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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」 5

 まだ出てくる、「なんで今更?」作品の最新版。ちなみに、最新と言いつつもこちらはネトフリ配信アニメだったらしく、既に2クール分が去年のうちに配信されているようだ。この度めでたくBSでの放送が始まり、視聴できることになった。

 そしてこの古のジャンプ作品だが……ほぼ未読。「ほぼ」というのが悩ましいところで、実はこの作品、私は妙な接し方をしている。というのも、流石に世代的に「リアタイで連載追ってたよ!」ということはなく、なんと「実家の姉がコミックを持っていた」である。私にはちょい歳の離れた姉がいるのだが、その姉が、何故か今作のコミックを持っていた。今となっては全巻買ってたかどうかも分からんのだが、少なくとも序盤の方は一揃い持っていたはずだ。何故そんなに記憶が曖昧かというと、そのコミックは姉の部屋に保管され、弟はその部屋に立ち入ることを許可されていなかったため。我が家のヒエラルキーは長姉が絶対だったのだ。ただ、時たま姉の部屋以外の場所にも漫画が転がってたりして中身を覗いた記憶もあり、その際には当然、幼少期の私は「え? これ、なんかエロいやつじゃないの?」という認識で、絶対権力者の姉に何か言えるわけもなく、なんとなくの禁忌として、そのまま触れずに実家での接触を終えた。おかげで「断片的に絵を見たことはある気がする」「存在も知ってる」「でも、内容はほぼ知らない」という奇妙な距離感のジャンプ漫画が生まれたのである。……ただまぁ、今確認したらジャンプ本誌に掲載されてる期間は飛び飛びで短かったようだし、読んでないのは当然といえば当然である。

 閑話休題、そんな謎の接し方の作品なのでほぼ初見みたいなもんだが、なんとまぁ、30年前のなろう作品ではないか。いや、単なるファンタジー漫画なんだろうけど、なるほどこんな作品だったのか。ファンタジー要素の置き方は古き良きTRPG的なテイストでなんとなく懐かしい。その上で、硬派に徹し切らずに適宜ギャグを混ぜ込んで文字通り「コミカル」に展開していく筋運びはなかなかに愉快。現代ならば「よくある話」で一蹴される可能性もあるが、これが30年以上前にジャンプに掲載されていたというのは興味深い。カテゴリとしては現在放送中の「うる星やつら」と同じ興味対象で、「当時の時代性を考えれば斬新だった作品を、現代風のアニメとしてリライトする」という試みなわけだ。

 原作絵の線がかなり細かかったはずなので、CGをベースに敷いたライデンフィルムの絵作りは雰囲気を捉えているように見える。ド派手な魔法バトルも手慣れたもので、映像部分だけだったら「ネトフリ配信でも頑張ってるやつあるじゃん」とプラス評価でいいと思うのだが……なんだろう、ずっとじゃないのだが、なんか気持ち悪い瞬間がある。キャラデザなのかなぁ、目の大きさなのか、顔のサイズなのか、なんかよく分からんけど「あれ? 今なんか人体が変じゃなかった?」とむずむずすることが何度もあった。どういうことなんだろう……やっぱキャラデザが繊細で難しかったのかしら。どういう理由なのか分からんのでうまいことダメ出し出来ないのだが、映像が完璧に乗り切ってない感じがしたので一応点数は様子見で。今後慣れてきたら普通に楽しめる可能性はありそう。

 ダークシュナイダー役にきーやんを起用するというのはなるほど面白い采配。勝手に「どうせ子安あたりだろ」と思ってたので、容赦無く甲高いとこから出してくる谷山ボイスはちょっと予想外だったが面白い色付けになっている気がする。ヒロイン・ヨーコ役は楠木ともりで、「チェンソーマン」とは同タイミングでジャンプヒロイン当たりまくり。考えてみりゃ30年前のボクっ子かぁ。これも先駆け的存在だよねぇ。当時がっつり読んでたら性癖歪められてたかもしれねぇな。(今が歪んでないとは誰も言ってない)

