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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Black Cat 黒猫 (1)(B) C
クリーチャー・ゾンビ、猫 1/1 〜が死亡したとき、対象の対戦相手は手札を無作為に捨てる。 現在「To LOVEる」シリーズで神と崇められている矢吹先生の出世作。「BLACK CAT」の時には本当に適当でアホな漫画を描く作家だと思っていたのに、作画方面で突出させてエロに開眼してからは、本当に迷いが無くて活き活きした仕事をしてらっしゃる。やっぱり適材適所ってあるものなんですね。さておき、白の「聖所の猫」に続く純正猫クリーチャーである。こちらも、イラストは充分愛らしさがあり、白い方よりも毛皮のもふもふ具合が強調され、より一緒に寝たいクリーチャーに仕上がっている。ただ、残念なことにこの子、ゾンビらしい。死んじゃった黒猫が人間の記憶(手札)を苦しめるっていうのは、まんまポーの「黒猫」モチーフということなのだろう。そうかー、これだけもふもふでもゾンビなのかー。俺は構わないけどなー。とにかく、出して死ねばアドバンテージのナイスクリーチャー。「脳ゾウムシ」と違って自発的に死ねないのは悩みどころだが、ハンデスと「グール起こし」なんかのコンビネーションでグルグルと手札を捨てさせるギミックなんかも可能である。陰鬱エンジンには組み込んでおきたいカードですね。にゃーん。 Chosen of Markov マルコフに選ばれし者 (2)(B) C クリーチャー・人間 2/2 (T)、あなたがコントロールするアンタップ状態の吸血鬼1体をタップする:〜を変身させる。 ↓ Markov’s Servant マルコフの召使い クリーチャー・吸血鬼 4/4 ものすげぇバックグラウンドの分かりやすいクリーチャー。名門吸血鬼一族に選ばれて出頭してきた夢見がちなおねーちゃんは、そこらの吸血鬼にガブリとやられることで自身も吸血鬼として目覚めるのである。ちなみに「マルコフ」っていうのは単に家の名前なので、ソリンさんのお手つきになったわけではないですよ。素の状態でも3マナ2/2だから最低限だが、そのまますぐにガブリしてもらえば、デメリット無しで3マナ4/4(1ターンタップするので結局時間はかかるが)。そりゃまぁ、「俺は人間をやめるぞー!!」と言いたくなるのも道理であろう。当のおねーさんも変身後の方が清々しい顔をしているし、なかなかのナイスバディを惜しげもなく披露してくれているので、いっそこのままイニストラードは吸血鬼だけになっちゃえばいいんじゃないかって気もする。ちなみに、吸血鬼と合わせて使うことが条件のように見えるが、素の状態であっても、「黒に貴重なコモンの人間クリーチャー」という立派な役割がある。人間を失ってもいいかどうかは、なかなか難しい判断を迫られるところだぞ。 Curse of Misfortunes 不幸の呪い (4)(B) R エンチャント・オーラ、呪い エンチャント(プレイヤー) あなたのアップキープの開始時に、あなたはエンチャントされたプレイヤーに付けられているどの呪いとも同じ名前を持たない呪い・カードを1枚、あなたのライブラリから探しても良い。そうしたなら、それをそのプレイヤーに付けられた状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリを切り直す。 不幸の呪いって、エラい嫌な名詞を重ねてきたもんだな……今回までで登場した呪いの親玉的存在であり、1枚張るとそこから2枚3枚と呪いの輪が広がっていく。呪いカードのほとんどが単体で重たいカードなので、重複禁止とはいえノーコストで呪いが増えていくのはなかなか面白い。ただ、結局今回のセットにおいても、大して魅力的な呪いは登場しなかった。一応「渇きの呪い」や「流血の呪い」を使えば呪いだけでゲームに勝つことが出来なくもないが、その他の呪いの目的意識が散漫すぎて、とても1つのデッキにまとまるとは思えない。なんでこんな可哀想なメカニズムをわざわざ大上段に構えて導入しちゃったんだろうね。 Curse of Thirst 渇きの呪い (4)(B) U エンチャント・オーラ、呪い エンチャント(プレイヤー) エンチャントされたプレイヤーのアップキープの開始時に、〜はそのプレイヤーに、付けられた呪いの枚数と同じ値のダメージを与える。 一応名前つきのシステムで、この世界のオリジナルギミックのはずなのに全くもって注目されないシステム、呪い。今回はそんな呪いをとにかく見てもらおうということで、呪いの枚数分だけ勢いを増す呪いが登場した。2ターン目から延々「貫かれた心臓の呪い」を貼り続ければ、コレ1枚で4点のライフをもぎ取ることが出来るようになる。……でも、そんなに呪いが入ったデッキって、見たことないよね。一番使われる呪いって、多分ミルデッキの「血まみれの書」だもの。ライフ削っても仕方ない。もし赤黒で「貫かれた心臓の呪い」がメインに食い込むようなら可能性も無くはないが、狙ってうまくいく戦術には見えませんな。 Deadly Allure 命取りの魅惑 (B) U ソーサリー 対象のクリーチャー1体はターン終了時まで接死を得るとともに、このターン、可能ならばブロックされなければならない。 フラッシュバック・(G) 黒が手にした小粋な除去呪文。接死をつけた腹マイト状態のクリーチャーが、「ブロックしろ! ブロックしろ!」と叫びながら突っ込んでくるという、想像するとすげぇ嫌なシチュエーションのカードだ。イラストが妖艶な蛇ねーさんなのがせめてもの救いか。形はどうあれ除去であるから一定の仕事はしてくれる。おまけにフラッシュバックも持っており、使い方次第では1対2交換も可能。そう考えれば大したものだ。ただ、テキストが紛らわしいので誤解しやすいが、この能力はあくまで「ブロックされなければならない」である。「ゴブリンの火の悪鬼(RAV)」や「逃れ得ぬ粗暴者(SHM)」が持っていたアレだ。結局、どうでもいいトークンなんかを提供されると除去としては中途半端。ソーサリーなのでコンバットトリックとしても使いづらく、なかなか有効利用のタイミングは限られている。黒は基本的にクリーチャーの質では劣る色なので、相手に選択の余地がない状態で、「歩く死骸」あたりが「灰毛ののけ者」と相打ちとかなら上々だ。 Deeath’s Caress 死の愛撫 (3)(B)(B) C ソーサリー 対象のクリーチャー1体を破壊する。それが人間であったなら、あなたはそのタフネスに等しい値のライフを得る。 「霊魂切断(8ED)」の亜種。ライフゲインするために余計な条件が増えてしまったが、その分黒いクリーチャーも殺せるようになり、除去としての汎用性はかなり高くなっている。「夜の犠牲」しか無かったイニストラード期を乗り越えた人間であれば、やはりこのカードは引きたいだろう。