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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「トモちゃんは女の子!」 5→6

 個人的に一番気になるのは、この後みすずがどうやったら幸せな人生を歩めるかってことですね。結局彼女が一番蔑ろにされてしまった気がするのでなぁ……。

 いやいや予想外、ベタにベタを重ねた作品だったはずが、いつの間にやらふつーに楽しくなってしまっていた。やっぱり表面的なプロットだけ見て良いの悪いのって判断しちゃダメだね。考えてみりゃ、「男まさりな女の子に気付けば恋をしてたけど素直に言い出せない」っていうシチュエーションは極めてベタだとは思っていたのだが、「じゃぁ、そういうシチュエーションを中心に描いて面白かった過去の作品って何?」って聞かれたらパッと出てこない。人間は情報を食らう生き物だとはもうしますが、類型ばかりを無駄にインプットし、偏狭な認識からベタの烙印を押して評価した気になってしまうものだ。改めて真正面からこのテーマを扱った作品を見せられて、普通に楽しめるならそれで良いではないか。

 とはいえ、今作の場合はやっぱりメインの2人が最大の誘致要因ではなかったとは思うけどね。みすず&キャロルという脇を固める盤石の布陣が1クールというそこそこ長い期間を思い切り引っ掻き回してくれたおかげで、少しずつ繋がっていくトモとジュンの関係性を眺めることができたのである。みすずは単体で取り出してもその面倒臭い精神性は見るべき点があり、トモ×みすず、ジュン×いすず、(あとキャロル×いすず)と全ての関係性に掘り下げるだけのドラマがある。結局誰とくっつくでもなく、一番の貧乏くじを引かされてるのが彼女な気がするのだが、それでも彼女の頑張りのおかげで周りが幸せになっていくのは、みすず自身もある程度は満足なのだろう。そしてキャロル。想定外の出方で攻めてきた規格外のリーサル・ウェポン。このキャラが作れる作家は、そりゃメインのドラマだって上手くまとめられるわよ……萌えキャラってのも類型化して処理しがちなジャンルだけど、まだまだ想像もできない変なツボに刺さるキャラってのはいるもんだ。

 そうしていつの間にやら作品世界にどっぷり浸かって見守ってきたラブコメドラマ。最後のジュンのけじめも格好良かったし、序盤で抱えてた「なんでこいつら異性として意識しないとか言い続けられるんだ」という不満も、こんだけ内実をジリジリと語られたら全部まるっと納得できてしまう。ここまで満場一致で「いいからとっとと幸せになれや!」と思われるカップルも珍しいんじゃなかろうか。

 最後は当然中の人の話、キャラの強さを考えたらやっぱり日高里菜を筆頭にあげつつ天城サリーの泥沼キャラ作りも手放しで褒めたいところだが、周り回って、やっぱりトモ役の高橋李依の頑張りが一番の屋台骨だったことになるんじゃなかろうか。りえりーの音域を考えると、トモのあの発声、絶対に翌日喉ぶっ壊れてるやつだろ。よくもまぁ、あの声で最後まで維持できたもんだよ……お疲れ様でございました。

 

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○「天国大魔境」 6

 千本木彩花、2シーズン続けて「若干TS気味」みたいな役が回ってくる。こういう巡り合わせってのもあるわよねぇ。

 というわけでキルコがなんとなくそういうことだと知っている程度の原作既読。最近増えてきた「電子コミックの期間限定無料期間中に1、2巻くらい読んだ」やつである。途中まで読んで続きが気になったような気もするが、わざわざ続きを買うほどの興味には至らなかったためにどういう展開になったのかはさっぱり知らない作品だ。作者の石黒正数は「それ町」以来の久し振りのアニメ化。個人的には絵的にも内容的にもそこまで好きな作家というわけではないが、こちらも知り合いに熱心なファンがおり、そいつの熱気にあてられて逆に距離をとってしまっている感はあるかもしれない。少なくともコミック序盤を読んだ際には「この作品だったら続きも気になるし、面白くなるかもな」と思った……ような気がする。もうだいぶ前の印象なので忘れちゃったけど。

