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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 記事タイトル確認して「今更?!」って思った人、先生は怒らないから正直に手をあげなさい。……はーい。もう一回言っておこう。今更?!

 まぁ、しょうがないじゃん、過去の新海作品、「君の名は」も「天気の子」も全部「今更?!」のタイミングで観に行ってるのは、1つは混んでる映画館が嫌だから。ほとぼりが冷めてから、ゆっくり観に行きたいのである。そしてそれよりももっとクリティカルな理由その2は、そもそもそこまでモチベが高くないから。どうにも「君の名は」で無駄にハードル上げといて全く飛び越えなかったという経験をしてから、「別にそこまで刺さるクリエイターでもないんだろうなぁ」という抵抗感が強いのである。幸いにして「天気の子」の方は思い切った作家性がいい具合にトんでいたので印象が良かった記憶があるが、だからとて次の作品に飛びつきたいかというとそうでもなく、結局ずるずると先延ばしして「もう、劇場でも1日1回上映になってるで」というギリギリのタイミングでの視聴とあいなった。一応今年度中に観ておかなきゃ、という義務感くらいはあったのでね。

 で、折り返しの前にトータルでの印象を簡単に描いておくと、どっちかというと「天気の子」よりも「君の名は」寄りの評価である。つまり、やっぱりあんまし刺さらん。うーん、なんなんだろね。時々「あ、うまいな」とか「センスいいな」って感じる部分はもちろんあるし、映像クオリティが高いことは今更私が言うことでもないのだが、そうしてさまざまな「良い道具立て」を持ってる割に、描かれる総体がぼんやりしてるというか……何がやりたくてここに辿り着いたのかがピンとこないというか……今作を見て、感動するとしたらどの部分に感動するんだろう? 心動く要素、どこかにある?

 

<てなわけで、以下は今更ながらも一応ネタバレ注意>

 


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 またオールストン家か! 第9話! というか、キャロルメインの話、いちいち破壊力が高い気がする……。

 なんだろ、単に俺が今作でキャロル沼にハマっちゃってるというだけなんだろうか、阿漕に阿漕を重ねたような典型的でズルいだけの萌えキャラデザインのはずなのに、掘り下げていくとどんどん珍妙な魅力が出てくるのよ。いや、おっぱいじゃなくて(おっぱいもいいけども)。今回はトモとジュンの2人を完全に差し置いて、圧倒的にキャロルが主人公のお話。部長との関係性を見てりゃ「そりゃそのうちくっつく系のやつだろうけど、どーせこのアニメはトモジュンの関係をやるので手一杯だし、適当にその辺でいちゃいちゃしてろや」と思う程度だったのだが、まさかそのキャロルと部長の話をここまで煮詰めてしまうとは思わなんだ。キャロルのぶっ飛んだ思考のおかげでいちいちやることが常軌を逸しており、そこにジュンが巻き込まれることで一応メインの話には絡んでいるが……もう、本当にキャロルが主人公のラブコメっていう認識でも良かった気がする。

 そして、そんなキャロルのお話に一石を投じてしまうもう1人の面倒、それがみすず。トモが単純バカなせいで、周りのキャラに曲者2人が配置されてしまっているのが今作の業の深いところで、普段なら茶々入れや引っかき回しがお仕事の厄介2人も、いざ自分が中心になると狂言回しというわけにはいかない。キャロルの問題がマジになってしまえば、冷やかそうとてぐすね引いていたみすずも思い切りスカされ、危うい展開には冷や汗ものである。今作の見どころって、キャロルの傍若無人なぶっ飛びムーブと、それに振り回される「自分は振り回す側だと思ってるのに」っていうみすずの困り顔なのかもしれない。

 そうして紆余曲折を経た結果辿り着くシンプルなラブストーリー。キャロルはそのまんまでも可愛いわけで、さらに本気で嫉妬して暴れたりしたら、そりゃもうてんてこ舞いよ。キャロルのバタバタシーンのフルスペック作画、凄まじいものがありましたよ。そしてそれを諌めるでもなく、きっちり上から締め上げるキャロルママンの動き方なぁ。この母娘、ほんとに始末に悪い……。

 

 

