最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
くま茶、第10話。何が何だか分からない世界だが、まぁ、マルテが飲んでるならしょうがないかな……。 さて、ここ2話くらいで一気にセカイ系な雰囲気が増してきた本作だが、セカイ感が出て来れば、当然それをぶっ壊す展開になる。これが10話目の展開というのは至極真っ当なものだ。……と感じるのは1クール無茶苦茶アニメに調教されすぎなんでしょうかね。ついにエクアの口から語られた逃がし屋の真実。それは依頼先となっていた「M」の正体の話であり、これまでの逃がし屋稼業で使ってきたあれこれの話であり、そしてエクアの能力・フェイタルラックの話でもある。全ては超越存在が仕組んでいたことであり、エクアはその中で駒のように使われていただけ。でも、「何故逃がし屋をやっていたのか」という部分だけはエクアの本心なので、その1点だけで、ガラガラと崩壊した世界の中でエクアはエクアたりえている。しかしそんな人間性を除けば、これまでみんなしておちゃらけ笑顔でヤベェことをホイホイこなせていたのは全部神の御業。それを取り上げられたら、急激にシリアス度数が高まり一切のギャグがなくなるのも仕方のない話である。 万能と思えたフェイタルラックについては、「とにかく運がいい」とかいう能力ではなくて「数秒先の未来が見えていた」という説明がなされたが、まぁ、どっちにしろ世界の条理を曲げる力には違いない。一応真面目に考えてみると、これまで何度も何度も行われたゲートコードの切断みたいな状況下では、エクアは「答えを知らずに適当に切った」ではなく、「とりあえず切ってみて間違った未来だったらキャンセルできた」ということになる。具体的に彼女からどう見えていたかは分からないが、例えるなら「十二大戦」のネズミみたいな能力をいっぺんに処理してたビジョンなんだろうか。例えば今回は「8本のコードのうち1本が正解」だったが、端から切っていく未来を探り、当たりを引くまでそれを繰り返す感じ。……まぁ、よく分からんがそういう使い方だったのだろう。なんにせよ、それは「未来が分かる超越存在」がいなければ貸与だってされないわけで、ザ・マネージャーは確実に「未来を見せるくらいのこと」ができるってことだ。現実世界であると仮定すればそれは不可能であり、この世界はなんらかのシステムにより監視・操作された一定秩序の中の「閉じた世界」であると考えるのが自然。まぁ、ラプラスの悪魔であれば現実世界でも同じことはできるが……どうも作品の空気からしてそういう方向性ではなく、何かエクア達の世界には「制御可能なツマミ」が付いてる感じがあるのよね。 今回のお話で疑問が残ったのは2つ。1つは、お茶の水脱出に際してのエクアのコード切断の結末。結果的に秋葉原にいたのだからあの選択は1/8を成功させたとみるのが自然なのだが、それが偶然だったのか、なんらかの理由があったのかが分からない。そしてもし偶然だとしたら、何故そのようなシーンが入るのかも分からない。普通に考えると、「エクアは完全に能力を失った」ことを見せるなら偶然コードを選べたのはノイズでしかないわけで、今回わざわざあのシーンでコードを切らせたのは、彼女の中にザ・マネージャー以外の超越存在の意志が介入しているか、もしくはザ・マネージャーはやっぱり彼女の能力を剥奪していなかったかのどちらかである。少なくとも今週のラストまでにそうした展開の片鱗が見当たらなかったのだが、果たしてどういう展開になるのか。 そしてもう1つの分からなかったこと……というか深読みできそうなポイントは、冒頭のスマホを落としてマルテとごっつんこしたシーン。よくあるアニメ的な展開なら、あのシーンでマルテと人格が入れ替わりそうだと思ったのだがそんなこともなかった。あれは単に「エクアのフェイタルラックがなくなったので、マルテと頭ぶつけちゃったんだよ」というだけのシーンなのだろうか? それにしちゃぁなんか思わせぶりだった気もするし、フェイタルラックの喪失は他のシーンでも散々言及されてるので、わざわざあそこで描く必要もなかった気がするのだが。マルテとぶつかったことがプラスかマイナスかどっちかは分からんが、ザ・マネージャーの意図を越えるなんらかの偶発的展開に繋がったらちょっと面白そう。こっそりエクアの脳内にノーパン派議員だけ移り住んだりしてないかな……。
