忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127]

 ちゃんとテリー止めたの魔雲天でしたね、第3話。できれば原作通り「ケケケ〜」までみたかったけど、奴らの活躍は来週までお預けだ(次回予告のステカセ素敵)。

 順当に進行しております。1話2話がだいたい原作3話分ずつの進行で、今週もちょっとツメ気味ではあったが一応約3話分が終わったのでスピードは悪くない感じかな。ただ、意外だったのは対話シーンとかと比べると試合シーンの方が時間を削りにくくて尺を食ってる印象があったこと。視聴前はさ、なんだかんだ言って試合中ってそこまで複雑なことするわけじゃないからもっと尺詰めてサクサク行けるもんだと思ってたんだけど、やっぱ一応は(失礼だな)プロレス漫画なんだよな。ちゃんと試合の展開を描き、そこに説得力のある画を乗せようと思ったら試合シーンの方がたっぷりの尺を必要としていた。まー、考えてみりゃ詰められる台詞尺とかも試合中の方が少ないもんな。今後は1話2話と違って試合シーンが中心になっていくので、中弛みせずにどのように見せていくのか、今後も期待。

 さて、今週も引き続き原作からの変更点を中心に確認していくが、まずなんと言っても気になったのは、分割ビジョンに展開された6ヶ国について、描写こそあれ具体的に「どこ」と説明されたのがグランドキャニオンと両国だけだったこと。これで何が気になるって、「ソ連」なのか「ロシア」なのかなんですよね。先週見た通りに、どうにも背景の様子なんかから舞台が「現代」っぽくなってるんで、ここで「ソ連」っていう言葉を明確に使わなかったことがどうなんだろうと。いや、来週あたりあっさり「ソ連」って言われるかもしれないけどさ。もし「ロシア」と明言されるようなことがあれば、それはそれで話が変わってきそう。

 あとは尺を詰めるためのカット要素が中心で、例えば原作だとテリーの試合中に挟まったバッファローマンのメディカルサスペンション解除描写が無くなった。おかげで「正義超人のメディカルサスペンションの解ける音が聞こえる」っていうマーリンマンの台詞が「あなたの気のせいなのでは?」みたいになっちゃったのがちょっとかわいそうだし、悪魔超人軍の出撃への伏線が1個減っちゃったのでちょっと唐突にはなっちゃったか。まぁ、順序的には来週頭にバッファローマンの描写を入れる形になるかな。個人的にはねぇ、原作読んでてこのお話のラストのステカセ&BHの登場シーンで泣くほど感激したから、できればそこで引きを入れて見せて欲しかったとは思うんだが……ほんとに尺がギリだったからしょうがないか。無理やり入れようとして描写が省かれて「正義VS完璧」の思想の違いみたいな重要なファクターが抜けるのもそれはそれで困るからね。

 ちなみに他のカット要素として大きい(?)のはキン肉マンの怯え描写の低減。主に漏らす描写のカット。まぁ、これは別にいらんといえばいらんし、アニメで克明に描かれても困るからカットでええか。こんだけちょこちょこ要素はカットされてるけど、やはり定番のトンチキマシンガンは丁寧に描いてくれるのがスタッフの愛。あんな意味わかんないことやってんのにね。あれが無くなったらキン肉マンじゃないもんな。無駄に迫力が出てて笑ってしまった。百歩譲って巨大マシンガンが生成されるのはいいとしても、突然競技場の土が盛り上がってきたのはなんだったんだよ。

 引き続き注目して聴いちゃうのは完璧超人軍のみなさんの台詞(笑い声)。ラジアルの「バルル」がうますぎたのでハードルが上がってるが、一番自分のものにしているのはやはり圧巻、檜山ダルメシマンの鳴き声。こちらは文字にすると「ガウガウ」や「ウォンウォン」なのだが、自分なりに解釈して不自然にならない音でしっかり残している。やたら尺を取っちゃって厄介なターボメンの「ボシュー」。いちいち「私発言します」みたいなテンションで呼気が吹き出すターボさんちょっと可愛い。クラッシュはもう余計な小細工無しではっきり「ギガギガ」言うとる。イケボだから許されるが真面目にギガギガ言うてるのが逆に面白い。クラッシュの中の人はあんまり知らんかったのだけど、意外と若手なのかしら? ナレーション畑で活躍してる人みたいね。ピーク役の石毛くんは……大変だが頑張れ。試合中の変化が今から楽しみですね。

 来週はステカセ戦。ステカセさんはあのスピンオフ話を読んだ後なので、また試合の印象変わりそうだなー。

 

