最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ミュークルドリーミー みっくす!」 ー→6 まさか最終回が実写込み総集編とは……。流石にそこは調整してくれよ。先週のおしまいを見守った後「来週何するん!?」って無用な期待を抱いちゃったじゃないか……結局最後まで放送日程と放送形態に振り回されるアニメだった……そして最後まで3期の報が無いものかと正座待機してたけどダメだった……まぁ、2期ですでに予算おりてなさそうだったしなぁ……。 というわけで、2年に渡る狂乱のミュークルタイムは幕を閉じたのであった。多分、しばらくはミュークルの存在しない世界に身体を慣らすのに時間を要するだろう。それくらいにディープに、救いようのない中毒性にあふれた作品であった。だいたいの賛辞とツッコミは毎週の感想と去年の総括の時点でやっちゃってるので、今年は改めて言うこともあまりない。形はどうあれ、1年間の延命を達成して楽しませてくれたというだけでも感謝以外の気持ちはないのだから。まぁ、点数は去年より大幅減となっていますが、放送話数自体が少ないんだからしょうがない。 世界に今井ことこを産み出した、ひとまずそれだけで事足りる。とりあえず桜井監督はまちカドまぞくを全力でやってもらうってことで。 PR 「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」 6→6 ま、現時点で評点する意味もあんまり無いのだけど……残りのパートが無事に成功しますように、という願掛けも込めて一応のまとめ。 改めてアニメ化されたのを見て、無茶苦茶やとかデタラメだとか馬鹿にしつつも、やっぱ6部も好きだったわ、というのがよく分かりましたね。思い出補正があるのも事実で、一番仲間内できゃっきゃ騒ぎながらアホみたいに読んでた時期でもあるので、作品内容についての思い出以外にも、それに付随する青春のメモリーがあるもんでやたらに評価は上がってると思う。でもまぁ、ここまでジョジョを追いかけて荒木センセのファンになった人間なら、きちんとあの人の無茶苦茶さを理解した上で、「好き放題やってんな〜」って暖かく見守れる内容になってるんじゃないでしょうかね。今まで以上にハイレベルなギャグアニメとして今後も追いかけていきましょう。 もうちょい真面目な話に触れておくと、監督が据え変わって、さらに配信先行ということでおそらく営業・経営部分でも体制は影響が出てるとは思うのだが、その辺はあまり問題にはなってないと思う。作画クオリティはそこまで超絶なものではなく、やや低空飛行気味のところもあるのだが、5部アニメでのぶっ壊れを考えればある程度のラインを維持するのはとても大事なのでこれでいいと思ってる。余裕が出てきたらもうちょい攻めの画面構成も見てみたいけどね〜。とりあえず地上波組は来年まで正座待機。全裸待機。 「失格紋の最強賢者」 3→3 最終的に子安さえぶっ殺しておけば何となくハッピーエンドっぽくはなる。SK∞も教えてくれる大切な学びである。 いや、だからってこのアニメがめでたしめでたしってことにはならんけど。まー、特に見るべき点もなければ、他のなろうと比較して突出して叩きたい点も無いので全般的に書くことがないという、たいそう困った作品。こういう作品って「作画もグダグダだったし」って叩くことが簡単なのだが、今作は低空飛行ではあるがそこまで大崩れも無かったので作画いじりも難しい。「これに作画リソースを割くくらいなら他のもっといいアニメにコストをかけてよ」という鬱憤は溜まってるけどね(つまり、この手のアニメはショボくてもダメだし、いいならいいで腹がたつのである)。 今作で一応注目すべき点があったとするなら、「転生」ってのが異世界転生ではなく「同世界転生」だったという部分。ディスガイア系のゲームのごとく、ステータスMAXになっちゃったからいっぺん生まれ直してレベル1から新しいスキルを取得し「強くてニューゲーム」しようという発想。そこにオリジナル要素があれば、一応他の転生ものと差別化する要素になったのかもしれないのだが、まぁ、無いよな。