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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 えっ、やめるとこまで行くんか……第5話。てっきり剣道部との兼部くらいだと思ってたのに……想像以上の純愛やんけ、すげぇな南雲。

 ラストの衝撃が大きすぎてせっかく感動的な試合を展開してくれていたAパートの記憶が薄らいでしまったが、スポ根アニメなのだからやっぱり試合の展開を楽しみたいところですよね。因縁の対決となった永遠VS天音については、下馬評通りに永遠の辛勝。どうやって憧れの先輩を乗り越えていくかと固唾を飲んで見守っていたが、見事な二段切り返しのスゴ技で相手の読みを1手上回っての見事な勝利。なかなか見にくいはずの柔道のモーションの中で、きちんとどの辺が凄かったのかが分かりやすいモーション作画も丁寧で実に良い。先輩が「あの日の永遠」のことをしっかり覚えており、それを乗り越えんと見事なカウンターを放ったところまでは良かったが、天才・氷浦永遠はさらにその上をいった。お互いに「相手が自分を超えてくる」ことを前提としてしっかりそれを乗り越えたという、認め合いの勝利である。

 そして決勝。未知の大舞台は一番未知らしい幕引き。これはまぁ、最初の方で言うてた「1年生ばっかりで、練習設備もろくにない新設柔道部でどんだけ結果が残せるもんか」という文句にもなんの問題もなく答えてくれる結果になっている上に、園田未知というキャラクターの戦いの結果としても不満が無い、非常に良い落とし所。あそこで守りに入ってたら、そりゃ未知じゃなくなっちゃうもんねぇ。外野も含めて部員が全員一致で攻め続けることを望み、その果てに相手部長の技に一日の長があった。この負けでまた未知が成長できるというのなら、1年生の春に1回負けるくらい、どうということはない出資になったんじゃなかろうか。多分、あそこで勝ってたとしても残りの試合で早苗がついていけなくなってたよ。

 開始5話目にて既に大きな大会が1つ終わるというスピード展開だが、ただまぁ、高校の部活のペースってまじでこれくらいなんだよな。普通に2年生3年生がいる部活だったら、1年生の春の大会なんて無いようなもんだしな。弱小であるおかげで、ここでしっかり試合経験が積めたのは珍しい事例なのかもしれない。まぁ、個人戦はナンボでも出たらいいけども。

 そうして1つの大会が終わった余韻が残る……はずだったのだが、なんとAパート終わりのラストカットは、晴々とした部員たちの顔とかではなく、部外者のはずの南雲の決意を込めた表情だったという。もう、このアニメは全部南雲を中心に回ってるんじゃなかろうか。色々と意味深な「同性間の感情」が渦巻く今作、そんな中で最もストレートに突き進み続けている女、南雲安奈。そしてその速度はますます高まり、いよいよもって大きな動きを見せることに。……いやぁ、せっかくだから剣道を続けた方がいいと思うのだけど……でも、思い立ったらもう止まれないタイプっぽいんだよなぁ……そこまでして未知といたいってことなのかよ……こればっかりは青春の情動ですので、どうしようもないです。周りの人たちが彼女の決心をどのように捉えるのか、勝負は次回。

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 気づけば王家姉弟はどっちもプリキュアかぁ……第5話。世界は全てプリキュアで出来ている。

 先週怒られたからもうちょい何か有意義なことを書こうかと思ったのだが、やっぱり今作は分からんことしかないので……「分からん」しか書けねぇんだよな。一応、改めて分かったこと、分からないことはまとめていくしかないのだけど、ちょっと展開がダレてきているので、来週どうしたもんかは決めかねる。

 まず、雪海についての情報更新。今回カイナたちが海底ならぬ雪海底を進んでいたのでいくつか情報が増えたといえば増えた。まず、雪海の中では会話は出来ない。これはまぁ、普通の水中と同じ理屈だろう。別に水が音波の振動を伝達しないわけではないが(むしろ水のほうが空気よりも伝導率が良いのだが)人間の発生器官は水の伝導率に最適化されておらず、まともに音を伝えることが出来ない。ボンベを背負った状態の雪海の中は、おそらく声を発することは可能なのだろうが、それがうまいこと相手に伝わらないということだろう。ただ、それが「伝導率の違い」によるものなのかどうかがちょい微妙なのは、カイナもヤオナも、雪海の中でもほぼ地上と同じくらいの効率で飛んだり跳ねたり出来てるのよね。カイナのボウガンも地上と変わらぬ精度で使えてたし。となると、雪海に満たされた物質(便宜上、今後これをユキと呼称しよう)は水と違ってほとんど抵抗がない。となると、ユキと空気の音波伝導率もほぼ似たようなものであると考えられ、そうなると何故音声が伝わらないのかはよく分からないのである。

