忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1278] [1279] [1280] [1281] [1282] [1283] [1284] [1285] [1286] [1287] [1288]

 突然のミュージカルに予想の斜め上だか下だか分からん方向に突っ走られた第4話。果たして、この作品は一体どこに行こうというのだろうか。

 サブタイトルと前回の予告から、「あぁ、季節がらプール回か。まぁ、4話でサービス回なら妥当なとこだな」とか思っていたのだが、残念ながらサービスの方向性はかなりエッジな形で表れてしまった。全編通してのミュージカル風作劇は、一体何を意図したものなのか。原作がこんななの? 気になるがな!

 正直言うと、「ミュージカルアニメ」は評価の仕方が分からない。過去の例を持ち出せば「練馬大根ブラザーズ」なんて割とすぐに挫折してしまったし、「紅」の6話もしばらくはポカーンだった(あれは最終的には傑作だったと思うが)。今回も、別に歌など歌わずに「普通の話」でやればいい内容だった気もするのだが、後半暴走する社員達の悪行をごまかすための設定だったのだろうか。水着のおねーちゃんが色仕掛けで新聞勧誘する様子を生々しく描くのは確かに問題有りそうだが。

 水着を買いに行ってるシーンではまだ「あぁ、そういうイメージの映像なのか」と納得もしたのだが、実際の配達シーンの観客の反応を見る限り、あのミュージカルはイメージ映像ではなく実際の光景という設定のようである。何でみんなしてあんな歌を歌えるやら……しかも他社のくぎゅまで参戦しやがったし。突っ込むのは野暮なのだろうが、いまいち空気に乗り切れなかった身では苦笑するしかなかった。画面的にもそこまで面白いわけではなかったしなぁ。かなが最後に勇気を振り絞って客の前に出てくるあたりなんかは可愛くもあるのだが、明らかに勇気を出す方向を間違えているわけで、「よし、頑張れ!」って気にはならないのよね。あと、「よし、新聞を取ろう!」っていう気にもならない。まぁ、スポンサーに新聞社がついてるわけでもないし、販促につながらなくてもいいよね。「けいおん」と楽器店みたいな蜜月関係は存在していないようだ。ちなみに、個人的には水着の幼女が販促に来たら、多分取らざるを得ないんだろうとは思う。

 今回は全編通して歌だったので各キャストの歌唱力が直接影響する難しい回になった。一番うまいのは流石に堀江……ではなくてキタエリだな。キャラを維持しながら、ってのもあるのだろうが、綾さんあたりはかなり苦しそうだった。まぁ、あんまりうまくても面白くないけどさ。

 最後に一応書いておきたいのだが、来週からは……出来れば……普通に……

拍手

PR

 黒いポスカラ君が大団円を演出した第4話。毎度々々の事ながら、相変わらず一見さんには敷居の高そうなアニメになっているのが勿体無くてしかたない。世間的には空気作品になってしまってるんだろうなぁ。

 今回も序盤の画面のわかりにくさが際立つ。一番顕著だったのがキョージュとトモカネがアイドマの法則に答えるネタで、原作知ってる人間は答案用紙の文字を追うのもさほど苦労もしないだろうが、初見の人ではまずアイドマの法則の正解をしらない。そんな状況でトモカネにボケられても何が面白いのかさっぱりだろう。他にも「異糖と災糖」とか美術部組の自販機のネタとか、やっぱりアニメにすると分かりにくい部分が特に解消されずに垂れ流しになっているのがつらい。キョージュがデッサンの授業で微動だにしないシーンなんかは、確かに4コマ漫画ならあのテンポでいいのだが、アニメにするならもう少しゆっくり尺をとって見せた方が面白くなるのではなかろうか。

