最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
彩陽、ご懐妊おめでとうございます、第9話。着実にネクストジェネレーションは育まれていくのだ……20年後、アフレコ現場で戸松Jrと彩陽Jrが邂逅するシーンとかがないもんだろうか。そして、そこには海外からの刺客、美菜子Jrが!!!(未婚) といきなり中の人の話題から入ってしまったが、今回のお話はなんとも骨太。というか、よくもまぁ9話目でこんな話を持ってきたもんだな、と正直驚いている。なにしろまるまる1話使って1件の治療行為をおこなっただけ。しかもオペのサポートはすでに4話で描かれており、なんのトラブルも無しに音声医療が外科治療のサポートを果たすお話はやってしまっているはずなのだ。そこに改めて、より医療に突っ込んだ形でのかぶせの構成。確かにここんところ「ヒーラーとは?」って疑問に思うくらいにお仕事から離れる話が多かったのでここいらで医療に振り子を戻す必要はあったのだろうが、その際に、こうして「ただ仕事ぶりを描く」という構成にしてくるのは想定外であった。ちなみに今回は演出に上坪さんが入ってますね。ここまで全話監督コンテなので本当にイメージの統制が取れたシリーズになっているのだが、そこにちょいと演出の味わいが混ざるだけでもメリハリが効いて面白くなる。 もちろん、天丼気味なので退屈な話なのかと言われれば全くそんなことはなく、今回のお話に関しては、「気づいたらもう終わっていた」というくらいの体感だった。その理由は「何か事故でも起こるものかと身構えていたら何も起こらずに本当に仕事をまっとうしただけだった」という計算違いが1つあるが、それ以上に、「仕事を1本描くだけでドラマとして成立していたから」というのが大きいだろう。師匠の師匠という音声医療の前進に大きく貢献した偉大な人物が、実はかなにとっても大きな存在であり、そんな恩師の手術という重要な局面に際し、師匠はまっすぐ前を見据えてあまりに大きな仕事をこなして見せた。あまりに堂々たるその仕事ぶりから「これは弟子なんて連れてこんでもよかったのでは?」くらいの展開だったが、終了間際に少し傾いた屋台骨を支えたのは発展途上の弟子3人。一切台詞がなく歌唱のみで繰り広げられるシーンで、師匠の偉大さと、弟子との信頼関係という2つの大切な要素が漏らすことなく描かれている。これこそヒーラーという仕事の真骨頂だし、歌い手たちによるアニメ音声の真骨頂。ある意味で、今作が見せたいものを一番ダイレクトに見せたエピソードになったんじゃなかろうか。 まー、私はどうしても贔屓目があるので「やっぱ師匠の歌は存在感が違うぜ!」という満足感が一番でかいのだが、ここに至って「師匠がメインボーカル、3人組がコーラスでサポートに回る」という歌唱スタイルが本当に綺麗に現場の仕事ぶりと噛み合っているのを見せつけられるのがね。これで映像部分があまりに観念的だったりすると困惑が先立ちそうだが、なんと今回の映像はそのまんま「摘出手術」である。悩みようが無い(まぁ、あんだけダイレクトなイメージ映像ってどやねん、という疑問はあり得るが)。ほんと、これまで好き勝手にイメージ映像で遊んできたことが、「何が出てきてもそれがヒーラーガールだから」という免罪符として機能しちゃってるのずるいわ。 個人的には、イメージ世界に入るたびにいちいち師匠の被ってるフードがバサって跳ねるのが好き。あの格好で手術室に入ってるってことは正式に厚労省とかから認可されてるいでたちなんでしょうかね。
