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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 意外と色々動いた第3話。2話は記事を起こさなかったんだけど、割と楽しく観てますよ、この作品。

 紅翼にさらわれた皆人と、それを救出に来た風花。懲罰部隊とはいいながらもどこかコントグループのような間抜けさを見せる灰翅と紅翼を尻目に、だんだんテンションが上がってきた風花は、2対1というハンデ戦を自ら申し出た上に、それじゃやっぱり無理だったと気付かされ、庇ってくれた皆人を見て羽化を決意。1期では随分長いこと引っ張ってきたような気もしたのだが、存外あっさりと仮契約(パクティオー)(?)を成立させる。羽化さえしちまえば元懲罰部隊の実力は犯則レベルのものであり、既にやられる姿が堂に入ってきた紅翼たちはバイキンマンのごとき見事なぶっ飛びっぷりである。もう、ここまで来たら出雲荘の5人はそのまま鶺鴒計画を突破できてしまうんじゃなかろうか。

 こうして5人という大所帯を抱えることになった皆人一派。疲労のせいか皆人はぶっ倒れてしまったが、荒事に参加していることがおかーちゃん公認だったことも分かり、無事に事件は大団円である。ほんと、こいつらは関わってる事態が重苦しいはずなのに、なんかお気楽なのよねぇ。そのあたりの空気が楽しくていいんだけどさ。皆人に限っては、背後に熊を背負った子とか般若を背負った大家さんとかがいて大変そうなくらいか。

 そんな中、シリアスなのは裏切り要素が深刻な鈿女くらい。風花の鶺鴒紋が気になってしまっている様子だが、タッチからの祝詞戦法って、隙をつけば出来る程度の難易度だったっけ?

 また、結はひさしぶりに鴉羽と再会。なんだかよく分からない迫られ方でお互いに檄を飛ばし合う。どうせ今作でも最終決戦なんかにはもつれ込まないだろうから鴉羽との衝突は実際には無い気もするのだが、ラスボスポジションには違いない彼女の活躍も、もう少し見てみたいもんである。1話でヘリをたたき落とし、今回もさっくりと逃げる鶺鴒を切ってくれてますが、本格的なバトルって見てないんだよね。

 やってることだけを見れば、単なるいちゃいちゃとデスゲームを組み合わせただけというシンプルこの上ない本作。今回もその枠の中で予定調和な展開と言われればそれまでなのだが、今作は1期に比べると作画に安定感が出ている。今回は紅翼・灰翅コンビと風花のバトルが今回の見どころなわけだが、一応各々に使える武器が違うことで単純なバトルシーンもそれなりに見栄えがするし、風花の羽化シーンからの圧倒的なパワーは、これまで散々引っ張ってきた「実力者・風花」の力を見せつけるのには効果的なものだった。負けた紅翼は本来ならセキレイどうしの戦いに負けてるんだからもっと酷い目にあってもおかしくないはずなのだが、そこは風花のキャラクターもあり、コミカルにお星様になることで再戦のチャンスが与えられている。灰翅がポケモンで言ったらすっかりコジローポジションです。あいつら、一応1期では最後の対戦相手だったんだけどね……

 また、バトル以外のシーンでもキャラクターの愛らしさが自然に表に出てくるように工夫がなされており、皆人ママにすごまれた月海のウブな反応と茶化されて怒り暴れる様子なんかは彼女の堅苦しさがうまいこと魅力になっているし、大ボスである鴉羽と結が会話するシーンでは、ゆったりとした動きや、丁寧なリップシンクが実現したおかげで鴉羽の持つ迫力と、それを押しのけて平然としている結のギャップが見て取れる(まぁ、胸と刀のおかげでそれが端的に分かるようになっているあたりが流石だけど)。

 結局この作品は女の子がきゃっきゃうふふして、胸をブンブン振り回しながらバトルするところが真骨頂なので、その2つの要素さえきちんと描かれていれば満足です。ま、紅翼の場合はブンブン出来ないけど……むしろその方が好都合さ!

