最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
一丸の全員柔道、第10話。イイっすねぇ、スポ根だねぇ。 5人全員に見せ場がある綺麗な盛り上げ展開。もうすっかり出番終わりだと思っていた未知だったが、なんと初戦でスタミナが切れたわけではなかった。2戦目でも怒涛の2人抜きという快挙を成し遂げ、額面上はこないだ緑子が達成していた5人抜きに並ぶ。もう、これだけでトップバッターとしての仕事は充分すぎるだろう。先生が「自信つけたのがめっちゃ効いたな」と言っていたが、これが中学時代は芽の出なかった弱小選手だってんだから驚くべきことだ。人間、どこで成長が訪れるかなんてわからんもんやね。 とはいえ、流石の未知も燃料には限界があるし、相手取るにも限界はある。相手のメインウェポン、スタンド使いこなしそうな声のデブの登場で圧殺されてしまう。まー、スタミナ残量を考えればここはしょうがないね。そして期待されていた早苗の出番となるが……残念、気合いだけでは届かない領域ってのはあるからなぁ。それでも必死に食らいついた早苗がスタミナを奪ったことが、のちの勝利の布石になったと考えるべきだろう。ねちっこさ満点の寝技の女王が、確実に相手陣営のパワー残量を削っていった。 そんな一年生の頑張りを見て奮起しないわけにはいかない、いよいよ復帰後初試合となる姫野先輩。彼女のバトンタッチの際に発した言葉が今回のサブタイトルなわけだが、あまりに男前すぎてちょっと泣きそうになってしまった。こんないい先輩がいてくれるんだもんなぁ。そりゃ勝たないと悔しいですわ。もちろん2年先輩だからって相手の反則級の選手に楽に勝てるわけではないが、そこに南雲が持ち込んだ情報もうまく作用し、年の功、つまりは経験を活かした見事な一本勝ちを決める。「地味な努力、続けてきたことが無駄でなかったと明かされる瞬間」ってのはいつだって感動しますわ。 そして最後に控えしはエース・氷浦永遠。相手陣営も秘密兵器を抱えていたようだが、そんなちょっとやそっとで揺らぐような戦力ではない。相手の勢いを完全に殺し、危なげなくたたき伏せる圧倒的な永遠スタイル。こいつがいるからこそ、先輩もあんだけのびのびと力を発揮できるわけでね。未知に始まり永遠に終わる、青葉西の黄金リレー完成の瞬間であった。 まぁ、3回戦ともなると流石に次は洒落では済まなくなるみたいですけどね……ここを1つ上るのはかなりしんどそうだなぁ。先生にだっこされてる未知、どう見ても高校生に見えなくて可愛い。 PR パスカルさんの生きてるって感じ、第7話。作中で一番人間味があるのがパスカルさんと、それと掛け合ってる機械生命体なのよねぇ……。迷子探しの切り出しコント、やたらツボってしまった。 どうにも話が行ったり来たりしてる感があり、今度は前回の話がなかったかのようにしてパスカルさんたちのところに戻ってきた。いや、大局で見ればやってることの流れはあるのだろうが……どうにもミッションが局所的なもんで、どうにも現状を掴みにくいのが悩ましい。まぁ、こればっかりはゲームをやってない方が悪いと言われればそれまでなのだが……ソシャゲ原作アニメでは「ケッ、どうせ一見さんお断りのファン向け作品だろ。ノットフォーミーなら観なくていいよ!」って砂かけて終いなのに、この作品については「わかりにくい展開になってんなぁ……惜しいなぁ……自分で調べなあかんのかなぁ……」という気になっているあたりは贔屓といえば贔屓かもしれん。でも、そうさせるだけの引きはちゃんとあるのよねぇ。一番はとにかく画面が綺麗なことだけども……1つ1つの要素がどこに関わってくるのか、分からないなりに気になってしょうがないのよね。 アンドロイドVS機械生命体の構図だったところに、この度いよいよ敵性(?)のアンドロイドが登場。ただ、考えてみりゃ向こうさんが言ってた「アンドロイドが機械生命体の肩を持つのか」という考えの方がもっともではあるので、彼女を裏切り者と断じるのもなんか違う気はする。どんどん独自進化を遂げている機械生命体について、全て敵だと断じて無差別に切って捨てるのも怖いといえば怖いのだろうが、だからとて個体差を1体ずつ確認して選別するわけにもいかない。そもそも、末端部隊であるアンドロイド勢にそうして敵を選り分ける権限があるとも思えない。その辺でだいぶ揺れてしまっている2Bを、9Sは許容しているわけだが、この2人の考え方について、上層部はどう考えてるんでしょうかね。 いや、でもやっぱり目の前であのコント見せられたら、そりゃ切って捨てるのはためらうよな……。
