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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 その展開は予想してなかった……第10話。ここにきてクライマックスにきっちりあげていけるシナリオラインは素直に魅力的。ちゃんとやりたいことができているアニメ。

 今回はとにかくサブタイトル通りの内容。当然「幻影」と書いて「ファントム」と読むわけだが、オーディション開催にあたり、自分の限界に挑まんとするメンバーがそれぞれに自分の武器を振り翳し、6者6様のファントムを作り上げる。そう、ここの数字が「6」というのがとんでもない事態になっているわけだ。

 まずはぱんだと知冴。こちらはまぁ、形式上はエントリーしてるけど、実際には早期リタイアするだろう噛ませ枠。一応先輩たちに花を持たせる意味で今回きちんと「ぱんだも知冴も、それぞれに個性を発揮していいファントムが作れそうやなぁ」という様子を見せておきつつ、各々が「でも脇役も面白そうだよね……」とちょっと欲を出している様子も描かれている。流石に先輩であるぱんだ達がオーディションでなすすべもなく破れる展開はちょっと可哀想なので、多分次週のどこかで「やっぱエントリー取り下げて脇役に回りまーす」っていうスタンスになるんじゃないだろうか。ぱんだはともかく、知冴の方はそこまで主演を狙うモチベも高くなさそうだしね。まぁ、仮にどっちかがファントムに選ばれてれば、相方は意地でもクリスティーヌを取りには行ったんだろうけど。

 役のイメージに合わないので出てこないかと思われていたがここで出てきた、新妻八恵。魔人役の時と同様、彼女のオールマイティな最強センスにより、ファントムだろうがなんだろうが、さっさと役に「潜って」大枠は掴んでしまっている様子。ここで八恵がいなきゃオーディションが茶番に成り下がってしまうので、まぁ出てくるのは必然だろう。そして、そんな八恵のエントリーに尻込みしていたが、同様に出てこなければお話にならない鳳ここな。彼女も「アラビアンナイトの奇跡よもう一度」とばかりに、難しいファントム役に名乗りをあげたが……まだまだ自信は持てていないようで、さて、ここから主人公パワーで巻き返しが図れるかどうか。

 そしてこの度一気に台風の目となったのは我らがカトリナさん。前回時点で「ラスボスは八恵じゃなくてカトリナにやってほしいなぁ。彼女の方がここなに向ける熱量がクソでかいし、いっぺん挫折を味わった天才は、ここから再び立ち上がるドラマが盛り上がる」と書いていたが、まさにその通りの展開。彼女は一度辛酸を舐めた経験をファントムの怒りと孤独に移し替え、「超集中」という近距離パワー型で一番強力な己がセンスを徹底的に磨き上げる。その集中力はまさに鬼神の如く、ひたすらに潜って潜って、落ちて落ちて。普段なら神々しいばかりの光を放つ「センスの目」がこの度は暗闇にギラリと赤い光を放つ悪魔のごとき様相。「堕ちた」天才の演技に、なんとあの新妻八恵までもが飲み込まれてしまう。もう、あの一幕で此度の格付けは終わっている。少なくともファントム役に限っては、もうおそらく八恵がカトリナを超える術は残されていないだろう。

 そうしてカトリナが捲土重来を成し、最後の試合は大々的にカトリナVSここなの同期対決になる……と思いきや、それだけでは片付かないのが今作の妙味。そう、6人目の可能性、静香の内に燃え上がる「演じたい」という欲求。そこに、新たな役者がいた。

 静香という存在は間違いなく「ここなのセンス」である。だからとて単なる写し身ではなくちゃんと自我もあり、独自に動くことができる「別個体」であることはこれまでも何度も確認されてきたはずだが、「ここなを置いて自らが舞台に立ちたいと願う」流れは全く想定していなかった。いや、現段階でもまだ静香がそのように願っているかははっきりしていない。あくまでここなの演技を押し上げるための「システム」に徹するならば、此度の自らの情動すらもここなの力へ変転させて頑なに舞台に乗らない可能性ももちろんあるだろう。しかし、今回の演目、中心となる人物が「舞台を見続けながらも、決してその上に上がることなく、暗闇の中に潜んでいたファントム」であるというのがあまりにも残酷で、業の深い部分である。ファントムの孤独を演じながら、静香は何を想ったのだろうか。ここなという名の「クリスティーヌ」を舞台にあげ、華やかに彩ることだけを使命に生み出され、決して表舞台には上がらない影の存在。静香こそが、まさにシリウスにおけるファントムである。静香もそのことをどこかで認識している節があり、「潜る」ことの精度がまだまだ深まっていないのは、これ以上の深淵を見た時に、静香自身のレゾンデートルをも揺るがせにするリスクを感じているからなのかもしれない。

