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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 最初はグーをキャンセルしての勝負なのにチョキ出しにいくのはだいぶ勇気がいりません? 第6話。たきな目線だと単にサマがヒラになっただけの勝負であって、決して必勝じゃなかったはずなのだが、あそこでドヤ顔でチョキ出したのはなんでだったんでしょうね……そして千束はあれだけの能力を持ってるなら、多分ゴンやキルアと同じジャンケン必勝法も使えると思うのね。……千束、ハンター試験で結構いいところまでいけそうやな……。

 というわけでジャンケンが同棲生活を彩るお話(違う)。たきなってあんな性格だからどっかにポンコツ成分多めで割り振られてると思うんだけど、家事はどれもきちんと出来るみたいね。まぁ、カフェでバイトしてるくらいだし、2人して家事全般はある程度フォローできるくらいのスペックなのかしら。でも自宅で洗濯するのはトランクスなんだよな……2人の常識レベルがどこにあるのかがいまいち分からん。1つだけ分かるのは、少なくともここ数日はたきなが千束のパンツを洗濯していたということくらいである。

 リコリス襲撃班、名前が真島であることが判明し、その目的の中心は「DA撲滅」であるらしいことも確認された。ただ、どうにもテロリストとしては自分勝手というか、自由すぎるところがあるらしく、これで国家の敵になり得るのかどうかはまだよく分からない。狙撃手としてもプランナーとしてもそんなに大物には見えないのだが……彼の過去にも何かおっきな秘密があったりするんでしょうかね。あまり主義主張の見えない男ではあるのだが……。

 単なる享楽主義者の可能性もあって、そんな真島が直接対決を経て千束にロックオン。これで敵キャラとの直接的な因縁が出来ましたね。真島をやっつけて最後に大物のあの人(吉松)にたどり着くまでのお話ってことになるのか。千束サイドは超便利電脳ツールであるくるみちゃんがいるのでかなりの有利がつきそうな気がするのだが……まぁ、やる気が起こればの話だからなぁ。

 ちなみに、今回千束がくるみと遊んでいたボドゲはゲームボードがさっぱり映ってないけど、2人対戦してて特徴的なタイルを取り合っているのでパッチワークっぽいゲームデザイン。なんかこのアニメ、いちいちボドゲの解像度が高いんだよな。

 

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 メインヒロインのヘアスタイルが変わる作品は名作、第6話。まぁ、リコの場合はヘアスタイルだけじゃなくて身体の構成要素まで色々と変わりすぎな気はするけども……当代きっての変質系ヒロイン、フォスフォフィライトみたいにはならないでくださいね。

 第2期開始以降、つまり6層以降のお話は原作を1回読んだだけじゃよく分からなくって、それはアニメでもあまり変わらないかと思っていたが、やはりアニメの方がいくらか話が早い。今作最大の難点にして魅力となっているのは、なんと言ってもそのビジュアルの超越っぷり。ここまでの展開だって結構なグロやフェチに溢れていたが、6層の成れ果て村は、もう全てのキャラについてやりたい放題である。まともな外見のやつが1体もおらず、原作漫画の場合、正直「これ、どっからどこまでが1人のキャラなんだ?」っていうレベルで頭を抱えることが多かった。もちろん丁寧に読んでいけばそれで全く問題ないし、それだけじっくり味わえることが美点であるはずなのだが、どうにも漫画を読むのが苦手な私は目が滑ってしょうがない。「アニメ化まで待っとこうか」という判断になるのもやむなしである。