 また、ヤオナの案内でたどり着いた雪海への入り口が「もう雪海よりも下」と言われていたのもよく分からない現象である。雪海と大気はいわゆる気圧・水圧と同じ関係性でその接点が維持されていると考えられるわけだが、普通に考えたら水面の高さは一定でなければいけないはずで、あの軌道樹の下の方にまで空気があったのはどういう構造なのかがよく分からない。「空気だまり」のような場所は、まぁ、後から水深ならぬユキ深が上昇したってことなのでその際に偶然残された文字通りのエア・ポケットなのだろうが、王国から梯子で移動できる場所にそうした「たまり」のような部分が残っていたのは不思議といえば不思議。

 そして、やっぱり不思議なのは酸素ボンベの秘密。「空気の実」とやらを中に詰めることでそこから酸素が供給される仕組みなのだろうが、この装置、「排気」がほぼないのである。つまり、現実の酸素ボンベのように圧縮空気を効率的に梱包した構造ではなく、「空気の実」とやらがタンク内で吸気と排気を循環させて維持しているようなのだ(よく見ると、たまに口元のマスクあたりから排気っぽいものが見える時もあるので100%の交換率ではなかろうが)。とんでもなく優秀な仕組みなのだが、これを天膜育ちのカイナが持ってきたという謎が深まるばかり。「空気だまり」の存在が知られていたり、雪海の下から人類が上がってきたという歴史があったり、おそらくこの世界の人々は「雪海の中に入る」ことは考えていたはずなのだが、そうした装置が地上に残っておらず、精度の高い維持装置が天上にのみ存在していた。普段、カイナたち天膜の住人はあのボンベを何に使っていたというのだろうか。

 その他、「雪海の中には魚のような生物がいる」ことや「地上は地上で、雪っぽいものが降っている」という情報も新しく出てきた。あのお魚たちは……どういう存在なのだろう。まぁ、雪海馬みたいな変な生物もいたのだから、この世界に版図を拡大し続ける「雪海育ち」の生物が増えることは進化の過程としては必然なのかもしれないが。「地上に降る雪」に関しては、当然水分は含まれていないと考えられる(もし普通に水であるなら、水不足緩和の役にたつのだから無視できないだろう)。とすると、多分あの雪は「ユキ」で出来ているはず。そしてそれが蒸散しないとすれば、なるほどヤオナの言っていた「雪海は上昇している」という話とも整合性が取れる。この世界は、水ではなく、しかも人がその中では暮らすことが出来ない厄介な「ユキ」が少しずつ積もっている世界。なるほど、ちょっと見えてきたかも。

 まぁ、それはそれとして、カイナたちの「交渉場所もよく分からん状態で、見切り発車で雪海に飛び出した挙句に目的地ミスってダメだった」「しょうがないから一か八か、どこに行くかよく分からない魚(?)にモリを打ち込んで移動に使った」「まぁ、その時点で時間切れだったからあんま意味ないけど」などの行動がどうにも場当たりすぎていまいちついていけないのだけど。この世界の住人、どこまで先を見据えて行動してるんでしょうかね?

 

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 エンドカード見て「まぁ、渡辺明夫が描くとしたらやっぱそのキャラになるよな……」という納得があった、第6話。八重歯、お膝に絆創膏、死ぬまで変わらぬ属性であってほしい。

 さて、1話目で衝撃を受けた今作だったが、正直、作品クオリティになんの不満もないけど特にいじるポイントも無くて記事としては立てていなかった。今回はいつにも増して性癖温床のオンパレードだったり、新キャラ2名を追加して放送も折り返しという節目のタイミングということで一応触れてみた。ほんと、ハイクオリティで放送してるせいで許されてる感はあるが、冷静に考えると実に異常性の高い、キワキワな作風で攻めてるのは違いない作品である。視点次第では確実にエロ漫画なのでアウトはアウトなんだよな。