5マナのソーサリーの割にはサービスがショボ過ぎるような気もするのだが、腐っても除去は除去、こればかり集めてにっちもさっちもいかない状態だけは勘弁願いたいが、1,2枚おさえて一息付けるようにしておきたいものだ。 Falkenrath Torturer ファルケンラスの拷問者 (2)(B) C クリーチャー・吸血鬼 2/1 クリーチャーを1体生け贄に捧げる:〜はターン終了時まで飛行を得る。生け贄に捧げたクリーチャーが人間である場合、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 念願のコスト無しサクり装置が、ようやく黒にも現れた。2/1でサクらなきゃ空も飛べないというのは、実はミラディン環境で見向きもされなかった「ドロスバッタ」の能力だったりするのだが、あちらの世界の黒は半分が感染持ちであり、普通のダメージに価値がなかったのだから仕方ない。この世界ではサクり装置は値千金だし、いざというときはこいつが犠牲になって「モークラットのバンシー」の仕事が捗るならば文句は無いだろう。一応、好物の人間を食べると元気百倍になるオプションがついてたりするので、上手いこと緑や白と手を組めた場合には、リミテッドでもそれなりの主力を担える可能性もある。もしくは「裏切りの血」を擁する赤との吸血鬼デッキか。「自堕落な後継者」とのコンビに期待したいところだ。 Farbog Boneflinger 遠沼の骨投げ (4)(B) U クリーチャー・ゾンビ 2/2 〜が戦場に出たとき、対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで−2/−2の修正を受ける。 なんだか楽しそうに素振りしてるゾンビ。フレーバーも気さくだし、案外生前は磯野と野球でもやっていたのかもしれない。貴重な187の除去能力持ちなのでリミテッドならば出番はあると思うが、ステータスも修正値も「モークラットのバンシー」の半分と、やたら地味なのが不安要素。もう、このくらいのスペックだったらコモンでもいいような気がするのだが、何の因果でアンコモン認定されてしまったのだろうか。これがアンコなら「皮裂き」さんとか神話レアでも文句言われないレベル。 Fiend of the Shadows 影の悪鬼 (3)(B)(B) R クリーチャー・吸血鬼、ウィザード 3/3 飛行 〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは手札を1枚追放する。あなたは、そのカードが追放されている限り、そのカードをプレイしても良い。 人間を1体生け贄に捧げる:〜を再生する。 レアであり、レアとしての説得力もあるはずなのに、なんか地味な空気が漂う悩ましいクリーチャー。多分「カラスの群れ」にすらうち負ける5マナ3/3というステータスなのが問題なんだろうなぁ。再生出来るけど黒で人間を用意するのが面倒なのも、なんかしんどい点。もちろん、上手いこと殴れたら、相手が手札−1で、擬似的にこちらの手札が+1される(かもしれない)んだから、「嵐霊」よりも強いはずなんだけど。まぁ、吸血鬼というメジャー種族なのでちょいちょいサポート出来るカードがあるのはプラスだとは思う。前の環境でいうところの「吸血術士」みたいな立ち位置だろうかねぇ。 Geralf’s Messenger ゲラルフの伝書使 (B)(B)(B) R クリーチャー・ゾンビ 3/2 不死 〜はタップ状態で戦場に出る。 〜が戦場に出たとき、対象の対戦相手1人は2点のライフを失う。 黒のトリプルシンボルはいつの時代もネタ要素や爆弾要素を忘れない、夢のあるコスト。個人的には「恐ろしい残存者(LGN)」のどうしようもなさが印象に残ってますね。同じゾンビだし。ただし、このクリーチャーってば、コストに見合うだけの立派な仕事をしてくれちゃう生真面目さん。3マナ3/2で場に出た時点で2ライフもぎ取りならば充分な仕事だろうし、これに不死が絡むので、さらに4/3と2ライフ追加。律儀にタップ状態で帰ってくるのは残念ではあるが、合計4点を奪えるお仕事ならば、いくら黒のゾンビがお通夜状態とはいえ、使ってみたいという気分にさせてくれる。ゾンビならば「グール起こし」や「グール呼びの詠唱」も使って更なるグルグルミラクルも期待していいはずだしね。ちなみにこのクリーチャー、コスト面が面倒なことを除くと、あの「台所の嫌がらせ屋(SHM)」を綺麗に裏返した能力と見ることが出来る。開発チームはそのへんを狙って作ったみたいだね。 Gravecrawler 墓所這い (B) R クリーチャー・ゾンビ 2/1 〜はブロックできない。 あなたがゾンビをコントロールしている限り、あなたは〜を墓地から唱えても良い。 とにかくしつこく。それがゾンビのモットーさ。レアということで色々と大盤振る舞いされた危険な奴で、1マナ2/1というナイスパンチャーであることに加えて、そこそこの条件で何度も蘇ることが可能。この手の復活クリーチャーは「冥界のスピリット(MMQ)」や「イチョリッド(TOR)」など、構築で採用された実績も多く、こいつもそれなりに期待が持てそうだ。ただまぁ、現時点でゾンビフィーチャーのデッキはあまり無いのでね……リミテッドでも、ゆっくりしたゾンビのスタイルと、2/1ブロック不可という前のめりステータスがどの程度かみ合うか。……はっ、「燃え立つ復讐」とのコンビネーションつよくね?! Gravepurge 墓所粛正 (2)(B) C インスタント あなたの墓地にある好きな数のクリーチャー・カードを対象とし、それらをあなたのライブラリの一番上に置く。 カードを1枚引く。 「足の底の饗宴(LRW)」の名義変更再版。このカードの場合は流石に元の名前だとちょっと違和感があるので、イニストラードに合わせて名前を変えたのは構わないけど、「墓所粛正」って、なんか意味の分からない迫力があるよね。やってることは粛正でもなんでもないんだけど。この世界は、他のセットよりもはるかに「墓地にクリーチャーが溜まりやすい」世界。そのため、ガンガンライブラリからクリーチャーを削りだし、出てきたエッセンスだけを今一度装填出来るこの呪文は、色々と使い勝手のいいリソースマネジメントスペルといえる。インスタントでの墓地回収スペルというのは歴史的に見ても案外貴重なので、今後のリミテッドならばちょいちょい活躍出来るだろう。 Gruesome Discovery 陰惨な発見 (2)(B)(B) C ソーサリー 対象のプレイヤー1人は手札を2枚捨てる。 陰鬱 – 代わりに、そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中からカードを2枚選び、そのプレイヤーは選ばれたカードを捨てる。 イニストラード世界では一切顧みられることが無かったジャンル、ハンデス。そりゃまぁ、黒に与えられたソーサリーが「夜の恐怖」1枚で、リミテッドでも「脳ゾウムシ」がちょこちょこ頑張っている程度なので、あまりスポットが当たらないのは当然だろう。そして、今回新たに追加されたハンデスも、残念ながら4マナという振るわないコストである。