最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
相変わらずのコテコテ、第14話。新番チェックがしんどくて1週休んでしまったが、後半クールも頑張っていきましょ。 2クールアニメは中盤13話目に盛り上がりを1回用意するのが常なのでそこからラストに向けて1回中だるみすることもよくあるのだが、今作に限っては心配ご無用。毎度残念なくらいにクライマックスで胸焼けがしそうだ。特に今回は作中では初の大規模戦闘ということで展開にしろ映像にしろ色々と大変だ。そもそもが「圧倒的戦力を誇る竜を前に絶望的な戦いを強いられる人類」を描いた進撃系作品なのだから、その竜が大挙して押し寄せてきているだけでも大変だというのに、その竜たちがなんと、過去に倒したものも含めて上位竜の能力をコピーしたとんでもチームだってんだから……それって普通ならラスボス前とかにやる展開ちゃうんかい。まぁ、流石に成竜の実力は上位竜ほどではなかったようだが……それでも雑魚を含めた集団戦闘の中に時止め系能力者が混ざってるの意味わからなくないか? 前回時点でラグナが(一応は)タラテクトラに敗北。銀器姫も策がちゃっちゃと看破されてあっという間に絶体絶命だったはずなのだが、銀装兵団は意外に層も厚いしタフネスも高い。いや、メガネはもう絶望してたけどね。メガネじゃなくなってたしね。そこだけは完敗モードだったんだけど、もう1枚のジョーカー、クリムゾンが残っていた。アルテマティア様の能力を授かった成竜がなぜかクリムゾンに血種の気配を感じ取ったのって、単にクリムゾンが上位に位置する竜だったからなのか、彼の成り立ちについての伏線なのか。まぁ、後者でしょうけど、その辺は今考えてもしゃーないな。クリムゾン、王都決戦の時はビデオ検証とかでアルテマティアの能力の詳細を分析してたはずなのに、すでに対策兵器を準備してたのはあまりにも周到すぎるよな。まぁ、どういう理屈で対策出来てたかはよく分からないんだけどさ。「太陽光を浴び続ける」って言ってたけど、現実世界と同じ物理法則で成り立っているとしたら、時を止めたら光子も動きを止められてるはずなので「焼かれ続ける」ことはないはずなのだけどね。ただ、それを言い出すとそもそも止まった時の中では何も見えないとか、息もできないとか、空気圧がなくて即死するとか色んな矛盾が生じてしまうのであんまり難しくは考えず「さすがクリムゾン様だァ!」と群衆Aと同じ気持ちで盛り上がっておくのが吉。時止め対策なんで真剣に考えてもどーせ承太郎がワンパン入れれば終わりである。 そうしてクリムゾンが周到さを見せると同時に下衆さもたっぷりと披露。何故か知らんが兵団の中でクリムゾンの被害に遭うのは主にメガネの役目なんだよな……やっぱ一番の常識人を狙うのが手っ取り早いってわかってやってるんだろうな。もう1人のクリムゾン被害者である関西弁学者の兄ちゃん(フーさん)はここにきて一応位持ちだったらしい竜をワンパンで退けるという活躍を見せている。彼もまた底が見えない不思議な人物ではあるが……今後どさくさで味方に殺されないことを祈るばかり。 そうして局所的な戦闘では押しつ押されつのギリギリの展開。しかし物量で勝る竜軍がいよいよ銀器姫に一太刀を浴びせ、司令官を欠いた兵団は万事休したかに見えたが……まだ動けますよラグナさん。どうやらこの大ピンチに未来の記憶がいい具合に刺激されたようである。そういや「ラグナの周りの人間はみんな死ぬ」とかいう初期設定(というか1話目での愚痴)もあったっけなぁ。レオがいなくなった現状、割とどうでもいい設定ではあったのだが、そりゃラグナの精神には影響を与え続けてはいたんだね。「死なないやつ」から離れて戦っているからには、そこで何かしらの安寧を見出す必要はあるなぁ。さて、あとはオルト・ゾラとの読み合いの結末。まだタラちゃんも元気ではあるんだが、ここから人間サイドが巻き返すきっかけはやっぱりラグナなんですかねぇ。
