最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
適応体の胞子歌い/Adaptive Sporesinger 最近のカードデザイン、「とりあえず柔軟性を持たせとけばなんかしら使えるから文句ないよね」みたいな雑多なデザインが多い気がするのだが、紛れもなく事実なので文句は言いづらい。こちらのクリーチャーはライフで攻めたいなら自軍の後押しができるし、毒で攻めたいなら増殖も選べるという変幻自在の働きぶり。後に残るのが2/2警戒という凡庸なクリーチャーだけなので、やはりこの187効果をいかに使えるかが採否の鍵。実は「ライフ向けと毒向け」とは分けたが、パンプ能力は序盤に出した毒性クリーチャーを強引に突破させるのにも使えるので、実際は毒毒向けっぽかったりする。節操なしに仕事が出来るソーサリーみたいな存在を「緑だから、ほら、クリーチャーですよ」みたいな顔して出してくるの腹立つよな……そんで普通に使えるカードだしな……。 硬化した屑鉄喰らい/Armored Scrapgorger 食べる。選ぶ。食べる。選ぶ。食べる。良いフレーバーテキストである。このセットのマナクリ。2マナでタフネス3と耐久力が高く、タップだけで好きな色マナが出せる、かなりの高性能。ほんと、「ユートピアの木」がレアだったことを考えると、時代はどこまで変わり続けるものかと切なくなってしまう。そしてこちらは追加でパワーアップする可能性も秘めており、さながらかつての名クリーチャー、「熊人間」のごとし。いや、もっと最近の「隠遁した剥製師」を例に出した方が正しいだろうが。試合中盤以降の3/3はそこまで大きな戦力ではないが、まぁ、単なるマナクリよりは殴れるかもしれないマナクリの方がいいだろう。そして、そんな半端なステータスよりもよっぽど重要なのは、こいつが成長する過程で墓地のカードをむしゃむしゃしているということ。そう、こいつはマナクリのふりをした中盤以降の戦力のふりをした墓地掃除人である。最近は特に墓地の需要は増えており、2マナで出せて片手間で墓地対策できるクリーチャーなんてものはまさに利便性の塊。今後の緑デッキでは要注目のクリーチャーだ。ちなみに、タップ状態になるたびに対象を選んで追放し、解決されたら油が増える構造。つまり墓地にカードがなければ油は貯まらないので注意すること。選ぶ。食べる。 伝染病のヴォラック/Contagious Vorrac ヴォラックとは、ミラディン固有のビーストで猪っぽい生き物。過去にも「銅の蹄のヴォラック」などが確認されているが、元々は単に「ビースト」だったのだが、いつの間にやらオラクルが出て「猪・ビースト」に変更されている。こちらのクリーチャーは当然最初から「猪・ビースト」である。そんなヴォラックも見事に油に汚染されており、こんな何気ないところにも増殖の種が潜んでいる。3マナ3/3のナイスバディに、なんと土地を手札に加える能力まで。この時点で「護民官の道探し」あたりの上をいく性能で、コモンとしては文句のつけようもない。さらに、土地はライブラリを見て見つける方式だが、見つからなかったらこれが増殖に変換される。試合中盤以降に引いても「今更土地なんていらんのに」という不満を、増殖に置き換えることで綺麗に解消してくれるのだ。あまりに隙のない設計。ヴォラックってそんなに親切な生き物だったのか? 油に侵されて以降の方が優しくなってるまである。 銅の足長虫/Copper Longlegs 増殖のおまけがついた「梢の蜘蛛」。最近はこの2マナの蜘蛛枠は戦闘性能を高めた「罠紡ぎ」の登板が続いていたが、今回はフライヤーへの対策力を削られた代わりに、世界にマッチした能力をもらった形。飛行持ちの毒性クリーチャーが多数存在している時点で、緑は飛行防御もしっかり準備しなければいけないのは自明。とりあえず止められればいいのだったらこの小さな1/3でも仕事はしてくれるだろう。