最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
作画ェ……第5話。まぁ、前回のお話で頑張ってくれてたし……今期もぼちぼち折り返し点が近づき、基礎体力のないアニメはそこかしこでボロが出始める時期なので、このアニメも仕方ないといえば仕方ない。でもなぁ、やっぱ可愛い女の子とアクションが売りの作品だと思って観てたので、こうも露骨に作画レベルが下がっちゃうと、どうしたって視聴モチベは削がれてしまうなぁ……次回予告を見る限り来週は回復してるっぽいし、今回は作画を外注で丸投げしてるくさいので、1話分だけ不幸にもこうなってしまったとは思いたいのだが……。 ちなみに今作と関係ないけど書くとこがないからここでメモっておくんだけど、作画崩壊レベルで久しぶりに驚愕したのが「お嬢と番犬くん」で、ヒロインが夏向けの衣装の着せ替えを楽しむシーン、友達が「このサングラスもかけてみてよ!」っていう台詞があるんだけど、その前のカットからずっとサングラスつけっぱなしで描かれてるので、台詞の前と後で1ミリも見た目が変わらないのに友達に爆笑されるっていうホラーみたいな映像があった。他のシーンでも目が3つになったり、割とミラクルな作画崩壊を起こしているので、ダイナミックアニメが好きな人はチェックしてみると面白いかもしれない。 しかし、残念ながら今作もそんな作品をあまり笑えないクオリティ。特に今回は新キャラがばしばし登場し、雰囲気も1話目あたりの「ヘタレイキりギャグ」に戻ってきてテンション高めの掛け合いが多かったため、さっぱり表情が動かなかったり、せっかくキャストが乗せてくれた感情と絵がまったく合っていなかったりと、違和感が半端じゃない。これはキャストに責任は無いし、なんなら音響にも責任がないのよね。どうせ最近のアニメだからアフレコはコンテ撮とか線画撮とかだろうし。そうしてみると、もうこれって「アフレコ」じゃなくてプレスコレベルなんだよな。絵のクオリティがついてこないプレスコって害悪でしかないな。 まぁ、愚痴はこれくらいにしておいて、一応期待の新キャラ登場、そして新たな事件勃発。魔核の話があるので相変わらず殺人が起こっても全く緊張感が無いのは良し悪しであるが、コマリさんがほんとに何もしてないのに株が上がり続けるというお約束芸に待ったをかけてくれる外野が出てきたのは一応貴重な展開かもしれない。何しろ「ヘタレイキりギャグ」とはいいつつも、視聴者(やヴィル)目線ではコマリさんが実はヘタレじゃなくて厨二病の象徴のようなぶっ壊れチートキャラだということを知ってしまっている。そんな奴がナチュラルに「またなんかやっちゃいました?」を展開しているのを、どんな気持ちで見守ればいいのかよく分からんのだ。ここはいっそ全力で叩く人に出てきてもらって、多少なりともコマリ本人と現実のすり合わせをしてくれた方がありがたい。まぁ、そういう展開にはならんと思うけども……。 そして、コマリがとらえろと命じられたテロリストが「記憶を操る烈核解放」の所持者で、彼女の前に現れたキャラの名前が「メモワール」っていう……いや、もしかしたら偶然かもしれんけどね。流石にこの流れで無関係ってことは無い気がするんだが……いや、でも逆にそんなバレバレの名付けになるかって疑問もあるし……まぁ、普通に全然関係ない凶悪なテロリストが暴れてる可能性もあるんだけど、どうにも今回の展開からそんなオチにはならないと思うんだよな。まぁ、ミリセントさんもいいお仕事をしてくれたし、最終的には女の子どうしの激烈キャットファイトに花を咲かせてくれるならそれでいいや。その時には是非、万全の作画で頼むぜ。