 ただ、アニメになったところでこのカオスすぎる空間が解消するのかという不安もあった。というか、解消しちゃったら魅力半減なわけで、いったいどうしたらいいいんだと一人勝手に頭を抱えていたものだ。ただ、そんな私の心配をよそに、アニメでも当然訳のわからん連中がたくさん出てきて、まずは村の訳のわからん理を叩きつけてくる。「これもう、どうにもなんねぇな」と思ってぼんやりと眺めていたのが先週までで、今週は思い切りバトルものの様相を呈し、一気に見やすくなった。「でかい敵相手に戦う」というビジュアルのおかげで見やすくなったのもあるし、住人たちが一致団結して1つの目的に向かっていることがわかりやすいので、余計な心配事が減ったというのも大きな変化だろうか。正直、村の住人の「価値」という概念があまりに漠然としており、「これ、もう誰が何をやり始めても文句言えないやつやん」と思っていたので半分匙を投げていたのである。こうしてみんなのモチベーションを合わせて集団行動をとることもできるのね。

 冒頭、リコがナナチのために犠牲になろうとする姿を見て「そういうとこだぞ」と文句の一つも言いたくなったが、その後のなろう系主人公みたいな機転の利かせ方で汚名返上。単にうんこしてるだけのヒロインじゃないぞ、ということを見せつけてくれた。リコの強みって、こういうところで物怖じしないし、一度これと決めたらやり通せるだけの胆力がある部分なのよね。如何せん奈落世界じゃその思い切りの良さが致命傷になりがちなだけであって。ちゃんとレグがついてきてくれれば、リコのコントロールも取りやすくなってくるだろう。ついでに今回は白笛の完成からプルシュカとの友情タッグというアツい見せ場もあったし、久しぶりに少年漫画的に盛り上がれてとてもよかったです。プルシュカがフラッシュバックするとおまけとしてどっかの度し難い奴も脳裏に蘇るのはどうかと思うけど。

 それにしても……やっぱ成れ果てのデザインがすげぇなぁ。一番話の分かるマジカジャが今回騎馬の如き立ち位置で素直に協力してくれたもんだから、周りのみんなもだんだん「人っぽく」見えてきたのが恐ろしい。最初はあんなに話がわからずに右も左も定かじゃない世界だったのに……ほんでマアアさんのポジションな……今週初めて気づいたけど、マアアさんだけ最後のクレジットが「マアアさん」なのね。そこまでが名前なのかよ。

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 このサブタイはどこの何を表してるんだろう、第6話。もしかして「アウラにもうちょいでモモンガ様のドジっ子っぷりがバレてしまう」という危機なのかもしれない。

 なろう的チートはフル回転しているけれど、どこか憎めない我らがヒーロー・モモンガ様。彼の立ち居振る舞いは常に余裕を見せる外面のおかげで幸いにも「強者ムーブ」が板についている。余計なへりくだりも無いし、一応は舐めプも最小限で、出来ることは全力で立ち回る。だけど所詮人間1人で考えていることなので思惑には限界もある。そのために一応過去にはピンチっぽいこともあったことはあったし、今回のようにとにかく空回りして変な方向に推論が向かっちゃうことも。確かに見えてる情報からだけだとそう考えるのは理解できるし、必要以上に「姿の見えない敵」を警戒してるもんだから深読みに深読みを重ねちゃうのはしょうがない。

 そんな「アンデッドメンタル補正が入らないと割と小市民」なモモンガ様の今回のお仕事は、失われし伝統工芸の文化保護というクッソ地味な業務。「可能性を感じている」とはいうものの、ルーン工芸が本当に失われた技術に接続して武力になるかどうかもよく分かってないし、下手したら単なる文化保全ボランティアで終わる可能性もあるという、割と博打な政策だ。そんなことのために為政者が自ら出てきて現場労働してるあたり、本当にこの国はある意味でホワイトだし、ある意味でブラックである。多分相手の実力を考えればアウラ・シャルティアの2人だけでも事足りるくらいなんだろうけどね……ことシャルティアに関しては過去の実績があるもんだからなかなか放っておけないのよね。

