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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 お待たせしました、第4話。いや〜、長かったね。今期は本当に制作スケジュールがズタボロの作品だらけで珍しくもなんともないわけだが……今作に関しては、「まぁ、このクオリティなら遅延もやむなしか……」というだけの説得力があるので、フルパフォーマンスを発揮してくれてればなんの文句もありません。

 間が空いちゃったことでちょいテンションを捉えるのに手間取る部分もあるのだが、やはり今作の持つ不穏すぎる空気は好みにストライクなんですよね。「機械の心」なんてぇのは手垢のついたシンプルなテーマ設定だし、そこに何か新しい展開があるとも思わないのだが、今作の場合はそうして機械生命体と戦ってる主人公サイドもアンドロイドだってのが倒錯してて面白い。今回のラストシーンで9Sがとった行動についても、「ちくしょう! これじゃどっちがマシンか分からねぇぜ!」という皮肉の効いたものになっており、この世界における「心」がどこにあるのか、そして「正義」がどこにあるのかを考えさせられる。2Bたちがあまりに滑らかに、あたかも人であるかのように動けるのに対し、機械生命体が露骨にメカメカしすぎるのも残酷な対比構造を際立たせており、前回登場したモノマネアンドロイド機体みたいな連中ばかりならいっそ諦めもつくのだが、「やろうと思えば瞬殺できちゃう雑魚機体が、やけに人間味がある」というのがやるせないのである。

 そうして「人間性」を見せるやり方も実にエグく、前回は機械生命体たちが人類の神秘について考える、ってんでみんなしてエアセックスしてるシーンが実にエグかったが、今回のテーマは「演劇」。演じること、すなわち真似ることを機械が行っているというのはある意味で「生命の模倣」、つまりは憧れを表し、決して到達し得ない悲劇を描いた断絶の物語なのだが、そんな機械生命体たちの粗雑な演劇を見守る2Bたちが「あれは何をしている?」と、よりによってもっと理解してない風な反応しか返せないのが辛いところ。現時点での「人間性」に尺度を設けるなら、明らかに「ほんとの人間>機械生命体>ヨルハ機体」なのである。この断絶は創造主の想定した通りなのか。そして機械生命体はどこから来て、何を求めているのか。謎は深まるばかりである。

 そうしてエグさの際立つプロットを冷酷に描きつつ、アクションゲームとしての魅力もアニメからきっちり滲み出ているのも本作の見どころの1つ。1話の巨大ボスを見て「はえー、ゲームやってみたいな」と思ったわけだが、今回の舞台マシン戦も実にエキサイティング。「一度入ったら出られません」というボス戦のお約束をきっちり明文化しつつ、多種多様な攻撃方法で2Bたちを翻弄していくギミックの多さは素直にワクワクする。「こんなん、初見じゃ絶対勝てねぇよ」と思える難易度の高さが実に刺激的だし、それをアニメに落とし込んだ際、単なるステージギミックの表出ではなく、アクションシーンとして見応えのあるものになっているのも良い。そりゃ製作に1ヶ月かかってもしょうがないってわけだ。

 まぁ、できればちゃんと全部完成してから放送をスタートして欲しかったとは思うが……来週は放送ありますかね? これは毎週どっぷり浸かりたい作品だよなぁ。

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 えっ、この極限状態からでも風呂敷を畳める筋立てがあるんですか?! 第7話。まさかあの状況から全部丸く収めていい話風になるなんて想像できねぇよ。

 というわけで、なんとかVS忍者編が片付きました。斎藤の狙い通り、時間さえ止められたら無敵砲台も流石に脆弱性があったようで、ジジイもギリギリではあったが100数える間に処理することができた。この手の「作中でカウントダウンが入る」タイプの演出で、マジでカウントがリアルタイムで減っていくのって珍しいよな(まぁ、正確には100秒よりもだいぶ長かったが)。途中で忍者たちの記憶が挟まったからその間はカウント止まるかと思ったのに、次のシーンでちゃんと減ってたのでちょっと驚いた。モーロックにとってはだいぶ長い100秒だったが、突然の状況の割には葛藤もてんこ盛り。ほんと、彼が百戦錬磨じゃなかったら処理しきれない問題だっただろう。もし斎藤やラエルザが同じ状況に立たされたら、どういう判断になっていたのかはちょっと気になるところである。

