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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 冒頭からヤバすぎワロス、第2話。ついこないだ「リコリコ」では「彼岸花をくわえて火ぃつけると毒があるからやばいんで」みたいな話題があり、映像の差し替えが云々みたいなことを言われていたのだが、どう考えたって氷風呂に延々浸かって風邪っぴきを狙う方がヤバい。このアニメも規制されるかもしれませんね。

 期待に応え、2話もフルスイングで実に愉快なアニメ。今回もコンテは監督自ら切っているが、演出には藤原佳幸が参加しており、気合の入り方が違うんだぜ、というところを見せつけてくれている。本当にテンポがサクサクと心地よいのだが、嫌な傷を残さんとするインパクトの出し方が巧みで、いちいち心の傷を抉りつつ、笑いにつなげる流れが綺麗である。

 現時点で本作最大の見どころになっているのは、なんといってもぼっちのぼっち要素の解像度の高さ。なんかねぇ、やたらと切実なところがリアルなんですよ。私もぼっちの端くれとして、過去にもたくさんのアニメでぼっちだの陰キャだのコミュ障だのを見てきたわけですが、どうしたって笑いにつなげなきゃいけないぼっちってのは扱いづらいし、ともするとテンプレというか、なおざりな「これさえ描いとけぼっち要素なんでしょ」みたいな薄っぺらい描写に収まりがち。しかし今作のぼっちのぼっち具合はマジである。その厄介な精神性が痛いほどよくわかってしまう。

 いろんなところで共感があるのだが、一番端的に表れていたのは「真のコミュ障は逃げることすら出来ない」という一言。そう、まさにこれだ。コミュ障が何故コミュ障になるかというと、人の目を気にしすぎるのが原因なのだ。相手はどう考えているのだろう、自分はどう思われているのだろう。そう考え始めるとあらゆることが不安になり、怖くて他人との接触ができなくなってしまう。だからこそ、人との接点があった場合に、「その人に嫌われる」ことを極端に恐れる。その結果、頼まれたことは断れないし、一度やれと言われたら、やるしかなくなるのだ。根っこのところは不真面目ではない。むしろ真面目すぎるくらいの気質なもんで、私もこの地獄の板挟みで何度もお腹を壊したもんである(胃は強いが腸がスライムレベル)。

 また、そうして流されまくったぼっちが初めてのバイトに臨む様子も、なんだか懐かしくて感慨深い。私だってかつて、生活のために一念発起してバイトを始めたことがある。多分、応募の電話するまでに1週間くらい寝込んだし、採用から初仕事の日までは眠れぬ夜を過ごし続けただろう(正直、もう覚えていないが)。私が初めてやったバイトは飲食チェーン店だったが、募集の紙に「調理補助・洗い場など」って書かれてて「わーい、人と関わらない仕事だ〜!」ってんでそれを受けて、しばらくは皿洗いとかやってたけど、ある日店長から「そろそろホールでよか」って言われて「バイト募集にそんなこと書いてなかったじゃん! 詐欺じゃん!」って思ってぶっ殺そうかと思った。「うちでバイトしてて、お客の相手しないわけないやろwww」って一蹴された(そりゃそうだ)。

 ちなみに、そんだけ嫌がった接客も、いうてもすぐに慣れて苦もなく出来るようにはなったんですが、それでコミュ力が改善したかというと、むしろ悪化したんですよ。「仕事とプライベートのオンオフ」をよりはっきり意識できるようになっちゃったので。仕事中は完全にモードに入れるので別な自分。オフになったら今まで以上に人との関わりを断つ。そういう人生。大丈夫だよぼっち、俺はそんな人生だけど元気に生きてるからさ……。

 アニメの感想なのに思い出話だけになってしまった。いや、でもそんだけしみじみと見ちゃうアニメってことさ!(そういう見方するアニメじゃない)

 

