最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
アジ食わば すぐに死ぬなり アンドロイド(字余り)、第8話。それにしてもなんてぇサブタイトルだよ……こんだけ意味深でおもたそうな話しといて、一番の注目ポイントがそこっていう……。 だいぶ不穏な感じも加速してきましたね? 元々機械生命体のやたらと人間味あふれる所作は気になっていたところだし、さらにパスカルの登場や、機関を裏切ってるのにあんまり悪そうに見えないA2の存在など、どうにも「何が正義なのかしら?」という部分に若干の疑問がよぎる展開。アンドロイドなんてものはおとなしく上の命令に従ってりゃいいもんだと思っていたが、実際は上で指令だしてるのもアンドロイドだったわけで、果たして「人類のための戦い」とはなんぞ? というのはあやふやな状態にまで移行していた。そしてそこに今回の9Sの行動である。ふむ、どうやら一筋縄ではいかない物語のようですね。そして、多分1クールで何がが収まるような物語でもなさそうですね。 その辺の背景はもう黙って見守るしかないので余計な考察とかは特に無いのだが、今回はそんなメインの筋を差し置いて、とにかく映像でのインパクトがギュギュッと詰まっているのが良い。「海水浴」を楽しむため、あっさりと目隠しをとっちゃう9S。彼の美少年な風貌は別に何もおかしなところはないのだが、今まで平然とつけていた目隠しをああもあっさりと取ってしまったので「何で今までつけてたん?」という逆の疑問が湧き上がってくる。そして、それに釣られるようにしてゆっくりと目隠しを解く2B。その容貌のあまりの美少女っぷりに惚れ惚れしてしまう。もう、あの部分のキャラ作画だけでも文句は出ません。さらに今回は拾ってきたお花にも注目が集まったせいで2Bの戦場的な胸元にもやたらフォーカスがあたるし、海水に浸かる時にタイツ(?)がそのままでミニスカから漏れるむちむちの太もももやたらエロい。なんでアンドロイドがこんな扇情的なのだろう。そのくせ、後から出てきた完全な「水着」の方は言うほどエロティシズムを感じず、やはりキャラと見せ方が大事なのだということも教えてくれるし、アジの生きた魚のような目のキラキラっぷりも無駄に力作。変なアニメである。
PR ジジイが若返ると声が斎藤っぽくなる謎、第11話。「そんな大胆な兼ね役(経費削減)あるかい」って思ったけど、深読みするならジジイと斎藤の間にはやはり何かしらの共通点というか因縁みたいなものがあって、それが原因で斎藤が召喚されてしまったという伏線……ではなさそう。単純に「若かりし頃のジジイが斎藤似である」が事実なら、ラエルザの好みのタイプがこの辺というだけの話なのかもしれない。 サブタイで最終って言ってるんだからきっとこれが最終決戦。残りの話数はまた元のようにスチャラカなお話に戻ってくれるといいですね。それにしても、最終決戦の最終パートが想像以上に長かった。何なら前回時点で双子の悪魔との決戦は片がついたものだとばかり思っていたので、そこからの悪あがきがまるまる1話分も続くとは思ってなかったわけですよ。やはり改めて悪魔ってのはとんでもねぇ種族である。加えて今回の敵の場合、冒頭で語られた因果な生い立ちのせいもあり、その体内は「半分ずつ」じゃなくて「2人分」の生命力を宿していた可能性が高い。そりゃタフネスがとんでもなくなるのも頷けるというものである。まぁ、どっちも山崎たくみではあるのだが……。 片付いたと思ってたら不意打ちでまずモーロックに一撃。しかしそれが効かずにジジイが本気のメテオ。「物忘れで呪文が唱えられないジジイ、本来なら魔力が足りずにメテオが撃てないが、緊急事態で最大秘奥義のメテオをぶっ放す」って、すごくどこかで見たことがあるシチュエーションですね。となると双子の悪魔はどこぞのお城の中で石化して壁を押さえる役をやってる可能性がある。とにかく、若返りメテオは流石に反撃の可能性を残さずに殲滅できる……と思ったのにまだ生きてる。