろうと思うのがウサトという男である。これが恋心なのか憧れなのか、はたまた友情なのかはまだ分からないが、純粋に戦場で背中を預けられる関係性になれればベストですね。ただ、その場合にカズキの存在ってどこに落ち着くんだろうというのは気になるが……ベースとしてはカズキと先輩がくっついとくのが無難なんだよなぁ。ウサトは多分現地民と新しく関係を築けそうだし……あの思わせぶりに出てきたウサ耳っ子はなんだったんでしょうね。

 
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 メイガス三原則だのアシモフコードだの……第16話。どうやら今期は「ロボと人の在り方」を考えるための作品が複数存在しているようだ。ちな、そんな中でブレイバーンの野郎……。

 というわけでさよならノワール。いや、さよならしないかもノワール。存在抹消の可能性が示唆される中で、最近影が薄かった鬱憤を晴らすかのようにノワール可愛いエピソードをたっぷりと展開してくるという、なかなかに人の心がない脚本。すっかり街の人々にも受け入れられてマスコットみたいになっちゃってるノワールを描写することで、がっつりとノワールの「社会性」「人間性」を掘り下げ、「この子が消えちゃってもいいの? よくないよね?」ということを訴えてくる。まぁ、消えちゃっていいわけがないんだけど。

 意外なことに、この「ノワール消えちゃう問題」についてカナタは信じられないくらいに鈍感だった。序盤にミステルが経過報告をしてる時にやんわり「私が戻ってくるよ〜ってことはノワールは用済みになっちゃうよ〜」って伝えてるのに、カナタはさっぱりそれに気づかない。イストワール絡みの進展が大きかったんで舞い上がってる部分もあったんだろうが、ニブいにしてもなかなかに罪作りな態度。ミステルの話を聞いてた時にシエルはなんとなく察してたはずだし、ミステルの方だって実は案外いい奴なので「ノワール消えちゃうかもしれないけど、いいの?」っていう意味も含めて説明してたのに、全然そこを飲み込めてなかったカナタ。彼があそこでちょっとでも「あれ、でもノワールは大丈夫なの?」って気にかけてくれていれば、ノワールの「私が死んでも変わりはいるもの」みたいな思考にもブレーキがかかっていたかもしれなかったのだが。

 でもまぁ、1つのボディに2つの人格っていう状態が不健全だったのは事実なわけで……周りがどう思ったところで、ミステルだって権利を主張できる1つの人格。彼女が自分の意思を優先し、「本当の姿」に戻りたいと願うならそれを邪魔することもできない。仮初の姿にお別れを言い、超有能ゼロ型メイガスが復活する展開もある意味ではハッピーエンドと考えることもできる。それを許さない空気になっているのは、ミステル自身もノワールに気を遣ってる部分があるからなんだよなぁ。ミステル、多分いい子なのよね。彼女がなまじ気を遣ってノワールの存在を消し切れないからこそ、ノワールにも欲が出てしまっている。なんとか思い残すことがないようにと精一杯動き回った結果、さらに「ノワールという自己」の存在意義がどんどん掘り出されてしまい、どんどん「消えたくない」の方向に自我が傾いてしまった。

 ミステルが分析するには、ノワールがセーフティのくせにそこそこのスペックで動けていたのはミステルから容量を奪っていたせいだという。もしそれが事実であるなら、そんなことができるのは本当に一介の「セーフティ」であるだろうか? それだけの容量を使用するだけの権利が、ノワールにも与えられていたと考えられないだろうか? であるならば、1つのボディに共存するミステルとノワールの主従は未だ定まらない。最後の最後に抵抗を見せてしまったノワールは、一時的にボディこそ入れ替わったように見えたが、最後まで精神の部分は維持したままだった。ミステルにとっても完全に想定外のこの抵抗、単なるイレギュラーなのか、それとも「ノワール」という機体の元々の仕様なのか。

 ここまで見せられたら、もう視聴者目線ではノワールとミステルのどっちが消えても納得いかない状態になっちゃってるのだが……最終的に、どこに落としどころを見つけるんでしょうね……でもなぁ、鴨志田一脚本の中では、梓川かえでちゃんはケジメつけて存在抹消されてるんだよなぁ……。