 しかし、彼女は観てしまった。自らの命すら削り、人生の一部をファントムにもぎ取られたかのようなカトリナの演技を。そこにカトリナが至ることができるのなら、何故自分に出来ないものか? 静香という存在は、スポットを浴びるために生まれてきたのか否か。

 彼女の中で、結論は出たのだろうか。ここなと対峙し、静香は何を語るか。純然たる「舞台で演じるためだけの存在」が、このアニメのフィナーレを大きく左右する。

 

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 良き姉、良き妹、すなわち良き姉妹、第10話。前回「エロい」しか書かなくて申し訳なかった。お姉ちゃんはお姉ちゃんでちゃんといい人でしたね。

 前回全然気にしてなかったんだが、天文部での合宿って、つまりは部員2人だけでのしっぽり小旅行ってことになるわけで、もしお姉ちゃんが付き添いを名乗り出てなかったら、そりゃもう不純な異性交友が懸念されるとんでもない事態であった。よくもまぁ、こいつらしれっと提案して実行にうつせたもんである。まぁ、一応顧問の先生もついてくれてはいるのだが……思いのほか刺激的な夏のイベントになりそう。ねーちゃんの方も、そうして伊咲が男と小旅行するなんてことになったら普通は認めてもらえない、という判断から率先して自分が付き添いに名乗りをあげたのかもしれない。

 伊咲の姉、名前を早矢というらしいが、彼女は前回、「伊咲に比べるとなんかユルくて適当な奴」として登場。エロさこそ魅力ではあったが、はてさてどんな人物かとちょっと引き気味で見守るのが限度だった。しかし、今回はきっちり彼女の内面に掘り下げ、過去エピソードが自ら語られるに至って、きちんと妹のことを考えてくれている立派な「大人」であることが判明した。なるほど、こんなご家庭に育ったおかげで、伊咲もあれだけ健やかに成長できたのであるな。「アンダーはブカブカなのにカップが足りてない」状態らしいですが。……姉妹でブラを共有するのって抵抗ないんでしょうかね? これ、流石にパンツは嫌だよね? ブラってその程度の代物なのかなぁ。

 まぁ、男兄弟なしの2人姉妹ってのも色々と複雑な関係性がありそうなのだが、伊咲の場合は「妹が先天的に心疾患を抱えている」というのがだいぶ特殊だった。早矢からすれば「両親も周りの大人もみんな妹の心配ばっかしてる」ってんで不貞腐れるお約束の家庭環境だったようだが、幸い伊咲がそのような状態に甘んじてダメになる人間ではなく、身体が弱いなりに精一杯生きようと努力するまっすぐな子だった。そのおかげで姉もまっすぐに妹を見ることができるようになり、「自分だけは可哀想と思わない」という小さな決心は、幼い家族に向けるものとしてはかなりシビアだし、自分に対しても勇気のいるものだ。しかし、この姉の接し方があったからこそ、今の伊咲も卑屈にならずにここまで元気印で育ってこられたのだろう。もちろん両親からの寵愛もあるのだろうが、姉の「過度に世話を焼かない」接し方も、きっと大きな優しさの1つだ。

