最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
GW記念、約半年ぶりに帰ってきたたほいやでございます。久しぶりでも、こうして呼びかけたら集まってくれる仲間がいる……こんな素敵なことってないよね(プレイヤーとしてのガラの悪さはこの際問わないこととする)。あとは伝説のプレイヤーたちが戻ってきてくれるかどうかだが……戻ってこられたらそれはそれで怖い気も……。
PR こないだからサブタイなんやねん、第17話。「1期目もこんなんやっけ?」と思って確認したら、最初は普通だったのに10話目あたりからちょっとずつ長くなってるな。「日本編独特のやつ?」って一瞬思ったけど、もう日本編でもなんでもねぇし、路線変更なのかしら? まぁ、なろうタイトルばりにサブタイで全部説明してくれちゃってるので、後から見返す時に楽でいいのは助かりますね。このアニメを後から見直す機会があるかどうかは知らんが。とりあえず、失った両親の記憶を持ちナフレスに帰還したイヴが「母親の墓石の前」といういかにもな場所で事情を知ってる親切な人から母親の生い立ちという過去のこと、そして今後のプロ人生という未来のことを同時に手に入れちゃうという非常に都合のいい展開だ。まぁ、格式高い家柄の執事さんは、きっと人格的にも素晴らしい人だったってことだろう。なお、イヴたちの暮らす「ナフレス」はヨーロッパにあることは間違いないようだが、具体的にどこら辺なのかはよくわかってない。こんだけゴルフに人生を左右されてるので、多分イギリスの北西とかにあるんじゃないかな。 故郷に錦、といえば聞こえはいいが、実際には葵のママン(セイラさん)の手回しによって国外追放を喰らった形のイヴ。わざわざ学園に受け入れたいち学生の扱いとしてはマジであり得ない酷さだが、セイラさんのスネに傷があり、イヴがいたら娘が大変なことになりそうなので致し方ない。当のイヴがあっさりと追放を受け入れちゃったし、一番ゴネそうだった葵も存外素直にイヴがいなくなったことを受け入れてしまい、「いつかまた会える」と謎の前向き宣言。あんな形で事実上の喧嘩別れなのにそのメンタリティが持てる葵さんってばやっぱり強キャラやわ。ただまぁ、結局彼女の身体の不調はよく分からんままなのだが……血の影響なんでしょうかね。 そうして帰国したイヴの面倒を全て見てくれる慈母のような存在が、かのヴィペールさんである。わぁいヴィペールさん、わたしヴィペールさん大好き。エロいはずなのにさっぱりエロくない。怖いはずなのに1ミリも怖くない。頭イカれてるはずなのに作中屈指の常識人にしてツッコミキャラ。ヴィペールさんが諸々の面倒を見てくれるならもう安心だ。いや、イヴは相変わらず好き放題に暴れ回ってるけども……あの流れで物おじせずに血のつながった祖父に特攻できるのはほんとに鋼メンタルだよなぁ。マフィアの恐ろしさは過去に散々味わったはずなのだが……この世界、マジでゴルフメーカーに全てを牛耳られてるの笑うな。 まぁ、どんだけ無礼千万でも受け入れられてしまうのがイヴの不思議なところで。とんとん拍子に話は進み、いつの間にやらおじいちゃんとは奇妙な連携がとれるように。どうなんでしょうね、すでにジジイの方は「孫だろうなぁ」というのを認めてしまっているようだが、まだ血のつながりによる情愛などはなさそうだし、次回で「面倒みて」くれるっぽいのは、彼女を取り込んだ時に稼げるという打算も働いているのか、それともちょいと敵対関係にあるカトリーヌさんの吠え面かかせたかったのか……ここでジジイとがっつりつながった場合、イヴVS葵の対決がゴルフメーカー企業の代理戦争になってきちゃうんだよなぁ……キャディにイチナも呼び出し、改めて「女子高生だけでゴルフ業界の全部が事足りる」布陣へ。シャアもアムロも用済みやんな。