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「魔入りました!入間くん(第3シリーズ)」 ―→5

 まーた変な話数で終わる……確認したら前回も21話だったみたい。まぁ、NHKだとその辺の切り分けも割と大雑把に出来るのがいいところなのかもしれませんがね。

 すでに定番作品として定着したシリーズなので今更何を言うでもなく、土曜の夕方は「ヒロアカ」→「これ」という長期アニメリレーががっちり構えて支えてくれていた。「ヒロアカ」の方があまりにメンタルを削る殺伐展開だったもんだから、こちらのユルい空気に救われた部分も少なくない。やっぱり休日の夕方にささくれた気分になりすぎるときついのでね(いや、別にヒロアカが悪いわけじゃないのだが)。

 ただ、正直言うと1期2期と比べたら良くも悪くも落ち着いちゃったかな、という印象があったのも事実。これはまぁ、単に構成の問題かなぁ。今期は大半が収穫祭のエピソードだったために、とにかく同じ展開が長かったのよね。たっぷりの尺を使って問題児クラスのクラスメイト1人1人の特性や成長を掘り下げる目的のお話なので長くなるのは致し方ないのだが、勢い任せのギャグが売りの作品で、2クールたっぷり使って1つのイベントってのは流石にマンネリ化しちゃう部分があるのはしょうがない。ウォルターパークの時みたいに巨悪と直接ぶつかるイベントがなかったというのも起承転結をつけにくかった一要因で、「ほんとのクライマックスは次のシリーズを待てよ!」みたいな壮大な前振りだったような印象。4期があるならそれで問題ないけどね。

 

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 指輪コントは挟むんかい、第33話。お先にブルルンがカットされ、もしかしたらアニメは余計なギャグというかトンチキ要素を排除してシリアス一辺倒で編集されてるのかと思ったが、流石にそんなことをやるとジョジョがジョジョではなくなってしまうという判断だろうか、ウェザーの死を悼むそぶりを見せつつも、やるべきネタはきちんとやるアナスイの生真面目さは大したもんである。

 とはいえ……もう、カオスが極まってる状態なので、余計な茶々を入れずに最後まで見守るのが正しい段階に入ってきてる気がするね……、茶々を入れないというか、もう何が起こってるか分からないので突っ込み方もよく分からないというか……ここにきて進化を果たすホワイトスネイク。その理由も方向性も、「ライブ感」としか言いようがない勢い任せなところがあり、「ほら、目的に場所について、ついに天国への扉を開けるための準備が整ったんだよ」と言われたら納得する他ないのだが、「結局天国ってなんやねん」というのは全部後出しで説明するばかりなので、何が起こるかはただ(荒木)神のみぞ知る、という状態である。マジで、これを執筆していた当時、荒木先生はどの辺まで決めながら描いていたんだろう。大オチくらいは決めてただろうが、その合間に挟まる神父との激戦、そしてその前段階の三兄弟との死闘も含めて、「思いついたネタをとにかく放り込んでる」といういつも通りの即興っぷりがすごいのよ。

 そんなわけで、ホワイトスネイクがバージョンアップして開発された重力操作能力、C-MOON。元のホワイトスネイクの能力は完全に無視だし、「触ると裏返る」もよく考えたら引力とさっぱり関係ない気がする。じゃぁなんでそんな能力なのかと言われたら、そりゃ「面白そうだから」であろう。実際、漫画の時点で実にエキサイティングな絵面だった「重力横向き現象」は、やはりアニメになるとより混沌としていて面白い。重力操作系の敵なんてのはバトル漫画ではもはやお馴染みと言える存在だが、ここまで無茶苦茶やって世界をぶっ壊しても構わない能力者もなかなかいない。規模のデカさも「もう地球とかどうなっても別に構わんやろ」という今作最大の武器を振り翳してやりたい放題である。最初にとばっちりで死んだコーラぶっかけられおじさんは可哀想と言えば可哀想だが、その後の災害規模を考えればほんの序の口だからな。スタンドが勝手にやってることとはいえ、人の命をなんとも思ってない神父の悪逆さがここにきてがっつり見えるようになりましたね。

 さて、エルメェスも退場(?)し、戦局も煮詰まってはいますが、まだ試合は終わりません。勢い任せには勢い任せで対抗するしかないぞ。徐倫が振り絞るジョースターの血筋の戦いをしかと見届けよう。

 

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 難しいよね、家族って、第9話。誰も傷つかない結末は無いのだろうけど、それにしたってちょいビターな幕切れ。もっと話し合う機会があれば、この結末も避けられたのだろうか?