PR ランジュさんはコミュ障です、第9話。留意すべきは……苦手とするだけで、他人とはかかわりを持ちたくない、とは思っていないことだ(ナレーション:日高のり子)。 やっぱりチーム勢揃いのお話というのは感慨深いものがありますね。かつて誰かが言った。「うちも入れて9人や」と。これにより正式に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は成った。まぁ、ここまできても同好会扱いなのはどうなのかとは思うが、当人たちのスタンスがそれでいいってんだから一種の通り名として残り続ける類のもんだろう。なんかね、今回のお話はすげぇ肌に馴染むな、って思ったの。個人的には「陰で支えていた地味子さんが大願を果たして表舞台へ」っていう構図は好きなのでこないだの栞子のお話も悪くなかったはずなんだけど、いかんせん栞子の勧誘はメンバー全員の押しが強すぎて……「お前らそこまで栞子のちっちゃな夢を推す理由ある?」ってちょっと怖かったのよ。それに対して、今回のミアのお話はこれまでのミアとの関係性、ランジュとの関係性が納得できるレベルになっていたし、ミアの克己のお話もホップステップジャンプで綺麗にキマったのでとても良いです。最後に3人が迎え入れられつつもちょっと外様としての雰囲気を残してる感じ、とても馴染むのは多分ゴウライジャーとかゴーオンウィングスとかの「追加戦士自体がパーティ組んでるパターン」で既視感があったおかげかな。9+3っていう足し算はキュウレンジャーなみの大所帯ではあるが。 改めて、虹ヶ咲のメインシナリオって割とスレスレのところで成立してるよなぁ、ということが感じられる展開になってるんだ。他のシリーズと比較して「個は個として立ちながらも、同好会が集まることにも意味を見出す」という面倒臭いテーマがあり、個人ワークが際立ちすぎると「もう全部あいつでいいんじゃないかな」みたいな印象にもなるし、あまりになあなあになってアイドル個人でのバチバチ感がなくなるとやらせ臭さも出てしまう。ランジュがどのようにこの箱に収まるかというのが難しいバランス感覚を要求される部分だったのだが、そこをうまい具合につないでくれたのがミアだ。「ミアの加入」自体にそこまで無理な要素はなく、彼女を打ち崩すことで、最後の橋頭堡が完成してランジュ攻略が可能となる。これまでちょっと鼻につくくらいの孤高っぷりを醸し出していたランジュ・ミアのコンビにきちんと絆があったからこそ、芋づる式の勧誘が実を結んだ形。ミアの加入に際し、「曲作りの大変さ」という要素も侑が事前に下地を作っていたというのもうまい構成だ。今作においてはネックにもなりかねないはずの侑という特異存在が、シナリオの中軸として機能してるのよね。まぁ、ここから単に仲良しサークルになっちゃうと結局みんな同じに見えてくる可能性はあるのだが……キン肉マンとロビンマスクみたいな「仲間ではあるがいつかお前をぶっ倒す」っていうマインドが感じられると良いですね。そういう意味では果林さんの立ち位置が一番好きかも。その関係性は是非ともランジュとミアにも維持して行ってほしいですね。今回ミアが吐いた「その腑抜けた目で周りをよく見てみろよ」っていう台詞ほんと好き。 当ブログはミアランを応援します。 まさかのあらすじアニメ、第7話。なるほどこの利用法な〜〜。一応原作未読派のために説明しておくと、今回冒頭に流れたトンチキ嘘あらすじはコミックになった際に巻頭に描き下ろされたオリジナルのキャラ紹介が元になっている。普通はアニメ化に際してはオミットされることが多いパートなのだが、今回はゴルフやらなんやらの関係で放送が1週間空いたため、ここぞとばかりにあらすじをぶっこむことが出来たわけだ。スケジュールがきちんとしてるとこういうことやりやすくていいですね。 そして休憩やあらすじを挟んだ上で、さらにお話としても中休みみたいなパートである。作品世界での時間の流れは比較的ゆっくりで、物語の始まりが高校1年生の新学期からで、これだけ濃密な時間を過ごしておきながらようやく夏休みに入ったところ。その上で夏休みの思い出もなんだかエグいものが多かったため、杏里の指示に従い少し「薄める」日を設けようってんで1人縁日へと繰り出したわけだ。