素の状態で使うと単に1マナ重たい「精神腐敗」だし、いくらアドバンテージカードとはいえ、とにかく軽いことが正義である環境ではなかなかそそられない。陰鬱が満たされれば選択ハンデス2枚という史上まれにみる強力さになるのだが、そこまで苦労しても、4ターン目に相手の手札が2枚しかない、とかいう事態も割とありそう。「闇の隆盛」が入ったことでリミテッドの速度が少しでも落ちれば、チャンスはあるくらいのスペックなんだけどねぇ。 Harrowing Journey 悲惨な旅 (4)(B) U ソーサリー 対象のプレイヤー1人は、カードを3枚引き、3点のライフを失う。 「野望の代償(8ED)」の範囲拡大版。「野望の代償」は純粋にスーサイドしながらのドローを目的としたスペルだったが、こちらはいざというときに相手にたたき込んでとどめを刺すという、「ファイレクシアの愛撫」と同じ使い方が出来るわけだ。ただ、3枚ドローという効果は非常に影響力が大きいので、どちらにどのタイミングで使うかは難しいところ。出来ることなら、これだけ重たいスペルを使うのだから、堪えられるコントロールによせてアドバンテージを狙いたいところだ。「ファイレクシアの愛撫」に慣れちゃった身だと、「あのときは10点で良かったのに!」というのが不満たらたら。 Highborn Ghoul 名門のグール (B)(B) C クリーチャー・ゾンビ 2/1 威嚇 なるほど名門か、と感じさせる気の効いたゾンビ。ダブルシンボルなのでデッキは選ぶが、なんと黒のコモンのくせに白の「幽体の乗り手」に迫るスペックを実現させたのだ。火力耐性は若干低いが、この世界で1点飛ぶ除去なんて「霊炎」くらいだと思い込んでしまえば、ブロックされない限りタフネス1も2も大差ない。これをしっかり集めれば、ゾンビデッキが「グール呼びの詠唱」などで低マナ域のゾンビを回収する目的意識も生まれるだろう。是非とも初手でゾンビ・ロードをおさえて、1パック目でこれを回収しきってからイニストラードに挑みたい。だって、イニストラードの黒ゾンビは……ねぇ。ちなみに、使いやすい種族になったことを除くと、大体「鼠の殺し屋(CHK)」クラスとも言える。そう考えると、相当優秀なこれは生き物ですよ(死んでるけど)。 Increasing Ambition 高まる野心 (4)(B) R ソーサリー あなたのライブラリからカードを1枚探し、それを手札に加える。〜が墓地から唱えられていたなら、代わりにライブラリから2枚のカードを探し、それらを手札に加える。その後、あなたのライブラリを切り直す。 フラッシュバック・(7)(B) 「高まる」サイクルの黒は、予想外にも「魔性の教示者(M12)」だった。おまけ要素がついたので1マナ重たくなるという設定は、同様にオプションを付けた「悪魔の談合(TSP)」なんかと同じ。この手のカードを使うデッキならばある程度のコントロール傾向にあるので、1マナの差はそこまで大きな差にはならない。このスペルは、ひたすら堪えれば更にフラッシュバックからアドバンテージを2枚狙いに行けるのがボーナスである。まぁ、8マナもかかるのは現実感が無いけど……泥仕合になるなら、ひょっとしたら使うタイミングもあるかもしれないし、これをメインで入れるならば「迷いし者の祭壇」あたりでフラッシュバックを加速させる手もあるだろう。ま、何にせよ現時点で「魔性の教示者」が入っているデッキは無いので、このカードも推して知るべし。 Mikaeus,the Unhallowed 不浄なる者、ミケウス (3)(B)(B)(B) M 伝説のクリーチャー・ゾンビ、クレリック 5/5 威嚇 いずれかの人間・クリーチャーがあなたにダメージをあたえるたび、それを破壊する。 他の人間でないクリーチャーは、それぞれ+1/+1の修正を受けるとともに不死を持つ。 Magic名物悪落ちイベント。それにしても、ミケウスさんたら悪落ちするのちょっと早過ぎやしません? 過去に黒くなった人物っていっても、例えばグリッサさんなら数年の時を必要としたし、アーテイだって堕落するまでには3,4年かかっている。こんなにマッハで黒くなったレジェンドなんて……あ、「汚らわしき者バルソー(JDG)」さんがおったか。ミケウスさんは、あのドワーフの爺さんと並んだ最短悪落ち記録保持者ということになる。神話のくせにね。 で、唯一アヴァシンが居なくなった事実を知っていてひた隠しにしていたミケウスさんが寝返ると、全力で人間に敵対してくる。黒でゾンビになったんだから、せめてゾンビだけに味方してりゃいいものを、何故か人間でなきゃなんでもいい。狼男だろうが吸血鬼だろうがセファリッドだろうがサラマンダーだろうが、とにかく人外と見るとエールを送り、鍛え上げたクレリックの秘術でもって不死を与える。不死って、キーワード能力の中でもかなり強い部類の必殺技。それをホイホイ与えていいもんじゃない。この時点でかなりヤバい。加えて、人間に殴られると「お前、制裁」の一言とともにぶっ壊しにくる。手の早さも天下一品。戦闘ダメージに限らないので、「憤怒を投げる者」あたりが調子に乗って火炎放射するとものすごい形相ですっとんできて墓地送り。ひどい。かてて加えてパワー5威嚇。こりゃまぁ、リミテッドなら爆弾レアに違いない。トリプルシンボルはしんどいけど、まぁ、ここから黒決め打ちでなんとかしてくれ。 一応構築レベルでも光る能力には違いないが、最大の難点は除去耐性が無い上に、人権が無いと噂される6マナである点。能力の方向性もちぐはぐだし、「墓所のタイタン」や「ワームとぐろエンジン」を押しのけてのし上がれるかはちょいと微妙。せっかく白と黒のミケウスを同じデッキに入れて「ふたりはミケウス! ミケウス・マーブルスクリュー!」とか言わせたかったのに。白ミケウスがカウンター載せ始めた時点で黒ミケウスの不死が何の役にも立たなくなるという、類い希な相性の悪さを発揮する予定だったのに。 PR
馬鹿と微妙が入り乱れる第8話。うーむ、何と形容したものか……
水陸両用のタフなマシンの力によって無事に渡河を終えた一行。お着替えタイムや毒島先輩のよだれタイムなどのサービスを通り越して、まずは沙耶の家へ向かうことに。道中はしばらくゾンビにも遭遇せずに快適な旅となったわけだが、何故かしらないが一箇所に集中していたゾンビ。ちょっと不抜けていたために対策が遅れてしまった面々は、マシンを接触、停止させ、ついでに麗が車上から放り出されてしまうというトラブルに見舞われる。回りを取り囲むゾンビの大群に絶体絶命。投入したばかりの武器をフル活用して状況打開をもくろむも、流石に多勢に無勢、残弾も減り、ゾンビの人垣との距離は詰まる一方。結局、大局を活かす判断で孝と毒島先輩がゾンビの中へと飛び込み、犠牲となることで他を助けるという策に出る。だが、これも結局失敗。座して死を待つのみとなった一行を救ったのは、沙耶の母親であった。 これまでも随分馬鹿さ加減に注力していたこの作品だが、今回は「馬鹿」の演出が一際輝き、度肝を抜くものになっていた。冒頭のお着替えシーンなんかは軽いジャブ。