その上で、どうしても止められないやつが出てきたらブロック後に最後の遺産として増殖を1回。まぁ、2マナとしては悪くない取引じゃなかろうか。あんまりこれだけ並べても勝てるようなクリーチャーではないが、リミテッドではデッキメイクの腕が問われる1枚。案外、こんなん使わずにビートしてる方が早い環境になる可能性もあるわね。 PR 滅殺の眼差し/Annihilating Glare ただでさえ戦闘力に長けたファイレクシア人だが、よりによって無敵ゴルゴンのヴラスカさんが完成化しちゃったら、そりゃ多方面に強いだろ、という光景。ベースとなっているのは灯争大戦で活躍した「灯の収穫」で、今回はマナ支払いの時の色拘束をゆるくした他、追加コストにアーティファクトも選べるようになって利便性アップ。状況に応じて最適なコストで唱えられる万能除去としてこの世界でもたっぷりお世話になるはずだ。赤黒に寄せておけば生贄効果もプラスに転じることもできるし、一粒で何度も美味しい味わい方を用意しておこう。 残虐の陰皇/Cruel Grimnarch 陰皇(いんこう)とかいう知らん言葉を作るな。一応補足しておくと、「Monarch/君主」という単語があり、最近でも「怪しげな統治者、スクイー/Squee, Dubious Monarch」などのカードに使われている。その単語を「暗い、恐ろしい/Grim」と組み合わせたのが「影の王者」たる「陰皇」だと思われる。まぁ、コモンなんだけども。全然尊さ感じないんだけども。6マナ5/5接死コモン。悪くないけど良くもない。「のたうつ分解者」だったら多分もうちょい軽く使えただろう。不自由な分は不可思議な187能力でまかなっており、このマナ域では珍しい、「貪欲なるネズミ」のようなハンデス能力を持っている。当然、試合の後半も後半で手札なんて残ってへんわ、というクレームを想定して「手札捨てない奴がいたらこっちにボーナスもらうで」というおまけ機能付き。出した時点で何かしら得するので、なるほど悪いカードではなさそうだ。ただ、特に何かとシナジーがあるわけでもなく……何故このセットにいるのかは良く分からない。ちなみに名前が「メムナーク/Memnarch」と関係あるかどうかも分からない。多分、無い。 殺しの百長/Cutthroat Centurion 続いて「百長」という言葉も知らん言葉だったが、調べてみたら「Centurion」は「ローマ時代、陸軍の百人隊(century)の隊長」とのこと。これはちゃんとある言葉だった(百長というかどうかは知らんが)。まぁ、とにかく何かの隊長らしいクリーチャー。隊長いうてる割には3マナ2/2とサイズはしょぼいが、部下を犠牲にしてしぶとく生き残る術を身につけている。いわゆる「ファイレクシアの食屍鬼」能力だが、最近の流行りに合わせてか1ターンに1回制限がつけられてなんらかのコンボ要素とかでぶっぱすることはできない。最大サイズでも4/4と大したことないにも程があるが、コモンだったらこれくらいでも最低限の仕事はできるか。赤黒の「死亡誘発」シナジーのサポーターとしてもそこそこ使える。でもまぁ、この世界にはすぐにサクれるパワーストーンも無いし、あんまり慌てて取る必要はないかな。 「強迫/Duress」 今回もコモンハンデスはこちらが担当します。直前の再録はイニストラードなのでまだスタンダードリーガルではあるが、一応今年秋のローテーション以降も残ることが確定したわけだ。最近の黒単なんかでもたまに入ってることがあるし、時代が変わってもその強さは色褪せませんな。今回のイラストはおそらく今回限りの一点ものなので一応貴重ではあるが、なんだか良く分からんのであまりありがたみはない。 エンディングのカチカチ入れ替わる演出、文字はクッソ読みにくいけどなんか好き、第4話。目に悪いってんで変更された伝説の「中二病でも恋がしたい!」の初代OPを彷彿とさせる出来です。もしかしたら純愛作品としてのオマージュ要素があったり……はしないか。 