まぁ、流石に夏祭りで1人はキツいよな……ぼっち行動エキスパートのワシでも多分躊躇すると思う……。それでもシャミ子は覚悟を持って繰り出し、見事に撃沈した。金はあっても心は満たされない。まぞく的にも大切な教えだ。 幸い、リコくんの気遣いもあって魔法少女チームと合流し、すっかり仲良しトリオとなったライバルどうしで色々とお楽しみ。まぁ、お楽しんだ雰囲気は適当な演出でさらりと流された感はあるが。途中で出てきたヘンテコ英語煽りパート、いちいち「発音がそれっぽい女性」と「なんかそれっぽい男性」っていう訳のわからん枠でキャスト表に載ってるのは笑ってまうな。英語パート、面倒だから全部ご先祖の中の人にやらせちゃえばいいのに。 夏祭りでいちゃこらしておいて、さらに宿題イベントというお約束のノルマがBパート。こうして見るとふつーの学園漫画っぽい構成になってるはずなのだが……やってることがいちいちおかしいからなぁ。Bパートは桃のダメダメさがよくわかるお話なのだが、その源流が桜さんにあるという衝撃の事実を知らされてシャミ子も反応に困っただろう。自分の恩人も親友も宿敵も全員こんな感じか……っていう。シャミ子は間違いなく仲間内で一番真面目な奴なので、ルールからはみ出した異端児たちはなかなか受け入れ難いようである。つくづく魔族に向いてねぇな。 ちなみにシャミ子が今更のように桃が左利きであることに気づいていたが、こんだけの付き合いでそんな基本的なところも気づいてなかったのか……今までのシーン、全部ちゃんと左利きになってますので、気になる人はアニメ1期から見直してみるといいかもしれません。私もサウスポーなので、「左利きのアニメキャラ」という珍しい光景はすごく記憶に残るのですよ。 次週、動物園。ここあたりから少しずつリコくんのエンジンがかかってくるんよな……。 この1週間で、ほぼ毎日日高里菜の声を聞いた気がするんだが? 第9話。気になったのでまとめてみたら、八満(式守さん)、幽霊ちゃん(幼女幽霊)、山井さん(古見さん)、ピンク(こいせか)、サンドリヨン(エスタブライフ)、そして今回の阿波連妹。6キャラか……こういう波ってやっぱりあるんだよなぁ。ちなみに水瀬ボイスは今作と「ヒロインたるもの」が連続の枠なので常に2作品続けて聞こえてくるんです。 というわけで、中の人的に気になったよ、というだけで記事立て。日高ボイスが聞こえてこない日がないというのに、さらに今作では阿波連さんの妹という重要なポジションでさらに重ねてきたのである。加えて、これで阿波連一家は3兄弟となり、上から水瀬・日高・久野とかいう地獄のようなラインナップとなった。よくもまぁ、こんなゴリゴリのキャスティングにしたもんである。何がびっくりって、この並びだと最年長は久野ちゃんなのよ。いや、誰が年長だったとしても驚きではあるのだが。一応確認すると上から93,94,95年生まれで、なんと3年並び。中高生だったら久野ちゃんが高3の時にちゃんりなが2年生でいのすけが新入生という関係性になるわけだ(厳密には久野ちゃんは早生まれなので1年ずれるんだけど)。アニメそっちのけで私は何を考えているんだろう。 というわけで、阿波連ファミリー勢揃いでまだまだカオスが持続する世界観なのだが……流石にこの話数にもなってくると、いい加減ライドウの方も覚悟が決まって「ラブコメ」の「ラブ」要素がだいぶ強くなってきている。互いに意識はしているようだし、これまでも下手な夫婦より密接な関係性を築いていたのだから、その気になればすぐにでもベタベタカップル認定されることだろう。今期は「さっさと爆発しろよ」というカップルが多くて困り物である。 ただ、今作の場合は1話目から完全に距離感を間違ったコミュニケーションで「恋人というよりは……ペットと飼い主では?」みたいなところもあったので、今更意識しだして適度な距離を取ったところで、はかれてなかった過去は覆らないんだけどね。ギャグ漫画の宿命ではあるのだが、急に真面目になった時に「今までのノリはなんだったんや」という齟齬が生まれるのは致し方ない。いや、そんなことを心配するような芸風でもなかろうが。 それにしても、いったいどういう血のつながりだとこんだけ凸凹な兄弟が形成されるもんだろうか……末っ子の弟はまだ「姉たちを見て対照的に育っている」と思えば納得もできるが、この姉が下2人から万全の信頼感を持って扱われてるのも謎なんだよなぁ……まぁ、阿波連さんも才能の塊なのは事実だけども……。