 という微妙な付き合い方の作品だが、アニメ1話はかなり良さげな滑り出し。制作はI.G.で、荒廃した世界の背景など、とにかく細部にわたるまでの描き込みが見事。アクション作画などにややクセがあったが、変にCGとかで誤魔化そうとせず、あえて手描きでやや粗めのモーション動画を見せてくれる方向性はむしろ好みのタイプである。原作絵のテイストも損なっているわけじゃないし、いい具合にアニメに落とし込めているんじゃなかろうか。原作コミックだと冒頭1、2話くらいではマジでなんも分からずに突き放されたような印象があったが、アニメではある程度まとまった展開で気になるところまで話を進めてくれているし、BGMの乗せ方などを意識して、ともすると淡白になりがちな作風に良いアクセントを添えてくれている。このアニメのおかげで、ようやく続きを見ることができそうでなによりだ。まぁ、確認したら現時点でコミックが8巻まで出ているらしいので、アニメでどれくらい核心に迫れるかは分からんが。

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Buddy Daddies」 6→6

 ハイ、どうも、P.A.WORKS大好きおじさんです。おじさんはもう、娘を育てるアニメとかになると本当に父親目線で見ちゃうので色々と苦しいです。俺の娘も不良にならないといいなぁ(無限大イマジネーション)。

 残念ながらおじさんは子育てなんかしたことないわけですが、幸か不幸か、周りには甥っ子だの姪っ子だのが何故か勝手に出現し始めており、子育ての大変さ、尊さというのは(他人事として)しみじみと感じ入る時もある。そして、そんなよそのお子さんを見て「大きくなったわねぇ」と嘆息する近所のおばちゃんムーブを堪能できるのがこのアニメである。もう、ただひたすらミリちゃんかわいいの一点突破を狙った潔い構成。P.A.WORKSといえば最大の強みはやはり一切崩れない作画の安定感にあり、今作はロリっこの切実な可愛らしさを発揮させることに全勢力を費やしてくれた。ミリが出ているシーンは大抵かわいい。直近でもエスパー幼女が活躍する人気アニメがあったが、あれは幼女というにはひねすぎてて別な楽しみ方をするしかなかったのに対し、こちらの幼女は幼女としての幼女可愛らしさを幼女幼女と発揮してくれているので、そりゃもう幼女可愛いのである。声だって木野日菜(人妻)ボイスだし。もう、それだけで合格です。

 メインの構成もまぁ、無難で大崩れしないくらいで着地できたんじゃなかろうか。「人殺しの分際で子育てに邁進してんじゃねぇよ」というお約束のツッコミは入るかもしれないが、そこは一騎と零というダブル主人公にすることでなんとなくお茶を濁しており、全力で父性を発揮する一騎の方は(あんまり)人を殺さず、隣でサポートしてる零の方が殺人業務は本線。殺しながらの子育ては最終盤にある程度けじめをつけたし、多少勝手な生き様でも、「幼女が可愛かったからしょうがない」と言われたら、そりゃしょうがない。どんな生き方をしてきた人間でも、子供を育てれば考えが変わるかもしれないという、性善説に依ったハートウォーミングストーリーである。

 今期、我が家ではちょうど「コタローは1人暮らし」というさっぱりハートがウォーミングしない親子の物語も並列して流れていたので色々と心の痛い部分もあり、今作のミリちゃんは「幸せな家庭ではあるが実はその裏で両親は死んでる(なんなら育ての親が死因)」という「表向きはハッピー、裏がキツい」という設定。対してコタローは一人暮らしという壮絶な生活にさまざまな親子問題を抱えて「表も裏もゴリゴリにしんどい」という地獄の親子関係。どっちが幸せかと問われればやはりミリちゃんの満面の笑顔の方が幸せ度数は高いわけで、「結局母親のことはどう伝えたんやろなぁ」とか気になる部分は多いが、そこは割り切って幸せな3人家庭を築けたのだとプラスに考えることにする。将来、ミリちゃんが男を家に連れてきた時の修羅場を想像するのが一番怖いけども。

