最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ごめんなさい、じいちゃんの「面相書き」っていうセリフが、始めに「メスガキ」に聞こえてしまって「どんだけ口が悪いんだこのジジイ……」って思っちゃいました、第7話。必死に「いや、じいちゃんそんなこと言うわけないな……」って思って脳内でワード検索してようやく正しい語に行き当たったからな。人間の脳は、普段から聴き慣れている言葉を認識しやすいそうですよ。 どうしても2つの局面から見応えを感じてしまう作品。1つは当然メインの2人の関係性で、引き続き爆発案件が続いているだけなのだが、今回は海夢サイドからの好き好きアピールがだいぶ強くなって恋する女の子の仕草がいちいち可愛らしいのが良い。いや、私はどっちかってぇとギャルに萌える属性は持ち合わせていない方なのだが、たとえどんな奴であろうと、やっぱり一途に、一方的に好意をアピールしてくる女子っていうのは男の子の憧れなわけですよ。今作の場合は幸い五条の方も「まぁ、こいつが好かれるのは理解できる」っていう好青年には違いないので、海夢の恋心に違和感が無いのも良いところなのかもしれない。ギャルの要素の1つである「物怖じしない」っていう性格が、まっすぐに異文化にぶつかって新鮮さをプラスに受け取ってくれているのよね。「ヲタクくんさァ」からポジティブな感情を持ってくれるギャル、マジで神話上の生き物である。 あと、料理スキルも含めてギリギリ「いてもいいじゃない」っていうレベルのギャルに収まっているというのも実に都合が良い。鍋を爆発させるほどでもないし、「実は家庭的で料理もめっちゃできる」なんてイマジナリーギャルでもない。そんな海夢のいい塩梅。そうだよね、オムライス包む行程、やっぱり難しいよね。私も自宅の火力回りに難があるという要因はあるが、多分人生でオムライスがうまく形を成した経験がほとんどなく、最終的に「味は変わらんじゃろがい!」といってチャーハン状にシフトすることがどれだけ多いことか。まぁ、おっさんの一人暮らしでオムライスを作ろうと思うことがあんまり無いのだが……あれが綺麗に包めたら、それだけで彼女ポイント上がりますからね。チキンライスの味が整ってるならそれだけで満足です。 ということで2人の距離は着実に縮まっているし、おっぱいを見せる機会も確実に増えている。あのサイズでノーブラだった場合、気になるのって周りの人間よりも巨乳本人だと思うんですが、ラフな格好してる時は割とどうでもいいんですかね? そして、なんでこの世界のおなごどもはやたらと胸がでかいんですかね。五条が巨乳を引き寄せる星の下に生まれているのだろうか……しかし中学生であのサイズというのは……ジュジュ様の妹は「シンジュ」らしいのだが、これまたわかりやすいギャップ姉妹である。レイヤーのプロに加えてカメラ技術のプロまで出てきて……ただでさえ真面目な向上心の塊である五条がますますコスプレ魔道に落ちていく……うーん、勉強になるアニメだ。 そして、そんなアニメの中にあるもう1つのアニメが今作2つ目の見どころ。前回「宍戸留美かい!」とツッコミを入れた魔女っ子アニメ、主人公は丹下桜というさらなるぶっ込み方になっており、カードをキャプターしたいのかおジャましたいのかよくわからなくなってきた。映像の性格から見ると、作中のアクションシーンはかなり意図して東映っぽい作劇に寄せてるので、多分おジャ魔女+プリキュア路線の作品なのだろうが、ソウルジェムを濁らせまくったりとやたらダークな路線にも見える。もしかしたらあの魔法少女は瀬川おんぷではなくてローズマリーの方なのかもしれない(だとすると主人公がほんとひどい目にあうのでは?)。
