最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
話がとんでもない方向に向かい始めた、第10話。さすがと思わざるを得ないが、まさかのホラー漫画での「全国制覇」。なんかこう、うまいことジャンプ漫画してるような、そうでもないような……。 今週はやたらと総集編とか放送休止みたいなタイミングが被ってしまったので感想を書きたいアニメがあんまり無くて大変でした。今作みたいに「よく分からんけどツッコミどころが多いな!」っていうアニメは本当に助かりますね。いや、現時点で何も進展はしてないから触れにくいっちゃぁ触れにくいのだが……。いよいよ夜宵ちゃんの言動にも緊迫感が出てきたし、毎回きちんと1回は「心霊現象が起こって一歩間違えたら命の危機!」っていうシチュエーションを挟んでくれるので単話形式でもそれなりに緊張感があるのだ。今回はとばっちりで死にそうだったのが詠子なのが可哀想ポイントだったが……なんだろ、詠子って命の瀬戸際に立たされててもあんまり不安がないんだよな。最序盤の怪しげな雰囲気を引きずってるせいで「まぁ、どうせ詠子は死なない側だし」って思ってるせいかもしれない(そりゃまぁ、このタイミングでいきなり3人しかいないメインキャラの1人は死なないだろうが)。 意外というか、勝手に勘違いしていたのは、「あれ、VS神様戦、一気にいく展開じゃないんだ」という部分。これまで1話1霊でサクサク成敗してきてたので「そういう形式のお話」だと思い込んでいたが、どうやら今回の神様については曲がりなりにも神格を与えられた身、これまでの凶暴なだけの悪霊とは規模が違うようで、おそらくこのバトルの決着がアニメのラストとかになるんじゃなかろうか(本作は2クールあるとの噂)。夜宵ちゃんのいう「尋常な勝負をしてくれる」神様だったおかげで明確に敵対関係になったにも関わらず命を取られなかったのは幸い。せっかく神様から頂いた時間を無駄にしちゃならん、というので夜宵ちゃんが提唱したのは「全国心霊スポット巡り&全国制覇」という絶対1クールアニメでやれない展開。各地を回って猛者に会いに行くなんて、間違いなくジャンプ漫画の流れではあるのだが……夜宵ちゃんの言動はどうしても突飛に見えてしまうので、なかなかシンプルなバトル漫画と同列では語れないよなぁ。未だに夜宵ちゃんが持ってる武器もよく分からんし。今回「卒業生」とやらが爆誕したわけだが、あわや詠子をぶっ殺しかけたこの凶悪な霊も。夜宵ちゃんが持っていた謎の鎖でふんじばられたらそれはそれで行動不能になっていた。……あれ? その程度の霊力なのか? いくらなんでも部屋を丸ごとぶっ潰した神様に勝てるとは思えないが……。まぁ、ここから先が修行パート(?)だと考えれば、一応ね。 それにしても……一番心配なのは愛依の部屋なんだよな……知らぬが仏とはいうけれど、あんな地獄のような「霊除け」トラップを仕掛けてる隣の部屋とかで寝たり起きたりするわけでしょ? 逆に呪われそうだけど……。 PR 魂の喧嘩と、やけっぱちの仲裁、第10話。世界最強レベルが入り乱れての大乱闘、世界を滅ぼしかねない勢いだったが……この世界で勇者パーティに対抗できる武力ってあるんでしょうかね。 何か思うところもあったのだろうか、いよいよキレたフレッドが衆目の集まる中でレオとのタイマン。腹芸の得意なフレッドが本当に無策でレオと対峙しているとは思えないし、わざわざメディアのカメラを通しているあたり、彼の策略がある気もするのだが……現状では本当に単なる男と男の喧嘩。互いの実力は認めつつも、嫌なところも全部吐き出しちゃってるもんだからどうみても命懸け。互いを殺さんばかりの全力バトルで鎬を削る。バトルシーンは今作らしいギミックも随所に散りばめられており、フレッドの戦闘スタイルが個性的なのがみていて楽しい。