最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
キョリちゃんの無限のパワーに圧倒され続ける第11話。小さな身体に無尽蔵のエネルギー。そりゃ、あんだけ食べるはずだ。がっつりホットドッグ食べてたのに直後の台詞が「そろそろご飯にしよう」だもんな。 「にゃんこい!」からしばし遅れてのプール回。だからなんでどのアニメでもそんなに大都市にみえねぇのにあんなでかいプールがあるんだよ。今回のは特にでっかくて、ウォータースライダー完備はもちろんのこと、巨大な滝のようなスライダー、さらにフリーフォールなどのアトラクションに飛び込み用の特設プール、人が多くても遠慮無く競技が出来る競泳用プールまである。1つでいいからうちの近くにくれよ。まぁ、これだけの設備がないと舞台として成立しないんだろうけどさ。 で、前回までの純夏×あずさというカップリングにひとまずの蹴りを付けたのが今回のお話。食欲旺盛な怪力乱神によってあずさは自動撤去され、非常に大人な判断力でもって空気を読んでくれる朋絵を挟んで、純夏と汐のカップルが久し振りの対面。序盤は浮かれまくって「おじさんみたい」と的確な突っ込みまでいただいていた男子妄想爆発の純夏だったが、あずさを気にして遠慮勝ちだった汐にストレートに自分の気持ちをぶつけ、その後は何故か朋絵に対抗心。結果的にはプールサイドで水着膝枕というプライスレスなご褒美にありつくというエンディング。すっかり「元の関係」に戻ることが出来て、純夏さんも大興奮である。乳煽りのアングルから汐の顔を見上げながらも、片手をプールに差し入れてクールダウンしている純夏さんの笑顔が実にナチュラルで良い。この娘、頭はいいはずなのにことが思い人に絡むとアホな英語を乱発する変な外人みたいになるよな。 そして、そんな様子をまざまざと見せつけられたあずさは、1を見て10を知っちゃう理解の早さでもって、関係を全て察知。元が奥手な性格だけに、どうやらここで正式に退場するものとみられる。もともと彼女の純夏に対する感情は愛情というよりも憧れや感謝の念に起因する部分が多いので、やはり汐の対抗馬になるには些か力不足ではあった。きちんと自らの創作意欲の糧にするという決着の付け方も見せているし、彼女にとっても無難な落としどころではないだろうか。むしろこれで忌憚なく純夏と友達関係を維持することも出来るわけだしね。プールサイドから2人を見つけて呆然とするあずさの思索シーンも、彼女の微妙な感情の機微が間に浮かんで見える面白いシーンであった。 これで、あずさから純夏へのベクトルは一応決着。残る未解決の矢印はというと、当然純夏から汐に対するもの。これは、気付いていないのが現状汐だけという状態の大命題。そして、一番やっかいなのが汐から純夏に向けられた、若干インビジブルなもう一本の矢印。こちらは、純夏が気付いていないのは当然として、まだ汐本人も確たる意志を持ち合わせていない。これにいち早く気付いていたのが朋絵なわけだが、今回あずさがこれに気付いたのはかなりの慧眼。その洞察力があれば、きっと今後はうまくやっていけるよ。残った2本の矢印を片付ければ、この作品は無事に幕が下りるのであるが。 そして、今回はそんなメインプロットに加えて、外野でギャーギャーやってるチームキョリが面白くて仕方ない。千和+英美里のコンビネーションって、本当にいい絡みだなぁ。ベテランも新人もうまい具合に互いを高め合って面白い空気を醸し出しているのがこの作品の安心して見られる大きなポイントだろう(千和が最年長なんだよね)。画のクオリティでいったらそこまで高くはないので水着回と言っても大したサービスにはなっていないのであるが、遠景近景を使い分け、情感を込めた間の持たせ方で引っ張る演出のおかげで、下世話にせずとも充分堪能できる仕上がりになっているのであります。今回のコンテはすっかり「百合を描かせたら天下一」みたいな変な印象があるあおきえい。いい仕事です。 PR わずかな登場シーンでやれることを全てやりきる黒子の存在感に感嘆せずにはいられない第12話。これまでの物語をきっちりと完結させる、お手本のような最終回でしたね(あれ?)。 何の加減か分からないが、木山から飛び出して具現化したのは1万人脳髄ネットワークの権化。