 結局、互いに向いている方向は同じなのだ。アニスもアルガルドも国のためを思い、王室を守るために常に行動してきた。アニスは自分の生まれ持ったビハインドが周りの迷惑にならぬよう、先回りして見切りをつけた。しかし、それはある種の持てる者の傲慢でもある。後に残されたアルガルドからすれば、2人で一緒に国を作ろうと思っていたはずなのにハシゴを外された形。アルガルドも別に愚かではない。姉がどういう考えでもって継承権を放棄したのかが分からないわけではなかったのだろうが、やはり、先週も触れたようにその選択が「逃げ」に見えてもしょうがない。「魔力を持たぬ姉は王位につかぬ方が良い」というアニスの短絡的な決断に対し、より愚直だった弟は、「そんな理由で姉が王位につけぬなら、その国自体を変えてしまった方が良い」という結論に至る。そして、国を変えるには強大な姉の力が欠かせなかった。しかし、その姉が表舞台にいない。どうしようもないすれ違いは、すでに幼少期に始まっていたのである。

 もちろん、だからとてアルガルドが全て正しく、アニスが間違いを犯したなどというつもりもない。アニスは自分の手が届く現実を常に見据え、自分の目の届く範囲で出来ることをやってきたつもりだろう。そして、アルガルドがそんな姉を乗り越えるために、手を出してはならぬ悪行に手を染めてしまったのもまた事実。どれだけ同情したとて、彼がレイニに対して行った仕打ちは許されるものではない(ユフィへの対応は、まぁ不可抗力と言える部分があるので情状酌量の余地がある)。不幸中の幸いだったのは、あれだけの大惨事を引き起こしておきながら、レイニ嬢が一命を取り留めた部分だ。これでもし誰かしらの命が失われていようものなら、姉弟の間の溝は一生かけても埋まらないものになっていただろう。もちろんそれは、アルガルド自身の命も含まれる。そう考えると、やはり今回の顛末で一番のファインプレーはユフィが飛び込んだところである。姉も、弟も、ギリギリのところを天才令嬢に救われた。

 全てを出し切った姉弟喧嘩の果てに、事件は一応の決着を迎えるが、もちろん何一つ解決などしていない。これだけの騒ぎを引き起こしたアルガルドが、今までと変わらぬ状態で居座ることなど出来ないわけで、国王夫妻の涙ながらの決断は致し方ないもの。体面を気にしてる、と言われたらそうかもしれないが、それこそ現状の「腐った王国」内で、これ以上の譲歩は許されないのだろう。そして、アルガルドの廃嫡が決まってしまったとなれば、ついにこの国には王位を継ぐ者がいなくなってしまう。となれば、あとはもう、アニスがその座を引き継ぐ以外に無いわけで、一度棄却したはずの継承権を復活させなければいけないということに。アルガルドが我が身を犠牲にして、姉を再び王権のゴタゴタの渦中に引きずり込んだ形だ。アニスからしたら迷惑千万でしかないが、まぁ、自分で蒔いた種だと思って諦めるしかない。アルガルドが実現し得なかった改革を、今度はアニス自身が成し遂げていかねばならないのだ。これ以上ないほどの荒療治ではあるが、弟の想いを無駄にしないためにも、アニスも今後はもうちょい真面目に現実と向き合う必要があるのだろう。まぁ、有能な人材は着実に周りに集まっているのだし……なんとか一回り大きくなって権力闘争の荒波を乗り越えてほしいものである。

 個人的には、これでアルガルドが終わりってのは絶対に納得できないので、せっかく獲得したヴァンパイア・ミラクルパワーを引っ提げてどこかで帰ってきて欲しいですよね。今回のアニメの範囲では絶対無理だろうが、こう、コミックス15巻くらい(?)でアニスが太刀打ち出来ないような強敵とぶつかったタイミングで、颯爽と帰ってきて助太刀してくれるとか、そんな展開になったら超胸熱である。やれる男だよ、あいつは。

 

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 さぁ、年に2回のお楽しみのうちの1つ、新戦隊がやってきたよ! 相変わらず日曜の朝からいろんなところがシェイクされて大変なことになるな! これだから戦隊ウォッチはやめられねぇぜ!

