最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
魔石デカすぎ問題、第8話。あんなクソでかいもんがレイニの身体に埋まってて今まで誰も気づかなかったんか? そんだけのもんを一気に引き抜かれたのにまだ息があるレイニもすごいし、それを移植(物理)しちゃうアルガルドもすごい。アニスがドラゴンの魔石を移植するためにあれだけティルティが頑張ったってのに、アルガルドはダイレクトでいけるんか。まぁ、今後その無茶が祟る展開にならなければ良いのだが。 想像以上に残念な展開に向かってしまった悲しき姉弟の物語。繰り返し言ってるけど、アルガルドってやっぱり悪い奴には見えないんだよ。最終的に辿り着いた結論が悪いのは間違いないのだけど、そうした精神状態に至ってしまうまでの流れって、彼自身に責任が無いことが多くて、極論すればそれもこれもアニスが悪かったんじゃねぇかと思えてもくる。一概に決めつけられる問題でもないのだが、本当に巡り合わせの悪すぎる姉弟。そして、最終的には「この国がクソだった」というダイナミック責任転嫁をするしかない。 私自身も「弟」という身分だから、アルガルドの気持ちってわかっちゃうのよね。上の兄弟が「捨てる」のって、自由なわけじゃない? そりゃ世間的には「長兄の責任が」みたいな話はあるのだけど、たとえば親の決めた道だとか、親族間での立場とか、「そういう役割はやりたくない」と決めて別な道を進むことは可能なんだ。ただ、そうすると親や周りの目から、下の兄弟はそれを「選ばなきゃ」いけなくなる。誰かがやらなければいけないことなら、上が逃げたら下に振りかかる。まさに今回のアルガルドのぼやきそのものの問題を、実は私も抱えていたりする。だからこそ、彼を単なる悪人だと見ることは出来ない。そして、彼がなぜここまで追い詰められたのかを考えるに、どうしてもアニスの所業が悪どいものに見えてしまうわけだ。 もちろん、アニスに悪気があったわけじゃないことは重々承知している。彼女は生まれながらに魔法が使えない体質であり、今回の魔法省のおっさんの言説を見るに、それって王位継承権が無いのに等しいものだという。だったらさっさと身の振り方を公言し、隠居してしまうのが国のため。そこまでは正しい判断だ。しかし、そうして身を引いた意識があるなら、その「引き方」も国に影響を与えることを考えなければいけなかった。「あとは弟に任せたから自分は何してもいい」ではないのだ。放棄したなら、その後の弟を支えるところまで責任を持つべきだった。彼女はそこの認識が甘かったのだろう。冒険者ギルドに加入して好き放題やったり、独自の魔学の研究を進めて国内随一の戦力になってみたり。もちろん、それら全てがこの国のためなのだろうが、目立ちすぎることによる「王座」の揺らぎまでを考えていなかった。結局、古今東西、国が傾くのなんて跡目争いの問題がほとんどなのである。自分に野心が無いとしても、それを担ぎ上げようとする人間が出てきてしまう時点で手抜かりなのだ。アニスの転生者特有のマウントムーブ慣れが、弟との関係性を決定的に歪める最大の原因だったということだ。 弟がこれほどまで思い悩んでいたことを、アニスは気づけなかった。もちろん、ここにきて「気づいてしまった」のだから、その責任を放棄するような人間ではない。きっと2人の志の根幹は同じもの。この国をよくしたい、変えてやりたいと思っている。しかしかたや世間的にその権利がなく、かたや風評的にその地位にない。どちらにしても欠けている姉弟。ここでの最善が手を取り合うことだとは、今はまだ気づけないだろうか。しょうがない、物理で語れ。 PR ネオ園田はどの辺がネオだったんだろう、第7話。日常生活において、あんまり名前に「ネオ」つけるチャンスないよね(そりゃそうじゃ)。 