 斎藤の機転のおかげでモーロックはザ・ワールド空間でも自分の任務を思い出せたわけだが、あのタイミングで「なんかやらなきゃいけないことがあったはず……」っていうジジイはもう、完全にボケちゃってる域。普段からそんなに日常のことを忘れまくってるわけじゃなかったと思うのだが、やはり時間停止魔術の副作用とかで記憶には色々影響が出るんでしょうかね。自分の皮膚に書かれたメモからの行動、最近もどこぞのアニメで見ましたよね。ラエルザさんの中の人がエンポリオに会いにいくやつですけど。とりあえず、やることが思い出せたらその中ではもう「呪文詠唱が出来ない……」みたいな小ボケを挟む余裕もないし、ジジイが大魔術師の名に恥じない活躍で見事に悪魔を撃退したのである。あの悪魔、マジで固定砲台みたいに硬い物質でできてたな。別にデブ妖精ちゃんが変身したわけじゃなかったのね。

 強敵を撃退し、あとはその事後処理。どう考えてもこんだけヘイト貯めた忍者を生かしとくわけにはいかんだろ、と思ったが、どうにもこの場に集まった連中はお人よしが多く、また、いつの間にやら一座の代表っぽい立ち位置にいた斎藤が穏健派だったこともあって、気づけばみんなが忍者に同情的な流れに。まぁ、今んところ忍者チーム以外でこんだけシリアス抱えてるのってモーロックくらいのもんだしな(ラファンパンの制約もかなり壮絶ではあるが)。一番活躍した人らが許してあげるって言ってるんだからそれ以上突っ込むのも野暮なのかもしれない。10人以上もの大所帯で、なんとかコンセンサスはまとまりました。途中で魔王の介入・謎の叔父さんと甥っ子の再会などの変なイベントも挟まりましたが、「この世界では魔族っつってもそこまで忌み嫌われる存在でもないな」ということが改めて確認できたのでよしとしましょう。魔族でも血のつながった親族は大事にするんでしょうかね。

 さて、あまりにでかいイベントが片付いたもんで完全に大団円みたいな空気になってるんだが……来週以降は何するんだろう。まだ斎藤の「元の世界」探索は続くんだろうか?

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 プロツアーからの流れで、次セット「機械兵団の進軍」の情報がいくつか公開されました。こちらのセットに関してはプレビュー期間中に追いかけられるかかなり怪しく、加えて「ファイレクシア」に続いてやっぱりお祭り騒ぎのとんでもセットになっているようなので、せっかくなのでファーストインプレッションの時点で記事書いちゃおうと思ったわけですよ。未だかつてない次元を跨いだ世界戦争。そりゃ盛り上がらなきゃ嘘なわけだが、ことごとくPWたちが油まみれになっていった「ファイレクシア」のさらに上を行く、「全次元油まみれ」の大惨事。これ、いったいどういう裏技で収拾をつける気なんでしょうかね。それこそ「ここ5セット分くらいの展開は無かったことにしてください」で巻き戻しでもしない限りはきれーに完全化待ったなしな気がするのだが……それとも、春以降のセットは全てノーン様の下で完全化された世界での新たなMagicが描かれるんでしょうかね? それはそれで見てみたい気もするのだけど、多分世界が許しちゃくれないのでなぁ……。

 

 てなわけで、公式Twitterへのリンクを繋ぎつつ、適当な順番でどうでもいいことを書き綴っていきましょう。もう、カードのプレビューというスタイルすら無視である。

 


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 流石にKKKの直球描写は避けてきたか……第31話。まぁ、外見を描かなかっただけで私立探偵の動機は語っちゃってるんだから実質アウトみたいな気もするが……何がすごいって、別に「今のご時世」とかじゃなく、連載当時の時点で「荒木先生、ここ踏み込んで大丈夫か?」って心配されてた件。表現の自由はそんなことでは負けない。まぁ、荒木先生、他にもよっぽどデンジャラスなとこに色々踏み込んでるしな。

