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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 賑々しさと、寂しさと、初々しさと、第12話。熟年夫婦の貫禄を出しているにも関わらず、きっちり要所で見せるウブな反応、ずるいですね。

 すっかり馴染んだ2人の生活。いや、馴染んじゃダメなはずなんだけど、もうすっかり2人でいるのが当たり前。そんな高校生カップル……そりゃ親御さんからしたら気が気じゃないわなぁ。

 雨が降って長引きそうな撮影合宿に、まず送り込まれたのは仲良しお友達グループ。久しぶりに見る穴水は何も変わらずに穴水でほんと安心する。こいつを中心にしたストーリーでも色々と楽しめそうなくらいに謎と魅力の多い女の子。残りの2人ももちろん輝いており、仲良くなった後のカニは強い。こんだけ遠慮なくぶっ込んでくる子のくせに、あえて伊咲が丸太と何してるか、なんてことは聞かないんだよな。まぁ、女の子らはその辺全部分かってやってる感じだから……あ、野々ちゃんはわかんないけどね。鼻水ぐちゃぐちゃの野々ちゃんかわいい。

 男は男でちゃんと確認してやらなきゃ、ってんで受川が丸太をリサーチ。まぁ、やっぱみんな分かってはいるわよ……。その上でお邪魔しちゃ悪いと思いつつも、2人が望んでるドンピシャのタイミングで救援に駆けつけてくれるのだから本当に友達想いだ。この短期間で、本当にいい仲間を持ったもんだよ。これもやっぱり伊咲のカリスマによるものですかねぇ(丸太は?)。

 しかし、こうしてたくさんの友達とあれやこれやと青春の夏(変な言い方)を満喫してしまうと、去ってしまった後の寂しさも際立つことに。2人が当たり前だとは言ったが、ずっと2人の生活が続けばそれはそれで欠けてる要素もあるわけでね。いや、本当になんの邪魔も制限もないなら、そのまま突っ走って2人の世界でゴールインしてもいいのだが……まぁ、ここでおかんストップはかかりますよ。いやお母さん、たまたま2人が節度のある子供たちだったからまだ「何もなくて」良かったですけど、姉の策略でとっとと2人きりになった時点で、アウトな連中なら即アウトでしたからね? 今更何かあるかもしれないとか騒いでも……手遅れも手遅れよ。許してあげてくださいよ。

 さて、許されざることとなればかえって火がついちゃうのが恋愛模様。このタイミングで丸太にはスイッチが入った……か? どうなる次週。

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「ゴールデンカムイ(第4期)」 ―→6

 何はともあれ、この第4期もゴールインできたことを喜ぼうじゃないですか。関係者の皆さん、お疲れ様です。

 昨年の秋新番としてスタートしたにもかかわらず、「中心スタッフの逝去によって制作が困難」という前代未聞の理由で放送を延期。そこからまるまる1クール分の休憩を挟んで再始動し、ようやくのゴールイン。似たような仕切り直しをした「久保さん」と比べてもさらにブランクが長く、視聴者側のモチベーションが切れてしまってもしょうがない状況。そんな中でも、手堅く、そして大胆に結果を残し続けるこの存在感、やっぱすごいわ。ジャンプ漫画の長期シリーズと言えば今期も「Dr. STONE」みたいな例があり、どうしたって途中から制作も視聴も惰性でやりがち。そもそも原作漫画の方が長期連載になったらマンネリ化して強度を落として行くのはどんな名作漫画でも避けられないはずなのだ。しかし、本作はそうしたパワーダウンの傾向が見られない。いや、もしかしたらちょっとは落ちてたり、変質したりしてんのかもしれないけど、4期は4期で切り取っても充分に頭がおかしいし、笑えるしハラハラできる展開が用意されている。これだけの地力のある作品、よくもまぁ長期連載で成立させたもんだ。

 今作だけの武器を拾い上げておくと、もしかしたら死刑囚の存在が大きいのかもしれない。杉元たちの冒険はどんどん人間関係が大きくなって、話も大仰なものに広がってしまうのだが、そうした時によって立つところが忘れられて漠然とした物語になりがちなところを、「ところで、ここにはこんなイカれた死刑囚がいるんですが」と一発出オチでもいいのでヤベェキャラを出すことによって、一気に「あぁ、これがゴールデンカムイだった」という原点まで引き戻してくれる。今期もヤベェ石田彰とかヤベェ関智一とかヤベェ檜山修之とかが出て「そんなことしてる場合なんか?!」というツッコミと共に頭のおかしい世界観を披露してくれた。この「ぶっとい本筋+飛び道具の死刑囚(あと時々クマ)」という縦横無尽の筋立てが、今作を独特の味わいに仕立てているのかもしれない。

