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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 最終回直前かな? 第5話。前回時点でストーリーが接続して大きな流れを作り上げていく感じはあったものの、まさかここまでシリアスなストリームになるとは……。

 そう、前回時点で「あの魔女とイチャイチャしてた忍者はどこ行ったんだよ、世界観飛びすぎか」とか茶々を入れていたわけだが、まさかのそっからダイレクトに繋がってるが故の流れだった。いろんなところにホモだの百合だのラブの種が転がっている世界だが、そんな中に、まさかここまでシリアスになるような純愛、そして種族を超えた友情の物語が紛れ込んでいるとは……いまだにこの世界の据えるべき中心はなかなか見えてこないのだが、それでもなお、忍者と魔女の物語、そして魔女と妖精の物語は周りを黙らせるだけの説得力があった。

 それに加えて、圧倒的戦力だと思われていた忍者に対抗するため、ここまでに登場したパーティーがいつの間にやら集まっているというサプライズ。正直新米勇者連中とかが来たところでどれだけ戦力になるかもよくわからんし、そもそもモンプイのあの悪さを許せるわけでもないのだが、これまでぶつかったりすれ違ったりしていたヘンテコパーティどもが雑然と集まってきて協力する姿は、やはり少年漫画的お約束でどこか胸高鳴るものがある。みんなしてクセが強いおかげで、こんだけ雑多に集まってきたのに、そして大した話数を重ねたわけでもないのに、きちんと区別出来てバラエティに富んでいる雰囲気を維持できてるのはすげぇや。これが異世界冒険バラエティ効果か……。

 繰り返しになるが、ほんと変な構成のアニメだった。今回も忍者や妖精さんの回想シーンに移る時にいちいちサブタイトルを入れる部分は要素として残っているが、今後はあのタイトル表示の方が異物っぽくなっていくんだろうか。それはそれで寂しい気もするが、このままシリアス一辺倒のお話も見てみたい気もする。ここまできちんと「異世界についていけずに置いてかれてる」感じの転生主人公、初めて見たかもしれん……。

 

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 久しぶりの劇場アニメです。なんでこのタイミングかっていうと、理由は特にないんですが、ようやくフリーで使える時間が出来て、なんとなく気になっていたタイトルがもう日に1回の上映ペースになってたので慌てて観に行ったというのがほんとのところです。確認したら劇場に行ったの3ヶ月ぶりかぁ……。このところあんまり観たいと思う作品が無かったからなぁ。一番ショックだったのはそのせいで想定してた割引クーポンが使えず、久しぶりに定価で映画を観たことだよ。今の映画、1900円はやっぱ高いよ……。もうちょいなんとかならんか? 最近はアニメ映画がやたらスマッシュヒットを飛ばして興行収益を上げるケースが増えてきてるので、劇場アニメ自体はますます作られるとは思うんだよ。その傾向は決して悪いものではないのだが、お財布にダメージはキツい……。

 折り返し前に結論を一言で書いておくと「可もなく不可もなく」です。「金返せ!」とは全く思わないけど、もし「観に行った方がいい?」と尋ねられたら「んぁー、別に……」くらいになっちゃうと思う。

 

<てなわけで以下ネタバレ注意。今回はパンフ買ってないのでディティールはうろ覚えです>

 


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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ TV Edition」 ―

 正規の放送アニメとは言い難いのであんまし書く意味も無いのかもしれないけど、一応記録上は視聴番組としてカウントしておくのでメモ程度に。

 こちらの作品は、以前上映期間中に知り合いから「上田麗奈ボイスの面倒臭い女が大好きなんだったら観ておいた方がいいですよ」と言われていたのだが、「上田麗奈ボイスの面倒臭い女は観たいが……」と悩んで結局視聴しなかった。理由は単に面倒臭かったから。というのも、この手の「単体で世界観が完結しておらずバックグラウンドの予備知識を必要とする作品」は個人的に何故かやたらとハードルが高いのである。事前にどこまで知識を入れたらいいのか分からないし、分からん状態で観て、知ってる範囲内での評価を出すのも何だかヘンな気がして、劇場作品はどうしても「よく知ってる作品の続編」とか「単体で完結するもの」に限定してしまう。よく知らんのでスラムダンクとか観に行かないのもこうした理由である。