やっぱ異世界暮らしって大変なんだよな……第10話。チートなんてできるわけがない。こんな世界では生きてくだけで精一杯だ。 というわけで、下手したら今期アニメで1番とも思える壮絶な死闘。狼相手だけでもてんてこ舞いだったというのに、そこから「グレーターデーモン」→「その主」と2段階も強化された無茶モンスターといきなり戦わされ、普通のパーティーならお陀仏確定である。そう考えると、なんとか水際で凌ぎ続けていたラエルザって相当な実力者だったってことなのかしら。手応えとしてあれだけの大人数で挑んだ最強ビーム固定砲台と同程度かそれ以上のレベルの化け物を前に、劣勢とはいえあれだけ1人で奮闘できたのである。それだけでも、実はこの世界では割と上位の戦士なのかもしれない。前回のダンジョンは忍者とかジジイの元弟子とか、もっと有能な連中が集まっちゃったってだけでね。そう考えると、「父親」1人の手で育て上げたモーロックも大したものだ。あのジジイの下で成長して、これだけガチンコのファイタースキルを磨き上げるって、相当な鍛錬が必要だったことだろう。 そんなフィジカルナンバーワンなラエルザ、特定分野に偏るのかもしれないが人間以上に魔法に長け、瀕死の仲間を何度も復活させたラファンパンというパーティは、斎藤にとっても恵まれたもの。そんな中で自分の存在意義を認めさせなきゃいけないんだから、無能力の異世界転生者は本当に大変なわけだが……それでもしっかりラエルザに認められ、求められているのだから、斎藤も実にいい男である。「嫁の父親」にせっつかれて「娘さんを僕にください」を(なんと1期10話目で)真っ直ぐにぶつけられる主人公、最近のアニメ文化じゃかなり貴重な人格者じゃございませんこと? もう、それだけでラエルザさんにはとっとと幸せになってほしいと思いますね。ここまで相思相愛なら、生まれた世界が違っても、見た目や言葉が違っても、願いはつなぎあえそうですよね。 そして、順風満帆、幸せまっしぐらのカップルに降りかかる受難のでかさな……ここまで理不尽に強い敵キャラ、久しぶりに見たな。どれだけ善戦してものらりくらりとかわされて届きそうもないという絶望感。最近どっかで見たと思ったら、多分「サマータイムレンダ」のラスボスだな。死に戻りでもなきゃ無理そうな圧倒的武力を前に、何度も何度も「やったか!?」を繰り返し、ギリギリのタイミングで最強魔術師に繋ぐことができた。……まぁ、こうしてみるとやっぱりモーロックはチートなのだが……そこはお父さんに格好いいところ見せるチャンスがあってもいいじゃない。最後は締まらなかったけどね! 最後のワンシーンがあってこその今作ですよ! 「不滅のあなたへ Season2」 ―→6 まず最初にこれだけ書かせて。「Season3あるの??!!」 いや、どう見ても大団円だったけども……これで続きがあるんかい。思わず私の禁忌を侵してwikiを確認しに行ってしまったのだが、なんとまぁ原作はまだ終わってない。そして「現世編」やら「来世編」やらという文字が踊っていることを確認。……もう、火の鳥じゃん。 さてもさても、今回2期の評価にあたって、とにかく悩んだ。まず残念なことから書いておくと、とにかく作画がヘタっている。1期のブレインズベースから制作が変わってしまったことが大きな原因だとは思うのだが、1期に比べてかなり省エネ作画というか、ぶっちゃけ残念作画が多くなってしまい、アニメーションとしてのクオリティダウンは認めざるを得ない状況。しかも2期の内容は1期以上に世界全体を巻き込んだ壮大な展開になり、省エネアニメではなかなか描ききれない内容である。