悪魔すごい。いくら何でもそこまで警戒してなかったもんだから再びのジジイピンチも、今度は便利屋の斎藤がその名に恥じぬ便利な活躍を見せて打開。人間、頑張ってトレーニングすればファンタジーな化け物バスターソードでも振り回せるようになるもんか。 火葬も終えて今度こそ完全決着、ラエルザさんがフルフェイスメットを脱ぎ捨てて美少女全開モードでラブラブしようとしたところで三度の悪魔復活。最後は流石に弟側が死に絶え、兄だけの決死行だったようだが、この最後の最後も犬によって阻まれる。チーム斎藤、総力戦による辛勝。まぁ、このしぶとさは確かに最終決戦か。最後の最後、せっかくラエルザといい雰囲気だったところに割って入ったところは、「いくら何でも空気読め」とは思いましたけどね……。今回のエピソードはあくまでラエルザとのゴールインではなく、犬との関係性の決着を描くもの。ジジイのラスト魔力で無事に犬も生き返り、めでたしめでたし……。 かどうかはジジイの容体次第だな。すでに死んだかのような扱いだったが(パーティで一番STRが高いであろうラエルザがジジイをかついでもっていくのはしょうがないが)、どうせジジイのことだから、最終話でまたひょっこり帰ってくる気はしている。このしつこすぎる天丼も、今作の持ち味と言えるかもしれない(?)。
「メガトン級ムサシ シーズン2」 ―→5 何か「大河」をやろうという意気込みは存分に伝わってくる作品。レベルファイブというと「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」が代表作なわけだが、どちらもコア層であるお子さんたちに向けての売りが「愉快」や「痛快」であるのに対し、こちらの作品もターゲット層はお子さんを維持しつつ、多少ゲーム慣れしてドラマを求めるようになった年齢層にもアピールできる、そういうコンセプトがあったんじゃなかろうか。大人目線で見ちゃうとどうしても陳腐さというか、アホっぽさみたいな部分が引っかかるところはあるが、銀英伝やガンダムを見る前にこちらのスペースオペラから「壮大なストーリー」を味わうという人生設計は間違っていない気がする。 ただ、そうして壮大な物語を見せる目的があった場合に……今回みたいな制作遅延と放送の停滞は致命的な阻害要因になってしまいまして……これで毎週しっかり追いかけられるペースで視聴できていたら、盛り上がりも随分違っていたんじゃなかろうか。とにかくけれん味に全振りした演出は、一度冷めちゃうとほんとに「なんやそれ」みたいな感覚ばかりが先立って、クドい味付けがかえってネガティブに取られかねない諸刃の剣。そのクドさを見せつけるためにこれだけ大掛かりなCG戦闘シーンを作り上げ、製作に手間がかかったのだから因果なものだ。果たして優先すべきは何だったのか……。 とまぁ、完全に作品そのものとは関係ない埒外の要素が足を引っ張ってしまったのは本当に勿体無いとは思うが、嫌いじゃない作品だったのは間違い無いんですよ。とにかく思いつく限りにドラマティックを絵に描いたような要素を盛り込み続け、涙あり笑いありバトルあり恋愛ありの特大幕の内弁当みたいな作り込みはレベルファイブの持ち味をちゃんと活かせてたと思う。こういうスナック菓子みたいにダイレクトに「身体に悪そうだけど美味いからしょうがないじゃん」っていうデザイン、突っ走れるならあり寄りのありですよね。個人的には「沢城女王の娘、ともよ姫が成長して国を牛耳るようになると母親をコピーしたようなキャラを演じる」っていう構図が、中の人の旨みも相まってエグい味わいになってるのが好きよ。こんだけ要素がとっ散らかってるのに、根幹にあるのがシンプルな「異星人とのラブ」っていうのは見やすさにもなってたしね。 きっちり続編への繋ぎも用意してるあたりが相変わらずの商魂。まぁ、どの程度人気があるシリーズかは知らんのでアニメの続編が作られるかは分からんけども……この会社なら出来そうな気がしちゃうよね。