 一応、今回の救いは最後の「居残り」ネタは比較的分かりやすかったこと。トモカネ達が紆余曲折を経てモダンアートを渡り歩く流れとか、ノダの工作品である黒ポスカラ君がキョージュに出会って幸せになるくだりとか、少なくとも原作通りの味は出ていたのではなかろうか。このくらいの再現度で構わないから全編通して維持してくれればもう少し話題になるだろうになぁ。

 今回のエンディングはエピローグからの引きでキョージュの番。名塚佳織の歌唱力は平均レベルだろうが、今回はキョージュ役を維持しながらの抑えた歌い方だったので難度はかなり高い。そう考えれば頑張った方だろうかね。何本聞いても、本当に歌詞がそのまんまでひどいが(苦笑)。これで来週5本目がナミコさんで確定なわけだな。流石に堀江歌唱はトリに持ってきたか。

拍手

 武彦暴走、アトラスランクAAA大集合の17話。急速にクライマックスに向かっている感があるにはあるのだが、未だに國子たちの敵は謎のミサイル植物「ダイダロス」なのがなんとも。

 美邦様と香凛という2大幼女が集い、絡みが生じたことで個人的には大満足なストーリー展開。あの苦境からあっさり立ち直る香凛もさすがだが、小夜子に支えられて相変わらずのご様子に戻った美邦様もすごい。姿形が変わってもミーコは生きているから構わないっていうあたり、割と頓着しない性格なのね。ず〜っと「香凛だったら絶対に美邦様に対して心にもないこと言うよなぁ」とハラハラしながらみていて、なかなか「ひでぶ」が起きなかったし小夜子も何も言わなかったので「あれ? ひょっとして美邦様の能力って無くなったの?」と思ったら、突然メイドが吹き飛んだ。わざわざ事前に言っておかないなんて、小夜子はパトロンをなんだと思っているんだろうか(それとも香凛が死んだら自分が上前はねようと思っていたのだろうか)。とにかく美邦様の能力のせいでお得意のペテンを使えなくなっちゃった香凛。もうこうなると単なるちょっと腹黒いだけの幼女だものね。最近は國子も含めてみんなシリアスな顔ばっかりだったから、今回の香凛みたいに踏んだり蹴ったりでコミカルに表情を変えてくれるのが楽しくてしょうがない。ここからのAAA連合の絡み方に注目したい。

 とまぁ、脚本面では面白かったものの、相変わらず作画が安定しないのが悩みの種。今回はそこまでデザインの崩れは目立たなかったものの、要所要所で動画に抜けがあり、いちいち肩すかしを食らう形だった(具体的には序盤の武彦と国仁の格闘シーンや、涼子がソファに寝そべるシーンなんかが分かりやすい)。背景やキャラクターデザインが繊細なだけに、粗があると本当に目立ってしまう作りになっている。贅沢な悩みではあるのだが、何とか頑張ってクオリティを維持して欲しいものだ。

 今回は福田道生氏のコンテ回ということで、構成自体は非常にすっきりして見やすかった。香凛の「あたしってツキが無いのかも」の悲鳴に重ねて月が雲に隠れる描写とか、分かりやすさと見栄えの両立が見所。

拍手

 相変わらずの会話劇が諾々と垂れ流される第4話。4話目ともなると演出の新規性は薄れてくるが、相変わらずの会話の流れと意味不明な画面の合わせ技のせいで、気付けば30分が過ぎているという不思議きわまりない作品。

 序盤は延々ひたぎに従って目的地を探し続ける3人。画面に表示されるのは「Y字路」「Uターン禁止」の標識と路面に描かれた「止マレ」の文字、そしてだらだらと続き地面に影を落とす電信柱に、駐車場にいならぶ同じ方の自動車など。繰り返し繰り返し同じオブジェクトが表示されるのは「徒労」のメタファーであろうし、「Y字路」は「無限に続く分かれ道」、「Uターン禁止」は「引き返せない行為」、そして「止マレ」は「諦めろ」の含意か(カタカナ表記であることと、シャフトの気質と時勢を考えるなら「エンドレスエイト」のエンディングの暗示まであり得るが)。本当に変化の無い画面の中を、先陣切って歩くひたぎと、それを怖がる真宵、そしてだんだん真宵で遊ぶのが面白くなってきた阿良々木がテクテク歩くだけ。画面に無駄な煽りを入れてメリハリを付けているが、これまでの演出に比べるといささか単調ではあるか。相変わらず「手前の格子は動くのに奥にあるオブジェクトは全く見えが変わらない」という奇妙な演出も登場する。まるで「いかに動かさずに動きを出すか」という無理難題にチャレンジしているかのようだ。