僧侶なのでロザリオ状の武器を握っているのはこれまで違和感もなかったのだが、それに加えて複数のリングを展開してのファンネルバトルは、生粋の戦士であるレオとのガチタイマンでも揺るがないフレッドの強さを表している。僧侶とは思えない魔法攻撃力を誇っているし、多分対魔王戦の時って、回復役も担当はしていたが、強引に4人でガンガン攻めるタイプのアグレッシブパーティだったんじゃないかと思う。いや、どこぞのザラキしか撃たない僧侶とかではなく。 そうそう、パーティは4人だったのだ。これまで一向に姿を見せなかった幻の4人目、ユリアについての詳細がちょっとだけ判明した。未だ回想シーンだけの登場だったが、今回はアバンとCパートをユリアの回想で挟む構成になっており、どうもここからラストに向けて、ユリアの存在が大きく鍵を握るような描写になっている。流石にこのまま登場せずに終わるってことはないだろうし、馬鹿な男連中だけじゃどうしようもないいざこざを、唯一の女性パーティがなんとか捌いてくれることに期待したいところ。まぁ、みた感じではウィザードとは思えねぇような武闘派だったみたいだが……もしかしてこのパーティ脳筋だらけか? そんな脳筋パーティに敗北した過去をもつ魔王様……今回はようやく魔王らしいところを見せて勇者たちを苦しめることになる……とは誰も思ってないよなぁ。あの形態を解除してないってことは当然まだフルパワーは戻ってきていないということ。フレッドに一蹴されるのも予想通りの展開としかいいようがない。それでも健気に横槍を入れてなんとかマックスに立ち直る機会を与えようとするその姿勢は素晴らしいが……もう、単なるマックスのファンだよな。誰よりも甲斐甲斐しく勇者パーティのことを思い遣ってくれる優しい魔王。もう、ここから先に勇者と魔王の対立はあり得ないだろうよ。今回回想シーンで割と骨のあるモンスターが登場しており、「あ、ちゃんと魔王軍ってマックスたちとガチで命の削りあいしてたんだな……」って久しぶりに思い出した気もする。こっから先で魔王が完全に力を取り戻して女の子フォームを捨てたらそれはそれでショックだろうな……。
やっぱシャドウミストレスじゃん! 第10話。そりゃシャミ子がご先祖に出会って魔力に目覚めたら、全力で保護しに来ますよ。魔法少女が。 とはいえ、この世界における美世の場合は残念ながらちよももではなく清霞さん頼み。そしてその清霞さんも、公私共にバタバタしすぎててストレスも溜まっていたのだろう。今回の鶴木への対応はいささか浅慮だったような気もする。まぁ、いきなり衝撃の事実が次々と突きつけられたから咄嗟にベストの対応ができなかったのも仕方ないのだけども。 鶴木(薄刃)サイドの主張をまとめておくと、「今まで大丈夫だと思ってたけど、なんやかんやあって美世の異能が覚醒しつつあるっぽい。放っておいたら世界を揺るがしかねないので、歴史的に管理のノウハウがある薄刃家で今後は管理預かりとします」。まぁ、大義名分はギリ通っている。しかし、これに対しての清霞の対応は「うるせぇ、俺の嫁だ。誰が渡すか」の一辺倒で、あまりに感情的な議論が続いていた。まぁ、そうして頭に血が昇るように鶴木が煽っていた部分もあるのだろうけども。冷静に考えてみれば、その後の決闘のお約束の時に鶴木が「もしあんたが勝ったら、薄刃家直伝の異能コントロール方法をお伝えしますので、美世さんを持って帰っていいですよ」って言ってるんだから、「結界外でも異能をコントロールする手段」はこの世に存在しているってことなんだよ。だったら、「美世は私の嫁だから渡せませんが、異能についての監督責任が薄刃の家にあるのは分かりました。対処法をお教えいただいたら、あとは久堂の家で責任を持って面倒を見ます」でよかったはずなのだ。薄刃側の大義名分が「美世の異能の暴走の抑止」であるなら、その方法を清霞が覚えて管理することになんの異存もないはずなのだから。 