 それじゃ、引き続き完結までの制作をお願いします。杉元とアシリパさんの旅路の結末、是非ともアニメで見守らせてもらいますんで。

 

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「彼女が公爵邸に行った理由」 4→4

 これもまぁ、ある意味で爆発系作品と言えなくもないのだが……ごめん、全然身を入れて見てないので途中からあんまり筋を追えてなかった。なろう系だというだけでモチベが削がれて見切りが早くなっちゃうのだが……こればかりはもう因縁だと思って諦めてもらうほかない。

 ちなみに、本当にどうでもいい話なのだが今作は途中で「キデオン・ジュラ」というキャラが登場して「????」となり、改めて見たら主人公が“レ”リアナだったり、主要人物に「ビビアン」がいたりするのだが……でも、多分単なる偶然。まぁ、たくさん登場するキャラの何人かの名前がなんとなく似てることくらいはあると思う。……詳細不明。

 閑話休題、なろう系なのであんまり真面目に追えなかった作品なので詳細への言及は避けるが、意外に映像部分はちゃんとしている。ちょっと線が太めというか、塗りが印象深い独特のデザインが画面に映え、モーション作画も決して低品質ではない。これでもう1つくらい追いかける理由があればプラス評価に転じる可能性もあったのだが、どうにも私はなろう系の中でも特に「悪役令嬢」系と相性が悪い。通常のなろうはいわゆるオレツエー展開に辟易するだけなのだが、悪役令嬢系の場合、「破滅エンドって何?」という根本的な設定への疑問が未だに解消されておらず、筋立てそのものへの違和感がどこまで行っても拭い去れないのだ。改めてざっくり触れておくと、「どこまで行ったら破滅エンドって回避できたことになるの? バタフライエフェクトの例をとれば、キャラが“本来の”筋立てを認識してそれに反する行動をとった時点で、もう原典の進行とか無意味にならないの? もし運命の修正力が働く前提なら、主人公が何をしても無駄じゃないの?」という疑問である。当然今作もその疑問に答えてくれる要素は何一つなく、主人公はずっと偽装婚約をめぐるあれこれでラブをどうこうする展開に流されつつ、肝心なところで「破滅エンド」が必ず脳裏をよぎるのである。こういう作品ってはめふら要素は全部無しにして、単なる恋愛ドラマにしちゃった方が一気に見やすくなるんだけどなぁ。

 やめよう、安易な設定。

 

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 カワイスギフォーエバー……最終話! 最後のシーンをちゃんとリザ&よぞらで締めてくれるのはとても良かったですね。

 最終話ということで、おれたたエンド……というのもどうかと思うけども、だらだら続きそうな可能性を残しつつ、アニメでは一応節目となりそうなお話も用意してくれた。もちろんシリアスなんて1ミリもない作品なのでいつも通りの雰囲気で無問題だし、その上でキャラクターがわっしょい大集合という賑やかさも見せてくれている(ハムスターのおっさんとかうさぎ親子は欠席だが)。ある意味で宇宙大戦争に地球が勝利した記念すべきエピソード。これできっちり締まったように見えるのは流石に贔屓がすぎるかもしれないが、ほんとに原作ではこの後にどんな話で続いてるんでしょうね。

 最終話の舞台となったのは、なんとまさかのアドベンチャーワールドだった。上野動物園じゃなくてそっちに行くのは、よりコンパクトにいろんなものが楽しめるからなのだろうか(アドベンチャーワールドだってでかいやろ)。お目当ては当然パンダだったが、意外なことにパンダに殺されたのは切込隊長(?)のミトラのみ。艦長はやばかったけどなんとか堪えた。ちなみに艦長のペットのギィちゃんについて、艦長はだいぶ卑屈になってたけど可愛いと言えば可愛くないこともないよね? キモカワも別にお世辞じゃない。なんなら、艦内の動物園にも可愛いやつ何個かいた気がするんだよな。トーテムポールみたいなやつとか、地球の動物園にいてもそれなりに人気はでそうだけどな。