 そんな事情があり、地上波で流してくれたのは渡りに船ではあったのだが……どうなんだろう、やっぱ劇場で観た方が良かったんだろうな、という気持ちと半々くらいかな。触れる機会があったのは大変良いことだし、気負わずに観る機会になったのはありがたい。ただ、やっぱその分どうしても真面目に観てなかった気はするな。「分からんもんは分からんからなぁ」っていう心情、仮に劇場で観ていたら「せめてこの1時間半は集中して話を受け止めよう」と覚悟を決められたが、4週に分割されたことで「分からん話が来週は解決するかもしれん」という漠然とした状態でほったらかしにされるので、毎週よく分からんの上塗りが続く状態になってしまった。せっかく時間をもらってるんだからネットで調べたりすればいくらでも背景はフォローできたはずなんだが、面倒でそれもやらなかったし……劇場ってのは「強制的に一定時間集中を強いる場」として機能するのだなぁ、というよく分からない学びを得た。

 あとはまぁ、やっぱり劇場用に作られてる作品なので、映像も音響も、大スクリーンで観ないともったいなかったってのはありますね。もうワンサイズ大きなテレビが欲しいなぁ。画面の明暗とかも家のテレビで見るだけだとだいぶ印象変わってただろうしなぁ。ただ、個人的にはこの最近の宇宙世紀ガンダムを描く時のゴリゴリのCG描写も良し悪しかな、という気はしている。MS戦はこれでいいんだろうけど、人のモーションにちょっと現実離れした部分が見え隠れする時がある。ただ、それを埋め合わせるくらいにがっつり魂のこもったモーション作画もある。この辺は完全に作画陣の手癖でしょうね。いろんな人の手に渡るのは劇場作品の宿命なので、担当したクリエイター次第でだいぶシーンのイメージが変わったんじゃないかな。コンテワークだけで言えば今作は村瀬修功と渡辺信一郎という贅沢な布陣ではあったのだよな。

 そんなわけで具体的な内容には触れずに済ますが、1時間半の「ガンダム映画」のくせしてMS戦闘のシーンがそこまで多くないっていうのは思い切った作劇よね。でもこれこそガンダム、って感じもするよなぁ。ロボでドンパチするまでに何があるかという裏側での攻防をねっちょり描くこの感じ。そして中盤の市街地にMSが降りてきてその圧倒的なサイズで人間を振り回す「人とMS」の対比の描き方。この辺りは他のロボアニメではなかなか味わえない妙味。まぁ、元々原作小説がそういう性格のものだったんだろうが、これをわざわざアニメ化しようという判断も興味深いし、余計な「アニメ化に向けて」みたいな色目を使わずにねっちょりじっとりしたままの雰囲気を表現できてるのはさすがだ。

 そして「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」、ギギ・アンダルシア。本当に「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」と表現するしかないキャラクターで、上田麗奈ボイスな上に面倒臭かったので最高ではありました。俺に勧めた知人、ちゃんと分かってます。まぁ、こんだけ毎回言ってりゃ分かるだろうけども。あと別に「上田麗奈ボイスで面倒くさくない女」でも同じ結論になったかもしれないけども。いや、面倒臭いのがいいな。面倒臭いか頭がおかしい方がうえしゃまボイスの切れ味は増すので。上田麗奈ボイスのキャラクターで一番好きなのは、上田麗奈です。

 

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○「ひろがるスカイ!プリキュア」 6

 さぁやってまいりました。年に2回のお楽しみ、新プリキュアの時間だよ! ちなみにもう1回のお楽しみは当然新戦隊だよ(ライダーはそこまで熱心に見てないので含まない)。年に2回しかない楽しみの時期が重なりすぎなのは気にしないように。