一番しんどいのは、実は能力関係無しで命懸けのクライミングしてるエンポリオ説、第35話。あんなちっちゃなとっかかりだけでよじ登るの、プロのクライマーでも相当難しいんじゃねぇかな……流石は男の子やで……。 すげぇ、気づいたらちゃんとラスボス相手のクライマックスみたいな盛り上がりになってる。こういう時に常に一方的にボスキャラの強大さをアピールするんじゃなくて、相手サイドの目線から見て「ジョースターの血統、えげつねぇ〜〜〜っ」っていう絶望感も見せてくれるのが良いところよね。今回は終始神父目線で話が進むパートで、おかげで換気口やら物陰やら、とにかく紐状になってどこにでも紛れ込む徐倫の存在がタチの悪い妖怪みたいになっててやたら緊迫感が出ていた。突然腕が伸びてきて首締めてる図、マジで正義のヒロインのやっていいえげつなさじゃねぇもんな。でも、それを平気でやるからこその徐倫。そりゃ神父だってあまりの必死さにキリスト教徒のくせにモノの例えで仏陀を出したくもなるってもんだよ。神学を学ぶ人って、どの程度まで他流(?)の存在もチェックするもんなんでしょうね。 ただでさえ天も地もわからない状態で、神父の能力が無条件でぶっ飛ばしちゃう系なもんだから「今この戦闘フィールドに誰がいるのか」すらよく分からない状態。神父目線では「確実に徐倫の気配だけは感じる」ってんでターゲットを定めているわけだが、もちろん相手にされないと言われてもめげないアナスイが頑張っているし、エンポリオも絶賛接近中。神父が徐倫とお話ししてぐるぐる回ってるタイミングって重力の向きもグルグル変わってたはずなのだが、その間、あんな不安定な状態だったエンポリオは無事だったんだろうか。まぁ、とにかくみんなで包囲網を形成している雰囲気は出していく。そして、その中心にはやはり徐倫。理屈も映像もわからないクレイジーなシーンになるかと思われたメビウス作戦だったが、画の説得力はそれなりにあり、キラキラと輝き蠢くメビウスが神父の攻撃を弾いていく演出は悪くない。「なんか知らんけど対抗策見つけたぞ」という主人公特権が見た目のインパクトから伝わる。 当然神父は想定外の事態に焦りはするが、そこはジョジョキャラ、一旦落ち着いて距離を取り、選んだ解決策が……チャカ。困ったらこういう手っ取り早い兵器にたどり着くのもジョジョキャラ。だって、あの天下のDIO様だって承太郎戦で警官脅してピストル発砲してますからね? 20年以上の時を経て、再びその血筋と向き合った神父がDIOの遺志をついで「単なる拳銃」を最終決戦に持ち出すのも圧倒的リスペクトの表れなのだ(???)。でもまぁ、そうして過去を呼びおこす銃弾てのも綺麗なフラグだったわけで……スタプラ+キッス。直球勝負できるスタンドに搦め手の技巧派スタンドが絡み合い(あとついでに便利屋集団SW財団のサポートもあり)、めでたく親父さんも戦線復帰。つい最近まで植物人間として生命維持装置を繋がれてたとは思えないくらい元気だし、時止め5秒って、全盛期すら上回る圧倒的なチート性能である。おめぇ杜王町時代はもしかしたらサボってたんか? 敵スタンドを見事なオラオラで打倒し、いよいよ正義の鉄槌! とはならないのもやはりジョジョワールド。「位置がくる!」の名言と共に、アポロ11号になるわけじゃぁないが、シャトルに乗り込んで「位置に行った」神父。さぁ、史上最大のちゃぶ台返しの時間だぜ! (この漫画、形はどうあれ飛行機出てくる回数がめっちゃ多いな……) よろしい、ならば決闘だ、第11話。譲れないものがあるなら力でねじ伏せろ。それこそが王道であると、王女は宣うのである。 クソみたいな国のクソみたいな体制に踊らされ、若者たちは苦闘を続ける。アニスはすでに自分の人生を諦め、全てを犠牲にしてでも王室を保とうと決意したわけだが、想像以上にキツいジジイたちが集まっていた精霊魔術信仰派閥。まぁ、これまで散々描かれてきたので「魔法にこだわる」はいいとしよう。その上でアニスを侮蔑し、とてもじゃないが王族に向き合っているとは思えない態度で上からくるのもまぁ、しょうがないと思えるかもしれない。