 というわけで、サブタイトル通りに実にヘヴィーなウェザーの話。久しぶりに見て「そういやプッチ神父たちの生い立ちってこんなんやったなぁ」と思い出したわけだが、ナレーションの大川さんが語る通り、誰が悪いって話でもなく、強いて言うなら本当に「巡り合わせが悪い」お話。いや、そりゃ一番悪いのは嬰児のすり替えをやった母親なのだろうが……物語的にがっつり報いは受けちゃってるしなぁ……。あと、あえて一番の悪人を引っ張り上げるとするなら、やっぱりDIOってことになるんだろうな。あいつが余計なスタンドを神父に手渡さなければ、単なる兄弟の悲劇の物語で終わってたわけだからね。たまたま神父と相性が良かったもんだから「力」を渡してしまい、その結果としてウェザーまで覚醒させて世界規模の騒動にまでことを大きくしたのはやっぱりDIOの力である。ただ、DIOにしても「出会いの運命を知りたい」ってんで諸国漫遊してただけだからなぁ……いや、多分出先で散々「食事」はしてるはずなので悪いやつに決まってるんだけど。プッチ神父から見たら単なる「話のわかるお友達」だからなぁ。

 一応こじつけて考えてみると、神父がホワイトスネイクに覚醒したのは、やはり天国への第一歩を踏み出す権利を持っていた人物だから、ということなのだろうか。彼は妹の死という理不尽に直面し、彼女の記憶を抜き取って人生を引き継ぐことを目的に初めてのホワイトスネイクを使った。他人の人生の収集、それ即ち魂の収集に他ならず、DIOが見出した「天国へ行く方法」に一番近いスタンド能力だったと言える(今になって思えばダービー弟も近いといえば近いので、3部でヴァニラアイスに次いでDIOの近くにいたのはもしかしたら関係があったのかもしれない)。神父がDIOと天国談義をしたのはおそらくこれより後のことだろうが、きっとあらゆる理不尽を乗り越えた2人だからこそ、馬があって話も弾んだのだろう。

 対して、ウェザーの方の能力は天国もクソもない暴走カタツムリ。こちらは「世界に対する絶望の怒り」の体現と取ることができるだろうか。そこから「怒り」の記憶だけを抜き取った結果が「天候操作」というのも妙な話だが、スタンドそのものを抜き取らなかったってのも、もしかしたら双子という関係の繋がり故なのかもしれない。

 さて、色々とバックグラウンドはまとまったわけだが……マイマイカブリが出てきた理由は……ほら、出会いは運命だから(便利)。

 

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 羊宮ボイスのヴァンパイアって、そりゃ傾国だろ、第7話。寝起きのレイニが腕上げた時のおっぱいのむにっと感が犯罪臭しかしねぇんだわ。

 無事にレイニ嬢もメンバー入り。いや、なんのグループかもよく分からんけど。突然の同居人にユフィはポカンだし、イリアは露骨にしかめっつら。「これ以上面倒ごと持ち込むんじゃねぇよこのナチュラル女たらしがよォ」という苦労の多いメイドさんの心中はお察しします。本来ならそれ以上に心労がありそうなのはユフィの方なのだが、こちらは元々が人格者だというのもあるし、おそらく「アニスのやることに間違いなどあろうはずがない」という信頼が盤石なためでもあるだろう。過去の因縁はありつつも、あたたかくレイニ嬢を迎え入れることになった。

 世にも珍しい魔石持ちがこれで2人揃ったことになるのだが、ナチュラルボーンな魔石戦士に興味津々なのは異常者コンビ。ティルティさんはアニスからの説明を1聞いただけでおよそ事と次第を察したようで、そこからは基本的に人権など無視して自分の研究の役に立つ要素を画策している。本来ならこのわちゃわちゃした世帯の面倒を見なきゃいけないはずのアニスも、ことが研究となると視界が狭くなり、ひとしきりティルティと盛りあがっちゃう始末。そんな状態を見てユフィの心がクサクサしちゃうことなんて気づけないのである。そして、これに最初に気づいたのは意外にもティルティの方。普段からアニス周りの人間関係は多少なりとも気を配ってるのかもしれないし、自分に向けられた視線だから気づきやすかったってのもあるかもしれませんね。ユフィの心情を単刀直入に「嫉妬」と断定し、ユフィ本人も気づいていなかった彼女の本音を改めて提示してくれる。ユフィはそんな指摘に驚きこそすれ否定などせず、「自分はレイニのように学術的な対象としては見てもらえないし、まだティルティのように専門分野の話で盛り上がれるほどの実力もない。出来るところから始めないと」ってんで一念発起するわけだ。