PR オメェ男かよ!! 第6話!!! ……いや待て、スピリッツさんも言ってるじゃないか。人の性別を勝手に判断するのは良くないわ、って。まぁ、本人は男だと言ってるけども、もう少し冷静に観察を続ける必要があるな……。CV村瀬歩のどう見ても女の子にしか見えない男の子と、CV田村睦心で誰が見ても男の子な男の子が同居する世界、素晴らしい。 そして今回はさらに「原点回帰(???)したかのような超ダウナー系沢城みゆき」な敵キャラまで登場。いいっすね、敵も味方も少しずつ陣営が出揃ってきましたよ。今のところ両サイドともに(特に声の部分で)充実したキャラが揃っていますのでね。是非とも全力でバチバチやっていただきたい所存。今回はその前哨戦というか、顔合わせの第1戦みたいな試合。なぜ北極がその舞台として選ばれたのかはよくわかっていないが、今のところスティグマさんのキャラを見ているとそこまで深い考えや狡猾な陰謀を持って動くタイプの悪役でもなさそうなので、本当に行き当たりばったりで敵幹部みたいな子を逐次投入しているだけなのかもしれない。ただ、それがちゃんとシャイたちヒーロー協会(なんか正式名称あったっけ?)が感知できて、想定通りのヒーローとかち合うセッティングになっていたのは偶然なのか、必然なのか。今回登場した氷少女、どう考えてもスピリッツさんの関係者のはずなんだよな。スピリッツさんの方は見覚えなかったみたいだけども……まぁ、こないだの小石川さんの一件を考えれば、別に指輪の力で黒く染まってしまう人間の中にヒーローがいてもおかしくないし、どんな敵キャラが擁立されても不思議ではない。相手が本当にヒーローを亡き者にしようとしているなら、関係者を悪役に仕立てて殴ってくるという(それこそ小石川さんみたいな)ムーブは基本中の基本なのかもしれない。この作戦を連発されると、いかにヒーローとて太刀打ちできない気がするが……。 まぁ、今のところは気まぐれなスティグマが遊んでいる状態なのでおおごとになっていないということなのだろう。ヒロアカみたいにヴィラン側の組織がそこまでドでかいものではなく、スティグマを中心として幹部クラスが3〜4人くらいの「アウトロー集団」くらいの認識でいい気がするが、個体での性能がやたら高く、世界各地にどれくらい散らばってるのかもよく分からないヒーロー側でいちいち奴らの悪巧みに対応していくのは意外と難しそうである。スティグマさんがシャイに興味を持っていたような描写もあるので、しばらくはシャイ周りの人間関係だけをいじって楽しんでくれればいいのだが……いや、よくないが。 とりあえず、今週の氷原での戦いを見て「そういえばシャイとスピリッツのコンビって完全に継続高校じゃん」ってことにようやく思い至ったので、誰か次までにカンテレ用意しておいてください。
超次元妖怪バトルの限界突破、第18話。主人公サイドが必死にレベルアップイベントをこなしてる間、ラスボス候補もそれを上回る速度で成長してく展開は凄まじいな。 Aパートは「卒業生ハウス」編の決着。うえしゃま亡霊はヒステリーを起こして散々に暴れ回るが、結局は出自が不安定でそもそも成り立つはずもなかった霊。夜宵ちゃんにシステムを看破されたこともあり、最終的には同士討ちに近い形で崩壊していく。一番アカンのは全ての原因を作った「南光坊」のはずなのだが……奴が何者なのかってのは一切言及されていないし、少なくとも現時点では夜宵ちゃんも気にしてないっぽいんだよな。まぁ、目の前の状況を打破するのが最優先なので、来歴まで調べる余裕はなかったのかもしれないが。最終的には一番胸糞悪い存在だった父親を色々と犠牲にしてミッションコンプリート。自殺者の霊をそのままセキュリティガードに起用できる幽霊ハウス、コスパは良い(??)。 そうして新たな物件を手に入れたことに加え、「恐怖を乗り越えた詠子」という強力な仲間も確立。彼女がイカれてたのは元からだが、今回の一件、いや二件でもってその覚悟はますます強固なものとなったはず。