 しかし、そんな動物たちで満足していた宇宙人を迎え撃つは、和歌山が誇る(?)最強可愛い軍団。そうだよ、この地球上にはペンギンなんて動物もいたっけな……そう、私ペンギンも大好きなんですよね。久しぶりに動物園行きたくなってきたわ……ちなみに私が動物園の動物で最推しなのは日本だと2カ所の動物園でしか飼育されていないというカナダヤマアラシである。かつて彼に会うためだけに名古屋の動物園に足を運んだことがあるのだが、残念ながら今は移送されて浜松にいるらしい(もう1匹は東北)。……この夏、なんとか浜松まで会いに行く計画を割と真剣に模索中です。

 宇宙人たちはペンギンやレッサーパンダなどの精鋭に次々と返り討ちにあい、我らがリザさんもここにきてキリン・ゾウのコンボにまさかの敗戦。いや、冷静に考えてキリンとかゾウってそこまで「可愛い」ではないと思うのだが……一度動物園の空気に飲まれると、あらゆる生き物の尊さが数十倍になって叩き込まれるからな……最後まで生き残ったガルミたちを今後は艦内で昇進させてあげてください。実際、地球への切り込み隊長としては、リザ・ガルミ・ラスタの3名が頭抜けて優秀だろうしな。異種間コミュニケーションが捗るといいなぁ。

 最後に、今回一番気になったことに触れておくと……ハリネズミって……キモカワなん? まぁ、自分のペットが「痛い」ってのは確かに異様と言えば異様なのだが……あいつはど真ん中ストレートの「可愛い」じゃね?

 

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「おとなりに銀河」 6→6

 まだまだ続く爆発系作品。そしてこちらも「実は好きでした」枠だ。

 ラブコメってことで今期は色々と比較対象が多かったわけだが、今作で特に取り上げるとするなら「地に足がついてないふわふわ感」だろうか。タイトルに引っ張られてる印象もあるかもしれないが、ほんとにフツーの日常を送ってるだけのはずなのに、どこか突拍子もないような、どこか日常からはズレてるような、妙な特別感がある。例えば「山田くん」はネトゲというテーマを使って「そんな都合のいいことあるかい」みたいなお約束な展開を扱っていたのに対し、こちらの作品はほとんどのパートが初々しいカップルが単にいちゃついてるだけなので「トニカクカワイイ」と大差ない展開のはずなのに、そこにただ1点、「棘の呪い」という意味のわからん概念が入ってくることで、急に話が怪しくなる。2人して呪いのディティールを検証してみたり、呪いを巡ってしおりさんの実家まで行ってドタバタする必要があったり。こんだけ揉めに揉めるような大きなファクターなのに、どこまで行っても「呪い」はふわふわしてて、それがなんなのかはよく分かんないってのがすごいよね。「訳のわからんことを言うな!」と思いつつも、それが日常風景を壊すようなこともなくいつの間にか2人の間では「呪いありきのコミュニケーション」が成立し、「呪いの先の共同生活」が待っている。「あ、そんなんでいいんだ」と拍子抜けしても、「まぁ、この2人ならそれでええんやろなぁ」という諦観にも似た納得感がある。「山田くん」がベタながらもラブコメ的なご都合お約束にちょっとずつリアルを肉付けしてドラマにしていったのに対し、こちらはとっかかりからしてよく分からん関係性をずっとフワフワしたまま見守る。またメインの2人のキャラがこのフワフワに抵抗せずに馴染むばかりの奴らなもんでね。

 しおりさんに関しては、「陰キャに理解がある深窓の令嬢」という、理論上は存在が提唱されているが未だ実存が確認されていない無体なステータスを存分に発揮し、それを久我という「ほんとにただ優しいことだけを武器に生きてきた男」が受け止めるという、人畜無害すぎて現実味がなさそうだけど、「まぁ、結局恋愛ってそういうもんだよね」というこちらも不思議な納得感もあるカップリング。特に久我に関しては、とにかく人のことを考えて動ける徳の人なので、「山田くん」における山田みたいに「女の子はこういう男に惚れるもの……か?」と首を捻るようなところもない。善い男に、善い女がくっついた。それだけの話。そしてこの2人の「善さ」が主にホームドラマ方向に発揮されるのもまた良い。久我家3兄弟、ほんとにいい家族だったなぁ。ラストでまちちゃんのお悩みにフォーカスしていく構成も微笑ましいし、こんなにも互いを思い合い、互いに手を取り合って成長していく兄弟ってのもあるものかと羨ましいばかり。ガンダム見た後だと特に。わたしゃ姉萌えも妹萌えもないけど、家族愛には弱いんですよ。この後、正式にしおりさんも家族の一員になって末長く幸せに暮らしてほしいですね。