 ユフィ目線の関係性、ちょうど「もういっぽん!」の南雲とは対比的で面白いですね。南雲は、「幼馴染だったけど変な闖入者(永遠)のせいで関係性が思う通りにいかなかったので改めてパワーでねじ込みに行く」というムーブ。それに対し、ユフィは「自身が新参者であり、ティルティという馴染みとの関係性には敵わないと思いつつも、なんとか自分だけの価値を見出してもらおうと一歩踏み出しに行く」というムーブである。関係性に年月の長さなど必要無いとはいえ、やはり「新しいオンナ」としてアニスに切り込む努力は怠ってはならないね。幸い、第3のオンナであるレイニに関してはアニスもモルモットとしてしか見ていないので(聞こえが悪いな)、そっちと揉める心配はなさそうやね。いっそのことアニス嬢は吸血習慣を通じてイリアさんとねんごろになって欲しい気もする。いや、あのメイドがそんなんで揺らぐとも思えないが。

 そうして奮起したユフィの晴れ舞台となったのが、面倒臭え魔法省からの呼び出し講演会。いきなり講演やれとかアウェーの環境で言われたらたまったもんじゃないが、ユフィは「アニスの対外交渉役」というポジションに自分の存在意義を見出したおかげでこのセッティングは渡りに船。まぁ、元々アニスだって既存の精霊信仰をバカにする意図などなく、自分が提唱する新技術さえ認めてもらえば凡百の民とも折り合いはつけられるわけで、「自分勝手すぎる天才」に「和をもたらす天才」が噛み合えば、少しずつ市民権も得られるようになるだろう。今回出てきた学会のおっさん連中がいかにもなろう的な衆愚の体現でちょっとイラッとしたが、まぁ、これくらいの旧態依然としたバカどもってのは現実世界でもあるものだからね……。ユフィの提唱した改善案でコロリと転がりそうだし、話の早い世界でほんと助かる。

 こうしてレイニまで巻き込んでアニスシンパが増えると……やっぱ気になるのは王子陣営なんだが、今回触れられすらしなかったな……。

 

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 今回のエピソードだけで3話くらい使え、第6話。南雲の決心に幼少期の回想を丁寧に分解して1話、告白、入部、そして体育祭で1話。新生柔道着と南雲の血の滲むような努力で1話。それくらいの解像度で描かないと南雲の真価は発揮できない。

 南雲安奈の決意。それはただひたすらに、痛々しいほどに一途であった。本当に理由はシンプルなんだよ。幼い頃から一緒に過ごしてきた園田未知。彼女とは偶然部活が別々になってしまい、南雲は剣道で一旗上げ、隣の柔道部では未知が毎日コロコロ転がっていた。高校進学を機によわっちい柔道をやめさせて剣道部に入れられないものかと画策もしたが、当然未知はどこ吹く風。そこに氷浦永遠というイレギュラーも加わり、残念なことに未知は再び柔道の魅力に取り憑かれてしまう。もう、ここから3年間は南雲と未知が交わることが無いと確定してしまったのだ。そして、南雲安奈は、そのことに耐えられるほどに想いの小さい女ではなかった。思い立ったら即行動。過去の名声もかなぐり捨てて、ただ想い人のそばにいることを選ぶ。こんな純愛があって良いものか。

 今回は本当に南雲の心情に寄り添った作劇になっており、幼少期の写真一枚一枚に、無限に妄想できるくらいの思い出が詰まっている。2人して暴れ回った幼い頃、きっとご両親も気が気じゃなかっただろう。中学から一緒に柔道を始めた早苗ごときには辿り着けない繋がりがそこにはある。父親に尋ねられ、南雲は改めて自分と未知の関係を振り返る。面倒クセェ奴、いい加減でバカな奴。それでも、隣にいて一番楽しいのは未知だった。だからこそ一緒にいたい。幸いにして南雲家のご両親は娘さんの活動にとても理解のある方々。まぁ、親父さんが警察官ってことは、剣道はもちろんだが柔道だって一通りやってるはずだし、同じ武道での転身というなら、応援もしやすかったかもしれない。娘が中学までに一通りの結果も出しているのだし、新たな道に進むことを応援こそすれ、足を引っ張るなんてことはしない。滝川家のパパさんもそうだったが、親御さんの理解があって助かるアニメである。

