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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オールハイルブリタァァニア! どうも僕です。劇場に行きました。

 折り返し前に書いとくと、ギアス関係の劇場企画は実はそこまで熱心にフォローしてなかったんですよね。元祖「反逆のルルーシュ」については文句なしにファンだったと思うし、テレビシリーズは2クールとも大好きだったんですが、シリーズが完結した後の劇場作品(なんか和っぽいテイストのやつ)は結局1回も見なかったから全然知らないし、その後の再編集劇場版も確か1本目だけ見てその後いけずじまい。なんとか「復活のルルーシュ」だけは見られたのでその時に「やっぱギアスおもしれーな!」と一安心したわけだが、だからってそこから何かにつながるわけでもなく。だから今回は新シリーズがあると知っても正直行くかどうか微妙なところだった。

 微妙な理由としては「劇場に行くとなんか損した気にならん?」というのが一番大きくて、確認したらこちらは6月からシリーズ全編がディズニープラスでの独占配信となるらしい。そりゃま、私はそうしたサービスに加入する気が無いので視聴したかったら劇場に足を運ぶしかないわけだが、なんかこぅ、配信されるものを劇場に観に行くのってなんか悔しくないですか? 最近はそういう作品も増えてて悩ましいんだけどね。しかも今作は「特別上映」ということで料金も特別設定。1回の上映で3話分観られる設定で価格が1900円なので、1話あたり600円くらいの計算。ほんでぶっちゃけディズニープラスが月額1000円くらいなので、ちょっと加入してすぐ退会すればもっと安価で全部観られる。そんなビンボくさい考え方するとちょっと勿体無いのだけど……でもまぁ、やっぱ気になったのよねぇ。

 今回わざわざ試聴する決心をした最大の理由は遠慮なくぶっちゃければ中の人である。そう、キャストクレジットの2人目が上田麗奈だったためである。こないだの「トラペジウム」でも痛感したが、やはり劇場で聞いてもうえしゃまボイスはとても素晴らしい(当たり前)。というわけで、私からネタバレ無しで伝えられる唯一のメッセージは「全国80億の上田麗奈ファンはマストフォロー作品なので絶対見ろよ」である。多分これまでのギアスシリーズを知らなくてもなんとなく観られるとは思う。「主人公が絶対遵守の呪われた力を手に入れるよ」くらいの予備知識さえあれば無問題ですよ。あ、あとだいたいのキャラのおっぱいがでかい(木村貴氏のご冥福をお祈りいたします)。

 

<以下、今作においては割と根っこの部分で大事なネタバレ注意なので、ファンの方はちゃんと視聴してからにしようぜ>

 


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 こいよ! こっちこいよ! 第7話。ベルディアさんの安定のお仕事ぶりはほんとに感心します。魔王軍5人ともお元気で(??)ほんとによかった。

 実家のような安心感、ていうか実家に戻ってきた安心感。王都に別れを告げてアクセルに戻ってきた面々、なんとまだシルビア討伐の報奨金をもらっていなかったとのことで、そちらを受け取ると同時にいつも通りにバニルからも手間賃をもらって冒険者カズマさん御一行は全く冒険する必要がないくらいにウッハウハ。異世界ファンタジーにあるまじき安定生活だが、だからとて刺激が減るわけでもないのがカズマさん達の偉いところ。こういうダラダラした日常の延長線上でこそ、4人の絶妙な関係と際立ったキャラが楽しめるというもの。

 今回一番影が薄かったのはめぐみんだろうが、彼女も短い出番でぐちゃぐちゃ作画の酷い顔をたくさん披露してくれたし、ヒドラを前にした時にいつも通りに大仰なポージングを決めてくれるカットなんてめぐみんのくせに(めぐみんだからこそ)ちゃんと格好いいのがズルい。そして、立ち上がる時の小さなカット割でも、太ももにクローズアップしてなけなしのえっちぃ要素を見せてくれるのも好感触。今回のお話を見て、「洗濯物のワンピース、ダクネスだけじゃなくて絶対カズマさんだって悪用してると思うんだけどどうだろう」という救いの無い妄想をしてしまった。

 そうだ、我らがヒーロー・カズマさんだ。いつも通りに持ちつけない金を持って「成金」という言葉の模範みたいな振る舞いをしてくれるカズマさん。ただ、レストランではアクアが全く実知識を伴わないトンチキなことしか言ってなかったのに対し、カズマさんは別に嘘ついたりしてないので最低限の常識があることは伝わってくる。いつも通りにウィズの店での活躍ぶりは轟いているわけだし、今週の展開だって、最後の最後にはダクネスの泣き落としでちゃんということ聞いてくれてるあたり、なんだかんだで根はいいやつなのである。うん、きっと。……バニルがブチ抜いてた「もうちょっと押したら成り行きで云々」は多分マジで考えてることなんだろうけど、果たしてカズマは3ヒロインズとそれぞれどういう関係になりたいんでしょうね。冒頭のレストランの一幕とかを考えると、どーしてもアクアとだけはすでにヤることやってる関係にしか見えないんだよな……でなきゃあんなミニスカノーパン女神といつも一緒にいて平然としてる理由がないんだよ……マジでアクアという女神が1人の女として一切の魅力がなく、逆フェロモンみたいなものを振り撒いて性的なイメージを全て遮断してるとかしか考えられないのだが。

