最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ライアー・ライアー」 5→3 ダメでしたね。こうしてみると、出自がなろうだろうがそれ以外のラノベだろうが、別にクオリティの保証にはならないってことだよな。当たり前だけどさ。 ダメなポイントは基本的に「レベル1だけどユニークスキルで〜」と同じ。なんか分からん設定を勝手に作って、それを視聴者が理解してない状態で「それをひっくり返すぜ!」でドヤるという意味の分からない方法で凄みをアピールしようとして「知らんがな」と言われてしまうというヤツである。点数に差があるのは、こちらの方がまだ映像部分がマシだったこと(決して良いとは言ってない)、アニメスタッフが一応「なんかしてる感」を精一杯出そうとしていること。アニメとして垂れ流した際に、あまり深く考えなければ不快感が薄いのはこちらの作品だと思われる。 ただ、矛盾しているかもしれないが、こちらの作品の方が制作理念に関わる病巣が深い可能性はある。何しろこちらの作品は「ゲーム」をテーマに設定し、いかに面白いゲーム、騙し合いの勝負を描くかが一番大事な要素になる(はず)。そうした基盤部分で大した考えもなく後付けでどんどんルールを追加するばかりの「おもんないバトル」を繰り広げている時点で、危機意識の薄さというか、認識の甘さみたいなものはこちらの作品の方がエグい気がするのだ。「ユニークスキル」の方は一応なろうなのでダンジョン探索以外にも描きたいものがあった可能性はあるのでね(まぁ、あったところでお察しだったが)。 「オリジナルのゲームで勝負する」というデザイン自体、面白くするのはめちゃめちゃ難しいというのは先人たちが散々証明している事実。「カイジ」の序盤部分なんてのは才能溢れる時代の福本伸行が奇跡的に生み出したものであるし、私の周りで大人気の「嘘喰い」もゲームメイクは綱渡り状態でぎりぎり成立させつつ、「暴のパート」と呼ばれる反社アクションの描写で思い切り魅力を引き上げているのでゲーム単体勝負ということもない。「賭ケグルイ」もあの絵があってこそのコケおどし要素はあるし、同じラノベ媒体の「ノゲノラ」もゲーム自体はなんじゃそらの要素があったためにちゃぶ台を思い切りひっくり返す世界創造の概念からダイナミックに切り込んだ故に成立した作品だったはず。個人的に「ゲームによる頭脳戦」漫画で文句なしに推したいのは「アクマゲーム」くらいである(めだかボックスはちょっと違うし、そもそも他人に勧めないし)。 まぁ、そうして考えると「やっぱり無理だったよね」くらいでこのガッカリ感は終わりです。世に溢れるクリエイターの皆さん、一度「ゲーム的設定」から離れて作品を書いてみたらいかがでしょうか。
PR なんやねんこの構成、第12話。スタッフはいくらなんでもピウイの清涼剤としての効能に信頼を置きすぎなんじゃないですかね……まぁ、実際機能してるけども……。 というわけで、次週(1クール目ラスト?)に重たくて核心に迫る話を置くためか、今回はその前振りまでやっといて、余った尺はピウイ視点のどうでもいい話で埋めてしまうというアクロバティックな構成。可愛いので問題ないのだが、これだけ強引な手段が取れてしまうあたり、今作のギャグ・シリアスのトンチキなバランスが妙な効果を発揮しててなんだか面白い。 もちろん、シリアスパートが完全シリアスかと言われるとそうでもないのも大事なところで、今回は久しぶりに帝国VS勇者の視点に戻っての現状報告。以前アズドラがぶち上げた領土奪還&人間の王襲撃作戦は着実に進行しており、うっすらと勇者側の脅威を感じながらも、今のところは魔族連中が持ち前の明るさで乗り越えている。多分指揮系統の負担とかがアズドラ1人にのしかかってるのでかなり重労働になってると思うのだが……それでも音を上げないのはヴァミリオちゃんに格好いいところ見せられるように頑張ってるというのもあるだろうし、本当に単に「いい上司」なんだろうな。魔族サイドは見れば見るほど幸せそうな生活なのがなんとも……あとクッキー食べてるホンさん可愛い。今作はホンさんとピウイが2大マスコットですね。 