 南雲の決心のすげぇところは、きっちり剣道部にけじめをつけての転部になったというところ。突然のお別れを告げられた剣道部員たちはそりゃぁびっくりしただろうが、何よりしんどいのは、その後の部活でふつーに南雲が隣で受け身を取っていることである。なんなら更衣室は同じである。一大決心で飛び出したはずの剣道部と普段から活動は一緒という……並のメンタルなら居た堪れなくてしょうがないシチュエーションも、南雲にとっては些細な問題。まぁ、剣道部の皆さんも理解のあるいい人たちばかりでよかったですよ。みんな南雲の性格をよく知っているからこそ、止めるなんてことはしなかったんだろうなぁ。

 そして「柔道部員」としての南雲安奈が始まる。運動会のリレーのシーンも良かったですよね。1人1人の走りに性格が現れてて、未知も早苗も最後にコケるのはどうかと思うが、そこから託された永遠が道着を脱ぎ捨ててスパートを決める様子も、かつて「道着を着ると勇気が出る」と殻をかぶっていた永遠からの脱却を暗示させる。そして最後には一番フィジカルで勝る南雲に繋ぎ、彼女は剣道部の先輩を追い越し、「剣道のさらに先」へと駆け出していく。最後には練習の成果である受け身も見事に決まり、新たな南雲安奈伝説の幕開けを華々しく祝しているかのようである。ほんと、まるまる1話使えるプロットだって。

 そうして4人になった新生柔道部。しかし、なんと夏の大会はこれでもまだ人数が足りないという。本当に自転車操業でしんどい部活だが……新入部員を今更探しても間に合わないんだろう、ってんで、いよいよ「最後の1人」が登場。今までオープニングとエンディングにはいたはずなんだけど、すみません、ずっと南雲のことしか見てなかったのであまり印象には残ってなかったです。どうやらかつての柔道部に在籍していた先輩のようだが……この4人に割ってはいる先輩、針の筵な気がするのだが……。

 

 

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 樹の国 船の国、第6話。もしくは「水のない国 水のない国」でも可。……こりゃ戦争は避けられねぇわ。

 手に汗握るリリハ救出作戦! のはずなのだが……なんだろ、いちいちコントみたいな流れになっとったな。バルギア兵の察しの悪さはなかなかのものである。まぁ、見張りで手抜かりがあったのは「まさかこんなところで取り返しにくるやつおらんやろ」って油断してたのはしょうがない気はするけど、あんだけ甲板でどったんばったんやってても気付かないものなんだろうか。実際の「船」なら波音があるから船内まで音が聞こえない可能性もあるのだが、雪海を走る船の場合、どういう状況なんでしょうね。流石に音がしないはずはない……かな? 軌道樹を降りてくる時に使った謎のレーザーガンをそのまま救出用武器として使ってる発想は面白かったんだが、あれってどれくらいの破壊力があるんだろう。綺麗に錠前だけ寸断してたってことは、あれは出てくる熱線(?)の長さが決まってるってことなんだよな。もし突き抜けるくらいの高出力だったらリリハまで焼き殺してるはずだもんな。

 そうして相手の隙をついての檻降下&檻破壊。しかし、狭い船のこと、当然脱出先などあるはずもなく、3人は必死に知恵を巡らせて生き残る方法を模索していく。リリハの提案した船を囮に使う作戦も功を奏し、無事に生きながらえるわけだが、多分バルギア兵の捜査がなおざりだったのって、大将がおっかなすぎるせいだよな。完全な恐怖政治を敷いている国のようだが、この短期間で自分の部下を2人も3人も殺してる。そんな状況で他の部下連中がまともな思考力が維持できなくなっていたとしてもしょうがない……。万が一ミスったらてめぇも斬られるって恐怖感があるんだからもっと真剣にできるだろ、という気もするが。こういう逃走劇って、普通なら「こっちに隠れたと思わせて、実はこんな意外な抜け道があったんだぜ!」みたいなネタを入れがちだが、今作はマジで「隠れられそうなとこに隠れてたら、運良く見つからなかった」というだけの話なんだよな。どうもそういうところにギミックが今ひとつ。船外への積荷の持ち出しも随分ザルだったしなぁ。

 やってることは面白いのにどうしても詰めが甘くて乗り切れない印象。いよいよ巨大要塞バルギアに到着し、相変わらずよく分からんビジュアルで迫力は感じられるので、次なる地・バルギア編でもう一つ盛り上がりが作れるかどうか。

 

 