 それにしてもまぁ……放送前から話題騒然、色々といじりがいのある作品が登場したもんである。巷で最も話題になっているのはついに(メイン戦士としては)初参戦となる男児プリキュアのことだろうが、まぁ、それはまだ登場してないので今回は置いとこう。ただ、すでに1話目でもそこに繋がるラインというか、今作のコンセプトははっきり見えており、掲げられたテーマはなんと「ヒーロー」。これまでのプリキュアは「戦うヒロイン」だったと思うのだが、そこからもう一歩踏み出した「ヒーロー」ということになるのだろうか。

 「いや、ヒーローの女性形がヒロインなんだから、ここで明らかに女の子が主人公なのにヒーローはおかしいだろう」と言葉尻をとらえて文句も出てくるかもしれないが、すでに世界はそうした言葉尻だけで云々言う時代は終わりのようである。そして、これ以上ないくらいに「いや、ヒロインでもいいが、今回のテーマはヒーローなのだ」という目標設定を高々と掲げる1話目の導入。ここでの「ヒーロー」という言葉は、男女の別などを問題にした概念ではない。それこそ、東映という会社が半世紀以上にわたり追い求め、描き続けてきた理想像。それこそが「ヒーロー」なのだ。もう、導入からしてプリキュアであってプリキュアじゃない。まさにスーパー戦隊の1話目を思わせる展開だったんじゃなかろうか。なるほど、これはヒーローだ。東映に教えを受けた人間ならば、この強烈なメッセージは魂で感じ取ることができるんじゃなかろうか。念の入ったことに、「ヒーロー」というのが性別の概念を超えたところにあるということをもっと明確に示す言葉もある。「ヒーロー」は魂の形。それを持つのに男も女も無い。而して、ヒーローの魂を持った女の子を何と呼称すれば良いのか。答えは「Hero Girl」である。初見でそんな意味のタイトルだとはおもわねぇよ。

 新機軸の導入は製作陣も勇気がいる決断だったに違いない。しかし、その道のプロたちが作り上げる「新たなヒーロー像」。そして「新たなプリキュア像」はきっと今までになかった刺激と楽しさを与えてくれるに違いない。まぁ、これが本来のターゲット層である女児先輩たちに受け入れられるかどうかはまだ分からないが……1話目のソラの勇姿を見る限り、気に入ってもらえると思うんですけどね。

 個人的にはもう1つ、メインとなりそうな2人の関係性にも注目したい。オープニングの演出などを見るに、今作はどうやら比較的「2人キュア」の性格が強くなりそうな気配。初代は言わずもがなだが、プリキュアの人数が増えて以降も、「2人」をベースとした先輩には強力な作品が多い。ブロッサム&マリン、メロディ&リズム、そしてミラクル&マジカル。今回の2人は何と主人公側が異世界人という変則構成となり、地球(?)に軸足を置くサポート側のくまちゃんキャラがどのような立ち回りとなるのかが気になるところ。是非とも良い関係性を構築して濃密な友情物語に期待したい。

 ちなみに、キュアスカイ変身後のコスの最大の特徴は何といってもそのマント。これも強く「ヒーロー」をイメージさせるものになっており、ジェットマン、マジレンジャーなどの系譜を受け継ぐ活躍が期待される(?)。……ごめん、正直いうとマントっていうより上掛けに見えて「最終的にポジションゼロで声高に勝ち名乗りをあげてほしい……」と思ってしまった。コラボ、お待ちしてます(?????)

 

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 オールストン家の女たちのあまりの事態に思わず記事立て、第5話。普段あんまりこうして中の人単体の影響で記事立てしないんだけど、久しぶりの衝撃だったし、こうしてたまには私の依って立つところを思い出す必要もあるかもしれないので、どうかご容赦ください。