Amazonアフィリンク 

拍手

PR

 猫組をオチに使うな、第26話。いや、使え、もっとポンコツユキ様をすこれ。

 というわけで、近年の異常な暑さはもはやプリキュアワールドにおける敵組織以上の脅威ですよ、ということを伝えるための警鐘アニメ。こんなに綺麗に現実世界とリンクして共感できるエピソードが飛び出してくるってのも、1ヵ年計画で作られるプリキュアならではの良さ(?)ですよね。もう、脚本の制作段階で「今年の夏も地獄みたいなアツさでしょうなぁ」ということは予測できてるわけで、それならペットの飼い方講座としての意味も持っている今作で「ペットを飼う上での夏の注意点」をテーマに持ってくるのは当然の流れ。マジで今の世の中、外を散歩しなきゃいけないペットにとっては地獄だろうなぁ……。アスファルトの温度とかどれくらいになってるんだろ。肉球の火傷じゃ済まないだろうな……飼い主の皆さん、ちょっとしんどくても朝夕の良き時間を見計らって散歩に行きましょうね。もはや涼しい時間帯などないとも言われてますが。

 こむぎは散歩が必須なので今回のエピソードで苦労するのは当たり前なのだが(人間形態で動き回ればよくね?っていうツッコミは無しで)、普通に考えたらおうちで丸くなってるだけでいい猫組は今回のお話に絡まない。そこでユキさんが何故外出したのかというと、「まゆが買い物を忘れたから」であった。いや、もうそこは1人で買い物くらい行かせろよ……ユキさん、なまじできることが増えちゃったもんだから、ほんのちょっとのことでもまゆを放っておけなくて過保護がますます加速している。こんな天気で猫が外に出られるわけないし、せっかくお家で涼んでりゃいい身分なのに……まゆもまゆで、いっちゃん暑いタイミングで買い物に出かけなくてもいいのにな。この子らは適切なタイミングで適切に不器用である。まぁ、ユキ様は当然のように日傘必須なんですけどね。そこは1人だけ日傘でまゆはカバーしねぇのかよ、っていう。猫は日焼けするんだろうか……。

 そうして脳内妄想までフル回転させるほどにボロボロになった4人(2人と2匹)を救出するのは、いつものように悟の仕事。悟、もはやこの日本の暑さは打ち水などしたところで文字通り焼け石に水だと思うが、それでも律儀に外で活動してるあたりが悟。そんでこいつの家もクソでけぇなヲイ。アニマルタウンの住宅事情はどうなってんねん。きっと悟もえぇとこのボンボンなんやろなぁ。さらに学識も備えて料理などの気遣いも完璧。いろはもこんないい物件を逃すんじゃねぇぞ(とまゆ様がおっしゃっておる)。ここ最近は大福さんの一挙手一投足に注目が集まりますが、まだ特に変わった動きは見せないな……こんだけ頑なにしゃべらないってことは、マジのマジで思わせぶりに誘っておいて最後まで何もないパターンもワンチャンあるのでは?

 メエメエが平気で街中を歩いちゃうくらいにアニマルタウンが狂気の暑さにやられる中、登場するのはラクダのガルガル。しかし今回はもはやガルガルじゃなくて「暑さ」というステージトラップの方が強敵。もはや描写が「炎系の能力を使いこなす敵」とのバトルシーンなのだが、あくまで「炎天下で戦ってるだけ」なんですよね。一昔前だったら「夏休みだ! プールだ!」みたいに浮かれるだけだったシーズンなのに、もはや子供向けアニメで「人もペットも気をつけようね!」というワーニングを飛ばさなきゃいけなくなっているこの地球。ニコ様、助けてください。冷蔵庫で涼んでる場合じゃないです。

 さ、私たちも刺繍糸を買いに行くわよ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 やっぱり色々気にさせてくれる、第4話。ほんとになんてことない話しかしてないんだけど、どうにも見入ってしまう不思議な画面。

 改めて、今期の恋愛ラノベアニメはそれぞれに個性がゴリゴリで観ていて楽しい。義妹に双子に負けヒロイン、テーマとしてはもはや古式ゆかしい伝統文化とすら言えるジャンルもあるが、そこにきちんと「現代アニメ」らしさを付与して勝負に出ているために決して埋没しないだけの存在感を発揮している。

 今作の場合、その個性というのがとにかく熱を奪ってクールにクールに、もはや冷淡に見えるまでに客観を崩さないその描写方針に表れており、今回はいよいよ悠太と沙季の間に余計なわだかまりすら無くなった。いや、無くなっちゃいないんだろうけど、これまでの近づいたり離れたりで一旦穏当な距離感を見定めた2人は、ゆっくりとその距離を維持してコミュニケーションを続ける。おかげでそこに何か新しい事件も生まれないし、タイトルの通りに「生活」が窺えるというだけのお話。どう考えても面白くないだろうこのプロットで、何故かは分からないがただ息を潜めてじっと見てしまうような不思議な引力があるのだ。