 バディものとしてもそこまで抵抗なく飲み込めるものになっており、「高町なのはさんがツインママで子育てしてたのだから、ツインパパでの子育てになんの問題があろうか」という先進的な考えが促進できる。今作における一騎と零の関係、いわゆる「ホモォ」領域には一切立ち入らず、本当に「いい相棒」くらいの距離感で最後まで進んでいたので見ててスッキリできたのもあるかも。まぁ、2人がもっと関係を密にし、ミリちゃんが将来そっち関係の趣味に目覚めたらそれはそれで面倒なのでね。僕はどこをどういじっても今作の薄い本はいりません(あ、先生が主役ならワンチャン)。

 

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「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」 ―→4

 まぁ、やっぱり面白くはないよね……。雑にタイムリープ繰り返すたびに状況がどんどんひどくなっていく部分がギャグとしてちょっと笑えるけども。

 大仰なサブタイトルがついているが、やってることは1期よりもみみっちい抗争だけで終わった。相手チームのボス(杉田)が結局どんだけヤベェやつなのかってのが今一つピンとこないまま話が進み、不良漫画で散々人を殺してるくせして今更「DVって怖いね」って言われても「武道はそんなセンシティブなご家庭の事情に介入する権利あるか?」という遠慮が先に立つ。武道のベースがマガジン不良漫画にありがちな「なんかヘタレてるけど肝心な時にはキメる」という主人公像なんだけど、ふざけてる時の空気感がシリアスのクライマックスに接続しづらくて切迫感が無いのがどうにも辛い。最終的に「困った時のマイキーくん!」だけで終わっちゃってるし。

 まぁ、結局「タイムリープものとかどうでもよくて、頭の悪い不良漫画を続けてるだけ」っていう話だからなぁ。1期時点でもうあんまり期待しないようにしてたので、裏切られることもなく「そうなれば、そうなるやろ」で終わりました。当然のように3期もあるらしいんですが、けじめつけられる気はしねぇよなァ!

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○「僕の心のヤバイやつ」 5

 前クールに引き続き、羊宮ヒロインをお楽しみいただけます。あとチャンピオン漫画原作もお楽しみいただけます。

 先に断っとくと原作未読。数年前から各所で話題になっていたのはもちろん知っているが、タッチしていなかった最大の理由は、なんか周りに熱狂的なファンが多かったことである。前に他の作品でもあったことだが、なんかこう、周りにやたら興奮しながら話してる奴を見ると逆に冷めるというか、後から入りにくいというか……。まぁ、正直「いうてみつどもえの作者やぞ」という気持ちが無いではない。そんなわけで今回のアニメ化にあたって「ようやく触れられるなぁ」という気持ちと「どう扱ったらええんやろなぁ」という気持ちが半々である。まぁ、「好きにせぇや」と言われて終わりだろうが。

 そんなわけで1話目だが、当たり前の話、これだけではまだ全容は見えてこないし、ぶっちゃけピンとこない話。構造自体は思いの外「高木さん」やな、と思ったが、単に製作スタジオと監督が高木さんやってた人だから似てるというだけかもしれない。なんだろ、原作の評判を聞くにこんなに高木さん風ではない気もするのだが……意図的に寄せてない? これでディレクションあってる? ただ、高木さんとの最大の違いは、主人公とヒロインのどちらも理解の及ばないところがあり、完全に受け一辺倒の西片と違い、今作主人公はちょいちょい「攻め」に転じるという部分。訳のわからんことをやる主人公と、訳のわからんことをやるヒロイン。それを足し合わせたら、訳のわからんアニメになるに決まっているのである。