そうそう、猫ってカーテンボックスの上で寝るのよねー、第8話。可愛さよ。ちなみにうちの実家で飼ってた猫もカーテンボックスの上に陣取ってることが多かったんだけど、周りに飛び移れるポイントなんてないもんだから、上に登る時はカーテンをよじ登るんですよ。おかげで我が家のカーテンはボロッボロだったわ……でもいいのです。可愛さよ。 というわけでヘル子が出てきちゃうとどうしてもそこにばかり目が行きがちなのは猫バカの性なのでご容赦願いたい。でも大丈夫、今作は猫に負けず劣らず可愛いキャラが目白押しだ。Aパート、前回からの引きで初登場したのは灼熱王女こと宝条闇奈。この漢字で「アンナ」って読むのね。一言で言えば完璧な佐倉キャラ。佐倉さんはここ数年規模でずっと忙しくしているが、ヒロイン勢としてのニーズが多いためか、最近は彼女の原点とも言える(?)百合テイストが衰えていた。今回は見事にデス美さんに恋する女の子になっており、しかも外見だけで言えばムカつき度が高いギャル。一人称が「ウチ」という、これまた佐倉ボイスがしっくりと馴染む造形。王女シリーズはどれもこれもキャスティングが贅沢でがっつりハマっているのだが、そんな中でも頭ひとつ抜けて魅力的なキャラになってるんじゃなかろうか。 今作の場合、敵味方合わせて基本的に悪い奴がいないんですよね。中心となる不動とデス美さんの恋愛を楽しんでもらうのがコンセプトなのでそれを邪魔する悪人が出てこないってのは正しい配置なのだが、これが正義のヒーローと悪の組織でどっちにも悪人がいないっていう構図になってるのが面白ポイントだろう(多分、人間性に一番問題があるのって轟なんじゃなかろうか)。なんだかんだで面倒見のいい魔獣、面倒臭い奴だが特に害がない鋼鉄に続き、闇奈は悪ぶろうとしたけど不動の埒外の実直さに負けて根の善い部分がこぼれちゃった子。まぁ、恋する女子高生なんで可愛いのはしょうがないですよ。どうせだったら今作で青春してる学生さんたちにはみんな幸せになってほしいですけどね。いっそピンクも合わせて4人でダブルデート(すげぇ込み入った人間関係)でもやったらいいんじゃなかろうか。多分、ピンク同様に闇奈も2人がいちゃついてるの見たら身をひこうって思い始める気がするんだよ。 Bパートはそんなイチャイチャの次元が違うことをピンク目線から確認するご自宅訪問回。「悪の組織の女子寮」の時点で割と面白い概念だったのだが、住所もあっさり教えてヒーロー2人が入室しちゃうっていう。これ、やろうと思えば芋づる式にゲッコーの本拠地とかも叩けるようになってるんだよな……まぁ、不動たちは絶対そんなことしないけど。入り口での合言葉が「のばら」なのはもう伝統芸ですよね。今の若い子どれくらい知ってるんだろうな(知らない子はググりな!) そして入室してしまえば……あとはヘル子の独擅場ですよ!(そうじゃない) いや、でも最初のワンパンはとてもいい仕事しましたよね。ヘル子は本当に「何がデス美にとっての幸せなのか」を考えて行動してくれるという、恐ろしく主人思いな上に多分作中で一番賢いキャラなんだよなぁ。不動とデス美が「賢いことは賢いけどバカだった」というのが判明したからなぁ。 てっきりこのままいつも通りに幸せ満点で終わりかと思ってたら、まさかの親父さん突撃……。マジで全面戦争案件ですが、さてどうなることやら。福岡土産って何がおすすめ?
