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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 絶望感がとどまることを知らない第4話。ヒーローは格好良く、しかも状況はより悪く。このハードな展開にゾクゾクせずにいられましょうか。

 スクラッグの集団を撃破することに成功したヒーローマンとジョーイ。教授と無事に合流し、彼の力で少しずつスクラッグの正体が明らかに……は、まだなってない。ゴキブリっぽいものが進化した姿だってことくらい、多分ばぁちゃんが見ても分かるわ。さらに教授の興味は謎の力を持つヒーローマンへと移る。なんとか彼のパワーの源を分析することが出来れば、世界を救えるかもしれないのだ。ただ、残念なことにヒーローマンは今のところジョーイの呼びかけにしか応えてくれない。そして、どうやらジョーイの勇気や熱意によってそのパワーを変化させていくようだ。教授は今後は明らかにラボの博士役を務めていくことになるはずだが、どこから智恵と資材を調達することになるんだろうか。申し訳ないが、現時点では単に駄目な大人。

 しかし、喜んだのもつかの間。スクラッグは母船で地上に根を張り、フェイズが「第3段階」へ移行。巨大な「タマ」による攻撃を開始する。……タマって。でかいタマって。時折ウニって。この侵略方法は新しいな……一応ローリーングタマをギリギリでよけるシーンなんかは古式ゆかしいインディージョーンズ風の画面になっていたので対策すべきタスクとしてはありがちな構図ではあるのだが、まさかインベーダーの侵略手段が大玉転がしとは。

 しかも、このタマったらドえらい強力。ワンパンチいれて止めようとしたヒーローマンは秒殺ぺしゃんこ。スーパーサイヤ人化してのパンチ連打にもビクともしない。教授のグッドかつ壊滅的なアイディアである「ホールインワン」作戦も奇跡のウニチェンジであっさりクリアし、最後のクライマックスでは巨大化ヒーローマンとがっぷり四つで互角の相撲を見せ、最終的にヒーローマンは止めること能わず、結局放置して暴虐の限りを許してしまっている。前回まで無敵を誇ったヒーローが4度挑戦しても太刀打ち出来ない兵器って! シンプルで一見するとアホみたいな攻撃だが、ヒーローマンが手を離した後も延々アレが転がり続けていくと考えると、海まで越えてものすごい被害が出るに違いない。ジョーイたちも公民館の住民を避難させて安心していたが、それだけで済む問題じゃない。

 そして極めつけは、「タマ量産」というあり得ない展開。「1体でも手間取ったのに(というか負けたのに)更に大量に出現」というシチュエーションの絶望感は、本当にたまらないものがあります。無理無理、量産型エヴァとかトラウマだっつうのに。さぁ、こんなどうしようもない状況、正義の味方たちはどこに突破口を見つけるんでしょうか。一応今回は「ヒーローマン巨大化」という斜め上の必殺技を見せてくれたわけだが、これが見事に空振りに終わっているというのが酷いところ。これ以上の技を見せられるのか? 大丈夫か、拳骨一つが武器の我等がヒーローマン!

 そして、もう1つの注目ポイントは、単身で敵母船に突入というアメリカンから見ても完全に勇気と無謀をはき違えている感のあるウィルとニック。ダークホースとして何かしてくれるのかと思ったら、潜入したその週にあっさり捕まりやがった。殺されないのは謎だが、あそこから何か一発逆転の手段があるんだろうか。まぁ、活躍してくれないと困るんだが……常識的に考えて、アーミーですら下っ端スクラッグに手も足も出なかったわけで、単なるガキ大将がどうにか出来る問題じゃないよなぁ。

 ハード過ぎる展開で子供のトラウマになりゃしないかと心配な作品ですが、順調に面白いです。今回コンテが安藤真裕だったのが嬉しいサプライズ。結構力が入ったスタッフになってるんだなぁ。 

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 栄口は頼りがいがありすぎる気がする第4話。泉も強いし巣山も打つし、西浦って本当に強いチームなのでは……

 今回も当然、原作にぴったり張り付いた形で進行するシナリオ。ただ、今回はこれまでに比べてちょっと脚本の詰め込み方がきつくて、早回しで見ているような印象の部分も見受けられたのは気になるところか。もちろん、だからといってすぐに質が下がっているというわけではないのだが。何しろタイさんと市原、三橋に花井と、割と濃くて面倒な連中の心情描写を休むことなく描き続けているわけで、どうしたってネーム部分が多くなるのは仕方ないところ。阿部の外道っぷりも克明に描かれているので、きっと腐女子はたまりませんね(?)。ここまでコロコロと主観視点が変わるのに破綻を来さないのは、それだけでも充分労作と言えるレベルである。