これを1期と同じスタッフで作り上げていたらどうなったものかと思えば、そこはどうしても減点対象だ。 加えて、そうした「壮大な」物語の展開があまりに斜め上すぎて、私のような凡人の想像力ではカバーしきれない内容にまで膨れ上がったというのも評価の難しい部分。あまりに突飛すぎるというか、現実感がなさすぎて何をどう捉えていいのかの尺度が分からない。最後の最後まで「結局、ノッカーってなんだったん?」という部分が分からず、フシのおっそろしいくらいの成長&膨張にしても、これが通用する世界で「いい戦い」を演じて良いものかどうかが定かじゃない。依って立つ部分の無いお話になってしまった感じがして、微妙な作画と相まって、中盤(本格的にレンリルを舞台にして以降)の展開はなんだかよく分からない戦いを見せられているようで、途方に暮れてしまう部分もあった。「流石に収拾がつかなくなっちゃってる……」ってんで、ぶっちゃけ「1期までの方が面白かった」って言おうと思っていたし、もしかしたら本当にそうだったかもしれない。 ただ……これだけ突飛な設定で、「分かるお話」に終始して着地されてもどうなのかという思いもあるのだ。1期終わり、2期始まりの時点で「不老不死の存在なんて題材として扱うの難しすぎるんだから、どうやったって陳腐なお話になっちゃうんじゃないの?」とたかを括っていた部分があり、今作は見事、そんな私の甘い考えの上を行って「わけ分からんくらいに壮大で、見たことがない展開」を提示してくれたのは事実。それこそ同じ不老不死がテーマになっている不朽の名作「火の鳥」に肉薄するかのような、「この設定を絶対無駄にしない。意地でも意味を見出してやる」という作者の気迫みたいなものが感じられる筋立てだ。それを「火の鳥」の1本1本のエピソードのように徹頭徹尾管理しきれたかと言われたら怪しい部分もあるのだが、「今作にしか無い感情」が芽生えてくるのもまた事実である。この「新鮮さ」と「困惑」を無視した評価はしたくない。 終わりよければ全て良し、というわけでもないが、やはりここまでたっぷりとフシの旅路を見守ってきた最後の最後にマーチに戻ってくる展開は胸にクるものがあるのですよ。ご都合主義と言われればそうなのかもしれないが、誰だって1期を見終わった後にフシがマーチ・グーグー・トナリたちとみんなで食卓を囲むシーンは夢に見ているはず。そんな儚くも尊い景色を見せられてしまい、そこにきちんと意味があり、フシの生き様を貫き通した結果だと言われれば、納得するしかないのだ。そして、そんな無茶な世界を実現するだけの下地は、いつの間にやらそこに形成されていたような気もする。不死身の者が見守る「生死」の物語が、最後まできちんと「生きること」「死ぬこと」を問うドラマであり続けたことは、改めて振り返ったら結構な偉業なのではなかろうか。 あとはまぁ、そうして「マーチに始まり、マーチに終わる」物語でもあった裏側に、最後の最後までハヤセという女の影があり続けたことも個人的にはたまらない部分。2期スタート時に「ハヤセェ!」と度肝を抜かれてしまったわけだが、カハクという始祖に負けず劣らずのとんでも難物が、見事に「血の物語」を引き継いでくれた。カハクがカハクじゃなかったらこのお話は成立しなかった。単なる「生まれてくれてありがとう」なんて生半可な生命賛美に終わらないだけのビターな味わいを、がっつり混ぜ込んでくれた。フシが命を長らえる超常存在として描かれ、その隣に常に「想いを継ぐ」という形で人間の「不滅」が描かれている。さて、今作における「不滅のあなた」とは誰のことなのか。 いやはや、すごいドラマであった。……それだけに、「Season3あるの??!!」はほんとに分からねぇんだわ……。まぁ、アニメがいつになるかは分からんし、どこのスタジオが担当するかも分からないけども……とりあえず、放送が始まるまで斎賀みつきにはじっくりアップをしておいてほしいですね。