 そんなわけで、おねーちゃんからしたら長年自分が面倒を見ていた妹に男が出来たってんで気が気じゃないわけで。まずはじっくり相手を観察、時に誘惑し、時に突き放し、あの手この手で丸太を引っ掻き回してその性根の部分を探る。丸太も「恋人(仮)のご家族」が相手ということでめっちゃ緊張したと思うのだが、合宿での開放的なテンションもプラスに働いたのか、自分なりの伊咲との距離感をあまり恥ずかしがることもなく素直に早矢に伝えることが出来た。流石に頼り甲斐満点のスーパー彼氏とはいかなかかったかもしれないが、丸太が伊咲に向ける視線は、おねーちゃん目線でも至極真っ当で、理想的なものだった様子。ここにきてついに、悲願の「バトンタッチ」に辿り着いた。別に早矢が1人で伊咲を育てたわけじゃないのだから具体的に何かの権利が委譲されたってことでもないだろうが、もう、一番近くで伊咲を見てやる役割は姉のものではない。子供が成長して大きくなれば、いつしか親兄弟から離れ、新しい世界で、新しい家族を見つけていくのだ。そのバトンが、ちょっと気の早い高校生の夏に、いつの間にやら行われていたのである。

 あとはもう、おねーちゃん目線だって「お幸せに爆発」しかないわよ。こんだけ周りから見て祝福しか受けそうもないカップルもなかなかないよなぁ。

 

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 「猫とSNS/メディア」だけでも色々と語るべきことはありそうやな……第10話。ほんとに猫の写真撮るだけで1話分費やしたぞ。なんて潔いアニメなんだ。

 今回は久しぶりに登場する動物がほぼ猫だけ、そして暴れ回るのもリザだけという原点回帰のお話になっており、やっぱりこれこそがカワイスギだよな、という安心感に溢れる展開。もともとリザ(花守ゆみり)のパワーに惚れ込んだところからスタートした作品だし、どれだけ長いこと地球で暮らしてもさっぱり猫への耐性ができずに震え続けているリザさんのリアクションの丁寧さは本当にありがたい。よぞら君も常にフルパワーでサービスを振り撒き続けてくれるのは偉いよな。今回登場したしろみちゃんもそうだけど、今作の猫たち、あまりにも躾が行き届きすぎている。帽子のっけられて嫌がらない猫って、多分それなりに訓練受けてる子だと思うんだけど……よぞらは初体験でいきなり受け入れてるしなぁ。

 というわけで、「リザさんが楽しそうでなにより」というお話だけなのであんまり感想もないので、せっかくだから「猫動画」についても私見をここに記録しておくと、わたしゃYouTubeとかの試聴時間はそれなりにダラダラ長いのだが、動物動画はほとんど見たことがない。まぁ、見たことがないからオススメに上がってこないという理由もあるだろうが、あんまり特定のチャンネル・特定の猫を追いかけたいという気持ちは湧かない。なんか、猫チャンネルの猫って、あざとすぎません? っていうか編集してるうp主の欲があまりに滲み出てる気がして……あんまり好きじゃない。“人工のかわいさ”みたいでなんか好かん。いや、見てる分には可愛いと思うんだけどね。たまたまTwitterで流れてくるショート動画とかは見ちゃうけどね。でも、わざわざどこそこさんちの誰ちゃんを毎日みたい、なんてことは思わない。自然体で偶然出会える猫、それを大切にしたいので、私は今日もわざわざ遠回りして「前に猫に会ったことがある道」を歩いて帰ったりするのです。そういう猫好きの人、いません?

 いや、なんの話かよく分からなくなってきたけど……SNSを使う目的も人それぞれってことですね。「いいねがつかないことが恐ろしくないのか!」って言ってましたが、恐ろしかったらそもそもSNSをスタートできないのでは? みんな、ツールに振り回される人生にはなるんじゃねぇぞ。(やっぱりなんの話だ)

 

 

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 だからビルドストライクカップってなんやねん、第23話。もう毎回突っ込まされてるのでいい加減飽きてきたが……流石にそんな名前のゴルフ選手権は無い。

 怪我人VS病人。クライマックスに向けて怪我してコンディションをぶっ壊すのはスポーツアニメの定番だが(そして私は大嫌いな展開だが)、今作はその辺も遠慮はしない。前回時点でイヴは再起不能になりかけるほどにボロボロにぶっ壊され、今回は葵がダイレクト余命宣告。あまりに雑なピンチの迎え方に、「様式美ってレベルじゃねぇぞ……」と諦めの境地である。

 葵はどうやら脳に遺伝的な疾患を抱えているということで、症状はアムロと同じものとのこと。すげぇざっくり言うと「ゴルフすると死ぬ」というとんでもない病気なのだが、多分ゴルフすると死ぬ病気は、ゴルフ以外のたいていのことをやると死ぬ。これ、もう葵は若くして逝ってしまう未来しか見えない気がするのだが、このアニメってそんなビターなエンディングを迎えるべき作品なんだろうか。イヴが葵の墓前にゴルフボールを捧げて去っていく最終回とか、別に見たくないんだが?