PR サブタイ要素をもっと大事にせぇ、第45話。いっつも終わり間際に適当に回収しやがって……まぁ、大して重要事項じゃなかったってことだからな……よかった、ことこ先輩は流石に分かってやってて……(むしろ律はなんで分かってなかったんだよ)。 此の期に及んで、まだ埒外の話を展開していくアニメ。何しろ今回はゆにっちアビス無し、アクアクアックムー無し。何もないのにユメシンクロからのミュークルレインボー&チアフルタイムありというわけのわからない流れ。そんなことのためにあっさりユメシンクロ使っちゃっていいのかよ、とは思うが、最近はどうでもいいことでも割とホイホイ使ってるからな……チアフルタイムを単なる賑やかしに使ってることの方が問題かもしれん。百合先輩、勝手に夢の中に引きずりこまれた上に逢い引きの様子を散々ピーピングされてるわけで、流石にどっかに訴えた方がいいと思う。まぁ、杉山先輩がそれでいいと思ってるならいいのかもしれんが……。 安易に使い倒しているのはミュークルレインボーだけではない。ワープゲートもだ。今回は30分の間に北海道とロンドンを駆け回るという、「作品次第ではそれで劇場版1本作れるくだりやろ」な展開。イギリス行った結果最終的にアクムーちゃんがギターをかき鳴らし始めたので、事実上の劇場版けいおんだと言っても過言ではない(過言だ)。それだけのダイナミックなムーブをスナック感覚で処理しちゃうし、北海道行った結果がちょっとお土産買うだけだし、ロンドン行った結果が観覧車だけっていうのも当然の成り行き。アッキーたちは正規の手続きで渡英してるはずなので、3人の旅費はバカにならないが……まぁ、この3人の経済状態はあまり心配する必要はないだろう。そういえば、以前みんなして石川県や京都・山梨に移動した時にはちゃんと電車使って移動してた気がするのだが……距離次第でサボることを覚えてしまった女子中学生チーム怖い。 そうまでして大移動した目的は、いよいよ煮詰まってきたちあちゃんのパートナー探しである。以前1回否定されたはずの「百合先輩だったのでは?」のくだりをもう1回やるためにわざわざロンドンまで行き、案の定違ったっていう。わざわざ青い鳥の伏線を出してきたってことは「答えはすぐ近く」で間違いないはずなのだが、そうなると候補になる人物はもうほとんどいないんだよな。やはり本命はアクムーちゃん自身ってことになるのだろうが……一応アッキーの可能性も残ってる? 流石にそれはバランスが悪すぎる気がするよなぁ。アッキーが別なパートナー見つけたらゆに様がかわいそう……って思ったけど、ゆに様の永遠のご主人はやっぱ杉山先輩な気がするからそこはいいか。いっそここまできたら「実はちあちゃんのパートナーはアイス屋のおっさんでした」くらいのぶっ飛んだオチを見せて欲しいもんだが、そんなことされたら幼女が泣くだろうな(俺も泣くわ)。
自室でダイヤモンドをプレイする女子中学生、渋すぎやろ、第7話。まー、多分実家にたまたま置いてあって親御さんとプレイしてたんやろなぁ。仮に対戦相手が兄弟だった場合、残った兄弟のことを気にして下宿先には持ってこないと思うので、戸鹿野さんは多分一人っ子だと思う(勝手な妄想です)。 今回のテーマは「できる、できない」。彼女たちはまだ中学1年生。人生においてはできないことの方が多いくらいの前途洋々たる可能性を持つ者ばかり。しかし、そんな人生のスタート地点は不安がつきまとうわけで、蛇森さんのようになかなか一歩を踏み出せない人もいる。新しい何かを始めようと思うことはあっても、それを実践するには勇気と思い切りが必要。私のように停滞ばかりを望む人間はよく分かるその感情。 しかしこの世界には、明日小路がいる。いやでも他者に影響を与え、変えてしまう魔性の存在が。ちょっとした偶然からギターの話をしてしまった蛇森さん。別に小路と特別仲がよかったわけでもないのに、そのふとした一言からギターの練習を始める。そして当然、行く手を阻む壁、壁、壁。簡単に挫折を迎え、「どうせ自分は出来やしない」と匙を投げようとしたことも何度もあった。