 いやー、思ったよりアクセル踏みまくってる作品だぁ……。まず、視聴者全員が思っただろうこととして、「え? 1年間この舞台設定で持続すんの? 大丈夫?」と不安になる。そりゃまぁ、CG全盛のこのご時世、異世界ファンタジー空間の構築なんてそこまで大変じゃないのかもしれないが、流石にここまで手が込んだCG含みの異世界デザインを全面に押し出すのは初の試み。過去の戦隊だって「異世界」は多数存在しており、近いところだとジューランドやらクリスタリアやらがあったわけだが、それだってあくまで「戦士たちがやってきた故郷の地」でしかなく、主な舞台はあくまでも地球。舞台が違うところに飛んでいた事例としてはキューレンジャーの様々な惑星があったが、宇宙を股にかけたキューレンジャーですら、大事なところでは地球へ帰還して「地球でのお話」もそこそこあったはず。

 今作は舞台の名前こそ「地球」ではあるものの、2000年前に謎の悪い奴らを封印した5つの王国があるという、全く別な地球。舞台背景も、文化設定も全くことなる世界となっており、今後この世界での物語を描き続けるということは、ロケ地として「普通の地球」は一切使うことができないってこと。どんな些細なシーンを描くにも、専用のセットを用意し、CGでの加工が義務化される。ただでさえ予算が減ってる気がするこのご時世、それを1年間やる覚悟があったということなのだろうか。もしくは、このデザインでも予算を抑えられるだけのノウハウをついにマスターしたということかもしれないが……「仮面ライダーセイバー」の時にヘナヘナのCGを揶揄されてネットでは割と馬鹿にされてた気がするのだが、今作はもう、そうした「世界構築」の義務から逃げられないだけの設定を1話目から盛り込みまくっている。こいつぁ作り手側の覚悟を見届ける必要がありそうだ。

 そうした覚悟の表れか、それとも単に1話目で気合いが入っているからか、お披露目となったこの世界の作り込みはかなりのハイクオリティ。ハリポタなんかの外画にも負けないくらいの「世界」が見える。まぁ、やっぱりCG演出がガチャついて目に痛いところは気になるが、とことんまでやってやろうという覚悟が見て取れる。デザインは「リュウソウ」とかぶるところもあるはずだが、ここまで完全ファンタジーな作り込みはあの時の騎士とは段違いの入れ込みになっており、新たな時代の戦隊への挑戦となりそうだ。「全員王様」というアクの強さも、「なるほどこの世界だったらそれくらいの設定にしないとドラマの方が薄まっちゃうな」という妙な納得もあった。今までにない、新たな戦隊ストーリーの幕開けとなりそうである。

 戦隊モノの歴史的な流れを見ていると、イロモノに挑戦して新しい世界を打ち立てることも重要だが、キワモノばかりを連発していても場当たり的になってしまう恐れがあり、やはりどこかで原点回帰をするタイミングが必要。Back to Basicの理念が無いと、雑多なコンセプトばかりで目的を見失う恐れがある。最近ではジュウオウジャーは本当に理想的な原点回帰作品だったと認識しており、「戦隊らしさ」を確認できるからこそ、攻めのデザインも実現できるのである。振り返ればキラメイジャーも実は案外スタンダードな骨子があり、そこからホップ・ステップ・ジャンプと跳び続けた先に今作がある。いや、多分「ホップ(キラメイ)」→「ステップ(ゼンカイ)」→「クラッシュ(ドンブラ)」っていうのが正確なところなのだろうが……。おかしい、普通に考えてゼンカイが「ジャンプ」の立ち位置であり、ドンブラは「無茶やった作品の後だから少し軌道修正しないとね」みたいな性格になるはずのタイミングだったのに……あんだけ特大のクラッシュをやられた後の作品、もうどんだけ無茶しても霞んでしまうのだからひとまず安全策をとっておけ、と思っていたのだが、なかなかどうして。東映さんも常に攻め続ける姿勢やお見事ですね。

 さぁ、ドラマの重厚さで見せる方向性は邪道か王道か、はたまた「王様道」か。何が出てくるかさっぱり予想できなくなりました。僕ァ、期待してるよ。

 

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 温泉シーンで一切胸を強調する気がない女子高生アニメ、第8話。そんなとこで釣ろうと思ってない、という意志がはっきり伝わってくるのは良いことですね。あんだけまとめて脱いでるシーンだというのに、みんなしてかんなでもかけたんじゃねぇかと思えるくらいに潔い真っ平。普段、服着てるシーンでも別にそこまでぺったんこのイメージではないのだが……脱いだら無くなるタイプのアニメキャラ、むしろ珍しい。

 まぁ、そうしてみんなで温泉に入るのだって、遠征旅行の醍醐味でしょうよ。こういうシチュエーションに南雲はどう思うんだろう、とかすげぇ邪なことを考えてしまうわけだが、どこぞの佐伯沙弥香さんとかと違って、未知の裸体を見てドキドキするとかいうことはなさそうである。まぁ、このアニメでそんな描写入れられても逆に困るか。南雲はそのほかにもマッサージによる直接的なスキンシップなど、同じ部活に入ったうまみは最大限に活かしており、とりあえず現状の距離感に不満はなさそうである。後発組のくせに、ラストシーンあたりでの「園田のこと一番分かってんの私だから」というさりげない位置どりが小憎らしくて実に南雲らしい。