 とりあえずダブル主人公のどっちもヘロヘロにしておけ、ってんで「怪我人VS病人」の構図を作り出したわけだが、似ているように見えて、2人の実情は全く異なっている。イヴはまだ15歳という若さがどちらかというと希望につながっており、執事の爺さんのスーパーサポートをもらってここから慎重に体作りしていけば、今後はバーストもバンバン打ち放題になってプロとしては無敵の存在になれる可能性もある。「急がず、ゆっくりと自分の実力をモノにしたい」状態。転じて葵の方は、病状がはっきりしてしまったのであとは病気の進行を遅らせるしかないようで、ゴルフをすれば寿命が縮むが、ゴルフしなくても未来はどうせ明るくないというあまりに無体な状態。まぁ、アムロが「俺が超生きてるんだからそうそう死なないわ」と言っているので養生すればまだ命を長らえることはできるのかもしれないが、残念ながら葵の人生にそんな選択はない。

 ……いや、あったかもしれない。葵も一度はゴルフを諦めたのだから、そのままベッドの上で生活を続けていれば、常人と同じとまでは行かずとも、もう少し先を見据えた延命も可能だったかもしれない。それを遮り、「イヴと試合するって言えば生きる気力も湧くからなぁ!」と逆療法に持ち込んだのは雨音なのだ。もちろん、塞ぎ込んでしまった葵を元気付けるための彼女なりの思いやりであり、葵の人生に後悔を残さないための最大限の配慮であることは分かるが、結果的には雨音の判断で葵を死へ突っ走らせていると考えると、なかなか残酷な決断である。まぁ、一番辛いのは雨音なのかもしれないが。

 そして、そんな時間制限のある葵の大願を果たすため、イヴに挑戦状を叩きつけた雨音。この気遣いにより、イヴの方も急ピッチで全英オープンに合わせる必要が生じ、もしかしたら「ゆっくりリハビリしていけば選手生命に問題はない」はずだったイヴに無理をさせている可能性もある。ラストシーンを見る限りでは命に関わるような大きな問題は抱えていないようにも見えるが、どうせイヴのこと、いざ正念場となったらバーストだろうがなんだろうが打ちまくるに違いない。葵をけしかけられたことによって、近々ゴルフができなくなる葵に付き合って、イヴまで選手生命をたたれる危険性があるのだ。ますます罪作りな決断である。……まぁ、流石にそこまでひでぇバッドエンドは待ち構えていないとは思うが……最終回は葵が病室、イヴが引退してリリィたちの仕事の手伝いしてるエンドとかになるのかしら……ゴルフアニメとはいったい……。

 

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 クワイエットゼロに見える「ガンダムの最後」っぽさ、第21話。あれ、最終的に地球に落ちるイメージしか湧かないんですが、サイコフレームの光がなんとか止めてくれるんでしょうか。ちなみに、無駄な規模のデカさと理不尽さで何故か「マジェプリ」を思い出しました。