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○「4人はそれぞれウソをつく」 5

 なかなか潔いタイトル。「内容そのまんま」とはいえ、これでタイトルとして成立してる感はあるし、ほんとになろう系のあのクソ長タイトルってなんなんだろうね。

 さておき、こちらはタイトルからもなんとなく内容が分かるが、それ以前にバシバシCMを(芳忠ボイスで)打っていたので先んじてなんとなくどういうアニメかは知っていた作品。原作はマガジンらしいが、まぁ、ギャグの類型の1つなので特にどこが斬新ということもない。やや関係性がねじくれているが、これくらいのドタバタはよくある部類だろう。一応、「4人」のうち1人にツッコミ役をきちっと配置しつつも、それが「バラせない」状態にしておいて視聴者(読者)目線でのみツッコミとして成立するというデザインは良いアイディアかもしれない。

 全体的にみると……なんかこう……「惜しいッ」って感じがあるんだ。ところどころ「フフッ」て笑えるところはあるし、アニメとしても手間を惜しんでおらず、決してなおざりな作りではない。ただ、こんだけ込み入った設定を作った分のペイがあるのかという疑念と、例によって出オチなんじゃねぇかという心配が素直な評価を妨げている。印象が一番近いのは前クールなら「てっぺん!」で(単に宇宙人ギャグだからかもしれんが)、「やろうとしてることは分かるし、ネタもそれなりに作り込んできてるんだけど、それがアニメとして成立するかどうか……」みたいな微妙なラインに立っている。本当にこればかりは感覚的なものな気はするので、次回以降、良い方向に転がればお気に入りの作品になるかもしれないし、どこにも転がらなければそのまま路傍の石と同化していくかもしれない。まぁ、そもそもギャグなんだからそんな難しい顔で観るようなもんでもねぇだろ、という気はするんだが。

 中の人要素はメインの4人がドタバタしてくれればそれだけでいいのだが、作品の成否を握るツッコミ役に佐倉さんを配したのは安全策として良い判断かも。さらに璃奈ちゃん・愛さんコンビがわざわざ虹ヶ咲から出張しているのはファンには嬉しいポイント。全然知らんかったのだが、この2人って一応ユニット組んで歌出してんのね(そんで今作OPも担当してるのね)。せっかくなのでユニットの公式サイト見に行ったんだけど、トップのアー写で「お前ら誰やねん」ってなったわ。

 

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 急展開&急展開、第17話。ここにきて一気に話が動いた。なるほど天下分け目の決戦からのクライマックスですな。残りの話数から考えるに、こっから先は割と神々の領域じゃないか。

 まずもって、今回のサブタイトルは何を意味するのだろうか、いくらでも読み込むことが可能な文言になっている気がする。まず、想定していた状況がグルリと回転したのがライコウサイドのお話。てっきりこいつがラスボス担当なのかと思っていたのだが、どうやら裏にはもう1人、例の思わせぶり陰の立役者がいるらしい。そして、そんなライコウさんがドヤ顔で放とうとした巨大砲塔が見事に自爆。オシュトルを戦場に釘付けにして一網打尽にするという戦略プランは成功したはずなのだが、大量破壊兵器の投入はあまりにリスクが大きすぎた。味方サイドに裏切りが発生した場合のこのダメージは完全に想定外。なんでもかんでも力でねじ伏せようとしたことへの「対価」である。

 そうしてライコウが自爆したことにより、ミカヅチさんは尻拭いのために門の開閉機構へと帰還して闇討ち。戦線は壊滅状態となり、この期を逃すなと一気になだれ込んできたのはアンジュ。これまで本陣で戦の趨勢を見守っていたはずだが、それだけの視点から攻め時を心得て切り込んできたのは恐ろしい戦術眼である。そして敵陣のど真ん中へ姿を表しての大立ち回り。その口上(とムネチカ)を前にして、もはや敵兵士には戦う意思などあろうはずもない。頂点に立つ者の思い切った行動によって得られた最大限の「対価」。

 雌雄は決した。戦場に残されるのは敗残兵の処理をこなさなければいけないマロロだけとなったが、このタイミングでなんと洗脳解除。意外にあっさり解けちゃった気がするんだけど、これまでの葛藤の蓄積でいよいよ脳が追いつかなくなったってことなんだろうか。もうちょい早ければ救われていたのかもしれないのだが……彼の心にあったのはただひたすらにハクのための復讐のみ。その結果としてもたらされた「対価」。しかし最後はハクを守ってその命を終えることができたのだから、多少は救われたと言えるのかもしれないが……どっちが幸せだったんだろうなぁ。ハクのやつも、このタイミングでカミングアウトするくらいならこないだの橋の時に言っちゃってれば話は違ったはずなのだが……でも、いいきっかけって難しかったからなぁ……。マロロの最期を、隣で見ていたクオンはどう思ったのだろうか。