PR 遊佐浩二やんけぇ! 第10話。すでに7話の時に言ってた通り、やっぱ京都人といえば遊佐浩二になるんですよ。あと小岩井ことりもがっつりキャスティングされてるのもポイント。京都声優大集合作品の看板に偽り無しや(いつ掲げた?)。 だいぶ暑くなってきたこの時期だが作中ではお正月。ただし、だからって晴れがましいドンチャン騒ぎが起こるでもなく、ひっそりと年を越し、ちょっとだけ福を祈るくらいがこの作品にはちょうど良い。まー、実際はちょっと足を伸ばして八坂さんとかにいくとエラいことになってるはずだが……緑松も一応下鴨神社が近いのでそれなりに賑わってもおかしくないが、京都の老舗なので時流に揉まれずがっつりと正月はおやすみするのだろう。正直、私も「正月3が日くらい世間は休めよ」と思ってる古いタイプの人間なので、この姿勢はとても肌に合う。もうなんなら初詣に行く必要すらないで。まぁ、和たちは簡単にお参りはしてたけども。……やっぱり境内の様子を見ると田中神社っぽいんだよなぁ……緑松の所在地が仮に緑寿庵のあたりだとすると、ストレートに考えりゃ吉田神社の方が近いのだが……節分祭の時に本腰入れて行くんでしょうかね。 というわけでAパートはお正月の話だったが、新鮮だったのは紹介されたお菓子の中身だろうか。そうかぁ、和菓子ってゴボウなんてのも使うのね……普段ほとんど接点が無いので全然知らんかった。「ちょっと食べてみたいな」とも思ったのだが、お正月の縁起もんだとしたら流石にこの時期は売ってないかなぁ。 Bパートは「梅」を中心とした新旧小梅ちゃんのお話。この世界はプリキュアも和菓子モチーフだそうだが、「ピンクの子は和菓子が得意」ってことは、もしかしてキャラによってお菓子の国籍が違うんだろうか? ……和食・洋食・中華……どっかで見たことがある配置だが……いや、流石にお菓子モチーフだったらセンターは洋菓子にしとけよ。ホイップにしとけよ。召し上がれよ。まぁ、必殺技で「ヘル」とか言ってる時点できっとプリキュアとは違う制作理念の作品なのだろう。 そんなアニメの話はどうでもよくて、これまでこっそり画面の端とかに写っていた「緑松の最後の1人」、お鶴さんにようやくスポットが当たったお話。変なおばあちゃんキャラだと思ってたら、なかなか刺激的な過去を抱えていましたね。この店の爺さん婆さんは、みんなして若い頃の経歴が充実してるんだよなぁ。もしかしたら一番薄いのが親父さんだったりしてな……。和も老後に孫達に自慢できる人生を送ってほしいですね。小学生にお年玉が出せるくらいにはね……。でもさ、あげる立場になって初めて分かるけどさ……お年玉って毎年出してると少しずつプレッシャーが上がっていくのほんとイヤ。来年はいくらぐらい用意せなあかんのかなぁ……。(なんだこのアニメ感想)
古谷徹ボイスで「アテナの意向に従うまでだ」とか言われたらまた別のキャラになるやんけ、第10話。もしかして「アムロレイヤ」の最後の「イヤ」の部分だけ別なキャラ由来の可能性が微レ存? 今週も中の人ネタから入りましたが、しょうがないじゃんね、ほんとに今作はキャストがゴリゴリに濃くて、その辺を歩いてるモブ女子にもなんか知らんが耳が向いてしまうのである。イヴが一緒に遊んだパンピーコンビ、やたらアイドル要素が高い2人で笑ってしまうわ(ハロハピ&虹ヶ咲だからな)。加えて「先週は御坂をやっつけて、今週は黒子と戦うのかよwww」なんてネタポイントもあったりして、本当に使える弾は全部使う気概でのキャスト配置。