 というわけで今回もぶっ飛んでいたアクア様。特売のお酢でも大満足できる馬鹿舌は連れ回す彼女としては安上がりでとても助かります。ほんとにピーピー騒ぐだけでクソ邪魔な奴なはずなのだが、ドラゴンの卵をめぐるやたらと無邪気な一面とか、見てて退屈しない部分はやっぱり神性と言えるのかどうか(?)。ウィズの店に行った時だけはやたらと攻撃的になって魔族を忌避する部分にはかろうじて神としての矜持が残ってはいるものの、やはりこんだけ堕落した生活で身の丈にあった幸福で満足してしまってる時点でありがたみはもはや無い。でも巨大な湖の浄化くらいだったらできる。……ほんとにスペックと人間性(神様性)が釣り合わない歪なヒーローである。

 そして、やはり私としては放っておけないナンバーワンヒロイン・ダクネスさん。今週も彼女の魅力がそこらじゅうにばら撒かれて素敵なお話でしたね。王都編では貴族としての側面が押し出されていたためにどうしてもイメージが釣り合わないような妙な感覚があったが、アクセルに戻って腹筋プレートアーマーの脳筋クルセイダーに戻ってくれると遠慮なく性癖のいろんな部分がいじれるのでとても助かります。何が素敵って、こんだけカズマパーティー内で爛れた関係が横行しているのに(??)、此の期に及んでピュアを保ち続けているという阿漕すぎる設定をこれでもかと叩きつけてくるところ。やはり女騎士たるもの、どこまで行っても貞淑でなければならぬのだ。童貞冒険者の憧れの存在はフォーエバーなのである。

 そんなダクネスさんのご実家とか縁談とか、そんな諸々に巻き込まれてのヒドラ討伐。今回は魔王軍が直接関係してるかどうかは分からんが、あの爆殺貴族が何やら怪しげな人物と接触していた描写があったはずなので、もしかしたら新たな魔王幹部とかも出てくるかも。新しい芸人さん紹介してもらえるみたいでワクワクしますね。

 今週のまとめ:ちょむすけかわいい。

 
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 え? ……茶番? 第7話。なんだったんだ、今回の話。

 というわけで正直困惑している。なんかこう、いよいよティナーシャの生まれの秘密に迫ったからこのお話が本流なのかと思ってたのに、まさかの2話であっさり解決。しかも解決というかなんというか、そもそも問題すらなかったんじゃないかみたいな扱いで、先週のティナーシャさんやオスカーさんの苦渋の表情とかはなんだったんだとドキドキのやり場に困ってしまう。マジで、あいつなんやってん。

 先週時点での謎は、「ラナクっていう旧魔法王国のお偉いさんは、かつてティナーシャとの実力差に焦って狂っちゃったんだよね。その彼が復活して、以前ははらわたを切り裂こうとしてた相手と現在は結託してるわけだけど、2人の間にどういう変化があったんだろうね!」というものだったのだが、その答えは「なんか、相手さんが寝ぼけてただけで、ティナーシャ側は当然仲良くする気がないし、正気に戻ったラナクさんもティナーシャがやべぇ奴だと思い出しました」っていう。なんやそれ。マジで先週の流れなんやってん。

 そして「以前もティナーシャの魔力の暴走を抑えきれずに自爆エンドだったけど、今回もティナーシャに太刀打ちできずにボコられて終わり」というなんの学習もしてない天丼展開だし、ティナーシャさんが一旦寝返ったかに見えたのも、ちゃんと人命に影響が出ないように配慮しながら戦争のケアしてました、という当たり前の真相。もう、出会って5秒でぶっとばしておけばよかった気もするが、一応ラナクが旧魔法都市のなんか大事な鍵を握ってたから、それを教えてもらうまでは付き従うふりをしていたとかなんとか。よく分からんけど、ティナーシャさんほどの実力があったらもっと手っ取り早い方法があった気もするんですがね。オスカーたちは無駄に心労が溜まっただけでは?

 なんかね、今回のお話を見てて勝手に想像しちゃうのは、多分原作だともう少しディティール掘り下げてるんじゃねぇかな、ということ。いや、原作読んだことないから完全に妄想なんだけどさ、たとえば今回振り回されてた宗教国家(?)の王子様とか、ぽっと出でティナーシャに説教されてたけど、流石にあれだけだと急すぎるというか、展開上いらない話すぎるんだよ。多分、元々はもう少し「なんか間違った方向に進んじゃった大国があるんですよ」みたいな脇の話があった上で、ティナーシャが旧魔法国家・タァイーリの再滅亡を防ぎつつ、周りの国々との折衝をこなす描写があったんじゃないかと思うのよね。そうでなきゃ、わざわざあの立ち位置に行く意味が分からんし。バトルシーンももうちょいケレン味に溢れた魔法ドッカンバトルを想定してて、今回みたいな「スタジアムに人の形した固定砲台置いときますね」みたいな描写じゃなかったと思うんだよな。別に「作画崩壊」とかじゃないんだけど、どうにも盛り上がりにかける展開と画面でした……。

 まぁ、「この話がきっと作品のクライマックスに違いない」は私が勝手に勘違いしただけなので悪いのはこっちかもしれんが……ここから最終回に向けてちゃんとそれっぽい盛り上がりが作れるんやろな?

