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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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EDENS ZERO(第2期)」 ―→5

 また突然終わるやん! なんやねんこのアニメ!

 1期はCS枠で見てたこともあって、変なタイミングで最終回を迎えたことでびっくりした。確認したら話数は25話だったから特別おかしな数ではないはずなのに、途中で休止とか入れてたから変なタイミングで最終回になった。そして今期も同じく25話分でトータル50話目での「最終回」。今回はまぁ、終わるタイミングとしてはギリギリ季節の変わり目と言えなくもないのだが、内容を見るとあんま最終回っぽくないとこでしれっと最終回マークである。まぁ、原作が未完だからアニメもおわりゃしないよ、ってのは1期と同じなんだろうけど……ここまで野放図なシリーズ構成の作品も珍しいんじゃなかろうか。

 というわけで、1期に続いて割と適当に見てたのであんまりディティールには言及できないのだが、「好き放題やっても打ち切られるわけじゃない」「無茶苦茶やっても最終的に風呂敷をたたむ自信がある」くらいが理由なのだろうか、本当に「冒険活劇」としての規模というか、取り扱う題材がやりたい放題の作品である。曲がりなりにもバトルものの漫画で、こんだけ時空間とか因果律をいじって戦ってたら途中からさっさと概念バトルになると思うのだが、今作の場合はそれだけの能力を敵味方入り乱れて使いまくってるくせに、末端のバトルは結局脳筋で解決できる範囲でぶつかってるんだよな。まぁ、それもまた「ワンピースシステム」だと言ってしまえばそれまでなのだが……多分、ワンピースよりもずっと「作品外メタ」を飲み込んじゃう体系を抱え込んでるのが今作の特徴なんだろう。リアタイで原作追いかけてる人とか、この振り回される感覚に愛想をつかすかどっぷりハマるかのどちらかな気がする。

 アニメの方はそうした「無茶苦茶さ」をきちんと武器として捉えており、もしかしたらこの多少イレギュラーで我々のテンポをずらしてくるような放映スケジュールまでもが策略の一部なんじゃないかと勘繰ってしまうくらい(そんなはずないのだが)。視聴してていっつも気になるのは、「これ、結局アニメ自体を追いかけてついてこられてる人間はどれくらいいるんだろう……」って部分ですかね。まぁ、こういうやんちゃなアニメが1つくらいあってもいいんじゃないかしら。ただ、録画プランぐちゃぐちゃにする放送時間変更とかはやめてくれ。マジでリカバリーがめんどいねん。

 

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○「帰還者の魔法は特別です」 4

 エンドロールで流れた「応援アンバサダー Mr.マリック」っていう文字列が一番面白かったです。何のコラボだよ。

 これは作品に責任が無いのでどうしようもないんですが、出てくる順番って大事だよなぁ、とは思う。何しろ今期だけで3人目の「理由はよく分からないけど時間が巻き戻ったおかげで悲劇をやり直すことができるようになった主人公」である(東リベも合わせると4人目か)。流石に「もういいから」ってなっちゃうじゃん。今のところこの4人に大きな差異は感じないのだけども……なんでみんなして同じことばっかやって、同じタイミングでアニメ化しちゃうんだろうね。

 調べてみると、意外なことに原作はなろうではなくて韓国のWeb小説。まぁ、韓国版なろうみたいなものなのかもしれないけど、1話目だけを見てそう判断するのは早計よね。ただ、残念ながら上述の通りどっかで見たことがある展開なので心躍るものではないというのが第一印象。もう、このくらいの既視感は日本の時代劇みたいなもんなんだからネガティブな要素としてとらえる必要は無いのかもしれないが……なんだろ、端々に「綻ぶ予兆」みたいなものが見え隠れしてる気がするんだよな。