 先に処理しておきたいのは、今作最大の焦点となるまひろの精神性である。本来ならば外に出ることすら滅多にないヒキニートだった「お兄ちゃん」が、みはりの数々の調教を経て、ついには学校に通い出すまでになった。ふつーに考えれば学校なんて朝ははえーわ時間は管理されるわコミュニケーションは強制だわ、ヒキニートにとっては鬼門でしかない存在。私自身に当てはめて考えてみても、今この歳になって小中学校のような規則正しい生活に戻れと言われたらまっぴらごめんである。であれば、まひろは「中学に行け」という指令には一も二もなくノーと答えるはずなのだが、「勢いに流されて」とは言いつつも、気づけば無事に登校している。これはやはり、幼女化以降時間が経過し、何人もの人間と新たな交流を持ったことで、まひろの精神性がどんどん変化していることの証だろう。まひろが「変えられた」のは性別と年齢。年齢に関しては「もともと幼稚な精神性だった」という可能性もあるが、やはり相応の中学生マインド(それも幼い寄り)に変化しつつあり、今では妹の背中に隠れるなど、兄目線では絶対やらないようなことも平気でやっている。そして性別に関しては、男子トイレのエピソードなどで分かるように習慣的な部分では時折「男」が顔を覗かせるが、それでも着実に女の子に変化しつつあるということだろう。

 何が怖いって、「薬の影響」でそうして本人も気づかないうちに精神面でも変化を強制されているという部分である。今回みはりは「薬が残っている」という表現を使ったが、これだけ持続的に幼女形態が保持されているのは、もう薬の成分が残存しているとかではなく、体組成そのものがすでに変化してしまっているということであり、もし元の状態に戻りたいなら、「薬が抜けるまで待つ」はもはや意味がない。おそらくみはりに依頼し、逆の効能を持つ新たな薬品を開発する以外ないだろう。アポトキシン4869をパイカルで中和するような真似はできないのである(あれも原理は分からんが)。そうなると、あとはみはりにどの程度「戻す」モチベがあるかって話になるのだが……現状、みはりの当初の目的って力づくで兄の現状をぶっ壊して真人間に更生させることだと思うのよね。要所で「実は兄のことは尊敬していた」風の描写が見えるので、最終的には「ちゃんとしたお兄ちゃん」を復活させたいと思ってるのだろうが、どうにも幼女まひろを相手にして可愛がってるうちに愛着が湧いてる節もある。みはりは「兄」と「妹」のどちらを最終的に選択することになるんだろう。当のまひろは、多分どっちでもそこそこ幸せにやっていけそう。

 で、そんな幼女兄の動向の中に様々な倒錯シチュエーションを盛り込むために病巣の深い作品になっているわけだが、何故か知らんがすでにおもらしシチュエーションが2回目。いうほど女子中学生って漏らすか? まぁ、男に比べると女性の方が尿意を我慢するのが苦手、なんてデータもあるようなので、身体の変化についていけなかった結果なのかもしれませんが……単に作者の性癖だよなぁ……。そして性癖といえば、今回投入された新キャラはシンプルに属性鬼盛り。バカな子(朝日)の方は真っ直ぐで特に捻らないキャラだが、その脇に控える内気属性の子(美夜)が中学生女子にして「同級生の百合フェチ」というあまりにもあまりにもな設定。そしてそれに合わせるかのように、もみじがどうにも過剰な独占欲をまひろに対して発揮しているという。あれか、結局津田ちゃんボイスだとユルい百合がゴールか。さもありなん。

 ……こうしてみると、なんぼでもいじるポイントはありそうだな……。

 

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 最終回直前かな? 第5話。前回時点でストーリーが接続して大きな流れを作り上げていく感じはあったものの、まさかここまでシリアスなストリームになるとは……。

 そう、前回時点で「あの魔女とイチャイチャしてた忍者はどこ行ったんだよ、世界観飛びすぎか」とか茶々を入れていたわけだが、まさかのそっからダイレクトに繋がってるが故の流れだった。いろんなところにホモだの百合だのラブの種が転がっている世界だが、そんな中に、まさかここまでシリアスになるような純愛、そして種族を超えた友情の物語が紛れ込んでいるとは……いまだにこの世界の据えるべき中心はなかなか見えてこないのだが、それでもなお、忍者と魔女の物語、そして魔女と妖精の物語は周りを黙らせるだけの説得力があった。