要所要所では必ずローアングルからパンツを挟み、クライマックスの戦闘シーンでは、麗の乳を台座とした狙撃、大迫力で迫る毒島先輩のパンツが見どころの股抜きショット、そして実力とか判断力とかでは一切説明がつかない、「2つの双丘をすり抜ける弾丸」というあり得ないビジュアルが斬新すぎて理解出来ない脅威の「胸抜き」ショットと、馬鹿をこじらしてリミット突破した感じのビッグ・アクションがたまらない。そして別個の生き物であるかのようにバインバインブルルンブルンと激震する常識を越えた質感はギャグとして秀逸すぎる。この前人未踏の領域を目視出来ただけでも、この作品は存在意義があったといえるだろう。こんな馬鹿な画面を生み出すなんて、よっぽどの変態に違いないと思っていたのだが、今回のコンテはまさかの平尾隆之氏。……すげぇなこの人も。ufotable作品のイメージが強かったのだが、どうやら荒木監督とは前作「黒塚」で知り合ったみたいやね。もっとこの人の画作りも見たいもんですが。 ただ、そんなネジの外れた動画演出とは対極的に、今回のシナリオラインは何とも釈然としない。割と長い間ゾンビと顔を合わせていなかったみたいなので連中が気を抜いていたのは致し方ないとしても、車が事故ったあとのテンパリ具合がちょっと分からない。そもそも車上に2人も乗せてるのが分かってるんだから、爆走を始める前に収納するくらいの配慮はすべきだろう。まさか爆走しつつ天井の2人が平気で乗りこなしていけるとでも思っていたのだろうか。 そして、おそらく今回ラストで登場した消防おかーちゃんの組織がはったであろう奇妙なワイヤー。普通に考えたらゾンビ共を無事な住民から守る為のバリケードと考えることが出来るだろうが、どういう区画に、どういうプランニングの下であれをはったのかが分からない。あれだけの設備なのだから、相当な人員と労力がかかっているはず。生半な指示で出来るものではなかろう。また、ある程度設置には時間がかかったと思うのだが、その割りにワイヤーの回りにはゾンビの死体が1つもなかった。あれを用意した連中は、ゾンビに見つからない状態でいかにしてワイヤーを用意したのか。そして、ゾンビに見つからないようなエリアなら、何故ワイヤーをはる必要があったのか。分からないことだらけである。 そして、そんなワイヤーの直前で車がエンストしてしまったということなのだが、どう見ても「ワイヤーを飛び越えて脱出」という選択肢が一番簡単だったように見えるのだが。車体を使えばそこまで高さのないワイヤーを乗り越えるのは難しくなかったように見えるし、下手したらワイヤーの隙間を抜けることすら出来たかもしれない。孝や沙耶が何故命を賭してまであの防衛線を守ろうとしたのかがさっぱり分からないので、どうしても切迫した死闘に共感を覚えることが出来なかった。原作がああいうセッティングになってるんだろうけど……アニメで画面に落とし込むに際して、もう少し説得力のある状況に出来なかったものかね。 ま、元々ノリで突破するのがパニックものの本懐。あんまり細かい部分をチェックして揚げ足を取るのは良くないのかもしれませんけどね。来週もぶるんぶるんなら良しとしましょう。頑張れ毒島先輩。 のみこがすげぇ! 第7話。視聴後そのままのテンションでお送りしているのでエンディングテーマの印象ばかりがやたら強いのです。のみこっていうと「しちゃいましょう」のイメージしかなかったのだが……こりゃアルバム買おうか。 せっかくの導入なのでテーマソングの話をもう1つ書いておくと、今回からオープニングが栗林みな実からARI PROへとシフトしており、画面もよりシリアスで、クライマックスを意識した構成になっている。特に否定姫・右衛門左衛門などのキャラクターにスポットが当たっている部分が強烈で、今後嫌でも盛り上がるんだろうことを感じさせるなかなかの出来。アリプロの歌の方は、かなり「ギリギリ張り詰めたアリプロ」な曲なので、相変わらず高カロリーでヘヴィーな楽曲である。もちろんメインテーマとしての迫力は充分なので、これはこれでぴったりと言えるかもしれない。残り4回のエンディング歌唱が誰になるのか楽しみですね。 と、ここまで書いてようやく本編の話。今回描かれたファクターは大きく3つ。そのうち1つは当然、「七花ととがめの関係性の終着点」。ここのところ少しずつおおっぴらにいちゃつき出すようになった2人であったが、今回のエピソードではその度合いが加速しており、冒頭で七花が家の外装を散々笑い飛ばした時にはとがめも不機嫌になったが、そこから先は基本的にべったりの関係性。お互いがお互いのことをこれっぽちも疑わず、信頼という便利な言葉で繋がりを強めている。そして、その中心には、前回七花が打ち勝った鑢七実の存在が潜んでいるわけだ。七花が七実を倒すことが出来たのはとがめのおかげ。七実は「刀としての純度が下がって随分なまくらになってしまった」と七花を酷評していたが、七花自身はとがめの刀としての半年間の生活は自分を強くする要因であったと信じることができ、結果的に2人のコンビネーションでもって七実を打倒した。血を分けた姉を殺害したことによって「血の通った刀」である七花が完成を見たのである。 そして、そんな「自分の有るべき姿」を手に入れた七花と対峙するのは、「動きはするが血の通わぬ刀」であるところの、微刀・釵である。もう設定とか仕組みとかは面倒なので突っ込まないが、とにかくオートプログラムで侵入者の撃墜をするだけのキリングマシーン。これを「誰かのために戦うこと」という七花の手に入れた大義名分と対比させることにより、刀集めの激闘と、七花の人間としての成長を同時に描いてしまおうという魂胆である。相変わらず抜け目ない脚本だ。 戦闘機械との対決、という素材そのものについては、今回のアニメーションはほぼパーフェクトと言っていいレベルの出来である。久し振りにバトルシーン自体もけれん味溢れる大回転が満足できるものだったし、戦いに挑む七花がとがめと心通わせる様子なども、シンプルな描写なのにじんわりと染みこんでくる安定感があった。 敢えてちょっと不思議に思った点をあげておくと、演出方針として1つだけ分からなかった「日和号の流した涙」がある。「血の通った刀」である七花と、キリングマシーンである日和号を対比させるには、徹頭徹尾、日和号には「心を持たぬ機械」であった方が都合が良いのだが、最後の最後で、日和号は一瞬だけ人形から「人間」になる。七花が空から落ちてきた日和号を受け止めた時の姿勢が、その前にとがめを抱きかかえたお姫様だっこと全く同じというのも、「人間扱い」というキーワードを表す端的な描写になっているだろう。 不思議と言えば不思議なのだが、あのシーンを見ただけでも思わずウッと唸ってしまったので、これは見ているこちらの負け。おそらく、日和号はあくまで機械であり続けたが、それを受け止める七花の方が「機械にも人として接する心を持つ」という意味だったと解釈するのが正しいんだろう。「雨粒が涙になる」という演出が、実は「ソーラーエネルギーで動く日和号を叩くためにとがめが曇天の日を選んで対決に臨んでいる」というネタの伏線回収になっているのは流石の一言。