というわけで、純愛は純愛でも百合の今作ですが、非常にゆっくりと進行しており、なろうにありがちな「とりあえず要素ぶっ込んでおいてテンプレ通りに進めりゃいいだろ」みたいな適当さが無いのは良い部分かと思います。まぁ、そのおかげでだいぶのんびりした進行とは言えるのだが……今回はAパートをフルで使ってユフィの今後に向けての心構えを描いており、お約束イベントの「婚約破棄」から先、嫌われた悪役(じゃない)令嬢がどのように人生を見定め、そこに厄介王女のアニスがどう影響を与えたのかが分かりやすく提示されている。2人の関係性の物語にならざるを得ないのだから、この「馴れ初め」とも言えるはじめの一歩は、きちんと解きほぐしてくれないとね。 これまでただひたすら「王子と結婚して国政を担うことになるんやろなぁ」ってんで馬鹿正直に生きてきたユフィは、いざ婚約破棄されると依って立つところが何一つなくなってしまい、燃え尽きてもいないのに症候群、抜け殻のような状態になってしまった。大学に入るための受験勉強に必死になり、いざ大学に入ったら何していいか分からない現代の学生さんたちのようである(鏡を見ながら)。いきなり何もないところに放り出され、指示を出してくれる人もいないもんだから「私に何か指示を出してくれ」と頼むも、アニスは当然そんなことはしない。何のために生まれて、何をして生きるのか、答えられないなんてそんなのはイヤなので、自分で探すしかないと説くのである。 アニスは助けるには助けたユフィに、何かこの先の道を提示してくれるわけではない。かわいそうなユフィを見て咄嗟に助けちゃったけど、そもそも自分がはみ出し者の人生ルートを選択してしまったわけで、ユフィにその後ろをついてこいというのは流石に無責任だろう。だからこそ「私は知らんけど、好きにしたらええ」と任せていたわけで、実際それで救われた分かりやすい前例としてくまちゃんメイド・イリアがいる。イリアはうまい具合に人生行路を修正し、両親にザマァと言えるまでに立派に成長しているわけだが、それはアニスのおかげなのか、イリアが強かっただけなのか、はたまた時間が解決したことなのか。悩めるユフィを見て、イリアもちょっと自分と重ねてアドバイス。まぁ、結局は「ゆっくり考えましょう」以外の選択肢は無いのだけどね。時間はたっぷりあるのだから、まだ若い身空にはそれで充分だろう。 しかし、そんな状況で放っておかないのがなろうファンタジー世界。分かりやすいクエストとしてのドラゴン爆誕。これを討伐すればユフィとアニスの関係もますます近くなり、懇ろになれそうだったのだが……ここにもう1人、アニスに人生をかき回された人間が登場。そう、正当な王位継承権を丸投げされた王子様だ。考えてみりゃ、彼も本当にかわいそうな身の上でねぇ。決して悪人ではないっぽいんだよな。ただ、どうしても「姉より優秀な弟はいねぇ」ってんで世間の目が冷たく、アイデンティティを保つためにも必死に何かに抗わなきゃいけない人生だった。その結果が「敷かれたレールの上をあるくなんてごめんだ」というちょっとした反抗期であり、その結果としての婚約破棄。そうして考えるとユフィの不幸の遠因ってアニスだな……。まぁ、とにかく何とかして自分が生きている意義を見出したいというアルガルド。全てをなげうってでも何とか自分を認めさせようと一か八かの勝負にでるが……またしても姉の影。……やっぱなろう主人公ってクソかもしれん。弟君、かわいそう。