サブタイ通り、秘密兵器となる姫野先輩が加入するお話。「どんな人なんだろう」とか「今まで何してたんだろう」とか「モチベはどうなってるんだろう」とかいろんな興味があるわけだが、その辺りの重要なお話をまるっと1話で一気に処理してきやがった。おかげで姫野の心情についてはあんまり深く感じ入るものが無かったのは残念だが、まぁ、この夏の大会でしかお世話にならない先輩なのだとしたら仕方ないかぁ。ついでに今回は作画部分もかなり限界が来てるっぽくて、不安な画面がちらほら見えたのもちょい残念。でもまぁ、そんなにモーションに気を遣う話ではなかったので、作画陣も「中休み」くらいで考えてくれてればいいかな(決してサボってるわけではないのだろうが)。 てなわけで姫野先輩のあれこれが一気に判明したわけだが、ざっくり一言でまとめれば「いい人」である。柔道部を辞めた理由も特にきな臭いものがあるわけではなく、単に人員不足によって部が成り立たなくなったため。ちなみにこうした昨年時点での成り行きを見守っていると、姫野以上に「先生、ええ人やなぁ」というのが感じられたりする。そりゃま、部にただ一人残された部員に気を遣うのは当たり前のことかもしれないけど、ただでさえ忙しい高校教員、たった1人の生徒のために休日返上でサポートしてやろうとはあんま思わんよ。しかも小学生との練習試合まで組んでくれてるとなると、相当時間をかけて駆け回ってくれてるのよ。こんだけ暴れ散らかす柔道部をまとめてくれる夏目先生マジ良くできた指導者。 ただまぁ、そんだけ頑張ってもらっちゃうとかえって申し訳なく思うわけでね。「自分が辞めれば先生も楽になるんだから」ってんで、多少の未練はありつつも柔道をやめた姫野。そこからは特にやることもなく、バイトに精を出す日々だったが、そこに再びの乱入者。賑やかな1年生の加入を聞いたが、別に今更戻る理由もない、ってんで放置していたわけだ。そしてここで「恩師」たる夏目先生からの相談が入ったわけだから……断るのもねぇ。そして意外なところから後押ししてくれたのが、霞ヶ丘の3年、あーみん先輩だったという。こんなところにも繋がりがあるとは。あーみん先輩は天音にもめっちゃ好かれてるし、ほんとのほんとに人格者なのだろうな。彼女のおかげで青葉西と霞ヶ丘がうまく行ったまであるし、この度新たな縁も結んでくれた。今回を最後に引退しちゃうのは勿体無いよぅ。 これだけ理想的な先輩連中に囲まれているのだ。未知たちもなんとか、この大会で学べることを全力で学んで欲しいもんだ。まぁ、予選無しでのいきなりの全国大会とかいう無茶な内容らしいが……さて、「ネオ」青葉西の初陣やいかに。
田中宏紀の1人コンテ演出回! 第8話! だからさぁ、本当にこのアニメは人材をなぁ……。注ぎ込めるものを全力でぶっ込んでくれる製作体制、助かります。 というわけで、普段から作画クオリティが高くて安心して見ていられる作品ではあるのだが、今回は作劇のクセも色んなところに滲み出ていていちいち目を惹くお話になっている。細かいモーション演出を見ていくとキリがないのだが……個人的に笑ってしまったのはもみじと朝日のじゃんけんのところかな。別に動画枚数が特別多いとかじゃないし、細かい作画はむしろ歪みも際立つ造りになっているくせに、総体としてのモーションが面白いものになるという、お手本のような「アニメーションの作画」になっている。中学生女子4人の全体的なもちぷに感を伝えてくれるスキンシップの濃さも実に素晴らしい。キャラ単体でも、たとえば朝ごはんをもちゃもちゃしてるまひろなんかは可愛いよね。きちんと作品の良さを活かす方向で魅力を伸ばしてくれるのは大変ありがたいのである。 そんなリソースを費やして描かれるのがなんの変哲もない中学生のお泊まり会ってのが今作の業の深いところだが、何故たった1日のお泊まりイベントを描くのにここでも尿が絡んでくることになるのか……もしかして、この作者の性癖のコアな部分に尿が関係しているな? え? なんで俺はよりによって尿が絡む回だけ記事が立ってるのかって? そらぁ偶然だよ。