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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 子安ボイスでそれっぽいことを言ってたらだいたい名言には聞こえるよな、第4話。そんでおじさん自身も決して悪い奴ではないしな。単に、致命的にどこかズレてる部分があるってだけでさ。

 ただ、今回の話を見ている限りではどっちかってぇとおじさんよりもたかふみの方が最悪なんじゃないかという気がしてきている。いうてもおじさんは異世界転生という極限状態(?)でのことだし、「容姿」という概念が本当に心底嫌になってしまうような世界でしばらく生活していたわけで、たとえエルフ娘がどんだけ美人だったとしても、ツンデレしてる様子が周りの連中と差別化できなかったら、そりゃ心の扉もフルオープンにはしにくいだろうよ。まぁ、仮にそうだとしてもあの打っても響かない感じは擁護できるもんではないが……一応は情状酌量の余地はある、というくらいの印象。

 対して、たかふみと藤宮さんの関係については、本当にただの「現代日本の幼馴染大学生」でしかない。しかも、たかふみはおじさんの映像を見て散々おじさんの非道をなじっている立場である。そんなお前が藤宮さんの扱いをちょっとでもミスっていいはずがないのである。そのくせあの態度。……なんなんだこいつ。藤宮さんの猛アタックに対し、「友達にこんな目を向けてはいけないと思っていたんだけど」のあたりで「あれ、ちゃんと人の心もあるんか」と見直したのに、そこからなんであれがああなってあの結末やねん。もう、藤宮さん側は準備できてるんだからさっさとゴールインすりゃいいのに。……結局、おじさんと同じ血が流れていることが確認できるだけなんだよなぁ。

 藤宮さん、アタック要素が結構大胆な割には変なところが繊細で可愛らしさがいちいち刺さる。幼馴染巨乳メガネみかこし大学生はそれだけでも役満な気がするんだけど、その上でツッコミも的確なのが良いですね。あと、普通のアニメだったらシャワーイベントなんてそのまんま素っ裸で邂逅しそうなものを、何故かしらんが彼シャツで防備したタイミングで遭遇する奥ゆかしさも大切です。彼シャツコーデ、あのおっぱいだからこそ輝くものだなぁ。そしてメガネをかけるタイミングも大事。なんだ、性癖の総合百貨店か。

 残念なことに、コロナの影響を被って今作はしばらく休止状態になってしまうという。まぁ、大人しくこれまでの藤宮さんを見直して次回を楽しみに待ちましょう。

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○「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ」 ―

 ごめんなさい、ウソつきました。こないだ「新番チェック終了」って書いてたんだけどまだ1本残ってました。よって正確には今期新番チェックは40本で、トータルの試聴本数は47本となります。まぁ、微差だよね。きっちりと自分の意志でレコーダーの予約設定をしているはずなのに、自分がどれだけのアニメを観ることになっているかすら把握できていない。それが私の業の深さです。

 いや、でもこのアニメにも責任あるやろ。なんでこんな中途半端な時期にスタートするんだよ。理由はよく分からんけども……もしかして古き良き角川枠なのかしら?

 幸いにして、いつ始まろうとも「あぁ、あったなこんなん」というくらいの印象は変わるものではなく、良くも悪くも落ち着いた滑り出しである。一応確認すると3期の放送が2020年の秋ということで、2年弱のブランクを挟んでの帰還。分割クールというには長過ぎるが、1期から数えて足掛け7年目となるプロジェクトである。これくらいの休止期間はもう驚くべきものでもないだろう。幸いにして、2期以降は監督もスタジオも固定しており今期は大きな変化もなさそうだし、安定した展開が望めるんじゃなかろうか。