 ちなみに、久我家といえばやっぱりまちちゃん役の遠藤璃菜ちゃんだよね、という話題は新番チェックの時にやったが、伏兵として刺さったのはもしかしたらふみおの方だったかもしれない。そうかぁ、長縄まりあボイスってショタにつかってもいいんだぁ……。今期は「ダイスター」の八恵と同時にこのふみお君だったので(あとこめっこ)、「長縄ワールド恐るべし」と思い知らされた。ロリ専用ボイスってどうしても芸の幅が制限されるイメージがあったが……そんな心配は無用だったようだ。

 

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 いい話“風! 最終話! 冷静に考えると、結局2人して夢半ばで力尽きてることになるんだよなぁ……。

 まぁ、こういう終わらせ方になるしかないのか。もちろん作中でイヴと葵のどちらが上なのかを明言するわけにはいかないし、もしやるとしたら「これで私が200199敗ね」「違うでしょ、私の方が200勝してるわ!?」みたいな絶対数で有耶無耶にするお約束の技法くらいしかないのだが、ゴルフでそれやるのはいくらなんでもしんどかろうし。おれたたエンドにも似た「数年後……」パターンで誤魔化すくらいしか丸く収める手段は思いつかない。

 その結果、最終話で何が繰り広げられたかというと、ぽっと出のランキング女王とイヴの一騎打ち。流石にそれだけだと葵の立場がないのでなんと夢のキャディー共闘というサプライズが展開されたわけだが、「昨日ぶっ倒れて運ばれたやつがキャディーて」という、お相手もびっくりだったツッコミポイントが気になるし、「イチナさんが不憫すぎるやろ……」というのも気になる。そして何より「いや、そこで葵がキャディーについたからってイヴが強くなるのは変じゃない?」という気もする。まぁ、結局「最愛の人が隣にいると力が湧いてくるんだ」っていう古臭いラブソングみたいな理屈が一番考えやすかろう。このアニメの筋立てを振り返ってみれば、古臭いスポ根のそれに違いないのだし。適材適所、このアニメならこのエンドでもまぁええやろ。「シャイニングレインボーバースト」っていうネーミングだけどうにかしてほしかったけど。ウィング要素がなくなると「天鷲」要素はゼロになるな。

 結局葵の病気も治っちゃったみたいなので、多分アムロも元気で後進の育成に励んでいることだろう。あと多分部長先輩といちゃいちゃにも励んでいることだろう。セイラママンの立場がないなぁ。冷静に考えるとここまで展開されてきたドラマが全部茶番だったんじゃねぇかという気にすらなるが、考えるな。感じるんだ。それがバーディーウィングなんだ。それでいいじゃない。かしこ。

 

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「トニカクカワイイ シーズン2」 ―→4

 こちらも今期数多ある爆発系作品の1つだが、これはまぁ、残念ながらそこまで応援したいようなもんではない……けどまぁ、別にそういう視点で見るようなアニメでもないよな。

 ただ、1期の頃から自分は本当にこのアニメを適当に観てたんだなぁ、ということに気付かされたのだが、ほんとに単なるイチャイチャしてるだけの作品ではなかったのね。いや、分からん、1期のタイミングでは本当にそうだったのかもしれないが……何やらちまちまと「大筋」に関わりそうな伏線は張られてたのかもねぇ。今回第2期でも特に何かが明かされたというわけでもないのだが、少しずつ背後にある「なんか変な空気」が匂わされるようになっており、司の正体に迫るパーツが1つ1つ揃ってきている感がある。今になって思えば出会いのエピソードなんかも本当に「そういう」話だったはずなのだが、先入観バリバリで「どーせ適当なラブコメだろ」ってな見方してると問答無用でスルーしちゃうもんだわね。

 仮に「もうちょっと別軸での何か」がしっかりあるんだったら、このシーズン2で終わるってわけにもいかず、きちんと完結まで追いかけないとダメだよねぇ。……これ、原作もまだ未完? あんまり拠り所がない状態でここからずっと付き合い続けるのも面倒ではあるが……まぁ、特に負担があるわけでもないから別にいいか。

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「山田くんとLv999の恋をする」 6→6

 今期数多存在した爆発系作品の1本。いちいち全部のアニメで感想を書くのはしんどいので代表して「スキロー」「インソムニア」だけ書いてたけど今期のラブ系アニメ、実は渋い秀作が多くてですね。今作もそんな隠れた秀作の1つ。トニカクカワイかったです。