 ドワーフ国からしてみれば、「金持った企業が地元の無形文化財の保護のために出資してくれるらしいぞ」くらいの感覚。こういう事業に金出せるのは本当の意味で余裕がある企業だけ。そりゃまぁ最初はとんでもねぇ奴が来ちゃったってんで警戒もするが、もらえるもんはもらわないと勿体無いってんで二つ返事でのOK。ただ、「あいつ絶対悪じゃぞ」の言葉が本当だとしたら、多分ドワーフたちが警戒しなきゃいけないのって今後の方針じゃなくて、「もしかして今回の襲撃の裏で糸を引いてるのがこの骸骨なのでは……」っていう疑念だと思うの。たまたま魔導王が交易交渉に来たタイミングで因縁の敵国に攻め込まれてるっていう偶然、看過しちゃっていいんでしょうかね?(まぁ、本当に偶然みたいだけど) その辺りが割と抜けてるっぽいドワーフ国、よくぞ今まで存続してたもんだな。ドワーフ国の恐ろしいところは、国民全員がドワーフだからキャラが被りすぎててて全く区別がつかないところである。……よくアニメに出てくるエルフの国はもうちょいう差別化することが多いんだけどね……せいぜい髭を編み込んでおしゃれするくらいしか区別の方法がないのよ(女性ドワーフも存在するはずなのだが、少なくとも今回画面にそれらしいのはいなかったな)。そう言う意味では割と地味な画面の回だった。いや、多分スタッフは相当頑張ってバリエーションだしてくれてるんだろうけどね。

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 「女の子の頭を持つ時に便利なものランキング」の第1位は「シャミ子の角」ですが、第2位は「千砂都のお団子」じゃないでしょうか、第4話。今回かのんがしっかりとその丸を握っておりました。渾身の丸だったんでしょうなぁ。

 というわけで、今回は赤(メイ)と青(四季)の話かと思わせておいて、実は我らが嵐千砂都ちゃんが奮起する、まさかのお団子メイン回でした…………というのは流石に言い過ぎだが、いいじゃない、元来のメンバーが頑張ってる姿を見るのは。千砂都はどうしても2年生の中では押しが弱い方なので、可可やすみれといった狂言回しの陰に隠れがちなのだが、そんな彼女がこのタイミングで掴んだ役職はまさかの部長。これは正直意外でしたね。実際、みんな同学年だから誰が部長になっても不思議じゃないし、それぞれに「部長になれる要素」もあれば「部長に向かない要素」もある。となればやはりかのんに……と言いたくなるのが人情であろう。過去にもいわゆるセンターメンバーである穂乃果や千歌ちゃんが部長を…………いや、やってねぇな。μ’sの部長はにこだったし、Aqoursに至っては部長がいない(よね?)。となればここでかのんが部長をやるのはむしろおかしいくらいの話で。でも、きな子が言うように「かのんじゃなきゃ誰がやるのさ」って話よね。恋を除外した時にきな子が考えていた「選択肢」が誰なのかは定かでないが……千砂都は一応候補たり得たかしら。

 「恋は生徒会長との兼任が大変だから無理」っていう理由をメンバー内の仕事量にも当てはめて考えてみると、「かのんは曲作り担当だから無理」だし、「千砂都は振り付け担当」「可可は衣装・デザイン担当」である。……おい、暇なやつが一人おるぞ。……でもやらせたくない気持ちは分かる……うん、ちーちゃんが立候補してくれて本当に良かった。今回のちーちゃんはメイ&四季コンビのすれ違いを過去の自分の悩みに重ねており、「かのんちゃんがいてくれたから今の私がここにいるんだぁ」という、1期で最も重たかったあの感情が再び舞い戻る。かのんのためなら何でもできる女・嵐千砂都。その「何でも」は、「自分を変えること」に特化しているのだ。

 そうして2年生にも動きがあったところで、ほんなら1年もがんばらんかい、というのが今回の趣旨(?)。なんかね、想像以上にメイ四季の関係が出来上がりすぎてて、「新しい素材が完全調理済み、レンジでチンするだけで食べられる状態で出てきた」みたいな感覚なんですがね。こういう場合、下味が口に合わないと非常に残念なことになるのですが……シンプルで真っ直ぐなこのテイストは……悪くないですわ。大変美味ですわ。普通の友達同士は、あんまりお互いのことを「お前の方が可愛いから」などと押し付け合わないと思うし、普通の友達同士は、最終的に通じ合って恋人繋ぎしたりもしないと思うのね。せっかく憧れのLiella!に加入したというのに、どこをどういじってもメイの目線の先には四季がいて、四季はメイのことしか考えてないとなると、もしかしたらチーム内不和の原因になったりしないですか?