そう考えれば、清霞にもうちょい余裕がある状態だったらトンチキ決闘などせずとも美世の身柄の問題は解決していたかもしれないのだが、おそらく鶴木側としてはやはりそれ以上の理由から美世を囲いたかったのだろう。これまで散々美世に対して清霞の悪口を言って煽ったり、思わせぶりな言動から悪者感を匂わせて清霞に「絶対こいつらに美世は渡さない」っていう対抗意識を植え付けたりして、決闘に持ち込んで既成事実を作る方向に動いた。そして、これがまた大成功。「異能を狩る側の能力が薄刃なんですよ〜」っていう重大な事実を伏せながら「じゃぁ、直接対決しましょう」っていう条件を取り付けるあたり、いかにもズルいがひっかかる清霞も浅はかではあった。 こうして幕を開ける、今作独特の訳わからん能力バトル。昼ドラやってる時の雰囲気は本当にいいんだけど、そこから異能バトルに入るとガラッと雰囲気が変わっちゃうからどうしても笑えちゃうんだよな。「真剣勝負っていったけどその剣でいいのかい?」って尋ねた直後にいきなり銃を出してくるのもズルいし、その銃に対して1ミリも臆することなく突っ込んじゃう脳筋大将もそりゃ強い。途中までの剣VS銃のバトル、清霞も別に異能は使ってないから純粋に身体能力だけで銃を凌駕してるんだよな。銃は銃でリボルバー式にしか見えないのに何発でも撃ち放題だし。あれについては、①「撃ってるように見せかけてるのも全部幻影で実際はあまり弾数を使っていない」 ②「リロードしてる様子は幻影がカバーして隠している」の2つのアイディアがあるんですが、どっちだと思います?(多分そこまで考えてねぇよ) バトルはトンチキだが戦ってる2人は至って真面目。清霞の大出力をペテンまがいのデコイでギリギリかわし、対異能戦闘に一日の長があった鶴木の辛勝。清霞さんは負け犬モードに入るが、こちらはおねーさんのゲンコツですぐに復帰した。もうちょいしょんぼり清霞さんを見ていたかった気もするが、あんまり鬱展開が長いと美世さんが壊れちゃうからしょうがないね。 これまでの展開で漠然と怪異を解き放ったのも全部鶴木の仕業かと思ってたんだが、そこはあんまり関係なかったっぽいね。清霞はさっさと妖怪退治を終えて、お姫様を塔の上から助けにいくんだ。
冷静に考えるとウマンゴってすごくね? 第9話。あのヘルクでさえ手を焼いた大渦や怪物が跋扈する海域をあんなボヘっとした顔の生き物が「行ったり来たりする」生態を持っているという。しかも今回ヴァミリオに開放されたら陸に上がるでもなく、とっとと海に帰っていったってことは、繁殖とか冬眠とか、特に大陸に目的があるわけでもなく、マジで「往復してるだけ」なんだよ。なんだあの生き物、怖くね? 前回からやたらとウマンゴの咀嚼シーンが長かったのでどうしても気になってしまったわけですが、そういうなんかよく分からない不条理を大きく引き延ばして見せてくれるのが今作のみょうちきりんな味わいなのは事実。島の連中も大概おかしかったが、今回登場した可哀想な部族たちも、その呪いの元凶であるトースマンも、「よくあるファンタジー種族」というだけでは終わらないオリジナルの造形になっているのはとても好印象。どうしても最近のなろう界隈はあらゆる事物が「ありきたり」で終わってしまうことが多くてな……。まぁ、なんと言っても一番のキワモノはピウイなわけだが……なんだろ、あんな誰でも考えつきそうな造形の、「3秒で考えたゆるキャラ」でしかないのに、やたら存在感を放ってるんだよ。単に声がでけぇってだけであれだけ個性が吹っ切れるキャラ造形もすげぇわ。 どうでもいい話なんですが、このアニメ放送が理由かどうかはよく分かんないけど、最近電書で今作コミックの序盤が無料で読めるんですよ。こちとら「アニメ放送中は原作読んじゃいけない教」に入信しているのでほんとは読んじゃいけないんだけど、「まぁ、アニメ放送した部分まではええやろ……」ってんで島編までは原作で追いかけちゃったんですよね。