最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
年跨ぎで新年一発目にやるエピソードじゃねぇだろ……最終話! まぁ、報道特番で押し出された結果年が明けちゃっただけらしいのだが……年末の穏やかな気持ちをこれで掻き乱されたらそれはそれでやばかっただろうな。せめて覚悟できるようにそれっぽいサブタイでもつけといてくれよ。「血染めのスレッタ」とか。 てなわけで一応1クール目が終了。最後の最後で思い切りガンダムらしい戦争が展開され、そりゃもう全編ドンパチドンパチ。考えてみりゃ、この作品でこういう複数のMSが命懸けで交戦してるシーンって初めてなんだよな。改めて、ガンダムシリーズとしては異端の作品となり申した。まぁ、流石にここで戦争しかけとかないと、本当に愉快な学園決闘ガンダムで終わってた可能性もあるので、2クール目への繋ぎでやるだけやっとかないとね。まぁ、やりすぎてるんだけど。 先に片付けておきたいんだけど、巷では当然「スレッタさん……」という話題で持ちきりだったと思うのだが、それより今回のシナリオで一番ヤベェのグエルさんだよね? あの人、ほんと何も悪いことしてないねんで? 純粋に巡り合わせの悪さ(とちょっとの性格の悪さ)から泥を啜ることになり、今までボンボンとして育てられてたもんだからちょっとの逆境でも耐えるだけのタフネスが無かった。そもそも親父の教育にも問題があったわけで、そんな窮屈な家から抜け出し、ゆるキャンからのバイトを経てようやく生きる楽しさを見出し始めたってのに……偶然偶然&偶然で事態はあれよあれよと彼に厳しい方へと進み、最終的には全く意図してなかった親殺しの罪を着せられてしまう。今回もだいたいの責任は親父の方にあるってのに。こんだけ可哀想なキャラ、歴代ガンダムシリーズでもなかなかいないのでは? グエ虐がはかどるなぁ、じゃないねん。流石に同情するし、こっから幸せになる巻き返しルートに期待するしかないんだけど、ここからどんだけ好転しようとも、親父を手にかけたその事実だけは覆ることがないんだよなぁ……ねぇ、制作スタッフはグエルくん嫌いか? そしてもう1つ動いたのはニカ姉でしょうかね。まー、彼女の場合は因果応報というか、来るべくして来ちゃったタイミングなので、今後要精査、くらいの展開ではあるのだが……真面目な彼女のこと、あんまし器用な言い訳も出来なそうなんだよなぁ……掘り下げていけば各方面から「お前のせいでミオリネの親父死んだぞ(未定)」とか言われかねないし、シャディクさんが助け舟を出してくれるともとても思えない。あれだけ和気藹々とアットホームを売りにしていた地球寮も見事に内部から崩壊していくとなると……ミオリネさんの帰る場所がマジで無くなる。そうか、このお話はグエ虐じゃなくてミオ虐なのか……。 というわけでお待たせしました、スレッタさんのお話。そりゃまぁ衝撃展開ではあるが、それでも想定の範囲内ではあるんだよね。何しろ第0話のアレがあったわけで、ちょっと頭をいじってやればスレッタさんは「殺れば出来る子」なのよ。そして、此度の対話でやっぱりママンは悪人サイドだなぁ、というのは認めざるを得ないみたいですね。あそこまで意気揚々と実の娘に殺人教唆するのはオカンとしてはアカン。たとえ戦場だからとて、その教えは間違ってるわよ。「進めば2つ」の教え、何をするにも都合よく娘に吹き込めるからとてもいい言葉だと思います。マジで思考をロックされてる状態、これが流行りの2世信者問題か……。 ただ、そう考えるとスレッタさんはどちらかといえば被害者寄りだし、事態がここに及んでは、人殺しが良いだの悪いだのという埃まみれの議論を持ち出すのはナンセンスではある。そりゃ母親が直接ゴーサインを出すのは倫理的に超えちゃいけないラインだとは思うのだが、その結果動いちゃった健気な女の子に対し、その嫁がドン引きしちゃうのはちょっと可哀想。いや、流石にあの「血染めのスレッタ」は絵的にもきつすぎるから、倫理面がどうこうじゃなくて、「この場面見て吐かないお前がヤバい」って言ってるだけかもしれんけども。まぁ、なんやかんや言うて、心底怯えてガチガチしてるミオリネさんの表情が最高だったので結果オーライということにしておきます。 さて、人と狸は結局分かり合えませんでした。これが現時点で今作と「うちの師匠はしっぽがない」と違う結論を出した部分ですね。まだ大丈夫だよ、2クール目があるからさ! 求:ここからスレッタが嫁の関心を惹ける方法 もっと求:ここからグエル先輩が幸せになる方法