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やっぱり書き始めたら止まらなくなって結構な量になってしもたんや……。
関係者の集合/Assemble the Players ミステリ界隈ではお約束の「名探偵 皆を集めて さてといい」ですね。ちゃんと「犯人はこの中にいる」とプロフト君が宣言してくれてます(ちゃんとイラストの中に犯人写ってるからね)。イラストではオレリアに捕まって首輪つけられてる虐殺少女ちゃんも愉快だが、やっぱすげぇいい姿勢で座ってるオレリアさんがポイント高い。能力がシーンとあまり関係ないのはご愛嬌。 オレリアの立証者/Aurelia’s Vindicator 変装経由の「静穏の天使」。なるほどこれなら裏向きで出したくはなる。タフネス2と絶妙に死にやすく設定してあるので、ブロック後、死ぬ前に起動して色々やらかしていく使い方ができる。 世慣れた見張り、デルニー/delney, Streetwise Lookout 顔を見ると明らかにアジア系なんだよな。黒人さんだけじゃなくて黄色人種にもちゃんと配慮してるWizards社でございます。こちらの能力、パッと思いつくのはなんといっても現在活躍中の「粗暴な聖戦士」とのシナジー。現在もたまにノーン様と組んで悪さしてるが、こっちの子なら人間デッキでより手軽にシナジー構築できるようになっている。 クロヴァドの脚肉/Krovod Haunch ルビが「きゃくにく」だが、調べてみたら食肉業界ではこの呼び方が一般的とのこと。ちなみにクロヴァドはこんな生き物。こいつ食用だったんだ……。この度いくつかの「装備品であり、証拠品でもある」という愉快なカードが搭載されているが、なんとこちらは装備品で、かつ食物。でも証拠品じゃないってことは事件性はないんですかね。冷凍肉なんて大定番の証拠品なんですけどね。あ、あと犬を呼ぶのにも使える(当然骨を投げるのだろう)。なんかもう、いちいちフレーバーだけで楽しいな。 少し前に事前情報が出た時点で「絶対面白いやつやん」と思っていた「カルロフ邸殺人事件」のプレビューが今週スタートしていますね。面白いってのは、ゲーム自体は知らんけどフレーバーとかカードデザインが楽しそうという意味ね。ほんで、最近全然出来てなかったし今回はレビューできるかと思っていたのだが、残念ながら時期的にこの1週間を全てカードに捧げるわけにもいかず……しょうがないので、前回の「イクサラン」同様、せめて第一印象の記事だけでも上げておくことにした。当ブログはごく稀にMagic関係の記事を見にきてくれている人もいたので申し訳ない部分もあるのだが、最近の製品リリースの速度にはもはやついていくことができず……まことに遺憾です。 あと1週間遅ければ身体があいたかもしれんのでちょっと無念だが……まぁ、もうそういうことができる時代でも年齢でもないんや……。
以下の要素の詳細については、公式記事やカードギャラリー参照のこと。
ヤッター! 上(略)、第2話。どんななろう世界だって女神か姫の役で姿を現すぜ! 今世紀最高のノーブルボイス、はっきりわかんだね。 録画環境のトラブルで2話の視聴がすっかり遅れてしまった。地上波番組とバッティングしちゃうと録画がキャンセルされてミスっちゃうのよね。でも幸いAT-Xにはリピートがある。今後はちょっとスケジュールをずらしての視聴になるだろう。ある程度柔軟に調整できるありがたさ、入ってよかったAT-X(ダイレクトマーケティング)。 さておき今作、多分今期放送されてるスタンダードなろうの中では群を抜いてクオリティが高い。筋立てのどこがいいとかは具体的にあんまり無いのだが、とにかく映像が見やすいのとお話のテンポがいいのと。