「AIM拡散力場」が何なのか分からないので細かい突っ込みはしないが、とにかく無尽蔵のエネルギーと思念をつぎ込んだラスボスに相応しい存在っぽいことは、ビジュアルからも何となく伝わってくる。前回木山春生がレベルアッパーネットを全て背負っていたことを象徴する赤目を宿し、それでもなお、外見は「持たざる者達」の未発達状態と成長願望を示すかのような胎児の姿。ビジュアル的な出来も非常に良いし、内部に宿す1万人の「無念」の描写もなかなかクるものがある。そういや、グラビトンの時の眼鏡はしゃべってたけど、眉毛事件の時のゆかりんがいなかったのは何でなんだろう。 そして、律ちゃんと唯(の中の人)に説得される形でついに心折れる木山。その最後の矜持である対策方法を携えて、初春と御坂の熱意が走る。まぁ、初春は単にちょろっと階段登っただけなんだけど。せっかくの見せ場なんだから余計な援軍とか加えずに初春が独力で学園都市のネットワークを強制的に押さえ込んでワクチンを流すとかいう展開だったら更に面白かったんだけどね。アンチスキルの対応のショボさは今回も際立っていたし、せっかく緊迫の場面なのに甲斐田キャラ(相変わらず名前知らん)が「じゃん」っていう訳の分からない語尾を使うキャラで、その点だけは興ざめ。ウラシマまりんじゃないんだから。 それはさておき、今回も前回に引き続いて、主人公の面目躍如。「電気を操れる」という非常にあっさりした能力設定のくせに、「磁場のコントロール」と「砂鉄操作」のおかげで攻守にわたって無双の強さを誇る御坂さん。どう考えたって上条さんに負ける道理は無いぐらいのチートっぷりだ。再生能力持ちには分が悪かったが、それさえ封じてしまえばあとは完全なワンサイドゲーム。締めにはきちんと奥義であるレールガンを炸裂させ、きっちり見せ場を盛り上げてくれた。オーソドックスな手法ではあるのだが、やはりクライマックスシーンでメインテーマが流れてのバトルというのは無条件で熱くなれる。テーマソングが「only my railgun」というのも非常にメッセージ性が強く、歌詞を聴けばやはりどこまでも「あたしは強いんだから邪魔すんじゃないわよ」というわがまま勝手な内容なのだが、やはり御坂さんはうだうだ悩むよりも我が道を進んでいる姿がしっくり来る。 バトルシーンは勿論のこと、ラストシーンの初春と佐天の邂逅や黒子の暴走なども含めてアニメ的には非常に質の高い仕上がりとなっており、文句なしで本作のベストエピソードと言ってしまっていい今回(個人的には2話も捨てがたいんだけど)。電流が流れる御坂の髪の毛羽立ちやレールガン射出シーンの画作りは流石の一言だし、ふくれっ面した初春や御坂も可愛らしい。エンディングテーマの別バージョンを用いて最後にいつもの画にたどり着く幕引きの構成も実に印象的で素晴らしかった。スタッフはといえば、コンテに福田道生、総作監は藤井昌宏。もう、本当にこれが最終回といって差し支えないですよね。 中の人にも当然賛辞。黒子の中の人は言わずもがなだが、佐藤利奈もようやく回ってきた見せ場できちんと締めるとこ締めてくれたし、田中敦子は相変わらず癖の強い木山という「悪役」に見事な引き際を見せてくれる。あとは……やっぱりマーブルチョコの謎のおねーさんですかね。顔が出てきた瞬間に「なーんか、この顔だとひょっとして声は……」と思ってたらマジでそのまんまだったのは流石に吹いた。年に2,3回くらいこういう現象が起こります。最近はちょいちょい弟さんとの共演機会が増えましたね。 <青> ○再録カード 結局構築レベルにはならなかったけど、カジュアルでデッキを組むとやけにこいつが入ってきます。 「Alluring Siren/魅惑するセイレーン(M11)」 U リミテッド構築を問わず、こいつに魅惑された記憶がない。 「Belltower Sphinx/鐘塔のスフィンクス(RAV)」 U 懐かしいところから意外なクリーチャーの再録。強かったなぁ、削りディミーア。 「Cancel/取り消し(M11)」 C すっかり定番づらしやがって。 「Coral Merfolk/珊瑚マーフォーク(10ED)」 C 毎回ちょいちょい入れ替わる青の2マナ枠。ウツボとの座席争いが名物。 今回は占術が退場したので、「予感(M11)」から再びこちらにスイッチ。