対霊専門家の夜宵ちゃん、霊媒体質でアンテナ感度も高い螢多朗、そして技術班兼運転手の詠子という謎のスリーマンセルの完成である。まー、卒業生探しとかスポット巡りにはどうしても足役は必要ですからね。いや、そこも螢多朗でええやん、という話もあるが。 そして、詠子が正式にこの世界に足を突っ込んだことにより夜宵ちゃんが1人で担当していた分析業務も多少のシェアが可能となり、詠子は過去に起こった事件を掘り起こす。なんとまぁ、あのチュートリアルミッションだと思っていた鬼子母神のお話がここでつながってくるとは思わなんだ。常々夜宵ちゃんのことを「無茶な幼女だなぁ」くらいにしか思っていなかったが、夜宵ちゃん本人も自らの「幼女性」をきちんと認識しており、子供であることをフル活用した上でミッションをこなしていたというのは驚きである(思いつきで後付けした設定っぽくも見えるが、事前にそこまで想定していたなら大したものである)。そして、いくらか反則気味の攻略を果たしたはずの鬼子母神のところへ、新たに攻め入ったのはまさかの空亡。その理由は、事前に神様霊と対峙して敗れたため、というのがまたとんでもない。ラスボスだと思ってた空亡が、その前のミッションボスだと思っていた神様霊に敗れてしまったということで想定していた力関係が逆転した。先に神様霊から倒した後に空亡戦が残っているとしたら変な順番になるかなぁ、とも思うが、この調子で空亡が「食う」行為を続ければ、そのうちに霊力が神をも超えてしまう可能性もあるのかしら。よく分からんが、まぁ、そもそもがよく分からん存在なのだからしょうがない。 そして、そんな空亡が鬼子母神を攻略し、喰らい尽くした果てに見えたビジョンが夜宵ちゃんの母親だった、というのもやるせない展開。空亡は各地で事故などを起こしてその霊を喰らっているはずなのだが、その中でよりによって夜宵母の存在がピックアップされたのは偶然なのか、はたまたあの家族の血筋に何か因縁があるのか。……呪われた娘さんでした、と言われても納得しちゃうけどな。 概形だけ見たらエロ漫画のそれ、第5話。いや、中身を見てもエロ漫画の可能性があるが。 今回のお話は終始そんなことをイメージしながら見てしまったので、ほんとに怖いお話になった。だってさ、恋太郎の方は「自分が神の力によって無条件に相手に惚れられてしまう」ってこと知ってるけど、相手方は何もしらないわけじゃん。いわば催眠もののエロ漫画と大して変わらないセッティングなわけですよ。そして今回登場した栄逢さんは本来であれば色恋になど一切興味がなく、テストで常に満点を叩き出すような才媛。恋太郎になど出会わなければ、そのままキャリア街道まっしぐらで人生の成功を収めていた(かもしれない)人物。それを恋太郎が好き勝手にぶっ壊してしまったのだ。間違いなく落ちもの系鬱エロ漫画の展開である。竿役もすでに3股かけてるようなクズ男なわけで、セッティングとしては不幸展開待った無し。唯一にして最大の違いは、その竿役男性・恋太郎に悪意が全く無いということだけ。それだけで今作はエロ漫画にならずにすんでいるわけだ(なっちゃってもいいのに)。 まぁ、当方「才ある女性が愛欲に溺れて堕落していく系」が好きなもんで(男女逆も可)どうしてもそう見えてしまう部分はあるのかもしれないが、最後に写真を燃やそうとした恋太郎の手管なんて、悪意なくやってるくせして完全に詐欺師のやり口ではあるんだよ。改めて「相手の女性は問答無用で自分のことを好きにならざるを得ないことを認識している」という事実を思い出して欲しい。その上であんなことをやってのけるのだから、どっかに人の心を置いてきているのは間違いない。ただ、今作のズルいところはそんな恋太郎にむしろ英雄的な動機を与えている部分で、「女たちは恋太郎との恋愛を成就させなければ、運命の人を失って最悪死ぬ」というとんでもねぇ設定。恋太郎も、相手を助けるためには何がなんでも「惚れさせ」なきゃいけないのである。