 安定ってのが「良くも悪くも」になるかどうかはこれからだが、思い返してみれば確か3期はそれなりに楽しかったんじゃなかったっけ。タイトル詐欺状態であんまりダンジョンに言及せずに街中での人種問題のいざこざが中心的な話題だった気がするが、ダンジョンに潜らない=ヘスティア様の出番が増えるというなんともアンビバレントな好循環もあり、独立してみられるシーズンになっていた。ぶっちゃけ2期って何やってたかあんまり覚えてないんだけど、今期はどっち寄りになるんでしょうかね。「改めてダンジョン潜るわ」って宣言してたけども、それがつまらなくなる理由にはならない……と思う。ほら、パーティーが続々増えてきて、しかもそいつらがベル君に負けないようにそれぞれの特性を活かすための特訓をしているとかいう設定、実にジャンプ漫画的で燃えるじゃないですか。人数が増えたことを「わちゃわちゃしてみづらい」というマイナス要素にせず、なんとかその賑やかさ、バリエーションの豊富さをプラスに転じて武器としてほしいところである。

 ちなみに今回も紐神様はとても元気でした。やっぱヘスティアのおっぱいが理不尽なまでにブルンブルンしてるのを見るだけで「帰ってきたなぁ」と思えるのはいいところですよね(???)。あと、何気に今期は「主人公に惚れ込んでるエルフ娘な戸松」が2つ同時に存在しているという謎の奇跡も。こっちのエルフも報われないって意味では一緒だよなぁ……。

 

 

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 青と赤みたいな関係性、好きな人も多いんでしょうね……(鏡を見ながら)、第2話。もう既にいろんなところに地雷が仕込まれてますが、私は勇気を持ってちさ×かのの地雷原に突っ込んでいきたい。かのんはセンターとしていろんなことに気を配らなきゃいけなくて、道産子相手にも粉かけたりして大変だけど、最後には千砂都のところに戻ってくるって信じてる。

 今期もおそらく1キャラに2話の配分が基本になってくるだろう。1話目2話目はLiella!の現状を踏まえた上で、「一年生を加えた新生Liella!」をどう作っていくのかという課題の提示、そしてその第一歩となった道産子(きな子)の正式加入まで。過去の事例だと参加メンバーの人数が変わるとチーム名も変わる例があるが(桜高軽音部→放課後ティータイム etc.)、どうやらLiella!は5人だろうが6人だろうが9人だろうがLiella!のままのようである。ある程度実績を出しており、既に形のあるLiella!に新規で一年生が飛び込んでいくという構図は、なるほどなかなかにハードルが高い。かつての先輩たちが9人揃ってからチーム名を決定してたのとは様子が違うみたいだ。

 「一年生入りづらい問題」は結局抜本的な解決方法などなく、何かを犠牲にしなければ得られるものがないという結論。そこで今回は「少し内容を甘くしたら新人入れられるって思ったけど、そんなのって私たちの目指すものじゃないよねッ!」ってんで初志を思い出すという筋立て。ただ、恋が途中で言っていた通りに、Liella!の目標は何もラブライブ優勝だけではない。この学校にスクールアイドルの文化を定着させたいという動機だって立派に尊重されるべきであり、その考え方を優先するなら、勧誘に力を入れる方向での転換は別に間違ったものではないだろう。ただ、可可とすみれに限っては「優勝しなければいけない理由」があるのでそこらへんの認識にズレがあるのだが……まぁ、最終的には元に戻ったのだから結果オーライといったところか。これで少なくともきな子は魂のステージを共有するに至り、めでたく「新人勧誘」の第1歩は成功である。ほら、1人でも新人がいれば世代間の接続は不可能ではないから……いや、来年の新歓時期がかなり苦しくなるのは間違いないだろうけども。最悪、この「5人+新人1人」という6人Liella!でも1年間はやっていけるだろう。ラブライブ本戦に参加人数規定がないのはありがたいよね。

 とかいいつつ、最終的に9人になることはみんなわかってるわけだが……次にお当番が回ってくるのは赤でしょうかね。その流れから考えると赤→青→マニーの順かしら。マニー、あいつどこをどういじったら加入する流れになるんだよ。赤と青の関係性、なんだか本当に色々ややこしそうなのだが、もうオープニングやらエンディングやらの映像でゲップが出るくらいに徹底して絡んでおり、「そこのカップリングだけ流石に作り込みが過ぎるのでは?」と不安になるレベル。この不安は、キュアマカロンとキュアショコラが紹介された時に感じたものと同じだ…………つまりは…………病巣は相当根深いので、覚悟したほうがいい……。

