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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「オリエント 淡路島激闘編」 ―→4

 杉田が黒曜の女神(CV桑島法子)にこだわってる図を見ると「お互い、まだまだ抱えてる業は変わりませんな」ってちょっと安心する。あと、ゆっくり丁寧に男をぶっ壊す時には安野希世乃ボイスが効果的だってことも確認できましたね。

 今期乱立した「なんでこの作画でアニメ化しようと思っちゃったんだよ」作品群の中でも特に作画が残念な作品部門、第2位。ちなみに第3位は「シュート」だが、第1位が何のさみだれなのかは言わぬが花というものだろう。1期の時からそうだったけど、本当に作画がヘチョくて、話数やシーンによって「見た目だけじゃどのキャラなのかも分からない」という深刻なリソース不足。どんだけ感動の物語を描こうと、どれだけ壮絶なバトルシーンを描こうと、この作画じゃぁやっぱり響かないし、観ていて辛い。頑張ったっぽい最終話でも維持しきれてなかったしなぁ。

 そうした致命的な作画部分に目を閉じれば、1期同様にふつーの少年漫画である。ただ、個人的な好みでいうと「ちょっと鬼鉄刀の設定に寄りかかりすぎかなぁ」というのは気になる。元々単なる「武器」だったはずの素材が、いつの間にやらキャラクターの性格を決める要素になったり、バトルシーンでの優劣を決めるための指標になったり、最終的にはバトルの目的そのものになったり、どこまでもフワッとした鬼鉄刀というアイテムに、全部の設定を預けすぎてしまってる感がある。いや、もしかしたら本当にそういう世界なのかもしれないので、先を見てみないと今回の設計が歪なのか、真っ当なのかの判断はできないのだけど。

 根幹にある「少年漫画にありがちなバトル設計」はベタベタではあるものの、それは一応「王道」と称してもいい部類のもの。その上で1期でも誉めた通りに、この作者は「悪い奴をきっちり悪く描ける」という部分は良いところだと思うので、善悪がバチバチにぶつかる爽快なバトルアニメに仕立てることだって出来たかもしれないのだが……まぁ、ご縁がなかったということで。それにしても、どんどん影が薄くなる小次郎がかわいそうすぎたな。1期時点では武蔵とのダブル主人公だと思ってたのに、全くそんなことなかったわ。

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「ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season」 ―→4

 5年ぶりに観てて、途中で「なんで1期目でつまらんと思ってたか」を無事に思い出した。「この学園、結局なんの実力を計りたいんだよ」ってずっと思ってたんだった。

 この数年間でラノベ文化が下火になり、すっかり置き換わったのはなろう文化。この転換により、相対的にラノベ作品の地位は向上しており、「最低限の物語を作ろうとしている」「1つのドラマを完結させる責任感がある」というだけでも加点される世の中になった。今作においてもそれは適用され、「なんかキャラを描こうとして色々と芸を使っている」というだけでもなんとなく見るに堪える気がしている。そういう意味では、5年前よりかはこの作品を好きにもなれたんだろう。

 でも……やっぱ面白くはないよ。せっかくリバイバルしたのに途中の作画クオリティがお通夜状態になってどんどんテンションが下がったことも大きく足を引っ張ったが、根本的にシナリオの奥行きが無い。この感覚は、結局「実力主義」の全容が何も分かっていないということに収束する気がする。「学園側が何をやりたいのか分からない」という状態で、その意図を読んでるんだか読んでないんだかも分からない学生たちがその場凌ぎで「知略合戦っぽい何か」を繰り広げるという内容。1つ1つのイベントについて、目的がわからないので視聴者側が考える余地がほとんど無い。何かゲームっぽい設計にしてるのに、それを乗り越える「知略」がすげぇ漠然としてて、「なんでお前ら賢そうなそぶりしてるのにそんな基本的なことに頭回らないの?」「結局暴力で解決してるだけでは?」などの疑問はポンポン出てくる。まぁ、いつも通りに「天才キャラを描くのって難しすぎるだろ」問題だ。困った時には主人公は「とにかくなんでも分かる超越者なんだよ」という設定で乗り越えるだけだから、やってることは究極的にはなろう先史みたいなもんだしな。

 一応「キャラを立てよう」という部分は評価したいと思ってるところで、例えば今期の流れで言えば櫛田の本気モードなんかは「いいクソ女だっ」ってんで期待させてくれたのだけど、負け方があまりにしょぼすぎて「やっぱバカじゃん!」ってなって尻すぼみ。頑張って5年がかりで溜めに溜めたクソ女成分を無駄遣いしやがってこんちくしょう。結局さ、主人公を立てようとして敵キャラもサブキャラもモブキャラも全部クソ雑魚に見えちゃうってのがどうにもならないんだよな……。

 これ、まだ思いっきり続きをやる感じで引っ張ってたんですが、3期も決まってるんですね。……櫛田、リベンジしない?