 もちろん、これは引っかからない人もいるかもしれないので攻め口としてはニッチな部類なのかもしれない。ただ、個人的にはこうして割り切った演出方針は最近めっきり見かけなくなったもんで、50本を超える今期アニメの中でただ1本だけが持つ個性としては充分意義があると思っている。もちろん、ただダラダラと日常風景を流すだけでは本当に定点カメラの映像を見ているだけでさっぱり面白くないだろうから、「客観」をいかに豊かなものとして切り出して1本の映像作品として提供するかをきちんと考えているという前提の上でだ。

 今回分かりやすく興味を惹かれたのは、やはり本作最大のエッセンスであろう、リビングでただ語り合う兄妹の対話シーン。大きく分けて「追試指導の日」「翌朝」「作業用BGMを提供した夜」と3つの時点でおなじリビングが描かれるわけだが、それぞれに見せ方が全然違う。追試指導の日に興味を惹かれたのは背景のオブジェクトを中心としたカメラアングルの切り取り方。日が暮れた後、光源の位置は基本的に2人が向き合って互いに光源を置いているように見える(実際にはテーブル上の照明の灯り)のだが、その光源に照らされ、2人の間で殊更に存在感を発揮するのが、何故か背景のキッチンカウンターに置かれた花瓶である。なんの花なのかはよく分からないが黄色を基調にそこそこのボリュームを持った花瓶にいけられた花々。それが2人の間に割って入り、まるで2人の架け橋であるかのようにシーンを繋いでいく。この「繋ぎ」の役割は翌朝のシーンでより顕著になり、今度はテーブルに着く沙季、キッチンで冷蔵庫を開ける悠太と2人の立ち位置が分かれるにも関わらず、それぞれを切り出したカットにも必ず花瓶が収まるようなカメラアングルが取られ、2人の間にある花は常に2人の位置関係を示しながらつなぐことをやめない。別に複雑でもなんでもない間取りではあるが、この「花を中心に様々にアングルを切り替える」という演出でもって違和感なく画面に変化を与え、その上で統制した雰囲気を与えるのにも成功している。

 翌日のリビングのシーンは悠太が先輩からもらったBGMを聴いてバイト先の控え室からそのまんまMVみたいに外のシーンを繋いで持ってきた「音楽の終端」に位置するシーンになっており、昨日と変わらず花瓶に真上から光源をとって存在を際立たせることにより、花の確固たる存在感がある種空想的だった「BGMの世界」から昨日と変わらぬ「こっちの世界」に戻ってきたことを示してくれる。1つのツールでもって、野放図に広がってしまいそうな映像にまとまりを与える働きがシーンを跨いでも発揮されているのがさりげなくも巧みな設定である。ぶっちゃけ、ともすればウトウトしちゃいそうなくらいに刺激を抑えた作品ではあるが、多分こうしてきっちり観ることでそこかしこに施された工夫にも気づくことがあるのかもしれない。

 まぁ、本筋のドラマが面白いかどうかはいまだによく分からんけどな。お兄ちゃんが頑張ってくれてるからそれでいいんじゃないでしょうか。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 色々クドい、第3話。蓋を開けてみれば、今期は恋愛もののラノベ作品が並び立つ今どき珍しいシーズンになっている。「狼と香辛料」も入れれば4本あることになるか(小市民シリーズも恋愛ラノベだと拡大解釈すれば5本)。

 さて、こうして文字媒体の原作がアニメ化された完成形だけを味わっているとその中での違いというのが色々と興味深く見えてくるもので、すでに書いているがアニメとして頭一つ抜けているのが「マケイン」。映像クオリティに加えてテンポの良さ、とっかかりのアイディアも含めて、ベタに見えて前例のない作品になっている。「義妹生活」も先入観をぶっ飛ばす思い切った構成で勝負を仕掛けており、いわゆる妹萌えの単純な惚れた腫れたではなく、共同生活を余儀なくされた2人の男女の関係性をじっとりと湿度の高い筆致で描き続けている。

 そういう意味では一番「ラノベらしい」構造になっているのが今作で、「双子」という昔ながらの(というほどでもないかもしれないが)題材でやきもきするような三角関係を構築するところまでは想定内。まぁ、姉(琉実)が1回主人公と付き合って別れるところからスタートというのがちょっと斬新なところだが、2人の個性が全く異なる姉妹の間を、延々主人公がキャッチボールされるようなこの構造はそこまでびっくりするような展開ではない。その上で、男女の関係というよりは姉妹の関係の厄介さの方を優先的に切り出し、三角形の第「三」辺について色々と考えさせる展開はいいプロットになっていると思う。