 事態は勝手に最終回へと転がっていく。複雑そうに見えた様相も突き詰めれば案外単純なもので、基本的に既存の体制をぶっ壊そうとしていたのはシャディクさん1人という扱い。彼が捕まってしまえばゼネリがぶっ壊され、そこから芋蔓式にベネリットグループ全てが解体。議会連合とやらがババァズの企みもあってよく分からん憲章を持ち出し、グエル・ミオリネコンビも窮地に追いやられた。まぁ、これでシャディクさんの後ろ盾は何もなくなったので、本当にシャディク1人で企てた「スペーシアンもアーシアンも知ったことか、もう武力の分布をぐちゃぐちゃにしちゃえ」作戦だけだったなら、最終的には利権をうまいこと回収した大人たちの勝ちで終わっていた。しかし、その裏にはシャディクたちの企みすらもまるっと飲み込んで利害を全てぶっ飛ばして自分の目的に邁進する「魔女」が潜んでいたわけだ。ここまで綺麗に自分の企みの最終行程までたどり着いた仮面、長きにわたるガンダムシリーズでもなかなかいないんじゃなかろうか。まぁ、プロスペラさんの強かさに比べると周りの連中が全員抜けてるように見えてしまうわけだが。

 既存の権力図だけでなく、過去の常識を全てひっくり返そうとするプロスペラを前に、利権に群がる大人たちも対処に窮する。いくらなんでもゼネリもレンブランもグループが裏でプロジェクト進めすぎだろ、とは思うが、いつの間にやら世界を牛耳るクワイエットゼロは完成しており、このままではたった1人の肝っ玉母ちゃんのやりたい放題の世界になってしまう。対抗できる最大勢力は議会連合だったはずなのだが、単純な武力では禁忌とされて研究できないはずだったガンドに全ツッパしてた魔女サイドの圧勝。ちょっとやそっとじゃ武力介入できそうもない。そう考えると、皮肉なことにエリクトを犠牲にして生み出したシステムが完全に他者を圧倒しているというこの構図、プロスペラからするとゴールにふさわしいものかどうかは微妙なところだ。

 というわけで対抗できるは「もう1人の」娘であるスレッタしかいない。おかんに完全に切って捨てられたと思っているスレッタさん、体育座りの期間はやや長かったが、すったもんだの末に地球寮のみんなの力で立ち直り、おそらく今、生まれて初めて自分の力で考え、動くことができるようになっている。ミオリネとは離れ離れのままだが、彼女がトマトを配ることで積極的に動けるようになったことは、母を失ってもミオリネという新しい後ろ盾があることの表れだろう。そしてこのタイミングで「もう1機のガンダム」を渡され、もう一度母や姉との対話ができるというのは渡りに船(うまくいきすぎという話ではあるが)。史上最大の親子喧嘩が始まる……かどうかは分からない。正直、プロスペラさんもここでスレッタが戦場に上がってくることは一切計算してないはずなんだよね……。スレッタは「親から切られた」と思ってるけど、プロスペラ目線ではこれ以上スレッタに負担をかけないために子を想う心から突き放したわけで、決してスレッタが単なるいらない子ということではないはず。おそらく彼女がしでかしたことの大きさを思えばもう止まることは出来ないし、最後にはエリクトと命運を共にすることを選ぶしかないのだろうが、あとはエリクト本人が母の行く末をどう決めるか。そして妹のことをどう考えているかにかかってるだろう。

 スレッタ単体では流石に爆裂クワイエットゼロに太刀打ちするには心許ないが、吹っ切れたニカ姉、ブチ切れたチュチュをはじめとした地球寮のお友達が彼女を支えてくれている。そしてここになんと5号くんも参戦。だからこの数話で一気に主人公ポイント稼ぐのやめろ。グエルさんの影が薄くなっちゃうだろうが。……そんなグエルさんは、弟っていう地雷要素をまだ残してるし……弟くん、いっぺん冷静になってくれ……。

 

 

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 明日は明日のエブリデイ!!! 第10話! いいなぁ、元気の出る言葉だ。そしてちょっとキュッとなる要素もあった前回とは逆に、今回は徹底してほんわか、だらだら。このアニメに一番望んでいる素晴らしい空気。唯一の不満があるとすれば月島一の美人さんと言われるタマのご尊顔が拝めなかったことくらいだろうか。きっとカワイスギなクライシスなんだろうなぁ。