あとはまぁ、いわゆるなろう的チートからスタートするんじゃなくてちゃんとゴリゴリの修行パートから入ってるのも印象がいい。少年漫画ならごく当たり前の展開なのに、なろうフォーマットでそっちに進むだけでも「とても普通のお話だ!」ってんで印象が良くなるのは私の評価基準がクソ甘いだけでしょうかね。 でも、修行パートの見せ方とかも普通に上手いと思うんだけどな。「治癒魔法使いだから、自分の身体を痛めつけてもすぐに回復できて、超回復が絡むから短期間でステータスアップが見込める」っていう設定、多分ヒーラーを主人公にしたなろう作品なんて山ほどあるだろうし、このロジック(というかシステム?)も散々流用されてるのだろうけど、そうして「簡単にステータスアップできるよ」という部分でもきちんとそれなりの苦労を伴ったことが克明に描かれ、その中での精神的な変化もちゃんと描かれてるっていうのが見やすさの要因かしらね。 あとは「同時に3人が転移してきてるから、自分以外の連中の様子もわかる」というのも1つのポイントかも。まぁ、どこぞの盾の例や聖女の例を見ると、だいたいにおいてなろうにおける「一緒に転移してきたやつ」はちやほやされて後からザマァしたり、主人公のチートを引き立たせるための噛ませにするためだけに呼ばれる不憫な連中が多いのだが、本作の場合は(少なからずそういう要素もあるのかもしれないが)ちゃんと仲良しのままでいてくれているし、先輩のキャラがどんどん濃くなっているので3人の絡みを見ていてもちゃんとネタになっている。普通に考えたら「同郷から転移させられた数少ない知り合い」なんて協力して助け合っていくのが普通なのだから、蹴落としたり嘲ったりするのが前提のなろうフォーマットの方がおかしいんだよな。 とはいえ、次回でいよいよモンスターとのバトルに入りそうだし、ここからチート的な主人公の活躍が始まっちゃったら結局は「いつものなろう」に帰着するリスクもある。ここまでの見せ方から最低限の気配りはあるものと信じているが……是非ともこのテンションを保ってほしいもんである。 なんかやたらとTRIGGER味強くなかった? 第3話。特に序盤のキャラ作画あたりに「TRIGGERだなぁ」っていう雰囲気が濃かった気がする。どことははっきり言えないのがもどかしいけど。 というわけでこちらの作品も3話目にしてずいぶん軌道に乗ってきました。いや、1話目からやってることは一緒なのかもしれないけど、ぼんやりした記憶をたぐると、はるか昔に原作を読んだ時にも、確か「おっ、変な漫画だな!」って確信したのはこの動く鎧の話からだった気がするのよね。だって、頭おかしいじゃん(褒め言葉)。まぁ、それこそまさに作中のライオスの頭のおかしさなわけだけど、ここまで展開されてきた「ダンジョンの中の植物を食べよう」とか「卵を食べよう」はまぁ、「RPG飯漫画」を想像した時にすぐに出てきそうな路線じゃないですか。多分凡百のフォロー作品も似たようなことはやってるだろうし、多分「私は考えてますよ」っていうポーズを取りたい作家ならスライムくらいまでは生態の解説を入れることはあったと思う。その結果として現在のなろうの「スライムってのは液体のどこかに核がある生き物やで」みたいなよく分からない定型化が進んでるわけだけど。 しかし、そんなふつーマインドでは「動く鎧を食べよう」は出てこない。ふつーはそこに「食料である」という視線を送らない。そんな常識をぶっ飛ばすのがライオスであり、ダンジョン飯なのである。そして、一般常識で捉えられたように「魔法の力で何者かが鎧を動かしていたのだ」という定説をひっくり返してまで「食べられる」鎧を作ったその強引なイマジネーション。まぁ、一応群体ってのは現実にも存在する生態なのでそこまでイカれてるというわけでもなかろうが……やっぱり最初にそれを思いついたのはすごいよ。そんで最終的に「自分で持ち出したとんでも設定」をちゃんと食べるところまで持っていってるわけで。