なぁ……。 他にも関係性が密になればなるほど病巣の深さを滲ませる美夜の性癖もまひろにはだいぶ掘り下げられているし、よりによって観測者足らんとしている美夜がメンバー唯一の巨乳でそっち方向のいじりが加速するという可哀想な展開。確かに中学生くらいだと同性間でもあの乳はいじられる対象になるよなぁ。そうそう、乳といえばみはりも負けてないんだよね。冷静に考えると相当アウト寄りな兄妹(姉妹?)のお風呂シーン、このキャラデザのくせしてみはりの乳だけはエロい気がします。
お待たせしました、第4話。いや〜、長かったね。今期は本当に制作スケジュールがズタボロの作品だらけで珍しくもなんともないわけだが……今作に関しては、「まぁ、このクオリティなら遅延もやむなしか……」というだけの説得力があるので、フルパフォーマンスを発揮してくれてればなんの文句もありません。 間が空いちゃったことでちょいテンションを捉えるのに手間取る部分もあるのだが、やはり今作の持つ不穏すぎる空気は好みにストライクなんですよね。「機械の心」なんてぇのは手垢のついたシンプルなテーマ設定だし、そこに何か新しい展開があるとも思わないのだが、今作の場合はそうして機械生命体と戦ってる主人公サイドもアンドロイドだってのが倒錯してて面白い。今回のラストシーンで9Sがとった行動についても、「ちくしょう! これじゃどっちがマシンか分からねぇぜ!」という皮肉の効いたものになっており、この世界における「心」がどこにあるのか、そして「正義」がどこにあるのかを考えさせられる。2Bたちがあまりに滑らかに、あたかも人であるかのように動けるのに対し、機械生命体が露骨にメカメカしすぎるのも残酷な対比構造を際立たせており、前回登場したモノマネアンドロイド機体みたいな連中ばかりならいっそ諦めもつくのだが、「やろうと思えば瞬殺できちゃう雑魚機体が、やけに人間味がある」というのがやるせないのである。 そうして「人間性」を見せるやり方も実にエグく、前回は機械生命体たちが人類の神秘について考える、ってんでみんなしてエアセックスしてるシーンが実にエグかったが、今回のテーマは「演劇」。演じること、すなわち真似ることを機械が行っているというのはある意味で「生命の模倣」、つまりは憧れを表し、決して到達し得ない悲劇を描いた断絶の物語なのだが、そんな機械生命体たちの粗雑な演劇を見守る2Bたちが「あれは何をしている?」と、よりによってもっと理解してない風な反応しか返せないのが辛いところ。現時点での「人間性」に尺度を設けるなら、明らかに「ほんとの人間>機械生命体>ヨルハ機体」なのである。この断絶は創造主の想定した通りなのか。そして機械生命体はどこから来て、何を求めているのか。謎は深まるばかりである。 そうしてエグさの際立つプロットを冷酷に描きつつ、アクションゲームとしての魅力もアニメからきっちり滲み出ているのも本作の見どころの1つ。1話の巨大ボスを見て「はえー、ゲームやってみたいな」と思ったわけだが、今回の舞台マシン戦も実にエキサイティング。「一度入ったら出られません」というボス戦のお約束をきっちり明文化しつつ、多種多様な攻撃方法で2Bたちを翻弄していくギミックの多さは素直にワクワクする。「こんなん、初見じゃ絶対勝てねぇよ」と思える難易度の高さが実に刺激的だし、それをアニメに落とし込んだ際、単なるステージギミックの表出ではなく、アクションシーンとして見応えのあるものになっているのも良い。そりゃ製作に1ヶ月かかってもしょうがないってわけだ。 まぁ、できればちゃんと全部完成してから放送をスタートして欲しかったとは思うが……来週は放送ありますかね? これは毎週どっぷり浸かりたい作品だよなぁ。 