 今期は御前が色んなところで本領を発揮してくれているのが嬉しい限り。ナバとの共演も最近ご無沙汰だったのでなんか嬉しい。また、今回は皆人ママ役で伊藤美紀さんが登場。皆人は本当に恵まれた環境にいるなぁ…… 

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 まだまだ序盤のくせにいきなり無茶してる第3話。前回の次回予告から予想はされていたが、まさかのオリジナル展開でボケ組と突っ込み組を隔離するという、この作品を根本からひっくり返すチャレンジをやってみせている。

 わざわざオリジナルで展開している修学旅行パートだが、基本的にやっていることはベタネタ。そもそも何でこのくだりを描こうとしたのかがよく分からんのだが……他のアニメと真正面からぶつかってみたかったのかな。

 ほんとに、「お前らもう京都に来なくていいから」と思えるくらいに今年はありとあらゆるところで京都の風景を見ている気がする。シノとアリアなんて、同じ声をした人たちがついこないだ揃って修学旅行に来たばっかりじゃないか。金閣とか、行くところも似たり寄ったりになるしねぇ。そんなに感動するようなもんでもないぞ、あれ。

 そして前回みたいに金箔と緊縛を絡めるとかならまだこの作品らしいんだけど、シノがよく分からない歴史好きを発揮したり、謎の鳥や工事現場のおっさんと格闘したり、全くこの作品と関係の無いネタの広げ方になってしまっている。まぁ、おっさんとぶつかるシーンはちんまいキャラがクルクル動いてたからそれなりに楽しかったのだけども。多くの視聴者がこの作品に求めているのは、こんな普通の修学旅行では無い気がするのだが。むしろ、冒頭のアリアの言った「貞操帯」みたいなネタの方が……駄目だー! その声でそんな台詞を言うなー! 半日前にキルミンしてた声だー!

 とまぁ、中の人ファンの妄言はさておき、突っ込み不在の旅行パートをかろうじて賑やかにしてくれたのは、謎の新聞部員、畑さん。新井里美ボイスはすっかり変態写真を撮るキャラクターとして定着したらしく(?)、なかなかいい働きをしてくれています。カメラのデータを消されると黒子では聞けなかったような切ない声を上げてくれるのがまた良いですね。とりあえず京都にいる間は彼女の大活躍だけを見て満足することにした。会長達は早く帰ってきて男子生徒にセクハラしてくださいよ。

 他方、居残り組の方は純正ラブコメ路線に。タカトシが自宅でよく分からない完璧主義者っぷりを発揮しているくだりなんかはどうでもいいのだが、その分スズが怒ったり得意げだったりブチ切れたりちょっとデレたり、百面相を披露して何とか盛り上げようとしてくれています。おはぎボイスのキャラだとfck youがよく似合うね。まぁ、英語たどたどしかったけどね。そして、今週一番のサプライズは、スズの母親の声がまつらいさん。あんたが母親役をやるようになるとはねぇ……いや、年相応だけどねぇ……「確かに顔の丸さは遺伝したな」などと、中の人と中の人に勝手に血縁関係を結びつけてみる。

 いかん、それなりに楽しんで観ているはずなのに、ネタがどんどん中の人に片寄っている。これはまずい傾向だ。今期はそんな作品が多いなぁ。もっと中身でぐいぐいみせてくれるアニメが欲しいなぁ。 

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  ロリキャラフェスタの第3話。2話が普通だったのでスルーしてたんだけど、3話はやたら色々と盛り上がったので、書かなきゃいけない気がしました。

 今週スポットが当たったのは、1話2話でもちょろっと登場しただけですぐに別室送りになった浦島太郎と乙姫。そしてそこに釘宮ボイスのウサギが乱入することで、世紀のロリキャラ大戦争が勃発するという中身。シナリオラインは大したことない馬鹿馬鹿しい話なので割愛するが、アニメ的にはかなり色んな刺激があったので、それを見ていこう。

 まず、何はさておき釘キャラである。釘ボイスのロリっ子で「ウサギとカメ」といえば、当然思い出すのは「地獄少女三鼎」の15話だ(誰も覚えていない可能性はこの際排除する)。あちらのエピソードでも釘っ子は「うさぎ」だったわけだが、もちろん今回のキャラクターとは全然関係無いのでどうでもいい話である。何故引き合いに出したかと言えば、単に思いつきだ。

 で、そんな釘キャラに対抗するのが、元々デブでのろまとさげすまれていた「カメ子」こと乙姫。中の人は豊崎。やたら食い物を食ってるイメージの中の人は、地声が高いか低いかで議論を巻き起こしたりと、なにかと二面性が話題になる人。こちらもなかなかハマリ役。

 さらに、そこに「キャラ被ってる」と連呼された林檎、今だよく分からない立ち位置の魔女っ子、頭取が変身した謎の美少女、コンテスト主催側のMCの女の子と並び、実に豪華な顔ぶれが出そろっている。順に中の人の名前を挙げていくと、伊藤かな恵、こやまきみこ、佐藤聡美、矢作紗友里。物の道理が分かる紳士が見れば、一発で「ほう、ロリキャラフェスティバルですな」と理解出来るくらいの鉄壁のラインナップ。もうオオカミさんなんていらなかったんや!

