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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「事情を知らない転校生がグイグイくる。」 4

 Twitter漫画とかでありそうな、ひとネタで作るシチュエーションコメディ。一応連載はガンガンらしいですが、あんまり商業誌っぽくないユルい絵柄だなぁ。どっかで見た絵だと思ったら「賭ケグルイ(仮)」の人か。

 最近多い「1話目でやりたいこと全部やっちゃった気がするんだけど、こっからなにすんの?」系作品。「いじめがあったクラスに転校生が来て、その転校生が天真爛漫すぎていじめの空気が読めず、かわいそうなヒロインを助けてあげるヒーローになる」という展開。やりたいことはすごくわかるが、1話目でそういう展開しかなかったのだから、やりたいことは全部やりきってるんじゃなかろうか。このネタを今後何度転がされても「先週見たわ」にしかならない気がするんだが。

 映像については、キャラの髪の毛のグラデーションが随分特徴的だなぁ、くらいの印象で、元絵がユルすぎるので流石に可もなく不可もない。なんか変な絵のスタジオなんだが、どうやら「サインポスト」という社名になってるけどもとはぴえろ系列の会社だとか、かつてクソアニメを色々と提供してくれたアームスの系列だとか、あんまり良い印象は受けないところ。ついでに言うと監督の名前も確認したら真っ先に「DYNAMIC CHORD」という名前が飛び出してきて色々楽しくなってきた。

 まぁ、過去の履歴なんてもんはあくまで参考でしかないので、この作品の評価はこの作品のみでしなきゃいけないわけだけど、個人的にどうにも及び腰なのは、そもそも「いじめ」というテーマ自体があんまり見たいものではないから。フィクションの中で扱う分には別に構わないのだが、それを最終的にギャグ漫画の一部にしてしまうというのが生理的に受け付けない。主人公のキャラが成立するのはクラスにいじめがある前提の上のみなわけで、それを「ただあるもの」と受け入れないと成立しない。女子高生どうしの「いじめ」とかだと色々と打算や思惑があってのものなのでドラマとして消化しやすいのだが、このくらいの歳の小学生のいじめって、本当に理屈もなく、ただDNAに刷り込まれた行為としてやってるようにしか見えないので本当にタチが悪いのである。主人公のムーブも、どうにも「俺、何かやっちゃいました?」の亜種のように見えてきてしまうし、あんまり相性は良くなさそう。ヒロインの声は可愛い(結論)。

 

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○「デッドマウント・デスプレイ」 5

 もうこのタイトルが言いたかっただけちゃうんか、と思わないでもないが、よく考えればこれはこれで意味はわかんねぇな。

 いわゆる(?)逆転生作品。こうしてみると転生と逆転生ってどっちの方がオリジンなんだろう。「異世界から変なものが来る」方が起源としては古そうな気もするんだよな。真面目になろうやファンタジーを研究してる人はその辺の歴史認識とかちゃんと作れてるんでしょうかね。

 さておき、こちらの作品は「デュラララ」の成田良悟が原作という情報がオープニングで飛び込んできてちょっと気になった作品。ただ、作風や個性を感じさせるような要素はまだ出てきておらず、1話目はむしろ一発ネタのトリックプレイみたいな展開。正直、Aパートの勇者みたいなやつと髑髏王(?)のバトルシーンに関しては「作画で頑張ってるところを見せたいのかもしれんけど、流石に長すぎひんか?」とちょっと飽きており、それだけを理由に辛い採点をしてやろうかとすら思っていたのだが、Bパートで怒涛の展開を迎え、ラストのオチに至った時点で「あ、そゆこと?」と理解が追いついたために一応の動機は理解できた。なるほど、異世界パートであんだけ勇者(?)の戦いをしつこく描いていたのは、ある種叙述トリックみたいなものを強く印象付けるための方策の1つだったわけだね。まぁ、「そっちだったのか!」と衝撃を受けるというよりも、なんかぬるっと、「あ、俺が勝手に間違ってただけだ……」みたいな認識になっちゃったからあんまり鮮烈な驚きにならなかったのは残念だけども。