しかしそのたびにちょっとした力で背中を押され続けて、たどり着けた1つのゴール。彼女にとって、その「できた」は大きな大きな一歩となるわけで。きっと、世の中のギター女子たちも同じような苦難と衝撃の体験があったに違いない。平沢唯も、中野梓も、花園たえも、氷川紗夜も、朝日六花も。 帰宅部という立場上、放課後はあまり他者とは関わらない蛇森さんは、積極的に背中を押しに来る存在もあまりいなかったはずなのだが、そこを少しずつ前に推し進めたのは当然小路であり、そしてもう1人、戸鹿野さんがいた。同室の彼女がふとギターを手に取った蛇森さんをことさらに囃し立てなかったことでチャレンジに前向きになれたというのもあるだろうし、バスケ部で必死に頑張っている戸鹿野さんの姿を見ていればこそ、蛇森さんも頑張ろうと思えた。おそらく、戸鹿野さんは意識的にルームメイトの「一歩」を応援しようと思っていたはずで、彼女の立ち居振る舞いの端々に、目に見えない優しさが隠されているように見える。部活を頑張っている姿を見せているのはたまたまであろうが、ダイヤモンドで打ち負かしたことだって彼女なりのはっぱの掛け方だろう。以前から家族とプレイして「得意」な自分はゲームで負けやしない、という姿を見せて、「少しずつ挑戦していけば、なんだってできるようにはなるさ」ということを伝えている。同室での素人ギター練習なんて結構耳障りなものだが、それを邪魔せずにただ促したことだって優しさといえるかもしれない。きっと戸鹿野さんも、日々を漫然と過ごしているルームメイトに対して何か思うところがあったんじゃなかろうか。まだまだ若い中1女子だって、それくらいのことを想い、友達のためにしてやれることはあるのだ。 そうしてたどり着いた夕暮れの音楽室。木崎さんという予想外の阻害要素が飛び込んできたが、むしろそれが蛇森さんの背を押す最後の一因となった。単に素人ギターを小路に聴かせただけではない。きちんと「良い音楽」を目指した結果として表れた練習の成果。それを、ありえないほどにまっすぐに見据えてくる小路の前で演奏することが出来た。これは蛇森さんにとって、初めての「公演」なのだ。お客がいて、音を届けようとして、それがしっかり届いた経験。ここからの彼女の人生は分からないことだらけだが、きっと、夕暮れの数分間は、彼女の人生を変えてしまうほどの、大きな大きな体験になったことだろう。また1人、明日小路がクラスメイトの人生を変えた。 ちなみにその小路はというと……毎日自宅で妹さんとヨガレッスンをしています。2人分のヨガマットはちゃんとお母さんが買ってくれたものなんでしょうね。よく分からんが仲よくて幸せそうな姉妹である。そして放課後の部活ではなんだか不思議と存在感のある部長の下、マンツーマンで演劇の指導も受けています。きっと素直な小路のことだからスキルの伸びも早いことだろう。それにしても、部長の発声が出来すぎてて笑うな。 今回のお話、2話や6話と同じく1人コンテ演出回になっているのだが、担当したMoaangというクレジットがいやでも目についた(珍しい表記なのでね)。どういう人かは知らなかったが、何やら注目の若手アニメーターということらしい。こうして印象的なエピソードを1本作り上げられることが、クリエイターとしてもいい「体験」になるんでしょうね。
1クールアニメなんだろうなぁ、ってのがよく分かる展開の早さ、第4話。正念場がサクサク訪れるこの感じは嫌いじゃないわ。社会人競技だといわゆる甲子園的な「最後の大舞台」が無いので、試合のスケジュールを組み込むにしても割と大雑把にでかい試合が用意できるのね。 それにしても、試合の行方よりもネギジンジャーの行方が気になっちゃうというのは今作のコンセプトとして良いのか悪いのか。まぁ、こんだけ「リーマン」要素を推してるんだからおそらく望んだ通りなのだろうが、なんだか月9のドラマをみているかのような、企業の頑張りを見守る変なテンションはなかなかこの時間帯のアニメには無かった感覚。