 

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 もう、何をどう観たらいいのかさっぱり分からない作品、第8話。「何かあるのかもしれない」という望みを繋いで必死に視聴は続けているものの、ここまで畳み掛けられると「何かあったとてよ……」という気持ちになりつつある。みなさんはどんな気持ちでこの作品を見守っていますか?

 今回わざわざ記事を立てて取り上げたのは、カオス渦巻きまくる今作の中でも一際純粋で致命的な、努イズムが感じられるお話だったため。スタッフロールを確認したら案の定監督の1人コンテ演出回だった。こんなん作って精神に異常をきたさないかが心配だが、もしかしたら何年かに1度こういうことをやって吐き出さないとおかしくなってしまうタイプの人間の可能性もある。まぁ、大人しく眠っててほしいという気もするが。

 いや、でもこの不条理は面白さと紙一重ではあるんだよなぁ……本当にさ、全盛期の水島努ワールドの1つである「ケメコデラックス」は毎週こんなことをやってるようなアニメだったし、そういう作風なのだということが分かってれば飲み込むこともできるというもの。今作だって1話目からひたすらに尺を詰めて詰めて切り詰めて、ひたすらに不条理を叩き込んでくるデザインだということはこれ以上ないくらいに明示しているわけで、受け止められないとしたら視聴者側に責任がある可能性もある。楽しめるならそれに越したことはないだろう。

 しかし、残念ながら現状では私はあまり刺さっていない。今回の作劇は途中途中で「流石にあかんwww」というので笑ってしまったパートもあるのだが、やはりトータルで見た時の雰囲気は「滑ってないか?」という印象が強い。いや、滑るというか、あまりに不条理が大きすぎて理解することを放棄してしまっている、そんな状態かもしれない。仮にこれだけやって最後の最後に全ての不条理が覆り、条理に満ちた世界になったとして、それは果たして良いことなのかどうかも分からない。当初は「どこかに伏線があるのか?」みたいな希望を持ちながら見ていた部分もあったが、流石にこれだけのノイズとガジェットの中に何某かの伏線らしきものがあったとしても、「あったとて」なのである。もはや常人が追いかけようというモチベーションを維持できる密度ではないし、誘致要因を見出すのは甚だ困難だ。

 とはいえ、先週・先々週のゾンビに比べれば私は今週の無茶の方が好き。なんというか……諦めがつくからね。半端に理性に片足を突っ込んでるようにも、狂気に振り切ってもらった方が「そういうもの」として受け入れやすくはなる。少し前に「SONNY BOY」という超問題作があったが、あれなんかは1部の隙もなく徹底して狂っていたおかげで「そういう世界だから」というのでただただ身を任せる決心ができたのだ。今作も早めにその状態になっておけばよかったのだが。

 まぁ、今週の話が最高にイカしていたと手放しで褒めるような気も起きないが、せめてここからの後半戦、脳の嫌な部分を刺激するような中毒性がしっかり傷跡を残してくれることを祈りたい。……一番心配なのはやっぱ監督のメンタルだよ……。

 
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 どこの世界でも女子高生が進路に迷っておる、第7話。そりゃそうだよな、「3年間限定のJKという特権」とまひるも言っていたが、そんなわずかな時間で自分の人生を左右する決定をしなきゃいけないなら、そりゃ大変だよ。

 前回のトンチキ話でどこに行っちゃうのかと不安だった今作だが、幸い今回は無事に4人の物語へと戻ってきた。そして「4人」という人数を活かすための良き方策として今回はこれを2−2に分けるというシナリオラインになっている。しかもこれまでとはちょっと違う、「まひるーめい」「花音―キウイ」というペアリング。いわば「登校組&不登校組」という分け方になるが、そこで無理やりリンクを繋いだとしても、やっぱり四者四様。膝を突き合わせて話をすれば、そりゃぁ違いも浮き彫りになるわけで。

 まずは扱いの軽かった「まひるーめい」組の話から。こちらは進路希望調査票に真っ当に希望先を書くタイプの「普通の」高校生。特にめいについてはエスカレーター式の進学校らしく、大学もそのまま専門学校みたいなところで繰り上がり、夢はプロのピアニストで迷いも一切ない。同じ黒髪お嬢キャラの安和すばるさんが親を誤魔化すために演劇の学校に通わされているのとごっちゃになりがちだが、今期蠢く大量の「進路に悩む女子高生」の中では高坂麗奈さんと同じくらいに迷いがない人物。もちろん、その進路を決めてくれたのは「推し」の花音。彼女にもらった力を武器に、めいは音楽の道に真剣だ。