 それに加えて、圧倒的戦力だと思われていた忍者に対抗するため、ここまでに登場したパーティーがいつの間にやら集まっているというサプライズ。正直新米勇者連中とかが来たところでどれだけ戦力になるかもよくわからんし、そもそもモンプイのあの悪さを許せるわけでもないのだが、これまでぶつかったりすれ違ったりしていたヘンテコパーティどもが雑然と集まってきて協力する姿は、やはり少年漫画的お約束でどこか胸高鳴るものがある。みんなしてクセが強いおかげで、こんだけ雑多に集まってきたのに、そして大した話数を重ねたわけでもないのに、きちんと区別出来てバラエティに富んでいる雰囲気を維持できてるのはすげぇや。これが異世界冒険バラエティ効果か……。

 繰り返しになるが、ほんと変な構成のアニメだった。今回も忍者や妖精さんの回想シーンに移る時にいちいちサブタイトルを入れる部分は要素として残っているが、今後はあのタイトル表示の方が異物っぽくなっていくんだろうか。それはそれで寂しい気もするが、このままシリアス一辺倒のお話も見てみたい気もする。ここまできちんと「異世界についていけずに置いてかれてる」感じの転生主人公、初めて見たかもしれん……。

 

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 久しぶりの劇場アニメです。なんでこのタイミングかっていうと、理由は特にないんですが、ようやくフリーで使える時間が出来て、なんとなく気になっていたタイトルがもう日に1回の上映ペースになってたので慌てて観に行ったというのがほんとのところです。確認したら劇場に行ったの3ヶ月ぶりかぁ……。このところあんまり観たいと思う作品が無かったからなぁ。一番ショックだったのはそのせいで想定してた割引クーポンが使えず、久しぶりに定価で映画を観たことだよ。今の映画、1900円はやっぱ高いよ……。もうちょいなんとかならんか? 最近はアニメ映画がやたらスマッシュヒットを飛ばして興行収益を上げるケースが増えてきてるので、劇場アニメ自体はますます作られるとは思うんだよ。その傾向は決して悪いものではないのだが、お財布にダメージはキツい……。

 折り返し前に結論を一言で書いておくと「可もなく不可もなく」です。「金返せ!」とは全く思わないけど、もし「観に行った方がいい?」と尋ねられたら「んぁー、別に……」くらいになっちゃうと思う。

 

<てなわけで以下ネタバレ注意。今回はパンフ買ってないのでディティールはうろ覚えです>

 


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「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ TV Edition」 ―

 正規の放送アニメとは言い難いのであんまし書く意味も無いのかもしれないけど、一応記録上は視聴番組としてカウントしておくのでメモ程度に。

 こちらの作品は、以前上映期間中に知り合いから「上田麗奈ボイスの面倒臭い女が大好きなんだったら観ておいた方がいいですよ」と言われていたのだが、「上田麗奈ボイスの面倒臭い女は観たいが……」と悩んで結局視聴しなかった。理由は単に面倒臭かったから。というのも、この手の「単体で世界観が完結しておらずバックグラウンドの予備知識を必要とする作品」は個人的に何故かやたらとハードルが高いのである。事前にどこまで知識を入れたらいいのか分からないし、分からん状態で観て、知ってる範囲内での評価を出すのも何だかヘンな気がして、劇場作品はどうしても「よく知ってる作品の続編」とか「単体で完結するもの」に限定してしまう。よく知らんのでスラムダンクとか観に行かないのもこうした理由である。

 そんな事情があり、地上波で流してくれたのは渡りに船ではあったのだが……どうなんだろう、やっぱ劇場で観た方が良かったんだろうな、という気持ちと半々くらいかな。触れる機会があったのは大変良いことだし、気負わずに観る機会になったのはありがたい。ただ、やっぱその分どうしても真面目に観てなかった気はするな。「分からんもんは分からんからなぁ」っていう心情、仮に劇場で観ていたら「せめてこの1時間半は集中して話を受け止めよう」と覚悟を決められたが、4週に分割されたことで「分からん話が来週は解決するかもしれん」という漠然とした状態でほったらかしにされるので、毎週よく分からんの上塗りが続く状態になってしまった。せっかく時間をもらってるんだからネットで調べたりすればいくらでも背景はフォローできたはずなんだが、面倒でそれもやらなかったし……劇場ってのは「強制的に一定時間集中を強いる場」として機能するのだなぁ、というよく分からない学びを得た。