 

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 冒頭、クリストファーのおはなし教室にルイーズみたいな声のシャドーがおったな、第3話。ちなみに当然だけどなんの伏線でもありません。

 大事な大事な「亡霊騒動」の顛末。ただ、残念ながらせっかくの大立ち回りなんだけどCloverWorksにしては作画がやや低調な気がする。いや、別に致命的な崩壊ポイントがあるわけじゃないんだが……原作の絵から思い描いていたこの騒動に比べると、あんまり動きが大きくなくて粛々と進む感じだったんでちょっと残念。オリバー君2号とエミリコのタッグ、もっとダイナミックな展開で見せられた部分だと思うし、特に双子あたりの顔の作画がなんかのっぺりしてて勿体無かったな。ほらぁ、原作読んでファンになっちゃうとこういう厄介なこと言い始めるやん。

 そんなわけで亡霊騒動である。もちろんあらゆる意味で非常に重要なシーンであり(今作に重要じゃないシーンなんてない気もするが)、あらゆるキャラクターの動きから目が離せない。冒頭、期待通りの絶望的なうめきを漏らしながら現れるローズマリーに始まり、主人公・エミリコのしゃきしゃきアクション、ここぞとばかりにテンションアゲアゲのオリー&オリバー。そしてやたらおっぱいが強調されてる気がした、オリーのサポート役ナンシー初の活躍(?)、ステゴロ最強のベンに加え、最後に登場して存在感を見せつけるバービーたち星つきの戦い。そして締めくくりは綺麗にシンメトリーで珈琲を叩き割る双子の顛末まで。やはり息つく間もない展開である。

 ただ、今回はそんな騒動の中にも当然アニオリが挟まれており、少しずつ全員の前に姿を現し始めるローブ様の影はここでもフォローされている。「梁の上で見ている」というよく分からない状況だったのだが、まー、能力の射程を考えれば原作では書かれていなかったけどもあの辺にいたとしてもおかしくはないのだろうか。今回はたまたま「見つかった方」の世界線で、原作はみんなそれどころじゃなかった世界線。何故かローブ様追跡部隊の1人にリッキーが任命されていたが、多分2クール目だけだと今後リッキーはあんまり活躍シーンがなさそうなのでこの辺りでちょいちょい顔出しとかないと忘れられそうよね。

 ちなみにほぼネタバレみたいな書き込みを遠慮なく続けていくと、ローブの「正体」は一応2通り考えられるのだが、今回は直接こびりつきを繰り出していたので、つまりはそういうことだろう。流石に「もう片方」は現段階でも生き人形たちの前に軽々に姿を現したりはしないだろう。一応、原作読んでても「こいつら、暗躍とか言って割とダイレクトに悪巧みつづけてたんだよな……」とは思っていたので、ここで見つかってしまうのはむしろ自然な流れだったといえるのかもしれない。ただ、ここまであからさまに「ローブ様=敵」っていう構図ができあがっちゃうと、いざとなればバーバラたちが家宅捜索に乗り出してローブを引き摺り出しちゃうっていう可能性もあったかもしれないけども……いや、バーバラはもう、この事件の後はそんなこと考える余裕ないから無理か。

 今回の個人的な好きポイントは、やっぱり双子が双子として喋ってる上に後ろにベル×2も控えてるっていうところ。普通のペアでも中の人は1人2役なのだが、双子に関してはイザベル+ミラベル+ベル×2で(一応は)4役である。……まぁ、そのうち少し楽になるからね……(超意味深)。

 

 