誰も幸せになれないようなセッティングで、最終的にみんな幸せになってるようにみせなきゃいけないのが、今作の根本的な強さなのだろう。まぁ、そのために必死に恋太郎には理論武装もさせているわけだが……これまでの3人はさておき、栄逢さんの人生が恋太郎と出会ったことによって幸せになったのかそうでないのかは、まだ知る由もありません。 というわけで随分極まったキャラになってしまった栄逢さん。見た目は完全に古見さんなんだけどコミュ障ではなくコミュブレイカー。でもまぁ、彼女の「効率」探求も一理ある部分があり、言われてみればティーカップのコンセプトって何一つわかんねぇよな。今簡単に調べてみたらディズニーの「マッド・ティーパーティー」モチーフの遊具が起源だとされているようだが、そこから種々の類型が全部カップモチーフのままで量産されたのって謎じゃね? ……我々も栄逢さんのように、常に効率の探求を忘れないことで新たな気づきが得られるのかもしれませんね(なんだこの締め)。
いいアニメじゃん、第3話。なんかね、見てるとちょっと姿勢正しちゃうみたいな空気があるわね。 厳密には「いいアニメ」ってのは違うかもしれない。アニメとしてのクオリティが特に高いわけじゃないから、別にアニメファンに観てもらいたいってもんではないんだ。だから「いい番組」って言うのが無難なのかしら。その作品コンセプトがすごく分かりやすくて、「犬の飼い方、人間と犬の関係性について少し真面目に考えてみようよ」というメッセージが、もうなんの捻りもなくストレートに伝わってくる。新番チェックでも書いたかもしれないが、まさに「Eテレで放送すべきアニメ」である。もし、おたくのお子さんが「犬が飼いたい」と言ってきたらまずこのアニメを見せて家族で考えるのがいいだろうし、大人が「犬、飼おうかな」と思い立った時にも、一度立ち止まってこのアニメを観てみるといい。いや、アニメである必要もないので、もしかしたら原作漫画を読めばいいのかもしれない(原作読んでないので責任は持てないが)。 3話目となる今回、取り上げたテーマはいよいよ「去勢」。私も犬じゃなくて猫は実家でたくさん飼っていたので、それがごく当たり前であると言う認識もあるし、漠然と「そうすることが正しいよね」とは思っていた。もちろん今作でも「飼い主としてはやった方がいいだろう」というのがトータルでの結論だとは思うのだが、そこに至るまでに一方的に決めるつけるのではなく、きちんと各種の問題を検討し、その上で「何をもって犬の幸せとなすかを考えろ」が一番のメッセージになっている。どこまでいっても「ペットを飼う」なんてのは人間のエゴの極みでしかないので、どれだけペットのことを思ったところでそれは自己満足でしかないという考え方もあろうが、そこに至るまでに責任をもって考えることが大事だと、そう伝えてくれている。 私は「犬を飼おう」と思ったことはあんまり無いので(猫なら行住坐臥常に飼いたいが)別にこのアニメを見て改めてお勉強しようというわけでもないのだが、世の中の犬を飼っている人たちがみんな、今作の佐村君みたいにちゃんと考えてくれているなら安心である。むしろそれだけの責任を抱えながら犬と共存しているご家庭を見て、改めて素晴らしいことだと認識できる。うん、やっぱりお子さんにはぜひ触れて欲しいな。「ペット可愛い」だけでもアニメにはなるだろうけど、そこからさらに一歩進んだ「飼育の教科書」として、世に残す価値がありそうだ。まぁ、ここから先の展開がどうなるかはしらんけど。 そうそう、1話目の時に触れようと思って忘れてたんだけど、犬CVが「サンジュ:麦穂あんな」は当然として「ウルソン:松田健一郎」っていうペアなのが流石だと思いました。知らない人のために補足しとくと、スパイファミリーのボンドの中の人である。犬声優、もしかして寡占業界なのでは?