 あとはまぁ、やっぱり劇場用に作られてる作品なので、映像も音響も、大スクリーンで観ないともったいなかったってのはありますね。もうワンサイズ大きなテレビが欲しいなぁ。画面の明暗とかも家のテレビで見るだけだとだいぶ印象変わってただろうしなぁ。ただ、個人的にはこの最近の宇宙世紀ガンダムを描く時のゴリゴリのCG描写も良し悪しかな、という気はしている。MS戦はこれでいいんだろうけど、人のモーションにちょっと現実離れした部分が見え隠れする時がある。ただ、それを埋め合わせるくらいにがっつり魂のこもったモーション作画もある。この辺は完全に作画陣の手癖でしょうね。いろんな人の手に渡るのは劇場作品の宿命なので、担当したクリエイター次第でだいぶシーンのイメージが変わったんじゃないかな。コンテワークだけで言えば今作は村瀬修功と渡辺信一郎という贅沢な布陣ではあったのだよな。

 そんなわけで具体的な内容には触れずに済ますが、1時間半の「ガンダム映画」のくせしてMS戦闘のシーンがそこまで多くないっていうのは思い切った作劇よね。でもこれこそガンダム、って感じもするよなぁ。ロボでドンパチするまでに何があるかという裏側での攻防をねっちょり描くこの感じ。そして中盤の市街地にMSが降りてきてその圧倒的なサイズで人間を振り回す「人とMS」の対比の描き方。この辺りは他のロボアニメではなかなか味わえない妙味。まぁ、元々原作小説がそういう性格のものだったんだろうが、これをわざわざアニメ化しようという判断も興味深いし、余計な「アニメ化に向けて」みたいな色目を使わずにねっちょりじっとりしたままの雰囲気を表現できてるのはさすがだ。

 そして「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」、ギギ・アンダルシア。本当に「上田麗奈ボイスの面倒臭い女」と表現するしかないキャラクターで、上田麗奈ボイスな上に面倒臭かったので最高ではありました。俺に勧めた知人、ちゃんと分かってます。まぁ、こんだけ毎回言ってりゃ分かるだろうけども。あと別に「上田麗奈ボイスで面倒くさくない女」でも同じ結論になったかもしれないけども。いや、面倒臭いのがいいな。面倒臭いか頭がおかしい方がうえしゃまボイスの切れ味は増すので。上田麗奈ボイスのキャラクターで一番好きなのは、上田麗奈です。

 

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○「ひろがるスカイ!プリキュア」 6

 さぁやってまいりました。年に2回のお楽しみ、新プリキュアの時間だよ! ちなみにもう1回のお楽しみは当然新戦隊だよ(ライダーはそこまで熱心に見てないので含まない)。年に2回しかない楽しみの時期が重なりすぎなのは気にしないように。

 それにしてもまぁ……放送前から話題騒然、色々といじりがいのある作品が登場したもんである。巷で最も話題になっているのはついに(メイン戦士としては)初参戦となる男児プリキュアのことだろうが、まぁ、それはまだ登場してないので今回は置いとこう。ただ、すでに1話目でもそこに繋がるラインというか、今作のコンセプトははっきり見えており、掲げられたテーマはなんと「ヒーロー」。これまでのプリキュアは「戦うヒロイン」だったと思うのだが、そこからもう一歩踏み出した「ヒーロー」ということになるのだろうか。

 「いや、ヒーローの女性形がヒロインなんだから、ここで明らかに女の子が主人公なのにヒーローはおかしいだろう」と言葉尻をとらえて文句も出てくるかもしれないが、すでに世界はそうした言葉尻だけで云々言う時代は終わりのようである。そして、これ以上ないくらいに「いや、ヒロインでもいいが、今回のテーマはヒーローなのだ」という目標設定を高々と掲げる1話目の導入。ここでの「ヒーロー」という言葉は、男女の別などを問題にした概念ではない。それこそ、東映という会社が半世紀以上にわたり追い求め、描き続けてきた理想像。それこそが「ヒーロー」なのだ。もう、導入からしてプリキュアであってプリキュアじゃない。まさにスーパー戦隊の1話目を思わせる展開だったんじゃなかろうか。なるほど、これはヒーローだ。東映に教えを受けた人間ならば、この強烈なメッセージは魂で感じ取ることができるんじゃなかろうか。念の入ったことに、「ヒーロー」というのが性別の概念を超えたところにあるということをもっと明確に示す言葉もある。「ヒーロー」は魂の形。それを持つのに男も女も無い。而して、ヒーローの魂を持った女の子を何と呼称すれば良いのか。答えは「Hero Girl」である。初見でそんな意味のタイトルだとはおもわねぇよ。