「たぎってくると指導が理不尽になってしまう」教師は流石にクビにすべきだと思うの……第3話。「指導に熱が入る」くらいなら分かるけど、同僚目線で「理不尽になる」って思ってるのは流石にダメなのでは? というわけで無事に顧問も加わり、正式な再稼働を果たした柔道部。いきなり次回からIHがスタートというスピード展開だが、まぁ、我々素人が丁寧に柔道の練習していく様子を見せられても、ちょっとずつ上達していく要素なんて拾えませんからね。とりあえず試合やって、彼女たちの実力がどんなもんで、今後目指す目標がどうなるのかを示すのが妥当な展開でしょう。現状、3人の中では突出して上手いのが氷浦永遠。メンタル部分も対人関係以外はそこそこのようだが、かつての先輩に因縁付けられたあの表情について、今後どう説明していくのかが気になるところ。残りの2人はずっと一緒に練習していることもあり、はっきりとどっちが上手いってこともなさそうだが、メガネ(滝川早苗)はどうにもメンタルが弱そうなので、実際の大会で結果を出しやすそうなのは主人公(園田未知)の方か。ただ、どう頑張ったところで3人体制という厳しい部活状況では上達にも限度がありそうだし、普通に考えたらあんまりIHでいい成績が残せる学校ではないと思うのだが……その辺にどれくらい説得力を持たせられるかが、今後の展開を見守る上での鍵になりそう。まぁ、1年目のIHで1年生だけの3人組とか、さっさと負けとけっていう布陣ですからね。 とまぁ、柔道アニメとしての展開もそこそこ気になりつつも……やたらと推してくるのは、部員同士の余計なまでの関係性。特に、柔道部でもないのに色々と危ういサインを出しまくる剣道部員・南雲安奈の存在が気になってしょうがない。あいつなんなんだよ。もう、未知に向けての視線が完全に恋心なのよね。髪色のくだりの時なんて即殺されてんじゃん。なんだこのチョロい生き物。一応、他の2人も未知に対しては割と強めの感情を持っているようなのでこの部活はあまりにデンジャラスなのだが、早苗はまぁ、昔馴染みのよしみという枠内で収まる部類か。そして永遠に関しては高校柔道を続けられることになった重要な存在っぽいので、未知への感情はこちらもずいぶん大きい様子。だからこそ、安奈さんもさっさとタイマン張って牽制しにきたんだと思うし。あの2人の関係、どこまで「そっち系の感情」をフォローしつつの勝負になるんでしょう。ポジションを考えると安奈は今のところ未知に深く食い込む手段がなく、どうしようもない状態だと思うが……1話の描写からして、この後も剣道部の籍はキープしながら柔道部を手伝ってくれる出張メンバーみたいな扱いになるんでしょうかね。まぁ、先生も「初心者から練習したら上手くなった」って言ってるし、努力次第でなんとでもなるのかもしれん。 ちなみに、そうして今回のクライマックスとなった謎の電車シーンだが、最初から彩沙ボイスが散々流れているところに、何故か永遠のママンのCVが三森すずこという配置だったもんで、そのまま「列車は必ず次の駅へ。では、柔道は?」みたいな気分になってしまった。ポジションゼロでもういっぽん。 聖堂の導き手/Basilica Shepherd 白コモンの飛行ファッティ枠は、今回はおとなしめの3/3設定。5マナ3/3フライヤーなので一昔前なら普通だが、最近だとこれよりもちょっと大きい奴らが出始めており、実際に青の同じ枠は4/3の「水銀の魚捕り」が担当している。それじゃぁその分ボーナスがでかいのかと言われたら……はいその通り。なんと出ただけでトークンが2つももらえるので、合計サイズなら5/5とライバルを圧倒している。もちろんステータスは単純な足し算では計算できないが、とりあえず頭数が一気に増えること、そして地上の毒、空のダメージの2面体制を敷けることで、5マナからでも引き続き攻めのプランを継続できるはずだ。場に出た時点で一仕事終えているため、除去が飛んできてもそこまで心が痛まないというのは重いカードを使う上での重要なポイントである。 ダニの突撃/Charge of the Mites え? ダニ、でかくない? このサイズなん? これで1/1は流石に嘘だと思うのだが……このイラストに描かれてるやつが「特殊戦闘ユニット・キングダニ」とかなんでしょうね。他のイラストのダニは常識的なサイズだからね。さておき、そんなダニが荒ぶるコモンのナイストリック。