 

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「異世界薬局」 4→4

 まだあったわ、なろう。まー、これも結局使ってる道具が違うだけでネイキッドなろうに近い作品だよなぁ。

 ごめんね、とにかく気になってしょうがなかったところから入るんだけど、全く違う世界に転移したら、まず「薬物の化合式を知っている」って割と役に立たない知識だよね。「こちらの世界と人間の組成が全く同じ」という条件があればある程度原始的な薬効、漢方とかなら意味はあるのかもしれないけど、抗生物質以上になったら、あとは「その世界の細菌」「その世界のウィルス」に効果がある物質を見つけなければいけなくて、「地球上の細菌に効く薬」は意味がないはずなんだよ。これが「なんで異世界人が日本語喋ってるんだよwww」とか「古事成語があるのはおかしいだろ……」みたいなツッコミなら「主人公に与えられた翻訳能力が優秀だから、こっちの世界で近い概念を通訳してるだけだぞ」みたいな言い訳ができるのだが(それでも「現実主義勇者」における言語の概念はおかしかったが)、「薬効」においてはそうはいかないはず。元々人体に害をなす細菌やウィルスは突然変異的に生まれてきた偶然の産物であり、それは世界が異なれば全く違った姿を持つはずだからだ。そこに「地球でたまたま意味があった合成式」を覚えている人間がいたところで意味はない。翻訳で済む問題ではなく、厳然たる「違うもの」を作らなければ解決しないはずの問題なのだ。

 実際、私が読んだことがあるとある異世界(?)漫画では、地球に転生してきた女騎士が「もしかしたら未知のウイルスなどを抱えている可能性があり、疫学上の問題がある」として保健所に連れていかれるという描写があった。本当に「異世界」が「異なる世界」であるなら、そうして「違う病気の体系」を危惧するのが当然であって、蓄えた知識でマウント取ることに夢中になっている場合ではない。今作は「マウントを取るにしてもマヨネーズやリンスでドヤるのは流石に恥ずかしい。黒死病の特効薬を知っている専門性の高い主人公ならマウントを取る権利があるでしょ」という発想から出来ていると思うのだが、そもそもそのジャンルはマウントを取ることができないのだ。もし「いや、そこも異世界とのつながりがうまいこといって……」という理由づけがあるなら、「科学マウント」をする上での前提条件なのだから、そこも厳密に描写する必要がある。そこまでやらないのなら、わざわざ「薬局」をテーマにする意味はないだろう。どこぞのチート薬師のように「なんかよく分からんけどドラえもんと似たような演出で便利ポーションをいっぱい作る話にするよ」という方がよっぽど潔いファンタジーになるだろう。

 また、今作はそうして「科学マウント」を取ろうとしているのに、主人公が別次元でのチート能力を手に入れ、結局は魔法でドッカンドッカンすることでマウントを確定させてしまっているのも問題だ。魔法がここまで力を持つ時点で、地球上の科学体系がそのまま持ち込めると思える方が科学者としておかしいだろ。本当にこの世界の分子は分子なのか? そこから考えなきゃいけないのに「あ、全部同じだ。ラッキー」で終わっちゃうのは、どこかで致命的な失敗を犯すフラグにしかみえないのに、そこは「神の御業です」で片付けちゃうんだから、結局なろうはどこまで行ってもなろうである。

 まー、一応「見せようとしたもの」にそれなりの力を入れているのはわかるので、余計な茶々を入れずに「まだ独自の物語を作ろうとしている」という部分を評価すべきだとも思うのだが……いっぺん気になっちゃうとどうしてもなぁ……。あと途中から上しゃまの出番が減った。多分それが一番の減点要因。

 

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「連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」 5→5

 きちんと歌うよ! 「いきなり歌うよ!」じゃなくてちゃんと歌う系アニメの1つ。今期はこれを含めて(いいなら)アイドルアニメが4本あったのだけど、そのどれもが結構な品質で、「アイドルアニメの粗製濫造からの共倒れ」みたいな言説も意外と的を射てないのかもしれない、とか思ったり、思わなかったり。