一応赤青昇天なんかで使われた実績があるが、現在は「テゼレットの計略(NPH)」のせいで日陰。 「Djinn of Wishes/願いのジン(M10)」 R 1年空けての復帰。この子は割とお気に入りで、コスト踏み倒しコンボの夢が色々と広がります。 「Flashfreeze/瞬間凍結(M11)」 U 色対策カードの最優秀選手。タイタン、火力、なんでもござれだ。ただしスラーンだけは勘弁な。 「Flight/飛行(9ED)」 C わーい。まぁ「ジャンプ(M10)」よりは……M11にはこの手のスペルは無かったんだな。 「Frost Titan/霜のタイタン(M11)」 M 最初にこいつが出たとき「青だけショボすぎだろwww」とか言われてたけど、結局活躍したんだよなー。ま、地味なのは事実だけど。 「Harbor Serpent/湾口の海蛇(M11)」 C 海蛇枠は継続。まぁ、いいんじゃないですか。どうでも。 リミテッドだと安定の青除去。これ、青にしちゃ実はかなり強いよね。 「Jace’s Erasure/ジェイスの消去(M11)」 C やったー! まだミルミル出来るぞー! 書いてあることはでっかいエンチャント。高みに飛びすぎて構築では顔を見せない。 「Mana Leak/マナ漏出(M11)」 C 鉄板。カウンターはほぼ現行通りだな。 「Merfolk Looter/マーフォークの物あさり(M10)」 C ルーター業務も基本セットによって有ったり無かったり。あるとコンボデッキが組みやすくなるので助かります。 最近誘拐エンチャントも増えてきたから、基本仕様のこれを使う機会も減ったよね。 「Negate/否認(M11)」 C これも基本カードのフリして、実は初登場がモーニングタイドなんだよね。いつも安心のサイドボードカード。 「Ponder/思案(M10)」 C そうか、占術システムが終了だから「定業」は引退なのか。まぁ、こっちでも充分強いっちゃぁ強いんだけど。現時点では「ハリマーの深み(WWK)」と仕事が被るのがな。あ、あれも引退か。 「Redirect/移し換え(M11)」 R これも登場した時はおおっと思ったけど、使われなかったなぁ。 「Time Reversal/時の逆転(M11)」 M 結局使われてないけど、何か悪さ出来るって、おっちゃんは信じてる。 「Unsummon/送還(M11)」 C 早く「乱動への突入(ZEN)」がスタン落ちしないかと祈る毎日。 もう色んな風呂敷がたたまれすぎてぐちゃぐちゃになってきている感のあるジェットコースターエピソード。今回は「親父の説明で蘇芳と紫苑のあれやこれやが大体明らかになる」という、非常におおざっぱな処理が行われることになった。直接語られたのは、「確かに蘇芳は死んだ」「紫苑の能力はコピーで確定」「でもその紫苑も死んだ」「間際にコピーで『別な紫苑』に」ということ。「コピーは必ず何か1箇所違う」とのコトだったが、パブリチェンコはどこかコピーと違っていたのだろうか。 さらに霧原さんも課長にアンバー仕込みの予言文、三鷹文書を吹き込むことで進展したやらしてないやら。でも、蚊帳の中に入れたとしても結局は「イザナミとイザナギを会わせるな」っていう今までと同じ指令しかもらってないんだけどね。鎮目さんが予想以上に馬鹿っぽいのは素敵なラブリーちゃん。コンクリで武装した姿はどことなくアルフォンスを彷彿とさせたり、「コンクリごときで対戦車ライフルの狙撃を耐えられるもんか」とか、気になることは色々あるけどとりあえず死ななかっただけでもありがたいと思わないとね。 そして戦場となったサンシャインにはCIAまでが殴り込みをかけ、全てを観測霊で読み切っていたマダムオレイユだけが、余裕の表情で戦禍を避ける。せっかくナイスなマダムだったのに、突然スペースチャンネルな衣装をまとうことで一気にトンデモキャラクターへの変身を遂げてしまったのはどう受け止めたらいいものやら。あの衣装は多分各所で非難囂々だと思うのだが、まぁ、本人が楽しそうだからいいじゃないか。多分意味はあるんだろうし。霧原さんはとんでもないものを見てばかりなのでもう慣れてしまったのかねぇ。 そして包囲網とか警戒網とかいう概念が無いかのような音速突撃をかましたヘイさんには、復讐に燃える葉月さんが単身出撃。恐怖やら血筋やらのしがらみを乗り越えたおかげか、その剣戟はヘイさんもびっくりなほどに冴え渡る。