 というわけで、異世界ものとしてはどちらかというとモモンガ様の霊がついたような状態で展開するお話。流石にこっから単なる「現代チート」をやるとも思えないので、「殺人」というテーマをベースに何か血みどろの展開になるんじゃなかろうか(でないとタイトル詐欺だし)。主人公が多少の無双をするくらいは構わないし、1話目で登場したヒロイン(?)がここから生き返って活躍してくれるのならちょっと楽しそう。いや、生き返るかどうかは分からんけど。むしろ死にっぱなしで殺した本人が驚いてたけど。

 結局、人類には根源的な三大欲求というものがあり、その1つである「水瀬いのりボイスの女の子に殺されたい」に抗うわけにはいかない(2つ目は「上田麗奈ボイスの女の子に殺されたい」で、もう1つは各自明日まで考えといてください)。愉快な殺人いのすけに殺されたいので、ぜひ頑張って復活させてください。

 

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○「君は放課後インソムニア」 6

 1話目のサブタイトルが「能登星」だったもんだから「能登星!」って叫んだらマジで能登が登場してちょっと笑った。ほんでもうちょっと調べたらこのアニメの舞台が石川県でもっかい笑った。石川県、無駄にアニメでは人気があるの謎だ……生きてるうちに1回も足を踏み入れない人も多いだろうに……「石川は出られるけど入られへん!」。

 なんとも不思議な雰囲気を持った青春ストーリー。扱っているテーマは「よふかしのうた」に近い部分があるが、あれはまさに「夜」がテーマであり、夜の美しさ、楽しさや時に怪しさも含めて壮大なモチーフとして描かれているが、今作のメインは別に「夜」ではなく、あくまで「夜に寝られないこと」、つまりは不眠、インソムニアである。不眠というのはそれだけではネガティブなイメージになり、実際に主人公とヒロインはそんな不眠に悩まされてはいるのだが、いつしかその悩みは2人を繋ぐきっかけとなり、これまであんなにも億劫で怖かった夜が、ちょっとだけ楽しくもなる。吸血鬼などの超常も一切ないだろうし、あくまで「夜に向き合う『人』」をテーマにした作品だと考えるべきだろう。これはこれで面白い切り口だ。

 原作は「スピリッツ」掲載の漫画ということでさっぱり知らないが、合間のCMではなんと同時並行で実写映画まで作られていることが報じられているので、それなりに人気があり、クリエイターの興味をひけるだけの魅力を持った作品だと思っていいのだろうか。正直、アニメ1話目だけではなかなかつかみどころもなく、ライデンフィルムによる映像は悪くないのだが、「最高!」と叫ぶには色々と足りない部分も多いもどかしいライン。ラストシーンの「夜明け」の美しさなどは文句なしで加点要素なのだが、そこに至るまで、どうにも人物のモーションにカクついてしまう部分があるのが惜しいところ。いうて「中の上」くらいが妥当な評価だろうか。

 ただ……これも「カワイスギクライシス」と同じで、「共感高評価」みたいな部分があります。もしかしたら「よふかしのうた」の感想なんかでも書いてたかもしれないけど、私も幼い頃から不眠の気があり、この歳でも未だ不眠気味で苦労している。中高生時代とか、ほんとなら一番の成長期で、ぐっすりとストレスなく寝られて青春できれば楽しかろうが、そんな中での「寝られない」という状況への恐怖や焦りは今でも思い出してしまう。そうした身の上のせいもあり、今作における「不眠」への迫り方はどうにも他人事ではなく、メインの2人の境遇にはちょっと同情してしまうし、そこから発展する関係性というものには羨ましさと不思議な生々しさも感じる。寝られないという苦痛を若者特有の悩みに寄り添わせながらの作劇なら、通り一遍の青春ストーリーよりも私は楽しめてしまうようである。まぁ、今後どういう方向に転がってもおかしくないので単に1話目ボーナスというだけで終わってしまう可能性もあるが、それはそれでね。

 監督は名前で調べてもあまりデータが出てこないのでまだ若手で初の大役の様子だし、メインヒロインを演じているキャストも新人っぽい。不確定要素が全部プラスに向くことを願おう。

 

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「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(第2〜3期)」 ―→6

 また最終感想忘れてた……。まぁ、これこそ忘れても別に構わないとは思うけども。とりあえず、無事に6部という節目までアニメ化が完了しました。尽力いただいたスタッフの皆様方には最大級の感謝を。