 長めのアバンで、まずは東京のエルフの1日。何がこえぇって、エルダの日常、一時期の俺の日常と大差ないっていう……まぁ、ニートのタイムスケジュールなんてこんなもんか。起きる時間も自由、家から一歩も出ないのにそこに何か不自由を感じることもなく、ただひたすらゲームとネットだけで時が過ぎていくという。その上でネット通販で何気なくぽちぽちするので財布はすり減っていく。エルダは将来への不安とかないんでしょうかね。まぁ、420年生き延びてるとその辺はあんまり気にしなくなるか。それにしても小柚子ちゃんの料理はいちいちクオリティが高くて羨ましいな……いわゆる「母親がドアの前にご飯置いてくれる」系のニートでも、ここまでハイクオリティな食事を堪能し続けられる恵まれた環境はそうそうあり得ないだろう。江戸前のエルフのくせに食ってるものがいちいち洋風なのがなんかムカつくわ。不思議と朝食のちょっとオーブンであっためたクロワッサンが一番うまそうだったかもしれん。

 Aパートの残りは大阪のエルフ。久々登場のヨルデ様、相変わらず容赦無く釘可愛いのでコロコロ変わる表情を眺めているだけでも多幸感に包まれる。小糸とエルダの関係性は一応エルダが年上っぽい要素も多いのだが、大阪組の場合は向日葵が恵体ってこともあり、完全にヨルデが妹にしか見えないのである。エルフって何年生きても精神性は成長しないように出来てるのかしらね……まぁ、多分生き物って寿命にあった成長のスケールみたいなものがあるので、多分エルフは400年くらいは無垢なままでいてもいい生き物なのだろう。みんなしてどこか煩悩に忠実で社会性のどっかが欠落してるのも、そういうエルフ独自の成長過程の現れなのかもしれない。そんなエルフの隣にいたら、そりゃ向日葵ちゃんが一足先に大人になっちゃうのもしょうがないことよね。梅田の地下街に1人で行っちゃだめだぞ。

 Bパートは水星金沢のエルフ。こちらはいきなりいすずちゃんの爆裂画像データストックから幕を開けたので「実は巫女の方がヤベェパターンか?」と思わせておいて、やっぱりハイラの方が純然たるダメではあった。いやでも、10歳から始めた写真集が200冊目はかなりやばいだろ。いすずちゃんは確か小糸と同い年だから16でしょ。だとしたらわずか6年で200冊。6年がざっと2000日強なので、10日に1冊の写真集が生み出されていることになる。もう、ほぼ少年ジャンプじゃん。いすずちゃんのモチベーションがどこから出てくるのかも気になるところだが、そうして写真集を生み出すための必要経費は神社の経理で落ちてるのかが一番気になる……多分、世界中で需要があるのはいすず本人だけだと思うのよね。出版したり配布したりするもんじゃないから……まぁ、もしかしたら社務所で販売してる可能性はゼロではないか。御神体の写真集、ご利益あるかな?

 そんな危険ないすずの目を掻い潜り競艇場へせっせと通うデッドオアアライブなクソエルフ・ハイラ。でも声の魔力のせいでそんな生き様すらどこか崇高に思えてくるから不思議なもの。一応お小遣いは無駄に消し飛ばしつつも、家庭菜園(?)で渋く家計に貢献したりもしてるんだよな。3組のコンビの中ではやっぱり一番おねーさんムーブしているのがハイラだし、これだけ文句を言いながらもいすずちゃんが心酔しちゃう不思議な魔力はやはりエルフのパワーか。もしかしたら、この世界の人類は無条件にエルフを保護したい欲求に駆られてしまうのかもしれません。それこそカワイスギなクライシスです。

 というわけで、エンディングはさんでもう一度月島へ。改めて描写されると、エルダとの対比のせいもあり、小糸がどんだけ真っ当で清く正しい生活を送っているかがよく分かる。普通に勤労学生なんだよな。高校1年生がこれだけの仕事をこなしながら真っ直ぐに育っているのはとても清々しい。これももしかしたら高耳様のご利益なのかもしれません。でも、多分健康面へのご利益はあんまりないと思われるので、寝る前の甘いものは気をつけるんだぞ小糸。若いからって代謝を過信するな! 太るぞ!