 そこまで英才教育でもないし、自分の才能に自信が持てないまひるは流石にまだちょっと迷い気味。そりゃあんだけ褒めてもらえば自分の絵にも自信や愛着は湧くが、絵の道なんてのは音楽同様に茨の道であることは「ブルーピリオド」読んでなくても知ってること。自分みたいな半端な気持ちで芸の道に進めるものかと躊躇いはある。しかし、無茶をやるのも若者の特権だ。ひとまず現状の進路希望として、まひるは美大を選択した。

 他方、「普通の」ルートにこれまで乗れなかったにもかかわらず、先行きの透明性ではダントツなのが我らがブレーン・キウイさん。元々お利口な彼女のこと、たまたま性に合わずに学校という集団社会からはドロップアウトしてしまったが、それが即社会からの逸脱にはならないのである。きちんと資格を取れば大学には進めるし、彼女には自分の手でその進路を定めるだけの先見の明がある(あと悩む時間もいっぱいある)。多分同世代の女子高生の中でも一番堅実に、そして一番真剣に進路を考えていたのがキウイさん。VTuber活動だけでも食っていけそうな気もするのだが、それを選ばないあたりが彼女の彼女たる所以なのであろう。まぁ、そんな彼女にもまだまだ「社会ってムズい」わけだが……あそこで積極的に「社会にチャレンジ」しようとしたその意気だけでも、キウイは前に進めている。

 そうしてキウイが予想以上に堅実な人生設計を描けていることを初めて知り、思い切り焦っちゃうのが桃香さんということになる。「あれ、この4人ってもっとちゃらんぽらんで先の見通しがたってない仲間だと思ってたのに……」と思ったかどうかは分からないが、一番年上のくせに全く先の見通しが立っておらず、登録者10万人を掲げてはみたもののそれこそ勢いだけの話。達成したら次に何が起こるかも分からないし、そもそも「目標なんかねぇ」と言い放ってしまっている時点で完全に迷子。まー、それこそ動画配信からの歌い手ルートなんてもんは現代社会ならそれなりに現実的に狙えるルートなのだろうが……多分桃香は過去との決別が目的でJELEEをやっていただろうし、その先に本当の自分の夢があるかどうかも分からないのだ。まさか一番進路に悩むのがJKの権利喪失者だったとは。

 焦った桃香は「とにかく目先に目標を」ってんでキウイの尻を追いかけて免許合宿へと転がり込む。当然、「通勤通学に使いたい」というキウイのような具体的な目的など何もない状態だ。そんな状態での免許になんの意味があるかは不安だったが、ありがたいことに合宿所の二人部屋、キウイさんととっくり話をする機会が得られたおかげで、なんとか自分の立ち位置に多少の目鼻をつけることくらいはできた。さらに合宿には変な改造おねーさん・小春さんも登場し、「普通なんてことは誰も決められないだろ」とケロッとした顔。色んな人生を覗き見すれば、自分の悩みもちっぽけに見えるし、先行きの不透明さだって当たり前だと思えてくる。これがいいことか悪いことかは分からないが、「行き先不明」もひとまずそれでよし。無事に免許は取れたのですし。

 もちろん、そんな宙ぶらりんで終わってしまっては座りが悪い。「足元だけじゃなくて行きたい方向を」という「目標づくりの目標」を手に入れた桃香のところに、羅針盤のように表示されるのはまひるのLINE。まひるが呼んでくれるのなら、ひとまず今はその方向へ進んでみようじゃないか。まひるは桃香によって道を拓かれた。今度はまひるが、桃香の背中から行き先を教えてくれている。靴跡と足跡、2つ並んだ線は海へと続き、その行き先は波間に消え、まだ誰にも行方は分からない。それでも、若い2人は「隣に一緒に歩いてくれている人がいる」という、それだけで充分なのだろう。

 ……以前自転車の2人乗りで物議を醸したアニメ作品はあったが……2人乗りでちゃんと刑事罰受ける作品は初めてだな……。

 
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 このヒリつく感覚! これこそユーフォ! 第7話! 良いですね、今回は(今回も)ど真ん中のエピソードになりました。やっぱ今期でいうと山村さんコンテ回がいちいちアツいなぁ。

 要素が多すぎて大変なので簡単な扱いで申し訳ないが、私的トピックとして真っ先に持ってきたいのはやはり人類が生まれた源流・中吉川。大学に上がった先輩の陣中見舞い、とてもとても素敵ですね。まったく大人びた印象を与えない我らが吉川優子。リボンのサイズは幾分小さくなったが、中瀬古先輩がまじエンジェルだとするなら、吉川優子はまじアークエンジェルなのである。そしてイチャイチャ鑑定士久石奏が思わずレッドカードを出してしまうほどにえげつない2人のいちゃつきぶり。これだけでもカリフォルニア州の1年分の電力が賄えるくらいのエネルギーを発生させています。中川夏紀、なんでこんないい女になってしまったのだろうか。通好みの裏メニューである「夏×奏」もおすすめの逸品ですよね。