 高校野球の試合(しかも観客の少なく、内容的には地味な試合)を延々描き続けているので本来ならばものすごく盛り上がらない画面になるはずなのだが、主観視点の移動で常に最も盛り上がっている心情に画面がリンクするので飽きることがなく、ガンガン視点が移動するからこそ出来る無茶なアングルが要所要所でいいアクセントになっている。今回面白かったのは、ものすごくさりげない「一二塁間からの煽りでピッチャーを眺める」というファーストの守備位置を意識したアングル。この視点って、普通の野球アニメではなかなか出てこないと思います。

 また、クライマックスとも言えるタイさんのヘッドスライディングでは、まさかの「スライディングする選手の視点で迫り来る1塁ベースを描く」という構図を、実にダイナミックな動画で描写している。確かにこのシーンで最も盛り上がるのはタイさんの心情であろうし、それに肉薄できるカット割りが一番見どころにはなるだろうが……なかなか出来ないよ、こういう思い切った作画って。ほんと、あの手この手で画面に変化を付けて「野球をやっている感じ」を出そうとする手練手管には感心させられる。

 他にも大きく振り回してして体勢を崩す泉のスイングシーンとか、何も言わずにアウトコースを要求した阿部が遠景でもスッとミットを動かす描写とか、ものすごく細かい部分まできちんと「原作通り」に伝えようとする描き込みに信念が感じられる。号泣する大地の涙だけはやたらアニメチックになっていたのも面白かったし、ベンチで花井が落ち込んでる時もちゃんと音声でグラウンドの様子は伝わってくるしねぇ。やっぱりすげぇ原作だし、すげぇアニメだ。

 あぁ、花井……

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 「あぁ、今回はそっちの大塚さんか……」と微妙に納得してしまった第15話。森厳は出てこなかったけど代わりにヤクザもんの組長が頑張ってました。池袋はヤクザとかチンピラがいちいちキャラ立ってて面白いなぁ。「ゼロ何個だよ! あぁん?!」って、そんな丁寧な突っ込みいれるヤンキー見たことねぇよ。

 今回の主人公は、池袋最強というよく分からないカテゴリを探し求める事件記者、贄川。そう言えばかなり序盤で登場してたような気もするのだが、すっかりご無沙汰だったので完全に忘れていた。どうやらあの一件でちょっと取材は中止していたみたいだが、池袋も一段落し、新たな火種が燃え始めているということで、久方ぶりの登場となったようだ。

 彼が求めるのは、池袋最強、平和島静雄についての情報。一度こっぴどい目に合わされているので直接本人にインタビューが出来ず、何故かロシア寿司からスタートしてヤクザの事務所、臨也の事務所、そしてセルティへと、この街に蜘蛛の糸のごとく張り巡らされた情報と人間関係のネットワークを渡り歩いていく。視聴者からすると特に新しい情報が増えるわけではないのだが、こうして外部から来た視点で改めて池袋の人間関係を見せられることにより、様々な感情の機微を確認出来るようになっている。

 例えばサイモンの片言ニホンゴが怪しい、というのは既に周知のことだが(静雄との喧嘩シーンで流暢な日本語をしゃべっていたし、そもそもナレーションもやっている)、それを再び第3者の目から見せることで、サイモンの胡散臭さが久し振りに匂い立ってくる。そして臨也の語る静雄像。彼は「しずちゃんの情報なんて自分だけが知っているだけでいい」とねじれた愛情と苦手意識を久し振りに露わにしている。あれだけ裏で暗躍している臨也が自分の口からはっきりと「苦手だ」と言っているのだから、やはり静雄の持つポテンシャルは相当なものだ。

 そして個人的に大満足の、「静雄に対する憧れを語ってみせるセルティ」。いや、あんたの方がよっぽどミラクルなのだが……なんだか恋する乙女のように無駄にテンション高めで静雄についての情報を語る(打ち込む)セルティを見ていると、彼女が新羅以外に唯一心を許している静雄の人の良さがうかがい知れるというものだ。ついでにセルティが色々なトラウマを抱えまくっているのもなんか面白い。いや、あんたも物の怪だろうが。リトルグレイがなんぼのもんじゃい。