 

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 どうしても気になったので、遅ればせながら配信チケットを購入して後から視聴。さてさて、どうしたものやら。

 なんのことやらさっぱり分からない人のために軽く説明しておくと、Ave Mujicaはお馴染みバンドリプロジェクトから発信された新バンドである。この度めでたくアニメも制作されキャラクターのバックグラウンドも完全に紐付けされた「MyGO!!!!!」に続いて繰り出された、リアルバンドプロジェクトでカウントするなら6つ目のバンドということになるだろうか。私はあんまりリアタイでこのバンドのお披露目イベントの数々を追いかけられたわけではないのだが、気になって後から情報を確認すると、さまざまな謎かけやら、意味深なメッセージを断片的に送り出して少しずつ期待感を煽り、謎めいた部分を残しながらいよいよこの度初ライブに挑むといった流れだったようだ。

 正直、Roseliaに続いてRASを追いかけるのすらややしんどくて「俺の本命はRoseliaだけ、RASは……頑張ってそこまで追いかけないように自制する。ポピパとモニカについても以下同文」と言っている私にとって、これ以上追いかけるバンドを増やすのは自殺行為なので当初は「まぁ、実情がはっきりするまで触らんとこか」と思っていたのだが、ライブが終わり、流れてくる情報にセトリが見えてしまったので流石に気になってこの機会にライブ映像は見てみることにした。まぁ、1時間半程度の(しかも暗くてよく見えないような)ライブ映像を視聴するために6000円近く払わにゃならんのはかなり割高ではあるのだが……これでもお客を呼べたというのは、ファンからの期待感の表れということでもあるのだろう(そして私はまたまんまとブシロードに金を巻き上げられたわけだ)。でもまぁ、推し活ってそういうもんやから。あ、すでに9月のライブのお金は入金済みです。

 


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 また厄い能登麻美子が生まれてしまった……第10話。いろんなところで活躍してくれてるのは嬉しいんですが、どうにもこうにも業が深い。

 というわけで一気に緊迫感が増すウェブスター編。裏で何者かが暗躍しているだけならじわりじわりと不安が増すこの作品らしい展開ではあるのだが、今回はダイレクトに兄妹が襲撃を受ける。狼さんたちの目的は分からずじまいだが、わざわざ2人揃っているところを襲撃したってことは、殺害目的ではなかったのだろうか? そして、残念ながら傍に強力なボディガードが付いていたことまでは予測できなかったために計画は失敗してしまう。まぁ、純粋な戦闘力だけなら狼さんたちも大したものだとは思うのだが……チセだけじゃなくエリアスも参戦し、さらに裏チセの入れ知恵により、なんか杜王町で吉良吉影を退治した時みたいな反則じみた対策で返り討ちにあってしまう。どうみても狼な人が、なんとなく狼っぽい怪異に貪られる様子はかなりエグく、この作戦を思いつくだけで裏チセが相当なタマであることがなんとなく察せられるのである。

 狼さんたちにも何か事情はあるようで、どうやらウェブスターの一家皆殺しの裏には、単なる権利争い以上の何かが潜んでいる様子。狼さんたちはあくまでも「使われている」一兵卒であり、彼らにも彼らの事情があるのかも。そうして単なる極悪人じゃない匂いがしたもんで、チセさんはギリギリで人狼(女)の方だけは救ってしまった。片方が惨殺されてからの救出という、お互いにどういじっても遺恨が残ってしまうのタイミングだったのは悔やまれるが、とりあえずルーシーからは「あれはあれでしゃーない」とOKはもらえた。あとは狼女さんの方の事情がどう転がるか。とても納得してもらえる状況ではないが……ここから双方が話し合いで決着するような未来はないよなぁ……。

 さらに、半人半馬(?)なシメオン先生襲撃事件についても謎は深まるばかり。どうやら直近で紛失が発覚した禁書が使われているということだが、そこからさらに学園のお偉いさん、フィロメラのところのばあちゃんも何か絡んでいる様子。どこから悪人が出てきてもおかしくない展開だが、権謀術数の蠢くカレッジ内において、チセは誰を信じていいものやら。幸か不幸か、以前からの付き合いがあるおかげでどうやらセスだけは信じていいようだが……その意識がルーシーと共有できてるかどうかも分からんしなぁ……しょうがない、カルタフィルスに相談に行こう(最悪や)。

 

 