 2人の先輩とダベるのは様々なドラマを生み出してきたいつもの廊下。ユーフォといえばペットボトルですが(?)今回は飲み物じゃなくてアイスを食べている。ここで安易に中吉川でパピコを分け合わないあたりが憎らしい演出で、優子は何故か1人でピノを食べている。多分ピックを振り回したかっただけなのだろう。それじゃぁせっかくのパピコの「分け合う」という性質が活かされないじゃん! と思っていたら、炎天下を歩くダイエット中の久石奏がパピコを加えているというね。あらー、誰と分け合ったのかしらー。

 もう1つ、今期のシナリオで重きを置かれている要素が「久美子の進路のお悩み」。3年生の夏時点で志望校が決まってないってのはまじで焦った方がいい状態だとは思うのだが、黄前さんの「やりたいことなんて見つからん」というジリジリとした焦りはなんとなく共感が持てる。かくいう私はこれまで進路で悩んだことなど1度たりともないのだが、それは目的が明確だからではなく、これまでの人生で進路を選んだことが1度もないからなのである。ずっと保留保留で逃げ道だけを選び続ける人生だったせいで自分から運命を決めた経験が無く、それゆえに「進路で悩む」ことに共感を持てないが「進路が決められない」ことには共感できるという不思議な状態。まぁ、残念ながら原作を読んでるので久美子が最終的に選ぶ道は知っているのだが、彼女がきちんと自分なりに納得できる人生を選べるようになるまで、いくらでも悩める幸せを満喫してほしいとは思う。ご丁寧に夏休みにお姉ちゃんが実家に帰ってきており、かつてあれだけギスギスしていた父親との良好な関係を見せつけることにより、「久美子は何をやってもええんやで」という保証を与えてくれるのが安心設計だ。

 そして夏といえば当然水着回。エロを前面に押し出す方向ではない今作も、一応はお約束として毎年毎年しっかりプールには通ってくれる。今回は高坂さんがあまりにも阿漕なデレを披露して正妻っぷりをアピールしてのプール行きという、流石にカロリーが高すぎて胃もたれするような導入だったが、高坂さんだってやっぱり高校最後の年に思うことは色々とあるのだろう。久美子があの通りに「性格が悪い」ので、どうしたって2人の関係性だと麗奈が面倒ごとを任されることになりますね。まぁ、幸せそうで大変結構なのではないでしょうか。

 記念すべき3学年揃い踏みのプールでは皆好き放題に水着姿をアピールしてくれるが、よりにもよって「緑輝→さっちゃん」と画面に映った後に1年生組が「先輩方はみんなスタイルがいいッ」って言ってるのは嫌がらせなのか、高度なフェティシズムなのか。いや、多分みっちゃんの方を見て言ってるんだとは思うが。1年生組も普通にばいんばいんしてませんでした? 京アニ品質の水着回はしれっと描かれても風紀を乱すので大変よろしくないですね。挙句水着の上下トレードとかいう、「サッカーの試合終了後か!」みたいな血の涙を流しながらのツッコミを入れるしかない所業を容易く行うくみれい。こいつら周りの目を気にするとかいう感覚は一切ないんだよ。だって、2人ともノンケだから(えぇ)。

 とまぁ、水着回の浮わついた装飾にばかり目が行きがちなお話だが、そんな炎天下のプールで繰り広げられる怜悧で背筋も凍りそうな対決こそが今回の目玉。そう、いよいよもって、黄前久美子が最後の対戦相手・黒江真由へと攻め入る決意を固めた。これまでどうにも距離の取り方が分からず、柄にも無く後手後手に回ってしまっていた久美子。自分の態度が悪かったことについては当然反省しており、なんとか侵攻のとっかかりを探していた。この度のプールをその足がかりにしようと思っていたわけだが、やはり普段と違う景色の中、新しい局面が見えるもので。

 「ぼんやりとした苦手意識」というなかなかに失礼な感覚を抱えていた久美子。その理由として「中学時代の自分を思い出すのだ」という、これまた一見失礼なような分析を行なっている。「過去の自分に似ている」というのはさも相手が未熟であると断じているかのようにも見えるが、もちろん久美子のこの分析は上下の判断ではなく、性質の違いを表したもの。奇しくも「進路が定まらぬ」と悩んでいる久美子には文字通り人ごとではない話で、中学時代の「部活に本気になれないし、特別が存在しない」久美子の空虚さが、真由の背後に垣間見えた。黒江真由を包む薄皮のような障壁、それは「本気具合」だ。