 別に今作に関してはそこまで興味も無いがネガティブな印象も無いというニュートラルなポジションで落ち着いている。新番チェックの際に「男役の方の精神性がおかしすぎる」みたいないちゃもんをつけてたが、ジュンががっつりトモのことを意識してることは割とあっさり露呈して、その葛藤に必死に戦っている様子もいちいち描かれているため、これはこれで青春の悩みを描いた真っ当なラブコメとして成立している。ただまぁ、そのラブコメ部分が面白いかと言われたら「普通……」くらいで、ジュンがみすずと付き合っていたという事実が判明した時には「すわっ」と荒れる展開も期待したのだが、残念ながらその程度で何かが動く関係性でもなかった。でもまぁ、今回の後半パートみたいにお約束ながらも確実に揺さぶりをかけていく展開もどんどん出てきているので、多分1クール分くらいは緊張感を持続させる内容はあるんじゃなかろうか。単に勿体無いのは、我が家の枠だと長瀞さんとこれがほぼ並びなのよね……長瀞のやつ、すでにもうイジるとかそういうアイデンティティをすっかり忘れてデレ過剰期に突入してしまったため、流石に似たような甘々展開をラッシュされるとこちらも胃もたれしてしまう。そういう意味では、ジュンには申し訳ないが、今後ともギリギリの関係性で粘っていただくようにお願いしたい。……これさぁ、気のないふりしてるとトモの方からガンガン寄ってくるもんだからジュンの心理的負担が増えるっていう悪循環(?)なんだよなぁ……どこまで耐えられるもんかね。

 とかいう普通のラブコメ部分もまぁいいのだが、今作においてもっと見るべき点は、実はトモの女友達だったりする。1話目時点でキャラが立っていたみすずは言わずもがなだが、そこにブッ込まれた爆弾・キャロルの破壊力が尋常ではない。登場直後は「留学生キャラでかき回そうとするとは、なんと安直な」という印象だったが、すぐにこいつがとんでもねーカオスキャラだということが判明し、そこからはキャロルが出てくるだけで常にハラハラが待ち構えているという、狂言回しのお手本のような存在になった。またねぇ、この子の声が良いんですよ。中の人・天城サリーは英語ネイティブのようだが、英語力とは関係ないところで次元を超えた発声を聞かせるキャロル。サブキャラというには濃すぎる存在感。

 そうしてキャロルが散々に作品世界をかき回してくれている状態で、今回はさらにお宅訪問からご家族登場。「母親」キャラなのに萌え袖。そしてそのCVが……いやぁ、ぼかぁこういう声も久しぶりに聞きたかったんですよ……なんのこっちゃと思う人はたまにこのブログの右の柱を確認してくださいね。私にとって、大原さやかボイスは天上の存在なんです。最近はどうしても落ち着いた役、威厳のある役、はたまた底意地の悪い役なんかが多かったのだが、娘のキャロルをも上回る、世界ぶっ壊し系のテンション。多分キャロルの演技が最初にあって、そこに合わせる形でのディレクションなのだろう。ネイティブの娘に負けない英語力を存分に発揮し、アニメのママさんキャラの中でも異質の存在になったんじゃなかろうか。ちなみに同時に登場したみすずのママン(こちらも良いキャラ)はCV川澄綾子。母親世代は同年代である(トモの母親はナベクミさんなのでこっちはだいぶ上)。いわゆる「アイリスフィールとセイバー」コンビ、なんかいろんなところで見る気がしますね。いや、私の中ではいつまでも「あいさんとうにゃぎ」なんですけどね(知らない子はいちいちググらなくてもいいぞ)。

 

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 ごきげんファイティーーーーーーーーーン! どうも、2日続けて僕です。ライブビューイングが無かったのは残念ですが、リアタイ配信があるのはやっぱり助かりますね。9月は現地行くから見とけよ有明アリーナ。

 というわけで11thライブの2日目でございます。まず真っ先に謝罪しなければいけないのは、昨日時点で「もう、RASとポピパがやれる最善を尽くしちゃったし、モニカとRoseliaではこれより上の演出狙えないんだよね……」と情けないことを書いてしまった点。本当に申し訳なかった。すげぇよ運営、きちんと予想を裏切ってぶっ飛ばしてきたもんな。なるほどなぁ……昨日時点では「ゲーム中でこの2バンドの繋がりってほとんど無いし、バンドリ最大の武器である『物語の重ね合わせ』ができないんだよね」と思ってたわけだが、ここは2つのブレイクスルーがあった。