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 BIBINMEN、第8話。なんやねんあのTシャツ。マジであったらどうしようと思って調べたけど流石になかった。代わりにビャンビャン麺のTシャツならあった↓。

 2週間ぶりの放送なのにどうでもいい話題から入ってみたが、まぁ、ドキドキしてた割には穏当なところに落ち着いたのでむしろホッとした感じ。あんまりハイカロリーなことばかりやられ続けても作品構造自体が破綻してしまうし、収めるところはきっちり収めてもらわないと。シナリオにそこまで起伏はないが、その分今回も作画がやたら荒ぶっており、登場する女の子は全員が作画リソースじゃぶじゃぶ注ぎ込まれてドえらいクオリティになっている。あかねやかなは当然としても、最後にMEMちょにもスポットが当たったのはちょっと嬉しかったですね。なお唯一ルビーだけは今回も蚊帳の外だが、彼女がただ一言発した「ママ?」が結構な爆弾にもなっていたので、そこは娘としての面目躍如か。

 というわけであかねの「憑依」が中心になるはずだったのだが、幸か不幸か、いや、考えてみれば当然か、彼女の憑依は永続するものではない。あくまでキャラをトレスしてプロファイルから極限まで近づけるという「才能」でしかないわけで、彼女の都合でオンオフが発生する。前回ラストのインパクトがあまりにも強すぎたもんで「やべぇぞアクア、こんなのが隣にいたらお前はもうだめだ」と思ってたけど、そこまで万能機械でもないし、あかねがそこまで身を削ってアイを維持する意味もないからね。最終的にはアクアを揺るがす地雷ではなく、何と「生前のアイの思考をトレスして調査の足しにする、ある種の降霊装置」としてアクアに価値を見出された。そんな冷静かつ冷酷な判断あるものかよ。

 しかしまぁ、アクアとしても「アイの顔をしたあかね」をどのように処理したらいいかはどうにも判断がつかないようで、本人も言っているようにまだ「理路整然とあかねを利用価値のみで判断するか、それともいっぱしの高校生として感情的な要素を持ち込むか」は定まっていない様子。まぁ、隣にあんな女の子がいて何も考えないようじゃ、そりゃ生きてないのと同じですからね……。せいぜいあかねさんにはアクアを振り回す努力をしてほしいものである。

 今回もう1つ気付かされたというか、アクアに提示された事実は、「アクアにとってのアイは、未だ何者であるか分からない」という至極当たり前の事実だった。言われてみればそうだ。前回ラストで「もうだめだ」と思ってしまったが、別にアイが迫ってきたとしてアクアが籠絡されるかどうかもまだ分からない。生前、アクア(吾郎)は一度たりともアイと恋愛関係になったことはなく、本人も恋心を持っていたかどうかすら分からない。むしろ無い寄りかもしれない。おそらく今のアクアの中での「アイ」は母親としての存在感の方が強く、彼女の「教育」がアクアを縛り、アクアを規定していると見るのが自然なのではなかろうか。今回もあかねとのやりとりでやたらと「ここに嘘はない」と「嘘」の所在を気にしている様子があり、嘘もほんともないまぜに飲み込み続けた怪物・アイの影響が伺える。芸能界に溢れんばかりの虚実が渦巻いているのはアクアも重々承知のこと。そんな中で、アイが末期に残したたった1つの「絶対の本当」を抱えるが故に、アクアは自分が使う「嘘」についてはどうしても敏感になってしまうのだろう。まぁ、その「嘘」をあかねに使っていいものかどうかを悩むのは、アイへの感情以外にあかねへの感情も混ざっているのかもしれないが。

 こうして損得と感情の入り混じった状態でのあかねとの接点を考えると、純粋に気安さから付き合ってるかなはやっぱり強いな。今回のムーブはもう完全に片思いガールのそれでしかなかったんだよなぁ。もう、かなのポジションはそれで固定っぽいですね。最終的に「誰とゴールする」みたいな要素が重要な作品になるかどうかはよく分からんが……まぁ、あかねはあの調子なのでどこで誰とでもやっていけるんじゃないかな。その関係性を恋人といえるかどうかは別にして。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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