要所でちょこちょこ「俺が死ぬ前にやったアレかー」みたいな感じで「前世」の記憶や記録に触れるのだが、別に「異世界から持ってきた超絶技術」と扱いは大して変わらんかったしな。そして主人公ageのために周りのモブを全員低脳にしてしまうというのもお約束のヘイトポイントで、今作は「生まれ変わったら、世間の常識もなんだか低レベルになってしまったなぁ」というスタンスなので、異世界マウントじゃなくて単なる年齢マウントになっちゃって老害っぽいイメージにすらなっちゃうという、何の得もない設定だった。 ちなみに、あんまり書くことを思いつかなかったので何となくWikiから作者のページに遷移してみたのだが、なろう作者って同じプラットホームで同じような作品を何作も連打するスタイルなんだな。……こんだけ似たようなタイトルで似たような話してて、作者の中で設定がごっちゃになったりしないんだろうか……あと読者も……。 何やこのアニメは、何やこのアニメは……何や! この! アニメは! 最終話!!!(規定値以上の何かを摂取したために一時的に語彙が不足しております、ご了承ください) ……いやー、すごかった。誰がこんな最終話になると予想できたかね? 冷静に考えてみてほしい、小路が中学校に進学してから、まだ数ヶ月やぞ。その間にあったことって、本当に「地方の中学生(一部は寮制)の何気ない日常」だけやぞ。それでこんなエンディングを迎えるってマ? いやいやいや……これは最低4クール、1年くらいは放送して、因縁まみれの宿敵をようやく倒して、何ならその過程で仲間の1人が命落としてるくらいの壮大なストーリーの最後にしか許されないやつなんですよ。あらゆる想いがみなぎって、それが最後の最後でほとばしる、そんなカタルシスを迎えられるようになるには本当にたくさんのハードルがあるんですよ。それを何ですか。たかだか1クールで。数ヶ月の中学生活を送っただけのその辺の田舎娘が、体現していいはずないでしょ。もうね、ボロ泣きしたんだから。 最終回贅沢パック採算度外視。超絶構成で息つく間も与えず視聴者を殺しにくる地獄の最終回。冒頭、ステージに向かう小路を見て「あれ? 今まで散々準備してたのって体育祭やろ? 文化祭みたいなことやってるやんけ」と困惑したものだが、そこからは回想形式で1年3組が経験した様々な試合をフラッシュバックしていく。その全てのシーンが「輝かしい思い出」と言われるにふさわしいだけのクオリティを誇っており、バドミントンはどこぞのバドリーマンにも負けぬ動きを見せるし、テニスはトロプリの百合先輩も羨む映像を展開。水泳ではFree!の京アニもかくやという溌剌とした夏の暑さをほとばしらせれば、バレーボールは清陰高校の頭上遥か高みからスパイクを叩き込むかのように誰もが息を飲むクライマックスを迎える。あらゆるスポーツアニメの「ここぞ!」というシーンを、この1話に全て注ぎ込むという暴挙。普通だったら資源の無駄遣いを責められて「なんの意味があんねん!」とはっ倒されてもおかしくない事態である。 しかしこの作品は違う。どれもこれも、「明日小路の歩んだ中学校の輝かしい思い出」なのだ。小路がいればこそ、全ての景色は掛け替えのない青春の1ページとして輝く権利を得る。どんなシーンも、全てが一番に眩しくならなきゃいけない。この輝きこそが彼女の生きた証。彼女が作り上げ、変えていった環境の全てだ。生き様の全てが青春。それならば、アニメのクオリティもそれに見合うだけのものにしなければいけないのだ。 小路の青春を全て受け止め、真っ向から渡り合う猛者・木崎江利花。青春には青春で返す。この世界で唯一小路と渡り合う権利を得た、最強の親友にしてライバルなのかもしれない。2人が涙と汗でぐしゃぐしゃになりながら作り上げた舞台は、これ以上無いくらいにアニメのフィナーレにふさわしく、そしてこれから続いていく2人の中学生活を象徴する新たな門出にふさわしい。小路がいれば、きっとこの先の学園生活は全てが光に満ちているのだ。そして、きっと木崎さんはその光を常に一番近くで見守り続けるのだろう。 げに尊き。宜なるかな。宜なるかな。