 どうにも会話が繋がってないような感覚があり、主人公の発想にしろリアクションにしろ、「それは違くない?」と思ってしまうような展開がちょこちょこ出てくるのが気になる。ヒロイン・山田の行動が素っ頓狂なのはおそらくこの作品の魅力だから別にいいのだろうが、今のところ本当に2人して捉えどころがなく、どこまでが狙い通りの「噛み合わなさ」で、どこからが演出がまずいだけの「繋がらなさ」なのかがちょっと分からない。たとえば最後のエピソードで主人公がヒロインとナンパ男についていくくだりなんかは、主人公が2人から数歩離れたところで自転車を降り、近くをついていく距離感がよく分からない。信号待ちのところなんてほぼ隣にいたわけで、あの距離で山田側が気づかないというのも変だし、主人公のスタンスからして、ちょっと振り返れば見つかるような状態で黙々と徒歩で後をつける意味も分からない。図書室の2人のくだりの不可解さは言わずもがな。

 なんか噛み合ってないなぁ、という印象のままで終わってしまったのだが、とりあえず映像は力が入っているし、多分かっちり売り込みたいとは間違いないはず。私は周りの連中の狂乱についていけるんだろうか。

 

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○「TIGER & BUNNY 2」 ―

 なんと、「あの大人気作の2期が製作決定!」からの「ネトフリ独占配信!」からの「何故か地上波ではNHKが放送開始!」という訳のわからない遍歴を辿ったのがこちらの作品だ。確か1期の時もNHK問題はあったと思うんだが、なんでよりによって今作をNHKでやるんだよ! 牛角さんが全然牛角さんじゃなくなるやんけ!(とっくの昔に牛角さんは牛角さんじゃないですが)

 てなわけで、一番の見せ場が色々とデリートされてしまうという変なデチューンバージョンで見るしかない作品だ。まぁ、多少スポンサードが見えない程度ならあんまり気にする要素ではないのだが、最大の不安点はやはりあまりに長く空いてしまった時間の方だろう。それは1期の放送からも随分長いという、最近のアニメにありがちな大きなブランクが1つ。何しろ1期の放送は2011年である。干支が回っとる。一応劇場版2作も含めればギリ10年程度の期間ではあるが、どれだけ話題作でも、どれだけ面白くても、10年経てば記憶は虚ろ。かくいう私だって1期は大好きで劇場版も全部見てるはずだが、正直細かい設定なんかは色々忘れてる。「この遊佐浩二、結局捕まってないんだっけ?」ってのが1話目を見た時の一番のあやふやポイントだ。

 そしてもう1つ大きな「空いた時間」があり、それはネトフリで独占配信したのが去年の4月からで、この地上波放送に降りてくるまで1年かかったという部分だ。いや、1年待たされること自体は(金払わずに観ようとしてんだから)しょうがないとは思うが、この1年で、割とちらほら評判は聞くのよね……まぁ、賛否両論ある時ってどうしても「否」の声の方が大きく聞こえるもんだが、少なくとも1期の時のように大盛り上がりで「早く見たいなぁ!」と思わせるような評判は起こってないと思うんですよ。そこが怖いというか、その事実を1つの予断として挟んじゃうよね。まぁ、そもそもネット独占配信っていう媒体が話題性を持たないっていうのが最大の理由なのかもしれんけど。ストーンオーシャンもあれだけちゃんと作られてて話題になってないわけだしなぁ。

 てなわけで若干の不安を伴いながらのスタートだが、1話目は1期1話目の焼き直しというか、やり直しというか。流石に干支一回り昔のことはみんな覚えてないだろう、ってんで、制作側も改めてこの世界の基本をおさらいするためのチュートリアルを用意してくれている。よく言えば親切だが、悪く言えば見たことがあるやつ。そこまで「うわぁ! タイバニが帰ってきたんだぁ!」とはならなかったね。どうにもメインで使ってるCGの質感が1期と違ってしまってるのが気になってなぁ。決してクオリティが低いわけじゃない、むしろ頑張って作ってくれてるとは思うのだが、どうしても「1期と違う」っていう方が気になっちゃうのよね。