「異世界おじさん」 5→6 もしコンスタントに放映されてたらもう1点くらいの上乗せがあったんだろうか。まぁ、いいように解釈すれば「半年もの長きにわたってお付き合いできた作品」と言えなくもないか。 楽しかったですよね。とりあえずそれさえ分かれば充分な作品。ギャグとしての割り切りは実に潔く。世に氾濫する異世界ネタをしっかりと笑いに昇華して独自の世界観を切り開いてくれた部分は高評価。まぁ、途中から割と「異世界」という存在自体がどうでもよくなって、本当にただおじさんの人柄と、そこに絡むヒロイン勢とのコントを楽しむだけになっていた気もするが……それが悪いというわけでもないだろう。殊更に異世界をいじるのって、多分やったら分かるけど結局は現代知識でマウントとるのと大して変わらんネタ回しになっちゃう気がするし。そう考えると、なろう世界って存在そのものがギャグだよな。 正直、ネタ自体は本当に一本調子であり、本来なら1クールだって怪しいくらいのバリエーションしかなかったようにも思う。おじさんの空気読めないネタは結局チート能力の下で成り立つものだし、セガネタも分からない人間からしたら今一つ響かない「なんかそれっぽいこと言うてる」くらいの温度。ギャグの回し方自体にこれといったキレがあったとも思わない。その上で今作の笑いが良いものになっていたのは、やっぱり異世界云々以外の部分でのキャラの見せ方が上手かったからなのだろう。ツンデレエルフさんを筆頭にメイベル・アリシア(そして藤宮さん)と綺麗に揃ったヒロイン勢が本当に毎回可愛くて、それを愛でているだけでも眼福もの。本来ならおじさんに惹かれていくヒロイン勢などいつものなろう的に「なんでこいつがモテるねん! おかしいやろがい!」というストレスの種になってもおかしくないはずのものだが、おじさんの場合はそれを決してハーレムとして受け取らず、「全てを無にして現代に戻ってきた」という結果だけは確定しているためにストレスがかからない状態で見られるというセッティングもおいしい。いや、別にチートおじさんが誰とくっつこうと勝手だけれども……「俺なんかしちゃいました?」が都合のいいギャグで終わらず、そこから「俺なんかしちゃいました? いや、してない。俺はやってない! 無実だ!」まで振り切れてくれるからこそのおじさんなのです。 あとは映像的な品質の良さも大きなプラス。そりゃもう、半年も時間をかけて作ってくれたんだから半端なものを出してきたらただじゃおかねぇが、毎回待った甲斐のある最高品質の萌えキャラビジョンとキモおじさんが提供されていたので大満足。ちょいソフトフォーカスめというか、厚紙に描いたみたいな独特のビジュアルセンスがメリハリの効いたキャラデザに相まって、独自の魅力を引き出すのに成功していた。一番美人なのはエルフさんなんだろうけど、個人的にビジュアルで選ぶならやっぱり巨乳メガネの藤宮さんかなー。あとへちょ絵になってる時(つまりほぼ全部)のメイベルさんも可愛い。結論・みんな可愛い。 というわけで、この短い感想の中だけでも相当数の「可愛い」を使い切ったことからも分かるとおり、たいそう可愛い作品でした。できればもっとこの萌えキャラゾーンを堪能したいという気持ちもあるが、流石にこのネタで2クール目はキツいかな……まだ原作は続いてるみたいだけど、何やって引き伸ばしてるんだろう。まぁ、次作も3クール12話とかならいっそ気楽に見られるからいいのかもしれないぞ(この現状を許容したらあかんやろ)。
なるほどこのエンポリオは確かに助演賞……第34話。いや、なんか種さんの受賞理由のところでやたらとエンポリオが連呼されてたもんだからさ。他にも色々やってるんだけどな。まぁ、流石にアーニャ・ダイ・エンポリオと並べりゃそれで満足か。 というわけで別にエンポリオメインでもなんでもない話ですが、彼は彼でアナスイと一緒に実況・解説・ツッコミ・驚き・お荷物など、色々と忙しいのでちゃんとみんな注目してあげよう。いよいよクライマックスも近づいてきてるということで、今回はやたらとスロー演出や劇画調になるシーンが多く、演出方向としてはややもっさり感があった気もするのだが、その分1枚1枚の作画のクオリティが高く、かっちょいい徐倫とかイカす神父とかのくどいイラストレーションが色々と楽しめた。