そんな魔族の思惑を知ってか知らずか、着実になんらかの準備を進める人間サイド。そろそろ脅威も眼に見える形で成長しているようで、監視役や上役にその懸念は募る一方。唯一救いなのは、どうにも人間側の連携は良くないようで、なかなか組織だった動きとして完成してないことくらいだろうか。いや、あんだけの天使軍団を何度も派兵してる時点で組織としては完成してるんだけど……やはり頭をつぶす以外の解決策はない気がするのだが、アズドラさん1人でなんとかなるだろうか……早く帰ってきて、ヴァミリオちゃん。 というわけでヴァミリオ側のお話だが、考えてみりゃ、確かに心配されてたように「何日もの間ヘルクという男と2人きりの旅」をしている(と思われる)んだよな。アズドラさん、その辺の心配は大丈夫なんでしょうか。幸い、実際にはピウイというあまりに大きすぎる存在が間に入ってるのでそういう心配は一切ないのだが……代わりに、いよいよヘルクが全てのタネを明かす様子。さて、次回どんな話になるのかな。 ってんでまさかの16分目でエンディングへ。「あれ? 録画開始時間間違えた?」と不安になったが、残り10分はピウイ目線の旅行記での尺稼ぎ。否、こちらもメインコンテンツか。色々と楽しそうなことをやりつつ、今作らしいどこか捩れた珍妙なボケがそこらで垂れ流しになっているカオスストーリーである。まぁ、多分一番のカオスはナレーション声の変な村人がどうみても赤い彗星のゴーグルかけてたところですよね。この作品でもシャアはシャアいじりしかされないのか……。
「好きな子がめがねを忘れた」 4→4 今期何かと気になったGoHands作品の1本目。先に2本分まとめて書いておくと、新番チェック時点で「GoHands特有のガチャガチャした画面の理念は、ユル系作品と噛み合わないんじゃないの?」という懸念を持っていたわけだが、そこについてはぶっちゃけ、慣れの問題だった。割とあっさり慣れてしまい、その後は「このアニメの画面はこういうもんだ」というので特に深い意味は感じないようになった。人間とは順応する生物なのである。「ハンドシェイカー」の時とはエラい違いだ。 ただ、残念ながらそうして画面の違和感は無くなったものの、作品の性質自体があんまり受け付けるもんじゃなかったので加点はせずにフィニッシュ。ほんとは公正にジャッジするならこれだけの作画リソースを割いている時点で上方修正すべきなのかもしれないが……「違和感が無くなった」とは言ったが、「この作品がこの作画である意義」は相変わらず感じられないままなので、そこは心を鬼にして長所とは捉えないこととした。他のスタジオが作成したとしても、根本的なデザインが変わらないならあんまり点は変わらないんじゃないかな。 何が受け付けなかったかといえば、そりゃ三重さんというキャラの存在そのもの。「そこまでのド近眼なのにメガネ忘れすぎやろがい」という当たり前のツッコミは視聴者全員が1話2話くらいの時点でやってると思うのだが、本作はそこを前提としておくためにどのような対処をしたかというと、「そんなことをしちゃうくらいに致命的に生きていく力に欠けているのが三重さんなんだよ」という形で、ヒロインの知能を削ることで整合性を与えた。確かにメガネを忘れたヒロインは可愛いのかもしれないが、残念ながら関係性が「うっかり者のクラスメイト」ではなく、「常に目を向けておかないと何するか分からない赤ん坊」になってしまった。いくらなんでも、中学生にもなってここまで生活力が無い人間はあまりいてほしくない。ヒロインを可愛く見せるため、主人公の地位を相対的にあげるための知能デバフってのは他の萌え漫画でも割と普通に使われている手管ではあるのかもしれないが、今作はデザインのせいでどこかに「リアル」を匂わせる結果となり、なんかとても座りが悪い状態が続くことになってしまったのである。 よって、「三重さんがメガネを忘れることなく、普通に世話好きで気のつく主人公・小村くんといちゃいちゃする」というだけの作品だったらもっと飲み込みやすかったと思うのだが、「メガネを忘れ続けるからこそ、2人の関係性が続いたのだ」という設計が作品の根幹であり続けたため、そうした作品作りは叶わなくなってしまった。最後の最後に「メガネとか関係なく、2人の関係は続いていくよ」というエンディングになったのだから、「ここから先の話」があればもしかしたら面白くなるかもしれないのだが……その場合は「好きな子はもうめがねかけっぱなし」にタイトル変えなきゃいけないんだよな。 まぁ、とりあえずGoHandsの新たな路線を模索する作品としては面白かったので、今後の展開に期待しよう。