 まぁ、これは観てるうちに慣れてくるだろうから今後の展開に期待しよう。新たに「バディシステム」が追加ってことでご新規のヒーローもちょいちょい増えているが、意外だったのはゴールデンライアンの存在、「あれ? 中村って前にどっかにいたよな?」って確認したら、劇場版に出てきてたやつか。そういう使われ方になるのはちょっと面白いが、劇場版の筋立て覚えてねぇから、ブルーローズとの関係性もよく分からんな……ま、多分悪いやつじゃないんだろう。というか、オープニングの感じからして新規ヒーローに悪いやつはいなさそう。露骨にそれっぽい悪役出てきちゃったし。

 とりあえず、観てて一番「あ、あのキャラが帰ってきた!」って思ったのは齋藤さんです。

 

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○「地獄楽」 6

 「能登麻美子によって人生を狂わされた男が、花守ゆみりに導かれて人生をやり直す」っていう物語、納得しかない。いや、そんな幸せな人生があるか、という意味では納得できない。

 いきなり中の人ネタからスタートしてしまったが、ゆみりボイスによる低血圧な淡々とした進行も染み入る、ちょいと気になるお話が始まった。原作はジャンプの配信作品らしいのだが、2018年スタートということなので当然さっぱり知らない。中身はなんも分からん。ぶっちゃけあまり名前は聞いたことがない作品なのだが、アニメ化は随分気合が入っているみたいなので、もしかしたら期待されてる作品なのかもしれない。まぁ、ツインエンジンが主導で作るアニメってのはいつでも仰々しくて期待感が高まる1話目をお送りしてくれるのだけど。

 前クールの「REVENGER」の感想で「時代劇アニメ、そうそう当たらない」みたいな話をしたが、今作はガワこそ時代劇風ではあるが、ジャンプ漫画ってことはあまりその枠には当てはまらないだろう。主人公は「そうそう死なない準無敵忍者」、ほんでヒロイン(だよね?)はその無敵忍者すら超えそうな無敵侍。うむ、わかりやすい1話目だ。しかし、そんなコンビがやろうとしているのが「よく分からない南方の孤島探索」ってんだからこれは新鮮。ジャンプ漫画だから暗黒大陸編みたいなことになるんでしょうかね? とんでもねぇビジュアルで「ヤベェ島」の匂わせをされたもんだから、とりあえず見た目だけでも期待は高まる。制作はMAPPAなので、きっと期待に応えるグラフィックが展開されることだろう。面白くなってくれるといいなぁ。


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○「MIX MEISEI STORY〜二度目の夏、空の向こうへ〜」 ―

 今〜春が来て〜新番が〜始まっちまった〜。……まだ前クールのアニメも終わってないけど、4月を回ったら容赦無く新番はやってきます。今期はいったい何本のアニメを観なきゃいけないんだろうな!

 と言っても、幸か不幸か1本目の新番組はユル〜くスタートしました。不動のサンデーアニメ、あだち充作品でございます。一応第2シーズンということなのだが肝心の第1期のことなどマジで1ミリも覚えてなくて、「あれだろ? 確か十年以上も前に日曜の朝にやってた……」って思って確認したらそれは「クロスゲーム」で、「MIX」の第1期はほんの4、5年前に同じこの土曜夕方枠でやってた。2019年の春新番ということなので、コロナのちょっと前という程度の過去である。……ごめん、マジで1ミリも覚えてなかった……。人間って歳をとると過去の記憶の方が触れやすくなるらしく、私が「MIX」を覚えてなくて「クロスゲーム」を覚えてたのもそういう理屈なのかもしれません。あと、一応過去の感想を読み返したら当時は「ドラフトやって、そのピック表を書きながら横目で見る枠」というのがこの土曜夕方番組だったので、より一層記憶に残ってないのもしょうがない。4年前にも今回と全く同じように「内田姉弟はほんと仲がいいな……」っていうベタな感想しか抱いてないわ。