「半妖の夜叉姫 弐の章」 ー→5 終わってみれば存外いい話だったんじゃないかという気もする。まぁ、古くからの犬夜叉ファンにどう見えたかは分からないけども。 犬夜叉ファンじゃなかった私でも1期の時に不満だったのは「これ、別に犬夜叉の新作として作る意味なかったやん」という部分だったのだが、終わってみればあの1期は2期目のクライマックスに持ってくるための盛大な「溜め」の期間だったのだと理解できる。まずはとわ・せつな・もろはの新世代トリオのキャラをしっかりと確立させ、それぞれの関係性も手堅く構築しておく。そうして3人が充分に視聴者に伝わったところで、いよいよ「犬夜叉と殺生丸の子供」という属性を活かすために「先代」とのつながりを描いていく。満を辞しての犬夜叉・かごめの登場、そして殺生丸・りんの関係性がどうなっていたかに改めて触れ、それぞれの親子が子供世代とどのように接しているかで対比も描く。当然、ライバルである麒麟丸もりおんという娘との関係性に色々と問題を孕んでおり、そちらとの対比も見どころとなっている。 まぁ、クライマックスの事件規模が無駄にでっかくなっちゃった上にキリン先生とかいうイロモノ臭あふれるキャラがフル回転で面白くなっちゃったので狙ったのとはちょっと違う方向性で愉快になっちゃった気もするのだが、どこか間抜けな雰囲気も残しつつの二世代協力バトルが白熱したのだから、終わりよければ結果オーライの精神でいいんじゃなかろうか。個人的には「犬夜叉に娘ができたら、確かにこういう関係でわちゃわちゃする愉快な家族でいいなぁ」とか「りんが二児の母になった今、改めてキャスティングの意味が出て実に罪深くて良いな」とかがお気に入りポイント。声優業界の世代交代も順調に進んでるんでしょうかねぇ。
うっかり28言っちゃうとこ好き、最終話! よりによって偶数言っちゃうって、やっぱり焦ってたんやろな……多分俺が同じ状況だと……多分51あたりを言ってる気がする。 というわけでとりあえず今回はここで幕引き、ラストにスポーツマックスが汚い方の小山さんであることが明かされたり、当たり前の話だが次のクールのことは色々決定済み。どうやら配信のスケジュールは決まったらしく、テレビ放送も順次始まる流れっぽい。だいたい1年で1クール進行なのかな? だいぶ生殺しの期間が長いのだが……まぁ、焦ってもしょうがないので堅実にやってもらうほかない。ここまでアニメ化を待ち続けた年月を考えれば大した問題じゃないさ。 そして、節目となるはずのこのタイミングでヘヴィーカオスが訪れるのも6部の特徴。加えてお約束とはいえオープニングが単にやかましいだけのアレンジまでかまされており、カエルが降らずともだいぶお祭り騒ぎである。連載当時もそりゃぁすごかったからな。「もう何でもありやんけ!」って、すでに6部開始後から何回も叫んでるセリフが、今回の短いエピソードの中だけでも確実に2回は飛び出すことになり、よりにもよってウェザーリポートとホワイトスネイクという、作品の中核をなすスタンド能力に関してのツッコミである。 かたやウェザーは「天候」という大雑把なくくりの中にカエルを含んでしまった。これで、やろうと思えば屋外戦なら狙って好きなものを降らせることができるということになる。まぁ、広域能力なのでなかなか自分に有利に運ぶのは難しい性質だが……実際今回も敵味方の区別なしに無差別攻撃になったし。肝心のサヴェジガーデンにとって一番ハードな状況だったはずなのに、何事もなかったかのように「降り注ぐカエルの間を縫って」で処理されてんのほんとずるい。スネイク相手にカエルを降らせるというお遊び要素はある程度考えた上でのシナリオなんでしょうかね。さらにこの後にナメクジ……じゃなくてカタツムリも出てくることになり、これぞ見事な「三すくみ」の図。単に荒木先生がこの時期に爬虫類とか描きたかっただけという説もある。「味もみておこう」ってヤドクガエル食べて死んでなくてよかった。ちなみにアニメ版ヤドクガエルはあまりに鮮やかなブルーだったもんだから「そんな色あるかい!」と思ってググったら、割と鮮烈に青い「コバルトヤドクガエル」ってのが普通にいた。カエルすごい。 そんな無茶をかましたウェザーに対し、ホワイトスネイクも無茶で応える。