2日続けて劇場へ。昨日の時点でちょっと匂わせていた「混み合ってる人気作品」は当然これのことでした。あんまり劇場作品を立て続けに摂取するのは身体に良くないと思っているのだが、今回劇場に連続で足を運んだのは、「そういや、今日って暦の上では平日なんか」ってことに気づいたから。明日からが本格的に連休、それなら今日のうちに行ったほうが空いているのでは? ということでさっさと視聴することに。実際、朝早くの回に行ったこともあってそこまで混んでおらず、快適に視聴できました。スケジュールの関係もあり、今回視聴したのは「3D・字幕上映」回。字幕上映はお子さんが大変だから空いてる傾向はあるのかもね。吹き替え版で観てみたい部分もあったので、2回目観るなら吹き替えにしたいところ。 とりあえず折り返し前に一言感想だけ書いておくなら、「ええやんこれ!」ですね。昨日とはテンションがだいぶ違うよ。
<というわけで一応ネタバレ注意ですが、まぁ、さらわれたのをマリオが助けます(ネタバレ)>
いつの世も、人類は嫁姑問題で頭を悩ませるのだ、第16話。もう、完全に「あたしとお義母さん、どっちが大事なの?」って言ってるようなもんなのだが、こちらの旦那はお母さん一択でブレないのです。ちなみに、私ももしこの質問をされたらマザコンなので「ごめん、でも、これまでの人生の恩を考えたら、母を優先で考えてしまうんだ」と答えようと思っているんですが、いかんせん問い詰めてくれる相手がいません。 いろんなところがいろんな風に動きまくってて忙しない。ただ、前回あたりでようやく2期目の状況的基盤が整った感があったので、展開されている事象自体は分かりにくいということもない。世界は着実に戦火を大きくしつつあり、学園はもう全く機能しなくなってしまった(一応決闘はできるように人員が控えてくれてるところに意地を感じるが)。すでに一般生徒たちは世界の動きに翻弄されるばかりで、当然学園という小さな社会にも戦火の種が燻り、スペーシアンとアーシアンの関係性は悪化の一途。そんな中でそれぞれの野心を胸に、御三家連中はそれぞれに動いている。 分かりやすいのはシャディク。親父を表舞台から消し去り、混沌極める議会の筆頭に踊り出んといつも通りの裏工作を進めている。どうやらニカ姉は本当に用済みになってしまったみたいだが、ニカ姉が話してた取り巻きさんの1人が「元アーシアン」とのことで、シャディク組にもそれなりの正義というか、信念みたいなものが眠っていることも確認できた。あの子、最終的にシャディクと喧嘩別れ、というか「シャディクの非道な行いを一方的に嗜め、周りの連中からフクロにされて惨死しちゃう」みたいな未来が見える気がするんだけど大丈夫でしょうか? 主要メンバーの中でも鬼畜筆頭がシャディクさんだからなぁ……。 そして劇的な帰還を果たしたのが我らがグエルさん。どこをどうやって通常航路に乗ってコロニーまで帰還できたのかはよく分からんが、そりゃもう、一回りも二回りも大きく育った立派な男として弟のところまで戻ってきたよ。弟さん、ただでさえ疲労困憊だったところにおばけが帰ってきたもんだからひっくり返っちゃったけど、以前よりもぐっと兄弟仲は近づいた感がありますね。そりゃまぁ、親父さんがああなってしまった上に、団結しないと会社が危ない状態ともなればね……ここからのグエル先輩の復帰劇は期待してしまうが、どんだけ弟さんとうまく行っても「実は、親父殺したの俺なんだ……」は絶対どっかで言わないといけないことなので(グエルの性格を考えると、飲み込んだまま弟とは向き合えないだろう)、その時に弟さんがどう反応するかが勝負の分かれ目。普通に考えたら、許せないところだしなぁ……どんだけ緊急事態だったか、伝わればいいのだが……。 そして意外な方向に動いたのが相変わらずふわふわしてやがるエラン。決闘も婚姻もあんまし意味がなくなっちゃったもんで、もう面倒な搦め手はやめにして直接エアリアル強奪しちゃえばよくね? ってんで盗みに入るも、残念ながらエアリアル(という名のエリクト)によって入店拒否。