そしたらやっぱり原作もピウイ推しが強いわけじゃない。このキャラ、よく作ったよなぁ……そしてここに井澤詩織ボイスを当てる英断。200点です。今作はほんとにキャスティングが良い。脇役のトースマン王の声もやたらインパクトあったし。 ほんで、ついでにピウイが単独で主人公やってる漫画もあって、そちらは普通にWebで読めるからちょっと読んだ。……作者は相当このピウイが気に入ったんだろうなぁ。まぁ、手応えあるキャラになったのは間違いない。今回も可愛かったし、番兵との緊張感がある(はずの)出会いのシーンも、ヘルクたちの強さを置いといて、ピウイのおかげであんだけ訳のわからんシーンになったのだからね。今作はヴァミリオちゃんの積極果敢なツッコミと、そのツッコミすら黙らせるピウイの存在感でなりたっています。 いや、ヘルクも強いんだけどね。今回いよいよヘルクの武力でもちょっと怯んじゃうような敵キャラが登場。トースマン王の「肥大化」は「死にかけたところから復活して強くなる」という部分は(ちょっと違うけど)天使陣営の強化方法にどこか似ている。この世界の理はどこまで歪んでしまっているのか。そして、未だかつて出会ったことがない脅威に対し、魔女が危険視していたヘルクはどこまで冷酷になれるのか。……次回のサブタイ見ても、あんまり緊張感はなさそうだけど……。
なんやねんこのアニメ、第10話。いや、そのツッコミを入れるのは10週遅い。 緊張感のかけらもないお話。なんとも不思議な構成になっており、前回までは一応曲がりなりにもなろう的ファンタジー世界におけるバトル要素が大なり小なり存在していたが、今回はいよいよそれもなくなり、物珍しげにハッコンを見守る異世界人たちを相手に、ただやりたいことをやるだけのお話になっている。まぁ、冷静に考えりゃ自動販売機が戦闘に絡む方がおかしいわけで、今回の方が作品の趣旨として自然な気もするのだが……何がすごいって、別にハッコンは「いなくてもいい」くらいの存在感でやんわりと世界に干渉しているということ。何しろ今回初めて変身した自販機はジュークボックスと温泉自動販売機(そんなのあるのかよ!)。もう、本当に「これも一応自販機の範疇だから……」という重箱の隅の品評会である。そしてAパートはメントスコーラ以外のコーラの新たな使い道(?)を開発するという、自販機のアイデンティティの原点に立ち返ったかのようなお話だったが、結局あのコーラ作戦がどの程度功を奏したのかがよく分かってないんだよな。今作は以前も似たような展開があったが、「ハッコンがいいアイディアを思いついて奇抜な自販機に変身したぜェ!」→「ま、あんま意味なかったけど……」みたいに試行錯誤の結果が堂々とスルーされる展開がある。エンタメ作品・なろう作品としては「どないやねん」というパートなのだが、そりゃまぁ、こんだけいろんなことが出来るなら、その全部が全部意味のある行動にならない方が自然なわけで。やることなすこと全部世界に影響しちゃう主人公よりかはなんぼか説得力はある。まぁ、その上で「俺たちはいったい何を見せられているんだ」とは思うけど。ほんと、大食い大会のくだりはなんだったんだよ。さらにその中で行われた演劇のくだりはもっとなんだったんだよ。マジで脚本構成が「別に、アニメの1話1話に意味なんてなくてもいいんだよね!」って開き直って書いてるとしか思えないシナリオであった。そして、その上で「まぁ、これはこれでええやろ」くらいの認識になっちゃってるのが不思議。 ちなみに一番納得行かなかったのは、「背中の流しっこするならタオル巻いたままはおかしいやろ!」っていう部分ですね。ラッミスはええ身体してんねんから、もっと有効活用していけ(普段からだいぶ活用してるからいいだろ)。