また、そんな日和号の顔が四季崎記紀の愛した人の顔である、というエピソードを挟むことによって、今後絡んでくる可能性がある刀匠四季崎記紀のキャラクター性を表す伏線になっている可能性もある。色々と考えさせられる演出だった。 2つ目のファクターは、これまでよく分からない存在だった右衛門左衛門の存在。今回は否定姫がかなり出張ってきたので彼にも自然にスポットが当たるようになったわけだが、七花が気にしていたことからも分かる通り、少しずつその存在感を増し、オープニング映像を見る限り「お前がラスボスなのかよ」というポジションに到達。そして、そんな陰のキャラクターの存在感をアピールするのに格好の素材が、噛ませ犬の代表である真庭忍軍だったわけだ。CVが関俊彦ということで実力が期待された真庭海亀だったが、全く良いところを見せることもなく惨敗。しかも持ち技が単なるフェンシングって、これまでの噛ませ連中と比べてもかなり扱いが悪い。無念。 そして最後の1つのファクターというのが、右衛門左衛門の主である、否定姫その人である。これまでもちょいちょい登場していた彼女だったが、がっつりとがめに絡んだのは今回が初めて。いかにも西尾維新らしい、完璧に固まった阿漕なキャラクター設定は、そのエキセントリックな風貌も相まって実に面白い画面を生み出す。とがめとの「あいさつ」のくだりはいつにも増して台詞の数が多くて不自然極まりない、たたみかけるようなマシンガントークパート。今回は、こうした「ただ台詞を垂れ流すだけのパート」で「止まる」ことが一切無く、しかも演出の不自然さを一切感じさせずに「普通の画面」に落とし込んだコンテ回しになっていたのが白眉である。スタッフロールを見れば今回のコンテは小林智樹氏。むー、流石にうまい。 今回のコンテでもう1つ触れておくと、日和号の初登場シーンからガシャンガシャンと歩く描写についても、どこか奇妙な「異物感」みたいなものが秀逸だった。何故か思い出したのは過去の名作ゲーム「MIST」における様々な機械やアイテムたちで、そこに現れるのはこれ以上無いくらいの「異世界を見る」視点。瓦礫の山を寂しげに歩く日和号には、最大級の「現実感の無さ」と一緒に、「どこか奇妙な存在感」を感じさせるものに仕上がっていた。 で、否定姫絡みでは、他に気になったのが天井裏の右衛門左衛門との会話のスタイルがある。右衛門左衛門はいつも通りに淡々とした口調でしゃべりつづけているのであるが、画面に現れるのは彼の大写しの口元のアップのみ。そして、この口元が若干笑みを浮かべているようにも見えるのである。否定姫が御機嫌で笑っているのは分かる。テンションが高くてノリノリの彼女の表情は、それだけでも充分なインパクトがあるのだが、声音だけを聞くとひどく冷静な右衛門左衛門のビジュアルも、どこか奇妙な笑みが見て取れるのだ。この2人の関係性も、まだ色々と面白い部分がありそうではないか。 毎回毎回、「台詞が馬鹿みたいに多くて頭でっかちなこの作品をどういう風に料理するのか」という点が楽しみなのだが、2話のような力業、7話のような変化球と来て、今回のコンテ演出は王道中の王道。言い方は悪いが、まるで「刀語では無いような」、凄く見やすい画面であった。こういうのもたまにはいいものである。小林智樹氏は3話でもコンテを担当していたのだが、あちらは脚本がイマイチだったので消化不良の部分があった。今回久し振りに堪能できたので、今月分は満足です。 最後はやっぱり中の人の話。今回の対戦相手である日和号だが、中の人は何故かわざわざ遠藤綾を使っている。……加工音声にされてましたがな。ちょっと勿体ない。あとは前述の通り、海亀役の関俊彦が痛々しくてたまりませんでしたね。 しかし、なんと言っても捨て置けないのは、毎回楽しませてもらっている否定姫役の戸松遥である。やっぱり戸松は一言で空気をもっていくだけの天性のパワーがありますよ。あのクソ憎たらしい否定姫のキャラクターがここまで天晴れな現れ方になっているのは、ひとえに戸松の豪腕があってこそだと思う。また、戸松VS田村ゆかりという新旧(?)アイドル対決も見どころの1つ。2人とも「一言で空気を変えることが出来る」という意味では実に見応えのあるマッチメイク。今回のクライマックスは、画的には日和号VS七花だったかもしれないが、トータルで見たら冒頭の否定姫VSとがめだったのではなかろうか。「10歳、いえ20歳は若く見えるわ〜」とちんちくりんのとがめを馬鹿にする否定姫の中の人は現在二十歳。馬鹿にされるとがめの中の人は、若作りの限界に挑むことには定評がある現役アイドル34歳。名勝負数え歌。
現時点でソースがはっきりしないので、未だ誤報であってほしいのですが……アニメ監督、今敏氏が急逝したとのことです。正直、どうしていいか分からないくらいショックです。
今監督と言えば「妄想代理人」。そのあまりに鮮烈な映像でもって、私がアニメを見る際の「目」を強引にこじ開けてくれた作り手。くちはばったい言い方になりますが、彼ほど「映像を作る」ことに真摯な映像作家はいなかったと思います。アニメーターとしての彼は、「技術者」であり、「芸術家」と呼べる数少ない人材でした。まだまだ年齢も若く、これからもその精神を若手に指導しつつ、素晴らしいフィルムを作り続けてくれるものと疑っていなかったのですが……本当に残念です。 今後、私が見るアニメは多分「妄想代理人」を越えることは無いような気がします。「妄想」を越えられるのは、新たな今敏作品だけだった、そんな気がしていたからです。決して乗り越えられない壁がそのまま立ちふさがってしまった、そんな妙な閉塞感を感じてしまいます。「千年女優」や「パプリカ」といった異世界の映像世界の構築においても、彼を凌ぐクリエイターは、しばらく期待できないでしょう。本当に、大きすぎる存在の、大きすぎる損失です。 彼の功績と彼の技術論、その精神を受け継ぐことの大切さを、今後のアニメ業界で訴え、志す人材が現われんことを。 改めて、ご冥福をお祈りします。
般若が一際大きな第8話。最強布陣は鴉羽と美哉さん。中の人的にいうとハミュッツ・メセタとオリビア=リットレット。最強対決。