こんだけやってなんとなくで終わってしまったら本当に「無駄遣い」と揶揄されかねないのだが……このまんまなんとなく終わりそうだよなぁ……(流れ的に、先週出てきたサトリナ、もう出てこないんじゃないか?)。 日本編をどういう流れで持っていくのかというのは2週前くらいから気にしていたことなのだが、これがまー、見事にわちゃわちゃしておる。先週時点では「葵と同じ高校に入ったし、そこから葵と抜きつ抜かれつでいちゃいちゃするのかしら?」とか思ってたのに、当の葵は「イヴが日本に来たってことは、もう放っておいても逃げ出せねーだろ、試合はゆっくり後からでいいやぁ」くらいのスタンス。かつてあれだけイヴとの試合を切望していたお嬢はどこへ行ってしまったんだろう。まー、ホームグラウンドに場所を移したし、平和な日本国内だったらそんなにカッカせんでもそのうち遊べるっていう安心感もあるのだろうが……残念ながらこれまで常在戦場で平穏とは無縁の生活をしてきたイヴにはそんな感覚はわからんのだよな。……とか思ってたのに、そのイヴも時間を持て余した結果が「女子高生ナンパからの街ブラ」というよくわからんプランだったし。こいつら、本当に何がやりたいんだろう。 ゴルフの展開もカオスの度合いは増しており、バリバリのプロゴルファー猿だったところが、いつの間にやら自然にライジングインパクトに着地したっぽい。シャイニングロードはパットメインの選手だったら当たり前のように持っているものなのだろうか。さらに五感を寸断する能力者も現れ、これまでとは違った方向でのカオス具合は増している(ゴルフのプレイ中に味覚を遮断されても関係ないやんけ)。葵達と同じ学校の部長さんあたりは意味もなく強キャラオーラを出しており、「まぁ葵の関係者なら肩を並べるくらい強くないと困るかぁ」と無理やり納得したんだが、そんな連中が大会に出るわけで、そりゃライバルだって同じくらいふざけた強さを持ってないとお話が成立しないんだよな。……もしかして、日本って超絶ゴルフレベルが高くてローズとかヴィペールって世界基準だと雑魚だった可能性ってあります? ……流石にそんなことはないと思うのだが……ここからどんなスタンドバトルに突入するのか、我々は指をくわえて見守るしかないぜ。
いとこ煮っていう名前を初めて知ったわ、第10話。調べてみたら郷土料理だから地方によって内容も千差万別っぽいのだが、小豆とかぼちゃの取り合わせは奈良県、福岡県とのこと(ソースはWiki)。はたして響はどこの出身なんでしょうかね。 今回は、今作の真骨頂とも言える「ミュージカル構造がカオス」な特徴がフル回転したお話。シナリオだけをみたらすげぇ普通なんだよ。一応中心に来ていたのは響で、元々引っ込み思案で自分に言い訳の多かった彼女が一念発起して上京してヒーラーとなり、今回もイベントのセンターに立候補。立派に独り立ちした姿を見せてくれるようになりましたよ、という成長譚が中心にあり、それをハロウィンのお祭りが彩っている。しかし、そうした「ふつーにいい話」を描くにあたり、やたらに複雑な構成を組み上げているのが油断のならないところ。 前半パートで複雑なのは「時間」だ。過去のエピソードから「響の実家のお話」、そして「葵さんの留学話」と2つの要素を伏線に使用し、確実に積み上げてきた世界の厚みが感じられるのがファンとしては嬉しい。まさか、あの謎のフォルムの巨岩(奇岩?)山が再び登場するとは思ってもみなかったわ。そして、これまでのお話の積み重ねで描く「響の始まりの物語」が、現在と回想を何度も行き来することによって描かれていく。時系列のスイッチにかなり手が込んでいて、示唆的なスイッチングになることもあれば、唐突に時間が飛ぶこともある。しかも単なる「過去と現在」の2元中継ですらなく、「響の実家での様子」も幼少期とそれなりに大きくなってからが入り混じるし、「現在」パートも門の前で葵さんと話してるシーン、そして医院の中でかな達と対話したり、飯食ったりするシーンが入り混じる。