 そして後半は前回の公園に戻っての2人の対話。こちらもシーンの変化などありはしないが、忍野との電話が延々続くシーンでは携帯のディスプレイが野放図に遊び歩いて変化を付ける。画面の無駄な動きに目がいってしまい、2人の会話など頭に入ってこないのは大きな問題だ。もちろん、過去にアニメでここまで長時間に渡って延々電話口での対話を描き続けたという挑戦も無かっただろう(まぁ、する意味がないから)。本当に、西尾維新はアニメに向かない作品を作ってくれたものだ。

 かろうじて羽川が登場してくれたおかげで、ラストシーンの統制は取れた。デフォルメを織り交ぜた、子供と子供じみた高校生の掛け合いは、考えてみりゃ「普通のアニメ」なのだが、それまでのトンチキな画面に比べればなんぼか安心して見られるというものだ。さぁ、次回はどれくらい「動かない」んだろうなぁ。楽しみで仕方がない。

 そしてなんと言っても、今回は新OPである。毎回メインヒロインをモデルにした歌を流す決まりになっているようだが、真宵バージョンのオープニングはシャフトとは思えない(?)普通の出来。渡辺明夫画の愛くるしさが全面に押し出されており、真宵の腕についた小物なんかはいかにも渡辺キャラらしい(膝に絆創膏は完璧だ)。後で気付いたが、ディレクションが「バスカッシュ」でほされた板垣さんじゃないか。やっぱりこの人はうまい人なんだなー。

 エンディングも正式版(?)に変更され、ようやく全体像が現れた形になるのだが……スタッフロールが上から下に流れるという壮絶な嫌がらせがおまけとして付いてきた。単に普段と逆になっただけなのに、奇跡的なまでに読みにくい。ほんと、「素直」という言葉とはほとほと縁遠いスタッフである。

拍手

 二人の関係性にもきゅもきゅではなくもやもやが漂い始めた第3話。惚れた腫れたにまで契約書を持ち出す若造とそれを受けてしまう朴念仁の対決は、間に立たされた神様には一体どう映ったのか。

 序盤は相変わらずな2人の関係。前回突然ロレンスが駆けだしたので何が起こったのかと思ったが、なんとホロの馬鹿話からさえぽんボイスの優男が身請けを申し出た。契約、取引といえば聞こえはいいが、なんのことはない、単なる恋のライバル宣言。「金を集めるからホロを寄越せ」と、そういうことだ。周りの野次馬達もこの手のシチュエーションは見慣れているのか、2人の契約に大盛り上がり。きちんとオーディエンスにリップサービスを振りまいてくるロレンスの余裕は、やはり長年の付き合いのなせる部分か。実際宿に帰ってみれば、ホロだって茶化しながらも特に心配した様子もない。相変わらずの掛け合いはなかなか含蓄に富んでおり、「男は子供じみて、大人はつまらない」とはなかなか手厳しい。ホロのもしも劇場が現実に混ざり合って寸劇を展開する描写は、相変わらず空想と現実の混ざり合いが見事だ。