 惜しむらくは、今作はあまりアニメとしての強みをいかせていないという部分。1話目のように構造そのものにまとまりのある何かが仕込めればいいのだが、流石にシリーズアニメで毎話毎話驚くようなギミックなど仕込めるはずはないため、ここからはおとなしく本線を突っ走るしかないだろう。そしておそらく、本作はこの主たる関係性の妙をどこかしらペダンティックな、やたらとクドい装飾で飾り立てることで個性を発揮する構造になっている。それはそれで悪い方向性だとは思わないのだが、残念ながらあまり映像作品との相性はよくない。

 いや、多分これも見せ方次第だろう。ことに主人公・純と周りの2人(那織、森脇)との対話で様々な既存の創作物の名前が出てくるので、例えばその辺りで出てきたタイトルをそのまま映像に表現してしまう、といった方向性も考えられる(対話してるキャラの後ろに明らかにスターウォーズだと分かるようなキャラを挟み込んでいくような演出)。おそらくそうした見せ方にすれば「台詞の装飾」と「画面の装飾」が繋がってより個性が強い作品に仕上がったと思うのだが、本作はその方向性を選ばず、ただ台詞は台詞として流すことにしている。

 別にその判断が間違っているとも思わない。もしかしたら権利関係の問題で映像に起こせなかった可能性もあるし、そうして描くことで余計な雑味が混ざって対話そのものの印象が薄れてしまうことを嫌った結果かもしれない。その辺りの制作側の意図は想像するしかないが、結果的に出てきたものだけを見ると、どうしても台詞は上滑りしている印象が否めない。脳に引っかからず「まーた訳のわからん奴らが訳のわからん会話してら」くらいで流れてしまう部分が多くなってしまうのだ。1カットに入れ込む台詞量もどうしても増えてしまい、これが西尾維新のように「とにかく言葉数は増やしてるけど実際の中身なんてほとんどない」みたいな対話なら流してしまってもいいのだが、そこに重きを置きたい作品では本質を掴み損ねる結果となってしまう。そこがどうにももったいない。

 でもなぁ、これをアニメとして万全に発揮させる方法は確かに思いつかんよなぁ。アニメ化向きじゃない原作だったと考えるなら、現状ではむしろよくやっていると言ってもいいかもしれない。不満はあるけど、別につまらないとも思わないのでね。

 

 Amazonアフィリンク

拍手

 逃れ得ぬ過去、第15話。やはりここに戻ってくる。そういうお話だから。

 舞台脚本をめぐる原作者VS脚本家の揉め事は、アクアの講じた一計により万事丸く収まった。やはり百聞は一見にしかず。視野の狭かった天才漫画家に、舞台そのものを見せるのが一番手っ取り早い。天才と呼ばれるだけあって感性は一級品だったのだろうし、本当に良いものを見せればきちんとその意義が伝わり、それを作り上げる才覚の重要性にも思い至る。そこで「自分に出来るか」と自問し、現実的な答えを導き出せた鮫島もやはり一角の創作家なのであろう。あそこでムキになって「自分でできる!」と言い出さないだけでも立派なものだ。まぁ、事前に先輩からあんだけ釘を刺されていたこともあるのかもしれないけど。

 さらにアクアからチクリと手痛い一言を刺されていたプロデューサーも自身の進退をかけて動いたため、最終的な落とし所は「脚本家と原作者の直接対話」。冷静に考えれば「そりゃ当たり前に取る必要がある手順なのでは?」と思うところだが、それが出来てきなかったことが業界の歪み切ってしまった部分なのだろう。作品タイトルが大きくなればなるほど、そこに関わる人間が増え、当たり前のコミュニケーションすら難しくなってくる。善い悪いの問題ではなく、それが商業というものなのだろう。身勝手でどこまでも個人活動である「創作」と、万人を取り込み、最大多数の幸福を目指す「商売」。この問題は簡単には解決せず、今後も関係者は議論を続けていくほか無いのだ。

 今回はたまたま(だいぶアクアのおかげがあって)丸く収まりはしたが、その余波で「脚本がゴリゴリに尖って演者負担の大きいものになる」というおまけがついた。ララライの面々は歯ごたえが出た脚本にかえって心躍らせていたし、元々芝居のスキルを持て余していたかなもここにきてフル回転できることに。問題は、本業が舞台役者じゃなかった連中である。まぁ、メルトくんには頑張ってもらうしかないが、ここにきていよいよこれまでの人生のつけが回ってきたのがアクア。どこまでも俯瞰で、どこまでも他人事として自分の人生を生きてきた男に、「感情演技」は高い高いハードルとなって立ちはだかる。それこそ「創作」と「商売」じゃないが、「感情」と「計算」は相反するものである。アクア自身もその辺りがわかっているからこそ「自分は役者向きではない」と言ってあまり表舞台には出ていなかったわけだが、ここにきて急に一番の厄介ごとを求められることになってしまった。この結果が自分の暗躍の末というのが因果なものである。