なんとも複雑怪奇な時間の飛び方をするのだ。その上で、「今はいつなんだ?」ということが別段ややこしくもなっておらず、時間をかけて組み上げられた響の人物像はスッと入ってくるようにできている。1秒たりとも飽きさせまいとするサービス精神が凄まじい。 そしてBパートはハロウィンのお話に移ってくるが、こちらで複雑なのはまさに今作ならでは、「ミュージカル」である。それが明確に表れて笑ってしまったのは買い出しソングの時。歌い出しはお菓子を買いに行くかなからなのだが、すぐに「かなの記憶の中の玲美」が歌に割って入り、「たこやきでも悪くはないけど……」とツッコミを入れてくる。つまり、我々視聴者には1曲のまとまったミュージカル歌劇に見えているあの歌は、実は過去と現在を行ったり来たりしながら紡がれたものなのだ。さらにかなの歌は別な場所で買い物している「現在の玲美」へと移り、玲美の方は「かなはこんなことを言っているんじゃないかしら」と歌う。つまり、当人同士は別に「一緒に歌ってる」認識じゃないはずなのに歌が繋がる。そうして時間も場所も乗り越えて飛び回っていた歌が、最終的には3人が集まってゴールインすることでまとめ上げられる。まさに「アニメの構成そのものを舞台としたミュージカル」なのだ。これまで、「世界に当たり前のように歌がある」というこの世界における歌の実存性みたいなものにやたら注目していたのだが、今回はそうした視点すら飛び越えて、歌が世界を規定し始めた。 そうして「歌さえ画面に流れ続けてれば何をしてもええねん」という割り切りがハロウィンパーティーの本番へとつながり、あとはもう、周りの人も巻き込んでの壮大な歌劇へ拡大し続ける。ついにばーちゃんまで歌い始めたし、みんなしてやっぱりそういう仕事を任されてるだけあって歌がうまい。今回は参加人数の多さもあってか、今までで一番聞き応えのある楽曲になってたんじゃなかろうか。メインの3人、改めて当たり前のことだけど歌上手いんだよな。 全ては歌によってまとめ上げられる。そうして圧倒的な信頼と畏敬を歌に持たせたところで、残酷なことにすぐにその定理すら捻じ曲げてきやがる。どうやら、響を中心とした歌には、何か瑕疵があったようで……「歌の力を理解せずに歌うとは怖いもの」と烏丸センセがやたら意味深なことを漏らしてました。まー、一応は「医学」であり「科学」らしいので、テンションに任せて好き放題歌うと問題もあるんでしょうかねぇ。ま、先生の様子を見る限りではそこまでシリアスなことにはならないと思うけども……C級とやらを受験して、3人は新たな壁にぶつかるんでしょうか。話数を考えれば新たな壁が最後の壁かな? 今作に求められるのは突き抜けハッピーエンドだけやで。
なるほど、ごせんぞが動物園に来てなかったのはそういうわけか……第8話。きちんと原作で分からなかったところを補完してくれるアニメ版、推せますね。……まぁ、別に追加情報は何もないのだけども……。 待ちに待った動物園編。何が待ちに待ったかというと、大きく2つの要因があるのです。1つは、なんと言ってもリコくん本格始動のお話である。メインキャラの絡みが濃密であればあるほど、追加キャラってのは立場が難しくなってしまい、元々面白い漫画作品の展開ってのは難しくなるものだが、こんだけシャミモモの関係性が不動であるにも関わらず、今作はきちんと追加キャラの存在感があり、スルリと入り込んでただでは済まないレベルのダメージを与えてくれる。正直、リコくんのインパクトはミカンの加入時よりもさらに大きなもので、見た目にも愛らしいキャラ造形に本作でも屈指の毒を吐く性格がベストマッチ。アニメ版ではさらにCV伊藤彩沙というボーナスもあり、完成度はもひとつ上のレベルへ。モフモフが感じられる尻尾の細やかな動きも良いですね(尻尾の動きは、シャミ子の時点で完成してましたからね)。