制作秘話も割とベタだし何か新しいことをやってるわけじゃないのだが、それがスポ根アニメの幕間劇として挟まるとなんとも言えない異物感というか、新鮮さがあるな。是非ともネギジンジャーで成功して尊が社内での地位を向上させる展開が見たいものだ。あと、飯テロってほどでもないのだろうが、あまりにも露骨にネギ推ししてくるもんだから無性にネギが食いたくなるというのも困りものである。こんな露骨で偏狭なご当地売りある? バドの方もさっさと必要な要素は出し切る展開のようで、1組目のペア(未だチームメイトの名前とかろくに覚えてないゾ)も尊同様にトラウマを抱えてる奴が1名いるのだが、このトラウマがなかなかしょうもない来歴なので同情していいものかどうか悩ましい。尊の過去話は一応悲劇だったしこいつの思い出だって悲劇は悲劇なのだろうが……うーむ。同じ状況に立たされたら、俺かてトラウマにはなるんだろうけどな……なんかな……。 そしてもう1人、シングルスの方の奴も抱えてる問題が分かりやすく提示され、こんだけアホみたいなチームの一員のくせして競技に対する接し方があまりにクールすぎるというのが問題のようである。このチーム、尊がくる前まではどういう形で維持されてたんだろうな。まぁ、こうして問題をさっさと吐き出してくれたので、あとは解決編で埋めていくだけ。非常に展開の見やすいアニメではある。 そして、尊にはトラウマの元凶となった元バディがもう繰り出された。尊の今後を左右する重大キャラだからてっきりもうちょい引っ張るのかと思ったが、もう、このままトラウマ解消まで突き進みそうな勢いだな。尊のイップスについてもいち早く感づいていたし、どうやら悪い奴ではなさそう。さっさと喝入れて尊が飛べるようにしてくれ。 あと、エクストリーム応援団の女の子が可愛い。チアをやるにはおっぱいが大きすぎる。 荒木先生がやりたかっただけシリーズ、第7話。まぁ、極論すればストーンオーシャンはもう全部それな気もするが……(言い出したら4部以降は全部それなのでは?)。 というわけで、サブタイトルのくだりがやりたかっただけのお話。まぁ、そりゃ名作漫画のオマージュとして、サスペンス設定の鉄板ですもんね。わざわざ刑務所の外へ飛び出して多少人数の増減があっても不自然じゃない状況を用意し、11人は無理だけど5〜6人くらいなら「異物」との戦いを描くのにちょうどよかろうという思惑がある。実際、リアタイで読んでる時は「こりゃぁ誰が犯人になるんだろう?」という部分は興味が持続したわけで、「なんやそのオチは!」でちゃぶ台ひっくり返すところまで含めて最高に荒木節。まぁ、ぬけぬけとあの結論を出しちゃうあたりがむしろ豪胆で面白いところなのかもしれないが。 ってことでキャラが一気に増えたはずなのだが……「日焼け」とか「カリアゲ」とかいう植田まさしみたいなネーミングのキャラばかりが増えただけなのでそんなにややこしいことはない。FFオルタの女の子に「エートロ」っていう名前があり、「あぁ、そういやそんな名前だったなぁ」と十数年ぶりに思い出したりもした。ちなみにCVはもう伊瀬ちゃんで固定なので、FFはのちに声帯も全部コピーしたってことになるわね(身体そのまま奪ったんだっけ?)。改めて今回の戦いを見るに、どこまでも節操がなくて便利なスタンド。毎回なんだかんだ適当な理由をつけて治癒系の能力に繋げてくるしなぁ。ま、ジョジョって割と短期決戦の連続バトルが多いので、毎回重傷を追いつつ、回復役がいないと話が成立しないのは間違いないのだが。7部もどうせ回復役がいるだろ、と思ったらまさかのゾンビ馬だった時の「なんでやねん」感を思えば、適当でもなんでも治癒が成立してる方がシナリオはすっきりするよな。 一応、スタンド使いになったエルメェスと徐倫が初顔合わせをしてお互いの目的意識をすり合わせるっていう部分も重要な展開で、最初に入所した時の絆なんて大したことなかった気がするのに、いつのまにやらめっちゃマブになってる2人の関係性も確認できる。