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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ポーション頼みで生き延びます!」 4

 なんの得も意味もないことを書くんだけど、この作品、読んだことあるかもしれないし無いかもしれない。それすらももう、分からない。

 えっとね、まず録画リストに並んだタイトルだけ見て、「あれ、なんか見覚えあるな。もしかしたら以前漫画喫茶でチラッと読んだ作品かもしれないな」と思ったわけですよ。だい〜ぶ前に触れたけど、以前私は満喫お籠もりイベントを行う際、そこそこの頻度でなろうコミカライズも手に取って読んでたことがあるんです。女騎士がジャスコに行く漫画とか(今調べたらなろうではなかった)、文房具で戦う漫画とか、ほんとにフィーリングで手に取って。流石に無益すぎるってんで最近満喫に行ってもなろうは手に取らなくなったんですが、そんな過去の行いの残滓が今更来たかな、と思ったんです。実際、今作は連載スタートが2015年、コミック版も2017年に出ているので、私がまだ記録をつけていない5年以上前の満喫で読んでた可能性は充分ありそう。でも、いざアニメの1話目を見ても、全く判断がつかなかったんです。「見たことある……やつといえば見たことあるやつだけど……それを言ったらだいたいのなろうは見たことあるやつになるわけで……」とプチ混乱。「読んだか読んでないか、確認すれば分かると思ったのに結局分からない」という奇跡的な状況、もうなろう作品でしか起こり得ない状況ですよね。

 てなわけで、結局真相は闇の中です。もしかしたら読んでなかったかもしれないですが、魂に刷り込まれたレベルでなろうです。ただ、今作は8年前からスタートしているという割に、とっとと「なろう的要素」をギャグとして蹴ってしまい、それを嘲笑う方向でヒロインのキャラ付けをしていくところが、多分当時の感覚では新しい試みだったんだろう(いやぁ、8年前でもだいぶ手垢がついてないか?)。おかげであまりに転生慣れしすぎていてどこまでギャグとして受け入れていいかよく分からず、「客観視が全くできてないオナニーまがいのなろう文学」が、どこまで自覚的なものなのかの境界も曖昧な不思議な感覚がある。面白いかと言われたら……やっぱ面白くはないんだけどさ。ここからの展開も先が思いやられるところ。

 ただ、強いて今作ならではの面白い点を挙げるとすれば、思い切りデフォルメを強くしてアバターみたいな頭身まで下げちゃったキャラデザと、開き直ったようにディティールを削ぎ落とした背景美術などの画面の作り方。確認したら制作スタジオと監督が私の謎刺さりアニメ・「このヒーラー、めんどくさい」と同じだった。なんと「ヒーラー」で初の元請け、今回が2作品目というよく分からない冒険心に溢れたスタジオである。ちなみに同じ監督は「惑星のさみだれ」も担当しているというどエラい地雷も抱えているのだが、もうあれはスタジオ側の責任ということで忘れた方がお互いのためだろう。今回の座組みなら、あそこまでの阿鼻叫喚にはならない……といいな。

 ただ「ヒーラー」は完全にギャグに振り切っていたおかげでへちょさの目立つ作画でも味わいになったが(それでいいのか?)、今作は一応真面目になろうファンタジーをやろうとしている部分もあり、デザインだけでは消臭しきれない要素もちらほら。その辺を今後脱却し切れるかどうかで、「マシな方のなろう」になれるかどうかが変わってくるだろう。あんまり興味ない? 俺も無い。

 

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○「僕らの雨いろプロトコル」 5

 また「お金がないとどうしようもないよ」って話をされた……結局この世の真理なので、どんな作品だとしてもこの絶対条件から逃れることなどできないのだ……。

 タイトルからは何が始まるのか全く予測できなかったオリジナルアニメーション。なんとテーマは「e-sports」とのことで、「まーた安易に流行りもんに手ェ出しちゃってまぁ」と思ったわけだが、1話目での印象は決して悪くない。何か飛び抜けて惹きつけられる要素があるわけではないが、きちんと理解が及ぶし、丁寧な進行でやりたいことが見える無難で教科書通りのスタートになっている。