 あと、現時点で生死が定かじゃないミカヅチさんだが、彼もマロロの様子を見て「あらー」って思ってた人物なんだよね。ミカヅチは以前刃を交わした時点でハクの生存にはなんとなく気づいてたはずなので、今回マロロが発狂してるのを見て「言った方がいいのかしら……」みたいな顔をしていた。結局誰もそこには触れなかったもんだから、マロロは今回のような結末を辿ることになってしまった。もうちょい、救いを与えて欲しかった気はするな……いや、1期エンディングとかではなくて……。

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○「弱虫ペダル LIMIT BREAK」 ―

 すいません、白状しますが、1週目見逃しました……。流石にこの体制だもんで、だいたい1シーズンに1回くらいはチェック漏れが発生してしまうわね。しかも変な時間帯のNHK放送とかいうトラップだから見逃しやすいってのもしょうがない。まぁ、完全新作アニメじゃなくて長期シリーズの一部だし、そこまでダメージは大きくないと判断して気にしないことにする。

 まぁ、おかげでよりによって久しぶりに再会した最初のキャラが御堂筋くんだったわけだが……。どうなんでしょうね、放送1話目はこれまでの振り返りとかやってくれたんでしょうかね。前シリーズとなる4期の放送が2018年とのことで、だいぶ久しぶりだと思ったら4年も空いてたのか。とっくの昔に週刊誌を追わなくなったので原作の方がどうなってるのかはさっぱり知らんのだが、Wikiで確認したら現在も連載中、そしてコミックが80巻とか書かれてて……ええぇ……。もうワンピースとかと同じレベルの長期作品になってるんじゃん……。冒険を膨らませることが可能なワンピースならまだわかるけど、最大で3年間という制限がある高校スポーツ漫画で80巻って……何してんだ? 「ドリームス」みたいな超絶遅延展開にでもなってんのか? まー、どんな形であろうが続いてるならすごいことだとは思うが……。

 ただ、そこまで伸びちゃったらもう、わざわざ後から追いかけようという気は起こらんよね。まさに放送中の内容で「後続が先頭集団に追いつく話」をしてたんだけど、無理無理。ザクゥには追いつけませんって。大人しく「そういやこんなキャラもいたかもしれんな……」くらいの付き合い方で生暖かく見守っていこう。御堂筋くんが元気ならぼくはそれでいいです。

 

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○「永久少年 Eternal Boys」 5

 いつものように見たことない新番組だー、と見始めたら、予想外のところで終わって「えっ、ショート?!」と驚いてしまうなど。……そんなことも認識せんで録画&試聴してるのやばいな……。

 でもまぁ、一応「15分枠」ということで最低限の長さはあるので、せっかくだから記事立て。爽やかな青春小説みたいなタイトルしてるので騙されたが、なんと40過ぎのおっさんアイドルたちの営業奮闘記という斜め上のコンセプトを持つオリジナルアニメだった。

 「男性アイドルもの」の時点で私にとってのハードルはかなり高くなってしまうのだが、イロモノだと最初から宣言されているのでそこまで抵抗感はないかな? むしろアイドルものというより「お仕事もの」だと受け取ってもいい気がするので、多少視点は変わってくるかもしれない。キャラクターデザインもなんだかもっさりしてるというか、アイドルアニメにしちゃぁ「薄い」デザインになっているので、華がないといえば残念ではあるが、クドすぎて「これにはワーキャー言う元気ないわ……」みたいな挫折感も無いので、ちょっと前に「リーマンズクラブ」を応援してたくらいのテンションで見守れればそれでいいんじゃなかろうか。

 しかし、こうしてみるとやはり男性アイドルものというのは業が深いなぁ、という気がしていて、こちらの作品の主人公グループ、主人公がリストラリーマンだったという過去以外だと、「元サッカー選手」とか「元ホスト」とか、やっぱり事前の肩書きがあるんだよ。まぁ、アラフォーからの再起ストーリーだからそれが当然といえば当然なのだが、「アイマスサイドM」の時に引っかかった「何故女性アイドルには無い、前職の肩書きで売る展開になるんだろう?」という疑問がここでも根強く残ることになった。単に手っ取り早くキャラを語れるから、と言われたらそうなのかもしれんが。