まー、同じように命に関わるトラブルを乗り越えたどうしなので、仲良くできるのは分からんでもないのだが。エルメェスがホワイトスネイクに対して素直に怒りを向けられるわかりやすい奴でよかったよな。グェスみたいな奴だったらどうなってたんだろう(グェスはもう今後ほとんど出番が無いので、多分、そういう扱いになってたんだろうな)。 あと、前回書くの忘れてたんだけど、漫画でも充分イカレてたロッコバロッコの造形、アニメで動き始めるとより一層カオスなもんだからほんとにキモい。下手したらFFより人外味が強いかもしれない。まぁ、これも荒木ワールドではお約束か(リオちゃんのパンティ奴とかさ)。
最後の白猫、びわ(の中の人)の飼い猫に似てるな……第6話。いや、全然関係ないとは思うけどね。真っ白い猫って、汚れが目立つから気をつけろよ。猫は綺麗好きなので、滅多なことで汚れは残さないけどね。 猫に目を向けてないとキツいくらい、世の中が張り詰めている。朝廷と平氏の対立は決定的となり、清盛は福原への遷都をも目論む。しかしすでに重盛の死により屋台骨は傾きかけており、度重なる天災の影響もあってか、京の街の疲弊っぷりは尋常ではない様子。それが平氏のせいなのか、それともこの国がなるべくしてなった姿なのかは分からないが、どこかで変革が求められているのは事実なのだろう。いよいよもってここで持ち上げられる男、それが源頼朝。 この頼朝のキャラもなかなかに強烈だなぁ。だいたいの創作物において頼朝ってもっと苛烈な人物として描かれることが多いと思うのだが、今作ではあくまで「敵役」というか、平氏が見舞われる災厄の1つでしかない存在。そのおかげかどこか薄ぼけた印象の人物として描かれており、竜巻や疫病と同様、気づいたらそこにいて、漠然とした不安を与えていくようなキャラに仕上がっている。裏で糸を引いているのは当然後白河法皇であるが、彼だって清盛に対してあれこれ手を尽くして散々にやり込められているわけで、頼朝を担ぎ上げた今回の企みだってどの程度うまくいくかはわかったもんじゃない。それでも、少しずつ世情は平氏から源氏へと傾いていくのである。 それにしてもかわいそうなのは維盛である。今まで頼れる父の下で穏やかに生きてきた若者が、今となっては「物の怪などよりよほど怖い」と戦場に怯えねばならなくなってしまった。重盛の温厚な部分を受け継いでしまったのだろう、祖父らとは違って全く戦には向かない男。そんな彼がいきなり総大将に引っ張り上げられても、うまくいくはずなんてない。清盛の大きすぎるプレッシャーが若者を押しつぶさんとしている。これまで表舞台に出てこなかった源氏という相手が得体の知れない存在だったことも事態を悪化させているのだろう。かつては平氏がほしいままにしていた武家としての威名も、今ではすっかり源氏のものに。腐った世を変えるという覚悟がなければ、この状況はひっくり返らない。そして、重盛の残した子供達に、そのような気概を持つものも無く。 そうなのよなぁ、やっぱり中心にいるキャラクターに、「戦場で輝くタイプ」が1人もいないんだよなぁ。おかげで作中では当時の文化についての描写が多くなっており、その辺への興味がやたらと引かれる。そりゃ娯楽の少ない時代には違いないのだが、こういう時代の人たちって、本当に花や月を見てるだけで楽しめたんでしょうかね? 3分で飽きるよね。清経たちが取り出してた笛についても、音調にバリエショーションがないから「名手」とか言われてても上手いのかどうかもよく分からんしな。この時代に生まれなくてよかったわ(多分、毎日飯食うのが一番楽しみだったんじゃないかな)。