 真由は決して悪人ではない。人のことを考えられるし、むしろ空気を読みすぎるくらい。それでもなお久美子が相容れなかったのは、その前提としての「自分」があるかないか。真由があがた祭りの時から多用していたカメラは彼女の客観の表れであり、レンズを通して見た彼女の世界に、彼女自身は存在しない。世界は常に自分と関係ないところで動いており、そこに自分が干渉する気もない。それが真由の人生観。そのことも別に悪いことではないのだが、真由本人が認識しているように、「本気が無い人間を、他の人間は決して本気で好きにならない」。かつて、中学時代に高坂麗奈が久美子を唾棄したように、特別を目指さない人間に、価値を見出せない。

 黄前久美子は麗奈によって変えられ、今やいっぱしの「特別」である。そんな彼女が真由の本質を認識し、かつて自分が麗奈からいいようにやられたように、その内側に入り込んで掻き回してやろうと思ったかどうかは分からない。しかし、真由の端っこをつかむことが出来た手応えはあったようだ。プールサイドの2人の対話、真由の目には初めて久美子の顔が映った。その名の通りに分厚かった「繭」に、少しだけ綻びが見えたようだ。ほんのわずかなブレではあるが、久美子はそこに何かを見出したかもしれない。

 しかし敵もさるもの、黒江真由は休み明けには改めて自分を立て直し、再び世界と隔絶している。写真の中に自己を投入することを拒否した。並べた写真に「人」は存在しなかった。そしてラストカット、突き抜けるような青い空に伸びる一筋の飛行機雲は、文字通りに久美子との間を隔てる「線引き」となった。この女、強い。

 

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 めでたしめでたし、第6話。誰かが言った。「恋愛ものってだいたい関係性が成就したところで終わってる」と。今作もここで終わっても誰も文句は言わないのだろうが……まだ第6話です。さて、ここからどういう展開になっていくのか。

 というわけで、今回のお話だけで言えばデート→ライブ→告白という圧倒的充実生活を見せつけられるという拷問のようなお話。告白の順番おかしくね? という気がしないでもないが、まぁ、このカップルについてはこの順番でよかったのだろう。惜しむらくは、どうにも作画が安定せずにせっかく可愛いはずのデートシーンがあんまり入ってこなかったこと。今回は一番力入れて作って欲しかった回なんだけどなぁ……憎いぞ横ラボ。肝腎要のライブシーンに関しても特筆するような演出があるわけでもなく、あのバンドやあのバンドのライブシーンを見てしまったあとではどうにも省エネに見えてしまって勿体無い。まぁ、数年前の基準で言えば今作のライブシーンだってちゃんと描けてるレベルではあるのだが……アニメ視聴者もどんどん贅沢になっていけませんわね。

 そんなわけでせっかくのひまりとヨリの記念日がなんとなくで流されてしまったのはちと残念だが、当然(?)作品として注目すべきはそちらではない。まずはなんと言っても私の好物ど真ん中の負け系ヒロイン枠・水口亜希さん。彼女は負けヒロイン呼ばわりするにはちょっと優しすぎるからほんと可哀想なんだけどね……一瞬の気の迷いでヨリに全部ぶちまけそうになるも、彼女の楽しそうな笑顔を見てグッと思いとどまれるぐう聖の亜希さん。その後も2人のために全力で背中を押してあげており、ステージ後にはギターを2本抱えて佇む彼女がなんとも寂しそう。挙句、1人でたそがれてるところにわざわざヨリがやってきて「一番の友達だよ!」というとどめの一撃を見舞っていく。もちろんヨリとしては「1番の」の部分を強調して最大級の感謝を表したつもりなのだろうが、残念ながら亜季さんに響いちゃうのは「友達」の方。不憫でしょうがないけど……今はとにかく割り切って「一番の友達ポジションだけは譲らないぞ」と前向きな姿勢。頑張れおねーちゃん、幸せになってくれ。

 公認になった主人公カップルは周りの目も気にせずイチャイチャし放題だが、2人の関係に直接ヒビなんて入るわけもなく、掻き回し要素は全然関係ないところからやってくる。以前からちょこちょこ出ていた「前のボーカル」さんがいよいよヨリに接触。どうやら亜希とは因縁があるようだが、キーボードちゃんが余計なお世話でそこを繋いでしまっていたらしい。ヨリからしたら全くもって与り知らぬ存在なのだが、いきなり「お前のボーカル、しょせん代用品だろ」とか言われたらそりゃカチンともくる。せっかくひまりのおかげで楽しくなってきたバンド活動、なんでこんな生意気なやつにコケにされなきゃならんのか。負けん気の強そうなヨリさんのこと、ここから一波乱ありそうですね。まぁ、それがひまりとの関係にどう影響するかは分からんが。料理部部長がどう噛んでくるのかだけが気になる。

 今日のワンポイント:ひまりさんのお母さんが娘の浮かれ姿を見て思わず「もしかして恋人〜?」って聞くのがこの世界らしい気遣い発言。普通、娘を茶化すなら「もしかして彼氏〜?」だと思うのだが、そう言っちゃうとひまりさんとしても「あ、え、うん」みたいな気まずい空気が流れそうだから。お母さん、そのうち恋人がご家庭に挨拶しにきますよ。