そのあまりの拒否っぷりに衝撃を受けていたが、なるほど、4号は受け入れられてたんだっけ。ちゃんとおねーちゃん目線でスレッタにあだなす者か否かを判断した上で乗せてるとすると……やべぇ、エアリアルの「家族」具合が尋常じゃねぇな。これ、もう過去のガンダム史の中でも筆頭のエグさを誇る特殊機体になってしまった気が……。エランくん、そろそろ5号の出番も終わりですかね……。 そして混迷する事態の中を奔走し続けるのはミオリネ嬢である。今回は無事に地球寮へと帰還し、他のメンバーとの交流も深めて社長としての信頼回復。クサクサしていたご本人のメンタルも多少は良い方向に向かったかと思われたが……そこに現れる非道の仮面。能登ボイスは地獄のサインである。せっかくスレッタとの関係性も修復できたと思ったのに……いや、でもスレッタがあの調子のままでは、根本的に関係性を修復するのは不可能だよなぁ。結局トマトぐちゃぁが「良いか悪いか」という議論に答えは無い平行線だったので、そこに答えを出したミオリネの「正しい行いをしたからと言って笑っていいわけではない」という言説は非常に良い提示だったと思う。一旦スレッタに対して「間違ったことをしたわけじゃない」と言い含めておきつつ、「ただし、ことの良し悪しを判断するための別な尺度・基準も存在するのだから、もう少し自分で考えてみたら?」というのが、おそらく情操教育の正しい一歩。そこでスレッタが「ミオリネさんが言うなら、もしかして答えを簡単に出してはいけないことなのかも」と思い直してくれれば一気に方向修正出来たかもしれないのだが……無理でしたね。「魔女」の呪いはまだまだ根深い。 義母と嫁の戦いは、まだまだ続くのである。
ハッピーゴールデンウィーク! というわけで映画を観に、いくよ! 実は4月の映画ラッシュの際に当然その分だけ予告編を繰り返し見る羽目になり、この連休は割と気になってる作品があるんですよ。まぁ、連休中かどうかは別として、少なくともあと1本は間違いなく観に行きます。もう1本もなんとなく観たいと思ってるんですが、劇場がめっちゃ混んでるのでちょっと様子見(と書いた時点でなんとなくどの作品かは察せる気がするが)。 で、そんな記念すべき連休最初の1本がこちらの作品なわけですが……なんと、私にしては珍しく(厳密な意味での)アニメではない作品です。普段外画とかさっぱり観ない人間なんですが、こちらの作品ならまぁ、……観ておいた方がいいかな、と。いうて古参のファンだという自覚はありますし、原作については正直派生ものまでは全然追いかけられてないですが、本編への愛着だったら負けてない自負はありますので。せっかくのこんな謎作品、観といた方がいいじゃないですか。何故これを最初の1本に選んだかというと……「頑張って観に行こうと思わないと観に行けないくらいの作品だと思ったから」です。正直、あんまり期待してなかったというか、面白くなくても耐えられる精神的にゆとりのあるタイミングに観ておきたかったんですよ。 そんで、観終わった後に困惑して普段はあんまりやらないのにちょっと感想ツイートとか漁ってしまったんですが、まぁ綺麗に賛否両方が出てる作品ですね。折り返し前に私の意見を端的にまとめておきますと、僕は、つまらなかったと思います!! なんなんでしょうね、これ。
<というわけでここからはネタバレ含みで行くかもしれないです>