 新機軸の導入は製作陣も勇気がいる決断だったに違いない。しかし、その道のプロたちが作り上げる「新たなヒーロー像」。そして「新たなプリキュア像」はきっと今までになかった刺激と楽しさを与えてくれるに違いない。まぁ、これが本来のターゲット層である女児先輩たちに受け入れられるかどうかはまだ分からないが……1話目のソラの勇姿を見る限り、気に入ってもらえると思うんですけどね。

 個人的にはもう1つ、メインとなりそうな2人の関係性にも注目したい。オープニングの演出などを見るに、今作はどうやら比較的「2人キュア」の性格が強くなりそうな気配。初代は言わずもがなだが、プリキュアの人数が増えて以降も、「2人」をベースとした先輩には強力な作品が多い。ブロッサム&マリン、メロディ&リズム、そしてミラクル&マジカル。今回の2人は何と主人公側が異世界人という変則構成となり、地球(?)に軸足を置くサポート側のくまちゃんキャラがどのような立ち回りとなるのかが気になるところ。是非とも良い関係性を構築して濃密な友情物語に期待したい。

 ちなみに、キュアスカイ変身後のコスの最大の特徴は何といってもそのマント。これも強く「ヒーロー」をイメージさせるものになっており、ジェットマン、マジレンジャーなどの系譜を受け継ぐ活躍が期待される(?)。……ごめん、正直いうとマントっていうより上掛けに見えて「最終的にポジションゼロで声高に勝ち名乗りをあげてほしい……」と思ってしまった。コラボ、お待ちしてます(?????)

 

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 オールストン家の女たちのあまりの事態に思わず記事立て、第5話。普段あんまりこうして中の人単体の影響で記事立てしないんだけど、久しぶりの衝撃だったし、こうしてたまには私の依って立つところを思い出す必要もあるかもしれないので、どうかご容赦ください。

 別に今作に関してはそこまで興味も無いがネガティブな印象も無いというニュートラルなポジションで落ち着いている。新番チェックの際に「男役の方の精神性がおかしすぎる」みたいないちゃもんをつけてたが、ジュンががっつりトモのことを意識してることは割とあっさり露呈して、その葛藤に必死に戦っている様子もいちいち描かれているため、これはこれで青春の悩みを描いた真っ当なラブコメとして成立している。ただまぁ、そのラブコメ部分が面白いかと言われたら「普通……」くらいで、ジュンがみすずと付き合っていたという事実が判明した時には「すわっ」と荒れる展開も期待したのだが、残念ながらその程度で何かが動く関係性でもなかった。でもまぁ、今回の後半パートみたいにお約束ながらも確実に揺さぶりをかけていく展開もどんどん出てきているので、多分1クール分くらいは緊張感を持続させる内容はあるんじゃなかろうか。単に勿体無いのは、我が家の枠だと長瀞さんとこれがほぼ並びなのよね……長瀞のやつ、すでにもうイジるとかそういうアイデンティティをすっかり忘れてデレ過剰期に突入してしまったため、流石に似たような甘々展開をラッシュされるとこちらも胃もたれしてしまう。そういう意味では、ジュンには申し訳ないが、今後ともギリギリの関係性で粘っていただくようにお願いしたい。……これさぁ、気のないふりしてるとトモの方からガンガン寄ってくるもんだからジュンの心理的負担が増えるっていう悪循環(?)なんだよなぁ……どこまで耐えられるもんかね。

 とかいう普通のラブコメ部分もまぁいいのだが、今作においてもっと見るべき点は、実はトモの女友達だったりする。1話目時点でキャラが立っていたみすずは言わずもがなだが、そこにブッ込まれた爆弾・キャロルの破壊力が尋常ではない。登場直後は「留学生キャラでかき回そうとするとは、なんと安直な」という印象だったが、すぐにこいつがとんでもねーカオスキャラだということが判明し、そこからはキャロルが出てくるだけで常にハラハラが待ち構えているという、狂言回しのお手本のような存在になった。またねぇ、この子の声が良いんですよ。中の人・天城サリーは英語ネイティブのようだが、英語力とは関係ないところで次元を超えた発声を聞かせるキャロル。サブキャラというには濃すぎる存在感。