 
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 一気にミステリっぽくなってきた、第7話。発見された死体の右手だけが漆黒の羽になってる描写がしっかりオリジナルの絵面になってるのがいいね。

 「水面下ドロドロ宮廷バトル」だと思っていたお話が、いよいよもって水上へと上がってきた。男同士の政争も、女同士のキャットファイトも、どちらもいろんな欲望が渦巻いておる。

 まずは男の方から。若宮は奇策でもって敵陣営と思しき南家の本邸へ殴り込みをかける。ものの見事に兄である長束と同席している現場を押さえ、長束側からもあまり言い訳のしようがない状態。ここまで追い詰めてようやく、長束の本音が滲み出たかのような手応えがある。結局今回の会合で若宮が何を得たのかは定かでないが、より直接的なぶつかり合いのための下準備が着々と進んでいるような、そんな不気味な雰囲気が漂っている。

 そして同じ南家の邸宅で、そんな頂上決戦とは別に雪哉と路地(ろこん)という近習どうしの接触も起こっていた。てっきりあの秘密会議の一件から雪哉側が一方的に長束派の陰謀を押さえた形だと思っていたのだが、どうやら路地も只者ではなかったようで、「あの時感じた気配」というとんでもない方法から雪哉をふん捕まえる。普通に考えたらあんなヤバヤバ会議を見てたんなら即刻口封じされてもおかしくないレベルだと思うのだが、路地さんも案外その辺は慎重なようで、雪哉に若宮サイドの情報を持っていないか尋ねたり、挙句長束派へスカウトしたり。あの会議を雪哉が見ていたということは当然全ての事実が若宮に流れているということも理解しているはずなのだが、それで慌てている様子もない。現状、お互いに腹の中に抱えたイチモツを明かさずとも察しているみたいな危うい状態で固まったことに。これから先、長束派はのんびりと様子を見てくれるものだろうか。

 ちなみに男サイドではもう1つのトピックとして「雪哉はどこまで若宮に忠誠を誓うものだろう」というポイントも注目。路地にけしかけられて思わずツンデレが溢れてしまい、それを若宮に思いっきり見られたわけだが、若宮側も「そっかぁ」みたいなちょっと寂しげな反応。視聴者目線だと雪哉はもう若宮から離れそうもないと思えているのだが、当の本人たちが自分の内なる気持ちをどう処理していくのかは見ものである。まぁ、今回若宮が「女の子たちにちょっかい出さないのは、余計な迷惑かけないためなんだよね〜」というイケメンエピソードを漏らしてしまったので、多分雪哉も「きゅん」しちゃってる。着いていくに足る人物だと判断したら、しっかりフォローしてくれる奴だとは思うんですけどね。

 一方、そんな若宮に袖にされてしまった女子サイドもエラい騒ぎになっている。騒ぎの中心は北家、お家の悲願のためならなりふり構わないと宣言してしまった入内モンスター・白珠様。前回東西南北のポジショニングを軽く確認したが、今回はさらにそれぞれの家に属性の説明が追加され、東家は楽人、南家が商人、西家が職人で北家が武人の家系であることが分かった。東家についてはあせびのイメージそのままなので納得だし、南家の人を食ったような性質も商人独特の立ち回りに由来するものということか。西家については、真赭の薄さん(なげぇので以下ススキさん)がお着物を丹精込めて全部縫っていたことなんかがこれで説明できたような気もする。

 そして問題の北家は「兵力最強」というしち面倒臭いステータスを所持しており、「私の思い通りにならなかったら暴れんで」というわがまま宣言。その下準備として浜木綿を取り込み経済力トップの南家を黙らせ、南北同盟から東西の2家を抑え込みにかかったという。どうやら一定以上の効果はあったみたいなのだが、これまでの歴史ではそうして2つの家が手を組むみたいな策謀は行われてこなかったんでしょうかね? もしあったなら、そりゃ武力で優位の北家が一番強そうだとは思うのだが……まぁ、無骨な家系でそういうのを良しとしない姫君が多かった中、たまたま生まれたクレイジーが白珠だったということかもしれんが。とにかくこれにて姫様大戦の勃発が宣言され、残り3家がどのように対応するかが迫られた。

 そんな中での朗報(?)はススキさんが思った以上にいい人だったこと。前回時点で「あれ、この子実はすごく素直でまともな子なのでは……」と思ったが、今回は衣装のせいで浅い池でも容赦なく溺れかけたあせびを救うためになりふり構わず池に飛び込むという英雄的行動に出ており、その視線にも後ろ昏さはない。白珠の宣言に驚いてこそいたが、あせびと違って「入内争いってのは綺麗なもんじゃない」という覚悟もある程度はできていたようで、今後は東西が手を組む以外にないという状況下では、あせびの良き協力者になってくれるのかもしれない。「お姉様」とお呼びしてもいいのかもしれない。