能力が使えないヘイさん、久し振りにマジピンチです。新妻とお料理教室なんかやってる場合じゃない。ちなみに、ものすごくさりげないカットだが、ヘイさんは蘇芳が一口かじる間に、肉まんペリメニを3つ平らげています。隠れ家とは思えない本格調理道具に業務用と思われるビッグサイズ冷蔵庫など、大食漢の李君はすっかり元気です。 みんなそれぞれのパーソナリティを発揮しているのでメインキャラの切った張ったは面白いのだが、流石にパブリチェンコ博士の説明ラッシュは興ざめ。しかも「これで出番が終わりました」とばかりにさっさと(ほんとどうでもいい死因で)退場してしまい、何ともやっつけ感の強い要素となってしまいました。これでは蘇芳の辛い生い立ちもいまいち共感できない物になってしまっている(そもそも、記憶がああも簡単に移植、定着出来る能力があるとしたら、博士が言ってたこともどこまでが本当か分かったもんじゃない)。次回あたりでようやく紫苑と蘇芳の対話の機会もありそうだし、その辺の決着は多少無理矢理でもつけてくれるのかね。っていうか、つけてください。今回最大の見どころが「朝起きたら料理をしている旦那に気付いてほほを赤らめる蘇芳」っていうのは問題があります。え? そこじゃない? これまでとは随分イメージの違う演出になっていた第9話。確かにここまでのエピソードに今回の主人公である安川ヒロミが全く登場していなかったのは気になっていたのだが(ひょっとしたら気付かなかっただけでどこかにいたのかもしれないが)、今までのような同時並行演出はここでいったん終わりということなのだろうか。 今回の患者、安川ヒロミ(羽田野渉)の症状は、残念ながらあまり共感を覚えるようなものではない。勿論「キャラを守らなければ」という防衛意識というのは誰しも多かれ少なかれ持っているものだろうが、流石に一般人はタレントのように自分のイメージに固執する必要は無いので、心の病に発展するようなレベルでの悩みというのは少ない。以前友人と話していて暴露話が盛り上がった時に「お前はそういうこと言っちゃ駄目だ」とたしなめられた記憶があるのだが、他人の押しつけるキャラというのは、時として「知らんがな」という場合だってあるのだ。 しかし、子役として売れてしまった安川の場合、他者の見る目についてはそれこそ病的なまで染みついており、既に必要無くなった成年後も、それが心から離れなくなってしまった。症状として表れるのは「笑顔」という表情のみなのだが、今回は安川の「表情」が非情に印象的に描かれることで、その深刻さを表現している。序盤は笑顔を崩さない安川の口元よりも上の部分に影がかかってなかなか見えないようになっているし、ビタミン注射を喰らった後には(そして幼少期から既に)、シンボルとして登場したアザラシの顔が頻繁によぎるようになる。これは当然、過去に一世を風靡した「タマちゃん」などから連想される、かわいらしさだけが先行した「客寄せ」商売のメタファーであろう。これらの描き方を複数重ねることによって、序盤の安川は笑顔以外の表情が一切表に出てこないわけだ。 そして行われる荒療治。とはいえ、放っておいても安川が事務所を首になるのは避けられなかったわけだし、伊良部が助言をせずとも安川が自分のイメージと現実のすりあわせを行うのは必要事項となっていたはず。たまたま都合のいいオーディションで都合のいい流れになったおかげで、「イメージチェンジするんだ!」という一大決心が、逆ベクトルに吹っ切れてあのような結末を迎えることになった。「伊良部の思いきった治療」とはいうものの、あの流れで吹っ切れるようならば、結局今までの路線でもいけてた訳だから……マネージャーの管理が下手だったってことになる? いや、バラエティ番組の出演を受け入れられるようになったのは今回の顛末のおかげなのか。オチの部分の安川がどのようなポジションに落ち着いたのかが分からないために、何がどう治療されたのかがよく分からない展開だった。多分懐かしさとスベリ芸で返り咲いたってことなんだろうけど、絶対あれは芸人生命が短いタイプだぞ。 とまぁ、本筋はほどほどにしておいて、気になったのは今回からの「別路線」の演出である。例えば、安川は18日に集合の象徴であるファミレスに顔を出していないし、当然他のエピソードのキャラクターも誰1人として顔を見せていない。