 1つは、「絡みが無いなら、全部ファンタジーな話にしちゃいましょう。そう、夢ならなんだってできます」という無理を通して道理をぶっ飛ばすシナリオメイク。そっかー、実際に一堂に介したことが無いなら、今回をその初めての機会にしちゃえばいいだけかーーー。そして、そんな強引な展開を可能にするためのもう1つのブレイクスルー、「Roseliaとモニカ、共通点もちゃんとあるんですよ」という指摘。2バンドの共通点も2つある。1つは、どちらも「キャラが壇上に立つ」バンドであること。その辺りが曖昧模糊としてRAS・ポピパと異なり、今回の2バンドは常に「キャラとして」ライブを行ってきた。ほらそこ、異論を挟まない。壇上に上がってたのはキャラだったんだ。間違いないね?

 そして、そんなキャラを前景としたバンド2つが、どちらも「どこかに中二病要素を孕んでいた」という斜め上の融和点があった……。倉田ましろは夢想だけで空中に水族館をクリエイトできるくらいのファンタジー脳の持ち主。そんな倉田を中心としたモニカは、異世界転生どんと来いなファンタジー集団である。そしてRoseliaには我らが魔姫・宇多川あこがいるというだけでなく、基本的にセンスがぶっ飛んだ湊友希那の下で結束する「現実を屁とも思わない集団」なのだ。この2チームを集める舞台に「夢の世界」が用意されていて、なんの不都合があろうものか。昨日のギャラギャラが「外の人」主体の合同ライブであるとするなら、今回のライブは徹底的に作品世界に寄り添い、細部まで隙なく構成された一種の朗読劇である。この二刀流を変幻自在に使い分けられるからこそ、バンドリプロジェクトは強い。そんな強かな試合運びをたっぷりと楽しめる2日間になったんじゃないでしょうか。

 

<いつも以上にセトリなどは短めで>

 


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 梅ちゃん劇場さらに加速、第29話。今期はどこのアニメをみても梅原裕一郎の声が聞こえてくるという奇特なシーズンになっているのだが、ここにさらにもう1本、面倒くせぇキャラが追加された。来週からの悪人ウェザーの無茶苦茶、今から楽しみである。

 どういう展開になるのか、全部知ってるはずなのにいちいち爆笑してしまう、名台詞、名シーンのオンパレードとなっているアンダーワールド戦。正直、6部も後半のカオス展開になると「もうついていけんわwww」って冗談半分で盛り上がってた印象が強かったので過去作ほど熱心に見直したわけではないのだが、こうして改めて叩きつけられると、よくもまぁこんだけ意味不明なことを立て続けに紡げるものだと改めて感心してしまう。そして、それを丁寧にアニメにしてくれるスタッフの絶望的な努力。みんなすごいよ。こんなもん、よく映像にできるよ。まぁ、最初に漫画にした荒木先生が一番すごいのだけど。

 今週の一発目は「お前が一番ヤバいやんけ」という裁判官のババアの大迫力フェイスに幕を開ける。ヴェルサスの不幸な生い立ちを畳み掛けるキツいパートだが、ババアのドアップ1枚だけで全部許せてしまう気がする。そうしてヴェルサスというクズの人格が出来上がったことが嫌というほど理解できると、今度は現代に戻ってきて神父との会話。前回時点でだいぶネチネチと文句をつけていた神父だが、今回はもう、本当にお前は何がしたいんだ、ってぇくらいにヴェルサスの意志をくじきにくる。ここまでしつこいと、多分神父はヴェルサスのことはあんまり好きじゃなかったんだろうね……いや、そもそも3兄弟については好きも嫌いもなかったかもしれないけどさ。少なくともリキエルに対しては前向きにエールを送ってたし、彼の精神性は嫌いじゃなかったと思うんだ。それに対してヴェルサスは……まぁ、今回の展開で分かる通り、生い立ちがどうこう以前に人間として最低なので、一応は神父という職を持つプッチからしても受け入れがたかったのかもしれない。まぁ、そんなら最初から共闘すんなって話だけど……自分の都合で目覚めさせといて、散々文句言って最後には切るという、神父も神父で存分に酷いことしとる。