やっぱ止め絵で映えるのがジョジョ絵の良いところよね。まぁ、おかげでアニメにして動きとして成立させるのがクッソ難しいってのが現状だとは思うけども。「ここ、重力が逆転して手とか足が裏返ってる様子をアニメで描いてください」って言われて分かるわけねぇよな。多分荒木先生本人だってどういう動きなのかよく分かんないで描いてるだろ。結果、裏返った手の指は「なんかよく分からんけど肉的なものがにょろにょろしている」という微妙な絵になったのでした。 改めて、たっぷり1話を使って描かれたC-MOONとの激闘。何が起こってるか分からんというのもあるし、結局、徐倫の分析がどこまで正しかったのかもよく分からず、自立型なのか、神父がちゃんと操作しているのかは微妙にあやふやで終わった気がする。「自動操縦ではない」ってのは間違いないのだろうが、明らかに神父じゃない意思でもって喋ってるし、もし自分で操作してるスタンドだというなら、わざわざ肩ポンして「成長途中の我がスタンドよ」とかお話し始める意味がわからんからな。まぁ、5部以降なんとなく当たり前になった「微妙に意思は持っててちょっと対話できる系スタンド」だと思えばいいのではなかろうか。スパイスガールあたりが近そう。 そんなC-MOONとの対決は、「重力の方向がエラいことに」+「ダイバーダウンが潜る能力、ストーンフリーが紐の能力」という奇跡的な噛み合わせのおかげで、ラストも近いってのに首に縄を引っ掛けてふんじばるという、なんとも庶民的なバトル展開に。いや、やってることは意味不明なはずなのだが、「スタンドの首をスタンドで締める」というなんとも珍妙なバトルが不思議と成立しちゃってるのが笑いどころ。いや、笑ったらあかんがな。神父だってあんだけ頑張って自分の成長を見極めようとしてるし、やってることはジョルノの黄金の心と大して変わらんはずだ。こんだけ娘さんが頑張ってるんだから、親父さんも横槍入れちゃいけませんよ。……承太郎の英語メール、割と丁寧に書かれてたな……。 さて、ぼちぼち役者も揃いますよ。具体的には、主演賞・新人賞・助演賞・インフルエンサー賞などなどの役者が……。今残ってる面子で声優アワード受賞してないの、田村少年だけだな。
一応お仕事なので(??)今年もやっておきました。「声優名鑑(男性編)」の差分チェックです。声優アワードは男性・女性の部門を撤廃したけどこちらは……まぁ、流石に合併は無理だよな。単に出版形態を考えたら分厚くなりすぎるから……。 女性編と違ってそこまでモチベはないので簡単に数字上の記録だけでも確認しておくが、今年度は12名(1ページ分)の増加で、トータルは667名。女性編に比べりゃまだまだ大人しい方だし、1ページ増ですんでるなら軽いもんである。記録を残すようになった2019からの変遷を並べておくと 583→595→607→655→667 と変化しており、12人ずつの増加が一般的。48名増という去年がおかしかっただけである。あと、男性編は全体の比率に比して退場者が多い気がするのだけど……気のせいかもしれません。
以下、具体的な出入りについてのまとめである。まず、昨年度版に掲載されておらず、今年載っていたのは以下の23名。
IN(23名) 秋谷啓斗 鵜澤正太郎 江越彬紀 梶田大嗣 柏崎隼史 加藤渉 草野太一 小池貴大 佐々木省三 柴野嵩大 高木朋弥 田邊幸輔 千葉瑞己 戸谷菊之介 日向朔公 細田健太 三浦勝之 宮瀬尚也 山口竜之介 山口諒太郎 山本高広 山本智哉 綿貫竜之介