 過度に得点をあげられない最大の理由は「私自身があんまりe-sportsに詳しくないから」なのが申し訳ないところだが、すでにスタートした「16bitセンセーション」がゲーム制作をテーマにして「ゲーム制作ものってあんまり当たってる例がないんだよなぁ」という理由で警戒されているのと同様、こちらの作品も「ゲームプレイものってあんまり当たってる例がないんだよなぁ」というのでちょっと様子を見たいというのが正直なところ。ただ、少なくとも今期放送している「VRMMO」とか「シャングリラフロンティア」みたいにただゲームの中で無双したいってんでゲームを描いている作品とはそもそもの目標が全く違っているし、どっちかというと「マイナー競技部活もの」のカテゴリと比較するのが正しいのかもしれない。

 e-sportsをテーマにするに際し、主人公が社会人じゃなくて高校生になってるけど、「甲子園みたいなところで青春の汗を流すのが目的さ!」なんて雑な青春グラフィティにせずに、「主人公のご家庭が母子家庭なもんで家計的にも苦しいし、お世話になってる世話焼きおねーちゃんヒロインのご実家が財政難で立ち行かなくなりそうだから、e-sportsで賞金とってこい」というあまりに即物的な設定になっているのも潔い。やっぱり現代のプロゲーマーの姿を考えるに、「いかに金を稼いでるのか」っていう姿に迫った方がリアルだし、その方がドラマとしてのエンジンも回りそうだしね。主人公・ヒロイン・親友ポジという三角形の置き方も分かりやすいし、ドラマ作りの方向性はこれでいいんじゃなかろうか。

 映像部分については特に可も不可もない状態だが、(声の影響は大きいかもしれないが)ヒロインは可愛く見えるし、決して手抜き感のある映像ではない。制作スタジオがあんまり名前を聞かないちっちゃいところっぽいのはやや不安だが……せっかくのオリジナルプロジェクト、なんとか最後まで走り切ってほしいと思う。ちなみに「ゲーム画面のグラが何年前のもんだよ」みたいな意見はありそうだが、まぁ、このくらいならデザインとしては許容範囲じゃないですかね? あえてゲームゲームした荒い画面に見せることで、通常パートとの差異を浮き彫りにして視認性をあげるのが狙いだろうし。まぁ、おかげでゲーム自体があんまり面白そうに見えないのが難点だが……どうせ作るなら、それこそプロゲーマーよろしくどこぞの実在のゲームとのコラボにしてスポンサードされちゃえば楽だったかもしれんな。まぁ、ずっと同じゲームばっかりやり続けるわけにもいかんからなぁ。

 

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○「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」 4

 大西くんはほんとキャラクターイメージがブレないの、本人の努力の賜物なのか、配役側が求めるものが何かあるのか……まぁ、本人があの調子だから別にどっちでもいいんだけど。

 というわけで、タイトルを読んでしまえばもうわざわざアニメを1クール見る必要がなさそうなやつ。意外なことにこのタイトルでなろうではない。……なろうじゃないのにこの有様なのか? 大丈夫か日本の出版業界……。まぁ、分かりやすさが美徳とする文化もあるかもしれないのでね。

 とりあえず客観的な部分から埋めていくと、監督は今期「私の推しは悪役令嬢。」との同時進行らしい。制作時期が被ってるかどうかは知らんけど、あまり加点要素はなさそう。スタジオはENGIということで評価が難しいところだが、少なくともこのアニメはパワー低め。ENGIっていうと作品によってはシャープな線が良くも悪くも印象的なデザインになることがあったのだが、今作は割と丸っこさというか、ソフトな線での描画が多いので「ENGIっぽさ」がちょっと少なめで、なおかつ動画力は低め。残念ながら「設定はナニだけどアニメとして面白そうだから見てみるやで!」とはなりそうもない。

 そしてこれが一番大事なところだが、ぶっちゃけこの手の流れはあんまり私の好みじゃない。非実在イマジナリー「オタクくんに優しいギャル」についてはなんかこう、季節の変わり目とか、気圧の変化とか次第では「あっ、今日はなんか身体がギャルを求めているぞ!」みたいな気分の日もゼロではないが、基本的に必要としていないタイプ。吹っ切れた堂々たる「ギャル」であればまだ受け入れようもあるのだが、今作のヒロインは「ギャルらしさ」という部分がただ1点「出会って即SEX」という属性でしか表されていない。流石にこれは嗜好以前の問題としてあんまりそそられない造形だよ。外見だけで言えばそりゃぁ「ギャル」以外の何ものでもないのだろうが、外見だけで惹きつけたいならもうちょい作画で頑張ってもらわないと。まぁ、テンプレ感を必要以上に押し出しておくことでここからギャップの掘り下げを狙うっていう方向性はありかもしれないが。