設定掘り下げ回、第9話。前回のトロピカってる雰囲気とはうってかわって、レイニー&ウェッティな状況でのじっとりしたお話。特に暗い話があったわけではないのだが……これから始まる不穏への予告みたいな感じもしますね。 基本的に私は雰囲気でアニメを見てしまうのでこういうSF作品もなかなか専門用語が覚えられず、ガンダムなんかは途中で置いてけぼりを喰らってしまうことになるのだが、今作も一気に難しい用語が出てきて、そろそろ基盤部分くらいは認識しとかないとまずそう、という気になってきた。特に今回はこの世界がこうなった前提を知る「伝説のドリフター」が登場し、それを伝手にノワールの過去を探るお話。どうせだったらこの機会にキーワードをいくつか確認しておこう。以下、公式HPを参照しつつ。 まず今回繰り返された「アメイジア」という言葉が気になったのだが、それを知るためにはキーワード“新月の涙”が必要。こちらは「正体不明の毒性の雨による大洪水」とあり、これがこの世界をぶっ壊した天変地異の名前。世界人口の92%が失われて文明が崩壊したとのことで、どうやら隕石やら地震やら、はたまた宇宙生物やらによる襲撃とかではないために、文明が崩壊したのちにも残っている遺物が多いのはあくまで「毒殺」が主な崩壊要因だったからなのかもしれない。この世界の人たちが雨を忌み嫌い、警戒しているのもこの影響で、“ブルーシスト”と呼ばれる毒物は現在も人間を蝕むという。 この“新月の涙”を生き延びた人々が地下に築いた都市国家が“アメイジア”とのこと。「超高度AIによって全てが統制され、一定水準の生活が保証されていた」とあり、人類は壊滅の危機を逃れ、一旦は団結できたということ。その他諸々のキーワードはまた折を見て触れたいが、なんやかやあってアメイジア体制が破綻、人々は地上に出て各ネストにてAO結晶の採掘などで生計を立てているらしい。なるほど「本物の野菜や果物」がやたら珍重されているのは、この世界の土が毒性を持ってまともに植物が育たないせいなのか。ちなみに公式によれば物語の舞台となる時代は2242年、“新月の涙”が2099年ということで、約140年ほどが経過しているとのこと。まぁ、確かにそれだけあれば人々も災害から復旧してそれなりの生活に落ち着いているのも頷けるか。 そうして高度な文明が築かれながらも一度は滅び、そこから情報を吸い上げての復興状態から生み出されたのがメイガスというシステム。前回もちょっと触れたけど公式解説によれば「体重は平均120㎏」とのことで……前回ノワールたちが器用に泳いでたのすごくない? 多分普通に戯れ合う程度でも、細身で体重120㎏のやつとだと命の危機はちょいちょいありそう。まぁ、他の部分も色々すごいけどさぁ。今回はカナタがそんなノワールの秘密を探ろうと頑張ったわけだが、残念ながら「普段からなんかブラックボックスの中で負荷の高い情報処理をしてるもんだから、日常的にはぼーっとしてるように見えるよ」という、今後覚醒して何かをやらかすであろうフラグがきちんと建立されるにとどまった。まぁ、そんなもんだろう。この世界なら「古いメイガス」も決して「性能が劣るメイガス」を意味しないわけで、ロストテクノロジーの極致である骨董品メイガスが世界をひっくり返す可能性もないわけじゃない。おそらくそうした過去のメイガスが「ゼロ型」と呼ばれる連中であり、今回初登場のエイダもゼロ型らしい。ここまで結構な数のゼロ型が登場しており、そこまで珍しい珍しい存在ではないのかもしれないが……どっちかってぇとその相方のアルバの方が珍しい存在なのかしら。「アメイジア崩壊以前から活動しているドリフター」とのことで、カナタが知りたい情報も色々抱えてそう。ただ、今回の一件でノワールについては本当に何も分かってない様子も見え、多分はったりとかじゃなくてマジで謎なんだろう。まぁ、どこまで行ってもたかだか1体のロボでしかないはずだが……世界の真理とかに繋がってほしくはないなぁ。