唯一今回のエピソードに関係があったのは安川が受けたオーディションの原作者である星山純一だが、彼もわざわざ名前を出しておきながら当日のオーディション審査員を欠席している。これまでのエピソードでは「顔を出していること」が明示的に描かれていたのだが、今回は敢えて「顔を出さないこと」を強調しているようにも見える。 また、毎回バンクのように同じ映像が使われ続けていた注射のシーンが、今回は別アングルの別シチュエーションに書き換えられている。マネージャーが見ていたからついたての陰で注射したとも考えられるが、普通に考えたら注射は隠れてするもんじゃない。打っている時のマユミの恍惚とした表情の追加や、毎度のように汗だくで盛り上がる伊良部のカットの変更など、ことさらに「今までと違う」ことをアピールするような構成になっており、もちろんBGMも定番の物から新しい物へと変更されている。 他にも、安川は診察中に歯車仕掛けのイスでくるくると回り続けていたり、伊良部がマネージャーの背後に瞬間移動したような描写があったり、伊良部が「ひろ君」の存在に気付いた時には3体の伊良部(大・中・小)が全てオーバーラップして驚く描写があったりと、これまで暗黙のうちに慣例とされていた部分がぶっ壊れたかのような変化が気になる。今後は本当にオムニバスとして作っていくのだとしたら、時系列いじりはあくまで作品の1要素でしかないので無くなっても構いやしないのだが、これまでのような賑やかな雰囲気が無くなってしまうのはちょっと残念。来週登場するキャラクター(置鮎)も過去のエピソードに登場していないので、また単独エピソードになってしまうのかなぁ(一応グレートパワーズはスワローズの対戦相手だったけど)。ただ、ラストシーンで伊良部の病院を訪れたのが誰なのか気になる(流れからすると次回主人公の田辺の来訪なのだろうが、ラストシーンは伊良部の見ているテレビから24日のことであると分かるし、田辺が来訪したのは17日であるはずなので、計算が合わないことになる)。 最後にキャスト話。マネージャー役は折笠富美子。振り回される苦労人役にもしっくり来ます。不幸が似合う女性は格好いいね。そして今回メインだった羽田野君だが、役が役だけにイケメンの彼が奮起すればするほど中の人が滑ってるみたいに見えて可哀想だった。……いや、おいしいと思うべきなのか…… とんでもねぇちゃぶ台返しを見せられた気がする第9話。「生きていた、」じゃねぇよ。そこは死んどけ。いや、来週になるまで誰が生きてたのかは分からないけどさ。これでドウェルクとアールヴとかだったらすげぇ。 前回たちあがった悪の組織、Gソサエティ。いや、主義主張の面から考えれば一概に悪とは言えないかもしれないんだけど、やってることは確実に悪者のそれ。出生に複雑な事情があって考えさせられた前作の「悪」とは随分違う。で、そんな悪のデビュー戦はというと、記念式典を利用して一気にGTO統治に待ったをかけ、あわよくば政治的な実権まで握っちゃおうという、ものすごくおおざっぱで勢い任せな作戦に打って出た。記念式典の警備の杜撰さも凄いが、あの程度の作戦がうまくいっちゃう国民感情もまた凄い。そして、ESメンバーのショボさが凄い。確かに相手は念入りにメンバーの能力を研究して勝負を挑んできたのだから不利なのは間違いなかろうが、ESメンバーたちだって自分が有名人で情報が割れてることくらいは知っているだろうに。これまで何の警戒もせずにのうのうと暮らしてきたのだとしたら……自業自得だよなぁ。 なんでこんなにストーリーにしっくり来ないかというと、やはりバトルが絡むとこの作品は根本的な部分がショボいからだ。敵味方全ての能力者をまとめても、そこまで独創的な能力者がいるわけじゃなし、一応区別が出来ていても、戦闘シーンでそれを使い分けるわけでなし。アンオウエイオウコンビの退場とか本当に情けない負けっぷりだったし、トリクシートロワジェイン組も能力は面白いのに使い方が単調。全く同じ「時間を止める」能力者が出てきた「戦う司書」の方が(あちらも画の状態が決していいとは言えないのに)まだ見応えがあった。トゥイードゥルディを庇ったドゥルダムのポーズとか、あまりの緊迫感の無さにギャグかと思ってしまったくらいで、細かい部分の作画演出がいちいち目に障る。