 当初の不安は、「この時代、アイドル歌謡とかやってる場合じゃねぇだろ」という世界設定のそぐわなさ。ヨシカチャンたちがあれだけの死闘を繰り広げているのと時を同じくして何が歌とダンスじゃい、という気持ちがどうしても拭えないんじゃないかと懸念していたのだが、ルミナスの面々はちゃんと自覚と責任と覚悟を持ってこの活動をしていることが伝わってきたのでそのあたりの倫理的な部分に大きな問題は生じなかった。むしろ、余計なまでに丁寧に「いや、軍役に向かない性能を持っちゃった子ばかりなんですけど、ウィッチの能力で世間のお役に立ちたいとは思ってるんですよ」という切実さは伝わってきたので、まさに適材適所。戦うばかりが戦争ではないということを教えられた。まぁ、お気楽であることは否めないのだけども……舞台となってる時代がガリア開放のタイミングだったし、ちゃんとハレの日に合わせて祝賀隊が出撃するんだったら何も間違っちゃいない。

 あとは「何故ストパン世界線でわざわざアイドルやねん」という必然性を満たせるかどうかという部分だが、これもまぁ、OKだったんじゃなかろうか。まさかのエイラーニャ登場とか芳佳ちゃんとか、メインシナリオとの重なりがちゃっかり描かれていたので原作ファンも不覚にも嬉しくなってしまったし、この時代の扶桑の様子とか、本編ではほぼ登場する機会がなかったリベリオンの様子とか、「一方その頃」な描写で世界観を膨らませてくれた部分は素直に楽しかった。

 まぁ、その分「この子たち特有の良さ」みたいなものは申し訳ないがまだあまり受信できてない。私のスポンジ脳だとメンバー全員の顔・名前・性質を覚えるだけでも一苦労だったので、多分もう1クール続きをやってもらえれば多分一気に入り込めるようになると思う。それこそラブライブみたいに。現時点での推しは一応ジョーなんですが、多分簡単にひっくり返る程度の差しか見出してないや。いまだに「結局使い魔ってどういう存在なんだっけ……」っていうレベルで理解してない部分もあるし。

 ワールドウィッチーズは終わらない。その伸びた枝葉の1つがこうして成長したことは素直に喜んでいいんじゃないですかね。

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「黒の召喚士」 3→3

 点数で序列をつけると「転生賢者」→「これ」→「異世界ハーレム」という順番ですね。あ、下からカウントしてるよ。

 「転生賢者」との違いは色々あるのだが、とりあえず作画部分が普通。キャラ作画がちゃんと成立してて最低限の「剣と魔法のファンタジー」アニメに見える、そこは及第点。まぁ、バトル描写のCGが浮いてたり、積極的に褒めたいようなもんでもないのだけども。

 キャラ造形も、こちらの方が真っ当な少年漫画的テンプレートが成立している。「極度の戦闘狂」というのは案外面白い設定で、やれやれ系で面倒ごとを避けたがるなろう主人公も多い中、この主人公は利益もなさそうなのに自分から火中の栗を拾いに行くこともある。この性格をもっと面白い方向に活かすこともできたかもしれないのだが……結局「勇者パーティーに説教するため」とかに使っちゃうのはなんとも。「バトルがしたいから勝手に戦ってたら世界のためになってました」みたいな形になっちゃうと、やっぱり「なんか俺やっちゃいました?」と本質的には変わらんのだよな。

 「召喚士」というのもなろう系主人公の設定としてはお約束だが(スライムと狼が何故かセットで付き従うが)、今作はなんとその召喚スキルを活かして「異世界から勇者を呼び出してやろう」なんてことを思いついた。チートもチートだが、その発想は無かったので無双能力の活かし方としては面白い。ただ、その結果召喚した勇者が結局主人公好き好きのハーレム要員ヒロインだったらなんの意味もないのだが……。なんだろ、端々に「他とは違うんや」という意地が見える気がするのに、最終的に落ち着くところはやっぱりなろうなのである。そうしないと怒られる決まりでもあるんかな?