 「ネトゲ絡みの恋愛模様」という舞台設定はあちこちで見てしまっているものなのではっきりいって新鮮味は無いのだが、そもそもラブコメというジャンル自体が古代から存在する媒体なのだから、そこに新鮮味は大して求められていない。肝心なのは恋愛という微細な感情の揺れ動きをどのように描写していくか。そういう意味では、ラブコメこそ原作漫画からアニメ化する時のクリエイターのセンスが問われるジャンルなのかもしれない。「きせこい」なんかもその1例でしたよね。

 そうした意味で、今作最大の見どころは浅香守生監督の演出姿勢そのものと言ってしまっていいかもしれない。分かりやすい特徴としては下記文字を多用してキャラにいちいち台詞を喋らせずに回していく技法なんかがあるし、そのほかにもとにかく愛らしさを前面に押し出したコロコロとm丸っこく、どこまでもファンシーな飾り立てが印象的。そして私は、こうした浅香節がやたらと刺さるのである。やはり生まれたばかりの雛は最初に見たアニメを親だと思うもので、私の中で「CCさくら」の刷り込みは未だ大きな影響を及ぼしているようだ。まぁ、今作と「CCさくら」が似てるかと言われた微妙ではあるのだが……静かに、ゆっくりと時間を動かしていくこの精神性が本当に肌に合う。

 ラブコメとしての刺激の量を考えると、メインヒロイン・茜さんは「おもしれー女」としてはそこそこの出力。酔った時の飛ばし方はすげぇし、「突如男の家に押しかけて手料理をタッパーに詰めまくって去っていく女」なんてのはどこまで行っても男の理想が具現化したような部分もありつつ、やはり現代っ子らしいどこか突き放したような恋愛観はファンシーの中にピリッとしたリアルも混ざる。ただ、山田に対する恋心を意識してからは本当にただひたすらに恋する乙女一直線であり、余計な要素は合コン一筋のお友達にパスしたかのような状態。とにかく茜が思い悩みつつ、甘々な時間を提供してくれる様子が眼福もの。そこに同じギルドの優しい仲間たちが絡む。特に八面六臂の活躍を見せる瑛太に関しては、攻略対象じゃないのに流石に人格が仏すぎて都合が良すぎるきらいはあるが、今作は(今作も)突き詰めれば悪人が1人もいない温かい世界なので、余計な刺激などは求めず、頑張り屋の茜さんを全力で甘やかしてくれるいい世界だと思って浸ってしまうのが正解だろう。こうしてみると、茜が人たらしの能力を発揮して周りの人間を籠絡していくのに、最後まで抵抗してた(?)のが山田ってのは面白いっちゃぁ面白いのかも。

 こうして「普通じゃないところもあるけど、やっぱり普通の恋愛模様」をただダラダラと見ているだけでもある程度満足できる作品ではあるが、そこに加速を与えてるのはやっぱり中の人。1話目から引き込まれた「年相応のキャラをやる水瀬いのり」パワーがほんとに強くて、今後の声優人生も盤石だな、ってんで10ヶ年での契約更新待った無し。ロリじゃなくておねーさんないのすけ。おねーさんだけど結局扱いはおこちゃまみたいになっちゃういのすけ。茜かわいいよ茜。可愛いキャラ造形って意味ではネトゲキャラの丸っこい造形もファンシー具合をさらに加速させていたし、何から何まで「茜さん可愛くていい女やろ?」というアゲ要素しかなかったな。ラブコメなんだから、これでいいじゃない。

 

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「六道の悪女たち」 4→4

 きれーに第一印象のままで走り切った作品。まぁ、特にアニメ化して付け加える要素も無かろうし、そうなるのが必然なのだけど。

 というわけで新番チェックの時に書いた第一印象以上でも以下でもなかった。普通に見ているだけでは感情がプラスにもマイナスにも振れないようなアニメになったが、個人的には「不良漫画」が好きじゃないのでややマイナス。万一アニメになったおかげで何かしらのプラス要素が出たら楽しいかも、と思ったのだが、あんまり気合い入れて作る作品でもなかったんだろうなぁ。「入間くん」くらいの愛情を持って作ってくれたらもうちょい印象が良くなった可能性もあるのになぁ。

 あ、一応のプラス要素としてうえしゃまの無茶苦茶な使い方が楽しかったです。あれがなかったらほんとに虚無になってたかもしれないので、後半にあの兄弟が出てきたので救われた感はありました。声優業界も「こいつなら無茶苦茶なオーダーだしても応えてくれるよね」みたいなところがわかってる節がある。

 

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