 というわけで、2期目ながらも新番組とほぼ同じ扱いをしなきゃいけない作品。ただ、流石に制作側も4年ぶりの再開は無茶だろってことがわかっているようで、日高のり子によるナレーションで丁寧にキャラ配置を説明してくれている。まぁ、一気に複雑な家庭環境や概要だけを並べられてもさっぱり頭には入ってこないのだが、少なくとも前作を覚えてる前提では作ってないみたいだし、今後追いかけていくときにそこまで負担にはならないだろう。本当に伝統芸能と化したユルくて掴みどころのないあだち充テイストはアニメになると一際輝くようで、のらりくらりとした会話劇のくせして、なーんか聞いてしまう不思議な空気感があるのだ。映像もぱっと見は綺麗だし、今となっては残念ながらながら見して作成しなきゃいけないピック表も無くなった。多少は記憶に残せるくらいのお付き合いはできるんじゃなかろうか。

 それにしても、「うる星やつら」が終わったタイミングで今度はこれが始まるという……サンデー古参、恐るべし(なお、その間も無限にコナンのアニメは続いている)。

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イーオスの遍歴の騎士/Knight -Errant of Eos
 少しずつ仲間を増やしているイーオス軍団の新型機。これまで、大活躍した元祖の「イーオスのレインジャー」をモデルにそのコンパクト版である「イーオスのレインジャー長」が開発され、「場に出た時に1マナクリーチャーを呼び出せるマン」の強さを見せつけてきた。今回はさらに小型クリーチャーへの愛を深め、登場時も召集を使って協力を仰ぐ。というか、召集しないと単なるバニラ。サーチできる枚数に制限がかかってしまったが、もし2体以上召集して出てきたなら、先輩諸氏を突き放して最高級の性能になること間違いなしだ。今後の白ビートの展開が気になるところ。ちなみに「遍歴の騎士/Knight-Errant」という言葉はかの名士が初めてカード化された際に「遍歴の騎士、ヘルズペス」の名前に採用されたワードである。バント次元とペスさんの間には切ってもきれない関係があり、此度の天使格上げをバントが祝していることの表れかもしれない。全然関係ないかもしれない。
 
 
芸術的な拒絶/Artistic Refusal

 「ニューカペナ」の時のカード化はクッソ地味キャラだったエラントさん、今回は色んなところで荒ぶってる様子。召集という能力がタップしたがりの性格にピッタリあってるんで張り切ってるのかも。ちょい重めだが大胆にアドを取りに行くタイプのカウンター。構築は重すぎるだろうが、リミテならいい防波堤になりそう。


 
 
回路の完成/Complete the Circuit
 これ、よく分からんのだがイラストの中心にいるのはどう見てもクイントリウスくんで、「回路が完成した」ってどういうことなんだろう……マジでPWの灯が灯ったってことなのかしら? 生粋のロアホールド学者のくせに青の呪文に顔を出すのも妙な感じである。そして、その呪文の効果もなんとも珍妙。これ単体では何もせず「後から唱えた呪文をコピーする」という「感電の反復」を機に最近地味に注目度が上がっているジャンルなのだが、そのコストがすこぶる重い。6マナも払ってたら後続の呪文なんか唱えてられず、普通に考えたらせっかくの2回コピーも1、2マナ程度の呪文が限度だ。そこで今回目玉となる召集が効いてくることになり、いわば好きな呪文が召集を使って倍々ゲームされてるような感覚。うまく使いこなすためには「かなりの量のクリーチャー」と「目的の呪文」の2つが必要なので仕込みの難度はかなり高め。何かコンボデッキが出てきたりするんだろうか。
 