 白状してしまえば、一番のマイナス要因は単純にキャラデザである。生理的に無理だった「聖者無双」のキャラデザと重なる部分があり、なーんか動かした時の違和感が気になるんだよな。別に尖り顎がすぎるってほどでもない気がするのだが……何が苦手なのか、ほんとに生理的なレベルなのでよく分からない。まぁ、そもそもの動画部分があまり気を遣ってないってのが大きいのかもしれないが……。制作は「月とライカと吸血姫」などの実績があるアルボアニメーションで、独自の描画方法はこれまで面白いと思えるものだったのだが、今作では今のところそこに魅力は感じられない。キャラの表情とかで差分を出そうにも、やはりテンプレ感が強すぎる部分が認識を大きく阻害してしまうのが勿体無い。今後話の展開が予想もしない方向に転がり出すなら、それをモチベーションに見た目の印象も更新されるかもしれないけど……この設定じゃなぁ……。

 とりあえず最終回を迎えるまでにちゃんと「なんでタイムスリップしたのか」が明かされるかどうかで評価は考えるかな。それまで視聴を継続できるくらいにはしといてほしい。

 

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○「ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜」 5

 これは特に思想とか関係ないことだから平気で書くんですが……上坂ボイスって、「革命で処刑される王族」にすげぇマッチしてるよね。パンがなければソフホーズへご案内。

 私の中では何かが納得いったという、残念な勘違いを生み出した作品。何が起こったかというと、今作は見ての通り「令嬢のやり直し物語」である。悪逆の限りを尽くしたいわば「悪(い)役の令嬢」がタイムワープして自分の行いを悔い改め、未来の破滅のフラグを立てないように奮闘する物語。この構造を見た時に私は「ははぁなるほど、これまで私が見てきた乙女ゲームの悪役令嬢ものってぇのは設定がガチガチで矛盾があったが、なるほどこういうシンプルな『人生やり直しもの』からの派生として生まれてしまった歪んだ形態の1つだったのか。原初にこういうわかりやすい構造があったとしたら、そこに余計な装飾が施されていく歴史も納得いくものだ」と思ったわけですよ。この感覚、ご理解いただけますかね? 「はめフラ」にしろ直近の「最強外道ラスボス女王」にしろ、なぜ「乙女ゲーム」「破滅フラグ」なんて面倒なガジェットを使ってるんだろうとずっと疑問に思っていたわけだが、今作みたいな「実際の(?)王族の話」があって、それをゲーム的に簡略化するいかにもなろう的な進化の結果が「悪役令嬢もの」の今の形だと、そういう流れを読み取ったわけですよ。

 まぁ、全然違ったんですけどね。確認したら今作のスタート2018年。「はめフラ」が2014年だからあっちの方が圧倒的に早かった。ってことは今作はすでに「悪役令嬢もの」がある程度定着した土壌に改めて投下された「先鋭化させた形」の作品なのか。誰か、真面目になろうの歴史を体系的にまとめてくれる人いません?(ちなみに「悪役令嬢もの 歴史」でググったトップはこちらのサイト。なろうに限らない媒体になるとキリがないし、なろうに限った場合でもWeb上で同時多発的に生まれるなろう作品の歴史検証って難しそうね)

 というわけで私の浅く狭いなろう理解は何の役にも立たなかったが、とりあえず今作は「悪役令嬢もの」のエッセンスを残しつつ、余計な悩みの種を取り除いてよりシンプルな形を取り、見やすくしたという意味では非常に理知的で、計算された作品ではあると思う。どう考えても「乙女ゲームのキャラが云々」いうよりも「実在の王国の姫が処刑前にタイムワープ」の方が設定としてわかりやすいもの。姫の記憶を「日記」という具体物に転写して「やり直し」の手掛かりにしてるのも明解だし、姫自身の性格が長年の苦闘の記憶から「ちょっとずつ変化している」という加減もちょうど良い。乙女ゲームものの「ゲーム脳」の場合、ぶっちゃけ「キャラ」と「主人公」は別人なのでどうしたって「客観的な視点で見てきた別な人間の人生を追体験する」ところにゲーム臭さというか、設定に踊らされてる感があったが、「自分が実際にやってしまった淡い記憶を、魂の部分は同じ人物のままで少しずつ是正していく」の方がドラマとしてもリアルにはなるだろう。