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○「最強陰陽師の異世界転生記」 3

 そろそろ挫けそう、っつうか多分挫けてる、13なろう目。不吉な数字にふさわしい作品。

 もうお約束の文句はいいでしょう。主人公のムカつき度数がかなり高めなので点数が低いです。そして今作の場合、いろいろ巡り巡って「異世界とは?」「転生とは?」という哲学のレベルにまで到達してる気がしますね。だってさ、「前世」が最強陰陽師なんですよ。「呪術」を使って敵を薙ぎ倒す魔法使いなわけですよ。ってことは、こいつって異世界転生する前から異世界にいるよね? 少なくとも、我々の住んでいるこの地球には、呪術で妖を操る陰陽師がいた時代は存在しないはずで(大丈夫だよね?)、数多のなろう作品が毎度掲げている「クソみたいな現代社会にグッバイ」な転生じゃないんですよ。異世界から異世界に移動した主人公。つまりはプレインズウォーカーですね。そういう物語でしかないので、「転生」という言葉にもあまり意味はないわけで。

 そうして、「異世界」の概念もよく分からなくなるようなビッグサプライズな出だしの物語なのだから、さぞかし他とは違う斬新な物語を見せてくれるものだと思っていたら……いや、ごめん、思ってないです。ハナから期待なんかしてなかったです。でもまぁ、その「期待しない」という想定は裏切らず……あとはいつものやつじゃん。しかも、今回は「魔力がない落ちこぼれだと蔑まれたけど呪力があるから実は超ツエー」というよく分からないマウント。うん、まぁ、別に何を言おうと言ったもん勝ちの設定マウントなんだからもう止めはしないけど……その設定で推し進めようとするなら、せめて「魔力とは何か」「呪力とは何か」を説明する必要があるよね? その差がわからなければ「蔑まれている」意味もわからないし、この世界でマウント取れる意味も分からない。単に前世から持ってきたノウハウでマウントが取りたかっただけなら、別に「魔力が無い」設定いらないよね? 「魔力は普通ですが、裏技として別な体系に支えられた呪術というやつを自分なりに編み出しているのです」でいいよね。いちいち「蔑んでくれるやつ」を用意しないとマウント取りに行けないのは、完全になろう脳に支配されているからだよ。

 挙句今度は「精霊術」という第3の尺度まで出てきたよ? ねぇ、この世界に働いている物理原則はどういうものなんだい? 主人公が「西洋のようなもの」と表現していたこの世界の文化設定だけど、魔力・呪力・精霊力が働くこの世界で、「科学」という体系が発達するとも思えないけど、なんで中世っぽい世界になってるんだい? あと、そもそも主人公はいつの時代の人間なんだい? 「西洋」って呼び方は多分江戸時代以降だと思うんだけど、「朝廷が」って言ってたよね。いや、そりゃ江戸時代にも朝廷がない訳じゃないが……まぁ、全部が全部「いや、この地球の話なんか一切してないですから」って言われりゃそれでおしまいなんだけど、知らん世界の人間が知らん世界に転生して知らんマウント取っても知らんよ。

 もう、疲れたよパトラッシュ……。

 

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○「久保さんは僕を許さない」 5

 なろうの激流に押し流されてともすれば印象が薄くなりがちだが、その実がっつり生き残っている「お隣○○さん」シリーズ。今期も既に長瀞さんとタッグ状態であり、まだまだ尽きぬ有象無象が這い出してくるのである。

 とはいえ、今作は○○さん側である久保さんには大した特殊設定は用意されておらず、むしろ主人公の方が特異体質という割と珍しいパターン。まぁ、阿波連さんの隣のあいつなんかもだいぶ特殊能力持ちっぽいところはあったが、あくまで隣のヒロインに合わせたが故の能力開花であり、今作のように主人公の性質に全のっかりのヒロインというのはあまり例が浮かばない。必死で思い出したら、一応「となりの関くん」は男の方に属性があったが……あれは横井さん主人公だよなぁ。ちなみに横井さんのCVも花澤香菜だったのは……単なる偶然。「○○さん」キャラでCV花澤香菜って何があったっけ、と思って確認したのだが、意外に該当作品がなく、全力で遡ったらなんと森田さんにたどり着くという。10年選手やん。

 映像制作はPINE JAM。前クールの「Do It Yourself」で話題を呼んだ渋いながらも着実に実績を残せるスタジオであり、今作に置いても、グッと筆の数を増やして描き込んだ「がっつりヒロイン顔」の久保さんと、シンプルでギャグとの境目すら曖昧な普段のキャラデザがうまい具合に同居している。どうせ動きなんぞほとんどない作品なので画で説得力を持たせるというのは難しいかもしれないが、最終的に全弾を「ヒロインが可愛い」に費やすことができる構造だからこそ、潔くそこにつぎ込んでいくのは正しい判断だろう。こういう作品の「大した個性も持ち合わせてないナヨナヨ系男子」は嫌われることも多いのだが、少なくとも現時点で白石・久保間の関係にストレスは感じない。まぁ、一瞬「これもまたエロ漫画の開始数ページなのでは?!」と息巻いたが、そこまでいくこともなさそうなのでダラダラ見守っていけばいいんじゃなかろうか。例によって「出オチ感の強い設定だし、ここから広げられるんかい」という不安はつきまとうが……○○さん系作品はいっつもそう思いつつ、なんとなくクリアしてるのである。