「フェ〜レンザイ 神さまの日常」 6→6 まさに今wikiで確認して知ったんだけど、今作の「フェーレンザイ」っていう言葉、原語だと「非人哉(ひとにあらざるかな)」と書くらしい。タイトルに漢字表記を使わずにカタカナを使ったあたり……お察しですね。たまにある「中国語の漢字を日本語でそのまま使うとえらいことになるパターン」である。まぁ、日本語でも「人非人」みたいな単語ならOKのはずなんだけどね。 などと関係ない話題から入ってみたが、こちらは第一印象がそのまま最後まで持続した作品。とにかく「中国アニメ」というまだまだ不慣れな文化をたっぷりと浴びるように見て、新しい刺激を得たり、何とも言えない違和感にもにょもにょしたりする、未知との遭遇が何とも楽しい。「万聖街」に続く、中華アニメへの入門作品として悪くない1本。何がいいって、非常に軽くて「どーでもいい」短編の集合体なので、ほんとに気楽に単なるギャグアニメとして眺めてもそれなりに楽しいし、がっつり見ればそこかしこに見える文化差などが確認できて「中国だとこうなるんだぁ」をじっくりと味わうことができるということ。いきなりゴリゴリに重い作品だと違和感ばかりが先立ってそもそも飲み込むのが難しくなってしまいかねないが、こういう作品から少しずつ中国アニメ文化に体を慣らしていくのは健康にも良さそうだ。 もちろん、そうして色々な楽しみ方ができるってのは作品のクオリティが担保されていればこそである。日本アニメと違って「途中で万策付きて作画がワヤになる」なんてことは絶対になく、どの話数のどのシーンを切り取っても作画・動画ともに安定している。そして「魔導祖師」のようなハイクオリティでびっちり埋めるのではなく、ギャグアニメらしくシンプルな線のちょっと砕けた絵柄でこれが確認できるのが楽しい。間違いなくアニメの動かし方は日本のアニメから学んだ「輸入品」のはずなのだが、もはや間違いなく「中国オリジナル」のアニメ作りが育っており、「日本人が作ったらこんなふうにはしないなぁ」というのが(良くも悪くも)新鮮に映るのである。 もちろん作画技法的な部分だけでなく、ネタ回し、話作りそのものにも同じような感想を抱く。「ギャグアニメ」ってんで日本のアニメ的常識から生まれた「二次創作」的要素もありつつ、やはり中国5000年の歴史(そんなご大層なもんじゃないかもしれないけど)を下敷きに生まれたチャイナ・オリジナルな価値観や倫理観に根差したストーリー展開も垣間見えるのが楽しく、興味深く、薄気味悪い。ことに哪吒をめぐる蓮の花ギャグなんかはほんとにグロいというか、キモさが際立つ描写が多かったりするのだが、そんな味わいも含めての異文化交流。きっと古くは日本のアニメを見た海外の人も同じような違和感と快感を得ていたのではなかろうか。 まー、そういう外国人をたくさん見てきたからこそ、「このアニメだけで中国文化を勉強した気になったらまじで危ないんだけどな……」ということも肝に銘じなきゃいけないのだけど(そもそも人間社会の話じゃないしな)、将来的に「フェーレンザイを見てたんですよ」で中国人と仲良くなれるような時代がきたら面白いよね。向こうの感覚からすると、逆にした時にどんな雰囲気なんだろう。「ごちうさ見てたんですよ」くらいだとしたら……オタクとしか通じ合えないな……。「ギャグマンガ日和見てたんですよ」くらいかな……(ダメじゃん)。