 まぁ、そうは言っても結局やることはいつもの悪役令嬢ものの流れではあるのだが……直近の「ラスボス女王」は悪役令嬢もののフォーマットからシリアスに振り切って「善なる統治者」を描く大河ドラマを目指したのに対し、こちらは周りの人間と「やり直しキャラ」の認識のギャップで笑いをとるギャグに寄せた作風。うまいこと差別化を図り、(少なくともアニメの)過去作には無い方向での刺激を生み出してくれそうではある。

 制作はSilver Linkだが、映像クオリティは割と高め。ロココ調(?)をベースとしているであろう華美な画面装飾なども入念だし、コミカルに寄せているおかげでキャラの動かし方も軽快である。普通に考えれば「ギロチン台をマスコットキャラ扱いにして愉快に描く」なんて不謹慎極まりないデザインだが、その辺りもギャグとしてちゃんとラインに乗っているのである。監督は今作が事実上の初監督になる人みたいだが、少なくとも1話目のディレクションは作風に合ってるんじゃなかろうか。あとはまぁ、スタンダードな悪役令嬢もののノリで、どこまでバリエーションを出せるかの勝負ですかね。

 ちなみにエンディング後に入ったCMがダイレクトに「はめふら」の劇場版だったのがちょっと笑っちまった。なろうどうし、競合すれども争わず。

 

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○「新しい上司はど天然」 4

 アニメ世界の職場にはいろんな人がいますが、「幼女幽霊」→「氷属性男子」→「小さい先輩」ときて、今度はど天然上司らしいですよ。

 基本コンセプトは「クールドジ男子」と全く同じ。愛すべき職場の人間を見てひたすら「カワイイ〜」っていうだけという意味では「小さい先輩」の性別を変更しただけとも言えるわけだが……残念ながらまだ私の受容体には「いい年した成人男性を可愛いとのたまう嗜好」が入っていないので、どうしても飲み込めないのはしょうがない。こういうのも性差別っていうんだろうか……いや、でもおっさんは可愛くないよ……CV梅原裕一郎のおっさんが可愛かったらそれはもう事案だよ……。

 という根本部分で求めていない作品なので評価は下がりがちだが、変な話、基本骨子は嫌いじゃない作品でもある気はする。「可愛い同僚のあれこれをひたすらショートで繋いでいく」という構造で、あるあるというか、日常ギャグで繋ぐにはとにかくテンポ重視。1つ2つネタを見ればあとはもう似たようなテイストの繰り返しでしかないはずなのだが、そこに飽きる前に次のネタに行く、みたいなサクサク感はアニメならではの味わいかもしれない。Twitterネタが元の作品ってのはこうして「ひたすら数を撃つ」デザインには向いてるはずなんだけど、同じような出自の先行作品で成功した事例はあんまり見てない気がするんだよな。そういう意味じゃ、むしろ期待してみたい作品と言ってしまってもいいのかも。作画もあんまり力は入ってないけど、適度にユルいくらいで持久力を高めてる感もあり、登場人物は野郎ばっかだけどあんまり嫌にならずに見続けられる。あとは、ほんとにただダラダラと見続けられるだけのネタのストックがあるかどうかだ。

 と言いながらWikiを見たら「既刊2巻」って書いてあったんだけど……大丈夫か?

 

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○「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle Rhyme Anima +」 ―

 タイトルの表記がよく分からんけどこれで合ってんのかな。まぁ、とりあえず2期目です。

 白状すると1期は「流石に同じもんを毎週グイグイ飲まされて胃もたれした」というのが正直なところだった気がするんですよね。出てくる画面のトンチキさは面白いし、理屈もクソもないあまりにもやけっぱちの世界観も楽しいといえば楽しい。だから1話目見た時は「ヤベェな」と思ったのだけど、1クールを見続けたら「楽しさの質」が常に均一だったもんで、端的に言えばちょっと飽きちゃった部分があったんだ。毎週二郎系ラーメン食ってたら流石にキツいだろ、って話よ。かといって流し見できるような密度で作られてもいないし、メンタルが元気な時に受け止めた方がいいアニメだったんです。