 ちなみに、そんな本編の評価と全然関係ないところでびっくりしたのは、オープニングの花澤香菜の歌ってる歌、作詞のところに藤村鼓乃美の名前がクレジットされていたこと。調べてみたらふつーに作詞家としての仕事でも結構な実績を残してるらしいのだが、全然知りませんでした。業界での生き残り方にも色々あるんやなぁ。

 

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○「神たちに拾われた男2」 ―

 もうタイトル言われてもどれだかさっぱり思い出せなかったので、分かりやすいクソなろうタイトルでも別にいいや、という気がしますね。「スライム洗濯屋」でいいじゃん。

 というわけで12なろう目。そして特に何もない無の作品の2期目なので、当然無である。現代日本にはたくさんの不思議があり、上がらない賃金やどこかに消える公金などの闇があるらしいが、多分最大の闇は「誰が求めてるかよく分からないアニメの2期が作られる理由」である。このアニメの2期を熱望してる層、私が観測できないダークネットとかに潜んでるんだろうか……。

 とりあえず、一応思い出す目的で頑張って視聴はしてみたが、「イキり倒すクソ主人公もムカつくし、ヤレヤレ系も気持ち悪いが、腰の低い少年だからって別にプラス要素なにもないな……」という絶望的な事実を改めて認識するだけだった。これこそまさに、スローなライフを見守るだけのゲーム実況視聴と同じようなもんなんだろうか? それにしたって山も谷もないんだよなぁ。「神が出てくればどんな能力でもグレードアップできる!」っていう事実を伝えるための一発目のネタが「スライムで強化ガラスを作りました」なのがほんと意味わからん。大半の人間はそこに興味ないわ。「洗濯屋に押し入るチンピラ」ってなんやねん。本当に、何を焦点に見せたいシナリオなのか分からんのよ。いや、「2号店を出そう」っていう目標ができたみたいだが……これこそまさにどうぶつの森みたいなコミュニケーション拡大ゲームの文脈なんだろうなぁ……。

 まぁ、こうして理解の及ばないものも頑張って視聴を続けることで新しい発見が……あるかなぁ。無い気がするなぁ……。まぁ、ヘイトが少ないので環境音としての機能はそこそこじゃないかな……。

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○「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」 3

 ついでに問題児たちも異世界から来るそうですよ。来ないですか。そうですか。とにかく11なろう目。そして、ここまで溜めてきた分を吐き出すかのように、数作品分を一気に追放されるという追放贅沢パック。「追放系、人気あるよね! じゃぁパーティ全員がなんやかんやで前のパーティを追放された連中だけで固めたらもっと追放要素が高くなるよ!」て、アホの考えることですやん。

 いやまぁ、太古の昔からアウトローってのは常に魅力を放つものであるし、「他では使えなかった連中を集めて最強チームを作るんだ!」ってのはスポーツ漫画なんかでも定番の鉄板設定ではあるのだが……タイトルにそれを掲げて出オチにしちゃった上に、チート要素が雑だから「不揃いで役に立たないと思われていたパーツも、組み合わせ次第で強くなるんだ!」みたいなカタルシスも特になさそう。最大の問題は、「人間不信の連中が集まって、パーティーを結成したぜ」って、既にその時点で語義矛盾を起こしてるってところだよ。「人間不信」を看板にするなら、その人格形成に覚悟を決めろよ。1話目で意気投合してんじゃねぇよ。これだと単に「たまたま職を失ったちょっとクセのあるやつが一箇所に集まった」っていうタイトルになるだけじゃん。さらに現段階じゃ主人公はクセすらないんだよ。単なる失職者なんだよ。

 ほんで、アニメーションの方もそんな作品の底が割れているのかどうか、1話目からして大してやる気もなさそう。制作のGEEKTOYS+セブンって「へんすき」と同じ座組らしいのだが……画の力は期待できないよなぁ。セブン+いまざきいつきって、そもそもショートアニメの布陣なんだよなぁ。