 ヴェルサスが「うるせぇなァ〜」とか「誰の味方なんだよォ〜」とか愚痴る度に「それはそう」と納得しかないのでいちいち笑ってしまう。せっかく能力が目覚めてまだ数時間のヴェルサス君が頑張って徐倫を殺そうと画策してるのに、横からチャチャ入れられるし、天才小学生のエンポリオにはまさかその場にいもしないのに能力の本質突かれてあっさり対抗策を提示されるし。流石にエンポリオがズルすぎるんだよな。最初に徐倫から電話を受けた時の渾身の「は?」はまさに視聴者の代弁。イタズラ電話だってここまで意味のわからんメッセージは送ってこないだろう。それでもスタンドバトルに慣れきったエンポリオはすぐにその事態を飲み込めてしまったのだろうか。ネットにはまさかの飛行機の座席表まで全部載ってたし、今の時代はググればスタンドバトルにも勝ててしまうのである。

 そしてヴェルサスの最後の一手、子供送り込み作戦。送られてきた子供達がやけに物分かりが良くて、「お姉ちゃんの座席だったらどくね」と一切のためらいがないのもツボポイント。まぁ、ええ子らが落とされた方が作戦の趣旨にもマッチしてますからね。いまだになんでエルメェスがピンチを脱したのかよく分かってない部分はあったのだが、あのゲキキモい爺さん融合シーンもアニメで完璧に再現してもらったのでなんとなく説得力はあった。個人的にはエルメェスが爺さんを突き飛ばした時の「てめェらはただの事実だ!」っていう脅し文句が狂おしいほど好き。人生で一回は使ってみたいセリフだよね。「お前たちはただの事実だろうが」。

 何はともあれ、丁寧な神父の実況付きで生き残った徐倫たちにより、ヴェルサスあっという間にボッコボコ。さぁ、最後のひと足掻き。当時は気づかなかったけど、ウェザーがいきなり怪我人ぶん殴ってベンチに座ったところって、徐倫たちが命懸けで障害を持つ子どもたちの座席を守り切ったこととの対比になってんのね。

 

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 はいどうも、僕です。10thライブが去年の9月でしたんで、約半年での11thは結構ハイペースです。その間にブシロードライブなんかもあったし、年末のフェスに出てたバンドなんかもいたようなのでイベントとしてはあまり間は空いてないはずなんだけど、私自身は11月のGBP以来の視聴で、割と久しぶりな気もします。今回は名物となる合同ライブなんですが、個人的優先度がRoseliaRAS>ポピパ>モニカの順なので、組み合わせ的にはどちらもぶち上げってほどではないし、この時期に有明まで出て行くの大変だからライブビューイングでいいかな、とチケットはスルーしたんですが、まさかの声出し解禁という告知が出て、ちょっと後悔しましたね。数年分の鬱憤がたまったコールオンのライブ……現地で見たかったよね……まぁ、しんどかったし、しょうがねぇさ。わたくし的声出し解禁は単独ライブまで取っておくさ。

 そして初日は、「Roseliaじゃない方」のペアということで、私としては前哨戦くらいのつもりでいたんですが……さすがブシロード。「予想を裏切り、期待を裏切らない」というイベントメイクの手腕は相変わらずですなぁ。こんだけ回数を重ねて、いい加減ライブだってマンネリ化しても良さそうなもんなのに、まだまだまだまだ新しい刺激を提供してくれる。しかもこれ、絶対に声出し解禁になる前提のセトリだよなぁ……エグかったわぁ……。何が怖いって、今回の演出、思いっきり「ポピパ×RAS」っていう関係性の旨みをしゃぶり尽くしてるじゃないですか。それこそ私が常々言っているガルパの最大の武器である「現実と仮想の重ね合わせ」がフル回転してる演出だったわけですよ。これがさ、明日も同じことができるかって言われたら絶対にNOなんだよね。だってモニカとRoseliaってほとんど絡み無いんだもん。作中であるつながりって言ったら、せいぜい白金VS八潮くらいのもんでしょ(一応あことましろもつながりはあるっちゃぁあるが)。だとすると、明日のライブは旧来型の2ステージ制に戻した方が無難なんだよなぁ……どうなるかなぁ……初日にこれやるんじゃねぇよ……。