PR ○「トモちゃんは女の子!」 5 最近やけに目にする、「エロ漫画の導入にしか見えないアニメ」シリーズ第N弾。え? これがそう見えるのは認識がヤバいって? いや、でもこんなん、エロ漫画の最初の数ページでしょ……。ちなみにこの後の分岐は以下の通りです。「A:この後2人はめでたく認識を改め、セックスする」「B:結局男の方が頑なになっている間に、女の子は別なチャラい先輩に分からせられる」。私の好感度が上がる選択肢は当然Bです。 というわけで、少なくともエロ漫画の最初の数ページでは目を瞑っても描けるんじゃねぇかと思えるくらいに何度も見てきたシチュエーションをあらためてラブコメにした作品(語弊がひどいんじゃ)。いや、エロ漫画に限らずとも、こうしたシチュエーションはさまざまな恋愛漫画で描かれてきたもので、ほんとのほんとに「今更これ1本で漫画描こうと思うかぁ?」という、令和感が1ミリも無いスタートである。ご多分に漏れず「もう、1話目でやりたいことだいたいやりきったやろ」というのが正直な感想で、ラストでエンドロールが流れた際には「ここで終わりにしたらいいショートアニメだったよな」と言うくらいの感じ。ここからどういじって1クール保たせるのかは本当に謎だが、まぁ、既に宇崎だろうが高木だろうが長瀞だろうが古見だろうが1クールどころじゃなく保ってるわけで、新たな参戦者・トモちゃんもきっと保つのだろう。そういうもんよ、ラブコメて。 個人的な不安感があるのは、相手サイドの男の設定。序盤からしばらくはマジモンのサイコパスなのかと思うくらいに「性」という概念が欠けており、別に現時点で男だと信じてるわけでもないのに思い切り尻を叩くのは流石にヤバい。健全な高校生男子であるなら、「そうか、この相手は女子だったのか」とどんな形であれ認識したなら、もうそこから接し方は変わるはずなのだ。これはもう、人類としては避けられない運命なのだ(私はそういう過激派です)。そしてなおイカれた話として、「こいつ、サイコパスなんかぁ」と思って見ていたらラスト付近でトモちゃんのおっぱいを見てしまった際には、なんとまぁ、普通の反応もするじゃないですか。そんだけ相手の女体を意識しつつ、それでいてケツを叩けるとするなら、サイコパスじゃなくて本当に「友達関係を維持し続ける」という鉄の信念を持った豪の者である可能性も出てきた。いや、そんなことをしても1ミリも得はしないと思うのでやっぱりおかしいのだが、よほど特殊な精神性を設定しない限りは、この男には説明がつかない。そこが一番怖い。 とはいえ、周りのキャラの配置はお馴染みながらも穏当なもので、特に悪友ポジの日高里菜は(式守さんの周りにおったろ、と思わなくもないが)いい配置。さらにたいちょー・種さんというやたらハイカロリーなギャルコンビも「女性として」トモちゃんにアクセスしてきた形になり、どっちかというと女×女の関係性にも伸びしろはあるのかもしれない。「自らの性を意識してしまった女の子」キャラはどこをどういじってもおいしいには違いないので、伝統的な設定の上で、どこまでプラスアルファが狙えるかが勝負の鍵だ。制作がLay-duceということもあり、おそらく品質に大きな問題はなさそう。飽きるまでは一応見守らせてもらおう。その上で、贔屓にしているNTR専門の同人絵師にロックオンされるのも期待しておこう(ワシの脳はもうダメなんじゃ)。