 
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 この度、「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズの公式ソシャゲ、「XD UNLIMITED」が眠るようにして静かに息を引き取った。稼働期間は約6年半。決して短くない付き合いの中で、たくさんの思い出を残してくれた。終わってしまうのはもちろん寂しいという気持ちもあるが、基本的にソシャゲってのはどこまでも引っ張って長続きできるような媒体ではないと思っているし、終末医療みたいな状態で愚にもつかないものをダラダラと垂れ流されてもしょうがない(そもそも商品なのでそんなこと出来るはずもない)。ここいらが潮時。ファンの人たちもそれは分かっているんじゃなかろうか。

 ……まー、ほんとに愛憎こもごもではありますよ。ゲームとしてはお世辞にも「おもしろ!」ってもんではなかったからなぁ。世の大半のソシャゲ同様に基本的には課金ゲー。でもまぁ、シナリオを読むだけなら微課金でも無課金でもイケるから最後までお付き合いできたってもんで。でも、わたしゃ微微課金くらいだったけど、後半2年くらいは大して不満もなくガチャは回せてたんだよな。その販売形態になっている時点で「もう集金能力ないやろし、どこまで保つもんかな」とは思っていた。正直、想像以上に頑張ってくれたと思う。内容についても、1つ1つのシナリオはさ、ぶっちゃけ同じことの繰り返しではあるんだよ。毎回敵ユニットがちょろっと変わるくらいで、展開はベタの極み。でもそれってどんな作品でも同じようなもんで、お約束をお約束として見せてる分には不満はないし、毎回新しいカードが出てくれば「今回はこんなコンセプトかー」って見守るのはそれなりに楽しい。そう考えるとシンフォギアの心象変化っていうアイディアは良かったよね。それだけで「お人形さんの着せ替えごっこ」はずっと続けられるわけで。

 メックヴァラヌスみたいに時たまクッソ刺さるシナリオが出てくることもあったし、ちゃんとキャラの個性や心情に寄り添った描写もあるから「あ、アニメのその要素をそう解釈するんだ」みたいな感覚がポロポロ出てくるのも愛が感じられた。後半はかなり数は減ったけど、ゲーム由来で新曲がいくつもリリースされるのも嬉しかった。お気に入りは「裸になって…夏」。ついでに好きなシナリオは「太陽の三撃槍」。あのクオリティがちょこちょこ出てくれればいうことなしですよ。個人的に心残りがあるとすればノーブルレッドの活躍がもう少し見たかったことくらいかな。エルフナインについては、多分参戦するのがほんとに最後の切り札扱いだっただろうから量が少ないのはしょうがない。

 キングポーンに移管した後もそこまで大きな変化もなくプレイすることができたし、グダグダで終わるんじゃなくて、最後はきちんと「最後らしい」ことをやってくれたのも好印象。決して無責任なお仕事じゃなかったというので、シンフォギアプロジェクトの1つの形態として誇っていいだけの結果を残したと思いますよ。あとはもう、ファン目線からは「XDで見せたギアが、どっかでアニメになってくれればいうことなしなんですが……」っていうくらいですかね。新プロジェクト、どうなるかなー。

 お別れにあたって、せっかくなのでちょっとだけ思い出を記録する意味でカードをいくつかピックアップしよう。一応メインキャラで1キャラ1枚縛りにして、だいたいの時系列で並べていきます。古いカードが多いのは思い出補正なのでご容赦を。みなさんの思い出のカードはなんですか?

 


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 犬の匂いを嗅ぐ至福、わかりみ、第13話。あれなんなんだろね、僕の場合は「猫の匂い」の記憶が強いんだけど、獣臭って臭いのにかいじゃうとこあるよね。まぁ、猫は毎日ちゃんとお手入れしてて清潔ですからね!

 なんか感想書くのずいぶん久しぶりだった。番組感想・新番チェック期にちょっと飛ばしてしまっていたのだが、その間には1クール目の締めとして元カノ編とかがあったりした。元カノ編はこれまでの登場人物の中でも一番動物に対する理解と愛情が無い奴が依頼人だったせいでずいぶんストレスがたまったもんである。あいつが簡単に犬を2匹も買えてしまっている現代日本のペット事情はもう少し考えた方がいいのかもしれん。ただ、そんな元カノに対してはサイコパスみがある佐村がガチでぶつかったために一応は円満解決にたどりつくことができた。そりゃね、あれだけのことをしでかしておいて「じゃぁヨリを戻しましょう」っていう展開だったら誰も納得しないからね。「ペットの扱いについて改心したし、これまで散々な扱いをしてきた佐村へは思慕の情を持ったが、今更復縁を迫られてももう遅い」というザマァ展開が良い落とし所だったんじゃなかろうか。