「それが食べられるなら、もうあとは全部いけるやろ」みたいな妙な納得と信頼を与える序盤のキーとなるエピソード。それが今回のお話だったのです。 そして、そんな才気迸るエピソードを、「なんか分からんけどTRIGGERっぽい」画面でやってもらえたのもなんか嬉しかった。多分私の捉えるTRIGGERっぽさ(の一部)って割とベースラインからはみ出た崩し気味のキャラ作画とかな気がするんだけど(「パンティ&ストッキング」っぽさ、と言ってもいいかもしれない)、これってやっぱりアニメの楽しさの表れなのよね。幸いにして今作のキャラは元から割と目も大きめでデフォルメにした時にひょうきんさに繋がるデザインになっているし、当初は「なんで今作担当がTRIGGERだったんだろう?」とよく分からなかった部分も、今回のお話で「なるほど、この作風に進みたかったのだね」と妙に納得できたのであった。今回コンテを担当した菅野一期さんという人はTRIGGERでも生え抜き気味の秘蔵っ子らしいわね。 エンディングで膝から崩れ落ちる、第2話。曲がりなりにも地上波で放送されているアニメで、あんなにもおっぱいを強調したセクシャルな映像を無修正で流しちゃっていいもんなんですかね……青少年の発育に影響を与えなきゃいいですね……。 あの無茶苦茶だった1話目で上がってしまった謎のハードルを余裕で飛び越える2話目。まぁ、あんだけバカやったんだから続けて同じ方向に振り抜くのが正しいに決まってるよな。それでもいちいち想定してないところがボディブローみたいな小ボケを連発されるので……こちらもじわじわ体力が削られていく。何がすごいって、今作でボケ倒してるのってブレイバーン1人だけなんだよ(イサミは二次被害)。ほんで多分彼自身はボケようと思ってボケてるわけでもないんだよ。真面目に頑張ってるつもりの異星人(?)と、命懸けで頑張ってるはずの軍人さんたちが繰り広げるすれ違いコント。このシュールさは、相当思い切った脚本会議を経ないと出てこない。よくもまぁ偉い人にストップかけられなかったもんだな。っつうか多分偉い監督が率先して引っ張ってる感があるよな。 2話目を見ていてふと覆ったんだけど、もしかしてこのロボットアニメ、逆エヴァンゲリオンなのでは? いや、逆じゃねぇな、「舐め腐りエヴァンゲリオン」かな。だってほら、表面的な構造は似てるじゃないですか。絶対マシンに乗りたくない思春期の(?)主人公がいて、そいつを無理やり主人公機に乗せる展開。「乗らないなら帰れ」程度で済ませてたゲンドウと違ってこっちの主人公であるイサミ君は乗る前からアメリカ仕込みの本場の拷問くらって精神崩壊しちゃってるけど。エヴァには適合率があるけど、多分あれって機械工学的なもんじゃなくて、きっと「生理的な」ものですよね。いや、神学的なものとかかもしれんけど。まぁ、とにかくそうして勝手に暴走するマシンが謎の敵対勢力と闘うわけですよ。敵対勢力、多分根っこの部分はブレイバーンと同じようなもんだろうし、使徒と本質的に変わらないエヴァの概形がここにも当てはまりますね。いや、ブレイバーンと敵の関係は知らんけども。なんならエヴァもよう知らんけども。とにかく、今回ブレイバーンは敵と顔見知りだったよね。なんなら今回の敵、CV杉田だったし(ほとんどしゃべってねぇけど)。そしてラストには謎のプラグスーツ(?)ヒロインも登場した、もう、これを令和のエヴァと認定しよう。 ただ、こうして茶化してる分にはいいのだが、マジで裏にエヴァじみたドロドロしたものがあったらどうしようという不安もちょっとはあるのよね。1話2話はただゲラゲラ笑ってみられる展開だったが、冷静に考えれば「地球人の話を1ミリも聞いてくれない巨大戦力」のブレイバーンってめっちゃ怖いのは今回の連合指令部が抱いてた危機感の通り。