 そんなわけで、多分3ヶ月後には「どれがどの作品だっけ?」って分からなくなってると思います。

 

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「組長娘と世話係」 4→4

 日本中のヤクザもんは、全員がCV細谷佳正になるよう、法整備が進められているらしいですよ。

 これもまぁ、予定調和の極みとなった一本。「どーせお嬢の可愛さだけの一点突破でくるタイプのアニメでしょ。流石にそんだけじゃ騙されないんだからねッ」と思いながら見始めたわけですが、まぁ、割と騙された気もします。お嬢は徹頭徹尾可愛かったです。そこは間違いない。個人的にはCV和多田美咲という時点で相当な危険物扱いであり、本当にわただボイスが先鋭化して人を殺せる兵器にまで昇華されているのがよくわかるキャラクター。ロリボイスの極北といえば今期は久野ちゃん大旋風が吹き荒れており、あれはあれでどうしようもない地獄であるが、この和多田ボイスも代えの効かない一点もの。その鋭い切っ先が、最も効果的な形で喉笛に突き刺さるような作品であった。

 そんだけやられちゃったんだから点数上げても良かったんじゃね? とは思うのだが、それもやっぱり癪なんだよな。こんだけ可愛いお嬢がいて、きっと本人も周りの人たちに愛されて幸せに育っていると思ってるんだろうが、それでもやっぱりヤクザはヤクザなんだよ。どんだけ霧島がいい奴だとかこえぇ奴だとか言っても、いざとなったら指詰める奴に幼女のお世話を任したらあかんのよ。「いや、そういうネタやんけ」ってのは頭ではわかってるのだが、やっぱり究極的に「暴力で物事を解決する輩」はロリっ子萌えの精神とは相性が悪いと思います。

 お嬢はこのまま大きくなって、どこかで自分の家のシノギについて悩む時がくると思うのだが、そうして思春期のお嬢が悩んでいる時に、霧島は適切なアドバイスをしてやれるんだろうか。それができたら世話係として認めてやってもいいわ。霧島、10年後にまたアニメやれや(どういうことやねん)。

 

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 麦穂あんなに仕事があるとなんとなく嬉しくなりませんか? 第10話。ラブライブはいつだってアニマルパラダイスさ。

 ついこないだ夏休みの練習の話をしていたと思ったのに、落ち葉の季節を超えてあっという間に冬休み。間の日常パートがもっと観たいよう、とは思うものの、尺には限りがあるし、ラブライブ自体がそういう季節ごとのイベントなのだったら仕方ない。あとはまぁ、こうしてガンガン年月を積み重ねておかないと、いくらなんでも1年生連中が実力をつけていることの説得力が無いですからね。我々視聴者には見えないところで、若者たちはみっちり特訓して実力をつけているのだろう。まぁ、本来ならそこを見せてくれよ、って話なのだが。

 とりあえず、前回がヘヴィー級のお話だったので今回は東京大会本戦とはいいつつも、そこまでのお話は軽めの「繋ぎ」。限られた時間の中で、9人のメンバーがどのようにコミュニケーションをとっていたのかが描かれている。やはり最大の興味のポイントは1、2年生間の交流がどのように行われていたかの部分だろう。どうしても「1年生と2年生の差」ばかりにスポットが当たるお話が続いたので、そこを埋め合わせる光景はなんとしても入れてもらわにゃならん。今回は合宿中の交流ということで、作業を行いながら4つのセクションに分かれてのグルーピングである。まずはダンス振付チーム。これまでその仕事を一手に引き受けていたのは当然千砂都だったが、「動ける」メンバーってことで四季とコンビを組んだ。まぁ、四季からしたらたまたま1年生の中でフィジカルがちょっと良かったくらいで、いきなりその道でトップを極めた千砂都と組めって言われても困ってしまうし、心情としてはまさにミヤマクワガタとダンゴムシだったのだろうが、千砂都は別に一緒のクオリティのダンスを踊れと要求したわけではない。というか、多分千砂都だって「ダンスの振り付けを考えるプロ」じゃないんだし、その辺はむしろ客観的な分析が得意な四季の方が強い可能性だってある。適材適所、マンツーマンだと面倒臭そうな四季との絡みでもなんの問題もないコミュ力部長万歳。でも、どっかのタイミングで「なんで四季はサイエンティストガチ百合フィジカルモンスターになったの?」というよく分からん背景を追ってみたいよね。

 二組目はゲーミングチーム……じゃなくて作曲チーム。こちらも恋が一人で受け持ってきたところだが、「ちょっとピアノやってます」ってんでメイが駆り出されることに。当然恐縮してしまっていたが……落ち着けメイ、隣にいる馬鹿が今までやらかしてきたことを思い出せば、先輩ゆーても大したことないってことはすぐわかるはずだ。