今回は「どっちも選ぶ」というお得設定の呪文が多い中で片方しか選べないのはちょっと残念だが、この効果で両方選べたら確実に5マナとかになってしまうのでしょうがない。上のモードは「カビーラの叩き伏せ」など最近白火力でちょくちょく使われる「自軍全員で袋叩き」設計の火力。カード名の通りにダニ祭りからナチュラルに接続して白とは思えない効率の基本除去として使っていける。そしてこのカードだけをかき集めても大丈夫なように、いざというときは自軍クリーチャーを2体水増しできるのが下のモード。普通に毒性クリーチャーがインスタントタイミングで2体登場すれば相手の計算を大きく狂わせることができるので攻めの手筋としても優秀な効果だ。トータルで、とりあえずデッキインしておいて問題ないクオリティだと思うが、ダニたちは一切ブロックを考えないので、正面からの殴り合いで負けないだけの構えは必要だ。 肉剥ぎの猛禽/Flensing Raptor たまに思うんだが、こういうクリーチャーの羽ってどう考えても空を飛べるようには作られてないと思うのだが……航空力学は無視して、魔法の力で飛んでるとかいう設定なんでしょうかね。さておき、3マナ2/2飛行という白コモンのエース設計に、さらに垂涎の能力が2つ。1つは当然毒性で、飛行毒持ちが堅実にライフと毒で蝕んでいくお手本のようなビートクリーチャー。さらに場に出た時に好きな毒性持ちを飛ばすことができ、1ターン目、2ターン目にせっかく出したのに攻めあぐねていた毒クリーチャーが1点をねじ込む大きな助けとなってくれる。自身の毒性も含めれば、流石に最低でも1個は毒カウンターを残せるのではなかろうか。どうにも、こうして見てると今回の環境は速攻毒ビート(後半は増殖でなんとかしろ)が鉄板のように見えるが……。
昆虫美味しい、第3話。意外に早く下まで辿り着きましたな。おしっこはまだいいとして、うんこはどうしたんでしょうね。昆虫食だとうんこ少ないのかしら。 などという下世話な話も気にならなくもないが、なんとも不思議なテイストで進んでいる作品。現時点では新番組のどれに注意して見守っていくかをまだ悩んでいるような状況なのだが、今作は「面白いかと聞かれたら正直まだよく分からんのだが、なんか気にはなる」くらいの印象。分からん度合いでいうと「アルスの巨獣」も分からん系作品なんだが、あっちはあんまり気にならないんだよな。うまいこと説明しづらいのだが、あっちは制作側の意図が見えるというか、底が見えるというか。こちらの作品も展開としては至極ありきたりなボーイミーツガールではあるのだが、そこから先が全く読めないので、今後の2人の関係とか、雪海に降りてきた後の世界情勢とか、その辺がどのように描かれていくかは素直に興味があるのですよ。 色々と設定は掘り下げられており、今回一番気になったのは雪海という現象そのもの。前回までのお話で「地上に一面海が広がってるのに、世界的な水不足ってどういうこと?」って疑問に思っていたのだが、どうやら雪海は「海」ではなさそうね。死んでしまった(殺してしまった)「馬」を弔うために浮遊袋とかなんとかいうアイテムを外してやったら、そのまま雪海の底へ真っ逆さまに落ちていく描写があり、リリハも「これがないと沈んじゃうから」と言っている。どうやら雪海の上を「走れる」のはなんらかの道具の力であり、そこには水もなければ海もないのだ。飛び込んだ時の飛沫の跳ね方からすると「なんらかの物質」で満たされてはいるっぽいのだが、それは決して水分ではない。底の景色が見えないような白濁した何かではあるのだが……なんなんだろう。雲みたいなものなのかしら? 他にも世界と虫の関係、天膜で生活していた人々はいったいどこから来て、雪海の人々とはどういう関係にあったのか、そして、文字文化を残した「看板」などの「先史」時代の匂わせなど、まだまだ解明すべき謎がてんこ盛り。全てが綺麗に説明されて新しい世界が拓かれるかどうかは微妙なところだが、とりあえず納得できるようになるまでは見守りたいわね。 