 更に中の人を交えた遊びは悪ふざけの方向へと加速する。頭取に依頼されて林檎たちが向かったコスプレ撮影会の衣装は「ゼロの使い魔」。林檎たちが扮するのはルイズ、アンリエッタ、シエスタ。中の人はご存じの通り、釘宮理恵、川澄綾子、堀江由衣。奇しくも全員この作品に登場しているキャストばかりである。敢えてキャラを被せずにコスプレさせるあたりが捻くれていやがる。

 あとはまぁ、釘キャラ・かな恵キャラ・あいなまキャラの口汚い罵り合いを堪能するだけのお話。ほら、幸せ。放送禁止用語のピー音がナレーション任せってのはなかなか斬新であった。

 ただ、今回はそんな中の人の美味しい部分を堪能するだけでなく、やたらとコンテワークでも引っ張られた。視聴中は分からなかったのだが、なんとコンテ作監が田中宏紀じゃないか。こんなところにも顔を見せるとは……油断ならぬ。

 次回以降もこういうノリでいってくれると楽しくていいんだけど。中の人ネタだけでも幸せになれるので、声ヲタは楽である。

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  突然どうでもいい話ですけど、あたしゃプリキュアは見ない人なんですよ。生まれながらの「ふたご姫」派なので、あちらが2期で終わってなんでプリキュアはこんなに続くんじゃーい! といういわれのない八つ当たりが最大の原因なんだけど、やっぱり前シリーズまでを観てないと新作を観る気もあんまり起こらないんですよ。今期始まった「ハートキャッチ」もね、すごくおジャ魔女っぽいなぁとは思いながらも、やっぱり朝の番組の継続視聴がきつくて、割とすぐに見るのをやめてたんですよ。そしたらさ、気付けば3人目のプリキュアが覚醒したらしいじゃないですか。

 噂を聞きつけて、ちょっと変身シーンを見たんですよ。なんかもう……すごいね。しかもこの回、作監が馬越さんなんだね。もうプリキュアっていうか魔法少女を描く気が無いとしか思えないんですよ。何この男前。すげぇよ。どっちかっていうとおジャ魔女よりキャシャーンだろ、これ。

 しかもこの黄色いプリキュア、中の人が大変なことになってるじゃないの。水樹奈々が主人公っていう時点で「流石プリキュア、無理に若手を使おうとかいう意識はやっぱり無いのだな」とか思ってたけど、ひょっとしてこの黄色いプリキュア、……死ぬ気か? もしくは敵に寝返るとか、主人公の恋人を寝取ってみるとか、そういう役? え? 違う? ……来週から観ようかなぁ……観なきゃいけない気がするなぁ……

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 全員集合の第2話。本当に全員が集まるだけのお話で、2期アニメならば1話でサクッとやってしまってもいいような内容なのに、それをがっつり2話目でやる。そしてこれが、実によろしい。

 大型ネウロイの襲撃を受ける美緒・芳佳コンビ。美緒のストライカーユニット「紫電改」は調整の段階で、しかも彼女は既に二十歳という早すぎる引退時期を越え、シールドがはれないレベルにまで魔力が低下している。そんな中でも、地上からネウロイを攻撃し続ける艦隊は次々に落とされていき、放っておけば全滅の危機に。状況を見過ごすわけにいかない2人は、無茶を承知で空へ飛び出す。

 芳佳のシールドと、美緒の新型武器「烈風丸」の力により、ネウロイは一時撃破。しかし、今回のネウロイは今までとは異なり、コアの移動と再生という能力を持っていた。再び姿を現したネウロイを前に、2人の戦力は底をつく。絶体絶命、きりもみながら落下する芳佳を救ったのは、ルッキーニの遠距離射撃とシャーリーの高速機動だった。