しかし、最後に一発ぶちかましたセクハラ部分がたまらない。あれは吐く。そりゃしょうがねぇ。この世界のこの時代にセクハラとかいう概念もないのだろうが、普通に考えて国の為政者に向かっての下世話な話題はアウトオブアウトな気がする。それをやっちゃうあたりが下衆な連中の下衆さの表れなのだろう。一筋縄じゃいかないこの国の旧態依然とした体制が嫌というほどに滲み出している。 一応、彼らが言ってたことで気になるのは「現国王もまだ世継ぎ作れるんじゃね?」発言の部分だろうか。まだ40手前だとさ。まぁ、晩婚化の進む現代社会とはずいぶん違う社会体制だろうし、10代とかで子作りしてても不思議じゃない。アニスが17歳らしいので王様も女王様もなんとかもうひと頑張りできないものか……とは思うけど、今更新しい弟ができてもアニスもちょっと困る。どこぞの漫才師に「めっちゃエロいやん」とか言われそうで王様が尻込みしちゃうのもしょうがない。やはりアニス目線では「もう立派に大人なんだし、自分が背負い込むしかない」というのが正直なところだろう。 ただ、意外だったのはそうして渋々「ならざるを得ない」王位継承だったはずなのだが、アニスがそこに存外の意味を見出していたという部分。おそらくアルガルドの放逐後に随分思い悩んでもいたのだろう。一度は破棄したはずの継承権が舞い戻り、「自分がやるしかない」という立場に置かれて苦しんだこの数日間。そこでの決意は、もはや「それが私の生きる道」という強迫観念にまで凝り固まってしまったようだ。いざ横槍が入ったら、それはそれで寄る方がなくなってしまう。 それこそ新しい弟でも出てきてくれたらよかったのかもしれない。もしくはアル君が突然放免されても復帰とかなら万々歳。姉弟で手を結び、各方面からこの国の改革にも着手できたはず。しかし、よりにもよって出てきたライバルがユフィである。アニスは自分の今後の夢を代償に王権を握る。そしてユフィは、自分の命、人生全てをかなぐり捨てて王権を簒奪しにくる。どちらがより大きな代償かなどと比べられるものでもない。互いが互いを思い合った結果の、自己犠牲のぶつかり合いだ。共通するのは、どちらも「相手に譲る気は全くない」という頑固な部分だけ。 ユフィの申し出が無茶苦茶なものであるのは間違いない。先例のないとんでも話だし、犠牲の大きさも尋常じゃない。その場の一同が「頭おかしいやろ」とざわつくのは当然のこと。しかしユフィ目線は単純で、別に自分が死ぬわけではないし、すぐさま苦痛を伴うこともない。自分が愛する人が夢を追いかける手助けができて、自分の才を国の発展のために捧げることができる。王位が手に入れば、それから先にアニスとの生活だってしばらくは続けられるだろう。精霊への献身というその後の代償にしても、ドラゴンとやり合って遺産としての知見を押し付けられた「人ならざる」アニスにとやかく言われるようなものでもないとも言える。どう転んでも化け物同士、これまでの常識ではこの2人は意見を変えない。 「わからないだろうな……この次元の話になると」を地でいく2人。話がわかるのはせいぜいティルティくらいのものか。そう、ことここに及んでも、アニスにはユフィ・ティルティという、決して見捨てない親友が2人もいる。もちろんレイニだって彼女を信じてくれているだろうし、イリアも言わずもがなである。バッドエンドしか待ち受けていないかのような現状であっても、アニスは充分に報われている。であればこそ、彼女はユフィにこれ以上の苦役を課すつもりは毛頭無い。対するユフィは、自分の犠牲など屁とも思わず、自分の選択したルートが唯一の正解と疑わない。 よろしい、ならば決闘だ。正面からぶつかり合う百合物語の顛末は、少年漫画的に決着せよ。