 あと、この手の作品で地味に評価を左右する要素に「男キャラの周りを囲む環境」があって、今作はいわゆる「インキャ友達」枠がキモくて受け入れ難いのがキツい。やっぱ猿山みたいなキャラってスタンダードな狂言回しだけで役割としては足りてるんだろな。

 

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○「最果てのパラディン 鉄錆の山の王」 ―

 まだまだ終わらない続編アニメの波、そしてなろうの波。まぁ、今作はなろう軍の中ではだいぶ印象がいい方の作品ではあったけども。

 1期の放送は2年前。ただ、例によって並み居るなろうストリームにもまれてしまったせいであんまりディティールは覚えてない状態。一応、「なんか印象は悪くなかった」ということは覚えているし、独特だった序盤の子育てパートと、3英雄との別れまではかなり印象がよくて覚えてる度合いも高い。ただ、確かそこから人里に出たあたりで「最果てって言ってたけど、普通に人がいるんだな……」などとちょっと想定とズレた展開になってしまい、後半パートでどんな物語が展開したのかは本当に覚えていない。今回1話目でちょっとだけ復習してくれたおかげでエルフ青年・メネルくんに関しては「そうそう、こいつがいたんだっけ」と思い出せたが、今回ず〜っとメインで描かれてた耳長少女吟遊詩人については「……いたっけ?」とマジで思い出せず、おかげでせっかくの導入も上の空になってしまったのは申し訳なかった。最低限の復習をこなしてから視聴する時間的余裕があればいいのだが……。

 でもまぁ、そうして「かなり忘れてる」状態ではあるが、やっぱり印象としては「悪くない」というのが継続している。個々の要素をあげようと思えばあげられるんだろうが、ざっくりと印象だけで言ってしまえば「ちゃんと世界を作ろうとしてくれている」感があるんだよね。あんまりあくせくしてないというか、設定のための設定に溺れていないというか。少なくとも1話目時点で明確に目標が定まっているわけではないが、それだけに主人公・ウィルがどのような人物であるかがゆっくりと伝わってくる導入になっているし、歌う少女・ビィのキャラクターも、「学院」とやらのじいさんも世界に根付いた上で、優しい空気を提供してくれている。ストーリーを紡ぐ原作者がちゃんと考えていることの表れでもあるし、アニメスタッフもそんな空気をなんとか画面に出してやろうと頑張っている証左なのではなかろうか。

 この2年で何故か制作体制は変わってしまっており、監督も変わったし、スタジオも別なところになっているみたいだが、元のスタジオがBilibili傘下の中国資本のスタジオだったところからOLMとサンライズ傘下に変更されている。まぁ、1期目のノウハウは引き継がれているように見受けられるので、そんなにピントのズレたことはしないと思う。今度こそ、ちゃんと世界に浸れるようにゆっくりと見守りたいものだ。

 

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○「盾の勇者の成り上がり Season3」 ―

 2作品続けて「結局ね、世の中お金なのよ」みたいな話が続いて辛いっす。いやまて、でも現代を舞台にしたプリキュアで経済的な話をするのはしょうがないけど、なろうファンタジーでチート無双してた勇者がいまさら金の話であくせくするのはどういうことやねん。

 というわけで3期目ですが、2期目の時点でタガが外れてお話がどっかに行っちゃった感が強くて、正直追いかけられてない状態です。3期に入ったらさらに絶望やろ、と思いつつも一応視聴してみたら、どうやら2期で襲いかかってきた「異世界の異世界の何か」は討伐したとのこと。それでまた1期の頃の話に戻ってくるってんならギリギリ追いかけられるような気もしたんだが、1期の頃に散々苦しんでいた「波」とやらについては「まだなんやかんやあって止まってます。代わりに、別な脅威の2体目が出てくる予定だったんだけど、なんやかんやあって時間的猶予は得ました」とのこと。「なんやかんや」が多すぎてやっぱり分からん。主人公以外の「他の勇者」の存在も、確か1期時点で他にムカつく奴らが3人いて、その3人との関係は割と雪解け気味、みたいな印象はあったのだが、異世界の異世界に飛んだ時の「追加でめっちゃ勇者います」みたいな状態が解消されたのかされてないのか、その辺もよくわかってない。