 金鷲旗という大会は前評判通りにかなり大規模なもののようで、開会式を見せるだけでもたっぷり1話使うくらいには「夢の大舞台」である。体育館にずらりと並んだ参加者たちの数はなかなかの壮観。そんな中から、これまで霞ヶ丘くらいしか他の学校の存在が明らかになっていなかったこの作品で、初戦の相手をどのように見せるものかと思っていたら、まず出会いは「外で偶然」というお約束パターンで、未知の持ち前のコミュ力で先週まで1ミリも知らなかった連中のくせに、1話跨いだらもうマブダチみたいな関係性になっている。そして、強さについても「個人戦ではかなりの強者」ということが明かされ、第一関門としての役割は文句なし。その上であまり無茶苦茶な強さになりすぎないよう、「相手も青葉西と同じように人員不足で廃部状態だったが、3人体制でなんとか復帰」という制限もかけられている。お互いのドラマを擦り合わせることで相乗効果が望める上、青葉西が1回戦をなんとか突破できそうな配置としては無難な塩梅であろう。今後の展開を考えて、初戦の未知が勝てるかどうか、さっぱり読めないという時点できちんと盛り上がりがあるのだ。

 まぁ、勝ち抜き戦のオーダーでラストに永遠が控えてるってだけでも相当な安心感があるわけで、いかに全国大会とてしばらくは大丈夫そうだが……アニメの1クール分を考えると、多分この金鷲旗の決着が今期のフィニッシュってことになるよね。どの辺まで勝ち上がれるものか……「1年生の秋大会とか無理すんな」って気持ちもあるが、姫野先輩の最終試合なのであまりあっさり終わるのも可哀想なんだよなぁ。

 

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 なぜか知らんけどモブのキャストの中に「初美メアリ」「柚木尚子」という人狼界隈でしか見たことない「声優」が並んでいるちょっとした奇跡、第5話。今更だけど、村中先生、ご結婚おめでとうございます(どこ向けの発信だ)。

 まぁ、モブのキャストは聞いてても誰が誰だかはよく分からんのだが、あんだけ加工しまくってもがっつりわかる悠木碧ボイスというのはやはりすごいもんである。今回は1体だけ他の機械生命体とは声が異なる個体・パスカルが登場し、さらに機械生命体の謎文化に切り込んでいく。これまで散々「人間味」を見せてきた機械生命体だが、ここで一気に振り切れて人間味どころか生活感まで出してきた。もう、こいつら普通の人間と同じだと捉えて問題ないよな。そもそもアニメで初見の私の場合はアンドロイド連中との技術レベルの差というか、概念の差がいまいち分かってないからな。

 此の期に及んで確認しておくと、この地球はかつて人類が繁栄しており、そこに宇宙から侵略してきた謎の勢力が機械生命体を放ち、人類と機械の長きにわたる戦争が幕をあける。……そこまではわかるんだが、アンドロイド連中って人類が作ったものっていう認識でいいんだっけ? 宇宙ステーションみたいなところからきてたよね? 元々人類にはそれくらいの科学水準があり、機械生命体なんかよりもよっぽどスマートな「機械」が作れたけど、いつの間にか人類は「レジスタンス」へと追いやられてるっていう間の時間がすっぽり抜けてるんだよな。数にものを言わせた機械に地表の大部分を征服され、一旦宇宙に逃げて限定的な戦力だけで版図回復を狙っている、みたいな認識になるのかしら? まぁ、よく分からんけどとりあえずみんなして人間らしさが増し増しになってきているのでヨシとする。

 人間味が増しているのは何も機械生命体だけではなく、さまざまなミッションやヘンテコ機械との交流により、2Bと9Sという2体のアンドロイドも色々と状況は変わっている様子。まぁ、9Sの方は最初からだいぶちゃらんぽらんではあった気がするが。今回のTシャツの件なんかからすると、普通に考えたら今作は2Bがどのように「心」を学んでいくのかっていう話が主軸になりそうなもんだが……もう、ほぼヴァイオレットヴェヴァーガーデンじゃん(中の人しか見てないかのような発言)。

 とりあえず、機械生命体のわちゃわちゃを見てるだけでもなんとなく可愛いのでヨシとする。いや、でもそんだけ可愛らしいフォルムで愛嬌をアピールしてくるくせして、どうしても作品の性質上不穏さが拭えないからなぁ……。なんか、物語の後半で自分の情緒がどうなるか、今から不安である。

 

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 いい最終回だった……かもしれないのに! 第8話! 終わる直前まで「来週から何したらええねん」って書こうと思ってたのに、予想外すぎる展開だよ!