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 劇場アニメ色々観ようキャンペーン。こないだ「かがみの孤城」を観に行った時に「他に何かやってるアニメないかしら」って調べたらこれがもうほとんど上映がなくなりそうなタイミングだったので、どんな作品かもなんも知らんで観に行きました。まぁ、先入観無しでぶつかるのが一番良いですよね。一言感想を先に書いておくと、嫌いじゃない作品でした。パンフの文言に「今年の初泣き作品」みたいな売り文句が書いてあった割に特に泣くところは無いんですけど、まぁ、大きく心揺さぶられずにじんわり満足する、みたい感じかしら。2時間劇場で集中して、「あぁ、アニメ映画観たなぁ」という満足感がそれなりに得られる作品だったと思います。そういう意味では「かがみの孤城」も満足感は充分得られてたので、2作品とも大きな取りこぼしは無いとは思うわ。

 

<一応ネタバレ注意。ネタとか無いけど>

 


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「陰の実力者になりたくて!」 4→5

 とんでもなく中途半端な時期に終わったぞ? なんと2クール20話という変則構成……かつて1クール10話区切りの角川枠ってのがあったけど、もしかしてそれの豪華バージョンだったんだろうか。変な時期に終わられると、区分の上で冬終了にしたらいいのか春終了にしたらいいのか困ってしまうが……まぁ、どっちでもいいか。

 というわけで、よく分からんけどいきなり終わったなろう作品。原作もまだ完結していないようなのでどこかで区切りをつけるしかなかったとはいえ、20話で終わるにしちゃぁ微妙な幕引きであった。まぁ、どこで終わったところでこの印象は拭えなかっただろうし、武闘会終了のタイミングが一番無難だったってことなのだろうか。2期を考えての構成なのかもしれんね。

 さて、1話目が変則構成だったせいで「なんじゃこりゃ」と思って観始めた作品だったが、正直、途中で興味は一旦切れた。主人公のデザインはなるほど際立っていて、「厨二病異世界ギャグ」というあまり見たことのない展開が出てきたことには感心もしたが、そこからのシャドーガーデンを中心としたハーレムドタバタ劇は特に面白いもんでもなく、「雑多にキャラが多いなー」くらいの印象。お話がスタートした時点ですでにハーレムが完成しており、さらにそこからストーリーの進行によって女の子キャラが追加されていくという貪欲すぎるハーレム造形はいっそ潔くすらあるが、おかげで見るべき部分が絞られず、興味が薄れたのも致し方なしといったところだろう。

 ただ、そこから2クール目に突入し、話の中心が武闘会に絞られてきたおかげで逆に見やすくなっていった感がある。なろう作品で武闘会はお約束展開の1つであり、そこで対戦相手をボコボコにしながら「また俺何かやっちゃいました?」というところまでがテンプレだが、本作の主人公は「やっちゃいたい」という欲求に満ち溢れており、いわゆるなろう主人公とは一線を画す存在。結局やってることは超絶チートの瞬殺展開が続くだけなのだが、その際にいかにして弱く見せるかとか、その後の展開をどう運ぶかなんてところにばかり神経を使っており、バトルの実力やらなんやらが本当にどうでもいいのでむしろ気楽である。

 そうして主人公が裏の事情ばかりを考えているおかげでメインはむしろ脇のキャラの方になっていき、主人公の与り知らぬところで巻き起こっている陰謀について、みんなして必死に戦っている様子が見えるのはふつーのファンタジー小説と言える。まぁ、今作はファンタジーというにはいささか文明レベルが進みすぎてる感はあるが……でも、こういう近代以降の文明レベルで剣と魔法も交えたファンタジーを繰り広げるっていう目線も新鮮よね。なんだかんだ言って、きちんと他作品と差別化を図って「ならでは」のドラマを見せようとする気概は感じられる。基本がギャグなのであんまり真面目に受け取ってもしょうがないという諦めが先にあるし、主人公の「目立ちたい気もするけど、陰にもいたい」という一見すると矛盾しかない精神性も、それ自体が不条理ギャグみたいなもんだと思ってしまえば飲み込める。多少の理不尽もまかり通してしまえるので強みと言えば強みだったのかも。

 あとはまぁ、佃煮に出来るくらいわんさかいた女の子たちをちょこちょこつまみ食いする感覚で愛でていればそれでよかったんじゃなかろうか。キャストが現代アニメ声優業界を煮詰めて作ったみたいな壮絶な布陣になってるのもよかったですよ。まぁ、おかげで仕事が分散してあんまり活躍できなかった人もいたけども。エンディングが毎回誰になるのかが楽しみでしたよ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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