 結局さ、最初に設定したタスクだけだと長期連載が継続できないとか、それだけだと単調すぎて話が作れないとか、そういう理由で後付けのタスクがどんどん出てきてて、それが世界設定を崩壊させないようにさらにガチガチに設定まみれにしてお茶を濁してるもんだから、不安定な足場に違法建築を続けてるような状態なんじゃないかしら。まぁ、単にこちらが不真面目なだけで、真面目に視聴してるファンからしたら「何も難しいこと言ってないし、すっきりとのめり込めるシナリオラインだろ。頭スポンジか?」とか思われるかもしれませんけどね。いやぁ、でも今更主人公たちの冒険をハードモードにするための設定が「こないだのボス戦で呪いを喰らったからパーティみんなのステータス半分になったわ」は流石にどうなんだ……。

 まぁ、ステータスは半分になってもフィーロの可愛さは変わらないから良しとしておくかぁ。ラフタリアも可愛いっちゃ可愛いけど、どうせだったら以前のロリバージョンの方がよかったな。可愛さだけで視聴を続けるかどうかは分かりません。緒方賢一がこんなに喋るアニメ久しぶりに見たんだが、正直、そろそろきつくなり始めてる気はするな……彼が引退したら困るアニメ第2位かもしれん(第1位は当然どこぞの名探偵)。

 

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○「キボウノチカラ〜オトナプリキュア '23」 5

 「やりたいことを信じてやり続ければきっと夢は叶う」とおっしゃっていましたが、それでは「やりたくないことを何がなんでもやらないように逃げ続けた人生なので、結果的にだいたいやりたいことだけやってきた」大人はどうなるのでしょうか? 教えてプリキュア! ちなみに、答えが「先細りの人生」なのは既に知っていたりする。身をもって示してるから!

 暗い話から入ってみましたが、そりゃそうでしょ、「大人って、暗いよ」っていうスタートだったんだもん。どうしても「大人」を描いた作品ってこういう展開になりがち。いったいどういう経緯でスタートすることになったのか、謎が謎を呼ぶ新プロジェクトがいよいよスタートした。「大人プリキュア」というコンセプト自体は分からんでもない。既におジャ魔女で1回「未来の話」はしているのだし、数多あるプリキュアから「未来編」を作ろうという発想自体は理解の及ぶところ。ただ、なんでそれががっつり地上波放送されることになり、しかも朝日系列局じゃなくてNHKでスタートしたのかはほんとに謎。裏でどういう動きがあったんでしょうね? 東映主体の動きなのは間違いないだろうが……最近のNHK、アニメ文化に一石を投じすぎである。

 さておき、いちプリキュアファンとして今作をどう観るか、もしかしたら気にしている人もいるかもしれないが、残念ながら私は「よぅ分からん」が正解。どっかで書いたと思うけど、私のプリキュア歴のスタートはハトプリからなんですよ。今作の元となった「プリキュア5」は今でも根強いファンがいた人気シリーズだということは知識としては知っているが、中身はマジでほんとに知らない。いや、一応メンバー構成くらいは知ってるけど、具体的な人間関係とか中身については、調べるだけ調べて本編を見ないってのも失礼だろうと思い、一切情報を入れていない。おかげでそれぞれのキャラの特性もよく知らないし、2年にわたるドラマの中でどんな展開があったのかもしらないので、今作を見る時に「どこまでが元ネタ準拠のファンサービス? 私は何をベースに見たらいいの?」という、「知らない奴の劣等感」を感じてしまう状態になっているのである。こればかりは本当にどうしようもない。