せっかくシリーズ中で一番シリアスなシーンを描こうというのに、この肩すかし感はどうしたもんだろうか。そして空気の読めない次回予告というとどめ……これは養護しづらいぞ。 もう、この作品が今から客を引っ張ろうと思ったら、かなり思いきった展開が必要になるだろう。個人的には「生きていた」といって登場するのが伝説のエクリュミコンビっていう展開が一番盛り上がるんだけど、第2案として日野聡ボイスのガクトエルが実は影武者で、本ボスは今回も式典会場で観戦していたおっさんとおばさん、という展開も捨てがたい。声的に見れば確実にあの2人がラスボスクラス。 あぁ、第3案として「いっそ今後は全部Dr.モロー」という手もある。とにかく何とかしてくれ。 首輪を付けたままの入浴は蒸れて仕方ない気がする第11話。いや、エンジェロイドが汗かくかどうか知らないけどさ。そもそも風呂が気持ちいいかどうかも分からないな。 前回までである程度シリアスするのに疲れたのか、今回は初っぱなから馬鹿のオンパレードで構成された、久し振りに「らしい」エピソード。もちろん途中でいくらかシリアスにはなるのだが、今回くらい(ギャグ8,シリアス2)くらいがちょうどいい塩梅である。 キャンプファイヤーなどで少しは智樹との距離を縮められたかと思えたイカロスだが、頭をよぎるのは兵器としての自分を隠すことへの罪悪感。悩み抜く中で智樹は一体何を考えているのかと気にしてみるが、残念ながらこの男の頭は年中ピンク色。アバンからOPへの潔い引きは、この作品の真骨頂である。そして「パンツ飛行体」「時間停止」など散々やりたい放題やっていたはずなのに、改めて努力を重ねて女湯潜入作戦でワンエピソード。いや、この姿勢はすごいと思うよ。 また、今回はエロの要素に加えて智樹の性転換というイベントも加わり、変態っぷりがよりついていけない方向性に動いている。下着を探しに行った時の「流石にパンツは飽きてきたが」の一言は流石の貫禄だが、その後の男子にこびを売る一連の流れの意味が全く無い。一応英四郎のマネージメントのようだが、彼も一体何がしたいのか分からないしな。「新大陸」って言えば何でも片付けられたり、智樹を女湯にけしかけておきながら自分は堂々と壁面から監視カメラで見張っていたり。「一周回って基本馬鹿」のお手本みたいな男だ。会長との関係性も見事なもので。「結局これって英四郎が一人で盗撮してるだけじゃねーか!」とか思ってたら、きちんと会長からは制裁を受けていましたな。会長は銃剣術も使えるのか……「あのシーン」で蛇口をひねったのも会長だし、やっぱり最大のチートキャラは彼女なんだろう(トモ子との出会いのシーンの演出を見る限り、どうも全てに気付いていた節がある)。自宅に天然温泉が湧いてるくせに銭湯に来る物好きさん。 さて、エロやらなんやらはもう触れるのも面倒臭い(この作品ともなると、もう裸がデフォルトな気もする)。あぁ、でも今回は流石に露骨な湯気補正が何カ所かあったっけ。まるで個体のようにソリッドに画面を横切っている湯気を見ると、何故か「破滅の刃/Doom Blade(M10)」のこの絵を思い出します。→ さて、アホ要素を置いておくと、今回は「イカロスの気持ちがまた一歩前進」という要素と、「それでもニンフは追い詰められる」という要素の2つがシナリオ上の大切な要素。イカロスは今回の顛末から何故か「隠し事は良くない」という思い切った行動に出ることになり、もちろん最もハッピーな結果を迎えた。他方、次第に智樹への気持ちを隠せなくなってきているニンフだが、どうやら空の上との関係性はなかなか切れないらしく、今後の物語のクライマックスはニンフをを巡ったものになるであろうことが想像出来る。「アルファ」「ベータ」という呼称からすると天界のマスターが回りにはべらせていたのはイカロスやニンフよりも後に作られた後継機ということになるのだろうが、試作品レベルのイカロス達が、最終的に後輩に勝つことが出来るのだろうか。まぁ、バトル要素はそこまで求めてないので、なぁなぁで終わってもらってもいいんだけど。 シリアスやっても馬鹿やっても、画質が安定しているのでそれなりに見られてしまうのがこの作品のいいところであり、困ったところでもあり。慣れてきたのでとりあえず楽しめてはいるのだが、馬鹿エピソードでももう一発なにかでかい花火を打ち上げて欲しいもんである。 