○「UniteUp!」 6 やぁ! 最近のCloverWorks作品はやたらと全肯定おじさんだよ! 今期のClover作品はこの男性アイドルものだ! 残念だね! とはいいつつも、やはり画の力は強いので今後が気になる作品なのは間違いないですね。実のところ、いつものように男性アイドルものとは知らずに試聴を始めており、適当に録画したレコーダーの番組欄にチラッと「アイドル」という説明が見えたから「アイドルものかぁ」と思いながら再生したらいきなりライブが始まり、「男やないかーい!」と少しがっかり。ライブ演出はそりゃぁ頑張っていたが、やはりCG作画は今どきそこまでびっくりするようなもんでもなく、「もうアイドルはいいよォ」と遠慮しようかと思っていたら「制作がCloverWorks」と表記され。「ほな観るやないか」と手のひらクルリである。 実際、ライブパートのCGはどうしても硬さが残るが、日常パートに入ってからの画面の強さはいつも通り。ほんと、いつの間にこんなに画面のパワーを保持できるスタジオになったんでしょうねぇ。今や京アニ・Clover・P.A.の三巨頭時代ですよね(個人の見解です)。そして、そんな作画力で描かれるアイドル物語も、今まで掃いて捨てるほどあったアイドルアニメとはちょっと違う導入からスタート。デビュー前から追いかける構成は男性女性問わずアイドルアニメなら定番ではあるのだが、アイドルへの憧れを前面に押し出すキャラではなく、あの噂に聞く「友達が勝手に応募して」のパターンである。それにしてもあのデブの手厚すぎる主人公フォローが、単なる友情を通り越してて色々怖い。いや、でもデブの期待に応えてアイドルになったわけやしな。エンディングで執拗に描かれた2人の幼馴染っぷりもなかなかにアツく、もうこのまま2人でアイドルやっちゃえよ、と思わないではないが……普通に考えると、主人公をデビューさせた時点でデブは満たされてしまっている気もするし、今後は事務所でのアイドル活動がメインになり、デブは二度とアニメに出てこなかったりするんだろうか? そんな悲しい献身あるか? 頑張れデブ。 とにかく、「アイドル」という存在自体をどう捉えているかというのが昨今のアイドルアニメの焦点であることは間違いない。それを奇妙な能力バトルみたいな文脈で落とし込んでカオスを巻き起こしたのが「シャインポスト」だったわけだが、さて、今作はどうなるものやら……ただ、背景を見ると「ソニー・ミュージックがお送りする多次元アイドルプロジェクト」とのことで、あんまり1つのユニットに焦点を絞らずにテーマが散逸してしまう懸念もあるのだけどね。是非とも、最後までデブが幸せでいられるストーリーになることを期待したい。 ちなみに作品の性質上、残念ながら女性キャラがほとんど登場しないのだが、唯一出てきた主人公のママンは割と可愛かった。声も気になる感じだったんで「誰やろ?」と思ってクレジットを見たらまさかの倉田雅世だった。いつぶりだ、名前見たの。あと、主人公のキャストが「チェンソーマン」のデンジ役だと知ってびっくり。なるほど、こっちの方面がナチュラルなお仕事な気がするわね。
○「イジらないで、長瀞さん 2nd Attack」 ― 宇崎が去って長瀞が来る、そういうローテ。あと、何故か知らんけど今作の放送時期には必ず「ヒロアカ」も放送しているという謎の(中の人)リンクがある。ヒロアカでデクがあんだけ大変な目に遭ってるというのに、こっちの連中ときたら……。 訳の分からんいちゃもんから入ってみたが、まぁ、あんまりいじりようがないので中の人ネタでお茶を濁すしかなかっただけだ。「長瀞さん、気づいたら自分がラムちゃんになってるなんて思ってなかったろうなぁ」とか。こうして見ると上坂の利用範囲、意外に広いな。 アニメ的なことに触れておくと、本作は2年ぶりの2クール目であるが、スタジオ・スタッフがほぼ総とっかえになったパターン。普通、スタジオの変更って言ったら割とおおごとなので原作ファンから賛があったり否があったり賛否があったりするわけだが、本作の場合、「まぁ、あんまり差は……」みたいな無難な進行なので、タイトルの割にあんまりイジりようがない。一応、OLMが制作で監督がウシロシンジということは「妖怪ウォッチ」の座組ということになるのだが……それでイジり方が増えるわけじゃないしなぁ。まぁ、シチュエーションコメディみたいなデザインは手慣れてるだろうし、1期と同様にそれなりに原作の魅力を維持した感じの仕上がりにはなるんじゃなかろうか。 あと、今更ながら「八重歯の部分を顔のパーツとして同じ色で処理する演出」がなんか気になる。「海外では八重歯は日本みたいな可愛らしさのアイコンになってなくて、単に汚く見える」みたいな話を聞いたことがあるんですが、海外配信で見てる人らはどう感じるんでしょうかね?