 そんなアニメが3年ぶりに帰ってきたらどうなるかというと……やっぱおもろいなこれ……。3年ぶりに飲む二郎系の濃いめマシマシはやっぱりエグい。頭も悪い。こんだけの画面をいちいち作ってるスタッフにも素直にすごいと思える。メインスタッフは1期からの引き継ぎなので当たり前っちゃ当たり前だけどね。監督がシンフォギアと同じ小野勝巳だってんで1期の時はシンフォギアに例えて色々と評してたんだけど、もしかしたら「部外者から見たらあまりにも文法が独特すぎて全量を飲み込もうとすると食あたりを起こす」っていうのもシンフォギアと同じなのかもしれない。知らんけど。

 今期は最後まで健全な精神で見守れたらラッキー。

 

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○「ポーション頼みで生き延びます!」 4

 なんの得も意味もないことを書くんだけど、この作品、読んだことあるかもしれないし無いかもしれない。それすらももう、分からない。

 えっとね、まず録画リストに並んだタイトルだけ見て、「あれ、なんか見覚えあるな。もしかしたら以前漫画喫茶でチラッと読んだ作品かもしれないな」と思ったわけですよ。だい〜ぶ前に触れたけど、以前私は満喫お籠もりイベントを行う際、そこそこの頻度でなろうコミカライズも手に取って読んでたことがあるんです。女騎士がジャスコに行く漫画とか(今調べたらなろうではなかった)、文房具で戦う漫画とか、ほんとにフィーリングで手に取って。流石に無益すぎるってんで最近満喫に行ってもなろうは手に取らなくなったんですが、そんな過去の行いの残滓が今更来たかな、と思ったんです。実際、今作は連載スタートが2015年、コミック版も2017年に出ているので、私がまだ記録をつけていない5年以上前の満喫で読んでた可能性は充分ありそう。でも、いざアニメの1話目を見ても、全く判断がつかなかったんです。「見たことある……やつといえば見たことあるやつだけど……それを言ったらだいたいのなろうは見たことあるやつになるわけで……」とプチ混乱。「読んだか読んでないか、確認すれば分かると思ったのに結局分からない」という奇跡的な状況、もうなろう作品でしか起こり得ない状況ですよね。

 てなわけで、結局真相は闇の中です。もしかしたら読んでなかったかもしれないですが、魂に刷り込まれたレベルでなろうです。ただ、今作は8年前からスタートしているという割に、とっとと「なろう的要素」をギャグとして蹴ってしまい、それを嘲笑う方向でヒロインのキャラ付けをしていくところが、多分当時の感覚では新しい試みだったんだろう(いやぁ、8年前でもだいぶ手垢がついてないか?)。おかげであまりに転生慣れしすぎていてどこまでギャグとして受け入れていいかよく分からず、「客観視が全くできてないオナニーまがいのなろう文学」が、どこまで自覚的なものなのかの境界も曖昧な不思議な感覚がある。面白いかと言われたら……やっぱ面白くはないんだけどさ。ここからの展開も先が思いやられるところ。

 ただ、強いて今作ならではの面白い点を挙げるとすれば、思い切りデフォルメを強くしてアバターみたいな頭身まで下げちゃったキャラデザと、開き直ったようにディティールを削ぎ落とした背景美術などの画面の作り方。確認したら制作スタジオと監督が私の謎刺さりアニメ・「このヒーラー、めんどくさい」と同じだった。なんと「ヒーラー」で初の元請け、今回が2作品目というよく分からない冒険心に溢れたスタジオである。ちなみに同じ監督は「惑星のさみだれ」も担当しているというどエラい地雷も抱えているのだが、もうあれはスタジオ側の責任ということで忘れた方がお互いのためだろう。今回の座組みなら、あそこまでの阿鼻叫喚にはならない……といいな。

 ただ「ヒーラー」は完全にギャグに振り切っていたおかげでへちょさの目立つ作画でも味わいになったが(それでいいのか?)、今作は一応真面目になろうファンタジーをやろうとしている部分もあり、デザインだけでは消臭しきれない要素もちらほら。その辺を今後脱却し切れるかどうかで、「マシな方のなろう」になれるかどうかが変わってくるだろう。あんまり興味ない? 俺も無い。

 