タイトルから期待された草野回というわけではなく、皆中から出されたお題に反応する人々を描くエピソード。前回はうっかり勘違いしてたんだが、勝ち星の無い「セキレイ」じゃなくて「葦牙」がアウトなんだね。作中で説明していた通り、出雲荘メンバーは結が2羽倒してるから問題なし……って、あれだけ寄せ集められたチーム出雲荘も、実際の撃墜マークは2つだけってことなんだね。意外に少ないな。現時点で108羽のうちどれくらいがリタイアしてるのか分からないが、このペースで進んでこのゲームはいつ終わるんだろう。ま、だから皆中が動き出したとも言えるわけだけど。 今回のルールに引っかかるのは、これまでの登場キャラでは主に3チーム。1つ目はユカリ・椎菜コンビ。こちらは心機一転、ガチで取りにいく姿勢に変更らしい。確か椎菜はかなりのスペックを誇るセキレイだったはずなので、本気でやろうと思えば2週間でなんとかクリア出来るって見通しだろう。ただ、セキレイ討伐って適当にそのへん歩いて出来るもんなのかね。松みたいな広域レーダーや他の大規模チームみたいな情報網でもあれば話は別なんだろうが……完全個人運営のユカリはちょっと不安。 2組目は、瀬尾率いる3人組。序盤は羽化しきってないセキレイ目当てにあれだけ暴れ回っていたのに、気付けばすっかり大人しいネタ要員になっている美人双子。葦牙もやる気が全く感じられないのだが、大丈夫なんだろうか。瀬尾が真面目に他の連中と戦ってる姿は想像しにくいな…… そして、意外なことにまだ勝ち星を挙げていなかった3組目は、鈿女である。これまで汚れ仕事にばかり手を染めてしまい、公式な撃墜記録として残っていないんだとか。うーむ、MBIもいい加減な仕事をするもんだな……ま、目的意識が高い鈿女のこと、本気を出して「狩り」にいけばそれなりの保証は得られそうなものだが、何故か上からのお達しは「北のセキレイを狩れ」という痛々しいもの。それでもすぐに首肯してみせたということは、しばらくの別れを経て、彼女もようやく吹っ切れる気になったということだろうか。そもそも誰か1人しか生き残れないデスゲーム設定の本作。いつかはやって来る「仲間同士のつぶし合い」。どうやら2期クライマックスは鈿女の物語になりそうだが……どう考えても幸せな結末ってないんだよね。辛いところだわ。 他にもなんだかいけ好かない帝都脱出希望者とかが出てきましたが、愉快そうな目をした鴉羽様に瞬殺されておりました。あのセキレイ(七葉ちゃん)はどんな能力だったんだろう。気になります。そして、「機能停止する」っていう宣言は、帝都の外に逃げ切った久能たちには影響しないんだろうか? よく分かりませんね。 とまぁ、シナリオラインは確実に動いているわけだが、出雲荘の面々は相変わらずお気楽である。今回はサブタイトルにもなった草野のカードゲーム。どう見てもUNOだけどウノじゃなくてNAHO。しかもリーチ時じゃなくて宣言はあがった時。これまたよく分かりませんね。ゲーム性薄いわ。今回はこの謎のカードゲームが「お買い物勝負」やじゃんけんの代わりのツールとして登場したわけだが、もう1つの役割として、草野と鈿女を結びつけるツールの役割も果たしている。今回の引きから考えれば、鈿女が狩るであろう出雲荘メンバーは草野ということになるだろう(実際、草野が一番与しやすかろう)。友情を繋ぐツールが前もって出てくるというのは、お約束ながらも辛い演出。一体どうなってしまうやら。 とかいいながら、今回の最大のみどころは、そんなの関係無しに大家さんの回想シーンだった気もします。あ、あの般若って旦那から譲り受けたものだったんだ……どんな技能譲渡だよ。
突然オープニングにSEがついた第7話。途中からSE爆発させるオープニングってなんか楽しいですね。曲が好きな人も、最初の数回で曲素材が聞けてればあとでSEがついても不満は無いでしょう。ひとはのギロ目のカットがなかなか良いです。
で、本編だが……なぁ、みつばの出番が少なくないか? やっぱり三つ子の中で一番いじり甲斐がないのがみつばなのか? それともたまたま影の薄いエピソードを選んでいるのか……彩陽の声が聞こえてこないと落ち着かないんだが。くそう、アニメシャワーのうちわけはどうなってるんだ。 寿 彩陽 豊崎 戸松 「あそびに」 ○ ○ ○ ○ 「けいおん」 ○ ー ○ ー 「メイド様」 ー ー ○ ー 「みつどもえ」 ー ○ ○ ○ ……なんだ、ただの豊崎無双か。じゃあ仕方ない。 さておき、今回はまず、これまでキャラクターの陰やオープニングでこそこそと動き回っていた「佐藤が好きでしょうがない隊」が本格始動。目的のためには覚醒状態のふたば(やたらと動画状態が良い大迫力のアクションシーンが見もの)とすら対等に渡り合うパワーを持っている会長緒方はなかなかのキャラクター。「パンツを見せるなんて恥ずかしい!」って言ってたけど、中の人的にはちょっと前に下着部の部長だったんですけどね。 学園中の女性陣から襲撃されるという不幸を味わう佐藤君は、この作品でも屈指の一方的不幸キャラ。過去に蓄積してきた変態疑惑とかは、いちいち解消してから物語が進行してるんだろうか。今回の騒ぎが受け入れられていたことを考えると、どうやら変態でも何でも構わないというのが回りの判断なんだろうが……それだけに「イケメンだったら変態でもいいんじゃねぇか!」という千葉の反応が痛々しい。そして、千葉の謀略の残酷さが今回も冴え渡っている。この作品の最大の疑問なんだが、何故佐藤は千葉と仲良くできるんだろう。あそこまでの被害を受けてるんだから、縁切れよ。アイツと一緒に居てもろくなことないだろうにな。 2本目はひとはとガチレンジャーのお話。チャンピオン作品で戦隊物っていうと「無敵看板娘」を思い出すのだが、あそこで登場した様々なレンジャーと比べても、ガチレンジャーはなかなかひどい。何せ「みんなの力を合わせるんだ!」って叫んだレッドがベアークローを出して敵怪人の脳を攪拌、更にバックドロップでとどめと、およそ戦隊物のカテゴリを越えている。それでもあれだけの人間を虜にするというのだから……よほど面白いんだろうな(ひとはが一瞬で虜になった理由はよく分からないが)。何せメインテーマを歌ってるのが遠藤正明だからな。ほんと、無駄なところに力を入れている作品だ。地デジで見てるから、ガチレンジャー放映画面は「MBS」のロゴの脇に「アナログ」って表示されてものすごく変な気分。誰か丸井家に地デジ入れてくれ。 ひとはが矢部や吉岡さんとの誤解を広げていく様子は、この作品ですっかりお約束となった勘違いトークネタ。誤解をしても誤解が解けてもどんどん不幸になっていくひとはの様子がやたらとおかしい。どんな誤解があろうと、「先生は一刻も早く死ぬべきです」っていうのは名言ですよ。ひとはのしゃべり口調が凄く好きです。 今回は気付いたことが2つ。1つは、千葉の中の人になんかよく分からないエネルギーを感じること。山本和臣という名前は初めて聞くが、声が高めだけど、ちゃんと男性キャストなんだね。まだまだ新人みたいだが、基本線が出来ている上に声音が独特なおかげで面白いニーズがありそう。男性新人に興味を持ったのは久し振りです。 そして2つ目。ふたばの「とてちてとてちて」は台詞じゃなくて擬音だったこと!! てっきりふたばが口で言ってるのかと思ってたんだが、今回台詞とオーバーラップしていたことから、あれは純粋な擬音であると断定された。どないやねん。
涙、涙、涙の第20話。今回ばかりは何を書いても野暮としか思えないのだが、敢えて言語化しないと落ち着かない業の深さは御容赦願いたい。