 そうしてキャロルが散々に作品世界をかき回してくれている状態で、今回はさらにお宅訪問からご家族登場。「母親」キャラなのに萌え袖。そしてそのCVが……いやぁ、ぼかぁこういう声も久しぶりに聞きたかったんですよ……なんのこっちゃと思う人はたまにこのブログの右の柱を確認してくださいね。私にとって、大原さやかボイスは天上の存在なんです。最近はどうしても落ち着いた役、威厳のある役、はたまた底意地の悪い役なんかが多かったのだが、娘のキャロルをも上回る、世界ぶっ壊し系のテンション。多分キャロルの演技が最初にあって、そこに合わせる形でのディレクションなのだろう。ネイティブの娘に負けない英語力を存分に発揮し、アニメのママさんキャラの中でも異質の存在になったんじゃなかろうか。ちなみに同時に登場したみすずのママン(こちらも良いキャラ)はCV川澄綾子。母親世代は同年代である(トモの母親はナベクミさんなのでこっちはだいぶ上)。いわゆる「アイリスフィールとセイバー」コンビ、なんかいろんなところで見る気がしますね。いや、私の中ではいつまでも「あいさんとうにゃぎ」なんですけどね(知らない子はいちいちググらなくてもいいぞ)。

 

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 ごきげんファイティーーーーーーーーーン! どうも、2日続けて僕です。ライブビューイングが無かったのは残念ですが、リアタイ配信があるのはやっぱり助かりますね。9月は現地行くから見とけよ有明アリーナ。

 というわけで11thライブの2日目でございます。まず真っ先に謝罪しなければいけないのは、昨日時点で「もう、RASとポピパがやれる最善を尽くしちゃったし、モニカとRoseliaではこれより上の演出狙えないんだよね……」と情けないことを書いてしまった点。本当に申し訳なかった。すげぇよ運営、きちんと予想を裏切ってぶっ飛ばしてきたもんな。なるほどなぁ……昨日時点では「ゲーム中でこの2バンドの繋がりってほとんど無いし、バンドリ最大の武器である『物語の重ね合わせ』ができないんだよね」と思ってたわけだが、ここは2つのブレイクスルーがあった。

 1つは、「絡みが無いなら、全部ファンタジーな話にしちゃいましょう。そう、夢ならなんだってできます」という無理を通して道理をぶっ飛ばすシナリオメイク。そっかー、実際に一堂に介したことが無いなら、今回をその初めての機会にしちゃえばいいだけかーーー。そして、そんな強引な展開を可能にするためのもう1つのブレイクスルー、「Roseliaとモニカ、共通点もちゃんとあるんですよ」という指摘。2バンドの共通点も2つある。1つは、どちらも「キャラが壇上に立つ」バンドであること。その辺りが曖昧模糊としてRAS・ポピパと異なり、今回の2バンドは常に「キャラとして」ライブを行ってきた。ほらそこ、異論を挟まない。壇上に上がってたのはキャラだったんだ。間違いないね?

 そして、そんなキャラを前景としたバンド2つが、どちらも「どこかに中二病要素を孕んでいた」という斜め上の融和点があった……。倉田ましろは夢想だけで空中に水族館をクリエイトできるくらいのファンタジー脳の持ち主。そんな倉田を中心としたモニカは、異世界転生どんと来いなファンタジー集団である。そしてRoseliaには我らが魔姫・宇多川あこがいるというだけでなく、基本的にセンスがぶっ飛んだ湊友希那の下で結束する「現実を屁とも思わない集団」なのだ。この2チームを集める舞台に「夢の世界」が用意されていて、なんの不都合があろうものか。昨日のギャラギャラが「外の人」主体の合同ライブであるとするなら、今回のライブは徹底的に作品世界に寄り添い、細部まで隙なく構成された一種の朗読劇である。この二刀流を変幻自在に使い分けられるからこそ、バンドリプロジェクトは強い。そんな強かな試合運びをたっぷりと楽しめる2日間になったんじゃないでしょうか。

 

<いつも以上にセトリなどは短めで>

 


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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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