 まぁ、とりあえず加入してみてからの話なので、上級生との関係性はこれからゆっくり培ってもらうことにしようか。大丈夫、部長がしっかりしてるから、この部活は成功するよ。なお、まだ1人加入者がいる模様。未だにあいつがどこをどういじったらLiella!と接点を持てるのかが分からん。

 

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 発明品取り出す時のオリバーがちょっと○○えもんっぽいのはなぜなんだぜ? 第5話。あの世界には多分猫型ロボットはいないと思うのだが……あれか、人類は皆何かひみつな道具を取り出す時はああなるってことか(シャドーです)。

 今回も内容はみっちみち。特に前半部分、研究班との対話パートはケイトが「めっちゃ情報もらえた」と言っていた通り、マジでありとあらゆる伏線というか、犯人に向かっての手がかりが詰め込まれている。まぁ、最終的に細かく詰めていった限定条件はギリギリ使えたり使えなかったりするわけだが、少なくともほぼ全部の証拠が一度は論理の俎上にあがってくるというのだから恐ろしい。マジでケイトは探偵としてかなり優秀である。いや、オリバーが聞かれてもいないのに喋りすぎって話ではあるのだが……彼が星付きの中に混じってくれてたのは本当に幸運だったんだよな。

 そしてもう1つの幸運は、これもケイトが触れていたが一緒にジョンがついてきてくれたことだろう。ケイトだけでは何をどう調査したらいいかも分からないし、あの通りの性格なのでいきなり初対面で個性が強すぎる研究班の面々に出会っていたら、それだけで考えすぎて萎縮してしまった可能性もある。今回仕入れられた情報は、一見すると事件には関係なさそうなものも混じっており、積極的に世間話をしていかないと掘り下げられない部分もあっただろう。そこを自然にアイスブレイクしてくれるのがジョン(とエミリコ)の強みである。さらにさらにエミリコは先の亡霊騒ぎで大活躍しており、オリバーからはとりわけ注目されていたというのも大きい。何もかもが、スルスルと情報を引き出すのに貢献してくれているのである。いや、それにしたってオリバー喋りすぎだけどね。隣にバーバラがいたら流石にやばかったと思う。

 また、こうした調査シーンは情報てんこ盛りでただでさえ大変だというのに、改めてみるとそれ以外の要素の伏線も散りばめられているのがすごい。エミリコは今回背景でただ遊んでいるだけのように見えているが(まぁ、実際そうなのだが)、その時に彼女がやっていることが直接的に後の展開の予告にもなってるという……まぁ、設定が出来てるんだから伏線敷くのも難しくはないのだろうが、こうしてしばらく経ってから振り返ると「あぁ、そういうことね」となる描写がたくさんあるのは嬉しい。

 打って変わって動きが少なくなるのはBパートの同期会。同期会の開催概要は、アニメ版では原作とややニュアンスが違う部分もある(1期ラストのオリジナルでちょっとやっちゃったから)が、既におおよそ原作路線に軌道修正できているのであまり問題はなさそうだ。こちらのパートの見どころはなんと言ってもその映像美である。いや、そこまで作画が凄まじいなんてことはないのだが、同期会のシーンって、人形たちが出席せずにシャドーだけのシーンが続くので、とにかく画面が黒くなるのである。集まってる時間が夜中ということもあり、薄暗い部屋の中でシャドーだけが顔を突き合わせる図、下手したら放送事故レベルで黒くなりかねない。普通のアニメ作画の方策ではちょっとフォローできない難しい画面になるはずだ。しかしこちらのスタッフはその辺りの見せ方もかなり気を配っており、たとえば今回のシーンで言えばパトリックの部屋の暖炉の存在を強調し、そこにある炎を光源として捉え、赤と黒のコントラストで画面に彩りを添えている。すす達磨なんかは正直ややみづらくはあるのだが、それでも何をやっているのかは分かるようになっているし、画面もただ暗く沈み込むだけではなく、シャドーたちの貴族然とした出立ちの豪奢さなんかも伝わるように描かれている。この図が見られるからこそのシャドーハウスですよ。

 

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 役者が揃った、第7話。どっちにも言えることなんだけども……ほんと、いい部下を持ったよね……。

 皇女決戦、クライマックス。元々クオンサイドがどの程度この流れを想定していたのかは定かでないが、彼女の性格を考えるに、ゴン詰めしてアンジュが折れるようだったらマジでトゥスクルは武力侵攻してたんじゃなかろうか。彼女の中であんまりエンナカムイへの思い入れは無くなっちゃってるはずなので、「何も無い」国だったら踏んづけていくのもやむなしと考えてた気がする。そしてクロウとベナウィだったらそれくらいは余裕でOKする。今にして思えば、城外のすぐに手を出せるところにカルラとトウカを控えさせてたのも、有事の際に速やかに制圧できるように構えてた配置だよな。この国の主戦力、めちゃめちゃ集結しちゃってるやん(大外にトウカを配置しとく布陣、実際のゲームでも割と汎用性高そうじゃない?)。

 そんな「試し」のつもりで乗り込んできたであろうクオン。そのパワーはこれまでのすったもんだでストレスとして充溢しており、幼いアンジュに向けても容赦無く発揮される。まぁ、ここで手心を加える意味もなかろうし、思いっきりぶん殴っても死なないだろうアンジュをボコることで国の姿勢はこれ以上ないくらいにはっきり示せる。実際、アンジュは一度は膝を突き心折れたのである。今回一番気合が入った作画になってたのはぐしゃぐしゃに叩きのめされたアンジュだった気がしますね。あのまんまだったら、多分うたわれるもの最終章は「結局トゥスクル編」になっていたはず。しかし、そこは当然我らが主人公が構えている。そして、この仮面の男の存在が、苦労人のクオンさんのメンタルをぐっちゃぐちゃにしてしまったからさぁ大変だ。取り出した鉄扇とわけ知り顔の文言の数々。そりゃまぁ、「お前がハクを語るなぁ!」とキレるのは当たり前の話で。

 覚醒クオンは正面から“オシュトル”を誅滅するが、彼は今自分が対峙してる皇女が何者なのか気づいていない。ここで気づいたら気づいたでまた厄介なことになってた気がするのだが、そのまま「敵対するかもしれない国のトップ」だと思って対峙し続けたのが功を奏したのだろう。既に一枚仮面をかぶっているところに、さらに「ハクという今は亡き男の仮面」を被り、絶体絶命のピンチにも風を吹き入れる。アンジュたちからしたらこれ以上ないエールになるその振る舞いも、クオンから見たら……そりゃキレるよ。「何を都合よく利用してんだ」ってなるよ。このギャップは一歩間違ったらアンジャッシュコントだ。でも、それが本当に、2人の皇女の思いのぶつかり合いに昇華されている。ヒロイン2人のぶつかり合いなのに、ドラゴンボールでしか見たことないような超絶パワーファイティングが見られるのがこの世界のいいところですね。女の子どうしで顔面ボコりあっても違和感がない、生きてるって感じ。

 そんな試合に華を添えるのは外野の「母親」の皆さん。カルラブレードが突如投げ込まれ、なんの前触れもない伝承の儀が行われる。もうね、こういうんだけでも旧作ファンは嬉しいわよね。なるほどあの大太刀が次なる戦に引き継がれていくわけか。確かにいくらアンジュがフィジカル最強だからって、あの短躯では徒手空拳で戦うわけにもいかんもんね。実に良いタイミングで持ってきてくれたやん。あそこで「何となく面白そう」くらいの理由で自分の武器ぶん投げちゃうあたり、マジカルラ。

 そうして互角に近い状況まで持っていった試合を決定づけたのは、画面隅でちょこちょこと避難している“オシュトル”の一言だったというのがまたドラマティック。そうかぁ、響いたかぁ。聞こえちゃったかぁ……よかったね、クオン、気づくことが出来て……。まぁ、気づいた直後は本当に何が何だか分からなかっただろうけども……。ハクさん、こんなどーでもいい台詞で決定打を出しちゃうあたりが本当に罪作りね。いや、でもめちゃくちゃ「らしい」からいいのかな。あとはもう、不器用なクオンが自分の進路に迷っているところを部下に後押ししてもらうだけ(主に屁で)。ピースが全て、収まるべき場所に収まっていくこの感覚はとても心地よい。さぁ、ここからだ。

 

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 桂とアキラの性倒錯劇場がもっぱらの見どころ、第5話。桂が女装してる感はわかるんだけど、アキラの男装は、この世界の住人的には男に見えてるんだろうか……あんまり偽る気があるとは思えないのだけども……まぁ、沖田総司を名乗らなきゃいけないんだからそれなりに意識はしてんのか。

 サブタイトルから坊主(鈴蘭)と医者(踪玄)の活躍回かと思ったのだが、正直、あんまり活躍ってほど活躍はしてない。いや、確実にスポットが当たったのはこの2人なんだけど、今までやってきたことの延長でしかなくて、もうちょい掘り下げが欲しかったかな、というのが正直なところ。話数の配分を考えると、個々のメンバーにスポットを当てる話はあんまり腰を据えてやる感じじゃなさそうね。坊主&医者コンビのお当番回が今回で終了だと仮定すると、もしかして逆太郎&某のお当番回ってもう終わった扱いなのかしら? ……流石に某はなんも語られなさすぎじゃないかい?

 一応、折角スポットが当たったのだから確認だけでもしておくと、まず坊主の方は罪状が「隠れキリシタン」。厳密には、彼自身は特定の宗教に肩入れする気はなく、衆生を救いたいという欲求から、とりあえず手近にある宗教ならなんでも使っちゃうというインスタントな宗教家のようである。だからこそ他人の苦しみを察知する能力に長けており、相手に寄り添った結果、たまたまお上の意向に反してしまったということらしい。おかげで彼の持つステータスは「人間性」以外に特になくて、戦闘スタイルも踪玄に作ってもらった錫杖(と斎藤一の霊力)に頼りきりだし、それ以外の特殊能力も持ち合わせない。なるほど活躍させるのが難しいキャラではある。一応、独自の宗教観や人生観を踪玄と絡ませる時だけは多少なりとも存在感が増し、動乱の世で人が何を糧に生きるかを考えるヒントくらいにはなるだろうか。

 そんな鈴蘭に対して要素がマシマシなのが踪玄の方。性質は「真理の探求者」であり、本質を知るためなら化学・生物学・医学に民俗学までなんでもござれ。とにかく目の前にある現象を突き止めたいという欲求が彼を動かしている。おかげで死体の腑分けが法に触れての身の上とのことだが、そのために人を殺したとかじゃなければ、そこまで極刑にはならない気もするのだが(この時代に死体損壊罪とかあるんだろうか)……どっちかっていうと「安楽死の薬」の方がヤバげなものだったのかもしれませんね。ちなみに踪玄も基本的に戦闘は不向きで、これまでの乱戦シーン(とオープニング)では爆薬を放り投げることでなんとなく戦場をかき回すにとどまっていた。今回、医者坊主コンビが鬼に囲まれるシーンがあったわけだが、あの状況から2人がどうやって生還したのかはよく分からない。剣術はそれなりにできるんだろうか? 守護霊におんぶにだっこでは、主人公チームとしての説得力に欠けるが……。

 まぁ、他の連中だって明確な強さが示されてるのってアキラと朔夜くらいだけどねぇ。朔夜は今回改めて羅生丸と対峙したが、当然決着はつかず。身の上話を共有したことで「父殺しと母殺し」という謎のつながりができてしまい、さらに一番星をカッカさせることになってしまった。今のところ羅生丸側の反抗理由がわかっていないのでなんとも言えないが……最終的には一番星が朔夜→羅生丸の順に許していく流れですかねぇ。「鬼の大将」って名乗ってた割には更なる上役がいることが判明してしまったので、最終的に一番星と和解してこっちに戻ってきてもおかしくない土壌が形成されてしまったのよな。ほんであの謎の仮面ボスは……2話くらいで思わせぶりに登場してた速水奨ボイスの神主が(アイキャッチ的にも)やたら怪しかったんですが、どうなんでしょうね。

 

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 ふしだらなアニメですね、第5話。そりゃこのタイトルでこの内容なんだから当たり前だろ、という認識を今さら更新したが(思い立って初めて原曲の歌詞も確認したが)、とはいえ単にあけすけのエロではないあたりに色んな関係者のこだわりを感じる。

 なんと前回までの盛り上がり(?)をなかったことにするかのように、今回はアキラちゃんが全く登場しないというとんでもねぇ展開。せっかく彼女のおかげで色々捗ったのに! いや、何がどう捗ったかはよく分からないので一旦落ち着こう。第3のキャラが登場しなかったということは、当然第1、第2のキャラの絡みが濃密になるということ。冒頭、珍しくナズナちゃん視点から始まり、彼女がコウとの「夜ふかし」をどのように考えているのかがちょっと垣間見える内容。これまで彼女は掴み所の無い態度でのらりくらりとコウのアプローチをかわしている印象だったのだが、どうやら少なくとも現状においては彼女もこのヘンテコな夜を楽しんでいるようである。しばらく「退屈な夜」「やることがない夜」というニュアンスのシーンが続いて「あれ? 夜の使者たるナズナちゃんが夜に退屈してたらどうしようもなくない?」と不安になったのだが、それってつまり「コウがいないと物足りない」ということだったらしい。おかげで今回のコウいじりはいつもに増してあけすけでひどいものが多く、理不尽さが限界マックスであった。

 そんな2人のいびつな交流の中で、彼女の「前職(現職?)」である「添い寝屋」の存在が発覚。「エロい商売でしょ」と言われて否定していたが、まぁエロい商売だ。そんなエロさを積極的にアピールするためか、マッサージプレイからのふともも描写がこれまでに無いエロさでこれまた限界マックスである。なんだろ、これまで今作にあまりエロスを感じたことはなくて、どっちかっていうとアキラちゃんのおっぱいに希望を見出すことが多かった。ナズナちゃんはコスチュームこそエロいものの、何故かあんまり性的にそそられる部分がなく、なんなら今回の入浴シーンも別にエロくない。しかし、マッサージシーンはそこから一歩進んでエロくなっている。彼女の中で何かスイッチを切り替える能力があるのだろうか? まぁ、単に演出スタッフがどこをどう見せたいかって話ではあるのだが……露骨に見えるお風呂姿よりも、見えそで見えないコスの太ももの方がエロい。これが真理ですね。

 そして、そんなエロ業務を生業にしていたというナズナちゃん宅へついに「第四のキャラ」となる新たなお客さんが到来。まさかの女性客、まさかの百合展開!? かと思われたが……ナズナちゃん、それはあまりに理不尽な対応だよ……。中学生相手の2000円はあまりにリアルな数字だけど、そんな中学生にいきなり真似事マッサージさせるのはかけらもリアルじゃないよ……お客さんもそれでは納得しないだろ、とは思うが、考えてみりゃ自宅に連れ込んであれこれやってる時点で、すでに風営法とか色々アウトな気がする。健全な精神で健全なお金を稼ごうよ。吸血鬼には無理かぁ? でも、別に日光浴びても灰になるような性質だとも思えないんだよな。単に眠くて朝は寝てるだけなのでは……。

 

 

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 私の名前は、星見純那だぁ!!! 第4話。いや、ごめんなさい、星見純那ではないです。でも、そういうことですよ。そういう話ですよ。どうにも生まれ持っての性分でしょうね、こういう「頭でっかちでお利口さんになりがち」キャラの奮起って、胸にクるものがあるんですよ……杏夏もこれで堂々とポジションゼロに立つことができるようになったのさ。

 今回の見どころは大きく2つあるが、当然どちらも杏夏のことである。1つは、彼女がいかにしてアイドルに憧れ、アイドルになったかという成り立ちのお話。元々真面目一辺倒で芸能になど一切興味がなかった杏夏だったが、友達から強引にライブへ引っ張り込まれ、そこで雷に撃たれたような衝撃を受けたという。伝説のアイドル島村卯月によってアイドルという存在をまざまざと見せつけられ、その魅力に一気に引き込まれる。少しずつハマるとかじゃなくて、何も知らない状態からブレードを握らずにはいられなくなる。そういう「特別」との出会い。やはり人間にはそういう瞬間があるものだ。私の場合はアイドルではなくて某ボーカルさんとの出会いが衝撃だったが、確かに、「棒は……棒はどこ?! あの光る棒をふらなければ!」という気持ちはとてもよく分かる。ステージの上の存在に、何かを届けてもらえる。それを受け取ったよ、と伝えたい。何かを形にしたいと願う時、人は自然に光る棒を握るものなのです。わかりまぁす。

 そうして一気にアイドルオタクになるのかと思われた杏夏だったが、やはりこの子も「特別」の一端なのだろう。発想が斜め上に進化し、「アイドルを見ていたい」ではなく「アイドルになりたい」へ。そこからは持ち前の真面目さでただひたすら努力。何事もとにかく数を重ねるしかないのである。そうして手に入れたアイドルへの切符。しかし本人も言う通り、アイドルってのはなるまでが大変、そしてなってからはもっと大変。世界にはアイドル志望者が恐ろしい数おり、そこから淘汰されてアイドルを名乗れるようになるのはほんの一握り。そして、その中でさらに「売れるアイドル」になれる確率でいえば、もうそれは本当に奇跡みたいな数字になってしまう。残念ながら、杏夏は未だそこには到達できていない。

 そして、そんな彼女の前には青天国春というもう1人の「特別」が登場したという。“本物”を前にすると人は自分の限界を知る。やはり春のもつ才は天賦のものであるらしい。単なる歌唱力や表現力といった枠に収まらず、ステージ上で輝ける多くの要素を兼ね備えた春の姿を見て、杏夏は己の限界を勝手に感じ取ってしまう。「自分は傍にいる方がいい」「センターになど立つべきではない」。そう思ってしまった。強烈なキラメキに目を焼かれ、落ちていく舞台少女がまた一人。

 しかし、この世界にはそんな落ちぶれた人間にドスを突きつけて腹を切れというルームメイトはいないが、彼女の本心を見透かし、的確にアドバイスをくれるマネージャーは存在している(そういう意味ではまだ舞台少女よりはよっぽど優しい)。今回の最大のみどころは、やはり一度は夢を諦めた杏夏にもう一度ポジションゼロを踏ませることになったその顛末であろう。マネージャーはいいことをいう。「アイドルは正しいことをするんじゃない。やりたいことをやるんだ」。何よりもわがままに、何よりも貪欲に。共演者を喰らい、燃料にするのが舞台少女。それならアイドルだって。

 仲間たちに支えられ、かつての友人に押し上げられ、杏夏はようやくその場所に辿り着いた。しかしまだ、そこは約束タワーの頂点ではない。次なるポジションゼロを求めて、お茶目アイドルは駆け上がっていくのだ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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