オッパイ、スキスキ、第3話。いちいち画面が衝撃的でどうしても見入ってしまいますな。しかし、残念ながらこちらの作品はいただいた情報の通り、制作遅延のために一旦ここで中止となる様子。こんな気になるとこでお預け食らうのはしんどいなぁ。 というわけで、再開後に少しでも思い出しやすいように現時点での覚書き程度に記録していくが、とにかく不穏な空気の出し方がうまいな、というのが全体的な印象。2話目もサイレント劇を中心とした機械生命体の物語が何とも不可解なものに仕上がっており、「機械の心」みたいなベタベタなテーマを扱っていて何度も見ている展開なはずなのに、どうにも目が離せない。ひとえに美麗なグラフィックのおかげもあるのだが、今回のお話のロボットセックスの描写なんかも含め、要素の出し方がピンポイントに刺激に溢れているのが実に良いですね。主役である2Bと9Sの2人も人工生命体であるにも関わらず、そこに過剰なまでの「生」を感じさせつつ、2Bの方はそれでも「機械らしさ」を残しているため、見れば見るほどにどんどん機械と人間の境界が曖昧になっていく感覚が実に不安定で気持ち悪いのだ(褒めてます)。 こういうお話を見ていると、どうにも日本人のDNAに共通して刷り込まれているトラウマ要因に「ロビタ」っていう名前があるんじゃねぇかという気がする。手塚治虫が生み出したSFキャラの最高峰の1体、多分、これまでの人生であれ以上の「ロボットの描き方」の衝撃を受けた存在っていまだに無い気がするのよね。今作の機械生命体も、どこかロビタの面影をまとっているようで必要以上に過去の記憶を想起してしまう。別にパクりとか二番煎じとかいう話ではなく、昔からある根源的な問題意識を、改めて掘り下げてくれるシナリオ展開になっているんじゃないかと。 てなわけで、やっぱり返す返すも中断は惜しいわね。なるべく早く復帰できるように願っているが、この作画クオリティあってこその話でもあるので、半端な妥協も見たくないという気持ちもある。さて、どうなるものやら。
万難を排して/Against All Odds なんとも珍妙な効果を組み合わせた不思議なアンコモン。まず、下の効果は分かる。最近白が強く推している「軽量カードのリアニ」呪文で、これを使いたいシチュエーションはすぐに想定できるし、1枚のカードとして存在する意味が分かる。ただ、効果だけで言えば「再稼働」の下位互換であり、4マナで、あまつさえアンコモンで登場する意味も分からない。そして上の効果。こちらはいわゆる「明滅」効果と呼ばれるものだが、相手の除去を回避できるインスタントならまだしも、ソーサリーで使いたいタイミングというのはかなり限られる。いわゆる187能力目当てが中心だが、そのほか相手の除去オーラを剥がすとか、そういう使い道くらいしか無かったはず。4マナとカード1枚を払う価値は見いだせない。そして、この2つの効果を「両方解決してもいい」と言われるが……少なくとも2つの効果に相乗効果があるように見えず、何が起こっているのか、どうにもチグハグだ。「万難を排している」シチュエーションも想像しづらく、単体でも、総体でも変なカードである。ただ、2つの効果をまとめて解決する前提ならば弱いカードではない。おそらくポイントになるのは白がメインを務める「ミラディンのために!」軍団。装備品を一時追放して戻すだけで2/2トークンが復活するため、一応「クリーチャー呪文」と考えることはできる。また、油カウンターの再充填なども一応狙える効果か。下の効果は4マナ払って唱えるモチベを維持するための最低保証だと考え、上の効果をいかにうまく使いこなせるかが採用非採用を分ける鍵。あなたのデッキに、居場所は見つかるだろうか? 這い回る合唱者/Crawling Chorus 安定のキモさが実に見事にファイレクシアンな1枚。確かこのセットの公式発表の時にも公開されていたイラストであり、その絵力だけで世界の絶望感を表すパワフルな1枚である。