 お芝居の大先輩・かなの助言は普通に考えたら真っ当なものだし、多分役に立つものだったのだろうが、よりによって何の気なしに出してしまった例が「母親の死」。どうだっけ、かなもアクア(とルビー)の家庭事情が複雑なのって知ってるんじゃなかったか? もしそうじゃなかったら単なるバッドラックだし、なんとなく知っていたとしても、兄妹2人してひた隠しにしてるもんだからかなが真実に近づくのは難しかったのかもしれないが……最悪のトリガーを引いてしまったかなはちょっとおとなしくしててもらうしかない。

 アクアだって自分の地雷要素は分かっているので必死に「楽しいこと」をイメージしようとしていたが、それが全部女の子がらみの記憶だったのがなんやねんこいつ。結局アクアにとって、この人生は星野アイの失われた生を埋めるための代償行為にしかなってないってことなんでしょうかね。よりによって脱却しようとしている自分を引き留め、縛り付けるのが「もう1人の自分」であるのが業の深いところで。あいつもこいつも「アクア」のはずが、転生者の一筋縄ではいかないマインドが必要以上に彼をアイへと縛り付ける。

 そして、そんな逃れられない呪縛に苦しむアクアを見て、どうやら真相にたどり着いてしまったご様子の黒川コンピューター。彼女の観察眼を持ってすれば、ここまで極まっちゃってボロボロこぼれ出てくるアクアの心情の奥底を掬い上げることなんて造作もないことで。いや、どこまで確信に至ったかは分からないけどね。全てを理解した黒川あかねは、その身に宿した「アイ」があれば、アクアにとっての無二の存在にもなりうる。どうなるあかね、どうなるかな。

 追伸:全然出番ないけどMEMちょ元気?

 
Amazonアフィリンク

拍手

 小父内さん? 小父内さん!? 第3話! なんやこのキャラ。一人で属性独占しすぎだろ。先週までの「トンチキパルクール無表情キャラ」だけでも作中で一番浮くレベルでの設定だったのに、そこにさらに「口下手内心暴走ハード百合」が追加。もうこいつ見てるだけでもいいアニメになったぞ。

 というわけで、先週はあんまりポジティブな感想が書けなかったけど今週は上向き傾向。正直まだシーンの散逸感みたいなものはあるんだけど、上述の通り、1人のキャラだけでも引き込む要素が出てくれば、そこを起点にして色々な部分に興味を広げられるので視聴がグッと楽になる。ありがとう小父内さん、頑張れ小父内さん。

 ということで、ちゃんと視聴できそうな気配が出てきたのでキャラをしっかり確認していこう。個人的にキャラの顔と名前を覚えるのが苦手なので(前クールはそれでとんでもないミスをしてしまったので)ちゃんと把握したいところだが、どうしてもこんだけキャラが多い作品は認識が追いつかないので、しばらくはキャラクターリストと見比べながらになるだろう。

 まずはどこをどう見ても主人公、ラブライブキャラっぽいデザインなのが美空かなた。シンプルなまっすぐ路線の主人公で、モチベーションは幼き日の憧れ。ただ、直前のミスで綺麗なイップスに陥っていたために復帰までのあれこれは今週までで結論が出ていない。今週飛べたことで全てが解決したように見えなくもないが、そもそも「飛べた! 飛べたよ!」は1話ですでにやっており、そこから2話で周りの人間を裏切ってしまったわけで、オオカミ少年状態では部のメンバーも易々とは信じてくれないだろう。人の命がかかっている競技っていう指導者側の言葉はとても重いのだ。まぁ、なんやかんやで全部乗り越えるまでが、今作のシナリオということになるだろう。

 かなたの隣、未だベッドにいながらしっかりフォローしてくれるのがお寺の娘さん、海音寺恵深(めぐみ)。CVがみっく。ベッドに入ってたから1話目時点では「あれ、この子が競技中に落ちた子だっけ?」とか勝手に勘違いしていたが、彼女の病気はチアとは一切関係ないもの。過去にかなたと一緒にチアをやっていたということでわかりやすい参謀役。一応手術は成功したってことは、そのうち正規の選手として復帰する流れなんかもあるんだろうか。少なくともオープニング映像では立ってる姿は確認できないけども。