追伸・やっぱり藤田咲はしゃべれば存在感のある役者だと思うのだが、何で今ひとつヒットが出ないんだろう。ボーカロイドなんかに負けずに頑張って欲しいものである。 予定して起こる出来事はハプニングとは言わない気がする第10話。「ハプニングを目指して頑張る」という姿勢は、以前くじけた「ドジっ娘になる」の再挑戦……というわけではないんだろうな。 ラブコメアニメだと思っていたら、いつの間にかコピー本製作アニメになっていた今回。前回はオフセットにも憧れているみたいなことを言ってたけど、結局コピー誌で落ち着いたんだね。でも、純夏さんは大して乗り気でもなかったはずなのに本気を出して50枚書いちゃうし、更にあずさも同じくらいの大作を書いてたはずだから……コピー誌はきついんじゃなかろうか。実際、エラい枚数になってましたし……いくら自宅製本とはいえ、もう少しきちんと計画した方がよかったんじゃないでしょうか。そうすればあんな悲劇も起こらなかったわけだしな。ただ、汐の買っていった本を見る限り、装丁はかなりしっかりしてましたが。 即売会準備と合宿という2大イベントのブッキングに苦悩する純夏さん。結局義理を優先して製本作業を選択することにしたのは流石だが、作業中も心ははるか海の上。妄想内容は相変わらずの中二男子だが、実は前回あずさが妄想したのと内容がほぼ同じ。結局中二妄想だったら男子も女子も変わらないってことよね。そして挙げ句の果てに「イベント参加の約束はしていない!」と開き直り、ヤリ逃げ状態で汐を追いかける決意までしてしまう。ここまでの純夏さんの非情さは流石にひどい。「そんなことを考えながら作業するくらいなら、変な期待させずにあずさに謝れよ!」とも思ったのだが、どうもあずさの様子を見ていると、彼女が純夏に対して持つ感情はやっぱり他の面子とは違うみたい。憧れの対象はあくまで作家の作ったヴァーチャルな百合であり、純夏に対しても憧れはあるがLOVEまで至っていない、そんな感じ。そのため、純夏が完全に心ここにあらずの状態で義理立てしているだけでもあまり気にしてはいないみたい。まぁ、だからってないがしろにしていいというわけではないのだが。 そして事件はたった1つの誤字から起こる。折ってる時には気付かないのに、いざ製本に移ろうとすると気付いてしまうこの因果。実際こういう不都合ってのはよくあることで、更にトナーが切れたり、コンビニが混んでいたりと玉突き衝突を起こすのも締め切り間際ならでは。そしてあれよあれよと転がって、最終的にはあずさの涙。ここできちんと「正しい」判断が出来るあたりが、純夏さんの格好いいところです。誤字に耐えられなかったり、渋々手伝ったのに何故か50枚の原稿を仕上げる真面目さもそうだけど、ここできちんと「ごめん風間」と言える真っ直ぐさが、彼女の最大の魅力だと思います。まぁ、直前のつまずきダイビングの際に彼女が最優先させたのがあくまで「ハプニング」だったのは内緒ですけどね。 きちんと義理を立てればご褒美はあるもので、最後は汐からのご褒美コメント。ほんと、意識してなのかどうなのか、「小悪魔系」は言い得て妙。汐は前回まで何かもやもやしてたはずなんだけど、二人寄り添ってうたた寝をする純夏を見て何を思ったんでしょうか。 今回もメリハリの効いた演出できっちり見せてくれる仕上がりになっており、絵日記帳で描かれた純夏の妄想、劇的なスローモーションで見せる純夏の転倒シーンからの惨事の描写、汐の告白で精も根も尽き果てた純夏の滑稽な様子など、コミカルとシリアスがコロコロ入れ替わりながらも、良い意味でアクの強い演出でがっつり引っ張られるようになっている。個人的には「飛散する飲み物(緑色の水滴が原稿に)」→「汐の見つめる車窓の外の灯り(緑色の遠景照明)」というカットのつなぎがとても印象的でした。もちろん、その後の「すみちゃんは他人の失敗を喜んだりしないわ」という汐の台詞も実にきれい。純夏さんは惚れる相手を間違っていないと思います。 今回は妄想だけで終わってしまった水着シーンが次回ついに登場?! まぁ、正直今回披露された朋絵の水着姿は全くそそられなかったので驚いたけど。汐のわがままボディがきちんと描かれるかどうかが焦点です。そうそう、キョリちゃん、イベント会場での飲食は指定された場所でね。