ただまぁ、カードとしては単なる1マナコモンだったわけだが……何度も言及している「軽い毒性持ち」なのでその価値は高く、さらに死んでもおかわりが手に入るしぶとさももちろん評価できる。この手のカードの最高峰はトークンが飛んでいた「宿命の旅人」だろうが、あれ以上に1マナであることの意味がでかいこのクリーチャーも重要度では決して負けていない。あとはまぁ、リミテで先手をもらえるかどうか、そして初手にいるかどうか。毒1つをめぐる運ゲーっぷりは吉と出るか凶と出るか。 信念堅い決闘者/Duelist of Deep Faith なんとしても毒1個与える軍団の最有力候補。最近すっかり定番になった「自分のターンだけ」能力で先制攻撃を付与されたナイスアタッカーで、毒性が無かったとしてもリミテで採用されるであろうことは「飛びかかるオオヤマネコ」あたりの先輩で証明済み。こちらのクリーチャーは過去の類似クリーチャーに加えてしっかりとタフネス2も与えられた上に毒性によってアタックの意義が爆増している。毒だろうが堕落だろうがビートだろうが、まずはここからスタートすればいいという万能コモンである。クリーチャータイプが兵士なのもシブく、もしかしたら構築クラスの兵士デッキでも一助になるかもしれない。
刃ある大使/Bladed Ambassador 最近はすっかりおなじみになった、白の2マナ3/1ビート枠。ここ最近は打撃力と守備力を兼ね備えたこの枠に優秀な奴が多く、直近の「新ベナリアの守護者」も期待を裏切らずに構築に食い込む活躍を見せている。手軽につけられる破壊不能はやっぱりダメだということを教えてくれるね。今回はレアじゃなくてアンコモンなので攻撃性能に余計なオプションは無くなったが、ディフェンス時に準備が整っていれば必要なコストは1マナだけ。攻撃前にタップしたりしないし、最小限のケアで進軍を続けることができる。もちろんそのための下準備として何とか1回くらいは増殖してから殴りたいところなのだが……殴る前の下準備を考え始めるとせっかくの積極性と速さが犠牲になってしまうのが悩み。流石に「新ベナリアの守護者」が現役の間はその座を奪うほどではないか。まぁ、こいつの現役とあいつの現役、全く同じ期間だけど。 ファイレクシアの立証者/Phyrexian Vindicator あらあらまぁまぁ、なんだこいつ。神話だから何やってもいい枠だし、クアトラプルシンボルだから何やってもいい枠でもある。デザインの傾向からして、おそらく「ファイレクシアの抹消者」の対角線上に位置するカードとして作られたクリーチャーだろう。特徴的なクアドラプルシンボルが一緒だし、ステータスも、「ダメージを受けたら何かやらかす」という性質も一緒。そしてもちろん、そのエグいまでの強さも一緒だ。黒の「抹消者」はダメージ1点につき生贄1つというあまりに業腹な真っ黒設定が特徴だったが、一応ダメージで殺すことができた。しかし、白いこちらはダメージをそもそも受け付けず、その数値は全て別なところへ反射してしまう。抹消者が志布志飛沫だとするなら、こちらの立証者は蝶ヶ崎蛾々丸である(誰向けの例えだ?)。どちらに極振りしたとてマイナスはマイナスでしかないってことですわね。現環境に黒単は山ほどいるが、白単はそこまで数が多くない。これからオールホワイトの時代がやってくるんだろうか。なお、志布志と蛾々丸が殴り合うと、だいたい痛みわけ。お互いに「あいつとはやり合いたくない」と思っているからこその微温い付き合い。この2体もまさにそんな感じ。 |
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HN:
Thraxi
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趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |