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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ナチュラルストレートいい話……第8話。何が起こるかだいたい全部想定できるのに、観てると泣いちゃうのよ。この泣かせもヒーリングの一環でしょうかねぇ。教訓:花守ゆみりを使用人として雇うとなにがしかのドラマが待ち受ける。

 今回はまず作画のクセがすごい、というところから触れなければならんだろうか。どうやら1人原画だったらしいのだが、正直いうとちょっとキャラデザがヘンだ。ただ、悪いかどうかと言われるとあんま悪い気もしない。元々今作のキャラデザ、どこか捉えどころがない変な部分が多いので、今回のクセすご作画も、表現の一部だと言われたら丸め込まれてしまいそうだ。いや、でもおそらく今回登場シーンが一番多かったはずのメイド・葵さんはこの顔がデフォってことなっちゃうのでちょっとかわいそうかもしれん。来週以降もちょいちょい登場してイメージを更新していこうな。

 何がすごいって、いうても玲美と葵さんの関係性なんぞここまで大して描かれておらず、我々視聴者も特に思い入れなどなかったはずなのに、今回の短いお話を追いかけ、終わる頃には2人の関係性にもらい泣きしちゃうということ。ドラマとしてはベタな部類だし、何か特別驚くような演出があったわけでもないと思うのだが、きちんとドラマが想定通りに機能しているというのはそれだけでもお見事である。何故こうしてうまく回っているのか、その原因を特定するのは難しいが(単に観てるこっちファン目線だから補正がかかってるだけかもしれないが)、おそらく要所で絡む歌パートはプラス方向に働いているんじゃなかろうか。今回も、ヒーラーガールというタイトルは名ばかりで特にヒールせずに歌いまくる展開になっている。そしてこの世界ではすでに「いきなり歌うヒーラーはそこらじゅうに普通におる」という常識が認められており、晩餐会での「玲美はめっちゃ歌うよ、ただそれに応対する葵さんは普通に対話するよ」という一見するとあまりにも馬鹿馬鹿しい展開も、特に問題なく受け入れられる。このことによりシーンが強制的にメリハリをつけられるという時短効果が1つ。そして、玲美の性格を考えるとなかなか素直に言い出せないようなことも、歌を通してならさらりと言葉に乗せられるおかげで、特異なコミュニケーションが一気に関係性を詰める役割を果たすというのが1つ。こうしてみると、やはり今作「ならでは」の描写によって作品がうまく回っているように見える。

 もちろん歌唱パートでの毎度おなじみ幻想風景も見どころの1つで、今回のテーマは「ピアノ、そして束縛からの解放」。この辺りのグラフィック部分に統制が取れていたのは1人原画の効果だろうか。ぐにゃぐにゃと歪みを持たせた夢心地の風景はどこか湯浅正明のような風味を持たせつつも、よりわかりやすい明確なモチーフでもって、2人の関係性の変化と結末を端的に描いている。これこそが「このお話をヒーラーガールでやる意味」なのだろう。もう、全人類は歌で語り合えるようにしたらいいと思うの。

 それにしても、主人公トリオのキャラはみんなして映えている中、毎週着実に実績を積み上げ続けてるのって実は玲美なんだよな……天井知らずでどんどん良い子になっていく……ソーニャ向け、師匠向け、親友2人向け、そして今回の葵さん向け。彼女を中心としたベクトルの数がどんどん増えていく関係性の坩堝である。うっかりするとディープなストーカーであることなど忘れてしまいそうだ……。

今日のまとめ:師匠のお料理スキル、多分中の人由来。

 

 

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 お久しぶりです。僕です。ただし、今回の譜は僕じゃないです。この日付は、僕が富士山麓FIRE BIRD鳴いてたタイミングですので。
 
最近たほいやが行われなくなった最大の理由は、単に私のモチベが恐ろしく下がってしまったからなんです。そしてさらにその理由を探るなら、やはり最も偉大なたほいやジャンキーの喪失がある。彼がいないと需要にしても供給にしても、何か1つ足りないような気がして。しばらくは彼の不在の間もプレイを続けてみたが、なんか違う気がして次第に消沈していった。

 そしてこの日、何の因果か彼が突如浮上し、全員に召集をかけたのである。しかも「日曜日の真昼間に2時間くらい」というあまりにピンポイントな時間で。普段なら私は一も二もなく馳せ参じるところなのだが、タイミングが悪すぎて私は参加できませんでした(一応、開催時にDiscordの音声だけ繋ぎ、富士急ハイランドの「ええじゃないか」の悲鳴が聞こえる中、少しお話だけはできましたが)。そんなわけで、今回の譜は社畜ダンサー氏が貴重な時間を割いて書いたものです。次に彼が現れるのはいつの日になるやら……。

 


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 福岡は怖かところやけん、第7話。修羅の国だから、というだけでだいたいの不条理が許される風潮、一理ある。

 まさかの過去のつながりが語られたグリーンこと轟大吾回。こうして何もせずとも放っておくとみんなして不動とデス美さんの関係性の中に飛び込んでくるあたり、分かりやすいギャグ漫画である。そして今回の轟の関わり方は……なんかもう、誰も得しないな。ここまではあまり目立たず単なるクールな参謀系だと思われていた轟。実際に何もトラブルがなければそういうキャラだったのだろうが、よりにもよって幼少期にロリデス美さんに精神破壊されてしまったという過去があり、誤解も何もあったもんじゃない、最悪の認識が定着してしまった。ピンクはデス美さんに対して憧れにも似た友情で接続できたというのに、同じ組織内でもエラい違いである。てっきり前回のラストでデス美さんの正体に気づいたのかと思っていたのだが……この世界もギャグ的お約束である「仮面つけたら誰だかわからなくなる」は守られているのだなぁ……いや、でも前回の轟に関しては仮面も何も付けてなかったのにデス美さんは気づいてませんでしたがね。影が薄いから表に出てこなければ気づかれないくらいなんだろうか。せっかく冷麺作ってくれてたのに……まぁ、世の中のグリーンって、多くはこういうポジションになりがち。

 そして、そんな偶然から語られるデス美さんの怖かわいい幼少期エピソード。どうやら戦闘員の一家の生まれとかいうのはあまり関係無しに、純粋に驚異的なまでの身体能力を持って生まれてしまった悪魔の子だったようである。まぁ、出産・養育などに関してゲッコーの闇技術が活用されていないという保証もないのでもしかしたら純粋培養された怪人枠だったりするかもしれないが……でもあの親父さんお晴れやかな笑顔を見るに、彼女が空手をやったのって純粋に楽しさからだった気はするのよね。轟が修羅と出会ってしまったのは本当に偶然であり、単なる可哀相案件だったという話。

 とはいえ、轟の対応も色々とダメだったし、人間としてもあんまり出来た方じゃねぇな、というのも正直な感想。デス美がかわいそうだと思ってくれたところを見ると決して悪い人じゃないのは間違いないのだが、そこから見事に対応を間違え、今に至るまで間違え続けているのは、ひとえに「自分が負けちゃいけない」という幼少期の謎プライドがこびりついているため。もしそこが改善されて「自分はデス美よりも弱いのだ」ということを本人の前で認められれば、いろんな問題はすぐに解消するだろう。まー、今となっては「師匠は実は弱かったんだよ」をバラすとデス美にとっても良い結果にならないかもしれないし……何もかも手遅れなんだろうなぁ。幼少期に勇気を持ってればねぇ。

 ただ、そんな不幸な育ち方をしたデス美だったが、現在は文句なしのアオハル真っ只中。轟が訝しむほどに不動とのイチャイチャを満喫している。そして、そんな蜜月関係が生み出せたのは、ひたすらに筋トレだけを続ける不動のストイックな姿勢のおかげ。筋肉モンスターが先天性のフィジカル怪物とぶつかり合い、一歩も引かずにぶつかり合っている状態。轟から見たら、目の前のイチャイチャがゴジラVSキングギドラみたいに見えたんじゃなかろうか。別に勝負しなければふつーにかわいい女子高生なのは事実なのになぁ。というか、むしろ普通レベルよりも格段にかわいい女子高生だよ。現代のイチャラブ女子高生も可愛ければ、幼少期の真っ直ぐ空手少女もかわいい。結論はやっぱり「デス美さんは生まれた時からデス美さんで、かわいかったのだ」という話でしたとさ。

 来週は更なる新キャラからの掘り下げ。流れからいって、今度はゲッコー側のお話でしょうね。他の王女シリーズかしら。

 

 

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 ふぁ、ふぁいてぃん……(このテキストは、ライブ終演後に夜行バスで移動し、たどり着いた自宅で朝8時前から執筆を開始しています)。やっぱこの歳で夜行はキツい。前日にライブ行く前に現地観光してたもんで足がバッキバキだったのも加えて結構なグロッキー。ふじやま温泉に入っていなかったらもっと大変になるところだったよ(ふじやま温泉はいいぞ)。そこまでして必死にPCに向かってるのも、極力記憶が薄れないうちにライブ感情を書き留めねばという使命感からなのだが、流石にライブ温泉夜行バスのコンボを決められるとその辺りも自信がなくなってくるが……頑張って思い出そう。まぁ、どうせ終始夢心地だったから記憶なんてロクに残っとりゃせんのじゃ。

 


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 ファ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イティン! どうも僕です。ライブです! Roseliaです! ただ、残念ながら今回は! 私は! もうなんも書けまへん! 正直、もう怒涛が過ぎて何も覚えてないのよ。正直……。今回はついに記事タイトルから「LV」の文字が取れました。そう、行ってきました富士急、行ってきましたコニファーフォレスト! ……正直さぁ、野外で天候に左右されるからリスクもあるし、デブには色々としんどい場所。あげく関西からのアクセスも悪く、2dayで参加しようと思ったら相当な覚悟が必要になる地。これまでは「他ならまだしもコニファーだけはちょっと現地はパスかな……」と思っていたのだが、この2年間で私は考えを改めた。誰かが言った。推しコンテンツは永遠では無いと。推せるうちに推せと。「まぁ、武道館で1回観たこともあるし、観ようと思えばライブなんてどっかで観られるやろ」と思っていた考えを改めた。観られるものは観ておこう。推せるものは推しとこう。そう思って今回は動けたのです。まぁ、完全お一人様な上に全然現地参加のノウハウがわからんからいろんなところでミスして苦労はしたが……まぁ、結果オーライ。私はあの「劇場のスクリーンの向こうにしか無い」と思っていた聖地コニファーの地に降り立ったのである。

 

 まぁ、そのおかげでさ……ボルテージが上がり過ぎてさ……なんかもう、必死に腕を振り回したら2時間経ってたっていう……マジで麻薬やんこんなの。武道館の時も終演後のメンタルは結構やばかったが、今回はもっとやばいかもしれん……本当に、ボーッとしているよ。まぁ、その原因は終演後に立ち寄った「ふじやま温泉」で「ととの」っちゃったせいじゃないかという話もあるのだが……いや、でもライブ終演後の身体で目の前に温泉あったら入るやろ。なんかもう、そこの湯に全ての煩悩を溶かしてきたかのような心持ちです……。ま、いっつもライブ感想は世迷言しか書いてなかったから別にええかぁ。いつも以上に「Roseliaライブのレポ」ではなく「私はただ楽しかった」になります。セトリとかはググれ。

 


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 今週だけでメカの腕が吹き飛ぶアニメを2本観ました、第7話。まぁ、やってることは全然違うけども……いや、どっちもギャグって意味では大して変わらんか?

 サブタイトルがここまで「○○から逃げられない」で統一されていたのが、今回は微妙にニュアンスが異なる。それもそのはず、今回は逃がし屋業務一切無しの「日常回」である。まぁ、今作における「日常」がどれほどのものかと問われたらその疑問は何一つ解決できないのだが……。こんだけバックグラウンドに触れたっぽい雰囲気を出しているのに、結果的に何一つ新しい事実が出てないってのも逆にすごいよな。

 いや、でも一応多少は何か分かったかな? 最大の収穫は、エクアの能力名として「フェイタルラック」という非常に物騒な名前が飛び出したこと。最初に聞いた時は「Fatal lack(致命的欠乏)」なのかと思っちゃったけど、これまでのエクアの立ち回りからして「Fatal luck(運命的幸運)」の方でしょうね。「fatal」には「運命から逃れられない」的ニュアンスもあるので、まさにこのアニメにはぴったりなのだが……これまで各種ゲートのスイッチとかを全部一発で突破してたのって、超絶ハッカー能力があるとかじゃなく、マジで単なるラッキーマンだったからなのかよ。そしてそんなフェイタルなラックは今回も「頼まれたお使いの品が全部目の前で売られている」というよくわからない超常現象として現れている……。ラストは「なんだかんだで新メニューとして出したワニ肉のステーキ(ダチョウの卵を添えて)が大ヒットして看板メニューに」みたいなオチになるかと思ったけど流石にそんなことはなかったぜ。

 結局、謎が深まるばかりだったのはエクアのここまでの人生である。喫茶店に居を構えたのもマルテの見立てでは「割と最近」らしいし、メンバーたちはそれ以前のエクアを知らないということ。学生のくせに喫茶店経営もしているという立ち位置がそもそも謎なのだが、そんな彼女が逃がし屋稼業をこなし、その周りにイロモノ集団を集めているのもどういう経緯なのか。フェレスは「脱退しての出戻り」という経緯があるらしいが、そこそこ付き合いは長いのだろうか。でも、今回のビデオメッセージで「このクラスタで友達を作りたい」と言っていたことから、フェレスとの付き合いもそこまで長くはなさそうだし……謎である。

 そして一番の謎は、そんな縁を大事にしたいラッキーガールのエクアが、なんでよりにもよってあんなクソロボットを仲間に引き入れちまったのかということである。前回に引き続き、どんどん印象が悪くなっていくゴミロボット。この世界のロボ、どこまで無駄に人間的な要素があるんだろう……そしてあのグラビア漫画雑誌、いくらなんでも多方面に拡大しすぎだろ……。

 

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 松本さちの名前をマジで久しぶりに見た気がする、第7話。最近はほとんど仕事してなかったみたいなんだけど……なんのご縁でこのアニメに出てたんでしょうかね。なんで名前覚えてたかっていうと、我が心のアニメの1つ「プリンセスチュチュ」のレギュラーだったから。

 毎度おなじみ中の人的な話題から入るなら、やはり今回のAパートは「早見回」というのがふさわしかろう。どういうキャラで出てくるかと思ったら、絵に描いたような(アニメキャラのような)完璧主義者のメンタル脆い系若人だった。アニメにはよく出てくるけど現実ではあんまりお目にかかったことがないタイプのキャラクターね。いや、どうだろう、程度の差こそあれ、こういう考えのミニマリストって最近は増えてきてんのかもしれんな。注目すべきは、みさおボイスであるにも関わらず喋る言葉は間違いなく京都弁であるということ。まぁ、流石に生育地方言ではないので多少辿々しい部分はあるのだろうが、そもそも主人公の信長だって若干怪しいところはあるのだし、これくらいならあまり気にならないだろう。

 むしろ面白いのは、こういうキャラも全員京都弁を話してるという部分なのかもしれない。アニメだとどうしても「京都弁喋るキャラ」ってイメージが固まりがちで、すげぇ端的に言うなら「なんか遊佐浩二的キャラ」が多い気がする。どっかすかしてたり、他人を馬鹿にしていたり、貴族意識があったり(どこぞの双葉はんに迷惑かけまくりクソ女みたいな)、そういう京都のステレオタイプがてんこ盛りのキャラ以外の「京都弁」ってなかなかお目にかかる機会がない気がするのだが、今作の場合は、なんといってもほとんどのキャラが京都弁。色んなキャラが全員京都弁を話しており、普段なら絶対「京都キャラ」にならないメガネクイッの完璧女までもが京都弁なのである。その辺のギャップだけでもちょっと面白かったわね。お話は……まぁ、わかりやすく。気づいたら一果ちゃんが随分ダイレクトに和の前でもデレるようになっちゃったわね。あの子の性格を考えると、たとえうっかり(?)和を褒めるようなことになったとしても、自分の信念を曲げるようなことは許さないということなんでしょう。小学生に正論で怒られたら、そりゃメンタルだってバキバキにされるわ。

 そして割とあっさりと新キャラ・緋色ちゃんの登場エピソードは終了。そこからはさらなる和ageイベントである小学校訪問へ。伊藤彩沙ボイスのそばかすっこは充分に可愛かったのでそれでいいんじゃないでしょうか。せっかく名前入りのキャラクターになったけど……多分この後の再登場はなさそうだな……。どっちかというと、本当にAパート明けで緋色ちゃんがすぐ馴染んでることの方が注目ポイントかもしれない。緑松、意外に懐が広くていい職場なのかも。ただ、近所の常連のお客さんが平気で「あの子愛想無しやんか」とか言っちゃうあたりはドロドロの京都的フレバーも感じる。……京都人の性格は別にワルクナイヨ?(考えてみりゃ純正京都人なんてそんなに知り合いにおらんわ)

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 もうね、なんかね、ラストシーンが「ボーボボかよ」ってくらいに笑ってまうねん、第7話。いや、真面目にやってる、シリアスでやってんだよ。それは分かってんねん。でもこいつぁ……シリアスなギャグ、強すぎるんよ。うわああああああちゃうわ。

 そもそもの問題として、今作の主人公・イヴは基本的に「なんかよく分からんけど全体的にゴルフが強いねん」というフワッとした主人公。まぁ、ゴルフ漫画の主人公なんてだいたいそうなんだけども、結局ドライバーでかっ飛ばす能力が強いとそれだけでライジングなインパクトだし、パッティングなんかはとりあえずみんなして「外さない」前提で話が進むのであんまり個性っていう面では光らないはず。誰もが皆ヴィペールさんみたいなヘンテコ技を持ってれば「能力ゴルフバトルアニメ」にもなるのかもしれないが、ゴルフの競技性を考えるとその路線にも限界があるだろう。

 となると、いったいどこで「いい試合感」とか「成長してる感」を出せばいいのかという話なのだが……その対処法が実にわかりやすい「同門対決」だったという。イヴが「弾丸(バレット)!」と言いながら毎回スイングしてるのも冷静に考えたら意味がわからんのだが、まぁ、チャーでシューでメン的なお作法であると考えると、同様の「バレット使い」が現れ、お互いに同じように飛ばしまくれば自動的に「いい試合感」が出せるという寸法。ローズさんがまさかのそのポジションだったというのは驚きだが、よくもまぁ、「単に技術の高いゴルフをやってる」というだけのシーンでここまで引っ張れるもんである(その間にも、我らがゴルフコース生成マシンは大活躍だ)。

 しかし「このまま単にいい試合感を出されても……」と途方に暮れ始めたあたりで当然動きがある。まずは確実にサブタイトルで勝ちフラグを超えたネタバレにまでなっちゃっている「葵色の弾丸」というひとネタ。友からもらった新たな弾丸はなんなのかというと……単なるスライスだった。でもまぁ、ここまで本当に直球一本で頑張ってきたイヴからしたらそれも立派な成長なのか。「VRすごすぎやろ」とか「つい最近紫色を手に入れたんだとしたら、お前今まで虹色じゃなくて6色で戦ってたってことやんけ」とかいうツッコミはいくらでも出てくるが、そんなこたぁどうでもいい。これが「成長してる感」である。同門対決でしのぎを削る中、片方は新たな友の力を借りての成長。そしてもう片方は……今までの溜まりに溜まったツケを払う崩壊の時……いや、でもその崩壊の仕方は……。

 流石にあのドッキリリアクションを見るとイヴもローズの真実は知らなかったってことなんだよね? だとしたら「背中の弾丸」ってなんだったんだろう。単に「お互いフルスイング続きだったからババアはそろそろ体力的にしんどいやろ」くらいのつもりだったんでしょうかね? まさかあんなところからゴルフ場生成システム以上のミラクルが飛び出すなんて……。まぁ、これでおそらくローズさんの過去も明かされるだろうし、よりダイレクトにレオとの絡みも見えてくるに違いない。……いや、何がどうなったらあんなことになるんだよ……。

 このアニメ、結局葵さん側にいっぱい登場した「なんかそれっぽい高校生ゴルファー」は出番がないまま終わるんか?