 三組目はヨガチーム。否、作詞チーム。こちらは元からほんわかムードだったかのん&きな子なので雰囲気は良さげ。改めて、高校時代に仲間に自作の歌詞を見せるのってすげぇ恥ずかしいだろうな……って思うよね。ミュージシャンだったらそういうのって普通なのかしら。バンドリ見てても「友希那とか蘭はどういう神経で曲作ってるんやろ……」っていっつも不思議に思うから。

 そして残るのは……あまりもんチーム。いや、一応「演出&美術担当チーム」か。オニナッツはさ、このパートでくーすみにあてがわれて、次の遊びパートではかのちーにあてがわれて、いちいち病的な関係性の観察者にされるよね。単に余ってるってことなんだろうか……先輩たちの濃厚な絡みを見て、色々な人生模様を学んでほしいです。今週はちーちゃんのちょっとした病み要素が垣間見えるシーンが素敵でしたね。くーすみの場合は……もうこの関係性で周りからもすっかり認知されてしまったからなぁ……今更多少ツンモードで喧嘩しても「ハイハイ」てなもんでなぁ。

 この後、レクリエーションでも別なチーム分けでちょこちょこ別学年を絡めており、流石にこんだけ描写を割けば「1、2年生の間の埋められない溝」なんてものは感じられなくなったんじゃないでしょうか。9人でワンチーム。その状態が確たるものになってからの本戦勝負です。なんか変な子がいちゃもんつけにきたけども……ここで負けるようだとちょっと立つ瀬がないないにゃぁ。かのんがそれほど親しくもない相手の言うことに怒りを露わにするのって珍しい気がするんだけど、彼女なりの信念を今回のライブで貫き通せたんでしょうか。ソロアイドルと9人チームじゃぁあまりにも違いすぎてジャッジする方もめちゃめちゃ難しい気がするのだが……。

 追伸:今週もリエラのうたがたいそう可愛い。

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○「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 6

 正確には今回放送されたのは「PROLOGUE」とのことなので「番組は始まっていない」のだけども……まぁ、今回だけを区切る意味もないだろうし、せっかくなのでこれを記念すべき今期新番チェックのスタートとさせてもらおう。その他の作品のスタートまでまだ間がありますがね。

 そんな記念すべきポジションに立てたのは、なんとお久しぶりに日曜夕方に復活したガンダムシリーズ最新作である。確認したら「鉄血」が7年前ということで、私自身もかなり長いことガンダムからは離れていたことになる(ビルドシリーズはあったけども)。なんかね、ユニコーンが結局よく分からないまま接点を得られなくて、劇場版のハサウェイとかがちょっと話題になってたけど「やっぱガンダムシリーズ分からんからなぁ」ってんで観に行かず。どうも相性の悪い媒体に対しては腰がひける。鉄血が最初は入れ込んでたけど尻すぼみになっちゃったのもネガティブな印象になったよなぁ。ビルドシリーズも作品を重ねるごとに視聴が適当になったしなぁ。

 ってなわけで今作についても、「日曜昼はちょっと抵抗があるよ」というスタンスを先に示してはるか大昔、SEEDシリーズを思い出しながら牽制しつつの試聴であるが、なんと今回は「女の子ガンダム」という思い切った作品で勝負を仕掛けてきた。まぁ、今のご時世なのだから女の子が主人公でガンダムに乗るのも必然といえば必然。仮面ライダーシリーズなどではまだ女性主人公がいないので、そういう意味ではガンダムが他ジャンルに先駆けて切り込んだ形になる。まぁ、別にヒロイン勢が活躍するガンダムはこれまでもたくさんあったのだし、そこまで突飛な転換とも思われないが……どちらかというと、プロローグで披露された史上初の「4歳児で虐殺ガンダムパイロット」という設定の方がヤベェだろう。こちらは間違いなく衝撃展開だし、タイトルに「魔女」の名を冠するのも致し方ない。ラストの展開のためにわざわざこのプロローグを作ってくれたのだとしたら、なるほど良い番宣になったんじゃなかろうか。