 ただ、そうした状態が極端に苦手な私は視聴しないという判断もできただろうが、今作については一応視聴したいと思っている。これは単に、「大人プリキュア、どんなもんじゃい」という好奇心が勝ったからだ。幸か不幸か、1話目は本当に「大人になったプリキュア、こういう感じの展開になるだろうなぁ」という想定からはみ出ないシナリオラインだったのでほとんど違和感なく飲み込めた。ただ、ここからさらに「プリキュア」にしていくにはどう展開するのかは全く予想もつかないが……これ、流石に変身せずに終わるってことはないよね? ただ、変身するにしても、再びロリに戻してから変身するのか、それともOLたちが堂々とコスチュームを着ることになるのか……まぁ、コンセプトを考えると後者だよなぁ。やっぱ純粋にその辺の興味があるわ。こうなってくると、むしろ原作に思い入れがない状態ってのはむしろプラスかもね。どんな展開になっても別にダメージがないからさ。ただまぁ、「大人、大変だけど、精一杯生きてるよね」みたいなことを重ね重ね描写されると、冒頭の嘆きみたいなダメージは蓄積するけどね。そうでなくても、今週の流れみたいに「結局大人社会は金がなかったらどうしようもないで」という現実に打ちのめされて膝から崩れるかもしれないけどね。あれ? どっちにしても詰んでない? 大人=詰み盤面?

 とりあえず制作側には心に優しい展開をお願いしておくとして……改めて見ると、やっぱ主人公・三瓶由布子、相方に竹内順子ってとんでもねぇ配置だよな。当時のキャスティングスタッフもよくこの布陣で決めたもんだな。ほんで料理屋のあんちゃんの声もおんなじだし……。プリキュアがさ、ちょっと良さげなパスタディナーで白ワイン飲んでたら、もう我々はどうしようもないよ(何が?)

 

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○「カノジョも彼女 Season 2」 ―

 カノカリが終わってカノカノが始まりました。このマガジンラブコメストリームの流れをまとめておくと「20年夏 カノカリ1期→21年夏 カノカノ1期→22年夏 カノカリ2期→23年夏カノカリ3期→23年秋 カノカノ2期」である。……何かの儀式かな?

 まぁ、こうしてまぎらせてると風物詩みたいに見えてしまうが、今作だけで観たら2年ぶり。そしてこちらは何故かスタッフと制作スタジオが変更されてしまっていたりする。元々は桑原智だったんだな。新しい監督はこれが初監督作品っぽいのだが、まーそこまで肩肘張る作品でもないから気楽にやったらいいと思う(適当)。

 いや、別に嫌いなわけじゃないですよ。なんなら「カノカリ」よりもよっぽど好き。普通ハーレムものって主人公のキャラがヘイト溜めがちなんだけど、今作はシンプルに「馬鹿」に設定してくれるおかげで「これをヘイトしてもしょうがない……」って気持ちになっちゃうし、テンション高めのヒロユキギャグがアニメにした時に演出しやすいというか、勢いで誤魔化しやすいテイストなのが助かるね。もちろんこれだって適当にやったらサムくなるリスクはあるんだけど、少なくとも前クールも今回もその辺のテンポと演出はハマってるから多分大丈夫。1期で顔だけ出して「参戦するぜ!」って言ってたりえりーヒロインが正式参戦でヒロインが4人となり、さらにぐっちゃぐちゃで適当に転がしてるだけでも1クール終わりそうだな。

 しかし、カノカリでも4人目のヒロインだったりえりーがこっちでも4人目なの、なんの因果なんだろう……。

 

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○「アークナイツ 【冬隠帰路】」 ―

 1期の感想は多分「はえ〜、すっごい映像」だったと思うのだが、2期目となる今回の感想は……「はえ〜、すっごい映像」。

 Yostar Picturesがお送りする自社製品の高品質アニメ。1期同様、画面サイズは劇場版と同じという「映画的見せ方」は継続しており、加えて今作は「5.1ch音声で作ったから、対応してないゴミオーディオでしか聞けないやつは副音声で聞いてや」というとてつもない設定。金の掛け方がある意味でとても分かりやすい。うちのクソ雑魚テレビは大人しく設定を副音声に切り替えたのだが、これ、通常音声で聞いてたらダメだったのかしら。確認が手間なのでどうなるか分からんのだが、このアニメ観てる時だけいちいち音声設定切り替えるの面倒だな……。

 1年ぶりの2期目となるが特に復習などはなしでさらっと話の続き。例によって1ミリも覚えてなかったので一応確認したが、1期はたった8話で終わってラストがぶつ切りだったから、その続きからと言われたらそりゃまぁ分からんわけで。映像作品としてのクオリティの高さは文句なしに認めてはいるが、正直これ以上「何やってるかよく分からない話」を追いかけるのはしんどい気もする……。いや、でも画面はやっぱり格好いい……うーむ悩ましいな。