 いい作品になったんじゃないですかね。配信形式が偏ってしまったせいでどうにも過去作よりも話題になりにくい変な媒体になってしまったが、別にアニメ自体のクオリティが落ちてるわけじゃないんですよ。むしろどんどんハードルを爆上げして他のメディアや他のクリエイターでは表現できないような無茶苦茶な展開が増え続けるこの作品を、めげずに、丁寧にアニメにしてくれてるのだからもっとスタッフは褒められていいと思う。神父とのラストバトル展開なんて、原作はマジで意味わかんねぇのにとにかくイラストレーションの説得力だけでねじ伏せた問題作やねんぞ。それをアニメにして、ちゃんと成立してる雰囲気になっただけでも殊勲賞ですよ。

 もちろん、私なんかよりももっとコアな原作ファンならカットされた細かい要素なんかでご立腹な部分もあるかもしれないが、そこはメディアの違いよね。枠の中に収まるように尺もちゃんと考えて、アニメにふさわしい表現と展開にして整合性を保っているのだから、完成したパッケージとして文句をいうのも筋違いだろう。ボヘミアンラプソディなんて、ギリギリ攻めた結果があのラインだったと思うぞ。これ以上やれってぇのは流石に無茶よ。文句言うなら、荒木先生がアクセル踏み続けるのを止められなかった当時の編集にいうべきだった。「いいぞ、もっとやれ」と。

 個人的には、やっぱりあの三兄弟に画と声がついたのが嬉しかったな。特にヴェルサス。いい味出してたじゃないですか。大真面目にあんなトチ狂った敵キャラ大集合が展開できたというだけでも、今のご時世なら奇跡なのかもしれません。あとはまぁ、ジョジョについては本当に毎シリーズ思うことだが、メインキャスト、特に主人公とラスボスをやってくれてる人らが本当に頑張って看板を守ってくれている。ファイルーズあいと関智一にはとびきりのお疲れ様を。

 さて、7部はあるのかないのか……ここまできたらやってもらわないと嘘だとは思うのだが、7部をアニメ化し、「さて、じゃぁジョジョリオンを……」となった時の頭抱えちゃう感じね。

 

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○「彼女が公爵邸に行った理由」 4

 未だ根強い人気を誇る悪役令嬢もののコテコテver ……いや、根強い人気を誇ってるかどうかも分からんけど。これだけ膠着したテンプレで再生産が続くのだとしたら、やっぱどこかにニーズはあるんだろうなぁ……。

 まぁ、厳密には「悪役」令嬢ではないようなので「破滅令嬢」とでも括る必要があるのかもしれないのだが、まぁ、基本的なデザインは一緒。相手が魔王かそうじゃないかというくらいで大きな差はない。むしろ相手役が梅原裕一郎という意味ではどこぞの悪役と完全に一緒と言っても過言ではない。「もうなろうは他の文化が存在しないのか……」と思ったのにこの作品はなろうじゃなかったというお約束のパターン。なんでも原作は韓国の小説らしいです。韓国のサブカル文化もだいぶなろう毒に侵されてしまっているようだなぁ……。ほんと、たった1つの発想の転換で生み出された「悪役令嬢もの」というナイスアイディアが、ここまで徹底的に食い潰され、骨までしゃぶられる構造になるとは思わんかったな……。

 上述の通りに「厳密には悪役ではないけど破滅に至るからおもしれー女ムーブするしかない」というちょっとした変化以外は本当に丁寧にテンプレをなぞり続けている。いくらなんでも婚約の状況が無理くりすぎたり、テンプレから何かをブレイクしてやろうという意気は感じられないので、すでに飽きてしまった令嬢もの作品はあんまり追いかける気は起こらんなぁ。一応のフォローポイントとして、「颱風グラフィックス」という聞いたこともないスタジオの作った画は、それなりに特徴を出そうと頑張っていているのは評価できるか。ただ、それだけではこのプロットのつかみの弱さをカバーしきれるとは思えない。もう一つ、他作品にないなんらかの爆発要素が必要だろう。……なさそうだなぁ……。

 

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○「カワイスギクライシス」 6

 「トニカクカワイイ」からの流れでこのタイトルが見えたので「まーた分かりやすい萌えテイストのお惚気アニメでも始まるんか」と思って視聴を開始したら予想の斜め上の「可愛すぎ」が飛び出してきた。いや、これが斜め上なのかどうかもよく分からんが……とりあえず、2作品のタイトルを入れ替えても別段違和感はないな!