登場人物がみんなして的確にぶっ壊れてんの最高に草、第6話。毎回ほどよい「可愛い」とたっぷりのバカがまぶされてて見ていて気持ちの良い世界です。 全体的に「可愛い」が引き立ってるのは女性監督によるディレクションが奏功しているんだろうか。主人公・橘が毎回きちんと美少女力を発揮しているのもそうなんだけど、新キャラの夜の女神様のぬぼーっとしたところとか、久しぶりに再登場したエルフ頭目ルーさんとか、みんなしてギャグ最優先なのにどっか可愛い。とても良き。 2人目の女神の登場でこの世界のシステムが分かったような分からんような。愛と美の女神のキャラの時点でろくでもねぇことが分かっていた女神軍団。いや、そもそも何人おるのかも分からんから「軍団」かどうかもしらんが、少なくとも3人以上は存在しており、それぞれにあまり干渉しあっていないことが分かる設定。それぞれが独自に勇者召喚をしているようだが、あの様子では主目的の魔王討伐とやらもどれくらい本気なのか分かったもんじゃない。愛と美の女神の適当さも辟易したが、夜の女神はキャラのクドさでうんざりさせてくるタイプ。幸い(?)シュバくんとはありえないくらいに馬があった(というかだからこそ勇者に選ばれた)様子で、少なくとも2人の関係は良好なようだ。まぁ、普通に考えたら召喚主である神と勇者はそういう関係であってしかるべきなのだが。釘日野の関係性が偶然悪すぎただけだな。ちなみに先週時点でちょっと気になってた「グラムどこいった問題」に関しては「残念なお知らせ」が。女神の神器、そんな簡単に失われてしまうんか……。 そして、神器を巡る話で神宮寺と橘が何故一緒に召喚されたのかという謎も解明される。なるほど、無人島に何持っていくか問題ならぬ異世界に何持っていくか問題だったわけだ。ある転生者は目の前の女神本人を指名して道連れにする選択をしたわけだが、橘は隣の親友を武器として携帯することを選んだ。その結果が最強設定の神宮寺だったと。そして、それが推測できる状態になってなお、神宮寺は怒ってる様子すらないのがすごい。いわば巻き込まれただけの関係性なのだが、むしろプリプリしてるのは橘の方で、神宮寺は選ばれたことでちょっとドヤるくらいの心持ちである。この辺に2人の関係性が良く表れている。 やっぱこの2人の関係性がずっと「仲良く喧嘩した」状態なのが良い。個人的に濃厚なホモォ成分ってのはどうしても飲みくだしにくくて困っちゃうのだが、この2人の関係はあくまで「幼馴染からの腐れ縁で、ずっと仲良し」の延長線上にあり、「男同士の過度な友情」はかくあるべしというポイントにきっちりはまっている。互いにの「好き」という感情は別に情愛というほどでもなく、「一緒にいればずっと楽しい」が持続している関係性。これならすごく理解できるし、ちょっと暴走してホモォ的雰囲気になるのもやむなしという受け止め方ができる。互いの信頼感が綺麗に収まっているのは、「ずっとこのままでいてくれ」と思える良いバランスである。 しかし、如何せん世界は2人をそのままにもしておけない。次なる街ではいよいよ橘が誘拐され、神宮寺はええ声の商人と出会う(この世界の地面、すぐめり込むのな)。そしてお騒がせエルフのルーさんは再び橘との遺恨を深めるのである。ほんと、ルーさんは中の人が正真正銘の残念美人さんであることが分かってると2倍3倍で面白いんよ。ゆきよボイスは正義だよなぁ。
なるほど……人類には早すぎる映画だったのだ……なんか最近、人類が作ったとは思えない映画との遭遇率が高いな? いやぁ、先週時点では「これ、前後編で分けられたら内容忘れてまうやんけ、まとめてくれたらよかったのに」とか思ってたわけだが、観終わったあとだと心底前後編で良かったと思ってるよ。こんなもん、一気に180分流されたら脳に直接AEDぶち込む必要があったわ。無理無理。ちなみにあらましを先にまとめておくと、 「4話:何言ってだ」 「5話:ほんと何言ってだ」 「6話:ユニバァス……」 という印象です。
<以下の感想には盛大なネタバレを含む可能性が高いため、自己責任でお願いします>