 そうした情報を集めてはみるものの、贄川の目的はいまいち充足しない。そして、突如襲い来る切り裂き魔の恐怖。妖刀罪歌は、アヌビス神のごとくあっさりと贄川を乗っ取ってしまった。

 さて、ここからがややこしい。今回、罪歌に支配された(と思われる)贄川は、ただ一心に園原を追う。彼女を追跡する理由は、前回の女子高生襲撃で目撃されたから? いや、でもそれなら現場で斬ってるよな。彼女を付け狙うのには、贄川の娘、春菜の一件も関わっている? 春菜を退学に追い込んでしまったのは園原にちょっかいを出す教師、那須島…… 果たして園原の襲撃は罪歌の意志? それとも贄川のねじれた願望? うーむ、現時点ではさっぱり分かりません。娘のことを思いながら凶行に走ってしまう贄川の姿が、哀れな力ちゃんボイスと相まって凄く切ないことだけは確かです。あと、ドタチンの「轢け」っていうのが無駄に格好良かった。

 他にも分からなかったのは、今回の学生3人組のやりとりが、前回と全く同じだったわけだが、アレって前回の回想? でも、「ルート3点」のやりとりのシーンで贄川が赤い眼で張り付いてたよね。既にこないだの時点ではりついてたってこと? どのタイミングで襲われて、どのタイミングで園原に照準を絞ったんだろう。……なんか分からないことが多いな。もう一回視聴しないと拾い切れてないのかも。我ながら察しが悪いものだとは思う。あのヒントだけで「よつばと」はわからねぇよ……

 さらに謎だったのは、園原に声をかけた警察官の存在。声が明らかにナニでしたし、「葛原さん」って呼ばれてたよね。でも、どう見てもあの葛原さんじゃないよね。……こち亀の本田状態? うーむ、変人しかいないのか、この街は。

 今回最大の萌えポイントは、殺したくてジタバタしながらバイクを揺する静雄ちゃんです。死ななくても殺せるのは大したもんだと思います。 

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  杉田無双の第3話。星のアクセントって「保志」と同じ「ほ↓し」じゃなくて本当に「ほ→し」なのね。なんか違和感あるわ。

 Aパート、星VSリク。シャフトとは思えない(失礼)ダイナミックな動画による、星の人生をかけたリクいじりである。リクはリクで面白い部分がある。特に「俺がモテなくて誰がモテるというのだ!」という台詞は、中の人のことを考えるとものすごく面白い。流石アジアナンバーワンやで。しかし、やはり今回の主人公は星だ。この荒川河川敷には(リクも含めて)人智を越えたおかしな連中ばかりが揃っているのだが、今回を見る限り、星はものすごく普通の、ちょっと思春期な青年である。それが余計な誤解で必死になってしまい、テンパっている様がものすごい勢いで描写されている。そしてそのテンパりを支えているのが、声優杉田智和というこれまた面倒な男なのだ。時たま「杉田はどれも声がおんなじで下手くそ」という意見を聞くのだが、こういうテンション芸を聞かされると、そんな誹謗中傷が単なるやっかみであることを痛感する。ある程度ディレクションの時点で杉田の好きにやらせている部分はあるだろうが、もう、なんか楽しすぎ。多分、やってる本人も楽しいんだろう。変態やらせたら天下一品だ。まぁ、神谷兄ぃも負けず劣らず、ってところだけど。番組ラジオを2人でやったらいいのに。

 Bパートは、一転してニノを中心とした叙情的とすら言えるお話。リクの空回りっぷりは相変わらずだが、なんだかんだでリクは案外察しが良くて人柄もいい気がしてくるから不思議だ。モノローグからスネオヘアーのエンディングに入られるとまんま「ハチクロ」なのだが、ハチクロと比べてもそれほど遜色ない青春ムードになっているのが凄い。全くそんな作品に見えないのに。そういえば、首相と飯を食う妄想のところで、ニノがちょっとだけ歌(さくらじゃない歌)を歌ってくれているのは、中の人を考えるとちょっとしたサービス感覚。

 そしてCパート。まぁ、意味が分かりませんけどね。シロさんの隣で採点してた女性が誰なのかが気になります。あと中村ボイスの最初の奴も。まだまだ知らない奴がたくさん住んでるんだなぁ。

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○「さらい屋五葉」 6

 ノイタミナ新作。ただ、関西限定なのか、何故か冒頭のロゴは「アニメわ〜く」という謎のもの。まぁ、放送してくれるなら何でもいいんだけど。とにかくフジテレビでは2作目となる、オノナツメ原作の作品である。