 2人の登場に呼応するように、次々と空に出現する伝説のウィッチたち。再会の歓喜もそこそこに、11人のパワーを結集させ、大型ネウロイをあっという間に撃沈させる。人々が畏敬の念を込めて呼ぶその勇姿、「ストライクウィッチーズ」再結成の瞬間であった。

 

 何ともお約束で、2期が始まると決まったときに誰でも瞬時に頭に思い描いたような展開。全く想定外のことなどやっていないのに、この安心感と充足感はどうしたことだろう。個人的には1期をそこまで真剣に見ていたわけでもないのに、次々に集い来る仲間たちの顔を見るだけでも、勝手に胸が熱くなってしまう。やっぱりジャンプ漫画の王道以来、「お前だけにいい格好はさせないぜ!」と言いながら仲間が集結するシーンってのは問答無用で燃えるものがあります。

 そんな中で、今回一際頑張っていたのが、既に年増を越えてベテランの域に突入した風格を感じさせる、もっさんである。彼女の新兵器は単なる刀。それでも、突如軍服を脱いで白スク1枚になり、そのまま自由落下に任せてネウロイを一刀両断するという訳の分からない絵面の格好良さは異常。もちろん、こんな画面をつくってしまうこの作品がまず異常。やっぱり脱いだ瞬間は分かっていても吹いてしまうよなぁ。こんなアホな画面、AVでもなかなか無いわ。そして、そんなもっさんの大活躍に負けじと、芳佳も1人で奮闘していたし、他の面々も出番を寄越せとばかりの大立ち回り。空戦シーンは相変わらずの「ストパンアングル」が健在で、なんやらよく分からないカメラワークで素敵ズボンが大乱舞である。個人的にはバルクホルンの無茶苦茶っぷりが好き。もうウィッチでも軍でもない、単なる暴力じゃねーか。

 ミーナさんの大号令によって、無事に再結成を果たしたウィッチーズ。次週から本格起動ですよ。次回予告を見ると、いきなりギャグみたいなことやってますけどね。いいじゃない、ストパンだもの。

 今週一番ドキドキしたシーンは、ミーナさんが隊員の名前を1人ずつ呼び上げていくシーンです。みんな名前長すぎるんじゃい。中の人、お疲れ様でした。 

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 その時期にそのイベントは死ねる気がする第15話。夏休み明け、文化祭前にマラソン大会って……しかも生徒達みんな割とダラダラしてるよ。そんなイベント、誰も幸せにならないからいいよ。

 夏休みも無事に終わり、学校復帰一発目のイベントは、まさかの体力勝負。この作品は基本的にキャラクターが延々動き続けるという場面がないので、今回は珍しくず〜〜っと走ってることになるのか……と思いきや、案の定、軽音部の面々は相変わらずのダラダラ。梓の言葉が本当なら4・5㎞程度のコースのはずだが、大した距離もないのにあんなにグダグダ走っていて怒られないもんだろうか。あげく寄り道して民家に上がり込んだりしたら、怒られるぐらいではすまんぞ。おばあちゃんも、近所の学校のイベントなんだから、甘やかしちゃ駄目よ。

 今回の見どころは、普段はあまり注目されない学校周りの景色の彩りと、その中で何とか走ろうと動く面々。特にムギはパワー型キャラだと思われていたが、案外体力が無いという弱点が判明。かわりに一緒に走っていた律澪コンビはそれなりのものだった。他にも予想通りに憂は一切疲れた顔を見せなかったり、和も同様だったり。この世界は成績の良さと体力が比例するんでしょうかね。

 目新しい画面構成を除くと、今回は一応唯回ということになるんだろうか。マイペースやわがままを通り越して迷惑なレベルの唯の振る舞いのおかげで、マラソン大会が本当に大変だったのか、実際は大したことのないイベントだったのかがよく分からなくなってしまったが、唯のやる気のなさが本物であることだけは伝わってくる。いかに人目がなさそうでも、天下の往来で地べたに倒れ伏してグダグダ言う女子高生ってどうよ。付き合ってくれてる他のメンバーは優しいよね、ほんと。