 イロモノっぽいはずなのに、現実世界の「純烈」みたいなユニットがあるせいでこれもあんまりフィクションになりきらないあたり、まさに事実はアニメより奇なり。

 

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 ようこそ決死のジャングルジムへ! 第14話。ちなみに左記の文面は私の創作でもなんでもなく、ジャンプ連載当時に作品冒頭に掲載される、いわゆる「アオリ」と呼ばれる文面の一部です(正確かどうかはわかりません)。当時リアタイで熱狂していた僕たちは、この明らかに荒木先生じゃない編集者が考えたであろうよく分からない文句にまで一喜一憂(主に一喜)していました。もう、編集もわけわからんようになって適当な言葉入れてたんだろなー、みたいな。10年以上経ってもまだ覚えてるあたり、やっぱり当時はすごく楽しかったんですよ。

 というわけで、決死ではあるがジャングルジムではない対決。エルメェス最大の見せ場であり、ぶっちゃけ、ここから先は彼女の存在感はフェード気味。まぁ、アナスイやらウェザーやら、男連中の存在感が増していくし、しばらくは懲罰房編なので他者の介入がなくなっちゃうからしゃーない。とりあえず彼女がわざわざグリーンドルフィンに潜り込んでまで果たそうとした悲願の復讐劇なのだ。無事に達成できたのでひとまずのエンディングといったところだろう。

 スポーツマックスの操るリンプビズキット。「死体を」「透明で」「血に飢えた」「ゾンビに変える」というだけでも割と情報過多で訳のわからん能力なのに、さらに「ゾンビは上も下も関係なくなる」とかいう謎設定に加え、最後には「自分自身をもゾンビに変える」というウルトラCを披露。死後も残って効果を発揮するスタンドってのは厳密には3部のアヌビス神から存在はしているのだが、4部ではチープトリックという変種が生まれ、さらに5部ではそのこと自体が武器となるノトーリアスが登場してだいぶ「当たり前の存在」になっている。ただ、このリンプビズキットに特徴的なのは、残っているのがスタンドだけでなく、スポーツマックス本人の意思も含んでいるという部分。厳密には「スタンドが復活させたゾンビに意思がある」というべきなのかもしれないが、うまくやれば死をも超越したとんでもない存在になった可能性があるわけで、実は神父が探していた天国の答えがこの辺にあった可能性もあるんだ。

 まぁ、残念ながらドブ水まみれのゾンビでは神父も満足はできないだろうし、その能力を「DIOの復活」という形で使うことになったわけだが、その顛末としてDIOの骨がどうなるかというと……もう、意味不明の極地よ。ここから先の展開、正直これまでのようにディティールまでは記憶に残ってない。だって、記憶が繋がるような連綿性が無いんだもん。まぁ、とにかく荒木先生が一番やりたいことをやり続けるライブ感をお楽しみください。いや、一番やりたかったのがこの後の展開なのかよ、という気はするが……。

 そう考えると、一応仲間との連携も含めてそれらしい頭脳バトル(?)を繰り広げるのはこのキッス戦が1つの節目と言えるのかもしれない。これまで特定の決め台詞が用意されてなかったエルメェスに一回限りの「グロリアラッシュ」をやらせて「あぁ、ジョジョを読んでるわぁ」という達成感へとつなぐサービス精神はお見事。マジで「これもこれもこれも」には爆笑したんだよなぁ。少年漫画のお約束をこういう形でパロディにしていくってのは荒木先生にしては珍しいやり口かもしれないな。ラッシュシーンが最大の見せ場として機能しているうちは、何やっても大丈夫よ。

 そういやFFの治療シーンとか、やたら丁寧に描いてくれてたけどアニメスタッフは多少なりとも納得しやすい形で筋を進めようとしてくれているんだろうか。もう、細かいこと気にせんでもいいぞ。どうせこの先は何やっても焼石に水だから(繰り返しますが、嫌いじゃないんです。むしろ大好きです)。

 

 