 アニメ制作は最近あまり振るわないsynergySP。ぶっちゃけ、アニメ映像としてのクオリティは今作だって中の下くらいである。主線がはっきりしているのでキャラは見やすいが、決して動きにキレがあるでなし、どっちかってぇと止め絵主体のフロッグマンに近いんじゃねぇかと思えるくらいの品質。普通に考えたら評価は下がるはずなのだが……なんだろ、人狼用語でいうところの「共感白」というか……もう、主人公の言いたいことがあまりにもダイレクトに心に響いてしまったせいで……共感高評価である。そう、「家に帰ったら猫が待ってる生活とか、天国かよ!」って思うじゃないですか。猫、カイタイ……。

 まさかの「可愛すぎ」がペットの話だったという壮大なる出オチ作品。そしてペットの可愛らしさに狂ってしまう異星人をコミカルに描くギャグ作品となったわけだが、猫好きからすれば、今作におけるリザのリアクションは決してオーバーなものではない。それくらいに、猫というのは破滅的な生き物だということだ。時には犬だってそうかもしれない。当方、猫派なのは確実だが犬だって大好き。犬が100点なら猫が108点っていうだけの話。そんな狂おしい対象を、「狂おしいんですよ」と素直に描いてくれる今作には、どうしたって悪い評価はつけられなかったのである。そうして「共感しまくれる素敵な時間」を、ただただ花守ゆみりが狂ったように演じてくれる。天国と地獄のフュージョン。感染必至のマリアージュ。うーむ、とんでもない発想の作品である。

 ただ、当然そうして生み出された奇跡的な劇物設定だけに、「……2話目から何すんだ?」という心配があるのも事実。このギャグは本当に出オチな気がするのだが……1話目のテンションのままでどこまで引っ張れるものだろうか。見てみたい気もするが、飽きちゃったらそれはそれで残念だしなぁ。まぁ、わざわざアニメ化に踏み切ったのだから1クール分は乗り越えられるくらいのネタがあるのだと、そう期待しておきましょう。

 改めて真面目に「猫は何故可愛いのか」なんて問題を異星人目線から問われてしまうと、それはそれで考え込んでしまうね。なんでなんだろ。なんで猫ってのはあんなにも人間の感情に触れるものなのだろう。不思議だ。あと、「猫はだいたい大きさが一定だけど、犬のバリエーションが豊富すぎる」とかいう、「言われてみれば確かに」な視点もちょっと面白かった。よく考えると、ゴールデンレトリーバーもチワワも同じ「犬」っていうくくりに入れられてるのは異常事態ではあるよな。まぁ、それを言うたら花守ゆみりも俺も同じヒトだしな。……そこはちょっと疑わしいかも。

 

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○「BIRDIE WING -Golf Girl’s Story-(第2期)」 ―

 ほんと臆面もなく帰ってきやがったな……。すげぇ、「Season2」とかのクレジットもないし、オープニングテーマも変わらず。当然のように「14話」で戻ってきて、特にあらすじ復習とかもせずに本編に入って「ずっと女子高生ゴルフしかしてませんが?」みたいな顔してやがる。てめぇらが前半戦で何してたかはみんな覚えてるからな。

 まぁ、このまま本当に女子高生ゴルフに終始するならあの頃の「ゴルフ版のBLACK LAGOONかな?」みたいなノリは無くなっちゃうので全く面白くなくなる可能性も結構あるってのが怖いよ。頼むよイヴ、引き続きブッ壊れ馬鹿ゴルフを見せてくれ。いや、どっちかってぇとイヴ本人よりも対戦相手にかかってるはずなんだけども。初戦の相手から特に説明もなく「命を削るゾーン」使いまくってたけども。この世界、みんなしてアムロとシャアに影響されすぎだろ。まー、どんなスポーツも命がけでやった方が盛り上がりますからね。

 ところで、1期は地上波放送あったけど今期は地上波がテレ東だけだから関西勢はCS視聴しかないんですよ。「余計な合間が空いちゃったせいで放送局奪われてるやん……」ってご不満だったけど、途中で入るCMがさ、発売予定のコンシュマーゲームと事前登録開始告知ありのソシャゲなのよ。もしかして、ゲームの開発・始動に合わせて放送時期遅らせてねぇか? 「ソシャゲでアニメのあの名シーンを再現!」って言うてたけど、このアニメの名シーンってどこだよ。自動ゴルフコース生成装置か。