 そして今回のクライマックスは、ラストスパートの訳の分からない小競り合いのシーン。スローも交えて、この作品ではあり得ないようなダイナミックなアクション勝負。各々の性格がよく分からない形で表出した妙ちきりんなゴールの瞬間はみもの。唯は食い物のパワーで、おめめぐるぐるにしながらも全力疾走。それに負けじと加速するムギは、何故かほっぺたぷっくりの間抜け顔。彼女の全力はよく分かりません。律ちゃんは純粋に体力勝負。余力を残した状態から唯なんかに負けてなるものかとダッシュを仕掛け、きっちり1位をゲット。そして当然のごとく一番美味しいところを持っていく澪。運動神経が良いんだか悪いんだか……無駄な迫力が不思議な緊張感を与えつつ、4人のパーソナリティーが伝わってくる面白いシーンでございました。

 そういや、あの学校はすぐ近くで猪が出るんだな。怖い怖い。今週は目立った出番がないのであまり印象は無いのですが、「うおっ、まぶしっ」は狙った台詞かどうかよく分かりません。

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 意外な高速展開に戸惑いを隠せない第2話。1話を見た時点ではもう少しダラダラするんだと思ってたのだが……CMを見て初めてこの作品が14巻も出ているラノベであることを知りました。……すげぇな、ラノベ業界。

 1話を見た時点ではそこまで目立った印象もなく、まとめて登場したヒロイン勢が自分たちの素性を隠しながらも、エリスといちゃいちゃする主人公を見てやきもきする作品に違いない、と勝手に思っていたのだが、2話目にして先生、幼なじみ、黒髪眼鏡が全員素性割れ。わざわざ三つどもえならぬ四つ絡みみたいなでたらめな状況を作ったというのに、それを全く意に介することなく、力業でまとめ上げてしまった。この場合、「凄い構成力だ!」というよりも、「なんでそんな設定作ったんだよ」という突っ込みの方が先んじてしまう。いや、もちろんこれから色々と組織の設定を使ったお話になるんだろうけど……それにしてもぽかーんであった。

 1話でそこまで説明されたわけではないので、宇宙人を巡る様々な組織についてはいまいち分からない状態で観ていたわけだが、2話であれだけの騒ぎが起こり、まず糸嘉州先生の組織の目的意識は一応理解出来た。「いくら沖縄だからって素人集団にその武器供給率はどうよ」とか、「写真撮られたくらいで協力しちゃう適当な構成理念はいいのか」とか疑問は山ほどあるが、まぁ、そういう宗教みたいなものだと思えばいいか。端的で分かりやすい秘密結社設定は、まず宇宙人に襲いかかるのはうってつけの適当な敵キャラ。流石に軍が絡む組織にあのチンピラ臭は出せないだろう。

 続いて、戸松ボイスの幼なじみ、金武城真奈美が所属する(正確には所属を希望する)のは、秘密結社を上回る定番、CIA。たかだか高校生であそこまでの技術力を誇るのは宇宙人もびっくりだが、既に組織からの援助があるということなのだろうか。騎央がエリスといちゃつくたびに色々とへし折る経済理念の低い女の子だが、キャラとしてはシンプルだからそれなりに愛着も湧きやすそう。やってたことは単なるストーカーだったしね。連絡を取り合ってる金髪のねーちゃんは未だに素性が分からないが、CIAがエリスたち宇宙人との接触を拒むのが、「犬臭い」おっさんとの絡みで今後のメインということになるか。

 そして、一番分からないのは花澤ボイスの眼鏡っ子、双葉アオイが所属している秘密機関。技術力だけを見れば三つの組織の中で一番現実離れしており、謎のプラグスーツや変幻自在のビームサーベルなど、CIAも真っ青の軍事力を誇っている。今回はアオイが謀反を起こしたおかげで事なきを得たわけだが、今後はこの組織もどういう風に動くのかが気になるところ。それにしても、花澤・戸松・伊藤かな恵の3キャラに同時に迫られる主人公って、ほんとに現代アニメの縮図みたいな設定だ。

 で、最終的にはエリスの母艦が堂々とファーストコンタクトしちゃった、というオチな訳だが、これで三つの組織との争いは終わりなんだろうか。宇宙人の存在が世間の目に触れてしまっては、もう組織が頑張る意味も無いだろうし、普通に考えれば終わりよね。今回の見どころは理屈抜きのドンパチのシーンで、立木ボイスのおっさんのファンキーさも相まって、闇夜の襲撃事件や基地に乱入しての奪還作戦なんかは、見応えたっぷりの面白い画面が続いた。つまり、この作品の今のところの面白さは、光線修正が入りまくりのお色気などではなく、よく分からない兵器や沖縄米軍譲りの武装によるドンパチなのである。次週以降、こういう動きのある展開が終わっちゃってると、見るモチベーションはやや下がると思うのだが、果たしてどうなるんだろう。最後に堀江ボイスの宇宙人(犬?)が出てきてたから、今後は猫対犬の対決ってことになるんだろうけどねぇ。堀江由衣はネコだろ、今の作品的に。