○「Buddy Daddies」 6 ハイ、どうも、P.A.WORKS大好きおじさんです。おじさんは前クールに久しぶりに大きな声でこの事実を叫ぶことが出来てとても嬉しかったですが、2クール連続という快挙を成し遂げることができるでしょうか? とりあえず初期配点はP.A.ボーナスみたいなところがないではないが、当然のように画面がかっちりしており、視聴に一切のストレスが無いという部分は素直に評価して良い部分だろう。タイトルに「Daddy」」とあるように今作では「父親役」というのがキーワードとなっているようで、物語の楽しさがうまいこと機能するかどうかは、きっと子供の出来不出来にかかっている(多分だよ、多分)。そうしてみれば、1話目で登場した幼女・ミリちゃんはたいそう可愛らしく描けており、少なくとも最初のハードルはクリアしているんじゃないかと思うわけだ。残る部分はまぁ、野郎2人のバディものなので、上手いことギャグとシリアスのバランスさえとっていただければ。 今作を見てる思い浮かぶのは当然「SPY×FAMILYに寄せてきてる?」という下世話な話だが、まぁ、アニメの制作期間を考えるなら「幼女可愛くてお父さん大変」という要素で売り出そうという方向性が(幾らかでも)被っているのは偶然ではあるだろう。何はともあれ子供を出しとけば成功するっていうのが業界の原則の1つなわけで、幼女を愛でるための作品が並び立つのは特におかしなことでもないはずだ。その上でアーニャがあの通りのクソ生意気変顔キャラであるのに対し、こちらは木野日菜ボイスも清々しい、真っ直ぐな幼女として描かれているのだから、その違いは一目瞭然であろう。全国の、私のように本来なら父親にくらいなってそうな世代なのに子供がいないマンは、代償行為としてこちらを愛でればいいのではなかろうか(自分で書いててとても寂しい)。 バディものの成功例でパッと思い浮かぶのはやはり「タイバニ」だと思うのだが、今作はタイバニほど露骨なバチバチ要素が無く、片方が世話焼きタイプなのであんまりそれぞれの個性がぶつかり合うが故の相互作用みたいなものはなさそうだが、1クールでまとめられる程度のお話なら、「なんとなく馬が合わない個性」でも問題はないだろう。どっちかってぇと、多分題材として合うかどうか怪しいのは「人殺しも平気でやるエージェントだけど子育て」という倫理面での問題かもしれない。あんだけギャグだということを全身全霊で伝えようとしていたSPY×FAMILYですら「ヨルが殺し屋で何人も殺しているのはどうなんだ」みたいな意見が出たりもするわけで、今作のように人を人とも思わないような殺戮劇を繰り広げる父親ってのは確かに不安ではある。でもまぁ、今作もどっちかって言うとドタバタギャグ寄りになりそうなんだよな。 できることならカラッと笑ってみられる作品になるといいなぁ。
○「東京リベンジャーズ 聖夜決戦編」 ― こちらは約1年半の休止を経ての2期目。まぁ、1期で人気が出た作品の対応としてはかなりフットワークの軽い方ではなかろうか。まぁ、今も人気があるかどうかは知らんが……。 1期が別におもんなかったので、続編になっても別にテンションは上がっていない。そして、本当にこれがタイムリープものであるとしたら、1期の時の人間関係とかの記憶が曖昧なので、複雑なプロットなどもう追うことは叶わないだろう。そういう意味ではもう「横目で見る」作品になってしまうわけだが……懸念点というか、言い方は悪いが「たかを括ってる」のは、「別に繊細なプロットとかなさそうだしなぁ」という予感。1期の時点で既にタイムリープもののプロットは半壊してるような状態だったし、根本的に面白みを感じられそうな要素がオミットされまくっていたので、多分記憶なんて大して無くても問題ないだろうし、問題があったとしたらむしろ歓迎すべきことだろう。 