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○「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」 ―

 初回1時間スペシャル。しかもそれ以前に総集編と合わせて劇場での先行上映もあったやらなんやら。相変わらず気合入れまくりの「看板商品」。それが鬼滅……。

 最大の爆心地となった「無限列車編」の公開から2年近く経つんだよね。まだ鬼滅のネームバリューって維持されてるんだろうか。正直「遊郭編」がそこまでインパクトのある内容はなかったし、原作の終了もだいぶ前のこと。ぼちぼち落ち着いてんじゃないかという気がするんだけど、どうなんでしょうかね。

 ちなみに私はもともと「ufotableが頑張ってるおかげでアニメのクオリティが高いのは認めるけど、画面効果があまりに大仰になりすぎてちょっと作品の方向性がズレてない?」派閥なので、そこまでこの作品は重要視してないんだけどね。もちろん、ufoがこれまで通り頑張ってくれているのは新シリーズも変わらない部分なので、まぁ、ファンには嬉しいアニメ化には違いないし、私も最後まで追えるならそれはそれでありがたいですよ。「Dr. STONE」と同じくらいの重要度で見守っていければ。エンディングの演出とか見て「もう完全にunlimitedbladeworkしてんじゃん……」とか思いながら。

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○「おとなりに銀河」 6

 漫画作品って、当たり前の話だけど漫画家の漫画が多いよね。やっぱ漫画家自身が一番漫画にしやすいからなんだろうけども。

 原作は名前も聞いたことがなかった。「漫画家が主役の漫画かぁ、また安易なところから始まったもんやな」と思っての視聴開始だが、なかなかどうして、不思議なところにじわっと来る良さがあった。ず〜〜っと平熱よりちょい高めくらいのテンションで物語が進行して「このヒロインはいったい何者なのだろう?」という興味で最後まで引っ張ったくせして、その答えが一番意味わかんないというのは顎が外れたが、それまでの地に足つけたお話から一気に飛び上がったもんで、まさに「宇宙」な感じが妙に説得力があった。確実にラブストーリーになるわけだが、主人公もヒロインも心底「善い人」っぽいので不思議とほんわかする部分もあるし、家族総出での漫画家生活、妹弟の協力があって頑張れるお兄ちゃん像はとても微笑ましい。また、生活しているのが「アパート兼実家」という設定なので、こっから先は私の好きな「長屋もの」の展開も期待できるだろう。そういう世帯じみた空気感が感じられるのが評価のポイントだ。監督はどういう巡り合わせか前クールの「もののがたり」を担当した人で、2クール続けて「不思議なお住まいもの」みたいな作品が重なったわけだ。

 作者の名前をどっかで聞いたことがあると思ったら「甘々と稲妻」の人か。どうにもタイトルセンスが独特な人ですね。「甘々と稲妻」も悪い作品ではなく、しっとりと馴染むホームドラマとして楽しめた作品だったはずなので、今作も別に余計な背伸びなどせず、何気ない日常にふわっと「銀河」な作品になるといいですね。まぁ、この突拍子もない設定がどう影響してくるかは分からんけども。

 そして「甘々と稲妻」といえば個人的に無視できないのは中の人。これは絶対作者からのオファーだと思うのだが、「甘々」でメインヒロイン・つむぎちゃんを務めた遠藤璃菜ちゃんが今作でも妹ちゃんを担当。かつて5歳児役を演っていた10歳のリアル子役も、今や大きくなって17歳。7年ぶりに同じ作家の作品に「ちょっと成長して」戻ってきたのは素敵な巡り合わせじゃございませんか。そして、個人的に注目したいもう1人は、メインヒロインを務める和久井優。ヒロインの声を聞きながら「真っ直ぐなのにどこか気にさせる声だな」と思い、まさに「おとなりに銀河」な雰囲気がマッチしている。こちらも初見の名前じゃなかったはずだが……としばし考えたが思い出せなかったので確認したら、なんと「三者三葉」のお嬢様主人公の子だった。……流石に覚えてなかったわ……なるほど、こちらも7年目にして再び主演に舞い戻ってきたのか。良い仕事を見せてもらえるんじゃないかな。

 

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