 一旦落ち着いて、「いい最終回」要素から回収していこう。Aパートは忍者と魔女編の始末から。前回魔王から提案された魂を糧とした魔女の復活提案は慈悲ある王様のおかげで無事に達成。しかも王様のスキルとブラッドソードの機能が色々とハイパーだったおかげで、忍者はなんとか一命を取り留めた。作戦決行に至るまでの忍者と王様の問答はいちいち「そうやねんなぁ」と言うしかないお話で、これだけ人を殺めてしまった忍者がどれだけ今更誠実さをアピールしようとも、過去の罪は雪がれるものではない。でもまぁ、ここまで言われちゃうと、もうしょうがないという気もしてくる。こんだけ情に訴えかけられたら、そりゃ忍者の気持ちも汲んじゃうよねぇ。王様はどの辺りで今回の方策を取ることにしたのかは定かでないが、おそらく忍者のまっすぐな目を見て「命までは取らない方法で助けてやろう」と判断したんじゃなかろうか。まぁ、前提条件としてもう1人の生贄候補がいてこそだけどね。忍者とデブ妖精、2人の人物からあれだけ復活を望まれた、魔女の人望の成せる奇跡だったということ。全てが丸くおさまってハッピーエンドじゃないですか。「まぁ、程よくいい話だったくらいかな」で終わろうと思ったんだけど、最後に魔族2人もちゃんと帰ってきてたところでちょっと泣きそうになっちゃったよ。あの2人、ほんとに気さくでいい奴らだったな。

 Bパートは、また別な男女のお話。ダンジョンの謎区画の探索も一段落し、問題は斎藤と「異世界」のお話へ。あれだけの激戦の間の出来事だったので忘れてた連中も多い中、ラエルザだけは「モーロックによって斎藤が召喚されたのかもしれない」という事実を覚えていた。これはもちろん、それだけラエルザの中で「もしかしたら斎藤は元の世界に帰るのでは?」という問題がでかかったせいだろう。おかげでジジイも詰問されたわけだが、結論から言えば「戻っても無理」とのこと。さらに、ジジイの召喚はこれまでいわゆる「トラック転生」の産物だと思われていたのだが、今回の斎藤の場合は、「轢かれたから転生」ではなくて「轢かれそうになったところをたまたま転生」だったという事実も判明。わりかし珍しいタイプの転生(転送)だったわけだ。まぁ、そう言われちゃぁ帰るも帰らないもないっすよね。元々斎藤もこちらの生活に充実感を覚えていたのだし、ぶっちゃけラエルザの心配はいろんな意味で杞憂でしかなかったのだが……心配しちゃうのも分かるよね。実に可愛らしくて健気である。

 そんなラエルザの必死の訴えに対して斎藤が問いかけた「ラエルザに俺は必要か」という言葉、受け取りようによってはだいぶズルい聞き方である。ラエルザ目線では、言うたら告白を強要されてるようなもんだしな。男の方から「俺が欲しいんだろ」はちょっと格好悪い。もちろん、斎藤はそう言う意味で言ってるんじゃなくて、後から確認したように「一番必要としてくれる人の近くにいたい」からの確認だったのだけども、受け身受け身じゃなくてここから先のラエルザとの関係性では、ちょい攻めてもいいかもしれませんね。まぁ、巨大ムカデ1匹をタワーブリッジで引きちぎるヒロインとはあんまり正面から戦いたくはないけども。

 そうして、今回2組目のカップルの問題も無事に解決。さぁ、「来週から何したらええねん」っていうくらいにいい最終回っぽい雰囲気だったのに……

 ジジイ! 死ぬんかい! そこで逝くんかい! え? ギャグ? マジなやつ? いや、だって今回「生き返った魔女」の話を散々見せられたわけで、ここでいきなりの死に芸を見せられてもにわかには信じられないのだが……いや、でもそんなにホイホイ人が生き返るような世界でもない気はするよな……「斎藤がいないとこのパーティは成り立たない」みたいなこと言ってたけど、それはモーロックについても同じだよな。ジジイがいなくなったら後釜を見つけるのはかなり大変な気がする……え、どうしよう……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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