 で、そんなダメ飼い主の話があったせいかどうかはわからないが、この度の依頼人は珍しく人格にも家庭環境にも一切問題がない人(残念ながらCVはプリキュアではなかったが)。純粋にペットを愛しているのだが、肝心の犬が元々捨て犬だったことや、多分最初に当てたトリマーとの相性が悪かったことなどが重なったのだろう、なかなか修正の難しい状態になってしまっていた。そして、そこで見せつけられるのがトリマー・トレーナーのお見事な連携。今回はそれに獣医も加わり、「ペット業界で働く専門家って、みんなすごいんだぜ」というだいぶ分かりやすいプロパガンダみたいなお話。でもまぁ、言ってることは多分本当なので見てる側は「ほへー」って感心して見守るだけである。

 考えてみりゃ、ドッグトレーナーアニメってのはなかなかのワンパターンだということがここまでくるとなんとなく見えてきて、症状や環境はどのペットも全部違うので大変そうに見えるが、トレーナーがやることって、ただひたすらに条件付けと習慣の構築。そのためには基本的に報酬系を活用することになるので、実は丹羽がやっているトレーニング自体は、最初から今回までそこまで大きな差はないのだ。アニメにしてもワンパタに陥ってしまう危険性があるはずなのだが、それにもかかわらず「ほへー」と感心して見守ってしまうのは、やはり丹羽が優れたトレーナーであるということがちゃんと伝わってくるおかげ。そして、ちゃんと毎回なんらかの形で「なるほど、勉強になるなぁ」と思わせてくれる教育的な内容のおかげ。特に今回みたいにトレーナーやトリマーがやっている具体的な「処置」を事細かに見せてもらえると納得感が高いですね。ほんと、正確な知識と技術を持って、ただただ地道な反復を行うこと以外でペットとの関係性を深めることはできないんだよな。まぁ、当たり前っちゃぁ当たり前の話なんだけど。

 ちゃんとかける手間をかけてやればペットの問題の多くは解決できる。逆に言えば、ペットが問題を抱えているのはそのコストをかけてやらない飼い主の責任ということ。作中でも言われていた通り「別に犬のことを何も知らないとしてもそれ自体は恥ずかしいことじゃない。今から学んでいけばいい」のだけれど、現代社会では飼い始める前にその辺のレクチャーしてくれるところも増えているみたいだし、昔よりもペットに住みやすい世界になっていると信じたいですね。

 
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「ひろがるスカイ!プリキュア」 6→5

 「終わりよければすべて良し」の精神で、最終回だけ観て点数そのままでもいいじゃんとは思ったけども……一応1年通しての総評ってことで、評価はアベレージくらいに落ち着かせてもらおう。それにしたってラストバトルのスキアヘッドの作画とかどないやねん。

 点数は下げたが、決して大きな不満を抱えるようなシリーズではなかった。ちゃんと評価できる点はあったし、いい1年だったとは思うのだが、そこは諸々のプラスマイナスがあるので、少し要素を分けて見ていこう。まず、ざっくりいうと「思ってた方向性と描きたい要素がだいぶ違ってた」という食い違いがある。これはまぁ、ほんとに好みの話なのだが、私は戦隊レッドで言えば歴代1位にあげるのは明石チーフである。多分その下にマベちゃんとかがくるのかな(朝加圭一郎をどこに置くかが悩ましい)。あまり意識していなかったが、どうやら戦隊においてはシンプルに頼れるリーダー像が好きなようだ。今作が始まった時にも、「ヒーローガール」という耳慣れないフレーズを手がかりに、「きっと痛快なヒーロー活劇を繰り広げるヒロインなのだ」と期待していた。ただ、1年を通して見ると、ソラ・ハレワタールはどっちかってぇと悩めるヒーロー像の方だった気がする。晴れ渡らずに曇ってる時間も結構長いし、他のプリキュアに比べて押し寄せる困難のシリアスが強めだったので簡単にゲンコツ1つで解決できない問題にぶつかり、曇ったり淀んだりで大変だった。そりゃまぁ、シャララ隊長の一件とかどんな罰ゲームだよ、と思うし、ラストのカイゼリンを巡るいざこざもソラさん1人の手に委ねるにはあまりに大き過ぎる国難。どんな女の子だって曇るし折れる。そこはしょうがないのだが、「あぁ、そういうヒーロー像の方ね」というのはちょっと想定とずれてしまった。どっちかというと1年通して強かったキャラはましろんだった気がするのよね。彼女の優しさと強さを併せ持った心の力こそが象徴的なプリキュア的パワーであり、そう考えると、ガワの割にはオーソドックスな作品だったのかもしれない。