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○「最近雇ったメイドが怪しい」 5

 毎度変な時期にスタートする「ANiMAZiNG」枠での放送なのでだいぶ遅れてしまったが、ようやくこれにて今期アニメが出揃った(と思う)。今期新番チェックの本数は39本で、これに前クールから継続の7本を加えた46作品が今期視聴本数ということになる。「相変わらずひでぇ数だな」と思われるかもしれないが、一時期はマジで1シーズンに60本とかいう地獄みたいな荒業をこなしていたので、この本数もまだ良識的な数といえる(そうでもねぇよ)。コロナによる本数減少からは完全に回復しきったと見ていいが、業界全体は既に大不況を訴える状態になりつつあるようなので、ここからさらに本数がどのように増減していくかは引き続き注視が必要である。まぁ「配信は一切観ない」という私の視聴体制が既に時代遅れの極みなので、あまり参考になる数字ではないのかもしれないが。

 閑話休題、今作の内容の話に移ろう。とりあえず「金髪坊ちゃんと黒メイド」とかいうタイトルでもいい気がする。「ジャヒー様」と同じ作者の漫画作品ってことなのだが、どうにも褐色が好きすぎるようだね。褐色好きとかデコ好きとか、特定の嗜好に偏るクリエイターは独自世界が確立できると強いですね。あと状況がよくわかってないのだが、調べてみると「ジャヒー様」はまだ未完結で、なおかつ今作も掲載誌が同じガンガンJOKERであるらしい。ってことは2本同時連載ってことなのかしら? 軽めの作品なのかもしれないが結構凄いことだな。ちなみにアニメ放送枠もジャヒー様と同じ枠になっているので、なんか、そういう生産ラインが確立しているのかもしれない。

 内容はまさに「黒メイド」と同じ、メイドという大義名分を与えておいておねショタで好き放題やろうというタイプの作品。デザインもかなり似通っているというか、メイドもののスタンダードな気はするが、一応の個性は「坊ちゃんが無自覚直球しか投げないので互いにたじたじし合う」という部分だろうか。黒メイド・マリアさんのような一方的な攻めにならず、双方向イチャイチャを楽しむというのが主目的。これはこれで意義深くはあるが、まー、どこまでベタから脱却したプラスアルファが積み重ねられるかの勝負だろう。制作がSILVER LINK+湊未來というすげぇ「置きに来た」スタッフなのだが、幸いにして1話目の映像部分はくっきりはっきりとキャラデザが描けていて悪くない。まー、とりあえずおっぱいとホクロさえ描けていればそれでいいという話ではある。

 以下いつも通りの余談だが、メインキャストが早見沙織×高橋李依というタッグなので、いつも通りの脳みそが自動的に「まほプリやんけ」という答えを弾き出したのだが、さらにエンディング歌唱が堀江由衣だったせいで「まほプリやんけ!」となり、さらにさらに確認したら当然堀江由衣もメインキャストとして登場するようなので「まほプリやんけぇ!!!」となった。流石にこの三連星の配置はキュアップラパパな偶然ではない気がするのだが……作者がまほプリの大ファンとかいうオチはないか? 

 

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 最後のシーンで心臓キュッてなった、第5話。誰もが苦しみを抱えて生きている世界で、これは辛いね。

 実は今回一番嬉しかったのはチキナロの登場だったりする。こういうキャラが作品を跨いで(国境を跨いで)登場してくれると、絶妙な懐かしさを刺激されるのよね。前回のトゥスクル勢大集合はいうほど感慨がなかったんだけど、不思議なもんでチキナロ1人の方が「おぅ、懐かしい奴がおるなぁ」って気持ちになった。まー、オボロの様子とか見てても「お前何を偉そうに……」みたいな気持ちが先にくるからなぁ。オボロボロボロ。

 そして、そんなチキナロさんの持ち込んだお薬のおかげでアンジュが即回復ってんだから驚きである。いや、そんな簡単に治るようなもんだったのかよ。もうちょい早く治癒できてれば世情も変わってた気がするのだが、いろんなところが後手後手で残念無念。まー、トゥスクルはその国の名の由来を思えば薬学知識に長けた医療大国だと考えることもできるわけだけども。はっきりと国交があればよかったけど、クオンの立場がまだまだ複雑っぽいからなぁ……。まぁ、とにかくアンジュが復帰したのはおめでとうである。