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 ここに来てラストスポットがお嬢? 第11話。3、4話目でイベントが終わったかと思っていたお嬢だったが、どうやらあっちが「変身回」だとするなら、正規のパワーアップ回は最後に残されていたようだ。杏夏の強化回……(お茶目なジョークです)。

 というわけで、最終回に向けてきちんとワンステップ挟んできた。正直、前回時点でHY:RAINとの因縁を一通り説明したので「だいぶ扱いは軽いけどこれであとはラストライブになるのか〜」と思っていたのだが、さすがにそこはきちんと掘り下げてくれた。まぁ、今回蓮が改めて訴えていたことは前回まで語られた内容を補強する程度のものでしかないのだが、きちんと春のバックグラウンドをメンバー全員での共通認識とすることで、最後に乗り越えるべきハードルを確認し、春にもTINGSでやることへのモチベーションを表明させる意味がある。どれだけ蓮が過去の因縁を訴えようと、既に青天国春の決意は固まっている。そこにブレる心配は無い。……のだけど……。

 一度決めてしまえば、阿呆連中は迷わない。理王・雪音・紅葉の3名は、必死の思いで引き戻した春と一緒に舞台に立てるなら、そりゃもう無敵であることに疑いを持っていない。しかし、ちょっとでも冷静な目を持つ人間からしたら? こういうところで損な役回りを引いちゃうあたりがお嬢の苦労人なところでね。よりによって前回の蓮の一言がだいぶクリティカルに刺さってしまっていたようで、今一度、自分がチームの中で何をすべきなのかと思い悩んでいる。事実上のリーダーポジションというのが3人TiNgSの時のお嬢の存在価値だったが、現在は雪音がいるおかげで統制役なら足りている。すると、やはり唯一無二の存在感、爆発力が求められることになってしまうのだろう。それを求めた時に、今のところ杏夏には手持ちの武器がないのだ。

 さぁ困った、心に迷いがあってはラストステージもキマらない。でも大丈夫、TINGSにはなんでも解決してくれるマネージャーがいるよ。マネえもん、何か道具出してよ。さて、最後に杏夏が装備する武器はいったい何になるのか。そして、ラストライブは5人全員が主役となってキメてくれるのか。次回、最終回。

 

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○「うる星やつら」 5

 なんの因果か、新番チェックが2本続けて「ヒロインのブラを剥ぎ取るアニメ」になってしまった。いや、あれはそもそもブラなのだろうか? 見方を変えると、2クール連続で「メインヒロインがずっと水着のままのアニメ」が続いていると言えるのかもしれない。

 さておき、この際だから断り書きしておくと、私はこれまでの人生において、一度たりともこの「うる星やつら」に触れたことがない。そりゃま、概要くらいは知ってるし断片的な映像とか画像なら見たことがあるかもしれないが、まとまった「ストーリー」として受容したことはなく、今回がめでたく初対面ということになる。私にありがちな「超有名作品、実は知らない」パターンではあるのだが……いや、でも年代を考えれば当たり前だよな? 一昔前のギャグ漫画をわざわざ見たり読んだりするモチベーションなんてそんなにないし、接する方法も限られているだろう。わざわざ漫画喫茶で読もうなんて思わないしなぁ。

 あとはまぁ、そもそもサンデー漫画ってんで触れる機会が乏しいというのもあるだろう。私は「らんま」もほとんど知らないし、「犬夜叉」もあんまり見てこなかったので高橋留美子文化自体をあまり積極的に摂取してこなかったわけだが、犬夜叉のアニメ・原作連載時などはちょいちょい見ることもあったし、アニメのおかげで最近は「境界のRINNE」に「半妖の夜叉姫」と、そこそこ接点も出てきた。順番は逆になるが、「RINNEの作者さんが前にやってたギャグ漫画」だと思えば、決して相性は悪くないのかもしれません。まぁ、そんな認識で今作を観ようとしてる人間はそうそういないだろうけど。