そして、そんなリコくんの奔放さは良くも悪くも周りを引っ掻き回す。動物園エピソードはそれが実によく分かる展開で、桃との関係性、そして彼女が何を目的に生きているかというイデオロギーの問題、さらにさらにはちょっと匂わせる彼女の過去の境遇に至るまで、この短いお話の中にリコくんのキャラクターがぎゅっと押し込まれているのである。いい時間になりましたな。 個人的に嬉しかったのは、やはりシャミ子変身後の声の扱いだろうか。一時的ではあったが、「シャミ子(小原好美)の声真似をする伊藤彩沙」という立ち回りは永久保存版ですよ。しかもこれがまた上手いのよな。彩沙が器用な子だってのは繰り返し繰り返し褒めてる部分なのだが、こういう芸がスッと披露できるあたりに彼女のポテンシャルが際立っている。前から言ってるけど、彩沙は将来的にポスト久川綾のポジションに居着いてほしい。関西キャラならとりあえず使う、くらいの重用があってもいいと思うの。 閑話休題、そうしてリコくん周りをひとしきり褒めたわけだが、もう1つ動物園編が楽しい理由があり、それはいよいよもって「桃が本気で振り回されるお話」だから。これまでも桃はいろんな意味でピンチになったり困ったりという展開があったが、それでも主に相手取っているシャミ子には悪意も他意もなく、いわば「2人して困ってる」状態だった、しかし、リコくんの参戦により明確に桃に「苦手な存在」が生まれ、攻められてタジタジになる桃が描かれるようになっている。そうして桃が追い詰められると彼女の生来の柔らかい部分というか、弱い部分も浮き彫りになっていき、結果的に……シャミ子との関係性に逃げるのである。そう、いわば「他所からつつかれると意外とデレる」のだ。そうして外圧によるシャミ桃促進が最大の狙い。はたから見れば気持ち悪いくらいのシャミ子フォロワーである桃の甲斐甲斐しい様子、やっぱり今作では一番見たいところですのでね。そのためにも、リコくんにはもっともっと頑張ってもらわにゃ。 さりげない中にも大胆に伏線やシナリオの核心が盛り込まれてるのも油断ならない部分で、ユルい見た目に反して、結構いろんな要素が今回も積み上げられてましたしな。いや、小倉しおんの話ではなくて……。 兄弟姉妹って、似てるんだけど似ないで育つんですよね、第9話。遺伝子レベルで言えば根底の部分は似てるんだろうけど、やはり立場が人を育むからなんでしょうね、上の兄弟と下の兄弟って、性格変わるんですよ。往々にして上の方が性格が社交的になる傾向がある気がしますね。ちなみに私には兄が1人いるんですが、そいつはコミュ強だし、酒好きのアウトドア好きです。あとは分かるな? というわけで、前回の引きから親父さんとバトる話になるかと思いきや、むしろメインは妹さんの方であった。いや、親父さんとのバトルもあったことはあったが、割とあっさり不動が帳尻を合わせてしまったので案外丸く収まったのよね。どう考えても嫁入り前の娘の部屋に男が1人転がり込んでたんだから親父さんはもっと騒いでもおかしくないはずなのだが(デス美さんも2人が付き合ってる空気を隠す気なさそうだしよ)、これも不動の持つ人間性のおかげなのだろうか。ゲッコーマスク以外の小細工はほぼ無しの状態で、真正面から親父さんとコミュニケーション取ってたらすんなりと認められてしまった。まぁ、古い考え方の親父さんに対し、真実一路の真っ直ぐキャラ不動なら案外相性はいいのかもしれないね。親父さんのいう「負けの美学」についても、「負かす方」からの視点ではあるが想いを共有することに成功している。そりゃま、戦隊ヒーローだって相手が本気でぶつかって、本気で弾け飛んでくれる方が気持ちがいいのは事実だろうよ。ただ、この世界におけるヒーローと戦闘員の関係がそれでいいのかって話ではあるのだが……。 そうなんだよ、親父さんの持つ理念がよくわからんのだよ。