 祭りを終えて、故郷の話題でさらなるアドバンテージを稼いだロレンス。「雌の臭いがする手紙を胸に忍ばせて?」と嫉妬をみせるホロだったが、故郷の情報については素直に尻尾を揺らす。いまだに「故郷に帰りたいがロレンスとも離れたくない」という微妙なホロの心情と、「ホロと一緒にいたいが故郷にも帰らせてやりたい」というかみ合わないロレンスの気遣いにまごつく2人だが、ロレンスの協力姿勢は、ホロにとっては素直にうれしいこと。ロレンスの「出方」次第では、前々回から引きずっていた「亀裂」だって埋まったかもしれない。

 しかし、長らく口を閉ざしていた「ヨイツは既に無い」という情報が漏れることで、盤石だった2人の関係は大きく揺れた。情報を秘匿していたロレンスを前に荒れるホロ。その感情の揺れは、前述の通りの「かみ合わなさ」がもたらした歪みだ。普段通りの聡明なホロならば、ロレンスがヨイツの情報を隠していたのは優しさからであったことは理解できたはずなのだ。しかし、ことが故郷のこととなると、どうしても直情的になってしまう。「独りは嫌じゃ」と嗚咽するホロは、ついに一線を越えてしまう。およそ「越える」ことが出来ないロレンスが駄目ならば、「わっちを愛してくれる者」がいると……

 今回の、ホロの激情は息を呑む展開だった。暗がりの宿で爛々と赤い眼を見開いて訴えるホロのビジュアルは鬼気迫るものがあり、一気にまくし立てる叫びは、ロレンスとの関係だけではなく、何十年、何百年と溜まっていた「寂しさ」の発露。「男は子供じみて」と冒頭で揶揄したにも関わらず、自分の「女」の部分をロレンスに突きつけてしまうまでに、その根は深い。

 2人ともお互いを思っているのに、止まらないすれ違い。本当に、早く誰か2人を幸せにしてあげてくれ! っつうか、ロレンスはさっさと男を見せろ!

 今回も監督自らのコンテが見事。まるで舞台演劇のような細やかな見せ方が、ホロの中の人である小清水の熱演にはまって、見事なドラマになっている。本当に寝苦しくなるお話です。

拍手

 ボーイミーツガールと男女の価値観の違いがグラウンドで交錯する第3話。「遅刻遅刻〜」でおにぎりなのは時代を鑑みれば仕方ないとしても、角を曲がってからぶつかるまで距離が有りすぎる気がしますよ、小梅さん。

 無事に学校からも認可されて部活動がスタートすることになった櫻花會。最初の共同作業は、野球漫画のお約束である部室掃除とグラウンド整備だ。この時代の女性の人生観がどんなものだったかは分からないが、少なくとも櫻花會のメンバーに限って言えば、みんな積極的で仕事が出来る娘ばっかやね。女性10人ぽっちでぼろぼろの部室を直して、さらにグラウンド整備までこなしてしまうのは恐ろしい行動力だ。仕事中の描写でも、巴だけが無闇に草をむしるのが速かったり、小梅が重たい土砂を軽々と運んでみたりと、細かい描写から各人のスペックが分かるようになっているのは面白い。まぁ、一番にへばっていたスタミナ不足の人がピッチャーをやるのはどうかと思うけれども。他のポジションは大体予想通りの配置だろうか(特にレフト)。

 本格的な練習もいい雰囲気でこなしており、キャッチボールにフライの処理、基本的なバッティングと、着実に成長をみせる面々。このわずかなカットの中でも、巴や環のスイングは明らかに他のメンバーよりもいいのが分かるし、野球経験者はそれなりの動きを見せる。運動神経はいいが野球はド素人である巴のキャッチングのモーションが変だったりするところも芸が細かい。また、マスクを被って捕手の任についた小梅の視点から眼前に迫ってくるボールを描写したカットなんかは、まだボールに慣れていなくて捕球を怖がる小梅の気持ちがよく分かる。もちろん、怖いといっても一番確実にスキルの成長が見えるこの時期は、練習も一番楽しいわけだけれども。