 そんな2人のところに殴り込んできたラテン系迷惑配信者が杏那・アヴェイロ(公式ページでの表記)。分かりやすいかき回し役で、余計なことを考えないので引っ張り回すエネルギーは強め。どうやらカポエラの使い手らしく、まだ何もしていない一般人を容赦無く蹴り殺す畜生でもある。現時点では実はこいつのモチベがよくわかってないことが一番気になるところではあるのだが、マジでなんも考えてない配信者だったらどうしよう。いきなり上から人が1人降ってきても支えられるこいつの体幹は充分やべぇので、そっち方向のスキルを伸ばした方が正しい人生な気がするけど。

 そんな杏那に振り回される代表が現時点では一番影が薄い大谷穏花(のどか)。なんとなくのんびりしてるイメージしかないのだが、なぜ杏那とつるんでいるのかとか、チアやるのに意外と抵抗がないのはなんでなのかとか、意外と謎が多い。今後明かされるポジションにまで上がってくるんだろうか。

 そして前回の生歌披露で話題になった残念系お嬢様が谷崎詩音。シンガーソングライターを目指しててその歌唱力は致命的じゃないかと思うんだが、周りの人間はジャイアンばりに止めてあげたらいいと思う。ここで放っておくのも「遠慮」じゃないのかしら。作詞作曲以外にも元々新体操選手ということで身体能力が高いらしく、スタイルもいいのでメンバー内では圧倒的高スペックのユーティリティプレイヤー。あと金持ちの子。

 そして、そんな詩音との絡みもあって一気に作中Tier1まで上がってきた爆発物が、我らが小父内涼葉(おぶないすずは)さんである。表情は一切変わらないが脳内では思考も妄想も加速しているという実に厄介なタイプで、もはや口下手ってレベルじゃねぇくらいに内面と外面のギャップが激しい。そしてギャップってのはアニメキャラにすると分かりやすい魅力の1つになるのである。ミニ涼葉が頭の上であたふたしてるビジュアルがいちいち可愛らしく、ただひたすらこいつを困らせ続けたいと思えるだけのスペック。さらに詩音に向ける熱視線は今作で最初に飛び出した分かりやすい百合要素であり、スポコンだの女の友情だのを通り越し、インスタントにごくごく飲めるありがたいテイストである。しばらくは彼女に頑張って欲しいところだが……かなたを主人公だと考えると、こいつと詩音の絡みはあくまでサブクエストなんだよなぁ。もう、2人で独立して一旗上げようぜ。そんぐらい出来そうなレベルで2人のキャラ立ってるんだから。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 アネットの現在の財政状況が気になります、第3話。無断「退職」したってことはこれまでは務め人扱いで、現在は無職ってことよね。「転移者受け入れ神官」の収入がどの程度かは分かるはずもないがそれなりに高潔な仕事だったわけで、いい具合に高給取りだったんじゃなかろうか。だとしてもその職を辞し、事実上のヒモを1人抱えてる状態で、どこまで散財できるもんだろう。

 などということを考えてもしょうがない。異世界作品なのは間違いないがそれ以前に本作のベースはギャグですからね。他の異世界作品と違って「この世界の貨幣制度が云々」とかそんなこと考える必要性はあんまり無い。とにかく転移者がいて魔王がいて、なんか知らんけど討伐したりされたりするだけの世界設定である。そんな中で一際浮いているセンセーの存在。ほっときゃ死ぬだけの甲斐性なしだが、いろんな偶然が絡み合った末にアネットさんはセンセーにぞっこん。ここから先はもう理屈抜きでセンセーのために働き、彼のために尽くす可哀想な存在となってしまった。まぁ、本人は楽しそうだから別にいいんですけどね。推し活ってそういうもんだし、お堅い女が惚れるのは型破りな男ってのは昔っから相場が決まってるんですよ。まぁ、型破りの方向性にも限度はあると思うけども。

 しかし、残念ながら型破りなのはセンセーの性格だけではない。道を歩いてるとしれっとドラゴンに遭遇してしまうくらいにはこの世界も型破り。よくある異世界作品の「序盤はゴブリンやスライムから」みたいなセオリーなど通用するはずもなく、いきなりランダムエンカウントでドラゴン&魔王(?)。死にたがりのセンセーの願いは一撃で叶ってしまうのだが、それでも死なないあたりはやっぱり主人公補正というものか。センセーの美学の中で、「最強の魔王の一撃で死ぬ」はアリだったのかナシだったのかは気になるところだ。

 魔王との邂逅により、センセーの特異性が少し垣間見えた部分もありつつ、どっちかというとアネットさんの狂信の方がはっきり示されただろうか。彼女はもう、誰に何を言われたとてセンセーの願いを叶えるために命を張れるのである。タマは……まだわかんないけどアネットほど極まってはいないはず。多少客観的な視点からツッコミ入れてくれるポジション助かる。そしてそんなヘンテコ三角関係の一行は無事にアネットのお友達のイーシャさんと出会うことができたわけだが……。