「あやかしトライアングル」 5→5 とりあえずかけるべき言葉は「お疲れ様」な気がする。何しろ放送開始は今年1月。しかしそこからスケジュールが破綻し、再放送やら特番やらを挟みながらもついには力尽き、夏番組として再放送をスタートさせ、この度無事にゴールイン。ほんでついでにこのタイミングで原作も終わりを迎えたというニュースも入ってきた。そういう意味ではキリのいい結果とはなったのだが……制作側が望んだわけじゃねぇからなぁ。 放送遅延しまくった甲斐もあって、最後まで映像クオリティは大きく崩れずにゴールインすることができたのは良かったというべきだろう。エロ最優先の矢吹作品において映像が崩れてしまっては元も子もない。そのことは作り手側も分かっているからこそのゴタゴタだったと思えば、むしろ非常に責任感のある人々によって作られていたと考えることもできる(ほんとに責任感がある人は破綻するスケジュールは組まない気もするが)。まぁ、そこまで頑張ったとて「でも、いつも通りの矢吹作品なんでしょ?」と言われたら「何か問題でも?」と答えるしかない。折悪しく(?)同時期には「もののがたり」や「AYAKA」といった「あやかし」テーマの作品も多くてあんまり差別化が図れなかったのも残念な部分ではあるが、妖怪バトルものはジャンプ漫画の王道ではあるのでそこは気にしない方がいいか。 「あやかしバトルもの」よりも「TSラブコメ」という部分がしっかり掘り下げられていれば問題ないわけで、「女の子同士がイチャイチャしてる姿が見たい」というニーズにはガッツリ応えてくれている。そういや1月スタートって「おにまい」と同じタイミングだったんだよな……相手が豪速球すぎるし、放送時期がずれて単体で評価しやすくなったのはむしろありがたかったかも。今後、日本のアニメ業界は「1クールに1本くらいTSものを作成すべし」みたいなルールができるかもしれないですね。え? 「七つの魔剣」もTSしてたって? あっちはメインコンセプトじゃないから……。 ぶっちゃけ「よし、この調子で2期もやってくれ」とかは思わないので今後の展開がどうなっても別にかまわないのだが、原作が完結したというなら2期に続いてもいいような気もする。「To LOVEる」みたいにじっくりゆっくり作品を続けてもいいけど……1つ条件があるとするなら、玄田さんが元気なうちに完結させなきゃいけないってところ。玄田さんももう75だぜ。あんまり無理させられないよなぁ。
「SYNDUALITY Noir」 5→6 例によって現時点で評価する意味はあまり無いのだけれど……まぁ、いい具合に予想は裏切ってくれたかな、という作品。とりあえず先が読めない、映像を見ていて不快感がない、それだけでもどんどん加点要素に感じてしまう私の脳は大丈夫? いやいや、別に今作をくさすつもりは全く無くてですね。最初に「な〜んか変なの」と思っていた不恰好ロボアクションなんかがきちんと作品世界内で折り合いをつけて最終的に「なんだ、こういう工業的なロボデザインも意外に格好いいジャン」と思えるくらいまでにはなってきている。最初に阿漕すぎると思ったメイガスとのバディシステムも、単なるお人形さんみたいな飾り要素ではなく、SF設定のど真ん中にゼロ型メイガスを放り込んだおかげで謎の根幹に関わっていることが分かり、視聴者目線では「ノワールと交流を深める=この世界の深淵に迫る」ということを知っているので(カナタ目線だと理解しているとは言い難い)、単なるイチャイチャハーレム作品で終わらず、責任を持ってSF要素もある程度のけじめをつけてくれるんじゃないかという期待もある。こればっかりはあんまり言語化できないのだが……節々から感じる「ちゃんとシナリオに責任持ってる感」が嫌いじゃない。 その上で、ちゃんとハジけるところはやりきろうというサービス精神もあり、最終話で爆笑してしまったボブからフラムへのくだりとか、作中人物の関係性も通り一遍のものではなくて泥臭くも人間臭くもあったりする。まぁ、黒仮面まわりなんかは分からんことも多いので2クール目で思い切りちゃぶ台クラッシュされる可能性もあるが……そこは今心配してもしょうがない。我々にできるのは、せいぜい休止期間中も良かったところを反芻し、帰ってきた時にすんなりと受け止めることである。……ワシ、それすらできないくらいの記憶力を自負しているもので……。