ヤッター! 殺しても殺しても生き返るけどその度に殺され続けるタイプの上田麗奈だ!!!! 第6話! お前情緒どうなってんねん。もう、癖が。ヘキが! というわけで、うえしゃまに殺されるのも素敵ですが、殺し続けるのも乙なもんです。だんだん脳細胞が足りなくなって状況判断できなくなるうえしゃまが観られるのはラグナクリムゾンだけ!(当社調べ) ラグナさん、頑張って殺し尽くして欲しいところですが、この展開だと多分無理だよなぁ……いや、でも流石にわずか6話でラスボス(?)に肉薄してここまで追い詰める展開になるとは思ってなかったけども。 「どうせこの後仕留めきれないだろうし、なんならラグナ超ピンチじゃね?」とは思うので実際にはほとんど爽快感を伴わない展開のはずなのだが、どこかスカッとするのは「アルテマティアを一方的に攻め立てているぞ!」が理由でもないし、「ラグナがきちんとクリムゾンの立てた作戦通りに強敵を追い詰めているぞ!」が理由でもない。多分「いいぞラグナ! クリムゾンなんてド畜生の言いなりにならずにちゃんと主人公できてるぞ!」が一番の要因。結果だけ見れば決して賢くない選択をしてしまったわけで、どちらかといえば「なにやってんだお前!」と戦犯かましてるだけなのだが、それでもなお、クリムゾンサイドが今回やたらと悪辣に描かれていたおかげで、その思惑を味方側から裏切っちゃったラグナの独断専行がちょっとだけ爽快なものに見えてしまうのは致し方ないのである。クリムゾンから見たラグナの扱い、マジでひどいんだもんよ……。 そしてチームクリムゾンがラグナ1人で背負っているものを考えるとやたら軽くて「こいつらなら叩かれてもええやろ」と思えちゃうというのも関係しているだろうか。能登麻美子・東地宏樹というとんでもない陣容のクリムゾン配下。こんだけヘヴィーな声を使っておきながら、2人ともバカだし軽いというギャップがまた強烈である。「二桁の足し算ができなく悔しがる能登麻美子の図」はなかなか無いでしょ。東地さんもこんだけ軽くてカッコ悪い役は久しぶりだろうし。こういう配役で活躍してくれてるのをみるのは楽しい。そして、これだけの面子が寄ってたかって潰そうとしても、おそらく今一歩、上田麗奈には届かないのだ。 もう、気持ち悪いくらいに中の人の話しかしてないけど、ちゃんとドラマとの重ね合わせで楽しんでるから無罪です。スライムも可愛いです。次週は出来れば「ヤッター」から始まらない文章を書きたいと思っていますが、こればかりはどうなるか分からない。前に回ってうえしゃまに聞いてくれ。
この世界の強者たち、味覚おかしすぎやろ、第5話。レトルトカレードリンクもイヤ度はなかなか高かったが、あのトマトジュースアレンジは……意外と美味かったりするんか? 流石に最後の卵インで無理な気がするが……。 食生活のイカれた才能たちを描写することで、相対的に「貧しいながらもちゃんとした食事ができている瞬の家庭」を尊いものとして強調する演出。いや、多分そんなことは意識してなかろうが……ゲーム画面の描写がなおざりなことが一番の難点である今作だが、その代わりに障害を持った妹ちゃんとの接し方だけはなんか不思議と生々しい。序盤に妹だけが先に起きて諸々の家事をしている描写、なんだか足元があるんだかないんだかよくわからない状態になっててすごく不安。多分、それくらいに足が悪いことは間違いないのだろうが……あれって、瞬が寝てる間は「なるべくお兄ちゃんのために役に立とう」ってんで1人で起きてやれることを全部やってるってことよね。別に仮病とかじゃなくて、「兄のために何かしたい」という思いから動くことはできるんだけど、いざ瞬が目を覚ましてしまうと、「お兄ちゃんに甘えたい」が最優先され、諸々の機能を停止して甘える方に全振りしてしまうという極度のブラコン。でもまぁ、こういう関係性だったら兄への愛着が尋常じゃなくてもしょうがない気はするよね。普通のご家庭なら「こんな妹おらんやろ」みたいな冷ややかな目つきを送ることもできるが、こんだけ親身になって世話してくれるお兄ちゃんが相手なら、そりゃ過度な信頼が愛情になってもおかしくはないわけで。 