えっ、この極限状態からでも風呂敷を畳める筋立てがあるんですか?! 第7話。まさかあの状況から全部丸く収めていい話風になるなんて想像できねぇよ。 というわけで、なんとかVS忍者編が片付きました。斎藤の狙い通り、時間さえ止められたら無敵砲台も流石に脆弱性があったようで、ジジイもギリギリではあったが100数える間に処理することができた。この手の「作中でカウントダウンが入る」タイプの演出で、マジでカウントがリアルタイムで減っていくのって珍しいよな(まぁ、正確には100秒よりもだいぶ長かったが)。途中で忍者たちの記憶が挟まったからその間はカウント止まるかと思ったのに、次のシーンでちゃんと減ってたのでちょっと驚いた。モーロックにとってはだいぶ長い100秒だったが、突然の状況の割には葛藤もてんこ盛り。ほんと、彼が百戦錬磨じゃなかったら処理しきれない問題だっただろう。もし斎藤やラエルザが同じ状況に立たされたら、どういう判断になっていたのかはちょっと気になるところである。 斎藤の機転のおかげでモーロックはザ・ワールド空間でも自分の任務を思い出せたわけだが、あのタイミングで「なんかやらなきゃいけないことがあったはず……」っていうジジイはもう、完全にボケちゃってる域。普段からそんなに日常のことを忘れまくってるわけじゃなかったと思うのだが、やはり時間停止魔術の副作用とかで記憶には色々影響が出るんでしょうかね。自分の皮膚に書かれたメモからの行動、最近もどこぞのアニメで見ましたよね。ラエルザさんの中の人がエンポリオに会いにいくやつですけど。とりあえず、やることが思い出せたらその中ではもう「呪文詠唱が出来ない……」みたいな小ボケを挟む余裕もないし、ジジイが大魔術師の名に恥じない活躍で見事に悪魔を撃退したのである。あの悪魔、マジで固定砲台みたいに硬い物質でできてたな。別にデブ妖精ちゃんが変身したわけじゃなかったのね。 強敵を撃退し、あとはその事後処理。どう考えてもこんだけヘイト貯めた忍者を生かしとくわけにはいかんだろ、と思ったが、どうにもこの場に集まった連中はお人よしが多く、また、いつの間にやら一座の代表っぽい立ち位置にいた斎藤が穏健派だったこともあって、気づけばみんなが忍者に同情的な流れに。まぁ、今んところ忍者チーム以外でこんだけシリアス抱えてるのってモーロックくらいのもんだしな(ラファンパンの制約もかなり壮絶ではあるが)。一番活躍した人らが許してあげるって言ってるんだからそれ以上突っ込むのも野暮なのかもしれない。10人以上もの大所帯で、なんとかコンセンサスはまとまりました。途中で魔王の介入・謎の叔父さんと甥っ子の再会などの変なイベントも挟まりましたが、「この世界では魔族っつってもそこまで忌み嫌われる存在でもないな」ということが改めて確認できたのでよしとしましょう。魔族でも血のつながった親族は大事にするんでしょうかね。 さて、あまりにでかいイベントが片付いたもんで完全に大団円みたいな空気になってるんだが……来週以降は何するんだろう。まだ斎藤の「元の世界」探索は続くんだろうか? プロツアーからの流れで、次セット「機械兵団の進軍」の情報がいくつか公開されました。こちらのセットに関してはプレビュー期間中に追いかけられるかかなり怪しく、加えて「ファイレクシア」に続いてやっぱりお祭り騒ぎのとんでもセットになっているようなので、せっかくなのでファーストインプレッションの時点で記事書いちゃおうと思ったわけですよ。未だかつてない次元を跨いだ世界戦争。そりゃ盛り上がらなきゃ嘘なわけだが、ことごとくPWたちが油まみれになっていった「ファイレクシア」のさらに上を行く、「全次元油まみれ」の大惨事。これ、いったいどういう裏技で収拾をつける気なんでしょうかね。それこそ「ここ5セット分くらいの展開は無かったことにしてください」で巻き戻しでもしない限りはきれーに完全化待ったなしな気がするのだが……それとも、春以降のセットは全てノーン様の下で完全化された世界での新たなMagicが描かれるんでしょうかね? それはそれで見てみたい気もするのだけど、多分世界が許しちゃくれないのでなぁ……。