「鬼滅の刃 遊郭編」 ー→5 終わりましたな。11話という微妙な話数だった上に始まる時期が変だったもんで、シーズン途中での最終回という変則日程に。こんだけのわがままなスケジュールが許されるのも鬼滅ならではなのだろうか。 点数を見て分かる通りに、なんかこう、思った以上に刺さらないエピソードだった。今シーズンを見せられて改めて思うのは、「まぁ、普通のジャンプ漫画なんだよな……」ということ。シナリオ部分に捻りはないし、努力で友情で勝利のバトル漫画なのだから、余計なことをせずに素材の味をそのまま味わうしかないのである。 今作を評する上で必ず取り出されるのは作画のクオリティで、そこが凄まじいことに異論はない。金・時間・人員のすべてがかかっているのだろう、この看板を意地でもおろしてなるものかというスタッフの必死さが伝わってくるし、これが作れたからこそ鬼滅が鬼滅になれたのだとも思う。ただ、個人的にはクオリティの高さを認めてなお、「それってこの作品に必要なものだったのかしら?」という疑問が付いて回る。作画の議論などで「ufotableって撮影処理でエフェクト描き足してるだけなんだぜ」みたいな話を目にすることがあるのだが、正直そこはよく分からん。わたしゃ作画の難しい技法の話は知らんし、大多数の人が見た目に「すげぇ」と思うのなら、それはすげぇ作画でいいと思う。ただ、私もそこは「すげぇ」と思いつつも、それだけで作品の評価が決まるもんでもないよね、と思ってるだけだ。そしてさらに正直にいうなら、途中で飽きたのである。どんだけごま油の風味が美味しいからって、無限にごま油だけをまぶされたらそりゃ飽きるだろう。どうにも、作画ではなく演出が単調なのだ。バトルの渦中、延々スローモーションで炭治郎が焦ってるシーンが多すぎた気がするんだが、あんまり見てて楽しいもんじゃない。ひたすら帯がビュンビュン飛んでる時間は、それを全て新鮮な感動で受け入れるには長すぎる。 結局そこが「必要なものだったのか?」という疑問。原作を読んだことがないのにで勝手な推測にしかならんのだが、この遊郭編って、そんなに大々的に取り上げて、大仰に描くようなストーリーだったんだろうか? 中心となる柱・宇髄は何か大きな特徴があるわけでもなく、忍びの者だからって、いざ戦闘になったら大人しく刀で斬り合うしかない。若手3人衆はなおさらのこと、善逸に至ってはもうずっと寝てるもんだから「睡眠中強い」とかいうよくわからん個性は無いも同じ。敵味方双方が、「みんな強かったけど、根性があって叫んだ方が勝ちます」というバトルなのである。まぁ、ジャンプ漫画なんだから別にそこはいいんだよ。ドラゴンボールの伝統を素直に継承してるならそれで問題ない。ただ、それならそこまで大仰に、大看板として出すのは違うんじゃないかと。単調なバトルをなんとか「それっぽく」見せているのがufotableの技術力であって、お仕着せに見せてしまうのは作品の性格の問題だ。 結局のところ、ドラゴンボールの伝統ってのは「引き伸ばしの伝統」でもあるので……無理くりコンテンツとして延命しようとした結果、こうして11話区切りですら間延びした印象になってしまったのだから、やっぱりもっとテキパキと進行してもらった方が良かったんじゃないかと思うのである。どうなんでしょうね。あ、1つ間違いなく褒めておきたい部分はあって、それが「久しぶりに純正の沢城妹キャラを作り込んでくれてありがとう」という部分。最近じゃなかなか妹役回ってこないからなー。今作の妹鬼、ムカつくトーンのおかげで非常に良い沢城キャラに仕上がっていました。こういう仕事もまだまだ問題なくできるんですよ。音響監督の皆さん、みゆきちに変な役をもっと回してください(ギャラは払ってください)。
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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