相変わらずのストロングスタイル、第9話。このアニメ、どこが面白いってあんまり説明ができないし、実際面白いかどうかも未だよく分かってないのだが、どうしてもこのミスマッチ感というか、全力で何かがズレてる感じが気になってしょうがないのよね。 前回時点で「愛依にまつわる神の力が強すぎて際限なく霊を呼び寄せてしまうんですわ」というのが問題として取り上げられ、実際に螢多朗がヤバげなやつに出会ったところで終わっていたわけだが、てっきりもっとヤバいやつがガンガン集まってくるのかと思ったら、戦うのはそのヤバさ上位級の脳幹幽霊1体だけだった。まぁ、強い霊どうしはバッティングすると同時に攻めてきたりはしないのかもしれないが。とにかく、ふわっとした「大量の悪霊」との対戦ではなく、あくまでも形ある(?)明確な凶悪霊1体とのマッチメイクが組まれた。 そしてこの霊の攻め手が、これまたストロング。なんと「生きてる人間に直接干渉し、脳幹をぶっこぬいて殺す」というスプラッタ極まりないやり口。霊のくせしてなんでそんなはっきりとした目的意識があるんだろう。いや、霊だからこその執着の強さとは言えるが……食い合わせが悪いと感じる理由は、(これまで何度も触れてきたが)基本的にジャパニーズホラーってのは「雰囲気の怖さ」なんですよ。俺が怪談で怖いと思う要素ってのは例えば今回だったら「無視してれば見逃してくれるかと思ったけどトイレまで着いてきちゃった」とか、「ドアの向こうにいるかと思ったけど鏡に映ってる」とか。そしてエレベーターってのも日本の怪談話では定番の舞台であり、「下の階に降りてるのにずっと着いてくる」なんてビジョンも明確に「不気味さ」を演出した構図だった。そうして「はっきり分からないけど怖い」で思い切り雰囲気を煽っておいて、攻める際には「じゃぁ、頭に手を突っ込んで脳幹ぶち抜きますね」というやたらと具体的な手法をとってくるのである。「地下がないはずのビルでエレベーターの下に地下空間を現出させる」の時点でとんでもねぇ現象を引き起こしているのだが、霊側からすると別にそんなことする必要はない。能力とエレベーターを紐づけている意味も分からんのだが、脳幹ぶち抜きがやりたいなら地下だろうが1階だろうがどうでもいいわけで、途中から真宵ちゃんがセッティングした「追い出されるか、引き摺り込むか」という条件つきデスマッチも、霊の側からしたら知ったこっちゃないルールだったはずなのだ。 それでも、この霊は実際に真宵ちゃんの設定したリングに上がり、見事に対策されて完敗している。文字通り足をすくわれての敗北だったが、実際の「除霊」の段になると途端にジャンプ漫画っぽくなるのが今作の掟。そこは絶対に譲らないってのがミスマッチの最大の理由なのだろう。そんで、この食い合わせの悪さというか、場面転換の急さが、別に悪いものだとも思えていないのが不思議なところ。真宵ちゃんが小さな身体をフル回転させて戦うバトルシーンが毎週無闇にスタイリッシュで見ていて楽しいってのもあるんだが、「霊がよく分かんない戦法で攻めてきました。じゃぁ、それを正面から受け止めて力でねじ伏せてやりましょう」という夜宵イズムが、やっぱり楽しいのである。今のところ最強候補だった脳幹幽霊くんの末路の悲惨さもまた夜宵イズム。こんな小学生、ほんとに嫌。 そして、ついに夜宵ちゃんの子供部屋でも太刀打ちできない(ように見えた)神様との直接対決だが……「この部屋の奴らは四天王の中でも最弱……」みたいなこと言い始めた。それ言っていいのは敵の幹部だけなんよ。曲がりなりにもメインヒロインが言っちゃダメなやつなのだが……夜宵ちゃんだしなぁ……。