てなわけで、公式Twitterへのリンクを繋ぎつつ、適当な順番でどうでもいいことを書き綴っていきましょう。もう、カードのプレビューというスタイルすら無視である。
流石にKKKの直球描写は避けてきたか……第31話。まぁ、外見を描かなかっただけで私立探偵の動機は語っちゃってるんだから実質アウトみたいな気もするが……何がすごいって、別に「今のご時世」とかじゃなく、連載当時の時点で「荒木先生、ここ踏み込んで大丈夫か?」って心配されてた件。表現の自由はそんなことでは負けない。まぁ、荒木先生、他にもよっぽどデンジャラスなとこに色々踏み込んでるしな。 というわけで、サブタイトル通りに実にヘヴィーなウェザーの話。久しぶりに見て「そういやプッチ神父たちの生い立ちってこんなんやったなぁ」と思い出したわけだが、ナレーションの大川さんが語る通り、誰が悪いって話でもなく、強いて言うなら本当に「巡り合わせが悪い」お話。いや、そりゃ一番悪いのは嬰児のすり替えをやった母親なのだろうが……物語的にがっつり報いは受けちゃってるしなぁ……。あと、あえて一番の悪人を引っ張り上げるとするなら、やっぱりDIOってことになるんだろうな。あいつが余計なスタンドを神父に手渡さなければ、単なる兄弟の悲劇の物語で終わってたわけだからね。たまたま神父と相性が良かったもんだから「力」を渡してしまい、その結果としてウェザーまで覚醒させて世界規模の騒動にまでことを大きくしたのはやっぱりDIOの力である。ただ、DIOにしても「出会いの運命を知りたい」ってんで諸国漫遊してただけだからなぁ……いや、多分出先で散々「食事」はしてるはずなので悪いやつに決まってるんだけど。プッチ神父から見たら単なる「話のわかるお友達」だからなぁ。 一応こじつけて考えてみると、神父がホワイトスネイクに覚醒したのは、やはり天国への第一歩を踏み出す権利を持っていた人物だから、ということなのだろうか。彼は妹の死という理不尽に直面し、彼女の記憶を抜き取って人生を引き継ぐことを目的に初めてのホワイトスネイクを使った。他人の人生の収集、それ即ち魂の収集に他ならず、DIOが見出した「天国へ行く方法」に一番近いスタンド能力だったと言える(今になって思えばダービー弟も近いといえば近いので、3部でヴァニラアイスに次いでDIOの近くにいたのはもしかしたら関係があったのかもしれない)。神父がDIOと天国談義をしたのはおそらくこれより後のことだろうが、きっとあらゆる理不尽を乗り越えた2人だからこそ、馬があって話も弾んだのだろう。 対して、ウェザーの方の能力は天国もクソもない暴走カタツムリ。こちらは「世界に対する絶望の怒り」の体現と取ることができるだろうか。そこから「怒り」の記憶だけを抜き取った結果が「天候操作」というのも妙な話だが、スタンドそのものを抜き取らなかったってのも、もしかしたら双子という関係の繋がり故なのかもしれない。 さて、色々とバックグラウンドはまとまったわけだが……マイマイカブリが出てきた理由は……ほら、出会いは運命だから(便利)。