突然のセカイ系、第8話。いや、私は「セカイ系」の正しい概念を理解してないのだが……こういうことではないか? 前回はエクアの過去に迫るようであんまり迫らない始まりのお話。そして今回は一転、この世界の在り方を見せて一気に核心に迫ってるようであんまり迫らないお話である。まぁ、これまでも充分に頓狂な世界が繰り広げられてきたのだから、その「セカイ」そのものに何か大きな力が働いていたとしてもそこまで驚きはないのだが(むしろ、ここまで各クラスタ独立して異形を形成していたことを考えるなら、強力な外的要因の存在があった方が自然だが)、どっちかっていうと作品世界の変質よりも、番組そのものの空気感の変質の方が驚くべきところである。今回はほとんどおふざけ無しで、最後は泣かせにくるという、あるまじき事態である(今作に何を求めているかによるだろうが)。まぁ、突然こんな風に振られたところで泣けるわけはないのだが、今まで散々おちゃらけてきただけに、ぼちぼちラストに向けて襟をただして見守っていく必要もあるのかなぁ、と気分を改める次第。 逃がし屋稼業に関してはAパートであっさり解決。史上最も何もない虚無の逃がし屋業務である。ただ、そうしてクラスタとクラスタを繋げる貴重な存在としてエクアたちがいることを確認しつつ、「まぁ、そのクラスタってのも、超越存在によって定義される一つの箱でしかないんだけどね」という無情を少しずつ掻き立てていく。なんと言われようとこれまで見てきたアホらしいクラスタの姿が霞むもんでもないのであんまり虚無感や無常感は感じないのだが、今後「逃がし屋」というお仕事を見続ける上で、一つのクラスタから人を逃すというのがどういうことか、という部分について多少考えを改める必要はありそうだ。「逃げたい人を逃すのが仕事」であり、そこに関してフェレスから「逃がしたことで他人が不幸になるのはいいのか」という問いかけがあった。仮にこれが人間対人間の関係性であるなら、別れさせ屋みたいなもんなので別に構わないと思うのだが、「逃がしたことでそのクラスタの人口が減る」→「クラスタの存在が認められずに消滅する」という構図があるのだとすれば、逃がし屋というのは実質的にクラスタの削除人みたいなものだとも言える。エクアはどこまでこの世界のことを理解した上で、逃がし屋という過酷な仕事を始めようと思ったのだろう。 まー、真面目に考えても意味はない作品な気もするのだが……ここから一気にシリアス固めが来て、驚天動地の世界観が開陳されたりしたらそれはそれで面白そうだ。
そう、バイバインは世界共通語……第8話。なにしろ広辞苑にも載ってますからね。間違いない。 ようやく明かされた佳乃子の真実。まぁ、今までの描写でだいたい分かっていたことではあったが……女心ってめんどくさい。ただ、それ以上に和という人間が面倒臭い。馴れ初めが明かされ、佳乃子が和のどういうところに惚れ込んだのかはなんとなく理解できるようになった。いわゆる一つの「優しい男が好き」という定型句をそのまんま実践したような形で、佳乃子さんからしたら結構な純愛であるし、和もたまたまとはいえ良い面を見て、好意を持ってくれる女性が現れたのは本当に良いことだ。将来が不安という難はあるが、これはこれでナイスカップルだったんじゃなかろうか。 しかし、実家のこととなると恋人でも案外触れにくいのは事実。2人して結婚まで視野に入れていたのならなおのことで、佳乃子からすれば「実家の話をしなきゃいけないのかなー」とか思ってる空気でも、和の方が「それはええねん」とさらっと流してしまっている状態だと、「触れない方がいいのかな?」