 1話目というと、どんな作品でも当然導入なので説明が多くなりがちなのだが、この作品はそうした焦りが特に見られず、ただひたすらに目指すべき空気の構築に全力を注いでいる。制作がマングローブということで、とにかく凄いのがその背景美術。オノナツメの独特の造形なのでキャラクターデザインはどう考えても「リアル」路線からはほど遠いのだが、背景に用いられている植物のディティールであるとか、ふとした足下の石くれ、雑草の描き込みなど、見事な「和風アニメ」が成立している。彩り豊かな木々、物語の中で重要な役割を果たす(かもしれない)楓の葉の揺れる様などが実に細やかで力が入っているのに、これが主張をしすぎずにあくまで背景として世界を作ることに貢献しているのもすごいところ。時代劇でここまで「生きた」画面構築は、ちょっと方向性が違うが「大江戸ロケット」や「妖奇士」以来だ。ただ画面をボーッと見てるだけでも満足出来る仕上がり。

 そんなのどかな中にもほどよい活気を感じる世界の中で、これまた急がず、焦らず、キャラクター達が動いていく。主人公政之助のとぼけたキャラクターも良い味を出しているし、なんと言っても弥一が格好いい。目のデザインなんかは一歩間違うとクリーチャーなのだが、非現実とのギリギリのところで成立しているデザインと、飄々とした人間性を垣間見せる細かい所作など、実に見事な造形。こういう導入のキャラクター紹介は見ていて押しつけがましくないので気持ちが良いです。

 そして、そうしたキャラクターに命を吹き込むのは、浪川大輔、櫻井孝宏というベテラン2人。特に櫻井の弥一は本当に色っぽくて、悪党面を見せた時なんかは分かっちゃいるのにドキリとさせられる。純正イケメンボイスってのは本当だよなぁ。もちろん、僕らの浪川のどこまで行ってもヘタレ臭の抜けない息の抜き方もたまりません。政之助は、そこまで浪川浪川しくないが(よくわからん日本語だが)、今後じっくりと心情を追っていきたい、等身大のキャラクターだ。

 今作の監督は、なんか久し振りに名前を見た気がする、望月智充。そつのない仕上がりで、見せ方としてはうまい部類。あまり押しの強い造りではないが、それだけにさりげないカット割りが心憎い。「猫に小判」なんて細かいネタが微妙なおかしさを誘う。また、オープニングのデザイン性の高さが強烈なファーストインプレッションにもなった。ほんと、きれいな世界ですよ。

 ただダラダラと見てもきれいだし、じっくりと腰を据えて見られる作品にもなりそう。ノイタミナはほとんどハズレがないのは、本当にありがたい限りである。 

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 エルドラージ覚醒・俯瞰

 

 毎回やってることなので、今回も「エルドラージ覚醒」がどんな世界になるかを予想して、その俯瞰図を書いていこう。プレリにも出ていない人間の書くことなので、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。

いつもは1つの記事にまとめているのだが、今回はどうしても文字数の関係でおさまらなかったので、各色の記事については、各色のカテゴリ1の冒頭に掲載した。この記事は、それらの俯瞰図を更にまとめて、この環境のリミテッド、そして今後の構築についてまとめたものである。

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○「迷い猫オーバーラン!」 4

 ゆかち可愛い。以上。

 と言ってしまっていい気がするんだよなぁ。CS放送まで待たなきゃいけなかったので初回放送から2週間近くが経過し、既に新番組って感じでもない本作だが、それなりに期待して見ていいと思っていたのだが……あれあれ、あまり面白くないぞ。

 ラノベ原作の萌えメイン作品ということで特に期待する部分もないことは知っていたのだが、それにしたって、それにしたってな内容。いや、別にシナリオはどうでもいいんだけどさ。もう少し何か頑張ってる部分をだな。1話だというのに作画もそこまで劇的なものが用意されていないし、笑いどころも見あたらない。楽しむべき要素があるとしたら、冒頭の1行を代表とする中の人フィーバーくらいだ。