瞬は妹の怪我に「責任」を感じており、この先の人生も、ずっと世話をし続けることが義務だと思い、そのことを特に負担に感じもせず、当たり前のことだと受け入れている。そりゃまぁ、色々と不自由があるので辛い思いはしているが、それを妹のせいだとは思っていないだろう。ただ、そうして無条件に尽くしてくれる兄に対し、妹サイドからどのように接していいのかはまだ悩んでいる様子。甘えまくって依存関係を一生続けていくのもそれはそれで悪くないが、兄の幸せももちろん願っており、「兄が一番楽しそうにしていた瞬間」であるゲームを取り戻してあげたいとも考えている。でも、兄が兄なりの幸せを見出してしまうと、そっちに時間を割かれるのもなんかヤだとも思っている。妹ちゃんも難しいお年頃ですね。ちなみに、母ちゃんの方がゲームに嫌悪感を抱いている理由はまだよくわかっていない。流石にあの反応だと単に「ファミコンやめな! ピコピコすんな!」という世間一般のお母さんのゲーム嫌いとはまた違うだろうし、時野谷家の過去はもうちょい掘り下げる部分がありそうである。 というわけで、主人公のご家庭事情だけで今週は割と満足してしまったが……あとはばくれつ君こと悠宇(ユウ)さんのお気持ちでしょうかね。キモトマトジュースを飲みつつ、ヘンテコ片思いを募らせている悠宇さん……瞬がおねーさんがわりの望に感謝を抱き、多分特別な好意を抱いているのは間違いない。望の方から瞬をどう思っているかは……正直まだ分からん。世話の焼ける弟くらいかもしれないけど、流石に実家を建て直す資金を稼ぐ活躍を見せたら惚れてもおかしくはない。そしてそんな2人の幼馴染関係を指を咥えて見ている第三者……。こういう真っ当な三角関係、久しぶりに見た気がするな。普通に考えたら悠宇側に逆転の手立てなどあるとも思わないのだが、ここから男女関係の進展はあるのだろうか。ばくれつ君の正体バレが正念場だろうな。 こうしてみると、このアニメで一番どうでもいいのがゲームの結果だという……もうちょい惹かれる何かプリーズ。 変なアニメやな、第5話。なんかこう、「流れ変わったな」みたいな感覚があったので一応記事立て。今後面白くなっていくのかどうかはまだ要警戒。 ぶっちゃけ、先週までの展開はあんまり面白いとは思ってなかった。1話目の導入は「ちょっと変だけど、まぁジャンプ漫画的な主人公ではあるかな」くらいの認識だったが、その後のVSおいちゃん戦ではジャンプ漫画っぽさはありつつも急にテイストが変わり、「いや、まだ4話目だし、出会ったばっかの奴相手にそんな悲劇的な演出されても……」とピンとこない部分が多かった。能力バトルものとしての描写に不備はなかったと思うが、やはり「ルール無用」のアンディと「ルール不明」のアンラックの組み合わせだと、何がどう噛み合って勝利したのかが分かりにくく、「まー、頭使おうと思ってそこまでハマりきってない感じの作品なのかなぁ」くらいの印象。 しかし、今週はいよいよ「敵組織」だと思っていた謎の円卓にアンディたちが加わり、話の流れが全く想像してない方向へと向かい始めた。最近はジャンプ編集部もなろう的な応募作品が多くて辟易しているなんて話を耳にするが、こちらの作品もかなり「ゲーム設定」強めの展開。ただ、その「ゲームっぽさ」は安易で考えなしのテンプレで導入したというより、本当に作者がそういう世界を描きたくなったし、描ける自信があるから進めた段取りのようにも見える。いくらなんでもまだこの段階は連載前の編集部と相談して決めた展開だろうし、行き当たりばったりでこんなヘンテコ展開になったわけはないだろう。まぁ、「なんらかの秘密組織に所属して世界中の謎と脅威に立ち向かうヒーロー」なのだから、広く取ればちゃんと「ジャンプ漫画」なのだろうけど……あんまり過去に例がない展開になっている気がする。 アニメとしては、改めて「八瀬さんはいちいちクセの強い作品ばっか回ってくんな」という気づきがあった。いや、別に監督本人が選べるようなもんでもないだろうし偶然の巡り合わせなのだろうが……これの前に担当した作品がマガジン漫画の「炎炎ノ消防隊」なのよ。あれも八瀬さんのイズムが炸裂して変な味わいになってた作品で、今作同様に「まぁ、フォーマットとしては真っ当な少年漫画だけど……なんか変な味わいだな?」