本気でゲッコーが世界征服を成し遂げると信じて疑わず、本気でジェラード5のことは嫌っているはずなのに、何故か自分の人生を「打倒」の方ではなく「見栄え」の方に全振りしてしまった親父さん。あんたは生涯をかけて何がやりたかったんだ。これが「ヒーローショーの世界」だったら別に構わないのだが、一応ゲッコーは真面目に世界征服しようとしてるはずだしなぁ……。まー、多分親父さんはバトルの才能が致命的になくて、なるべく「頑張ってる風」を演出してザコとしてやっていくためにあの技術を身につけたってことなんかなぁ。だとしたらなかなかのペテン師だな。ちなみに今回親父さんは速着替えですぐさまゲッコーの衣装を身に纏っていたが、冷静に考えると九州の実家でもあの服を着ていたので(田舎にいるときは絶対仕事と関係ないはずだから)、普段からスーツを愛用してる、文字通りの「普段着感覚」だと思われる。 そんな親父さんの教育の賜物、偶発的に生み出された武の天才がデス美だとするなら、地道にゲッコー思想のみを育まれた真っ当な結果がウラ美の方。戦闘能力は全くの未知数ではあるが、不意打ちとは言え不動に一発食らわせ、そこそこ強度がありそうなマスクを砕いていたことから考えると、ウラ美のパワーもなかなか侮れないものなんじゃなかろうか。あの親父さんからどうやったらこの姉妹が生まれるのかはさっぱりわからんが……もしかしてお母ちゃんの血が強かったりするのかしら? しかし、デス美さんと違ってメンタルに大きな弱点を抱えており、あまりに姉が偉大すぎたために、その依存心からなかなか独り立ちできなくなってしまったという。これは陰キャがどうこういう話じゃなくて、本当に「姉妹関係の成れの果て」だと思うよ。 しかしそんなウラ美も、不動とのラブですっかり変わってしまったお姉ちゃんを見て困るやら呆れるやら。これって「悪の秘密結社」だからわかりにくいけど、適当な伝統芸能とか伝統産業に置き換えると割と理解しやすい構図かもね。歌舞伎役者とか、造り酒屋の娘みたいなイメージで、「大きくなったら後を継ぐんだ」って思ってたお姉ちゃんが、都会に出て学生生活を送るうちに、外の世界に触れて新たな夢を持ってしまったと。ウラ美視点ではまだゲッコーという絶対存在に疑いは持てないわけで、そりゃお姉ちゃんが「堕落した」と思うのはしょうがないところだが、多分、この調子だとウラ美も上京したらすぐに同じ末路を辿りそうな気もするよ。もしくはお姉ちゃんと同居してイチャイチャすることしか考えないパターンかな。強めのシスコンは良いものですが、気づけば今作の内訳、不動にラブを向けているのが「デス美・ピンク」の2名で、デス美にラブを向けてるのが「不動・闇奈・ウラ美」の3名。いつの間にやらデス美さんが不動と肩を並べるように女性にモテるようになってしまってる。……まぁ、やっぱ才色兼備という言葉がふさわしいパーフェクトな女の子だからなぁ……悪に徹してすごんでるデス美さんも、また可愛さよ……。 結論:ぐだぐだ転がってるヘル子もかわいい。
冒頭で「なんかCVがくじらみたいなキャラ出てきたな……」って思ったらCVがくじらだった、第9話。こういう確たるイメージを持ってる役者ってやっぱり強いよね。 今回のクラスタは府中。関東の地理に全然詳しくないので「なんでテーマがプリズンブレイクなんだ?」と思ったけど、そのものずばり、東京の刑務所って府中にあるのね。しかももう1つの府中のメインコンテンツと言える競馬場とも悪魔合体して謎の勾留支配施設へと生まれ変わった。支配者が開催する「競馬」ってんで、てっきり鉄骨でもわたらせて「押せッ……押せッ……」とかやるのかと思ったら、思いっきり普通の競馬だったもんで笑ってしまった。何色のファンファーレだよ。まぁ、確かに受刑者自身に走らせるよりはランダム要素も強くなってイベントとしては盛り上がるのかも知れないが……あの馬たちは普段から刑務所内で飼ってるやつなんでしょうかね? いや、真面目に今作内における概念を考えてもしょうがないんだろうけども。 