まず、真っ先に言ってしまうと、ライブ中のあれこれについては、正直ダレ気味である。既に2回の学園祭を経験してきた放課後ティータイム。学園祭ライブに向かうほど良い緊張感こそあるものの、唯の超人的なMCパフォーマンスへの耐性などもあり、初々しさは感じられなくなっているし、トーク自体も特に目を引くものではなく、むしろ素人芸としても甘い部類だ。過去のエピソードで学校の生徒達とバンドメンバーがそこまで仲良くしていた描写もなかったので、あそこまで人気を博し、大勢から祝福、応援されるノリも理解しにくい。たかだか年1回2回のライブしか披露しないバンドが、あの程度のパフォーマンスで熱烈なファンがつくとは思いがたいのである。 そして、ライブの演奏シーン自体も、この作品のクオリティのベースを考えれば、特に驚くようなレベルでもない。どうしてもライブシーンというと「God knows…」を熱唱したハルヒのそれと比較してしまうのだが、「歌唱シーン」としての単体の迫力は、あれと比べるべくもない。ひょっとしたら、1期のラストで決めた「ふわふわ時間」のときよりもユルいものだったかもしれない。そう考えると、個々のシーンをパートパートで見てしまうと、「何故ここまでクるものになったのか」は分かりにくいエピソードである。 しかし、である。改めて確認するが、今回の話は、クる。視聴後に放心してどうしようもなくなってしまう、そんなエネルギーに充ち満ちている。過去に放送してきた約30話の物語を、放送してきた2年という歳月を、そして唯たちが過ごしてきた3年間の学園生活を収束させるだけのスケールを持っている。この演出力。当然と言えば当然だが、ライブシーン込みの回のコンテは石原立也氏。流石というしかない。 今回のエピソードにおいて、勝手ながら2つのテーマ性で大きくくくってみた。これが面白いことに、作品を彩る2つの楽曲、後期オープニングとエンディングに繋がっている。1つ目は「Utauyo!!MIRACLE」の曲のラストを飾る「ありがとう」のリフレインだ。今回披露された「U&I」が唯と憂の関係性をクローズアップした曲であることからも分かる通りに、今回のライブでクローズアップされた要素は、「ありがとう」に代表される「関係性」と「感謝」の妙。 ライブシーンがユルい、と評したわけだが、ユルくなっているのは手抜きや描写不足などではなく、そのユルさ自体が放課後ティータイムそのものであり、この「けいおん」という作品の骨子であるため。1人果敢にライブに挑み、観客を圧倒してみせた涼宮ハルヒと違い、放課後ティータイムの至上命題は、冒頭のTシャツサプライズにもあるような客席とのインタラクションにある。そのことはオープニングアニメーションからも確認出来るだろう。1期ライブシーンはさわちゃんなどの具体的な支援者の姿だけがかろうじて描写された程度だったが、今回のライブにおいては、和や憂やさわちゃん、そして客席を埋めるたくさんのクラスメイトの支えを得て、彼女たちはステージに立つ。愛し愛されて成立しているスタイル自体が、回りの全てを必要としているのだ。そうした「全てを巻き込んだ楽しさの形」としての「けいおん」が、今回は余すところ無く発揮されていたと思う。 色々と細かい部分を見ていけばきりがないが、例えばロミジュリの配役決定の時に凄く興味が無さそうだったクラスメイト(いちごちゃん)が講堂の外でTシャツを配るのに協力していたり、前回誘致したオカルト研の部員が客席で拍手していたり、ここまで一切姿を見せなかった唯の両親(だよね?)がついにその存在を明かしたり、1つのガールズバンドという小さな小さな集まりを中心に広がっている「けいおん」ワールドがここに来て1つの形として結実したことを感じさせるのである。今回のライブを見終わったあとで改めてオープニングを聞くと、「大好きをありがとう。愛を込めてずっと歌うよ」という唯の切なメッセージが強く印象に残る。 そして2つ目のテーマ性は、やはり「思い出」である。1期の締めは2年生の学園祭。そして、ここで1つの終局としてふさわしい舞台、3年目の学園祭。そこには彼女たちの歩んできた3年間がぎっしりと詰め込まれている。 具体的な演出で言えば、過去のエピソードを嫌でも刺激する細かいカット割り。ライブ冒頭で唯がすっころんで立ち上がるポーズは、あの伝説となった「出番だよ、ギー太」。また、「転ぶ」というアクション自体が、1期学園祭エピソードで唯の成長を表すツールとして用いられていたし(1話では転んだシーンが、12話では転ばなくなった)、ギー太との思い出は、唯が軽音部として取り組んできた3年間そのもの。開幕前に2年目の学園祭の話が出た時には唯が申し訳なさそうに縮こまっていたが、「U&I」演奏中に唯がメンバーの方を振り返って楽器を演奏するシーンは、その2年目学園祭のクライマックスと重なるだろう。 他のメンバーについても、特に澪の成長は分かりやすい部分で、急にロミジュリのネタを振られて一度は嫌がった彼女も、案外すんなり客のニーズに応えることが出来たし、最後の「U&I」演奏中の彼女の満面の笑顔は実に印象的。これまで散々ヘタレた姿を見せてきただけに、大舞台での雄姿は感慨深いものがある。また、意外なことに今回最後の最後まで一切涙を見せなかった梓。普段ならば真っ先に泣きそうな彼女だが、これまで散々面倒をかけてきた4人の先輩達の立派な姿に、彼女だけは少し異なる達成感を覚えている。「来年も続く」という点において彼女だけ立ち位置を異にするのは嬉しくもあり、寂しくもあり。自分はまだ涙を流すだけのことをやっていないという自負みたいなものがあるのかもしれない。 そして、歴史に残る名シーンとなるであろう、最後の部室。心配していたライブが大成功に終わった達成感と心地よい疲れ。みんなで演奏できる楽しさ。そんなもので必死に覆い隠そうとする「終わり」の事実。「来年の新歓ライブは……」という一番「辛い」台詞を切り出したのは澪。そこに全員が乗っかってみせるが、突っ込みをいれたのは、やはり部長であった。あとはただ、涙、涙。蓄積があり、思い出があるということは、そこに必ず終わりがやって来るということ。今まで影の様にぴたりとつきまとっていたそんな恐怖が、今回一気にメンバーの前に吹き出した。ただ膝を抱えて嗚咽する澪、子供のように泣きじゃくるムギ。普段のふわっとしたノリで堪えてみせようとする唯、そして必死に明るく乗り越えてみせようとする律。そんな辛さに痛いほどの共感を覚えながら、支えていく梓。5人の気持ちが完全に1つになって、最後の「思い出」が出来上がる。 見事な流れで迎えるエンディングテーマ「No,Thank you」。「思い出なんかいらない」と力強く熱唱する澪。「思い出浸る大人のような甘美な贅沢」は「まだ遠慮したい」と訴えるが、時間の流れは止めることが出来ず、大好きな「今」が終わっていく切なさを訴える。かけがえのない「思い出」のエピソードの締めとして、これ以上の形があるだろうか。 「成長」「足跡」という2つの青春の因子を見事に結実させたこのエピソード。非の打ち所はありません。これがこの作品の全てだと思います。 最後に立場上、蛇足と分かっていても一言。ラストの部室のシーンがあそこまでの完成度となったわけだが、やはり中の人のことも考えないわけにいくまい。「泣き」は演技のハードルが最も高いジャンルの1つであり、今回はキャスト全員が満点と言っていい出来である。ムギの号泣、澪の嗚咽、唯の涙声、律の強がり。まだ若くてキャリアも浅いメンバーだけに、軽音部の悲しみはきっと彼女たちキャストにも全く同じように響いていたんだろうと思う。最大級のお疲れ様とありがとうを。 ま、まだ最終回じゃないからね! 来週以降もお楽しみに!