ブレイバーンは地球のあらゆる言語を解するので隠し事もままならず、都合の悪い話が出そうになると力業で話をぶった斬る交渉術(?)も持ち合わせている。彼が有無を言わさず周りをねじ伏せるのが悪意からだったり、もっと他の秘密を秘匿するために計画的に行われている行動だったらどうしよう……普通に敵勢力とフォルムが似てるのは気になるし、相手側が喋る前に殺しちゃってるあたりにブレイバーンの危うさも感じ取れるような気がする。まぁ、多分イサミに対する謎のこだわりは本物なんだろうけども……。 ちなみにタイトルロゴに表示されてる英語タイトルが「BANG BRAVE BANG BRAVERN」。今のところ、地球側に「勇気」の要素ゼロ。 ほんとに寄る方の無い作品、第3話。どう展開するか分からんせいで、先週分をすげぇ適当に観てしまっている。マズい。 無事に新番チェックが終わり、ぼちぼち今期記事立て作品を見定めたいところなのだが、現時点で「絶対に食いついちゃう!」という確信が持てる作品があまり無く、特に平日に空白期間が生まれてしまわないかとちょっと不安。ちょっと前にもあったんだが、週末にまとめて注目作を放送されると仕事量が偏っちゃうのよなぁ。 そんな中、前回は忙しかったせいでちょっと意識から逸れてしまっていたのがこの作品。いやでもさ、先週時点でどういう構造なのかがまだ分かってなくてさ、当然1話目で出てきた剣士とうえしゃまのお話がくると思うわけじゃん。そしたらなんか知らない国の知らない王様周りの話が始まって、「あれ、ここで一旦別な視点に振るのか。まぁ、あのコンビに戻ってきたら話も繋がるやろ」ってんで、ず〜〜〜っとアバンが続いてるみたいな感覚で観てしまったのね。そしたら、気づいたら1話終わってた。「あれ? あいつら出てこんのかい?!」てなもんで。改めて、今回どういう展開になるのかは注視していたのだが、そしたら今度はまた別なキャラを(今週はまとめて2人)紹介する流れになり、ようやく「そういうことなんやな」と得心がいったわけだ。いや、ごめん、まだちょっとよく分かってない。 どうにも肝が太すぎる構成、「魔王候補者」だか「勇者候補者」だかもよく分からないけど、とにかくこの世界にはどこからとも無くやってきた超人的能力を持つやばい奴ら(それが「異修羅」なんでしょうか?)がいる。そいつらを、ほんとに単話形式でただ紹介するだけというとんでもねぇお話のみが続いており、マジでその前にも後にもお話は続かない。かろうじて今回は先週野盗に襲撃された国が出てきたので「あ、舞台は一緒か」と分かるくらいだが、それでも別に先週のキャラと接続があるわけでもなく、しかも視聴者サイドからは何人か出てくるキャラのうち誰がスポットを浴びるキャラなのかも最初はわからないという。Aパートはあの騎士長のねーちゃんの方がメインかと思っちゃうよね。 そうしてとにかく「どこに行きたいのか分からない」アニメが延々展開されるわけだが、なお恐ろしいのは、「それでもなんとなく観てしまえる」こと。別に退屈では無いんだよな。ものすげぇかっちり世界を作ってくれてるのが分かるし、美術ボードは全部綺麗。キャラの立ち振る舞いもどこか目を引くものがあり、Aパートの盗賊さんの惨殺シーンのアクションなんて見事なものだ。挙句2週連続にしてまさかのワイバーン被りとか、この世界の人口の何割がワイバーンなのかと開いた口が塞がらない。「どこに行くのか、どこにも行かないのか」と気になってついつい観ちゃう、そんな不思議な世界。 もう、いっそこうやって「ちょっと変わったファンタジー世界に生きる人々を毎回なんとなく紹介していきます」でシリーズを成立させてしまうのかもしれんな。……最後までそれをやったら賞賛もんだけど、顰蹙もんでもある。 ちょっと、来週まで見てから判断します(多分来週も判断つかんぞ)。 イストワールにつくまでにしたい100のこと、第14話。