と気遣ってしまうのも必然的な流れだったのだろう。しかし、そうしてあえて触れないようにしていたせいで、最後まで和にとっての実家という存在がどれほど大きいものかに気づけなかったのがすれ違いの最大の要因だった。和のバンド仲間は付き合いの長さもあってその辺りもなんとなく気づいていたようだが、残念ながら佳乃子目線では「和には実家がない」くらいの理解になってしまっていたのだろう。そんな男が突如「実家継ぐから地元に帰る〜〜〜」と泣き出したところで、一時の気の迷い、大した問題じゃないと思ってしまってもしょうがない。「あたしと実家のどっちが大事なの」でもなかろうが、一回袖にして選択を迫れば、あの甲斐性無しの和のこと、コロリと自分の方に転げて里帰りなど諦めてくれると踏んでの行動だったのだろう。まぁ、行動力があるのは良いことだし、それくらいの駆け引きが男女の間で繰り広げられるのも珍しいことではないのだろうが……。 結局、和が佳乃子の想像を超えてアホだったのである。「洋菓子の方が好き」という断りの文句にもなっていないような台詞を真に受けて、和はそのまま相談も無しで京都へ消えた。残された佳乃子はまさかそんなことになるんかいと驚いて、自分のやらかしにもやもやを引きずりっぱなし。形の上では自分が振ったことになってるのに、佳乃子目線では「自分なんかよりも家業の方が大事」と振られた状態。ヨリを戻したくてもどうアプローチしたものか見当もつかないのである。思い切って京都に居を移しただけでもかなり思い切った判断ではあるのだが……ここからのもう一歩、そのうち進むことができるんでしょうかね。彼女の気性を考えたらできそうな気はするけどね。 結論:猫耳小学生は可愛いです。海坊主と黒坊主は別の妖怪だと思うのだが、地域によって呼び名が変わるのはよくあることなので、もしかしたらそういう地域出身の子なのかも。海坊主と船幽霊の混同も地域によってはあり得る話です。
映画を観に行きました。観にいった最大の理由は、先週末で半年間待ち望んでいた私の今年一番のビッグイベントが幕を閉じ、ちょっと緩んだ「抜き」の期間に入ったことです。「この時間にできることやりたい」と考えた時に「劇場作品を観よう」と思ったわけです。気づけばこの時期、結構いろんな作品が封切りされたり、されそうだったりしてるんですね。そんな中からこの作品をチョイスしたのは……正直、タイミングです。というのも、私の場合はよくあるパターンなのだが、「いつか観るか」と思ってたらいつの間にやら上映回数が減っててヤバい、っていう展開だったんですよね。今作は近所の映画館を調べたら全ての館で上映はしてたんだけど、その全てが1日1回だけになってて……危なかったかもしれない。封切りからまだそんなに経ってなくね? って思ったんだけど、どうにも世間ではあまり話題になってない感もあり、知らずにフェードアウトする前にちゃんとチェックしておかないと、という思いからこれを選びました。こういう映画こそ、観る価値があると思うとる。こればかりは性分である。折り畳み前に一言感想だけまとめておくと………………まー、世間の評価も頷けるかなぁ、という……。
<以下、ネタバレ含みでの感想になります>