一応、2期スタートはかなり衝撃的なシーンからのスタートになっており、「変化した現代の武道を戻ってきた武道が確認する」というよく分からない構造まで入ってきた。直人との対話も引きは充分だし、ブランクを空けた後の一発目としては理想的なものになっているようには見える。ただ、これは風の噂に聞いただけだが、原作の方が案の定救いようのない終わり方を迎えたなんて話もあるので……アニメはどう決着をつけるつもりなんでしょうね。いや、そもそもこのタイトルだと多分今期では終わらんのだろうな。うーむ。
○「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」 4 記念すべき折り返し点となる8なろう目。「なろうアニメの折り返し点」とかいう地獄のような概念……。 一番の心配は「ろうきん」っていう略称がすげぇエゴサしづらそうだな、っていうこと。実際今ググったら案の定別な労金が出てきたし。これでアニメの影響で検索汚染されて今作がトップに出るようになったらそれはそれで末法だな、という感じもしますけどね。とにかく、そんな長くて覚える気が起きないようなファンダメンタルなろう。データをチェックすると開始時期は2015年と比較的古い作品のようで、導入が本当にレトロなろうだし(いや、死にかけた理由が斬新すぎてわろてもたけども)、「異世界に飛んだんだぁ」ということを実感するまでに割と筆を割いているあたりは、毎度のようにぼやいている「異世界転生の意味無いやんけ」という愚痴が無くなる設定なのでそこはちゃんとしてる。また、今作で新しいのは「異世界転生」ではなく「異世界と現実を自由に行き来できる能力」を手に入れたという部分で、主人公は早くも「現実世界の物品をそのまま持ち込めば商売になりそうだ」というところまでは思い至った。最近の作品だとそれすら面倒で異世界にAmazonで直接荷物を届けたりするらしいので、転移をするにしても色々と現実的な(?)ラインを想定して動くあたり、まだ良心が残ってる時代のなろうだなぁ、という感じはする。 ただ、だからと言って面白そうに見えたかと言われたら全くそんなことはなく、個人的にすげぇ勿体無いと思ったのは、「転移能力」と百歩譲って言語獲得までは今作の個性を出すための大事なツールではあろうが、なぜそこに「脅威的な治癒能力」とかいう余計な手心を加えたのかという部分。そういうことするから、「結局チートやんけ」という印象になってしまうのだ。これが本当にせこせこと物品を移動させて金を稼ぐだけの展開にしてくれれば、ドラクエ4における3章みたいな稀有な立ち位置になって面白さにつながった可能性もあるのだが……いや、でもまぁ、流石にこの設定で魔王軍と戦ったりはしなそうだから、そこら辺は注目してもいい……のかもしれない。どうだろう、戦うかな? 戦う気もするな。 ただまぁ、なんにせよ主人公のモチベにいまいちついていけないところがどうしてもネックになり、「こんだけの無茶な状況に現実的な蓄財計画で対応しようとしてますよ」ってのが面白さだとは思うのだが、「自分のチートに信頼が置けないから」というのがスタート地点であるなら、やっぱりいちいち転移なんかせずにどっちかの次元で堅実に生きた方がいいと思うんですけどね……なんでわざわざリスクがある方に進むのか、その辺は共感できないのでなんか気持ち悪い。なんとか、今後のビジョンでいくらか説得力を出してほしいもんである。 中の人は、「バーゼの中の人」もしくは「ひなたの中の人」、長江里加がいよいよ主演にまでのし上がってきた。いい具合に変な声なので嫌いじゃないんだ。