一丸の全員柔道、第10話。イイっすねぇ、スポ根だねぇ。 5人全員に見せ場がある綺麗な盛り上げ展開。もうすっかり出番終わりだと思っていた未知だったが、なんと初戦でスタミナが切れたわけではなかった。2戦目でも怒涛の2人抜きという快挙を成し遂げ、額面上はこないだ緑子が達成していた5人抜きに並ぶ。もう、これだけでトップバッターとしての仕事は充分すぎるだろう。先生が「自信つけたのがめっちゃ効いたな」と言っていたが、これが中学時代は芽の出なかった弱小選手だってんだから驚くべきことだ。人間、どこで成長が訪れるかなんてわからんもんやね。 とはいえ、流石の未知も燃料には限界があるし、相手取るにも限界はある。相手のメインウェポン、スタンド使いこなしそうな声のデブの登場で圧殺されてしまう。まー、スタミナ残量を考えればここはしょうがないね。そして期待されていた早苗の出番となるが……残念、気合いだけでは届かない領域ってのはあるからなぁ。それでも必死に食らいついた早苗がスタミナを奪ったことが、のちの勝利の布石になったと考えるべきだろう。ねちっこさ満点の寝技の女王が、確実に相手陣営のパワー残量を削っていった。 そんな一年生の頑張りを見て奮起しないわけにはいかない、いよいよ復帰後初試合となる姫野先輩。彼女のバトンタッチの際に発した言葉が今回のサブタイトルなわけだが、あまりに男前すぎてちょっと泣きそうになってしまった。こんないい先輩がいてくれるんだもんなぁ。そりゃ勝たないと悔しいですわ。もちろん2年先輩だからって相手の反則級の選手に楽に勝てるわけではないが、そこに南雲が持ち込んだ情報もうまく作用し、年の功、つまりは経験を活かした見事な一本勝ちを決める。「地味な努力、続けてきたことが無駄でなかったと明かされる瞬間」ってのはいつだって感動しますわ。 そして最後に控えしはエース・氷浦永遠。相手陣営も秘密兵器を抱えていたようだが、そんなちょっとやそっとで揺らぐような戦力ではない。相手の勢いを完全に殺し、危なげなくたたき伏せる圧倒的な永遠スタイル。こいつがいるからこそ、先輩もあんだけのびのびと力を発揮できるわけでね。未知に始まり永遠に終わる、青葉西の黄金リレー完成の瞬間であった。 まぁ、3回戦ともなると流石に次は洒落では済まなくなるみたいですけどね……ここを1つ上るのはかなりしんどそうだなぁ。先生にだっこされてる未知、どう見ても高校生に見えなくて可愛い。 パスカルさんの生きてるって感じ、第7話。作中で一番人間味があるのがパスカルさんと、それと掛け合ってる機械生命体なのよねぇ……。迷子探しの切り出しコント、やたらツボってしまった。 どうにも話が行ったり来たりしてる感があり、今度は前回の話がなかったかのようにしてパスカルさんたちのところに戻ってきた。いや、大局で見ればやってることの流れはあるのだろうが……どうにもミッションが局所的なもんで、どうにも現状を掴みにくいのが悩ましい。まぁ、こればっかりはゲームをやってない方が悪いと言われればそれまでなのだが……ソシャゲ原作アニメでは「ケッ、どうせ一見さんお断りのファン向け作品だろ。ノットフォーミーなら観なくていいよ!」って砂かけて終いなのに、この作品については「わかりにくい展開になってんなぁ……惜しいなぁ……自分で調べなあかんのかなぁ……」という気になっているあたりは贔屓といえば贔屓かもしれん。でも、そうさせるだけの引きはちゃんとあるのよねぇ。一番はとにかく画面が綺麗なことだけども……1つ1つの要素がどこに関わってくるのか、分からないなりに気になってしょうがないのよね。 アンドロイドVS機械生命体の構図だったところに、この度いよいよ敵性(?)のアンドロイドが登場。ただ、考えてみりゃ向こうさんが言ってた「アンドロイドが機械生命体の肩を持つのか」という考えの方がもっともではあるので、彼女を裏切り者と断じるのもなんか違う気はする。どんどん独自進化を遂げている機械生命体について、全て敵だと断じて無差別に切って捨てるのも怖いといえば怖いのだろうが、だからとて個体差を1体ずつ確認して選別するわけにもいかない。そもそも、末端部隊であるアンドロイド勢にそうして敵を選り分ける権限があるとも思えない。その辺でだいぶ揺れてしまっている2Bを、9Sは許容しているわけだが、この2人の考え方について、上層部はどう考えてるんでしょうかね。 いや、でもやっぱり目の前であのコント見せられたら、そりゃ切って捨てるのはためらうよな……。