 この世界のエルフ、みんな乳でけぇな。いや、エルフだけじゃなくてタマもそうだから、平均バストサイズがでかい異世界なのかもしれない。たいそうけしからん。ただ、おっぱいは似てても性格はだいぶ違っており、イーシャさんはもっと現実寄りの真面目さん。多分悪い人ではないよね。どう考えてもセンセーとつるんでる方が頭おかしいんだし。ただ、残念ながらもうアネットには誰の言葉も届かない。まぁ、センセーの言う通り、アネットの幸せは本人が決めることですからね(それをセンセーがいうのも違うだろ、という気はするが)。生真面目で一生懸命なエルフさんたちが、歪んだ転生者たちと戦う異色の異世界マッチメイク、ここからはギャグ無しで真剣勝負か?

 ちなみに大久保瑠美・鈴代紗弓というキャスティングにさらに中原麻衣・悠木碧と重なり、なんか知らんが全員近距離パワー型みたいなラインナップ。……異世界の悠木碧、だいたい魔力はクソでかい。


Amazonアフィリンク 

拍手

 なんやこの強度……第2話。現状、今期新規枠では頭1つ抜きん出たクオリティ。このオープニングが作れるアニメが弱いわけがなかろう。負けヒロインが勝ちアニメかよ。

 というわけで、2話目でのトーンダウンを覚悟していたがむしろ初速をそのまま活かして2話目も一瞬で走り抜けていった。それこそ今回のメインヒロイン・焼塩のごときバイタリティである。とにかくどこのシーンを拾っても何かしらの小ボケは交えてくるというサービス精神がお見事で、原作の小説媒体ではどれほどの密度でねじ込んできているかが気になるところ。ほんで小説でも滑ってないのかも気になるところ。アニメの場合、画がついて、声がついてのネタになってるわけじゃないですか。だからこそ許されてるようなネタ回しもありそうな気がするんだよなぁ……前回もちょっと触れたけど、メインヒロイン(?)八奈見は普通に考えたらうぜぇ奴になりそうなもんだしなぁ。いや、でもこれはこれで可愛い……のか? もちろん、アニメではこいつのウザさも綺麗に魅力の一部へと昇華されており、彼女が出てきて画面脇で百面相やってるだけでも笑いに繋がるし、台詞回しの1つ1つが変なとこから飛んでくる不意打ちのボケにもなっている。主人公・温水の小回りの効いたツッコミも見事なものだ(妹さんとの対話のあたりとか、あの短時間できっちりまとまったネタになってるのが実によく分かる)。

 そうして八奈見が整えてくれたフィールドに、早速第2の「負けヒロイン」焼塩が堂々と名乗りをあげた。「負けヒロインなんて数を集められるもんじゃねぇよ」と初見では思っていた訳だが、なんとまぁ、ここまできちんと、徹底して「負けたーーー!!!」って分かる状態に叩き込んでくるのか。しかもご丁寧に焼塩が狙ってた相手が主人公属性だったっていうのもメタ視点では「負け」度合いを加速させる要素になっている。まー、CVが小林千晃だしなぁ(そんで相手がうえしゃまだしなぁ……ラグナとアルテマティア様のカップリングじゃん)。

 「負けヒロイン」という属性だけを統一させるために必ずヒロイン勢は残念要素を入れる必要性があり、焼塩も八奈見同様、根本的なところで「馬鹿」には違いない。体育倉庫イベントは暑さでおかしくなってしまったようなので割引いて考える必要はあるが、その後の温水との対話なんかを見てるとやっぱどこか抜けてる子なのは間違いない。ただ、単なる馬鹿だと八奈見と被ってしまう可能性があるため、彼女のスポーツ少女要素はきっちり本物として仕上げてあるのだろう。真面目で一生懸命な負けヒロイン。これはこれでなかなかに愛らしい(そしたら努力要素すらない八奈見はどうなるんやって話だが)。

 そしてすでに第3の負けヒロインも土俵際ギリギリの状態でエントリーしており、多分来週には負けが確定する。3人目にして一番はっきり「おめぇさっさと負けろ」と言われそうなコミュ障クレイジー文芸部員。いちいち「どっから声出してんねん」という奇声が漏れてるのが愉快だが、キャストを確認したら寺澤百花という名前はなんと「柚木さんちの四兄弟。」の岳さんの声だった。あとユーフォの1年生ユーフォの子。ユーフォのラジオで「笑い声が1つの芸」とともよにいじられていたが、その声の出し方がこんな武器になっているとは……とりあえず彼女が負けるってことで前回「どっちだ?」と思ってたBL先輩は純然たる勝ち組に。こちらの勝ち組はヒロインの方が「なんかやっちゃいました?」体質である(まぁ、中の人が歴戦の魔女すぎるからしょうがない)。