 正直、ガンダムシリーズってのはどれもこれも設定がいきなり山盛りになり、その上で富野御大へのリスペクト故だろうか、あえて分かりにくく、持って回った見せ方で設定を飲み込むのが大変な印象がある。その辺を取っ払ってシンプルにしたのがSEEDシリーズだったと勝手に思っているんだが、あんまり設定を平易にしちゃうと「アホっぽい、なんも考えてなさそう」っていう印象になるし、複雑にしちゃうと今度は「訳わからんで追いかけられへん」ってことになるので、どこまで親切に設定を配置していくかが難しいところ。今作の場合、いきなり軍事兵器としてのガンダムをめぐる設定がバババっと出てきて、さも当然のように業界人たちがその実情に絡んでいくので、どちらかといえば「分かりにくい」方向の見せ方になる気がする。「最初から専門用語が多いよぅ」と涙目になってしまい、「こりゃぁやっぱりガンダムとの相性は悪いままで進むかな……」と思っていたのだが……最後の展開でポーンと弾けてしまいましたね。「ここさえ観てもらえばいいんです。来週からはこの子の物語が始まるんです」という強烈なメッセージ。なるほどこれは期待しちゃうよね。

 今作で監督に抜擢されたのはなんと小林寛。かつて私が「デス・パレード」のコンテワークで目をひかれ、その後はTRIGGER作品「キズナイーバー」でさらにインパクトを強くし、「ひそねとまそたん」というとんでもない作品までやっちゃった、なかなかかっ飛んだクリエイター。なるほどこの人に白羽の矢がたったというのは途端に気になる作品になってきた。当然ガンダムなのでサンライズが全勢力を注いで映像を作ってくれるだろうし、1話目は多大なプレッシャーを跳ね除けるような満足行くクオリティに仕上がっている。あとは成長したメインヒロインがどんだけ可愛い女の子になっているかの勝負だ。よりによってガンダムに市ノ瀬加那を乗せてしまうという業の深さよ……。その子、こないだまで同社制作の「境界戦機」でアメインに乗ってたんですよ。あと彼女の経歴のスタート地点は「ダーリンインザフランキス」なのでフランクスにも乗ってる。こうしてみると案外ロボットに縁の深い役者だな。

 そんで彼女の運命に呪いを与えてしまった母親役が能登麻美子っていうのがまたね……。「日曜日に能登麻美子が母親(マザー)な作品」といえば、「ヘボット!」「ドンブラザーズ」(今期でいうならラブライブも一応)。…………………………絶対変な神力が関わってる。

 

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「それでも歩は寄せてくる」 5→4

 高木さん・ツバキと続く山本崇一朗三部作のトリを務めた、将棋アニメっぽい顔をしながら将棋は全然重要じゃないアニメ。まぁ、ツバキのくノ一要素だって重要ではないわけだしな……。高木さんはせいぜい頑張ってからかってくれ。

 何も悪い所はない。放送開始時から、なんなら放送前から「こういうアニメになるんやろな」って思った通りのアニメだったし、最後までその空気感は変わらずに維持されていた。「先輩は可愛いなぁ」と思えばそれで全てが事足りるし、最終的に距離が近づいた2人を観て「はいはい、爆発爆発」と思ってればそれでいい。

 ただ、本当にただそれだけというのも……ねぇ。高木さんには「実は今作で一番やべぇのって西片だよな」という不可解な高木さんへの同情(?)があったし、ツバキにはただひたすら女の子どうしで絡み続けるパライソ状態があった。今作においては……うーん。ほんとに無いんだよなぁ……。もうちょい将棋を深掘りした絡め方があるのかと思ってたんだけど、これ、別に将棋じゃなくてもいいんだ。チェスでも囲碁でもオセロでも、なんならテニスやバドミントンでも成立する話だろう。せっかく将棋という妙なテーマ設定にしたんだから、そこはもうちょっとオリジナルな何かがあれば嬉しかったのだが。でもまぁ、アニメの画面を作るに際して、多分最低限盤上が成立するくらいの気遣いはあったのかな? 映像品質はCloverWorksによる「ツバキ」には流石に敵わないが、高木さんには負けてないくらいのクオリティは維持できていたと思う。周りを固めてる女の子も可愛いといえば可愛かったし、いや本当に「積極的減点」は無いのだけど……環境音楽にするにもなぁ……。たまに羊宮ボイスが聞こえてくるから、それだけでソワソワするんよ。あ、部長役の中村カンナはこれが事実上のデビューみたいなもんだけど、それなりにいい仕事ができたと思うので次につながるといいですね。

 個人的に今作における一番のツボは、何故かwikiのページに「将棋の駒一覧」っていう謎の項目があり、しかも何故か金が載ってなかったことです。どういうことぉ?

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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