やっぱ異世界暮らしって大変なんだよな……第10話。チートなんてできるわけがない。こんな世界では生きてくだけで精一杯だ。 というわけで、下手したら今期アニメで1番とも思える壮絶な死闘。狼相手だけでもてんてこ舞いだったというのに、そこから「グレーターデーモン」→「その主」と2段階も強化された無茶モンスターといきなり戦わされ、普通のパーティーならお陀仏確定である。そう考えると、なんとか水際で凌ぎ続けていたラエルザって相当な実力者だったってことなのかしら。手応えとしてあれだけの大人数で挑んだ最強ビーム固定砲台と同程度かそれ以上のレベルの化け物を前に、劣勢とはいえあれだけ1人で奮闘できたのである。それだけでも、実はこの世界では割と上位の戦士なのかもしれない。前回のダンジョンは忍者とかジジイの元弟子とか、もっと有能な連中が集まっちゃったってだけでね。そう考えると、「父親」1人の手で育て上げたモーロックも大したものだ。あのジジイの下で成長して、これだけガチンコのファイタースキルを磨き上げるって、相当な鍛錬が必要だったことだろう。 そんなフィジカルナンバーワンなラエルザ、特定分野に偏るのかもしれないが人間以上に魔法に長け、瀕死の仲間を何度も復活させたラファンパンというパーティは、斎藤にとっても恵まれたもの。そんな中で自分の存在意義を認めさせなきゃいけないんだから、無能力の異世界転生者は本当に大変なわけだが……それでもしっかりラエルザに認められ、求められているのだから、斎藤も実にいい男である。「嫁の父親」にせっつかれて「娘さんを僕にください」を(なんと1期10話目で)真っ直ぐにぶつけられる主人公、最近のアニメ文化じゃかなり貴重な人格者じゃございませんこと? もう、それだけでラエルザさんにはとっとと幸せになってほしいと思いますね。ここまで相思相愛なら、生まれた世界が違っても、見た目や言葉が違っても、願いはつなぎあえそうですよね。 そして、順風満帆、幸せまっしぐらのカップルに降りかかる受難のでかさな……ここまで理不尽に強い敵キャラ、久しぶりに見たな。どれだけ善戦してものらりくらりとかわされて届きそうもないという絶望感。最近どっかで見たと思ったら、多分「サマータイムレンダ」のラスボスだな。死に戻りでもなきゃ無理そうな圧倒的武力を前に、何度も何度も「やったか!?」を繰り返し、ギリギリのタイミングで最強魔術師に繋ぐことができた。……まぁ、こうしてみるとやっぱりモーロックはチートなのだが……そこはお父さんに格好いいところ見せるチャンスがあってもいいじゃない。最後は締まらなかったけどね! 最後のワンシーンがあってこその今作ですよ! 「不滅のあなたへ Season2」 ―→6 まず最初にこれだけ書かせて。「Season3あるの??!!」 いや、どう見ても大団円だったけども……これで続きがあるんかい。思わず私の禁忌を侵してwikiを確認しに行ってしまったのだが、なんとまぁ原作はまだ終わってない。そして「現世編」やら「来世編」やらという文字が踊っていることを確認。……もう、火の鳥じゃん。 さてもさても、今回2期の評価にあたって、とにかく悩んだ。まず残念なことから書いておくと、とにかく作画がヘタっている。1期のブレインズベースから制作が変わってしまったことが大きな原因だとは思うのだが、1期に比べてかなり省エネ作画というか、ぶっちゃけ残念作画が多くなってしまい、アニメーションとしてのクオリティダウンは認めざるを得ない状況。しかも2期の内容は1期以上に世界全体を巻き込んだ壮大な展開になり、省エネアニメではなかなか描ききれない内容である。これを1期と同じスタッフで作り上げていたらどうなったものかと思えば、そこはどうしても減点対象だ。 