おばあちゃん、「虹を見る」はそんな大層な目的でもない気がするんですが……まぁ、なんでもないようなことが幸せだったと思う旅なんでしょうね。 さぁ、後半戦の「イストワール探訪編」が正式にスタート(勝手に命名)。2期目に入ってパワーアップした要素は、ミステルが自由にノワールを前面化出来るようになったこと。まぁ、カナタ目線でそれが進歩なのかどうかは微妙なところだが……ただ、これまでだったら「高圧的なミステル別にいらんからずっとノワールでいてくれよ……」と思ったかもしれないカナタも、古い知識を蓄えたミステルから思いもよらぬ太古の記憶をじゃんじゃん出してもらうことになり、「こいつも役に立つじゃん!」とちょっと前向きに。さらに歴戦の猛者という側面もあるため、フィジカル面での強化特訓まで施してもらい、もはやミステルはカナタにとって師匠的な立ち位置にすらなってしまっているかもしれない。いや、旅の先導をしているので純粋に「リーダー」かな。そうなっちゃうと、もうノワールが出てくる理由もないんじゃないかって話になり……当然ノワールさん自身はなにも言わずにただそこにいるだけなんだけど、この状況で一番気ィ使っちゃってるのがエリーってのがさ、やっぱり彼女の優しさよね。あとはまぁ、カナタがこの状況をよしとするかどうか。 ただ、こうしてこまめにノワールが表に出てくるようになった表向きの理由は「休眠したい時の代替品」だとミステルは言ってるが、もしかしたらカナタのことを気にしてくれてる可能性もあると言えばある。出現当初は心無いマシンの権化みたいに思われていたミステルだが、付き合ってみれば意外にノワールに繋がる部分もないわけではなく、ちゃんと人のことを考えてくれたり、人間の情意にも理解を示してくれている。このままだとカナタの中でメインヒロインの座が塗り替えられる可能性すらあるが……まぁそれは無いかぁ。「ノワールか、ミステルか」っていう2択でしか悩めない現状、蚊帳の外のエリーさんは引き続き不憫枠である。 そうしてだいぶ活動が安定してきたミステルが提供した驚きの情報は、なんとイストワールが地面の下じゃなくてお空の上にあるというとんでもニュース。「200年前の人類は自力で月にも行けた」とのことで、全く想定していなかった高いお空を見上げることに。なんかこぅ、「はるか昔の人類が実は宇宙から主人公たちを見下ろしてました」っていう展開、完全にDr. STONEになってますね。ちょうど千空(の中の人)もいることだし……まぁ、こちらの世界では敵はイエスマンではなくて、割と近くにいる謎の組織なんでしょうけどね。シエルさんは現在どんな気持ちでスパイ活動を続けているんだろう。彼女がカナタに対して抱えている恩義は決してうわべのものではないはず。板挟みに悩むシエルに対し、声をかけたのはまさかのミステルだったが、彼女もまだシエルの真実に辿り着いたというわけではなさそう。おそらくこれから先の展開で真っ先に看破しちゃうのはミステルな気がするけど……現状でシエルも黒仮面も悪人には見えないのが先を読めなくしてるんだよなぁ。どこに辿り着くんだろうなぁ。 ○「明治撃剣-1874-」 5 なんとも珍妙な作品を観ちゃったが、その前に、一旦ここで(プリキュアを除く)今期新番チェックが一段落。だいたい2週間で全部収まったので、前クールとかに比べてだいぶまとまってる方。まぁ、昨今は番組の発信方法も多様化しているので、どこかでまた私の手から漏れてしまった作品もあるのかもしれないが。今期新番チェックの本数は44本。頭のイカれていた前クールから比べると20本と大幅減だが、冬クールということもあるし、夏クールの42本と並べればほぼ変わらぬ推移と言えるだろう。これに前クールからの引き継ぎ作品11本を加え、55本がとりあえずの今期視聴本数ということになる。ちなみに前クールは史上最多のトータル68本から途中で11本が切られて57が最終的な数だったので、どう転んでも前期よりは楽だ。