あんまりがっつり調べてないけど、まぁ、妥当な「新人」枠が多いんじゃなかろうか。あまり聞いたことない名前ばっかりだしな。一応注目すべき名前をいくつか拾っていくと、まず目につくのは戸谷菊之介。「チェンソーマン」でスポットがあたり、立て続けに「UniteUp」でも主演を務めた業界が推してる新人さん。あとは綿貫竜之介っていう名前もちょいちょい見かける気がしますね。ちなみに同じ竜之介で繋がっている山口竜之介はあの山口勝平の息子さん。女性編でも今年から掲載された山口茜と合わせ、勝平ちゃんファミリーがじわじわと業界を侵食している。ただ、山口姓は多いので親子で結構掲載順は離れており、ピタリよりそう子安親子とはちょっと違う。なお、野島ファミリー(略)。 そして、どんな名前よりも目につくのはむしろ山本高広なんじゃなかろうか。私も全然事情を知らなかったもんだから目を疑ったが、まごうことなく、あの山本高広である。「なんでやねん」と思ってネット記事で確認したら、どうやら本業だったモノマネ芸に色々と限界があり(なんとまぁ、織田裕二本人から差し止めが入っていたとは)、事務所をアクロスに移籍して声優業にシフトしていたとか。元々そっち方向を目指していた経歴もあるらしく、こちらの記事の「同期は能登麻美子」はなんとも珍妙な巡り合わせと言える。 あと、女性編だとあまりないパターンとして「微妙に新人とは言い難いけど、ちょっとずつモブとかの仕事重ねてきてようやく載った」みたいな人もちらほらいる様子。デビュー後いきなりとにかく名前だけ載っけられて「誰やねん」って思って調べても全然業績が出てこない謎アイドルみたいなのが多い女性編とは好対照を成しており、男女差が見える1つの指標と言えるかもしれない。まぁ、それにしたって佐々木省三っていう人がなんで今年なのかは流石に分からんけど。もしかしたら同じ事務所でこれまで掲載されていた向井修氏という方が1月に急逝されているようなので、その穴埋めなのかも。
OUT(11名) 石井康嗣 井上倫宏 猪間勇輝 丘部純也 清川元夢 小林清志 TAKUYA 戸谷公人 向井修 森末ひろあき 八木隆典
いわゆるお悔やみ枠もちらほら見えるのがこちらのOUT組。ちなみに編集時期の関係で飯塚昭三氏は今年までは掲載されている。個人的には大ベテランよりも井上倫宏みたいな「まだ若いのに……」枠の方がショックは大きいかも。石井康嗣の名前がなくなっていてドキッとしたが、こちらは事務所を離れてフリーになったタイミングだったようだ。森末ひろあきという人は、女性編の時にも取り上げた謎の事務所・ラベリテプロに所属している様子。ほんと何があったんや。また丘部純也・TAKUYAの2名は誰だかよく分からんが「昨年度IN、今年度OUT」という最短コース。もちろん何があったかは知らん。 そして気になるのは戸谷公人の名前。まぁ、事務所を退社しているのでそのタイミングというだけなのだろうが、ライダー界隈で噂になっている諸々の話を見てると色々邪推してしまうね。
改名(2名) 佐香智久→少年T 増岡太郎→ますおかたろう 最初に「少年T」という表記を見て「どないやねん」と思ったが、どうやらアーティストとしても活動する佐香智久の別名義らしく、今回これを元に戻したとのこと。未成年に配慮したスタッフロールみたいになりそう。あと仮名に崩しての芸名変更ってのは割とよくあるパターン。うえだゆうじとか、モリノリ久とか。……こうしてみるとやっぱりもりしゃんの名前変だよ……。ちなみにどうでもいい話だが、この増岡太郎という人、事務所移籍に伴う芸名変更のようだが、その際に宣材写真も変えており、確認時に一瞬同一人物だと気づかなかった。宣材、ずーっと変えないでいるとこういうこと起こるで。
そうなれば、そうなるやろ、第10話。いつの時代も世継ぎ問題ばかりが王家を揺るがすのだ……ただ、今回の嫡男喪失は色々と自己責任の側面も強く……難しいね。 というわけで、前回危惧した通りにアニスの王位継承権は有無を言わさず復活させられたらしい。国の法律でどのような扱いになっているのかはよく分からないけど、流石に国王夫婦のご年齢を考えると「こっから3人目を作ろう」は現実味がないだろうし、唯一の権利者が犯罪者として僻地に流されてしまっては、残る1人、継承権放棄の放蕩娘を復活させるしか手がないのだ。アニスもそれは分かってるし、元々放棄したのだって国のことを考えての行動。ここで「お前しかおらん」と言われたら、何を犠牲にしてでも戻らないという選択肢は無いのである。 当然、そんな状況になってしまったらいろんな人間の目論見は崩壊し、これまで培ってきた平和な世界にも翳りが見える。