 そしてそこに死体が1つ……殺されたのは宗家の下女でしたか。さて、どのように話が転がっていくか……。

 
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 そんな名付けがあるもんかよ、第7話。……いったいどんな由来があるのかと思ったら、史上最もどうでもいい命名法で腰が砕けた。まぁ、古来より辻占と申しまして、辻に出てそこから聞こえてきた言葉で吉兆を占う文化があるって高耳神社の御神体も言ってたから。

 でもまぁ、考えてみたら「バンド名の由来」ってちゃんとしたの考えるの結構難しいのかもしれない。我が敬愛するバンドリプロジェクトでも、名付けにがっつりドラマがあったのって直近のMyGO!!!!!と、あとRASくらい? Afterglowも名付けの方向性としては悪くないけども。結局世の中「結束バンド」くらいで充分なのかもしれませんね。

 とまぁ、いつの間にやらバンド名が決まってしまったわけだが、今回のお話はそこにいたるまでの5人のすったもんだを描いたもの。というか、新加入の2人のポジショニングを見定めるお話という感じかな? ……それにしたってルパさん強すぎんか? そりゃま、登場時から完全に智のことはコントロールしてたし、なかなか図太いタマだろうなぁとは思ってみていたが、演奏スキルに加えて対人スキルまで(他の4人がしょぼすぎるとはいえ)頭ひとつ抜けた完璧スペック。抜群のスタイルの良さもあるし、多分あの世界ではルックスもいい扱いだろう。まだバンドとしては大して活動もしてないはずなのにファンの女の子達が入れ食い状態である。もう、いっそ桃香とかほっといてルパ中心のバンドにしてしまうという手も……。

 ってわけにもいかないのが仁菜さんの事情。彼女がこれまで一切触れてこなかったバンドなんて文化にここまでどっぷりハマってしまったのは、あくまでも上京直後に浴びた桃香の歌が原因である。あの歌がなければもっと予備校でまともな成績が取れていたかもしれないし、そもそも進路で悩むことすらなかったかもしれない。しかし、変わってしまったルートはもう修正が効かない。バンドに触れてしまった井芹仁菜は、もうステージの上でしか生きられない。いうなれば「私をこんな身体にしてしまった責任を取れ」ということである。まぁ、桃香さんからしたら「知らんがな」ではあるのだが。でもまぁ、いうてここまで仁菜に付き合って盛り上げちゃったんだから、その責任を取らなきゃいけないって主張には一理あるかな。「あくまで落ち込んでた田舎娘を元気付けるためにやったんだ。プロ目指すとか言い出すのは保証の適用外です」と言われても、そりゃあんた、ちょっと手をかけすぎたってことよ。

 そう、仁菜がこんなにものめり込んでしまう前にブレーキはかけられたはずなのだ。それをしなかったせいで暴れ馬は勝手に荒れ野を暴走し、気づけば4人目と5人目を引っ掛けて更なる他人の人生を背負い込んでしまっていた。この度明かされた智のご家庭事情。今作にはあまり模範的な家庭は登場しないのだが、その中でも智の家は一番ダイレクトに「そりゃ娘も飛び出すわなぁ」というダメ環境っぽい。彼女がなりふり構わず音楽活動で稼ぎを出そうとしているのも、他のメンバーにはない切実な理由から。ルパに関しては詳細までは触れられていなかったが、彼女の絶やさぬ笑みの裏にはやはり重たい悲劇が横たわっている様子。どちらさんも「親に頼れない、頼りたくない」という事情から、音楽を武器に生き抜くことを誓ったのだ(すばるさんのご家庭だけちょっと毛色が違う気もするが)。

 こうして集まるべくして集まってしまったはぐれ者たち。ようやくその視線が同じ方向を向きかけたところでの桃香からの宣告。あまりに突然だし、無責任だとは思うが、この業界で生き残ることの大変さを一番よく知っているのは間違いなく桃香。自分の気まぐれで前途ある(かもしれない)若者をこんな世界に引き摺り込んでしまったことに責任を感じ、傷が浅いうちにけじめをつけようということなのだろう。桃香目線なら、すばるはどうせ学生時代までの時間制限ありのお遊びだし、智とルパについても、早めに見切りをつけて次のバンドを探してもらえば迷惑は最小限で済む。仁菜以外の3人に対しては納得できる「損切り」だったわけだ。長野くんだりまで引っ張り出して「ラストライブ」をやったのも、せめて最後くらいは自分のコネでちょっといいライブを楽しんでもらおうという先輩なりの気遣いだったに違いない。しかし、残念ながらそんな気遣いを無碍にする空気を読めないやつがいるのである。

 桃香の先輩、沢城ボイスの素敵おねーさんの話を聞いて、この業界に飛び込んで命を賭けちゃう余計な決心を固める井芹仁菜。本当にこいつは考えなしで、頭が悪い。でも、多分ロックってのは馬鹿がやる音楽なのだろう。馬鹿じゃなきゃできない音楽なのだろう。あとはこの馬鹿が、桃香というお利口さんを丸めこめるかどうかだ。

 
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