 

 というわけで、とにかく技巧を凝らした見事なステージング。ファンからしたらこんなん楽しいに決まってますからね。こんなんなんぼあってもいいですからね。あーありがとうございますぅーー。

 

 <一応、以下ライブのネタバレ注意。ライブのネタバレってなんや>

 

 


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 プロポーズ終了、第5話。これでもう、2人は魂の絆(Spirit Link)で結ばれてしまったのだし、残りのお話はもはや蛇足になるかもしれませんね。まぁ、実際にアニスが結ばれた絆はドラゴンとの呪いだった気もするけども。

 相変わらず、がっつりと2人のパーソナルな部分に踏み込んでのお話ではあるのだが、その前提として「やっぱドラゴンって強さの象徴だよね」という部分を確認しておきたい。そう、ドラゴンって、本当はこんだけ強いはずなのだ。持ってる武器の全てが人智を超えた存在であり、飛行・ブレス持ちでパワーとタフネスも段違い。レアだろうが神話レアだろうが、およそ人間が太刀打ちできる存在ではない。「火竜山の魔竜」シューティングスターなどの怪物を、どれだけの勇者が必死に打倒してきたというのか。それが太古の昔から連綿と続くファンタジーのお約束だったはずなのだ。それが今はどうだ、お手軽にドヤるなろう主人公の台頭により、ドラゴンは主人公のチート能力をひけらかす踏み台に成り下がり、その存在はどこまでも軽んじられてしまった。今となっては齢5000歳のドラゴンが最弱キャラとして少女に怯える始末(そっちはそっちで面白いからいいんだけども)。

 そんな現代なろうのドラゴン像に一喝。良いドラゴンでしたね。主人公はその異形にきちんと畏敬の念を持って接しているし、飛行、ブレス、フィジカルにタフネスと、持てる強さを遺憾無く発揮。勝てないと思わせるドラゴン像はやはり格好いい。そして、その強さを乗り越えるのはいつだって絆の力なのである。がむしゃらに突っ走るアニスに対し、その無茶もひっくるめて全部飲み込んでやると宣言したユフィ。2人の天才が交わり、ドラゴン討伐は初めて可能になったのである。まー、いちゃいちゃしてる姿を見せつけられたドラゴンサイドもたまったもんじゃなかっただろうが。

 改めて見るに、やはりアニスのキャラってのはなろう主人公とは思えない特異なものになっている。作品の都合上なのか、アニスの「前世」はほぼ描かれておらず、現時点で彼女がどんな人間だったのかは全く分かっていない。そこがなろう転生としては異質な部分で、彼女の今の姿を見ても、とても「第二の生」を生きているようには見えないのだ。生まれながらに魔力無しというハンディキャップを背負いながらも抱え込んだ魔学の力。それをもって自らの生を謳歌することだけを望んだ自己中心的な人物であれば単なる傲岸な主人公に成り下がるが、彼女がしがみつく「生き方」は、なんだか自分を中心に置いている気がしない。いや、とにかく自分の信じた道を行くという意味ではこれ以上ないくらいにわがまま勝手なのだが、何故か「自分が一番大事」という価値観がすっぽり抜けている。惰性の生よりも死に急ぐ自分らしさを大切にしている様子は、とてもじゃないが「2回目」には見えないのだ。

 中の人ネタで強引に結びつけると、彼女の生き様、キャラ設計はどこか渡辺さらさにも似ているのかもしれない。きっと「前世」や「魔法」など、本当は手にしたかったはずなのに失ってしまったものがある。その代償として、彼女は魔学の探究に命を捧げ、そのためには他の全てをなげうち、自分の世界に没頭してしまう危うさがある。それを止めてやれるのは、真に彼女を理解し、世界を共有しようとする他者だけなのだ。それは2人で舞台に立つことを誓った奈良田愛なのかもしれないし、背中を預けて空を舞うユフィリアなのかもしれない。どちらにせよ、そこには唯一無二のパートナーがいるのである。

 さて、これで2人の間には余人の立ち入る隙は無くなったわけだが……あの王子様がこの現状をどう見るか……。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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