もちろん一番の被害者はアニス自身であろう。彼女はこれまで、継承権の無いのをいいことにやりたいことを自由にやらせてもらい、それが結果的にはストレスの無い世直しにつながっていたわけだが、今後はもうそんな免罪符は手に入らない。自由やら何やら、いろんなものを犠牲にして手にしなければいけない国の平和。天秤の両側に乗っているものの重さを知っているからこそ、全てを飲み込んで黙って現実を受け入れる。これまでの破天荒な言動からぶっ飛んだ人間に思われがちなアニスだが、結局は最善だと思われる手段をとってきただけの堅実派。ここにきて、彼女が選ぶ路線は「自己犠牲」の一択である。そして、犠牲にした「自己」には築き上げたユフィとの関係性も含まれるのだ。 気づけばユフィにレイニと美女を侍らせていたアニスだったが、ことここに及んでは女の子同士でイチャイチャしてるわけにもいかない。当人だって納得してないが、あくまでも対面上は「研究助手」。まずはそう自分に言い聞かせて、ユフィとの関係性の調整を図る。それは至極真っ当な処理であるはずだが、ユフィからすればせっかく繋いできた関係性で突如はしごを外されたようなもので、自分にとっても、アニス本人にとっても良いことなのかと思い悩む。余計なことを考えない分だけ強いのはティルティ。付き合いも長い彼女はアニスが何を考え、何をやらかしているかは全部手に取るように分かる。だからこそ「彼女を思って」つっかかってるわけだが、残念ながら根っからの研究者気質のティルティと違い、アニスはあくまで「国を脅かさない範囲で」しか行動できない身の上。大きな目的のすれ違いから、ティルティはくさくさする感情を抑えられない。 そして、そんなティルティからすれば最後の頼みの綱がユフィなのかもしれない。明らかにティルティよりも国政の中核に食い込める人材であり、ひょっとしたらティルティ以上にアニスのために動ける人間。あとは、ユフィがそのお利口な頭で「国のことを思えばこれが最善」とこらえ続けているのをどうにかしてやればいい。万人にとっての正解が、果たしてアニスにとっての正解なのか。まぁ、ものすげぇ適当にこれをまとめれば「仕事とあたし、どっちが大事なの」問題である。ティルティだけではいくらなんでも「あたし」側には引き込めないだろうが、そこにユフィも関わってくるなら、アニスのわがままマインドを吹っ切れさせることができるかもしれないのだ。ティルティはもちろん、そっちの方がアニスのためだとも信じているのだろう。 しかし、やはり一歩は踏み出せないユフィ。彼女自身の気持ちを抑えているというのもあるが、「アニスがどれだけ苦しんで決断したか」が分かっているだけに、彼女の行動を無碍にすることもできず、思い悩んでいるのだ。八方塞がりで手のないこの状況ではいかに天才令嬢とて…………と思っていたら、何やらここで新キャラ投入。CV釘という明らかに重要なポジションの怪しげな精霊使い。どうやらこの国の王位継承に大きく関わっている様子だが……これ、ユフィは「私が代わりにこの国を治めるわ」っていう選択になるんだろうか。それはそれでアニスが幸せなのかどうかは分からんが……状況をひっくり返す手は出てくるんでしょうか。はたからみれば単なる王位簒奪なのだが……。 やっぱりさ、一番手っ取り早いのは適当に理由つけてアルくんを呼び戻すことだと思うんだが……あいつもあいつでクソ真面目だから絶対許さないんだろうなぁ。
あんまり触れないけど、「見てるぞ」っていう表明のために一応書いておきます。……去年書いたアレ、個人的には割と気に入ってるんだけど別に反応無かったんだよな……(ミルクボーイ、コーンフレークなら完コピできるくらい好き)。
ちなみに今年度はアワードにも若干のメスが入り……男性部門と女性部門の撤廃・統合が行われました。……ファンがメスを入れて欲しいのはそこじゃねぇと思うのだが……まぁ、時代に合わせてアップデートしていくことは悪いことではないですよ。正直、わたしゃそういう流れをどうでもいいと思ってるタイプの人間なので良いとも悪いとも特に思わないんだけど、「声優ってのは性別に縛られないところも魅力だから」っていうのはもっともな話だとは思うので。ただ、「どーせ主要部門はバランスよく選ばれるんだろ」という予見があることは事実だし、「そこは統合したけど高橋和枝賞と富山敬賞が残ってるのは半端じゃね?」とか色々気になることはあるが。