 そう、オーソドックスだったんですよ。スタート時には色々と鳴り物入りで始まったはずだったのだが、ツバサの扱いとか、割と途中から無難な推移になったじゃないですか。まー、「男の子プリキュアだから!」ってんで特別扱いしちゃったら本末転倒になってしまうし、しれっと扱うのが正しかったとは思うのだが、その辺もやっぱり「せっかく入れた割には……」みたいな肩透かしはあった。なかなか度肝を抜くような革新ってのは難しいものだが、ここ最近は「ドンブラ」「キングオージャー」と戦隊シリーズが殻を破り続ける快進撃を続けているもんで、プリキュアにも思い切った転換があるかと期待してしまった部分はある。

 ただまぁ、例えばツバサの立ち位置にしても、ベースが4人だったチームを大胆に2:2に分けるというアイディアは面白かった。ソラ・ましろがいわゆる「2人キュア」のフォーマットを取るに際し、どうしたって残りのメンバーの陰は薄くなりがちだし、絡みを作るにしても2人の添え物みたいになってしまいかねないのだが、そこをバッサリ切って「少年とあげはさんのおねショタペア」と定義づけることによって、全く別軸でのドラマの拡張を可能にしていた。この辺の構造はもしかしたら「ドラマ性が散逸的だ」という批判にもつながりかねないが、個々のエピソードに何かしらのフックをつけていかなきゃならない長丁場のアニメにおいて、わかりやすい関係構築はいい処理だったんじゃないかと思っている。「ましろを中心として苦難のヒーローを支えながら、共に戦う」というプリキュアのベースとおねショタ。……こう考えると充分に挑戦的ではあったのか。

 あと、これもどっちかというと好みの範疇の話で申し訳ないのだが、アンダーグ側の描き方はもうちょいいじって欲しかった。というのも、多分これもどこかで書いた気がするんだが、私は悪の組織の面々がわちゃわちゃしているのを見るのが大好きである。現在進行形なら(もう終わりかけてるけど)宇蟲五道化の絡みなんかは好きだし、プリキュアで言えばディストピア3幹部とか、後回しの魔女様の配下衆の仲良く喧嘩してる様子なんかがとっても好きなのですよ(あ、ビョーゲンズはガチでギスギスしちゃってるからちょっと……)。悪の組織サイドでも関係性の物語が進むというか。しかし今作は残念ながら幹部クラスが1人ずつ出てきては討伐されていく、私が勝手に「ギンガマンシステム」と呼んでいる構成で倒れていった。まぁ、最後にはカバトンさんも帰ってきて私の見たかったわちゃわちゃを少しは演出してくれたが、どうせならもっと最初の時点からカイゼリンをトップに据えてカバトンとバッタモンダーとかの絡みがあれば、もっと終盤のアンダーグの物語にも色々と要素が加えられたんじゃないかと。……まぁ、それが煩雑すぎるからこういう構造を採用したんだろうけど……どうしてもカイゼリンが出てくるタイミングが遅かったもんで、ミノトンあたりは単なる繋ぎ役にしか見えなかったのがねぇ。バッタモンダーの地上生活奮闘記みたいなやつが、もっと他の連中でも見られたら面白かったんだけど。なおバッタモンダーについては、ましろんの活躍を引き立てるいい仕事をしてくれたので感謝している。

 というわけで、トータルでそこまで悪いもんじゃないが、「もっとこれが見たかった」っていう要素がちらほら。結果は「まぁ普通」でFAでした。オールスターFの素晴らしさを見るに、威風堂々とした勇姿でもって立つソラは歴代プリキュアでも屈指の格好良さを見せつけられるポテンシャルはあるはずなので、出来れば今後の劇場作品などでの活躍にも期待したい。

 来週から犬ですってよ。日曜に犬アニメが2本放送されるようになるな……。

 
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 クソ野郎VSクソ野郎、第15話。やっぱり今作は下衆野郎を描いている時が一番活き活きしている。そしてキャラの大半が下衆野郎なので、つまりはだいたい活き活きしている。