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○「僕らの雨いろプロトコル」 5

 また「お金がないとどうしようもないよ」って話をされた……結局この世の真理なので、どんな作品だとしてもこの絶対条件から逃れることなどできないのだ……。

 タイトルからは何が始まるのか全く予測できなかったオリジナルアニメーション。なんとテーマは「e-sports」とのことで、「まーた安易に流行りもんに手ェ出しちゃってまぁ」と思ったわけだが、1話目での印象は決して悪くない。何か飛び抜けて惹きつけられる要素があるわけではないが、きちんと理解が及ぶし、丁寧な進行でやりたいことが見える無難で教科書通りのスタートになっている。

 過度に得点をあげられない最大の理由は「私自身があんまりe-sportsに詳しくないから」なのが申し訳ないところだが、すでにスタートした「16bitセンセーション」がゲーム制作をテーマにして「ゲーム制作ものってあんまり当たってる例がないんだよなぁ」という理由で警戒されているのと同様、こちらの作品も「ゲームプレイものってあんまり当たってる例がないんだよなぁ」というのでちょっと様子を見たいというのが正直なところ。ただ、少なくとも今期放送している「VRMMO」とか「シャングリラフロンティア」みたいにただゲームの中で無双したいってんでゲームを描いている作品とはそもそもの目標が全く違っているし、どっちかというと「マイナー競技部活もの」のカテゴリと比較するのが正しいのかもしれない。

 e-sportsをテーマにするに際し、主人公が社会人じゃなくて高校生になってるけど、「甲子園みたいなところで青春の汗を流すのが目的さ!」なんて雑な青春グラフィティにせずに、「主人公のご家庭が母子家庭なもんで家計的にも苦しいし、お世話になってる世話焼きおねーちゃんヒロインのご実家が財政難で立ち行かなくなりそうだから、e-sportsで賞金とってこい」というあまりに即物的な設定になっているのも潔い。やっぱり現代のプロゲーマーの姿を考えるに、「いかに金を稼いでるのか」っていう姿に迫った方がリアルだし、その方がドラマとしてのエンジンも回りそうだしね。主人公・ヒロイン・親友ポジという三角形の置き方も分かりやすいし、ドラマ作りの方向性はこれでいいんじゃなかろうか。

 映像部分については特に可も不可もない状態だが、(声の影響は大きいかもしれないが)ヒロインは可愛く見えるし、決して手抜き感のある映像ではない。制作スタジオがあんまり名前を聞かないちっちゃいところっぽいのはやや不安だが……せっかくのオリジナルプロジェクト、なんとか最後まで走り切ってほしいと思う。ちなみに「ゲーム画面のグラが何年前のもんだよ」みたいな意見はありそうだが、まぁ、このくらいならデザインとしては許容範囲じゃないですかね? あえてゲームゲームした荒い画面に見せることで、通常パートとの差異を浮き彫りにして視認性をあげるのが狙いだろうし。まぁ、おかげでゲーム自体があんまり面白そうに見えないのが難点だが……どうせ作るなら、それこそプロゲーマーよろしくどこぞの実在のゲームとのコラボにしてスポンサードされちゃえば楽だったかもしれんな。まぁ、ずっと同じゲームばっかりやり続けるわけにもいかんからなぁ。

 

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○「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」 4

 大西くんはほんとキャラクターイメージがブレないの、本人の努力の賜物なのか、配役側が求めるものが何かあるのか……まぁ、本人があの調子だから別にどっちでもいいんだけど。

 というわけで、タイトルを読んでしまえばもうわざわざアニメを1クール見る必要がなさそうなやつ。意外なことにこのタイトルでなろうではない。……なろうじゃないのにこの有様なのか? 大丈夫か日本の出版業界……。まぁ、分かりやすさが美徳とする文化もあるかもしれないのでね。

 とりあえず客観的な部分から埋めていくと、監督は今期「私の推しは悪役令嬢。」との同時進行らしい。制作時期が被ってるかどうかは知らんけど、あまり加点要素はなさそう。スタジオはENGIということで評価が難しいところだが、少なくともこのアニメはパワー低め。ENGIっていうと作品によってはシャープな線が良くも悪くも印象的なデザインになることがあったのだが、今作は割と丸っこさというか、ソフトな線での描画が多いので「ENGIっぽさ」がちょっと少なめで、なおかつ動画力は低め。残念ながら「設定はナニだけどアニメとして面白そうだから見てみるやで!」とはなりそうもない。