もちろん、週50本以上のアニメ視聴を「楽だ」と言ってはいけないことは承知している。……今期も何本か切ってしまいたいが……。 閑話休題。本数を減らしたいとか言ってる割に、最後に出てきたこの作品はすごい。なんとこちらの作品、テレビで視聴しようとしたら「BS松竹東急」というよく分かんないチャンネルしか放送してるチャンネルが無い。今確認したら配信サイトはちょいちょいあるようなのでそちらで視聴することは可能だが、テレビ放送でこれを見てる人間、世界中で何人くらいいるのだろうか。私も普段世話になっている「アニメの新番組を網羅してくれる情報サイト」にたまたま載ってなかったら200%スルーしてただろうよ。当然「BS松竹東急」なんてチャンネルにチューナー合わせたのも初めてのこと。ちゃんとうちで加入してるケーブルテレビで入って良かったよ。おかげでこのよく分かんないのチャンネルで「ユーフォ」と「とらドラ!」の再放送をやってることも知れたし。いや、観ないけども。 とにかくそんなチャンネルのみで独占配信してる上に、専用のホームページすら存在しない、現代に作られたとは思えないドマイナー作品。制作体制も不思議なもので、「つむぎ秋田アニメLab」という聞いたことのない謎の地方スタジオが制作を担当。「もしかしたら地方発信のくそクオリティ同人アニメなのでは?」と不安にもなったが、幸いにして監督の玉村仁氏という名前は見かけたことがあったし、いざ放送が始まったら映像部分は(お世辞にも褒められたもんではないが)決して同人レベルとかではない。キャラ作画・動画は物足りない部分も多いが、きちんとタイトルにある江戸と明治の狭間の時代の風景はきっちり作り込んでくれている。 ぶっちゃけ、そこまで面白い導入だとも思わないような「マジで時代劇作る気やんけ」というレトロタイプの第1話。わざわざ他人におすすめしようとも思わないのだが、だからとて決して悪いものでもない。これまで「時代劇アニメ」はほんとに成功例に恵まれなかったのでどうしても不安が先立つが、こうして訳のわからんところから世間の評判なぞ知ったことか、みたいな気骨の作品が出てくるなら、いっそここから何か新しい風を吹かせてくれることを期待してもいいんじゃなかろうか。いや、まぁ、どう新しくなるかは全くのノープランですが。 奇しくも時代設定が「るろうに剣心」とほぼ同じというのがちょっと面白いところで、うまいこと「明治剣客浪漫譚」の分割の合間にスルッと滑り込んできた。厳密にはるろ剣がこないだ紀尾井坂の変(1978年)だったので、あの4年前ということになるか。こちらの大久保卿はまだ元気なご様子で、部下の川路さんがまさかのメインキャラというのがちょっと面白い。あと、歴史に疎いんで知らなかったんですが、川路さんって写真が残ってるから和月版も実際に即したデザインだったのね。今作で登場した川路さんがるろ剣で見慣れた川路さんと全く同じ顔だったので妙におかしかった。とりあえず、今作は最低限るろ剣程度には時代劇としてちゃんとやろうとしているということ。これまで歴史アニメは数多くあったが、ここまで捻りなしで大河をやろうとしているのは珍しいので、後学のためにも追えるところまでは追わせてもらおう。よろしくBS松竹東急チャンネル(多分4月以降に使うことはないと思うが)。合間のCMで「リモコンにプリセット設定するとすぐにこのチャンネルが選べるようになるんです!」って必死に訴えてて、おじいちゃんおばあちゃんに観てもらうために頑張ってんなぁ、ってほのぼのしました。じいさんばあさんにユーフォを観てもらうためのチャンネルなのかもしれない。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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