 
アルケヴィオスへの侵攻/Invasion of Arcavios
創始ドラゴンの召致/Invocation of the Founders

 アルケヴィオスと言われるとあまり耳馴染みがないが、要するにストリクスヘイヴンの次元である。厳密には「ストリクスヘイヴン」は学園の名前であって次元名じゃないのでね。とりあえず、ストリクスヘイヴンなので当然のように全力でソーサリー・インスタント推し。おもて面の効果はチューター or「願い」効果とややマニアック。流石に願い効果のためだけにこれを入れておくというのは現実味が薄く、単なるチューターで5マナってのも重い。出せればアドロスがないとはいえ、やはり裏面を見据えた構築が必要になりそう。7点という長い戦争を乗り越えれば、そのあとは学院を創設した始祖ドラゴンたちと交流が可能となり、勝手に呪文が倍加していくお祭り状態。頑張って裏返してみたいが……ちょっとハードル高いかなぁ。裏面のイラストは各学部の学生たちが協力している様子が伺えるし、フレーバーテキストも実に良い。これ、全員名前付きレジェンドが集合してるっぽいね(かつての若手研究者サイクル。シルバークイルがキリアン、プリズマリがルーサ、クアンドリクスがジーモン、ロアホールドがクイントリウス、ウィザーブルームがダイナさん)。


 
 
セゴビアへの侵攻/Invasion of Segovia
セゴビアの海暴君、カエトス/Caetus, Sea Tyrant of Segovia

 極小サイズ次元、セゴビア。あまりにも小さすぎて他の次元と尺が合わないもんだから基本的にはスルーされるはずの次元だが、ご丁寧にファイレクシア人はこんなところまで来ている様子。まぁ、「超ミニサイズ」ってことはウィルスとかの研究にも使えそうなので……もしかしたら新たな油の原産地とかになっててもおかしくなかったのかもしれんが。ちなみにイラストは表も裏も白磁兵の足しか見えてないし、多分侵略者は住民たちの抵抗にもあんま気付いてなさそう。3マナと軽量のバトルからは1/1トランプルという無駄な抵抗にしか見えないクラーケンを生み出し、一応はバトルで勝ちやすくしてくれる。そんで裏返ると超巨大すぎてちびりそうな海蛇がいよいよ出撃し、世界中のみんなが団結することの大切さを教えてくれる。小さいが故に今回のメインテーマの1つである「召集」にがっつり噛み合っちゃったという、なかなか愉快なカードである。召集デッキなら必須レベルでの人材確保術だ。

 


 
悲劇の神託者/Oracle of Tragedy

 クリーチャータイプがファイレクシアンじゃないってことは、まだ油に染まってない人なのに、神託の結果がゴリゴリにファイレクシアマークだったという、まさに悲劇の人。こんなん出ましたけど、どうしたらいいんでしょうね? 下の能力の意義が今一つ分からんのだが、さらにこの程度の能力でアンコモンってのもよく分からない。この分からなさが彼女の悲劇なのかもしれない。


 
 
二重視/See Double

 一応今回の「クローン」枠だが、インスタントの形をとった上にボーナスがかなり豪華。なんと呪文のコピーとパーマネントのコピーを同時にこなせる(かもしれない)のだ。相手の一番強いところをごっそり頂いて風車の理論で跳ね返すのは青の面目躍如。「この呪文はコピーできない」という制限は初めて見たが、そりゃそういう制限をかけないとやばいのも頷ける。やっぱりライブラリは削ったほうがいいってことなんですよ(結論)。


 
 
影の大司祭/Archpriest of Shadows

 衣装からしてタルキール、コラガン氏族の人っぽいのだが、そのあたりの出自は全然関係なくてレアなのでエグいというだけの能力持ち。4/4接死で絶対にダメージを通しちゃいけないボディに、さらに賛助で場に出た時にワンチャンス。なにがしかの新時代リアニデッキが生み出されてもおかしくないスペックだ。



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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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