羊宮ボイスのヴァンパイアって、そりゃ傾国だろ、第7話。寝起きのレイニが腕上げた時のおっぱいのむにっと感が犯罪臭しかしねぇんだわ。 無事にレイニ嬢もメンバー入り。いや、なんのグループかもよく分からんけど。突然の同居人にユフィはポカンだし、イリアは露骨にしかめっつら。「これ以上面倒ごと持ち込むんじゃねぇよこのナチュラル女たらしがよォ」という苦労の多いメイドさんの心中はお察しします。本来ならそれ以上に心労がありそうなのはユフィの方なのだが、こちらは元々が人格者だというのもあるし、おそらく「アニスのやることに間違いなどあろうはずがない」という信頼が盤石なためでもあるだろう。過去の因縁はありつつも、あたたかくレイニ嬢を迎え入れることになった。 世にも珍しい魔石持ちがこれで2人揃ったことになるのだが、ナチュラルボーンな魔石戦士に興味津々なのは異常者コンビ。ティルティさんはアニスからの説明を1聞いただけでおよそ事と次第を察したようで、そこからは基本的に人権など無視して自分の研究の役に立つ要素を画策している。本来ならこのわちゃわちゃした世帯の面倒を見なきゃいけないはずのアニスも、ことが研究となると視界が狭くなり、ひとしきりティルティと盛りあがっちゃう始末。そんな状態を見てユフィの心がクサクサしちゃうことなんて気づけないのである。そして、これに最初に気づいたのは意外にもティルティの方。普段からアニス周りの人間関係は多少なりとも気を配ってるのかもしれないし、自分に向けられた視線だから気づきやすかったってのもあるかもしれませんね。ユフィの心情を単刀直入に「嫉妬」と断定し、ユフィ本人も気づいていなかった彼女の本音を改めて提示してくれる。ユフィはそんな指摘に驚きこそすれ否定などせず、「自分はレイニのように学術的な対象としては見てもらえないし、まだティルティのように専門分野の話で盛り上がれるほどの実力もない。出来るところから始めないと」ってんで一念発起するわけだ。 ユフィ目線の関係性、ちょうど「もういっぽん!」の南雲とは対比的で面白いですね。南雲は、「幼馴染だったけど変な闖入者(永遠)のせいで関係性が思う通りにいかなかったので改めてパワーでねじ込みに行く」というムーブ。それに対し、ユフィは「自身が新参者であり、ティルティという馴染みとの関係性には敵わないと思いつつも、なんとか自分だけの価値を見出してもらおうと一歩踏み出しに行く」というムーブである。関係性に年月の長さなど必要無いとはいえ、やはり「新しいオンナ」としてアニスに切り込む努力は怠ってはならないね。幸い、第3のオンナであるレイニに関してはアニスもモルモットとしてしか見ていないので(聞こえが悪いな)、そっちと揉める心配はなさそうやね。いっそのことアニス嬢は吸血習慣を通じてイリアさんとねんごろになって欲しい気もする。いや、あのメイドがそんなんで揺らぐとも思えないが。 そうして奮起したユフィの晴れ舞台となったのが、面倒臭え魔法省からの呼び出し講演会。いきなり講演やれとかアウェーの環境で言われたらたまったもんじゃないが、ユフィは「アニスの対外交渉役」というポジションに自分の存在意義を見出したおかげでこのセッティングは渡りに船。まぁ、元々アニスだって既存の精霊信仰をバカにする意図などなく、自分が提唱する新技術さえ認めてもらえば凡百の民とも折り合いはつけられるわけで、「自分勝手すぎる天才」に「和をもたらす天才」が噛み合えば、少しずつ市民権も得られるようになるだろう。今回出てきた学会のおっさん連中がいかにもなろう的な衆愚の体現でちょっとイラッとしたが、まぁ、これくらいの旧態依然としたバカどもってのは現実世界でもあるものだからね……。ユフィの提唱した改善案でコロリと転がりそうだし、話の早い世界でほんと助かる。 こうしてレイニまで巻き込んでアニスシンパが増えると……やっぱ気になるのは王子陣営なんだが、今回触れられすらしなかったな……。