 しかし、当然そうして渦中の重要人物が前に出てくることになれば、戦禍はより直接的に煽り立てられることになる。次なる難題はお国の堅物代表・ミカヅチさん。ぶっちゃけ敵側幹部のキャラとか性格はあんまり覚えてないのだが、仮面つけてる時点で面倒な奴なのは間違いないし、「姫殿下が偽モンだってのは全部わかってるけど、国のためを思えば本物のアンジュが泣き寝入りするのが一番丸い」という、正論だかどうだかもよく分からない理屈でオシュトルと対立することになったのがだいぶ厄介。まだ幼い姫さんからするとこの展開はかなりショックなんじゃなかろうか。そういやかつて部下に散々に裏切られた上に救われなかった悲劇のヒロイン・クーヤさんっていうのもいたよなぁ……できることなら、アンジュにはあんな悲劇は繰り返してほしくないが……でも、今回のラストを見てると「ハクが嘘ついてんのは間違いないからミカヅチ側にも大義名分できちゃったよなぁ」っていう懊悩もあるし……ほんと、罪作りなことをしてくれたもんやなぁ……。

 追伸:いっつも張り詰めた緊張の中で生きているハクが唯一くつろげるのがウルゥルとサラァナと過ごしてる時間なのだが、ふと「これ、さくら君ともじゃ先輩の濃厚な絡みじゃん……」って気づいてちょっと面白かった。

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 結局この世界の人間は一番星たちのことをどう認識してるんだろう、第3話。入れ替わってること自体は全く抵抗なく受け入れられてんだよね。今回遊廓の連中が一番星のことを「一番星」って呼んでたのは、近藤勇として認識した上で「2代目近藤さんとしての一番星」と呼んでいたのか、それともそういう事情も全然知らずに、単にどこかから来た妙な若者・一番星を呼んでいたのか。

 ワカンねぇのは新撰組という組織自体がどれくらいの規模で動いてるかってことなのよね。冒頭で藤堂が一番星を斬ろうとした時、周りからは「もうこいつが近藤勇として認識されてるから殺すと面倒じゃね?」って言われてたんだけど、やっぱり「一番星=近藤」の図式が出来上がってるってことでいいのかしら? でも、だとしたら元祖近藤さんは周りからどう認識されてるんだろう。現状、新撰組の周りにいる連中は「近藤勇のことは知ってるんだけど、それは一番星のことだと思っている」というよく分からん状況になってるんだよな……もしかして、先の全滅騒動の時に組織の内部がまるまる崩壊して全部の人員が新規採用になってるってことなのかしら? だとしたら藤堂は大変ってレベルじゃねぇな。

 さておき、今回は前回の朔夜の一件が片付いたような、そうでもないような状況下で次の事件へ。とりあえず朔夜は過去に所属していた組織からの足抜けに抵抗は無いようで、前回あれだけ激戦を繰り広げていた声の小さい刺客については、一番星乱入のどさくさを利用して瞬殺。今後も追われる身には変わらないはずだが、本人はどこ吹く風だ。まー、元々あんまり自分の生き死ににすらこだわりのない男のようだし、新たに与えられた職務を全うすることしか考えていないのだろう。ただ、そんな朔夜の過去を知った一番星が改めて不信感を抱き、組織内は(元々大してまとまってないが)ガタガタになっている。

 んで、そんな朔夜は置いといて今回は一応アキラのお話だろうか。どうやらまだか弱かったアキラは過去にレイプまがいの事件の被害者になりかけており、そん時に相手の男を惨殺したことが全てのきっかけであるらしい。レイプ事件から死罪確定までは割と時間的な開きはある気がするのだが(流石に鍛錬して強くなる時間は必要だろう)、その間に最初の殺人の罪は不問だったのか、逃げ続けていたのか。なんにせよ、彼女も間違いなく人殺しの罪人ではある。今回はニセ桂のキャラが綺麗にアキラの憎むべき犯人像と重なっていたので抵抗もなかったようだが、信念を持って刀を振っているのは間違いないため、彼女のイデオロギーが新撰組の御旗と袂を分つ場合には面倒もありそうだ。沖田総司は彼女の背中を押す役割を担ってくれるだろうか。