 結局さ、ビッグタイトルだってんで話題性はあったけど、いうても「ドタバタラブコメのアニメ化」でしょ? そこまで色めき立つようなこともないんだよなぁ。それこそ「境界のRINNE」が始まった時と同じくらいの熱量で見守ればそれでいいんじゃなかろうか。制作側もプレッシャーはかかってんだろうけど、そこまで肩肘張って作るような作品でもなし。むしろ大事なのは長期間に渡る継続と安定じゃないですかね。プロジェクトがどの程度の長さを見込んでいるのかは定かでないし、ノイタミナという枠を考えればこのまま1年2年やり続けるなんてこもないだろうが、適当な長さで区切って2期3期と続けていく方向でいいんじゃなかろうか。多分、当時の熱心なファンなんて今回のアニメ化にそこまで期待寄せてないと思うよ。

 なんの予備知識も先入観もない状態でみりゃ、まぁ普通のギャグである。いや、でも今から40年以上も前にこの設定を思いついて連載を続けたのはやっぱすごかったのかもしれんな。この辺りから始まった日本の「コミック魂」みたいなものがあるとするなら、その草分けと言われたらなんか納得はできるかも。まぁ、それを今更現代に復元する意味はあまり理解できてないけども。個人的に気にするべきはやっぱりキャスト方面の話だとは思うが、上坂には是非、余計な気負いをなくして自然体でやってほしいとは思っている。どこをどう転がしたって平野文ボイスが出るわけもないのだし、無理に寄せるよりは「上坂流」を貫いたほうが作品の狙いにはマッチしていると思うので。相手がひろCだから、どうとでも受け止めてくれるだろうしね。

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○「恋愛フロップス」 5

 なんだこれ。正直言ってAパートの勢いは嫌いじゃなかった。笑ってしまったのでその部分は素直に負けを認めよう。

 ただ、ほんまに「なんだこれ」である。どういう出自なのかを確認したらよりにもよってオリジナルアニメとのことで、いったいどういう発想で通ったオリジナルなのかがすげぇ気になる。おかげで当然事前情報など何もない状態でのスタートになったわけだが、最初の1人に出会う辺りまでは本当に探り探り。「舞台は近未来で、やりたいのはラブコメ……なのか? いや、純粋にギャグか? それともこの設定はマジなのか? どっちなんだいッ!?」ってなもんよ。2人目3人目と不審な状態が続き、学校に到着して学校名が「キクアヌス学園」だった時点でようやく「あ、ギャグじゃん」ということが確信できる。その上でクラスメイトとの会話などで仕込みもしてあるので、まぁ、このまま単なるエロバカギャグで終わらせるってつもりはないんでしょうね。どう考えても「ゲームの中の世界」でしかない伏線がちらほら張られており、てっきり1話目ラストでそれが明かされるという展開なのかと思っていたが、意外にもそこはぼやかしたままで次回へひいた。もしかしたら「ゲームの中だと思わせておいて、実は作為に溢れた現実世界だった」っていう二重どんでん返しの可能性もあるが。まぁ、なんにせよネタが明かされるまでは「怪しげな世界だなぁ」と思って大人しく見守るしかない。

 このやや不穏な空気も気になるのは事実だし、あまりにもあけすけで馬鹿馬鹿しいエロギャグはそこそこ好感の持てるものなのだが、やっぱりどう考えても「出オチ」という言葉が一番似合いそうな気がしてしまい、「ここからさらに突き抜ける可能性ってあるのか?」といまいち信頼が置けないので加点は控えさせてもらった。このまま5人が並行して話を進めていくなら、さすがにとっ散らかりすぎててあんまり面白い話にはならない気がするんだ。アマガミ形式で1人1人掘り進めていき、セーブポイントまで立ち返るみたいなデザインにしたら、次回からどうなるかは分からないけども。

 制作は最近妙に安定感がありエロバカをやらせると何故か輝くパッショーネ。そして監督は「ソウナンですか?」でもエロバカギャグをやってくれた長山延好。この人の仕事も地味にいいものが多いので、期待したい部分はあるんだけどね。そして圧巻なのがヒロイン勢に並べられたキャスティングであろう。みっく・竹達・りえりー・ひーちゃんにまりんか。ヒロイン度数たけぇ……。ただ、もしかしたら本当に圧巻なのはこの手の仕事をさせたら年齢的なギャップを一切感じさせずに主人公にハマり続ける逢坂良太の存在なのかもしれない。今期も「忍びの一時」とこれで2作品主人公だもんなぁ。それでもあえてヒロイン勢から一番気になる子を選べと言われたら…………。自宅の性悪ロボットかな……。

 

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