 まとめると、「最初は画面がきれいなだけでとっととグダグダになる萌えアニメだろ」と思っていたわけだが、どうも2話の時点では油断が出来ない状態。この設定でハードSFなんて望むべくもなかろうが、適宜刺激をいれながら宇宙人とのコミュニケーションの様子を描いてくれるなら、存外面白く見られてしまうかもしれないのである。頼むから、2時間ぶっ続けで気の抜けないアニメタイムは勘弁して欲しいのだが……嬉しい悩みである。

 あと、今回気付いたんだけど、かな恵ちゃんの巨乳キャラって、初? 

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7月16日 ドラフト模様(ROE×3)

ピック順 【Van】→【Serra】→【Alessi】→【Thraxi】→【Sangriter】→

 暑いですね。我々がドラフトしてる某所はもっと暑いんだ。しかも今回は飲み会の日程と重なったせいで誰が参加するだのしないだの、飲み屋の電話してみろだのなんだの、大変でした。無事に11時過ぎに開始できたのは僥倖だったんですが、ちょっとスタートが手間取ったおかげか、やたらモチベーションが下がってた人がいたりしました。いや、デッキが弱かったせいだと本人は申しておりますがね。

 日本選手権も終わって、エルドラージのリミテッドもだいぶ落ち着いてきた印象。世間的にはM11の発売というそれなりの話題もあるはずなのだが、残念ながら我々はドラフトにしか興味がない上、基本セットドラフトはあんま面白くないため、みんな関心が無い模様。唯一関心を持っている私は「なんとかドラフトの流れでパックを剥けないもんか」と謀略を巡らせるも、実際1人でちょっと剥いてみたら案の定面白くなかったので挫折。これでも過去の基本セットよりもリミテッドを意識した構成になってるはずなんだけどねー。ま、そんなわけなので、まだしばらくはこのエルドラージ世界での対決が続いていきます。ま、この環境は割と面白いから良いよね。

 今回のレア度数は5.76なので平均値くらい。「世界大戦」2枚とか、やや鬱陶しい部類。あと「思考喰らい」、お前はほんとに自重しろ。


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 無茶苦茶なようで、それとなく設定は固まってきた第2話。今回も、トバしてます。

 突如マヤの眼前に降臨してきた男、内田文明。彼は未来からやってきたタイムエージェントで、この時代にオカルト学院に存在していたという「ノストラダムスの鍵」を破壊する指令を受けている。未来の姿を映し出すことが出来る奇妙な携帯電話を使い、学院中に散らばる名品珍品オーパーツの中から、「鍵」を見つけ出さなければならないそうな。そして、そんな「鍵」の存在こそが、マヤの父親、神代純一郎が殺された理由でもあるらしい。ファーストコンタクトの衝撃もあってなかなか相容れないマヤと文明だったが、マヤ自身も、父の住んでいた屋敷でエラい分かりやすいオカルト現象に遭遇し、命の危機に瀕したことによって敵対組織の発見が急務となる。「鍵の発見と破壊」という目的意識が一致したことで、2人は急造タッグを組むことが決まった。

 色々と突っ込みどころはあって、タイムエージェントの存在とタイムパラドクスの問題なんかをどうするのか、などは気になる部分ではあるのだが、ノリと勢い、自然と形成される「アニメ的な流れ」は申し分ない。何はともあれ作品としての大命題は決まったわけだし、それを取り巻くマヤ、文明、そして敵組織の一員川島千尋など、キャラクターの立ち位置も分かりやすい。今後の展開としては、学園内に眠る様々なオカルト要素を2人で探訪していくということになるだろうか。マヤの突っ込みが命を狙うほどにシュートなおかげか、2人の掛け合いが実に刺激的なので、この2人でドタバタやっているのを見るだけでも充分楽しめそうだ。