 そのほかの連中は今回ツーマンセルでの行動がベースになっており、一応それぞれに特性は発揮している。坊主と医者のコンビはイロモノ臭が強いために分かりやすいのが、ガンナーとタンク(?)のコンビはまだ個性が見えにくい。いや、外見の個性は一番際立ってるレベルではあるのだが、特にデブの方は何が楽しくてなんのためにくっついて歩いてるのかがよく分からんのよね。1人1人の掘り下げはじっくり見たいところだが、今回のアキラの掘り下げくらいのレベルで終わっちゃうとちょっと物足りないなぁ。

 なんにせよチームものなので話数と構成はどうしたって窮屈にはなるかね。次回は多分ガンナー(逆太郎)かタンク(某)のお話につながりそう。ぜひ、濃いやつ頼むわ。

 

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 夜と朝の邂逅、第3話。何回でも言うけど、やっぱり綺麗な作品。色彩のエッジの効かせ方はマジで初期の新房作品を彷彿させる。思い返せば私が新房さんに惚れ込んだのは陰影際立つ「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」だったし、その次に話題になったのは、奇しくも今作と同じく吸血鬼の少女を主人公にした「月詠」だった。もしかしたら板村さんもあの当時の色彩設定とかライティングを参考にしてる部分があるのかもしれない。

 新キャラ・アキラちゃん登場。前回の登場時点で「きゃー! CV花守ゆみりの新キャラよー! 素敵―!」ってなってたけど、期待を裏切らず、的確に良いキャラであった(ナズナちゃんとのバランスを取るためかおっぱいはやや大きめである)。先に中の人談義を消化してしまうと、女子高生のキャラだけど音域はやや低め。その上で回想シーンだと「声がそこまで高くない女子だけど幼女だからいくらか高い」という絶妙のラインを作る演技プランがお見事。「なでしこより低め」っていう線引きが綺麗。そして大人になると、花守流の程よい息の抜き方、気怠げな印象が今作の「夜」性に違和感なく溶け込んでいる。

 とはいえ、彼女のフルネームは「朝井アキラ」であり、ネーミングからもはっきりと「朝の使者」であることが分かる。ナズナちゃんという「夜の死者」によって「夜ふかし」の世界に誘われたコウだったが、そんな彼がアキラに再会したのは早朝4時。当人たちが「深夜」「早朝」と意見が分かれたことからも分かる通り、(季節によってだいぶ違うが)朝とも夜ともつかない狭間の時間。この宵闇と朝ぼらけの溶け合ったような時間のえも言われぬ不思議な感覚が、今作独自の色彩感覚でなんとも幻惑的に描かれている。今作で「朝」の要素が出てきたのはこれが初めてで、改めて「吸血鬼の夜」「人間の朝」という区分がはっきり示され、その間をふらふらしているコウはまるで不思議の国のアリスのようである。

 こうしてみると「異界から来たようなとんでもヒロインに巻き込まれ、惹かれていく主人公」って構図は「だがしかし」の再定義なんだよな。あっちは世間離れした駄菓子クイーン・ほたるさんによって非現実に引き込まれるのを幼なじみのサヤちゃんが必死に引き留める構図だったが、今回は「夜」のナズナさんに惹かれようと努力する(?)コウをアキラちゃんが止めている。アキラちゃんはあんまり「朝」を象徴するような明るさを見せてはいないのだが、いきなり太陽サンサンな眩しい光に照らされるよりも、こうしてじわじわと「人の世」が見える方がこの作品らしい玄妙さに通じる。コウの物言いからして、アキラちゃんにもしばらく会わない間のなんらかの事情もあるみたいだし。しばらくはこのダブルヒロインで回してもらえるんでしょうかね。もっとヒロイン2人の掛け合いも見てみたいね。