あそこまで騒いでたら、その間に息子さんは落ち着きを取り戻すもんじゃないですかね? 第5話。いや……若いっていいよね。 急に下世話な話から入ってしまいましたが、あんまり記事立てするタイミングがなかったのでなんとなくあげときます。というのも、新番チェックの時にも書いたのだが、本作は期間限定無料配信の時にちょっとだけ読んでいたので、既読の部分に関してはなんとなくで処理してたのよね。今週放送分あたりからいよいよ知らない話に入ってきたので、色々と気になる要素も増えてきたというわけで。 ちなみに、今作は今季放送アニメの中ではかなりハイクオリティな方である。これは完全に感覚だけの話なので色々と嘘まじりの話だが、ここ最近、アニメって格差がどんどん大きくなっている気がして、「良いアニメ」と言われるものは本当に予算がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれた超クオリティを実現できるが、ショボいアニメは「ほんとに今は令和か?」と思うような、やっつけ仕事の極みで放送されるものが少なくない。その中間の「可もなく不可もなく」みたいな帯域が減ってる気がするんよね。ほんで、今作は間違いなくその区分での「ハイクオリティ」の方に入り、1枚1枚の絵の力がかなり高い、恵まれた作品になっている。 そうして世界がガッツリ構築されているおかげで、本作の持つ独特の味わいというものがアニメになってより際立っているように感じる。今作最大の特徴はなんと言っても全く捉え所のない2点構造。大雑把に壁の「内」と「外」という認識なのだが、この内外がほんとにシームレスにサクサク繋げて放送されているのに、その接続は一切語られないおかげで色々と妄想も捗るし、不穏感が倍増している。また、今回の話をみていて改めて認識したのは、「過去の文明が滅びた気がするけど、今はまだ大人たちがその文明の記憶を持っている程度には直近の時間」というのも実に際どい設定で、ちょっとでも配分や描写を誤れば矛盾が生じて破綻してしまいそうなお話である。もちろん、現時点ではこれが本当に「成立して」いるのかどうかも知る術はないが、よくある「人類が滅びてウン千年後……」みたいな設定ではないので、いろんなところに新鮮な刺激が転がっている。 また、そうして失われた「先史文明」というものを必要以上に神聖視していないというのも妙なリアリティがあり、文明が失われたはずの「外」の連中の方がよっぽど下世話で世俗的な生活を送っており、文字通りの純粋培養で育てられた「内」の子供たちの方が「音楽に合わせてただ踊る」「石を持ち上げることで力を誇示する」といったよっぽど前時代的な動きをしているのが面白い。この辺りの描写を挟んで、最終的にこの「壁の内外」がどのように融合していくのかが見せ場になるのだろう。 ただ、そうして「途方も無いことをやっとる……」と感じれば感じるほどに、このアニメを追いかけることの心理的負担が大きくなっていく。だって、完結しないんだよね……原作終わってないしね……。極端な例えだが、例えば「火の鳥」の望郷編とか未来編とかの結末を知らない状態で「これから半分だけアニメにして放送します」と言われて観たいかどうか。「流石に完結してから観た方がいいな……」ってならない? わたしゃそういう気分で今作を観ているんですわ。 ……完結してから観た方がいいんだけどな……。
まーた双葉はんが面倒な子守り任されてはる……第4話。生田輝とかいう、「関西の高貴な御身分のお嬢の面倒見なきゃいけない声優」なんなの。 まぁ、単に関西弁ネイティブ声優ってある程度限られるからだろうけども……というわけでAパートは関西エルフの来訪である。前回ちょっと顔見せしてくれていたが、ヒロミミ様ことヨルデさん、これがもう、本当にいい釘キャラでね……声優・釘宮理恵、すでにレジェンドの名をほしいままにする生きた奇跡には違いないが、最近はベテランもベテランになり、安定した配役が増えて後進を見守る役が増えてきた。そうした状況下でのヨルデのとことんまで可愛い関西弁キャラ、久しぶりなもんで刺さる刺さる。今作最大の売りは「良すぎるあみっけキャラ」であるエルダなわけだが、良すぎるあみっけと良すぎるくぎゅうの化学反応は、いつの時代だって綺羅星のごとき輝きを持つのである。