 そして早くも晶子の因縁の相手と1回戦。そして、ここで予想外の善戦などしないところがこの作品のいいところ。2アウトまでは取って見せたものの、そこからは相手のクリンナップと対峙して滅多打ち。まぁ、当たり前の結果だ。このときに面白いのは、ボコボコにしたにも関わらず、対戦相手の朝香中の男子達が別に嫌な奴らに見えないところ。小梅に告白した勘違いだけはちょっと鬱陶しいが、みんな相手が女子だからといって小馬鹿にせずにきちんと野球をしてくれている。そして晶子の許嫁の子は少しお堅いが誠実な人柄がよく分かる。これによって、櫻花會のメンバーが「憎しみ」「嫌悪感」ではなく、純粋に「試合に負けた悔しさ」で泣いていることが伝わってくる。試合開始時は「負けて当然」といっていた練習試合でも、負けたら悔しくて当然なのだ。

 とりあえずの急務はピッチャーの育成。彼女たちの2試合目は、いつになることだろうか。

拍手

 すごい触角の娘が一口でパフェをほおばる第3話。ようやくカナンの台詞は増えてきたものの、相変わらず登場人物間の関係性はぼんやりとしたままだ。

 気になることから先にピックアップしていくと、まず御法川はどの程度カナンという存在について理解しているのかが分かりにくい。1話では祭りの会場でドンパチしていたのを目撃したし、2話もクレイジータクシーチェイスの後で自分たちを助けてくれたマリアの友達。常人離れした体術と射撃の腕をもっていることくらいは分かっているし、「蛇」と呼ばれる組織のことも聞きかじってはいるみたいだが、普通に考えたら、自分たちの住んでいるホテルを襲撃され、キチ○イじみたじじいにマシンガンを乱射されてまで1人の少女を追いかけるというのはあまりにリスキーな行為である。マリアの友人という繋がりがあるので特ダネとして引っ張りやすいという魅力はあるのかもしれないが、わざわざ命をかけてまでやるほどのことなのかどうか……同じ事はマリアにも言えるのだが、今回のラストシーンで初めてカナンに対して「拒絶」を感じていたということは、ひょっとするとカナンと、命のやりとりをするような荒事という関連性をあまり想定していなかったからこその友達付き合いだったとも考えられる。唯一無二の「友達」であるマリアに拒絶の心を打ち込んだだけでも、今回死んだ少年(クレジットでは「双子・弟」)がカナンに与えたダメージは小さくないのかもしれない。

 とまぁ、各人の行動原理がいまいち分からなかったり、冒頭のエロカラオケ店でマリアが「日本語じゃ通じないんじゃない?」といっており、「じゃ、今までお前ら何語でしゃべってたんだよ」ってな突っ込みもあったりするのだが、やはりそんなことは放っておいても構わないくらいに画面が面白い。今回はこれまでと違って薄暗い地下でのタイマンバトルだったわけだが、相変わらずカナンの流れるような動きは見ていてうっとりする。肩まで露出した衣装のおかげで腕の筋肉のしなりなどもきれいに見えて、「共感覚」なんてうさんくさい超能力の存在もあまり気にならない。もちろん、エフェクトを駆使して表示された「カナン視点」の共感覚表示も決して独りよがりな演出にはなっていない。やけに滑空シーンに見栄えがすると思ったら、コンテを切っていたのは岡村天斎だった。相変わらず見事なアクションを描くなぁ。

 誰か銅線であやとりってのやってみようよ。

拍手

 拡張スマイルが全てを破壊しつくす第3話。笑顔が武器ってのはよく聞く話だが、こういう意味での「画にも描けない」笑顔は流石に聞いたことがない。ヒロインなのに……

 今回は「遅刻遅刻〜」やお嬢様転校などのお約束をおさえつつ、拡張という仕事を通じてカナの笑顔の練習を描いていく。普段から普通の顔で笑うことが出来るのに、意識をすると謎の暗黒オーラを発するカナの特殊能力は分からないことが多いが、猫すら逃げるくらいだから相当なものなのだろう。残念ながら画面では表現されなかったが、うまいことエフェクトと周りの反応でその恐ろしさが見えていたのは面白い。ただ、どうせだったら最後の「スマイルー」も見せないで周りの反応だけで見せた方が統制が取れたと思うんだけどね。ぎこちないだけで特に面白さは見て取れなかったし。原作ではどうなってたか分からないけど、何とも微妙なさじ加減。