 多分、脚本を詰め込み過ぎなんだろう。1話はベタベタで捻りのない内容なので理解に苦労するわけではないのだが、すっかりラノベの代名詞となった主人公少年の痛々しい自分語りと、流石にキャラ設定としてどうよ、というレベルのメインヒロインのツンデレ描写など、設定の語りの部分の構築が実に稚拙。美少女を美少女に見せたいなら、もう少し外縁部から見せる方法もあるだろうに。決め台詞であろう「2回死ね!」の成立過程もいい話っぽい描かれ型をされているのに全くいい話ではなくて、単にヒロインの粗野な部分だけを強調する結果になってしまっている。あのくだり、今回のシナリオでは別に必要無いだろ。もう少しゆっくり、順を追って描写を刻んでいけば普通のレベルにはなったと思うのだが、このスピードではしょってはしょって視聴者任せの構成にされてしまうと、流石に眉をひそめてしまう。誰の仕業だよ、と思ったら、なんと脚本も含めて板垣伸氏の仕業……うーん、とにかくかき回したいのは分かったから、もう少し視聴者に優しい導入にしてください。原作知らない人間は、賑やかを通り越してうるさいだけの1話目でした。

 で、楽しむポイントは自然と中の人へ。ただ、かな恵ちゃんのツンデレはなんか違う気がするんだ。人の良さがにじみ出ているというか、どこか義務的なツンデレになっているというか。よく分からないのだがどうにも引っかかる。聞き続ければ慣れていくものなんか。他のキャストは、やたらと学園都市の臭いが充満したセッティングになっており、主人公は一方通行、お嬢ヒロインにインなんとかさん。更にツンデレが佐天さんでお姉さんは枝先絆里ちゃん。メイドコンビはなんと黒子とおねぇさまのコンビである。わーい、レベルたけー。そしてゆかち可愛い。 

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  聖地が近くて困る第2話。今回メインの舞台(?)となったホームセンター、川端ケーヨーD2、元川端ニック。実際はあそこまで広くないけどな! 行くと必ず無駄に洗剤類が欲しくなります。

 我ながらミーハーだとは思うが、やっぱりこの作品は普通に面白い。ほのぼの日常もののくせに、「ひだまりスケッチ」とかに比べてもやたら笑いどころが多いのは何でなんだろう。そこまで個性が強くない気がするのに毎話毎話きっちりキャラが「らしい」ことをやってるのを観てるだけでも満足できてしまう。付け焼き刃のバンド演奏アニメとの格の違いを見せつけられているようだ。

 唯のキャラクターはやっぱり強烈。現実でいたら絶対ブン殴ってるだろーになー。「鼻の穴にピーナッツ詰めたくなる可愛さ」とか、「札束で頬を張ってください」とか、お馬鹿というよりも異常性癖の子みたいになってるけどな。

 他のメンバーも、決して多くない持ち時間で自分らしさを余すことなく発揮。大金絡みなので今回は強かったムギ。蛇口を含めて磨きまくり。基本的に被害者キャラのあずにゃん。流石に10万円ではおめめぐ〜るぐる。「ごめんなさいごめんなさい」がすっかり板に付いている澪。主張が弱いのは時として悪ですよ。ドスの聞いた声は流石のボーカル、さわちゃん。今回の裁量を見ると、意外に教師としては優秀な気がする。

 そして、この作品の主人公である律ちゃんの大活躍は今回も健在。唯を起こす。片付けが嫌で駄々をこねる。ティーセットナイスキャッチ。自分が子供であると主張する。「うおっ、まぶしっ」させる。ホームセンターで配送手続きをしてくれる。衝撃の金額宣告に意外に冷静に突っ込みを入れる。他の人間が放心しているなか必死で説明を1人で聞いてる。札束を手にして他のメンバーを挑発。さわちゃんの質問に目、泳ぎまくりで欲の皮が突っ張りまくる。決死の料金表eating。東北弁で土下座。みんなから心ない責任の押しつけに合う。

 ほら、やっぱり主人公だ。よく見てごらん、やっぱり軽音部を支えているのが部長の人徳であることが分かるだろう。全ての責任を押しつけようとする他の心ない部員たちを笑って許せる器のでかさは流石である。

 次回はドラマーがメインの回だって? ほぅ。

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 やっぱり分からない、第3話。何となく浮いたキャラクターデザインにも慣れてきて、画面に不自由は感じなくなったのだが、なんと言っていいのか分からないもやもや感が残り続けているこの作品。どうしたものやら。

 天使の素性を探るべく行われた今回のミッション。その鍵を握るのは、人気バンドGirls Dead Monster。今回スポットが当たったのは、そのリーダー格でボーカルの、岩沢。前回のゆりの過去話に続いて、彼女の陰惨な死の物語が語られる。そして、そんな「死の苦痛」を解消したことにより、岩沢はこの世界から突如「消えて」しまう。この展開は、流石に予想外だ。