アシストロイドの言語体系が気になる第7話。「こくげん」とか、チバちゃんたちはわざわざそれっぽい辞書をインストールしてるんかな。じゃ、書き文字間違うのは仕様か。
夏休みが終わって学校が始まったらしいです。そう言えば先週までは学校に行ってなかったんだな。あまりに非日常が連続していたせいでそんなことも気になってなかった。学校が始まったことでエリスやアントニアたちがクラスになだれ込み、被害は周辺にも拡大。ま、学校側は特に出資もせずに設備が強化されたのだから悪いこともないのかもしれないが……普通の高校には防弾ガラスはいらんなぁ。むしろ銃の脅威は身近なものになってしまったなぁ。 具体的に新規組が絡む初のイベントは、映像部の夏合宿。夏休みが終わって2学期が始まったばかりのタイミングで合宿とかどないやねん、と思うのだが、日程的には1日くらいだし、沖縄県民だから海もすぐ近くだから、ちょっとした散歩気分なのかもしれない。そのくせ真奈美たちは水着をもっていかなかったりと、どこか認識にズレがある気も。 そして、常夏の島が舞台である特権を利用しての乱舞する水着回。少なくともこないだ登場したギャグにしか見えない水着よりはまっとうなデザインだったので、逆に目の保養としては正しい方向性。キャーティア仕様だったせいで色々と問題があり、さらに後ろ前に履くことで奇跡も起こるみたいだが、何故か被害者はメインヒロインたちではなくてモブキャラの方。メインヒロインにやらせるにはヨゴレ属性の高いネタと判断されたのかね。水着回の有効利用の方向としては斬新だが……どうせアシストロイド目隠しが炸裂しちゃうから大したサプライズにはならんわ! そして夜の浜辺を舞台とした痴話喧嘩を経て、あっさり目の犬猫バトル。この作品、メインの戦闘員が愛らしいアシストロイドなもんだから今ひとつ迫力が出ないな……今回は相手がちゃちかったっていうのもあるんだろうけど……もう少し気合いの入ったアオイのアクションとかも見たいんですがね。メカ・銃・アクションに萌え要素と、ごった煮にしすぎると画面に収拾がつきませんが。 とまぁ、相変わらずシナリオラインは適当なわけですが、今回の見どころは主に2つ。1つは、前回の真奈美に引き続いて爆発したアオイの癇癪。この作品の面白いところに、ヒロイン勢のわがまま勝手な1人上手っぷりがある。例えば前回の真奈美は、自分で勝手にバーチャル騎央相手に不満をぶちまけてもやもやしてしまい、かえって自分の気持ちに踏ん切りを付けられなくなってしまっている。そして今回のアオイ。騎央は特に他意もなく「訓練に付き合って欲しい」と言っただけで、その依頼にアオイの生い立ちのバックグラウンドなど関係無いはずなのに、勝手な期待を持って応対してしまったために余計な傷つき方をしてしまい、結果的にエリスにお門違いの不満をぶつけることに。 「私の方がずっと前から騎央を好きだったのに」という不満はアオイからすればまっとうな怒りなのかもしれないが、第三者から見れば「いや、その蓄積期間に意味は無いし。言い出さなかったお前が悪いやん」ということになってしまう。勝手に悩んで勝手に落ち込む、真奈美と同じ理不尽な恋煩いだ。でも……なんか分かるけどね。特にアオイは生い立ちが歪んでいるので、どうしても自分の欲求が絡むとネガティブになりがち。面倒な女性心理としては不気味な生々しさを伴った痛さも感じられる。むしろ底抜けに明るくてお人好しなエリスの心情の方が追いにくいな。もちろん、今回も脇で勝手にやきもきしている真奈美だって見どころ。ほんと、どこに着地したら一番波風が立たないんでしょうね。 そしてもう1点の見どころは、これまでナレーションのみを務めていた彩陽の声をもった新キャラの登場! よく分からないのが出てきましたが、底抜けに明るそうなその立ち居振る舞いからすると、ひょっとしたら今までのナレーションも彼女がやっていた設定なんでしょうか。これで無事にスフィアそろい踏み。めでたし。
もう手遅れな第7話。そりゃ、サブタイトルがこれの時点で覚悟はしていたが……こんなアニメばっかり作ってるから日本のアニメはどんどんユーザーから離れていくんだ! どこに力入れてんだ! いいぞ、もっとやれ!
完全無欠の馬鹿エピソード。一応前回の特大ネウロイの次に今回みたいな極小ネウロイを持ってくるあたり、まるで使徒のようなネウロイの不可解さ、際限なさが良く出ていたと見ることも出来る。そして、これまで以上に、ネウロイの目的は謎に包まれている。一応ウィッチーズのベースをアタックしようという意志があったのかもしれないが……もっとやりようあるだろ。それこそマギを乗っ取って自爆決議やっちゃうくらいの破壊的なサイバー攻撃が望ましい。今回って、結局電線切ってただけだもんな…… そういや宿舎に念願のお風呂が出来ましたよ、という意味でも大切なエピソードといえなくもないんですが、1期の例を参照すると、もう風呂は出てくる必要無いな。ただ、やっぱりサブタイトルが1期の「スースーするの」から来ていることを考えると、今回の話は風呂でやらなきゃいけないんだろうな。みんなして水を得た魚のように「ズボン」「ズボン」ゆーてたしな。「パンツじゃないから恥ずかしくないもんキャンペーン実施中」っていうCMもすごいよな。 というわけで、今回は触れるべき点も大して無いので、各キャラクターのいじられ方を見ていきましょう。 出番順でいうとまずはルッキーニ。今回はず〜〜〜〜っと「私のムシ〜」ってしか言ってなかったよ。台詞考えるの面倒だったんかな。自分のズボン見て「シマシマ〜」は中の人のアドリブな気がする。続いて坂本さん。「見えた!」じゃねぇよ。この人の場合はくそ真面目にネタをやらされるので逆にレベルが高い。それにしても、この人隊員走らせるの好きよねー。 風呂場で胸の描写になると必ず目を見張る我らが宮藤さん。「早く脱がないと!」っていう台詞がやけに生き生きしてる気がするのはなんで? 扶桑の軍服は他国のズボンよりも虫が逃げにくそうで大変だね。そしてそんな芳佳さんに胸を狙われるリーネさん。今回は出番特になし。 1人だけネウロイに2回襲撃された、完全汚れ役のペリーヌさん。丸出しに水流攻撃はエロとかいう次元じゃなくてドリフとかのレベル。「普段からだらしなくするからズボンに虫なんか入るんですのよ!」って、無茶も大概にせい。 主な敵はネウロイじゃなくてジークフリート線を越えてくる同胞であるバルクホルンさん。几帳面なんだか、ただの馬鹿なんだか。冷静に判断すると、丸出しですか。そんなジークフリート線を侵害するハルトマン。「あと40分〜」って結構斬新な台詞だよね。必ずあの寝相になっているのは、かえって器用。寝づらかろうに。今回迎撃したものは、バルクホルンさんの尻。 シャーリーは気付けば博士キャラに回されている。「こんなこともあろうかと」っていうお約束台詞を言わせたかっただけじゃねぇか。「何で私たちのお尻に入ってくるんです?!」「それは知りません!」「あ、そですか……」っていうやりとりがツボ。 ダウジングを得意技としてもつエイラさんと、ダウジングロッドの向かう先にいたサーニャさん。前回あれだけのエピソードを展開してくれたのに……あくまでプラトニックな関係だったんですね。バルクホルンさんは尻に手形、エイラさんはたんこぶ。ネウロイなんかよりも見方とのもめ事の方がおっかない。 最後は、完全にオチ役にされてしまった可哀想なミーナさん。肩を叩く年寄りじみた仕種が痛々しいです。巷ではババァ言われてるけど、本当は若いんだからもう少し若々しさを出していこうよ! 尻は若いよ。そして貰った勲章はどう考えても当てつけ! ほんとにひでぇ! 今回のエピソードが後々の重大な伏線とかになってたら笑うに笑えねぇよ。こんなに「脱げ」「ズボン」が連呼されるのは最後だと思いますが……改めて言わせてくれ。 ほんとに馬鹿だね! 安心のクオリティだ!! |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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