 さらにさらに、1話目では「お前もはやノイズなのでは?」と訝しんだあまりにイカレすぎた先生に、さらにもう1人やべぇ大人が追加されている。もはやアニメ演出の定番となった「止まれ」のハザードシンボル(?)がよりによって先生の凶行のシーンで用いられるとは。ヒロインは負けるわ、教育者は全員畜生だわ、この学校はどうなってやがる。しかもCVがすみぺ&千和だぞ。どうなってやがる。

 シナリオ:映像:キャスティング、3点とって何一つ抜かりなし。来週も楽しみだ。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 急転直下で第16話。アマラリルクの攻勢、目的が謎に包まれてるから予測できないし、何が起きるかもさっぱり分からんのが怖いよね。

 ここまでの2話はほっこり話が進行し、突然現れた曖さんとの交流を深めるのに費やしていたのだが、ここでいきなり東京都心をまるっと飲み込むサイズの暗黒空間が爆誕。ユニロードさんたちの分析によればロシアのツィベタちゃん騒動の時の閉鎖空間と同じ現象とのことだが、あっちの閉鎖はせいぜい建物1つとその周りの森を飲み込んだ程度だったのに対し、今回はサイズもでかけりゃ首都直撃ってことで影響もバカでかい。ツィベタちゃんのように限定的な目的であれば個人レベルでの嫌がらせ程度で済んでいたところを、いきなり悪の組織らしさ全開で襲ってきたため、ヒーローサイドもその対応は苦慮している様子。

 何よりマズいのは影響してる人口がとんでもないという部分で、黒球に飲まれた中にいた人たちが生きてるかどうかすら分からない。生きていたとしてもいつまで生きているか分からないわけで、最悪の事態を想定したら迅速な対応は必須。今にして思えば、最初から中に2人のヒーローが入っていたツィベタちゃん事件はまだまだ序の口だったというのがよく分かる。

 そしてもう1つの大きな問題は、動こうにもそもそも黒球の中への侵入方法が分からない。それこそ中にヒーローがいれば両面作戦で原因を叩けたかもしれないが、日本のヒーロー・シャイが外にいる時点で、黒球の中にヒーローが混じってるわけもない。あの訳のわからない空間に入る術など想像もつかない。この緊急事態に、アマラリルクとの交戦経験があるシャイが引っ張り出されるのは必然。以前も惟子さんを救ったことが評価されて取り上げられていたが、こうしてアマラリルクとの密な接点が嫌でもシャイを鉄火場へと押しやっていく。

 とりあえず顔見知りのヒーローと手を組み、救出部隊を組んだのはいい。しかし侵入方法をどうしたものかというタイミングで、まさにとってつけたように現れた曖さん。彼女の忍びの極意(?)をもってすれば閉鎖空間への侵入も可能だとかなんとか。なんで曖さんがそこまで自信を持っているかはよく分からんのだが、もしかして忍者って黒球現象にしょっちゅう遭遇したりするんでしょうかね。今回の対戦相手が「もう1人の曖さん」ということなので向こうの打った手を曖さんが読めるという可能性もあるが、黒球自体はツィベタちゃんと同じものってことは、ウツロの技ではなくて「アマラリルクの技」なんだよな。だとしたら多分曖さんも初見だと思うんだけど、「まぁ、忍者ってRPGなんかでも割と強ジョブになることが多いやん」というよく分からん理由でその辺は突破できるのかもしれない。知らんけど。

 物語的には「敵がどうにも対処しようがない攻め方をしてきた」→「たまたま最近それに対処できる友達ができた」という展開はご都合主義がすぎるというか、そこに作為が感じられるのでもしかしたら曖さんとの出会い自体が盛大な伏線の可能性はあるのだが……あんまりそういう性格の作品じゃないから、ほんとに偶然だったのかもしれない。もしくは曖さんとウツロはペーシャとツィベタちゃんと同じような関係性なので、いっそスティグマが積極的にテルにそうした人物との関わりを持たせようと画策してる可能性まであるかも。一応スティグマからしたらシャイは自分の腕輪を最初に打ち破った人間ではあるからね。まぁ、そうした疑問の答えが出るのはまだまだ先なんだろうけどさ。

 
Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/15 とみしの]
[10/10 とみしの]
[10/03 とみしの]
[09/30 Serra]
[09/30 NONAME]
バーコード