来週また総集編かい、第7話。日5枠ってかなり管理体制がしっかりしてるイメージがあったのだが……こんだけ自転車操業で大丈夫なのかしら。いや、でもすでに次の番組枠も決まってるし、総集編挟んで後ろに押すこともできないはずなので、こんだけ総集編挟みまくるのも事前の計画通りなんだろうか?(水星の総集編は織り込み済みな感じはあった) そんなわけでどうにものんびりな展開ではあるのだが、ぶっちゃけそこまで「毎週続きが気になる!」ってタイプの作品でもないし、どっかでブツっと切れて終わってしまってもそこまで違和感のある作品でもなく、「まぁ、出来るとこまでやってもらえればそれでもいいか……」くらいの印象ではある。丁寧に作っているおかげもあって作画状態は毎回これ以上ないくらい良好だし、このビビットカラーの画面が毎週展開されればいうことはない。特に今回は閑ちゃん活躍回ということもあり、画面に華がありましたからね。日曜日の夕方とは思えないくらいに下世話なワードがポンポン飛び出してたのはどうかと思うが……健太はこういうゲス台詞を何の違和感もなく吐ける声なのがとても良い(本人は割とさっぱり目の印象があるのが不思議なところだ)。 展開としては輝の脱却を描く展開で、「オメェ、そんな簡単にオチるのかよ……」というのが前回、そして「オメェ、そんな簡単に立ち直るのかよ……」というのが今回のお話。まぁ、社畜の呪い自体がインスタントにかけられたものなら、それを解くのも何か1つきっかけがあればいいってことだろう。また、復活のきっかけとして退職後にここまでの旅路で体験してきた「したいこと」の思い出があり、それぞれ単話形式で切り出されていたヒーロー譚やちょっとしたメロドラマなど、確かに日々を無為に生きる社畜生活では味わえない経験がたくさんあったおかげで、輝は精神が成長して呪いを解きやすくはなっていたのだろうと考えられる。その部分は割と自然に飲み込める。 個人的に気になったのは、どちらかというと閑が父親の呪縛を解くきっかけは何だったのだろう、という部分。これまで自分語りがなかったおかげで謎に包まれていた閑のパーソナリティが回想形式でいきなり導入され、「いくらなんでも父親無茶苦茶すぎだろ」とは思ったが、一応これまでの閑の行動原理などが理解できるようになっている。「べき」というたった1つの助動詞を中心に広げるストーリーテリングはなかなかに巧みで、わずか2文字のその響きに彼女がこれまでどれほど苦しめられてきたのか、というのが伝わる画面になっている。そうして彼女が「縛られてきたもの」はよく分かったのだが、そうして人格形成期に積み重ねられた呪縛は、輝の社畜精神なんかよりもよっぽど解放しにくいものになっていたはずなのに、それがしれっと無くなっているのがちょっと違和感。閑本人が「輝と出会って変わることができた」と独白していたが、彼女のこれまでの人生に、そうした転機が全く訪れなかったというなら随分かわいそうな話ではある。まぁ、彼女は「輝のせい」と思っているが、実際には単にゾンビパンデミックのせいで彼女の父親が築き上げてきた成功の理念が容易くぶっ壊れてしまったことの方が大きな外圧だったとは思うけど。フツーに考えて、こんだけの極限状態でそれまでの人生観を保ってられる人間の方が珍しいだろうからな。 さて、もう9月もすぎたというのに、未だオープニングで出てくる金髪ねーちゃんが出てこないという状態……再来週、出てくるんでしょうかね。
そして、次のバンドが始まるのです、第12話。一応これでMyGO!!!!!を巡る設立秘話は一段落ってところでしょうか。あとはバンドリ次元最大の謎にして巨大な闇、豊川祥子の動きを見届けるだけ……だと思うが、そこまで全て語られるのか、それともこのアニメのタイトルが「BanG Dream! the abyss of Ave Mujica」とかになって2シーズン目が始まるのか。 最後の最後までバッタバタ。個人的には冒頭の「sasanqua」の新映像が単に嬉しかったんですが、あの曲を歌いながら、美竹蘭がニッコニコになれてるのが時代の流れってやつですかね。セトリを考えるとあのライブはsasanqua終わりなんですよ。よっぽど自信がないと組めないリストじゃないですかね? そしてみんなの女神・上原ひまりさんの姿がこのアニメで見られたのも嬉しかったですね。