 満身創痍だったラグナが気合いを入れてなんとか復活。全然噛み合ってる感はないが、全部自分で片付けようとしていたラグナがなんとかここまで持ち直し、「未来の自分」への歩み寄りを見せたきっかけとなったのは必死についてきたシン・カトラスのおかげといえばおかげ。「新たな仲間の力で主人公がちょっとだけ友情を覚える」……みたいな綺麗な形ではないかもしれないが、とりあえず少しだけ成長できた。ラグナの場合はおっちゃんが言ってたように「成長する」というよりも「元々持ち合わせた潜在力に寄せていく」っていう方向性なんだろうけども。そして、その無茶苦茶なスペックには流石のオルト・ゾラも舌を巻く。これまでどんだけ対策されても余裕を見せていたゾラちゃんだったが、今回ばかりは流石に焦りをあらわにした。そんな彼の状態に盟友・タラちゃんも心配そう。それでも直接口に出して文句を言わないあたりはタラちゃんの優しさなのかもしれないが、その隔たりが壊滅的なダメージにならないといいのだが。

 今回、あらためて気づいたことが2点あって、そのうち1点はもしかしたら単なる勘違いかもしれない思いつきなのだが、もしかしてラグナの「過去回帰」の能力ってアルテマティア様由来なんじゃないか? 彼が静止した時間の中でわずかでも動くことができたのは、未来でアルテマティアの血を受けて血族にさせられたことに由来している。であるならば、彼が「時間を戻して過去へ遡ってきた」理由ももしかしたらティアちゃんの能力が原因なんじゃなかろうか。……だとしたらほんとにティア様がかわいそ過ぎるな……全部自分で巻いたタネなんだけど、「未来の自分」じゃどうしようもねぇし。まぁ、ほんとかどうかは知らんけど。とりあえず「なんてタイムリープできるんだよ」っていうなろう系にありがちなツッコミについて、一応今作では答えらしきものが見出せた気がする。

 もう1点気づいたことがあるのだが、それはもう1局の戦線に関係する。もちろん、クリムゾンのことだ。銀器姫が倒れて絶体絶命の騎士団。ここで一発逆転の手を打ち出してアルテマティア成龍を返り討ちにしてみせたのが前回のクリムゾンの活躍だったわけだが、そこから「よぉし! 反撃の狼煙だ!」とならずに常に斜め下の戦略をとってくれるのがクリムゾンらしさ。フーさんはいきなりの裏切りにてんてこ舞いだし、村瀬ボイスで性別不詳の相手に蹂躙されっぱなし。クリムゾンはオルト・ゾラのすべての行動原理を読み切った上で最善(最悪)の下衆戦略をとっており、その狙いは彼の完璧な頭脳の中ではすべてうまくいくはずだった。しかしそこで更なるどんでん返し。フーさんと技術班のおっぱいは兄妹(?)だったとかよくわからん設定が飛び出し、さらにフーさん同様に想定外の魔力量を秘めた爆弾だった。意図せずそれに触れてしまったクリムゾンは文字通りぶっ飛ばされてしまって全ての計算が狂う(多分、これによってさらにゾラさんの計算も狂わされるだろうが)。戦局はますます読めなくなった。

 気づいたことってのは作品内部の話じゃなくて、「そうか、この作品ってクリムゾンが酷い目にあうのが楽しいのか」ということ。普通の作品って、「正義チームをピンチに陥れる悪役」を打ち砕いた時にスカッとするのがカタルシスになるわけだが、「正義チームをピンチに陥れる悪役」って、1つの物語にそうそう頻繁に出てくるもんじゃない。悪の規模がデカければそれだけにカタルシスも大きくなるわけだが、ラスボス戦ばかりを繰り返すわけにもいかないし、山場ってのはそんなにたくさん出てこないものだ。しかし今作の場合、常に隣に「最低最悪、ほぼ作中最強の能力を持つ極悪畜生野郎」がおり、こいつが期待を裏切らずにクソムーブを常にかましてくれるおかげで、敵だろうが味方だろうが、こいつの思惑をぶっ壊すことでいちいちスカッと体験ができるのである。今回の一件だって、騎士団の戦況を考えれば別になんの解決にもなっていない(むしろクリムゾンが退場したら不利ですらある)のだが、それでもどこかでスカッと感が味わえる。これが、今作の気持ちよさの1つの原動力なのだな、ということになんか納得がいった。もちろん、そのためには何回酷い目にあってもクリムゾンが株を下げないという厳しい条件が必要になるわけだが……ごめん、ちょっと下がってるかも。まぁでも、今のところは気持ちよさの方が勝ってるよな。

 でも今回一番面白かったのは、よりによってデブの成竜の特殊能力が「機動力を活かした不意打ち」だったことです。お前はデブであれよ。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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