百合フェスってお盆前にビッグサイトであの規模の展開なのかよ。すげぇな。 しゅがああああああ! な第11話。確か眉毛事件のときにもちょい役で出てたはずだけど、今回は更に台詞も増えている上に、カチューシャのおかげで某けいおん部員にしかみえないぞ! でもま、末路は悲惨だけどな! 「地獄少女三鼎」→2度死亡 「アスラクライン」→2度死亡 「ドラゴンボール改」→死亡 今作→意識不明。なんか新たな死亡フラグ声優の看板が背負えそうな気がしてきた。 中の人ネタから入った割には、今回はなかなか見どころが多いエピソードである。毎回恒例の矛盾点指摘とかもあるにはあるんだけど、ラストシーンの巨大胎児出現でどうでもいい気がしてきた。強いて一点上げるとするなら、アンチスキルがショボ過ぎることくらいだろうか。あの体たらくを見ると、多分御坂クラスの能力者が暴れ出しても止められないってことだよね。能力開発するくらいなんだから、本当にアフターケアくらい考えておいて下さい。 今回のメインとなるのは、悲劇のサイエンティスト木山春生。まず、1つ目の見どころは「マルチスキル」と称するチート能力によって御坂を手玉に取るバトルシーンから。レベルアッパーを使った被験者があれだけひどい目にあってるのにホイホイ能力のバーゲンセールを披露してしまっていいものかと不安になるが(もちろん、自分用のデバイスには副作用の無い管理者権限有りの端末を使うということなのだろうが)、息つく間もなく披露されるド派手な能力の数々は、今作が始まってから最大級のアクションシーン。「他人の能力をどんどん吸収、発散する」という能力は「NEEDLESS」のブレイド、「戦う司書」の本喰いなど、今期だけでもやたらと被っている設定なのだが、木山の場合は淡々と何の見栄も切らずにものすごい数の能力を展開していくのが視覚的にも贅沢な演出となっている。そんだけ複合技が使えるならどう考えても単なるビリビリ女子中学生に負ける道理は無いと思うのだが、それなりに実戦を想定して訓練している能力者とデスクワーカーの経験の差ということで一応納得しておこう。一応御坂さんも攻守にわたって自分の能力をフルに活かしているような描写はあるしね。 そして前回心配した彼女の犯行動機だが、シンプルながらもそれなりに切実な背景があったことが判明した。「科学に犠牲はつきものである」という分かりやすい思想に呑まれ、苦闘する彼女の姿は登場時にみせたクールな側面とは微妙にそぐわない気もするのだが、今回の回想シーンは短いながらも彼女の心情の変化が端的に表れており、それだけに彼女が受けた衝撃と、根深い悔恨の念が伝わってくる。子供は苦手だと繰り返しながらもその純粋な姿に次第に打ち解ける木山は、生来の無表情の中に少しずつ感情を表すようになり、最終的に律ちゃん(仮)の寝ているソファーに腰を下ろすシーンで完結する。独白の彼女の台詞は2回同じフレーズが繰り返されるのも印象的な演出で、不器用ながらも確実に子供達との触れ合いに満たされていく木山の幸せそうな様子が確認出来る。勿論、それだけに事故のシーンの凄惨さも際立つというものだ。 シンプルながらも、そのおかげでシナリオとしてはスッと入ってくる仕上がりの今回。アニメとしての質が高いだけに、筋に不満が無いときのこの作品はやっぱり面白いです。まぁ、「木山は明らかに体制に反抗しようとしてるのに野放しにされてたのは何で?」とか、「レベルアッパー自体に法的な違法性はみとめられないのにアンチスキルがあの早さで動けたのはどうして?」とか、「そもそも能力開発は人の脳の研究なんだから、一人一能力に限られる根拠はないんじゃね?」とか、そんな疑問はもう掘り返さないようにします。 今回はなんと言っても木山役の田中敦子の熱演が光る。ベテランなのだから今更感心するものでもないのかもしれないが、木山のような抑揚のない役で、子供達と次第に打ち解けていく際の変化やバトル時の咆哮など、本当に「聞かせてくれる」役者です。もちろん律ちゃん(仮)もね! 当ブログは全身全霊でもって佐藤聡美嬢を応援します。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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