前回、前々回あたりからだいぶ観念的な話も増えてきており、この世界を規定するなんらかの理にも言及しかかっているように見受けられる。前回は「クラスタの喪失」というテーマを扱っていたわけだが、今回はそうしてクラスタという謎の区分がこの国全体(東京都全体?)でどのように運営されているのかが垣間見えるお話。各クラスタにはモデレーターと呼ばれる管理者が存在しており、前回消えてしまったあの子もモデレーターだったわけだが、今回のオバハンはモデレーターの地位では満足せず、そこからさらに上を目指しているという。上にいるのは「ザ・マネージャー」。……全部役職名だとわかりにくいな……。まぁ、とにかくそんなジャーマネが「大江戸城」でこの地域の全てをコントロールしている(と、少なくともオバハンは考えていた)ようだ。そして今回ラストには意味深に画面を見つめる謎の人物の姿も。一応、シリーズ的なクライマックスはこの「マネージャー」との対決ってことになるのかな? ただ、メディアミックスを前提にした作品だし、正直あんまりこのアニメだけで何か決着がつく感じもしない。マネージャーという存在に対してエクアがどのような想いを抱えているのかというのも気になるところで、普段は常に穏やかなエクアが、今回ザ・マネージャーという言葉を聞いたときだけいくらか顔色が変わった。彼女の偏執的なまでの「逃がし」へのこだわりはなんらかの大きな存在との関係性ゆえだと推察されるが、さて、彼女とマネージャーの関係とは? そして、他の連中はそんなエクアの過去を知ってるんだろうか? 今回はシンプルな脱獄ものということで久しぶりに全メンバーがそれなりに活躍しました(マルテのあれが活躍かどうかは置いとくとして)。普段役立たずのいぬっころ、ようやくまともにそれっぽい見せ場があったな。
やっぱオオサンショウウオはマストじゃんね、第9話。京都水族館のマスコット、オオサンショウウオのぬいぐるみ。ふわふわへなへなでサイズも手頃。買うならせっかくなので特大サイズが欲しくなっちゃうけど、その分お値段も特大になっちゃうので悩ましい商品である。一果ちゃんは買ってもらったんでしょうかね。 さておき、クリスマスと誕生日という2つの記念日にかこつけて一果と和の関係性を掘り下げる心温まるお話ではあるのだが、最終的に着地するのはクリスマスという「戦争」の日を巡っての女の戦い第2戦である。佳乃子と美弦の戦い、本当に一触即発の雰囲気が生々しくて怖いんだよ……しかもこの2人、本当の意味で仲良しなのは間違いないだろうし、「それはそれ、これはこれ」で互いのライバル意識をおくびにも出さずにぶつかり合う様がまさに「女の戦い」。そりゃ一果じゃなくても怯えるってもんで。2人して魅力的な女性に見えるのでどっちもどっちで頑張って欲しいのだが……最大の疑問は、こうして健気な女子高生と気配りOLの2人がなんで和みたいな朴念仁にここまでご執心なのかってことなんだよなぁ……いや、これまでのエピソードでそれなりに人間的魅力って部分は納得しているつもりだが……それでも、そこまで熱を上げるようなもんでもない気が……あれじゃないかな、他人から取られると思ってしまうと、かえって手放したくなくなるっていう例の心理。……少なくともクリスマスプレゼントと称して路上で突然歌い出す男はまともじゃないと思うぞ。 そんな女の戦いの余波でいらんダメージを食らっていたのが一果ママ。どうやらあの日の一件以来また会わない日々が続いていたようなのだが、まー、海外での仕事が多いならしょうがないのかしら。「お父さんお母さんもフランスにいる」ということで、一果のことがなかったらほぼ活動の拠点が海外の人なのだろうなぁ。こないだの一件で一果が緑松に残る結果になったのはちょっと薄情じゃねぇかと思ったりもしたのだが、小学生がいきなり海外に連れて行かれて育ての親同然の人たちと引き離されるのはやっぱり辛いか。