 改めて確認すると、この作品のセッティングは色々と美味しい。まず、「世紀末」の部分だが、これは当然ノストラダムスの予言の年、という意味が大きいだろうし、「オカルトみたいな胡散臭い話をしても何となく許される時代」としての設定だろう。ただ、既にこの辺の時代だと一大オカルトブームは過ぎ去った後だった気もするのだが(多分あんなスプーン曲げ番組はもう放送してなかっただろう。話が愛読書である「MAYA 真夜中の少女」の連載終了が1996年だし、この頃には既にUFOやらミステリーサークルやらの騒ぎだって過去のものだったはずだ)。まぁ、「世紀末」という何となく怪しげな響きと10年前という半端な時代設定は、色々とお遊びをやっても許されるような、奇妙な緩さを持っている気はする。次回予告でいちいち懐メロを流してその奇妙なノスタルジーを喚起させるのもなかなか効果的だ。

 そして「オカルト」であるが、今回はっきりしたのは、やっぱり「ホラー」と「コメディ」というのは紙一重であり、共存させると色々面白いということだ。この作品の場合、前面に押し出されているのは「コメディ」の方で、表情豊かなマヤのおかげで、周りを取り囲むドタバタが本当に生き生きと描かれている。文明とのやりとりは真正面からのギャグだろうし、死んでしまった純一郎の存在も、前話では完全にギャグとして扱われていた。不謹慎な部分もないではないが、パニックや不合理というものは、得てして笑いに通じるものである。

 その一方で、今回はホラー要素はホラーとして特にいじることなく描写されている。具体的にはマヤの家を襲った謎の不可視霊のくだりだが、シャワーシーンでカーテンに影が映るのに誰もいなかったり、鏡に血文字が浮かび上がったり、そうしたシーンの演出は実にまっとうなホラーもののそれである。これをそのまま積み重ね、緊張感を溜めに溜めて爆発させれば、きちんとした「ホラー」が完成する。しかし、この作品は「溜めた」先でこの緊張感を「コメディ」に転じる。具体的にはマヤの家をターザンよろしく襲撃した文明の描写であるし、マヤにぶん投げられてどんでん返しの裏側に突っ込んだ文明の災難である。本人達は至って真面目に怪異と対峙しているのに、そのドタバタはあくまでコメディ。この「溜めて、落とす」タイミングが、実に小気味よい作品独特のリズムを構築しているのだ。

 こうした胡散臭いコメディを構築するのに、スタッフは色々と手を尽くしている。印象的なのは、ちょっと古くさい雰囲気のするキャラクターデザインで、決して万人受けしないように見えるマヤの顔も、多彩な顔芸と迫力を出す細かいカット割りのおかげで、どんどん魅力的に見えてくる。その他のキャラクターたちも、この世界にはこれしかない、と思えるような奇妙なフィット感がたまらない。個人的には眼鏡の子(花澤ボイス)の本当に野暮ったい感じのルックスが好みです。

 また、そうした画面を構築する際のコンテワークも、意図してかどうかは分からないけどどこか昔風。少しずつ寄っていくカメラワークがコマ割だったり、あえて伝統的なホラーものの構図を拾ってみたり、あまり詳しくないので明示は出来ないのだが、どこか既存の作品に対するオマージュみたいなものを想起させる。こうした根本的な部分でしっかりとスタンスが構築できているのは、後のことを考えれば色々と楽しみな部分である。あとはまぁ、ぴかしゃのテンション芸を楽しみましょう。

 そして、前回触れてなかったので敢えて今回触れておくと、エンディングが彩陽である。エンディングが彩陽であるということは、つまりエンディングを彩陽が歌っているということだ。CDタイトルは「君がいる場所」、21日水曜日に発売だ。定価は初回版1,800円、通常版で1.300円。初回版はDVDもついて大変お得だ。是非発売日にお店で買おう。Amazonリンクとか貼らないから、各人自己責任で買おう。良かったら2枚以上買ってもいいぞ。

 なんで突然宣伝モードかと言えば、正直おじさん不安でしかたないからだ。頼むよ。デビューシングルなんだから売れてくれよ。どう考えても同僚のデビュー作(特に戸松)に勝てない気がするんだよ。歌唱力でいったら彩陽の方が売れてしかるべきじゃないか? ねぇ。当ブログは、全身全霊でもって声優アーティスト高垣彩陽を応援します。黒豆とかいった奴には紫電閃ばりの速攻を見舞う容易あり。彩陽の名前でググると当然のように寿の画像が現れる現状を何とかして欲しい。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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