今回は既存キャラがかなりたくさん出演していたので「これ、一気に全員出てくるパターンあるか?」と思ったけど流石にそんなことはなかった。あこちゃとりんりんが見られただけでもよしとする。 そんな舞台にドタバタで上がった「迷子のバンド」の面々。最後の最後まで噛み合わず、全くモチベが合わない状態で登壇したもんだから、ここでまたおっきな失敗でもしてトラウマが植え付けられるのかとヒヤヒヤしたが、もう覚悟が決まってる人間が多く、女子高生(一部中学生)は皆舞台度胸が座ってるのがこの世界。マイクを握れば燈だって一直線よ。立希は迷うも何も、やれることをやるしかないので視野狭窄気味ではあるが、仕事はこなせるタイプ。楽奈はそれ以上に周りなんて見ないけど失敗と無縁のタイプ。おばーちゃんの前でちゃんと格好いいところ見せられましたかね。愛音はこの中だと一番失敗するタイプだが、結果的には「バンド名」とか「舞台衣装」とかそこそこ自分の我を押し通したことで、おそらく少しずつ「バンドは私が必要だし、私もこのバンドが必要だよ」という認識を持ち始めているのだろう。ツインギターという独特の構成のおかげもあって愛音だけは多少拙くても誤魔化せるというのもありがたい。彼女はこれから、ちょっとずつ周りに迷惑をかけながら成長していくことだろう。 そしてそよ。彼女は「理屈の上では」バンドへの加入が決まり、腹も決めたはずのポジション。しかしまだ、彼女の中で自分が「MyGO!!!!!の長崎そよ」であるかどうかは決めかねている状態だっただろう。なし崩し的に引きずりこまれた「被害者」意識というか、愛音や立希がもうやめだと言ったら抵抗もなくこのバンドをたためる、それくらいの意識だったはず。しかし、そうしてちょっとずつ足を踏み入れたこのバンドで、やはり決定打を出してくれるのは燈だった。そよにとっては縋りたい過去だったCRYCHIC。それは燈も同じで、楽しかった過去に帰りたいと思ったこともあるだろう。しかし燈はそんな過去を乗り越え、新しいメンバー、新しいバンドで自分の目的を成そうとしている。そして、そのためにはそよが必要だと手を伸ばしてくれている。新しい「一生」を背負うため、そよは自分がここにいるべきであるという認識に至る。燈はあらためて、もうこの5人で離れないとステージ上で声をあげた。客席に睦がいたことを、おそらく燈は知らない。そよは知っていたかどうか微妙なところだが、その後のきゅうり(なんで?)で気付かされた。ここが分水嶺。CRYCHICではなく、MyGO!!!!!になる。そよの新しいバンドストーリーは、今このステージに幕を開けたのである。 そよの新しい舞台の始まり。それはCRYCHICという過去のバンドが跡形もなく消え去ったことを示すものでもある。「終わり」を見届け、突きつけられた睦。彼女にとってはなんら愛着もなく、ただ茫漠とした記憶だけが残るバンド活動だったのかもしれないが、そんな過去の幻影は消え失せ、新たな世界が眼前に広がる。豊川祥子は何を考えているのだろうか。“仕事人”である海鈴を従え、プロのボーカリスト三角初華をも手中に収めた祥子。その彼女が、すでに睦にもコンタクトをとっているのは間違いない。「CRYCHICの残滓」は、いったい何の萌芽となるのか。 最後に手を伸ばされたのは、業界をタフに生きる強かなYoutuber祐天寺にゃむ。祥子は「顔と数字」に目をつけて彼女にオファーしたという。そして、その祥子のあけすけな感性は、決してにゃむが嫌いなものではないようだ。睦すらも駒としててっぺんに駆け上がる直通切符を手にしたと宣う祥子。その先には、いったい何が見えているものか。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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