 そしてこれが一番大事なところだが、ぶっちゃけこの手の流れはあんまり私の好みじゃない。非実在イマジナリー「オタクくんに優しいギャル」についてはなんかこう、季節の変わり目とか、気圧の変化とか次第では「あっ、今日はなんか身体がギャルを求めているぞ!」みたいな気分の日もゼロではないが、基本的に必要としていないタイプ。吹っ切れた堂々たる「ギャル」であればまだ受け入れようもあるのだが、今作のヒロインは「ギャルらしさ」という部分がただ1点「出会って即SEX」という属性でしか表されていない。流石にこれは嗜好以前の問題としてあんまりそそられない造形だよ。外見だけで言えばそりゃぁ「ギャル」以外の何ものでもないのだろうが、外見だけで惹きつけたいならもうちょい作画で頑張ってもらわないと。まぁ、テンプレ感を必要以上に押し出しておくことでここからギャップの掘り下げを狙うっていう方向性はありかもしれないが。

 あと、この手の作品で地味に評価を左右する要素に「男キャラの周りを囲む環境」があって、今作はいわゆる「インキャ友達」枠がキモくて受け入れ難いのがキツい。やっぱ猿山みたいなキャラってスタンダードな狂言回しだけで役割としては足りてるんだろな。

 

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○「最果てのパラディン 鉄錆の山の王」 ―

 まだまだ終わらない続編アニメの波、そしてなろうの波。まぁ、今作はなろう軍の中ではだいぶ印象がいい方の作品ではあったけども。

 1期の放送は2年前。ただ、例によって並み居るなろうストリームにもまれてしまったせいであんまりディティールは覚えてない状態。一応、「なんか印象は悪くなかった」ということは覚えているし、独特だった序盤の子育てパートと、3英雄との別れまではかなり印象がよくて覚えてる度合いも高い。ただ、確かそこから人里に出たあたりで「最果てって言ってたけど、普通に人がいるんだな……」などとちょっと想定とズレた展開になってしまい、後半パートでどんな物語が展開したのかは本当に覚えていない。今回1話目でちょっとだけ復習してくれたおかげでエルフ青年・メネルくんに関しては「そうそう、こいつがいたんだっけ」と思い出せたが、今回ず〜っとメインで描かれてた耳長少女吟遊詩人については「……いたっけ?」とマジで思い出せず、おかげでせっかくの導入も上の空になってしまったのは申し訳なかった。最低限の復習をこなしてから視聴する時間的余裕があればいいのだが……。

 でもまぁ、そうして「かなり忘れてる」状態ではあるが、やっぱり印象としては「悪くない」というのが継続している。個々の要素をあげようと思えばあげられるんだろうが、ざっくりと印象だけで言ってしまえば「ちゃんと世界を作ろうとしてくれている」感があるんだよね。あんまりあくせくしてないというか、設定のための設定に溺れていないというか。少なくとも1話目時点で明確に目標が定まっているわけではないが、それだけに主人公・ウィルがどのような人物であるかがゆっくりと伝わってくる導入になっているし、歌う少女・ビィのキャラクターも、「学院」とやらのじいさんも世界に根付いた上で、優しい空気を提供してくれている。ストーリーを紡ぐ原作者がちゃんと考えていることの表れでもあるし、アニメスタッフもそんな空気をなんとか画面に出してやろうと頑張っている証左なのではなかろうか。

 この2年で何故か制作体制は変わってしまっており、監督も変わったし、スタジオも別なところになっているみたいだが、元のスタジオがBilibili傘下の中国資本のスタジオだったところからOLMとサンライズ傘下に変更されている。まぁ、1期目のノウハウは引き継がれているように見受けられるので、そんなにピントのズレたことはしないと思う。今度こそ、ちゃんと世界に浸れるようにゆっくりと見守りたいものだ。

 

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