またヨルデのキャラがぎゃんぎゃんに飛ばすけたたましい役なもんだから、どこか引いたところから声を出すエルダさんの発声の良さがいっそう引き立つという実に良い配置。このトーン、この音量できちっと「いい声」になって、なおかつすごく聞きやすいっていうのは声優・小清水亜美の熟練の技ですよ。元々通る声質だってのもあるけどね。 中の人の話ばかりになってしまうのはいつものことなんだけど、大丈夫、今作はそうしてのんびりした空気でキャラを愛でているだけで問題なく成立するので。くちゃっとしたデフォルメになるとエルダも小糸も可愛いわけだが、当然元からくちゃっとしたヨルデはさらに可愛い。ちょい黒めの肌のダーク寄りなエルフであるヨルデが涙目になってくちゃくちゃしてる様子、本当に可愛い。また、巫女である向日葵との関係性がヒルダ×小糸の関係と似ているようでちょっと違っていて、それぞれのペアの個性が出ているのも良い雰囲気である。まぁ、こんだけ長生きで情報網もちゃんとしてるエルフ2人が未だに○×で真剣に争ってた部分だけは意味が分からんが……こいつら、基本的に大馬鹿なんかな? でもエルダは年相応に経験も積んで賢い部分はあるはずなんだよねぇ。ヨルデの方だって、精神性は子供っぽいが、その分エルダと違って外で活発に活動してるはずだから、その分様々な情報に触れる機会も多いはずなのだが……エルフ、基本的に刹那主義で楽しいことしか考えてない可能性があるな? 2人の年齢が600歳ちょいということで生まれは1400年くらいということになるが、召喚されたのが江戸期前ということなので、この世界での経験は400年くらい。ヨルデが秀吉に召喚されたということは、厳密には江戸幕府の設立よりちょい前やね。つまり関ヶ原以前の「戦国」か、ある程度秀吉が全国を統治していたくらいの時期なんだろうか。同じタイミングで秀吉と家康が異世界召喚を試み、エルフを手に入れていたという事実、なかなかに不穏で裏がありそうなのだが……まぁ、まさか召喚した結果得られたのがこんなポンコツ2人だとは思わんよな……その当時の殺伐とした状況下で、2人のコミュ障エルフがどのように生き抜いてきたかが描かれる機会はあるんでしょうかね。 通勤通学にかかる時間は短いに越したことはないですからね、第4話。まぁ、だからとて毎日命懸けで通うのは勘弁してほしいけども……。 サブタイトルの意味を調べたら「頭巾ばかりでは僧侶は出来ぬ」とのことで、「衣装ばかりを取り繕ったところでそのものにはなれない」、「馬子にも衣装」の逆パターンみたいなもの、という解説があった(あんま逆ではない気もするが)。今回のお話と直接関係があるかどうかはちょい微妙なところだが、「お嫁さん」という言葉にとらわれてどうにも気になってしまっていたチセに対し、「別に何かやったらお嫁さんになれるってわけでもないんだよ」と諭しているのかもしれない。まぁ、「題名だけでは嫁にはならぬ」かもしれませんけども。 というわけで、前回いきなり霧の中に引き摺り込まれたもんだから「まーたチセさんが大変なことになってしまった」と思っていたら、全然大変ではないところに偶然迷い込んだだけだった。自宅の近所でちょっと油断するだけで異界に迷い込んじゃうあたり、立地が問題なのかチセの体質の問題なのか……多分どっちも問題なんだろうな。時間も空間も超越した変なフィールドで待ち受けていたのは、なんとエリアスの「師匠」(?)筋にあたる不思議な魔法使い。ラハブと名乗ったその女性は、エリアスだけじゃなくリンデルにとっても師匠筋に当たるということで、そりゃもう大変な年齢ということになっちゃうんだろうけど、この世界はもはや年齢が云々とかあまり問題じゃないので、見るべきは容姿ではなくて纏っている雰囲気そのものだろうか。なるほど、泰然としたその様子は確かに大物感が出ている。しかし彼女が別に何かすげぇことを成し遂げたというわけではなく、ただ付き纏ってきたエリアスが過去に彼女を真似ることで「人間になる」第一歩を踏み出していたという。