何しろ「10メートル飛んだ後に弾け飛ぶためのディスク」である。意味がわからない。スタンドでもなんでもない。もう、とっとと徐倫たちの頭にそれを埋め込んで破裂させてしまえば後腐れもなにもないだろうに。この「ディスクの中身はなんだろな、なんでやねん」問題はこのあともしばらく尾を引くことになるわけだが……まぁ、超強い催眠術くらいの認識で受け入れるしかないんだよな。カエル程度の知能の生物にも作用するのって地味にずるいよな……。 こうしてみると2人して無茶苦茶やってんのに「このあともっと無茶苦茶するから気にするな」という方向でフォローできちゃうのずるい。そして、そんな無茶状況に対応するための徐倫もやっぱり無茶。ねぇ、多分人類だったら誰しも「カエルでネットを編もうが落ちてくる衝撃は同じなんだから、結局カエルとカエルがぶつかって弾け飛ぶだけでは?」って思いますよね。俺だってそー思う。誰だってそー思う。でもいいじゃない。6部だもの。 素数を数えて次の話数を待っていましょう(次は13話だ)。
「からかい上手の高木さん3」 ー→5 現状、やはり最大の興味関心は「劇場版って何すんねん。成立したとして、ファンはどんな顔してどんな気持ちで見たらええねん」である。多分私はわざわざ観には行かないですけどね(ごちうさとかも観てないからね)。 とまぁ、劇場版を経て完結を迎えるであろう、というシリーズになったわけだが……結局「元高木さん」につながっていくということが分かってるっていうのは本当に異質な作品である。ほんと、これだけの内容、これだけのくだりでアニメを3シリーズ+映画までやって続編まで作るだけの内容と人気があるというのが恐ろしい話。そして、そんな甚大なポテンシャルを何となく分からないでもない自分も恐ろしい。高木さんのキャラは間違いなく良いんだよなぁ。クライマックスとなった今期はこれまでよりも具体的かつ致命的な方向にギリギリまで攻め込んでおり、最終的に西片は大きく動きを迫られるまでになった。まー、どこまでいっても「たかだか中坊の色恋やんけ」って話ではあるのだが、これまで積み重ねた時間があればこそ、それはそれで価値のあるものに見えてくるのだから不思議なものである。 継続は力。そして、力を維持し続けたスタッフにはお疲れ様。
「スローループ」 5→5 お手本のようなきらら系アニメ。日常系っていうと「何もしない中身スカスカ作品やろ」みたいな印象を持つ輩もおるが、そんなこたぁない。きちんとホームドラマを展開しつつ、ガールミーツガールとしての要件をきちんと満たしておる。 1話目でちょっとびっくりした「再婚相手の子供と同居ネタを同性で振りかざすとは!」という衝撃が、単なる出オチに終わらずに最後まできちんと機能しており、回を重ねるごとに「2つの家族」が距離を縮めて文字通りの「一つ屋根の下」になっていく様子が描かれている。主人公の小春とひよりは最初から割と仲は良いので「ここから関係性を深めることある?」くらいのスタートだったけど、そこから過去への掘り下げ、互いの家族への思いやりなど、まだまだ関係性の変化が伴っていた。また、そんな家庭を中心として視点人物としてもう1人、恋ちゃんもしっかりと自分のポジションを主張しており、吉永家も「家族」としてのありようをまた別な角度から見せてくれる。百合とか日常とかいうカテゴリよりも、やっぱり「ホームドラマ」というフレーズが一番しっくりくる作品。 そこに混ぜ込んだ釣りという主題に、さらに「釣った獲物の料理」というスパイス。それぞれの要素が最後まで忘れられることなく正面に出てきて、個々のテーマに興味がある人間にも魅力が発信できる点も良い。惜しむらくは、私がどうにも釣り自体に興味を持てず、最終的に釣りの知識パートが「へー」くらいのもんで終わってしまったことだが、まぁ、こればかりは個人の趣味なので致し方ないだろう。知らない人間への入門漫画としての性格もあるのでどうしたって説明は丁寧にしなきゃいけないので、そこがやや説明的になりすぎるのはどうしたって避けられない。そこも自然にストーリーに溶け込むようなデザインがあったら格段に印象が良くなったのだろうが……流石に贅沢な注文だろう。 