「スプリガン」 5→5 とりあえずちゃんと12話あってよかった……。途中で気づいたけど、これってネット配信だと1時間で1本なのか。だからテレビ放送にしたらちゃんと1クール分になったってことだね。 とはいえ、どうしても「すでにネット配信済み」という作品は割と軽めに観てしまう傾向があり、こちらの作品も「いうてはるか昔の作品のリブートだしなぁ」ってんで正直そこまで真剣に観ていたわけではない。ぶっちゃけ悪いところはほぼ無いと言っていい作品で、特に映像部分についてはSF(サイバーファンタジー)な感じを手描きとCGの複合技でうまいこと表現できていて、ややもすると古臭くなりかねない原作絵を、ちゃんと現代CGアニメで違和感のないバランスに落とし込んでいる。見どころとなるアクションの立ち回りも手慣れたもので、必ず毎回のようにドンパチが起こるのは確定なわけだが、ちょっとずつバトルの本線をずらしつつ、マンネリにならないように趣向を凝らしていた。まぁ、それはおそらく原作時点で意識されていることなのだろうけど……アニメで拾える「原作のダイナミックなアクション描写」が成立してるならそれは充分なお仕事と言っていいんじゃなかろうか。 ただ、そうして映像部分が毎回合格点をとっているとはいえ、やはり2週に1話のペースで「なんか似たような遺物奪還作戦」をずっとやってる構造はいかんともしがたく、「今回はここが面白い」は探せば見つかるのだろうが、「毎回似たような話やってんなー」というラフな感想も間違いとは言い切れない。1クールアニメとしての起承転結を見せるような縦軸が無いのは、継続的に視聴しているとやっぱり寂しいものなのだ。これはもしかしたら媒体の差もあるのかもしれないが……毎週30分区切りでちょっとずつ進行していくシリーズアニメは小出しにするが故の「焦らし」みたいなプレイも可能で、いかにして毎週毎週視聴者の期待を煽るかっていうのは純粋に技術なのだが、ネットで一挙公開だと、そんなことを考えるだけ無駄。それならいつ誰がどれくらいの量を見ても一定以上の満足感が得られるよう、どのパートも同じように演出していった方がコスパは良さそうだ。サザエさんならどこをとっても同じように楽しめるし、そもそも「サザエさんの終わり」を考えないよね、という構造に似ているかもしれない。 最後がめちゃめちゃ意味深な終わり方になっていたのでてっきり続編の報が出ているのかと思ったのだが、どうやら2期はまだ発表されていない様子。配信の反響ってどの程度伝わるのか、どれくらいのスパンで反映されるのか……最近は読めない情報が多いわよねぇ。
当然のごとく未完!! 最終話! 分割2クールで良かった、という安堵もあるし、「綺麗に完結してくれよぅ」という不満もあるが、まぁ、最初から決まってたならこれはこれでよしか。 というわけで、残念ながら何一つ完結しなかったのでまとめる要素も何もないです。一応シルバーストームについては覚醒ノワール・ミステルのチートによって瞬殺。何故このタイミングでの覚醒だったのか、そしてノワールとミステルの関係はどんなものかは、およそ本人が説明していたのでとりあえずそのまま受け取ってしまっていいのかしらね。一応確認しておくと、ノワールが自分の存在意義に疑問を持ってしまい、深層に眠っていた「最強キャラ」ミステルを叩き起こして対策とした。ノワールが自身の深層にそうした最強キャラが眠っていることを知っていたかどうかは微妙なところだが、強く願ったことで封印が解除されてしまったのだろう。 ミステルとノワールの関係については、ミステルが「セーフモード」と呼び、さらに「自分は眠っていたかったのに」みたいなことを言っていたことからもおよそ想像はつく。20年前のシルバーストームの際にも大活躍した最強メイガス・ミステルは、何らかの事情でこの地上での戦いに嫌気が差し(おそらく元の契約者との何かがあったと思われる)、自分がもう出てこなくてもいいように、「セーフモード」という省エネ状態のノワールを開発し、自分の意志の上から被せた。全く省エネではなかったノワールだが、諸々の思考ルーチンなんかを簡略化した「ぼんやり人格」に全てを任せて、ミステルはそのまま眠っているつもりだったのだろう。しかし、それが叩き起こされたことで、今度はノワールに戻らなくなってしまった。何しろノワールの方がかりそめの人格だったわけで、戻ってこないのも致し方ないのである。 