我々視聴者やチセから見たら出会った直後からエリアスはそこそこ完成していたように見えたわけだが、なるほどその概形を完成させたのがこのラハブだったということらしい。どう見ても悪人には見えない彼女の下で「真似る」ことを続けたおかげで、エリアスはあの通り理知的で節度を持った「社会規範」を手にいれることが出来た。そういう意味では本当に「師匠」というよりも親代わりと言ってしまっていいのかもしれない。 ただ、彼女はあまり教えるのが上手くないと自認しているようで、単に一緒に暮らして、エリアスの知的欲求を満たしただけでは「教育」は終わらない。その後のエリアスがどれほどチセに影響を受けたかを考えれば、なるほど別なスタンスからの「人間の先生」が必要だったのは間違いなさそうだ。どちらもエリアスにとっては「先生」と言えるが、チセはその上でエリアスの教え子でもあり、また、「お嫁さん」でもあり。この「お嫁さん」の概念もラハブが教えたものだったわけだが、さて、エリアスさんはどこまでその辺を理解してチセとの関係にその言葉を使っているのかな? まぁ、嫁がいない僕にはより一層分からない世界ですけどね? Bパートはヤベェ「裏道」を通ってふたたびカレッジへ。やっぱりこっちにはたくさんの人がいるせいで色々と不穏なことも起こっているようだが、その詳細は今のところさっぱり分からない。来週あたりからぼちぼち事態が動き出しますかねぇ。
今期は「役者アニメ」が2本並んでるんやな、第3話。まぁ、全くその方向性は異なっているわけだが……どちらも「微妙に不穏」っていうのが共通点なので、つまり芸能界ってやっぱクソだわ(過激派)。 描かれているドラマは明確なのに、これが「何アニメ」なのかと問われるとどうにも応えにくい不思議な展開。多分大枠のカテゴライズとしては「サスペンス」が一番近いんだろうけど、要所でギャグを挟んでいくし、それだけを中心線に置いてないので純然たるサスペンスとも言い難い。今期はゴリゴリにそっち要素だけしかない「マイホームヒーロー」なんかもあるので、やはり異物感がある。となると、実は今作の看板として一番正しいのは「お仕事アニメ」なんじゃないかという気もしてくる。「芸能界」というジャンルをここまで幅広く、節操なしに扱っている作品も珍しく、近いコンセプトで言えばアイドル業界のセックス&バイオレンス(?)もまるっと飲み込んでしまった「アイドリッシュセブン」が近いような気もするが、多分似てるって言ったらどっちのファンからも微妙な顔されそうだし、実際あんまり似てないのよ。やっぱり、どこか奇妙なリアルさで迫っている「芸能界全般お仕事アニメ」というのが正しい気がする。つまりはP.A.WORKSが作……らなそうだなぁ。 まぁ、そんな不思議な方向にじわじわと足を伸ばしている作品だが、一応メインのサスペンス要素は確実に進行し、アクアの狙う途方も無い復讐劇も、ちょっとご都合主義な感じで進んではいる。ただ、正直そっちのサスペンス要素に関しては「どうせ原作未完なんだろ?」というメタい認識があるのであんまりこのアニメで片がつくとは思ってないから期待はしてない。そうなると、あとは今作で見るべきはアクアが振り回される芸能界という業界のヘンテコな世界を描くことくらいだろうか。有馬かなという心強い(?)仲間も加わり、ここからわがまま勝手にアクアが暴れ回ってくれることを期待したい。でも、アクアって本人も言ってたけど「幼少期は神童だったけど大きくなったら転生者のアドが活かせないからただの人」なんだよな。暴れ回ることができるのかしら?
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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