映像部分も比較的安定しており、あんまり動きがない作品とは言え、やはりきちんと女の子が可愛い画が維持されているのは大切なこと。長らく続くきららアニメの系譜の中で、「こういうのでいいんだよ」という納得があったのは久しぶりである(まぁ、ゆるキャン△が別格になっちゃったからね)。 ちなみに個人的おすすめポイントは、いろんなご家庭の大人たち(主にママン)のキャラもきちんと引き立てられていること。「親世代も隙なく萌えキャラ」ってのはきらら系かプリキュアに許された特権だ。 「プラチナエンド」 5→5 なんちゅうエンディングだい。まー、これが「プラチナエンド」だと言われれば……むちゃくちゃだとは思うが、思ったより文句はないんだよな。多分、後半戦は特に散々無意味な問答を繰り返す展開になっていたので、今更もう1つ無意味な問答が増えたところでそこまで影響がないせいだろう。 正直、中盤はかなりダレた。今時貴重な2クールぶっ続けできちんと完結するというありがたい作品だったのだが、どうしても脳裏をちらつくのは「デスノート」の存在で、あれに比べると1つ1つの事件のフックが弱いというか、「次はどうなっちゃうんだ〜!」っていう注意があまり向けられない。具体的に言っちゃうとメトロポリマン戦がすごく冗長な印象があって、あそこで撃つの撃たないとぐだぐだイデオロギーをぶつけられたところは、下手したら視聴が途切れてもおかしくないようなモチベーションで見守っていた。一応「デスノート」とは異なり、「具体的に戦闘に絡む飛び道具がメインウェポン」「でも能力バトルというほど複雑にせず、純粋に関係者が「刺すための矛(矢)」と「守るための盾(翼)」だけを持った対戦」という要素がチャレンジしようとしていた部分だろうから、シンプルな設定でどこまで詳細な心理戦を描けるかという挑戦は頑張っていたとは思うのだが、それでもまぁ、やっぱり地味になっちゃうし、求心力は低下してしまうのはしょうがない。特に中盤からかなり作画クオリティが下がったことも問題で、小畑絵を仔細に描くことで商品価値をあげるデザインだったと思うのに、キャラの顔がクタクタに崩れてしまうのは本当に勿体無かった。 ただ、そうして「やっぱシンプルすぎる設定は失敗だったんじゃねぇかなぁ」と見切りをつけようとしたあたりでメトロポリマン戦が終わり、そこからは一気にレスバ漫画へと変貌する。米田博士というジョーカーが登場し、「単なる欲望まみれの神候補バトルは終わり。あとはバトル後の世界のことを考えて、ちゃんと話し合って」という予想外の流れに。この時の話し合いも生きるの死ぬの、人間とは何か、神とは何かという愚にもつかない話を延々やるだけになるのでテーマとしてはちゃちいのだが、それでもこの設定で馬鹿正直にその部分を詰めるっていう判断が逆に新鮮だった。米田博士のキャラがドぎつすぎて面白かったってのもあるが、そうして「能力バトル+レスバ」というよくわからない足し算が最終的にはそれなりに成立した感じになっていたのは悪くないんじゃかなかろうか。デスノートの時もそうだったが、大場つぐみの偉いところは、最終的なひねりはどうあれ、きちんと「結末」を用意しているということ。なあなあのハッピーエンドでも終われるはずのデザインだったが、それではドラマとして不充分だと判断したのだろう。ちゃんと「この作品にあるべき結末」を用意し、適宜筆を割いてそこに落とし込んでいる。2クール分のお話としては、悪くない製品だったんじゃなかろうか。 中心にある架橋くんのキャラが「愛」に生きているため、デスノートのライトみたいなかっ飛ばし方は出来なくなったが、愛情を中心としたヒューマンドラマをやるという目的は達成できていたと思うし。考えてみりゃデスノートの中のラブ要素ってミサくらいで、あいつも単なる道具の1つでしかなかったからなぁ……よくあれをジャンプで連載できたな。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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