ママンもちゃんとその辺を考えた上で、少しずつ娘が喜ぶことをしてあげられるようになっているのは良い傾向である。 唯一気になるとすれば、一果は育った環境のおかげでごりっごりの京都弁になっちゃってるってことなんだよな。どうやら父親も京都の人間みたいなのだが、ママンは関西人ですらなさそう。いつの間にやら言葉が京都に侵食されてしまった娘さんとの会話、内心忸怩たるものがありそうだ。 シャアの方はちゃんと別名義もらってたのにアムロはアムロなのかよ、第9話。この2人、特に池田さんの方は「どこに行ってもシャアばっかり」って辟易するみたいなこと言ってたはずだが、結局このセット売りはどう思ってるんだろうか。しばらくは文句もあっただろうが、如何せんコナンであれだけバカ売れしちゃったからなぁ……。あれ、もしかして俺は見てないけど、今期古谷さんって本家コナンも含めると最大3か所で「アムロ」やってることになるんか? というわけで、キャラが、いや、キャストが濃すぎる日本編スタートである。なんかもう、キャスティング側の年齢層が気になってしょうがないですね。今のご時世、まさかサトリナ・中原麻衣の両名にゴリゴリに女子高生やらせる作品とかなかなか無いやろ。あと、今回制服着てて気づいたんだけど、もしかして葵のサポートの小清水(新庄さん)も女子高生なんか? 色んなプリキュアが女子高生祭りやな(キュアメロディ・キュアフラミンゴ・キュアマカロン、そして伝説のプリキュア)。 まぁ、以前ちょっとだけ出てきた段階で「こんだけゴリゴリにキャラ固めてんのに日本編やらないのはありえへんやろ」とは言っていたのだが、9話目にしてイヴが初来日となると、「残り数話で食い尽くす気か?」という疑問も。なにしろ今回だけでも「キャディを目指し、イヴとのラインをゴリゴリに繋いだイチナ」「実力はそれなりにあるっぽいのに噛ませポジになってしまい雪辱に燃える実園さん」「現在治療中だが、説明不要の貫禄で実力を匂わせる部長」と3人もの掘り下げ甲斐のありそうな連中が現れているのである。確かこれ以外にも他校にもプレイヤーはいっぱいいたはずだし……やっぱ2クールじゃねぇのか? とりあえず今回は改名した上で入国し、さっさと葵に会いにきたイヴが転校(入学?)するという鉄板の展開。マジで気になるのはイヴが突然日本語を理解するようになるシーンなのだが、あの辺が実はこの世界がバーチャルワールドだ、というとんでもオチの伏線だったらどうしよう。意味わかんないんだよね、あそこでわざわざ言語の違いを持ち出して、その上で解決しちゃうのは。関係ないならないで流せばよかった部分だし、わざわざ触れたのに問題視しないってことはなんらかの意味があるとしか……まぁ、今作特有の一流ジョークなのかもしれないが。こわいよー、ちゃぶ台返しの可能性こわいよー。 まぁ、多分世界中でそんな不安抱えてるやつはほとんどおらんとは思うが……。真っ当な視聴者なら「せっかく葵との再会を描いて、しかもシャワーシーンまであるレズレズ回になるはずだったのに、なんで作画がしょぼいんじゃい!」ということの方を心配しますよね。冒頭のバスの描写の時点で「ヲイ大丈夫か?」とすげぇ心配になったが、その後もちょくちょくキャラ作画が残念だったのはキツかったっすね。まー、1人作監回だったようだし、これもまた個性と言えば個性か……(高橋晃って、プリキュアあたりで名の知れた作画家なのよね)。ほら、何もかもがプリキュアに収束していく(しません)。 とりあえずイヴのはちゃめちゃゴルフが日本でもぎりぎり通用する(?)ようで安心はした。このままオレツエーで異世界ゴルフマウントとか取る展開にはならないようにお願いしますね。
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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