みたいな作品だった気がする。そして八瀬さんっぽい演出がこの珍妙な空気に絡むと、より一層つかみどころがないというか、他では出ない旨みともエグみともつかぬ不可思議な味のアニメとなる。個人的には嫌いじゃないのだが、まっすぐなジャンプ漫画だとあとあと齟齬が出そうな危険性もあるんだよな。こっから先でどういう展開になっていくんだろう。 ヤッター! ありえん強さのビジュアルで威圧してくるタイプの上田麗奈だ!! ……いや、もうしゃま推しはいいとして……でも、ありえんクオリティの1枚絵の力で押し込んでくるタイミングがエグくてほんと好き。そりゃフィロメラさんじゃなくても泣いちゃうし吐いちゃう。 そう、間違いなく絵の力は強いアニメなんですよ。信じられない話だけど、トマト収穫のシーンでさ、みんなして木になってるトマトを切ってるシーン見てもなんの疑問も持たずにスルーしちゃったからね。あとで突っ込まれて「あ、そういえばトマトが木になってるわけないやん」って気づいた。それくらいに、なんか妙な現実感があって、その中にきちんと魔法の不可思議さもあって。当たり前のように受け入れてしまっているけど、今作の作画パワーの高さはかなり殿堂入りレベルなのですよ。その真骨頂が発揮されたのは、今回だとたまたまヴェロニカ様のご尊顔だっただけなのである。夜に暗いところで1人で見たら泣いちゃうわ。 そうして一部の隙もない画で作られるお話が、なんかこう、熱しきらずにジリジリと進行し、かといって冷めてしまうでもない、低温調理器みたなテンションでお話が続いていくのも好きなところ。それこそ前回の引きだったら「そろそろフィロメラ・ヴェロニカの話の核心に迫ってくるかな?」って思ってたのに、そっちの話を中心にするでもなく、相変わらず学園の中に漂う不穏な空気ばかりがそこかしこで断片として投げ出され、じわじわとそれが繋がっていく形でのストーリーテリングである。今回はチセさんがいよいよ禁書に襲われたっぽくて、禁書がらみの事件としてはおそらく大きく進展したのだろうが、まだ犯人サイドからの動きが確定していないので真実は闇の中。じれてきて色々と崩れかけている学園内の空気の方が気になってしまうくらいである。 そんなジリジリした焦燥感の中でチセさんも何か感じている部分はあるのだろうか。珍しく彼女が感情をあらわにする様子も見られました。「友達のために怒ってあげる」だし、「いわれなき中傷をされる人を放っておけない」ってのもチセさんのアイデンティティに関わる部分よねぇ。あと、禁書の襲撃によってチセの中でまた色々とぶつかり合うものがあるらしく、困った時にだけちょっと顔を出してくれるカルタフィルスさんがすっかりガーディアンの趣。いまだに何を考えてるかは読めないから、どこかで突然叛意を翻してもおかしくはないんだけどね。まぁ、当面そういう問題はなさそう。外側はエリアス、内側はカルタフィルスという、なんかヤな鉄壁の守りを持っているスレイベガ様なのである。 そんな最強存在もルーシーの前にはほっぺムニムニされるだけの女の子だし、エリアス目線ではちゃんと「夫婦」と言ってもらえる頼れる存在。やっぱり学園に来てからのチセさんのいろんな顔が見られる状態はとても良いですね。表情が豊かになったという意味ではルーシーも同じかな。唯一表情を変えることができないのは、あとはフィロメラを残すだけかねぇ。彼女が変わるきっかけになりそうなのは、「親」未満として彼女のことを一心に思ってくれているアルキュオネだろうか。同じ「人ならざるもの」としてエリアスに色々と相談を持ちかけている彼女、そして対人関係ではちょっと先輩ヅラできるのでいいこと言ってくれるエリアス。この辺りの関係性も悪くないですね。 そろそろ大きな動きが起こる頃合いだろうか。再注目は引き続きヴェロニカ様です。酷いことするかなー、してほしいけどなー。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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