 ただ、前回はちょっと難点ばかりを気にしてしまったが、今回は代理の拡張スマイルと腹黒い営業根性や、美華の実に素直なツンデレっぷりなどがストレートに見られて気持ちよかった。代理が心情を考えずにカナの笑顔を悪用していたのはちょっと気になったけど、それだけ営業成績にこだわっているということなんだろう。そして女の子が寄り集まって「拡張」「拡張」言ってるのはなんだかちょっとエロいのだが……いや、中学生でしたね。

 前から少し気にはなっていたのだが、「GA」と比べると視聴時にあまり「4コマ感」が感じられないまとまったストーリーなので、原作がどのように描かれているのか興味が出てきた。少し原作の方もチェックしてみようか。「けいおん」みたいに原作が全く琴線に触れない可能性もあるけどね。

 すごくどうでもいいネタだが、一番最初に2人で拡張にいった家に住んでた外人の名前が「アラン・スミシー」だった。何でこんなところにこだわるんだろう。

拍手

 1年生と3年生の思いの交錯する第3話。相変わらず原作を知らない人間には伝わりにくい内容になっている気がするのだが、原作ファンとしては無駄なレイプが入るよりはこっちの方が幸せな気もしてきた。多分「ひだまり」みたいなちょっとしたムーブメントになることは絶対にないだろう。

 今回はほとんど原作準拠のエピソードで、大きく分けるとサブタイ通りに「おにごっこ」と「コラージュ」、そして美術部組紹介エピソードの「廃部危機」の3パートに分けられる。このうち、動きがあって見せられる「おにごっこ」は素直に面白かった。原作でも印象的だった「きまじめにずれているキョージュ」が可愛らしかったし、トモカネのグータッチやノダちゃん三原色バリアーなど、漫画よりもアニメで見せた方が面白い部分が多い。

 一方、こちらもアニメならば色々見せられると思っていた「コラージュ」はネタが窮屈で今ひとつな印象。せっかく空想世界ではしゃぐ面々が見られたのだから、アニメらしくもう少し華やかに遊んでも良かったと思うのだが。オチのトモカネロボのくだりなんかも、テンポが性急でネタが伝わりにくかったし。ひょっとしたらどちらかというと漫画向きのネタだったのかな。

 そして、そんな1年生エピソードに挟まれる形で正式に登場したのが3年生コンビと美術部組。実を言うと、この美術部パートが今までで一番面白かった。あーさんは基本的に賑やかなのでアニメに向いているっていうのもあるし、ぶちさんとの掛け合いも非常にテンポがいい。キサラギが不向きだという訳ではないが、ひょっとしたらアニメ主人公としてはあーさんの方が適正だったのかもしれない。神田朱未の中部弁も、出身地が近いためか非常に自然で聞きやすかった。

 ほとんど原作準拠のこの作品だが、何故だか学校がハニワ押しであるというよく分からないオリジナル要素が加えられており、本来風見犬であるはずのところも風見ハニワになっていた。ハニワというと原作ではノダが提出した宿題の中に小さく「アールヌーヴォーハニワ」とかが描かれていた記憶はあるのだが……何か意味があるのだろうか。あと、原作ではキョージュが録画してきたビデオを渡すシーンがDVDに変更になっていたのもちょっと面白い。

今回のエンディングはノダ。やはり徳永愛の歌唱は味があってよい。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[09/24 NONAME]
[09/24 とみしの]
[09/22 名無し]
[09/22 とみしの]
[09/21 NONAME]
バーコード