 「朝と夜が交わる時間」ってのも、今作で取り上げる「妙なワクワク」の一例ではなかろうか。かくいう私も今作のコウとは事情は違うが、基本的に寝るのが下手で幼少期から不眠には悩まされ続けている身。そんな人間が「寝なくても良いんだ」と心の開放感が得られたのは、義務教育も高校生も終えて、自由すぎる大学生の身になってからのことだった。仕事もねェ、学校もねェというあまりに世間の時間にとらわれないニートもどきにとって、出歩く人間のいない夜の時間は特別なひととき。そこから朝につなげて「この接点は俺だけがみているのだ」というよく分からない達成感にも繋がるのである。……まぁ、今になって思えば「生活リズム、大事にしろよ」としか言えないのだが……。

 

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 ドルオタっておっかないんだな……第2話。後方彼氏ヅラは聞いたことあったけど、後方マネージャーヅラというか、後方批評家ヅラというか……料理漫画とかで突如現れるよく分かんない審査員軍団みたいな奴だ。

 これ、ありそうで今までになくて、我々が見たかったタイプのアイドルアニメなんじゃなかろうか(主語が大きいのは仕様です)。アイドル運営をマネージャー視点で描き、輝くものを持っているアイドルの卵に対し、どこぞの孔明のごとき軍略を授けて才能を開花させていくというサクセスストーリー。アイドル運営なんてものは形のある困難やその対策が見えにくいのでなかなかそうしたフォーマットに乗せづらいジャンルだったとは思うのだが、少なくとも今作2話目については「私が策を授けましょう」という軍師ムーブがそれなりに説得力を持って機能しているように見える。その上で、マネージャーが策を打つ大前提には「アイドル本人が才能を持ち輝いていること」があるため、最終的には個々のキャラの魅力に還元させる用意も出来ている。「このアイドルの魅力ってなんなんだい?」って話が視聴者目線でも気になるように作られていれば、あとは餌を引っ掛けた魚を釣り上げるばかり。新人アイドルの導入プランとしてはかなり抜け目ないデザインになってるんじゃなかろうか。

 そうしてメインユニット「TiNgS」の魅力を掘り下げていくわけだが、今回はそれぞれの性格面について改めて違いや長所、短所についても確認している。意外だったのは一番ヘンテコポジションになったおっとり(杏夏)がアイドルとしての実力は一番安定していたという部分。ぱっと見の印象だとあんまり前に出てこず、時に主張が弱すぎて舞台で輝けないタイプのキャラかと思ってたのだが……なんと真反対で「神経ごんぶと、面の皮が厚すぎて新人らしさすら危うい」というとんでもキャラだった。対して、ギャーギャーと騒がしい金髪ツインテ(理王)はイメージに近いキャラだが、天真爛漫なバカというわけではなく、なんなら3人の中で一番闇が深そうだったというのでこちらもギャップがある。あんだけ大見得きっといて、あっさりとマネージャーから「実力が一番劣る」とか看破されちゃってる時点で立つ瀬がない。普通だったら主人公に配置されそうな「がむしゃら努力ポジ」にツインテが割り当てられるという、これまた変則構造。

 それなら肝心の主人公はどうなのかというと、なんとこちらは「良すぎる観察眼」という、一応主人公らしいチートスキルを与えられながら、そのスキルのせいで3人の実力差に翻弄されて真価を発揮できなかったという面倒臭い設定になっている。一番能天気な元気キャラだと思われていた春がまさかの調整ポジ。まぁ、アイドルのセンターってのは大なり小なりまとめ役にならなきゃいけないはずなのだが、過去のアイドルアニメを見ると、ほとんどの場合は「天性のカリスマでメンバーに背中を見せて引っ張っていく」キャラが多かったので、こういう気苦労の多い「統括」側の設定というのは案外珍しい。春の突き抜けた明るさはそうした気苦労を隠すためなのか、それとも天性の明るさは疑いなく本物で、それを発揮するための最後の枷が外れた状態なのか。なんにせよここから彼女たちがどんな牙を剥くことになるのかは非常に気になる。

 あと、サブのアイドルチームもやたらにキャラが濃い。ちらほらキャストに棒が混じってるのは残念なところだが、変なキャラの変な圧力のかけ具合は面白い。さて、どんだけ振れ幅のある作品になるかな?

 

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