闇ゴルフ編、完! 第8話! 次回より、高校ゴルフ編が開幕します! ……これ、アニメとして1期2期に分けてもよかったんちゃうか? あと4〜5話でなんかできるか?(え? もしかして2クールある?) 前回のラスト、ローズさんが文字通りに弾けて飛んだことから勝負は終わったものかと思われたが、さにあらず。何と左腕一本でそのままゴルフを続け、一瞬はイヴをヒヤッとさせるまでに追い込んだ。とんでもねぇ胆力ではあるのだが、冷静に考えるとローズが打ったのはセカンドショット、そして寄せのサードショットの2発のみなので、まぁ、そこまで驚くほどのもんでもないのかもしれない(いや、びっくりやろ)。結局それも悪あがきの域を出ず、一切手加減する様子の無いイヴには完膚なきまでに叩きのめされた。ここまではっきりとローズとの決着をつけたのは、やはりこのアニメのメインシナリオである「アンダーグラウンドゴルファーが表舞台へ」という流れをなるべく自然に見せる意図があるのだろう。ここで「闇」の代表として同門のローズをやぶることで彼女の決意の強さを浮き彫りにし、なおかつ明確な「手切れ」のエピソードにすることで今後の彼女の人生にマフィアの影がちらつくことのないように配慮されているわけだ。まぁ、ヒットマンが日本まで追いかけてくる可能性も無くはないが……(というか目的を考えればそうしない理由はないのだが)、まぁ、法治国家の日本ではヒットマンに狙われたりはしないんですよ。多分。 試合自体はローズの負傷が原因ってことであまりにも明暗くっきりだったわけだが、そこから先の人生行路も明暗がくっきり。イヴの家族一同は絵に描いたようなハッピーエンドを迎え、今後一切経済的な心配をする必要もなさそうだ。子供らはこれまでの極貧生活からはステージが変わりすぎてついていけるかどうかも怪しいが、まぁ、図太さはイヴ譲りだろうし、きっと新しい環境でもうまくやっていくのだろう。ついでに、実は今回一番のハッピーをもぎ取ったのはヴィペールだったというオチも用意されており、ポッと出のイロモノキャラのくせに美味しいところを全部持っていった立ち位置はずるすぎるな。まぁ、彼女は彼女なりに命を賭けた結果ではあるからな……どう考えてもあんな怪しい女に男は寄り付けねぇ気がするのだが、おっぱいさえあればどうとでもなるということか。今後のヴィペールがどういう人生を送るのかは気になるところだが、下手したら数年後にはカトリーヌみたいになってそうだな。 そして明暗分かれた「暗」の方はあまりに容赦ない制裁が待ち受けている。おみんちゅことアンリは泣きながら逃げていった程度で済んだが、彼女にとってローズの喪失というのはあまりにも大きく、このまま復讐鬼に姿を変えて最終回直前でイヴに襲いかかってきても不思議じゃないレベル。多分そういうシリアスすぎるおっかない可能性を消去するためのCVおみんちゅだったのだろう(個人の感想です)。そしてローズには約束通りに死の制裁を。彼女は「裏世界で生き続けたイヴがどうなるか」というifの世界線を示すキャラでもあるので、彼女が悲惨な最期を遂げれば遂げるほど、イヴが日本に向かったという事実の晴れがましさが際立つのである。まぁ、2人の女性の人生をこうもくっきり分けてしまったのは全部レオが悪い気がするのだが……結局、あいつは単なるゴルフ指導大好きおじさんなのだろうか? 理由もなくこんだけ強烈な2人にコーチングしてるんだとしたら、そういうタイプの妖怪にしかみえないのだが。その上、ローズのことを見限った理由もずいぶん即物的だし、あんまり人間的に大きな人物に見えないんだよなぁ……。 そして、来週からは日本編が開幕するわけだが……すでにヴィペールとかローズでインパクト勝負はやりきっちゃってる感がある中、お行儀のいい女子校ゴルファー相手に、イヴがこれまで以上に輝ける展開ってあるんだろうか?
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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