 ゆりは天使のパソコンの内容から、様々なことを推察している。この作品は色々と話題性が高く、様々なサイトで「ネタ」の推察を行っている場所もあるようで、実に色々な伏線とギミック(であろうと思われるもの)が組み込まれているらしい。現時点ではそれらは全て推測でしかないが、まぁ、流石に何かサプライズが用意されているのだろう。というか、用意されていないと洒落にならないのである。この荒唐無稽なシナリオラインでそのまま終わられたら、それこそたまったものではないだろう。

 この作品の最大の違和感は、脚本の中のギャグとシリアスのバランスにあるような気がする。前回はゆり、そして今回は岩沢と、実にダークで、どんな視聴者が見ても気分が落ち込むこと請け合いの「死の理由」が間に挟まれている。更にそんな「死の理由」と少女の戦いを描いているわけで、嫌でもストーリーは重くなる。それを適度なギャグで緩和しようというのは間違った方向性では無いと思うのだが、残念ながらこれがことごとく浮いているのだ。今回ならば例えば謎のハッカー「クライスト」のネタがそうだろうし、天使の部屋に侵入したことに突っ込みを入れる音無のリアクションがそうだ(2話はあまりにギャグが不謹慎で空振りしていたので感想を書く気も起こらなかった)。これら1つ1つはありがちだし、見せ方次第では微笑ましいくらいのものなのだが、そんな不出来なコントをやっている時に岩沢が命がけのライブをやっていることを考えると、ちょっとギャップについていけない。話の本質は「死の理由」に食い込んでくることが確定しているわけだし、その上でギャグをやり、伏線を張ってストーリーを締める余裕というのは、流石に無いと思うのだが。

 また、シリアスに徹したとしても、脚本が独りよがりなのがいただけない。岩沢の抵抗する「何か」を1話で描かなければいけなかったのは課題として既にハードなのだが、今回のライブシーンからの流れでそれを伝えられたかといえば、おそらくノーである。ついさっき初めて教えられた岩沢の「執念」は、あの一瞬の出来事で解消されるようなものであったのか。その程度のものであるなら、何故ああも思わせぶりな態度でこの世界に「生きて」いたのか。明らかに「悲劇」と「救済」のバランスが取れていない。

 そして、そもそもシチュエーションがおかしい。「ライブ活動で天使や一般生徒の気を引こうぜ!」という作戦を何とか了解したとしても、「大事な作戦だから予告して大々的にやる」→「今回に限って先生が止めに来ちゃう」→「楽器没収とか言われる」→「嫌がって抵抗、何故かソロライブでバラードを歌う」→「満足」って、誰が何をしたいのかが全く分からない。肝心のシーンでは思わせぶりにスローになってみたりするわけだが、やってることは単に壇上で不良生徒が駄々をこねているだけであり、先生もさっさと止めりゃいいのだ。勝手にお涙頂戴のラストライブをやらせる理由が分からない。シチュエーションに理解が及ばなければ、どれだけ岩沢に感情移入したとしても、その最期に感じ入ることは出来ないのである。ひょっとしたら「岩沢が消える」というのが天使の目的であるから、それに適合するように教師達NPCが動いたとも考えられるが……でも、それならそもそも一般生徒がライブに来ないようにセットするよなぁ。

 一応フォローしておくと、普通のシーンでの画面は悪くないのである。P.A.WORKSらしい細やかな表現は要所要所で確認出来るし、今回は何故か「体育館の時計に映り込む照明」のディティールに感心してしまった。岩沢消失シーンなんかもそこだけを見たらよくできており、コンテの名前をみたらあおきえいだった。あぁ、なるほど。

 ただ、やっぱりライブシーンだけ妙なぬるぬるアクションになるのは何とかならないものか。滑らかに動けばいいってもんではなくて、やっぱり普通のシーンとのバランスだと思うんだけど。楽器を持つと何故かあの妙な動きになってしまうんだよなぁ。おかげで異質さばかりが目立ってライブにのめり込むことが出来ない。そもそも「何故ライブをやるのか」が分からないのにのめり込むのは無理なんだけどさ。岩沢の「音への思い」が本物だったとしたら、それをオペレーションのためだけに使っていたゆりは極悪人に見えてきてしまうしなぁ。

 来週以降もこの微妙なノリになるんだろうか。どう観ていいのか、よく分からない作品である。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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