 ちなみにオープニングがMYTH&ROIDなのだが、曲中で挟まる「OAOAOA」っていうフレーズ(コーラス?)、「幼女戦記」のオープニングの時と同じやつなんだよな。何か重なるモチーフがあったのかしら。

 

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○「はめつのおうこく」 6

 2枠続いてのおっぱいアニメ。いや、この作品をおっぱいアニメに分類したら良識を疑われるかもしれんけども。

 タイトルが全部ひらがなというところから逆説的に不穏な空気が流れている感はあったが、最近じゃ珍しいくらいに真っ直ぐな鬱からのスタートとなった作品。原作はマックガーデン系列の漫画からということなのだが、最近はweb漫画なんかも多いから見たことも聞いたこともない作品が増えてきましたな。そして内容はというと、なろう関係でもちょいちょい触れることがある「科学と魔法の世界」という微妙な存在をそのままテーマに持ってきたようなダークファンタジー。魔法がいつの間にやら廃れて科学に取って代わられている世界はいくつか見てきたが、その時代の移り変わり自体に「痛み」を与えて物語に落とし込んでいるところが新しい。この設定なら間違いなく「どのように科学と魔法が共存し、どのように淘汰されたのか」という部分に触れざるを得ず、これまで見てきた中ではおそらく一番きちんとその存在について考え、描こうとしている作品である。「科学」の側面を見せる時にスマホってのは超便利なアイテムで、作中の王様も言っていた通り、「誰もがスマホを持っている」っていう描写は、これ以上ないくらいに「科学が征服した世界」を体現している。

 「科学と魔法」というテーマについて個人的に思っていたことがあったのでせっかくの機会だから触れておくと、「魔法が存在していた世界」というのは、基本的に「科学」という別次元の技術体系は伸びにくいと想像している。魔法のおかげで既に便利だから科学が必要ないという側面もあるが、いざ科学を研究しようとした際に、そこには間違いなく科学が及ばない領域としての「魔法」が存在している。何を研究しようにも、何を開発しようにも、科学の及ばぬ「魔法」があまりに身近に存在してしまえば、その認識自体が科学研究を阻害し、「魔法すらも解明できないような体系」の存在を否定してしまうような気がするのだ。今期だと「陰の実力者」なんかが「科学と魔法の共存世界」なのだが、ああいう世界の技術者たちはどこに線引きして自分たちの生業を見据えているのか気になるところですね。

 話を今作に戻すと、今作における魔法は「魔女」の特権であり、一般市民は使うことが出来ないようである。だからこそ反骨心というか、魔女に一方的に支配されないための技術として科学が進歩する余地があったことは理解できるし、さらには「魔力抑制」の技術まで開発しているということは、この世界の科学は魔法に「届いて」しまったのである。そこにどんな革新があったのかはまだ分からないが、世界の成り立ちとしては納得できる部分が多い。あとはそうして科学が「乗り越えて」しまった世界で、魔法を手にした主人公がいかにして世界に復讐していくことになるのか。なかなか気になる筋立てではないか。

 監督が元永慶太郎氏ということで、1話目はキャラデザもガツンと決まった上で演出もまとまっていて期待感を抱かせるスタートになっている。ただ、1つだけびっくりしたのは、なんと映像制作はあの横浜アニメーションラボだそうな。「あの」と言われてもピンとこないかもしれないが、かつては「禍つヴァールハイト」で私を涙に沈め、直近では「聖者無双」でストレス値をマッハにさせた罪深きスタジオ。そんなんだから期待できないだろうという予断もありつつ、1話目の映像は文句なしで良品質であった。これは期待していいのかどうか……。

 出来ればこのまま逃げ切って欲しいんだけど……途中で力尽きないでくれ。頼むから。まぁ、万一力尽きてしまった場合には「1話で素晴らしいおっぱい土下座をありがとう」という思い出だけで評価しておこう。胸糞悪い話をしっかり胸糞悪く描けるのは大事なこと。おっぱい土下座、国王の行動はどないやねんと思うけど、あれはあれで納得いく構図だし、性癖にブッ刺さったので僕は好きです。お願いだから石を投げないでください。

 あと、あの角度で機関銃を斉射したら絶対にオーディエンスにも死傷者が出たよね。

 

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