○「魔王学院の不適合者Ⅱ」 ― 7なろう目。ほんでな〜んも覚えとらん。 前作の放送が2020年ということでほんの3年前の作品のはずなのだが、その間に羽虫の大群のごとく大量のなろうが私の目の前を通り過ぎていったため、3年で何もかもが洗い流されてしまっている。あまりに記憶がはっきりしないために、主人公の声まで変わってしまったような気すらするわ(すっとぼけ)。……あの事件、からまだ3年経ってないんだ……。 というわけで、内容を覚えてないところに専門用語ゴリゴリでファン以外はお断りと言わんばかりの1話目。キャラが多すぎて誰がどこで何してるのかもさっぱり分からないし、この世界がどのようになりたち、主人公がそこで何をしてたのかも全く記憶がない。普通に考えればハイさよならで終いの作品ではあるのだが、悩ましいことに2期まで継続して作られるだけあり、アニメーションのクオリティは平均以上なんだ。製作スタッフもほぼ継続で、SILVER LINK&大沼さんの座組にしてはじゃぶじゃぶリソースを注いでいる様子。こういう状態は切るに切れないのでなぁ……まぁ、一応横目で見るくらいの接し方はしようと思っています。ヒロイン勢の可愛らしさが加速すればモチベーションもちょっと上がるかもしれないが……女の子も多すぎるんよなぁ。あ、スタート第一声がアスミスボイスだったのは嬉しかったです。
○「シュガーアップル・フェアリーテイル」 5 今期「おもしれー女」枠。否、少女漫画枠。最近はあんまり少女漫画のアニメ化が無いんだけど、代わりに別媒体からいかにも少女漫画っぽい作品が供給されるわね。 タイトルとアバンから「お菓子作りの甘々お伽噺かしらねぇ」とか思ってたら、案外ハードな世界観で笑っていいやら悪いやら。ちっちゃい生物を陵辱するシーンがやたら真に迫ってるってのは情操教育上あまり良くない気もするのだが、今作の世界において「人間と妖精の関係」ってのは一番重要なファクターであるので、1話目でその内実を赤裸々に見せる必要があったのは納得できる部分。今後もこの世界の妖精たちは酷い目に遭い続けるんでしょうか。フェ虐が捗るな……。いや、そういう作品じゃないとは思うのだけど。 そうして急に重たい設定がきて「こわっ」とは思ったものの、そこさえ飲み込んでしまえばあとはシンプルに少女漫画テイスト。おもしれーかどうかはまだ分からないヒロインが、ちょいと無鉄砲に生きにくい世界を突っ走る姿を活き活きと描くよ。種族差別はナイーヴな問題も孕んでいるが、そこをいかにさっぱりと、後味良く描けるかが課題ですかね。そのためには当然中心となる相手役のやさぐれイケメン妖精がどれだけ魅力的に見えるかが重要。壁ドン、顎クイ、なんでもいいからフル活用してヒロインを盛り立ててあげてほしい。「羽を取り返しゃ自由の身なんだから、あんだけ好きだらけの珍道中、すぐにでもヒロインを誅殺できそうだが……」とかいうことは考えちゃダメ。イケメンはそんなことしないから。 前クールの爆発作品が「虫かぶり姫」などの甘々タイトル揃いだったので、ちょいと刺激的な火遊び的少女漫画もまた良き。映像部分はスッキリしていて見やすいし、いかにもJ.C.STAFFらしい堅実な仕事ぶり。線の細いデザインなのでちょっとでも崩れちゃうと荒が目立つことになりそうなので、今後もあまり派手な作劇は求められていないが、いかに1話目のクオリティを維持できるかだ。 中の人に関しては、主人公役の貫井柚佳は今作が事実上の初主演となりそう(ゴクドルズのメインだったようだけど、ごめん正直覚えてない)。だいぶ前からいろんなところでちょくちょく見かける名前ではあったが、ようやく一歩、いい仕事が残せるかどうか。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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