○主演男優・女優賞 安済知佳/江口拓也/種﨑敦美
○助演声優賞 池田秀一/置鮎龍太郎/種﨑敦美
興味ないとか言っときながら、流石にこのラインナップは突っ込まざるを得ないけどね。そう考えると、今年はうまいこと運営陣に踊らされた感があるな。ちくしょう。「日本中の声優オタク、とりあえず種﨑敦美を持ち上げておけば文句言えねぇだろ?」みたいな狙いが見える気がしますよね。あぁその通りだよ。俺らは種さんが泣いて笑ってくれるならそれで文句ねェよ。史上初の「主演・助演W受賞」というブック、どうせ選出基準が不透明な賞なんだからどこかで使えるネタだと思ってたけど、よりにもよってそれを種さんに使われてしまうと、こちらとしても「ぐ、うぅむ」と押し黙るしかない。このカードの切り方は最良です。もちろん、ますます「そんなに日本の声優って数が少ないんかい」というツッコミは強くなるわけだけども。一応、運営側としては「そこを譲れないくらい厳正に、各部門を別々に審査しているんですよ」というポーズなんだろうけどなぁ。毎年のことながら、「今年はスパイとリコリコでどうにかしときゃいいだろ」みたいな印象がなぁ。そもそもアーニャの方も主演では? まぁ、ごめん、でもやっぱ種さんがこうして堂々と表舞台で称えられる姿を見るのは嬉しいわ。ちかぺも同様。えぐぅもまぁ、受賞の権利が無いとは全く思わないので、今年は額面よりも割と穏当な結果だったと言えるんじゃないでしょうか。男女混合にした結果「主演・助演を合わせたのべ人数なら男3女3で同じ数やな!」という心理トリックみたいな手段で初回はお茶を濁したのも一本取られたねこりゃ。いいか悪いかは分からんが。 とりあえず、今年主演を受賞した女性2人が通う北宇治高校ってのがあるんですが、みなさんご存知?(どこからともなくオーボエの音が聞こえてくる) あと、ちかぺの名前がついにこの位置に届いたことで、今日本中で「あにゃまる探偵キルミンずぅ」の再評価が行われているはずです。メイン3人が主演賞・主演賞・新人賞・歌唱賞。先見の明しかないキャスティングでしたね。
○新人声優賞 梅田修一朗/直田姫奈/永瀬アンナ/日向未南/若山詩音
今年はほぼ知ってる名前だし「推したいんやろなぁ」というのが分かりやすいラインナップ。唯一「日向未南」という名前だけあんまり認識してなかったけど、まぁ、例年この部門は1人2人ピンとこない名前が入ってくるもんなので別にいいだろう。
○歌唱賞・ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 ○海外映画・ドラマ賞 ・ 貫地谷しほり/森川智之 ○シナジー賞 ・ 呪術廻戦 ○富山敬賞 ・ 諏訪部順一 ○高橋和枝賞 ・ 川村万梨阿 ○キッズファミリー賞 ・ 大谷育江/松本梨香 ○インフルエンサー賞 ・ 花江夏樹 ○MVS ・ 江口拓也 ○功労賞 ・ 秋元千賀子/屋良有作 ○特別賞 ・ やくならマグカップも
ここでやくもの名前を出したことも、今年のアワードを評価する一因になってるな。あれ、もしかして意外といい賞なのでは?(俺の手のひらが見えるかな!?) ちなみに、「パーソナリティ賞」と「ゲーム賞」は今回「該当無し」となっており、その辺の裁定もよく分からない。去年のパーソナリティ賞が櫻井だったので、どこかにその余波があったりしたら笑う。
|
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(05/05)
(05/05)
(05/04)
(05/03)
(05/02)
(05/02)
(05/01)
(04/30)
(04/30)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
|