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 ヒーラー・ガールズ・バンド・パーティ! 第7話。いやー、やっぱり文化祭バンドはアニメの華ですよ。これまでにも数々の名曲が生まれていますのでねー。God Knows、ふわふわ時間、Determination Symphony、そして今回のこれ……。こうして並べると、予定が狂って急遽ステージに立ったバンドがやたら多いな……。

 Aパートは前回からの続きで文化祭真っ只中。毎回思うし、多分どっかのアニメの文化祭エピソードの時に書いてると思うんだけど、なんでアニメの文化祭ってこんなに飲食が乱立できるんだろう。保健所の指導とか大丈夫なんだろうか。私が高校生だった時は、学内で飲食を扱う権利は3年生だけの特権で1、2年生は他の企画を捻り出さなきゃいけなくて大変だったんだよなぁ……その辺で買ってきたペットの紅茶とシュークリームだけでいくらかでも商売できるんだからちょろいもんである(まぁ、その辺の漫喫とかだって似たようなもんかもしれんが)。

 文化祭の雰囲気を満喫してはしゃぐかなと、それ以上にはしゃぐソーニャ。ただほのぼのと絡む女子高生たちを見つつ「こういうのでいいんだよ……な?」とちょっと不安げに見守るパートである。今作は既に今期屈指の「日常アニメ」としても頭角を表しているので、何一つ不安要素の無い平和オンリーアニメとしても楽しめるのだが、このまま本当に何もなしに文化祭を楽しんで終わっては、先週に続けてヒーラー要素がなさすぎるんじゃね? とちょっと物足りなさを感じ始めてしまう。

 しかしそこはもちろん今作のこと、抜かりなどあろうはずもなく。Bパートではあれよあれよという間にメンバーたちがステージ上に担ぎ上げられる流れとなり、なんと夢のヒーラー5人バンドを結成。途中の流れで師匠が歌う可能性まで出てきて、「全校生徒の前で師匠が歌う歌、教室モノクローム以外ないやんけ」といろめきたったが、流石にそこは大人が出る幕ではなかった。ソーニャちゃんの名采配もあり、我らが主人公・かながメインボーカルとしてセンターに立ち、急造バンドとは思えない堂々とした立ち回り。ヒーラーをやるためには「当然一通りは楽器にさわれ」なきゃいけないんだね……下手な音大生よりも大変やんけ……かなだけが楽器に触れないのって、育ちの悪さなんでしょうかね。いや、でも調音に使われることも多いギター類とか手習の基本であるキーボード(ピアノ)はまだしも、いきなりドラム叩けって言われて叩けるやつそうそういねぇぞ。しかもドラム担当はヒーラーじゃなくてサポートのしのぶだったという……それこそソーニャちゃんのためにリズム隊の練習をしてたってことなんでしょうかね。

 こうして生まれた名もなきバンド。普段のヒーラー歌唱はどうしたってミディアムテンポ以下の曲が多くなるため、今回のようにゴリゴリのバンドサウンドというのは当然初めてのことだし、おそらく今後も登場しない異色の1本となるだろう。中の人たちが全員ひとかどの歌い手ということもあり、その5人が集まった夢バンドの迫力はなかなかのもの。そして当然、今作は映像部分でもきっちり決めており、どこぞのENOZの昔より、バンド演奏シーンはやたらに真に迫った演奏描写が求められることを理解している。やっぱドラムのビートが画からも伝わるシーン作りって好きなんだよなぁ。いいものを見せてもらいましたわ。ぜひ、将来的にはGod Knowsみたいにカラオケにアニメ映像付きで入れてもらえれば……(無いんだろうなぁ……)。

 普段、寝ぼけたキャラがいう「もう食べられないよぉ」はネタ以外の何ものでも無いのだが、今回はそれなりに意味があったのがちょっと笑った。あと生徒会長の変なキャラにも笑った。あいつ、今回までの使い捨てキャラだと勿体無いだろ。

 

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