こうした「かりそめの人格の方を好きになっちゃう」系の恋愛譚ってのもアニメだと何本か観てきた気もするのだが、加齢のせいかパッと例をあげることができない。だいたいは強烈な本人格の方が偉そうに抗っちゃうけど、最終的には愛の力で望む方の人格が戻ってきてハッピーエンド、みたいな流れになりがち。ノワールの場合は、ちゃんと戻ってきてくれるんでしょうかね。 ノワール絡みのお話はほんとに「未完」なので置いとくとしても、他の連中も色々と未完なのであんまりいじりようがない。エリーとの関係性は待ったをかけっぱなし、トキオはなんと黒仮面様とお知り合いだったようだがそのバックグラウンドも当然謎。名前を「マハト・エイヴィヒカイト」と読んでいたが、「永遠」を冠する名前をつけられているのはいったいどういうわけなのか。そして彼らの目的は何なのかも引き続き気になるところ。シエルは一応誰も傷つけずに済んでいるが、ミステルの行動次第では割とすぐにカナタとの関係性に決着をつけなきゃいけなくなるかも……。 とまぁ、メインシナリオは各所で重たい展開が始まっているが、個人的には「契約律!」「隣人律!」「成長律!」とか小難しいこと言われてるのに能天気な関係性のメイガスたちが好きよ。多分ランゲたちのトコなんて成長だのなんだの、考えてないだろうし。あんなランゲだけど、契約律のせいで縁が切れないとしたらメイガス・ハラスメントの可能性もありますがね。 あと、ほんとに馬鹿馬鹿しいのにマイケルのプロポーズからのくだりはマジで爆笑してしまった。「ボブ」っていう名前をそういうふうにつけられる奴はこの世におらんのよ。ほんでフラムとのショートコントも笑っちゃったし。笑顔でいられる関係性って素敵ですね。 とりあえず、2期ではクラウディアさんの年齢が明かされるところから始まります。嘘です。
「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」 ―→6 まさかの未完!!! ……なんでだろ、シーズン中、勝手に「この2期で終わるんだろうな」と思ってたもんだから、まだ続きそうなところで終わったのは正直驚いた。多分、以前の放送中に「原作は完結したよ」という情報が入ってきてたので、何となく2期目くらいで終わる作品だと思ってたんだろうな。 もちろん個人的には未完でも全然構わなくて(きちんと最後までアニメでやってくれる前提でだが)、むしろ3期があるならそっちも当然楽しみだと言えるので喜ばしい限りである。結果的に「中編」という位置付けになったこの2期だが、1期でちらちら見えていた魔法の世界がどんどん近い存在になってきて、いつの間にやらメインキャラ総出で魔法を学ぶ「学園編」とでも呼べる展開。そういう意味では「無職転生」とかぶってると言えなくもない(あんまり言えない)。性的な部分も共通しているが、こっちのアリスが常にエロいのは正義だから問題ないです。今期に限って言えばカフもだいぶ色気付いてエロくなってたし、よりによってダレスまで色ボケになってしまったので、作中の女性キャラが大体発情しっぱなしという風紀の面では非常に問題のある作品であった。未だ今作のようなCGゴリゴリの描写だと興奮しないという勢力もあるかもしれないが、もうここまできたら充分エロいでしょうよ。エロいのが嫌な人はぺったんこのヴィオラだけ見とけ(それはそれで宗教戦争になりそうな問題発言だ)。 人の輪が広がった分だけさまざまな絡みが見えて作品世界全体も楽しくなっていくという「良い方の2期目」。その上できちんと至上命題である「坊ちゃんに呪いをかけた魔女をどうにかする」という目標にもきちんと進んでおり、ぽやぽやと呑気なことをやってるような世界観のくせに意外に軸はブレていない。挙句ラストシーンでは衝撃の展開が巻き起こり、こいつぁ3期も待ったなしである。流石にこれは……やるでしょ。やるよね? やれよ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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