今回のエピソードだけで3話くらい使え、第6話。南雲の決心に幼少期の回想を丁寧に分解して1話、告白、入部、そして体育祭で1話。新生柔道着と南雲の血の滲むような努力で1話。それくらいの解像度で描かないと南雲の真価は発揮できない。 南雲安奈の決意。それはただひたすらに、痛々しいほどに一途であった。本当に理由はシンプルなんだよ。幼い頃から一緒に過ごしてきた園田未知。彼女とは偶然部活が別々になってしまい、南雲は剣道で一旗上げ、隣の柔道部では未知が毎日コロコロ転がっていた。高校進学を機によわっちい柔道をやめさせて剣道部に入れられないものかと画策もしたが、当然未知はどこ吹く風。そこに氷浦永遠というイレギュラーも加わり、残念なことに未知は再び柔道の魅力に取り憑かれてしまう。もう、ここから3年間は南雲と未知が交わることが無いと確定してしまったのだ。そして、南雲安奈は、そのことに耐えられるほどに想いの小さい女ではなかった。思い立ったら即行動。過去の名声もかなぐり捨てて、ただ想い人のそばにいることを選ぶ。こんな純愛があって良いものか。 今回は本当に南雲の心情に寄り添った作劇になっており、幼少期の写真一枚一枚に、無限に妄想できるくらいの思い出が詰まっている。2人して暴れ回った幼い頃、きっとご両親も気が気じゃなかっただろう。中学から一緒に柔道を始めた早苗ごときには辿り着けない繋がりがそこにはある。父親に尋ねられ、南雲は改めて自分と未知の関係を振り返る。面倒クセェ奴、いい加減でバカな奴。それでも、隣にいて一番楽しいのは未知だった。だからこそ一緒にいたい。幸いにして南雲家のご両親は娘さんの活動にとても理解のある方々。まぁ、親父さんが警察官ってことは、剣道はもちろんだが柔道だって一通りやってるはずだし、同じ武道での転身というなら、応援もしやすかったかもしれない。娘が中学までに一通りの結果も出しているのだし、新たな道に進むことを応援こそすれ、足を引っ張るなんてことはしない。滝川家のパパさんもそうだったが、親御さんの理解があって助かるアニメである。 南雲の決心のすげぇところは、きっちり剣道部にけじめをつけての転部になったというところ。突然のお別れを告げられた剣道部員たちはそりゃぁびっくりしただろうが、何よりしんどいのは、その後の部活でふつーに南雲が隣で受け身を取っていることである。なんなら更衣室は同じである。一大決心で飛び出したはずの剣道部と普段から活動は一緒という……並のメンタルなら居た堪れなくてしょうがないシチュエーションも、南雲にとっては些細な問題。まぁ、剣道部の皆さんも理解のあるいい人たちばかりでよかったですよ。みんな南雲の性格をよく知っているからこそ、止めるなんてことはしなかったんだろうなぁ。 そして「柔道部員」としての南雲安奈が始まる。運動会のリレーのシーンも良かったですよね。1人1人の走りに性格が現れてて、未知も早苗も最後にコケるのはどうかと思うが、そこから託された永遠が道着を脱ぎ捨ててスパートを決める様子も、かつて「道着を着ると勇気が出る」と殻をかぶっていた永遠からの脱却を暗示させる。そして最後には一番フィジカルで勝る南雲に繋ぎ、彼女は剣道部の先輩を追い越し、「剣道のさらに先」へと駆け出していく。最後には練習の成果である受け身も見事に決まり、新たな南雲安奈伝説の幕開けを華々しく祝しているかのようである。ほんと、まるまる1話使えるプロットだって。 そうして4人になった新生柔道部。しかし、なんと夏の大会はこれでもまだ人数が足りないという。本当に自転車操業でしんどい部活だが……新入部員を今更探しても間に合わないんだろう、ってんで、いよいよ「最後の1人」が登場。今までオープニングとエンディングにはいたはずなんだけど、すみません、ずっと南雲のことしか見てなかったのであまり印象には残ってなかったです。どうやらかつての柔道部に在籍していた先輩のようだが……この4人に割ってはいる先輩、針の筵な気がするのだが……。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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