加えて、そうした「壮大な」物語の展開があまりに斜め上すぎて、私のような凡人の想像力ではカバーしきれない内容にまで膨れ上がったというのも評価の難しい部分。あまりに突飛すぎるというか、現実感がなさすぎて何をどう捉えていいのかの尺度が分からない。最後の最後まで「結局、ノッカーってなんだったん?」という部分が分からず、フシのおっそろしいくらいの成長&膨張にしても、これが通用する世界で「いい戦い」を演じて良いものかどうかが定かじゃない。依って立つ部分の無いお話になってしまった感じがして、微妙な作画と相まって、中盤(本格的にレンリルを舞台にして以降)の展開はなんだかよく分からない戦いを見せられているようで、途方に暮れてしまう部分もあった。「流石に収拾がつかなくなっちゃってる……」ってんで、ぶっちゃけ「1期までの方が面白かった」って言おうと思っていたし、もしかしたら本当にそうだったかもしれない。 ただ……これだけ突飛な設定で、「分かるお話」に終始して着地されてもどうなのかという思いもあるのだ。1期終わり、2期始まりの時点で「不老不死の存在なんて題材として扱うの難しすぎるんだから、どうやったって陳腐なお話になっちゃうんじゃないの?」とたかを括っていた部分があり、今作は見事、そんな私の甘い考えの上を行って「わけ分からんくらいに壮大で、見たことがない展開」を提示してくれたのは事実。それこそ同じ不老不死がテーマになっている不朽の名作「火の鳥」に肉薄するかのような、「この設定を絶対無駄にしない。意地でも意味を見出してやる」という作者の気迫みたいなものが感じられる筋立てだ。それを「火の鳥」の1本1本のエピソードのように徹頭徹尾管理しきれたかと言われたら怪しい部分もあるのだが、「今作にしか無い感情」が芽生えてくるのもまた事実である。この「新鮮さ」と「困惑」を無視した評価はしたくない。 終わりよければ全て良し、というわけでもないが、やはりここまでたっぷりとフシの旅路を見守ってきた最後の最後にマーチに戻ってくる展開は胸にクるものがあるのですよ。ご都合主義と言われればそうなのかもしれないが、誰だって1期を見終わった後にフシがマーチ・グーグー・トナリたちとみんなで食卓を囲むシーンは夢に見ているはず。そんな儚くも尊い景色を見せられてしまい、そこにきちんと意味があり、フシの生き様を貫き通した結果だと言われれば、納得するしかないのだ。そして、そんな無茶な世界を実現するだけの下地は、いつの間にやらそこに形成されていたような気もする。不死身の者が見守る「生死」の物語が、最後まできちんと「生きること」「死ぬこと」を問うドラマであり続けたことは、改めて振り返ったら結構な偉業なのではなかろうか。 あとはまぁ、そうして「マーチに始まり、マーチに終わる」物語でもあった裏側に、最後の最後までハヤセという女の影があり続けたことも個人的にはたまらない部分。2期スタート時に「ハヤセェ!」と度肝を抜かれてしまったわけだが、カハクという始祖に負けず劣らずのとんでも難物が、見事に「血の物語」を引き継いでくれた。カハクがカハクじゃなかったらこのお話は成立しなかった。単なる「生まれてくれてありがとう」なんて生半可な生命賛美に終わらないだけのビターな味わいを、がっつり混ぜ込んでくれた。フシが命を長らえる超常存在として描かれ、その隣に常に「想いを継ぐ」という形で人間の「不滅」が描かれている。さて、今作における「不滅のあなた」とは誰のことなのか。 いやはや、すごいドラマであった。……それだけに、「Season3あるの??!!」はほんとに分からねぇんだわ……。まぁ、アニメがいつになるかは分からんし、どこのスタジオが担当するかも分からないけども……とりあえず、放送が始まるまで斎賀みつきにはじっくりアップをしておいてほしいですね。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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