 

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○「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 4

 ほい、ちょっと間が空いたけど無事に10なろう目。二桁に突入したんだから、先発投手の勝利数だったら年俸の大幅アップが見込めるレベル。

 しかし残念ながらなろう選手の戦績は振るわない。ここにきてまただいぶネイキッド風味の強いなろう作品になりましたな……あ、作画は割と良い。制作がMAPPAということもあり、かなり意図的にキャラ作画と雰囲気をずらして際立ちを重視させた背景美術なんかも面白いし、キャラデザも整ってはいるので、画を見てストレスがかかる部分はない。それは安心していい。ただ、そんな貴重なアニメリソースで描かれるお話がいつも以上にいつものなろうなので、頑張ってスタジオが打ち出そうとした新鮮さはプラマイしたら結果マイナスくらいである。まぁ、分かりやすいマウント作品だから余計なこと考えなくてもいいってのはもう美徳なのかもしれないけどさ。

 デザインとしてはいわゆる追放ものよりもちょっと前時代的な「役立たずスキルもの」とでも言えるジャンルか。一見すると使えないスキルを持った主人公がそれを「実はこんなに強かった!」と言って展開するのが「使えないスキル系」の第1期だとするなら、今作はそこから「使える方向に使うだけにする」という形で「異世界食堂」あたりの日常系なろうのテイストを混ぜ込んだ。その結果として、「異世界食堂」などで「どうだい、日本の料理はすごいだろ。日常的に食う料理だけでもこんなに美味いんだぜ」とひけらかしていたマウントの場所を、食堂から外に引っ張り出しただけである。一応「外で採った素材を活かす」みたいなそぶりを見せてるくせに、肝心な部分は全部現代文化マウントにしてるからあまり意味のない設定。異世界の素材を研究して対応する、という「ダンジョン飯」みたいな形でのひねりがあれば面白みにもつながるが、その辺に発揮できる独創性もなく、これまた異世界名物の「キャベツっぽい野菜」が登場するのである。なんで異世界って「キャベツっぽい野菜」と「トマトっぽい野菜」は絶対あるんでしょうね。今の日本の食卓に並んだトマトやキャベツがどれだけの品種改良を繰り返して生み出されたものかってのを分かってるんでしょうかね。

 そうして、結局は既存のネタからのパッチワークしか出てこないのですぐにお腹いっぱいになる。個人的に一番よく分からんかったのは「物価は日本円換算で対応しちゃう」という部分で、そこで利鞘が出なかったら商売は成立しないし、特に旨味もない気がするのだが……あと、「ネットスーパー」という能力だけで押していく自信がないからって「アイテム収納し放題」とか「伝説的スキルである鑑定」とか「食材にステータスアップ付与」とか、適当にチート盛るのほんとやめて。お願いだからそれ以外の文法も学んで。

 

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○「Call Star-ボクは本当にダメな星?-」 ―

 今期もさまざまなアニメがきっと話題になっているはずだが、よもやこのアニメを見てない人なんていませんよね? ……なんだこれ……適当に予約録画してたら変なん入ってきた。

 というわけで、おそらくほとんどの日本人は認知してないんじゃないかと思われる隅っこアニメ。その理由は大きく3つあり、1つには15分のショート枠なので話題に上がりにくいということ。2つ目はストリーミング以外できちんと今作を放映しているチャンネルはAT-Xしかないというニッチすぎる放送枠であること。そして最後に、実はこれも中国産アニメであること。そりゃ誰もしらねぇよ。俺だって知らないでいつの間にか録画してたんだよ。

 で、そんなショート中華アニメなわけだが、とりあえずせっかく録ったから見てみたらなかなかのカオスである。不思議なタイトルだと思われたかもしれないが、なんと主人公は「誰かが気絶した時に頭の上を回る星」であるという。なんだその発想。まずそこからして意味がわからん。さらに、「まぁ、絵本みたいな設定だし、誰か気絶して困ってる人と関係する話になるんだよね」と思ってたら、別にそうでもない野放図なベクトルで話が明後日の方向へ飛んでいく。ギャグアニメってのは日本人が作ったものでも理解が及ばない時があるわけで、そりゃ文化の違う外国人のギャグはさらに分かりにくくなるとは思うが……多分一番近いのは「スポンジボブ」……かな、どうだろ。それも怪しいな。とにかく「知らん何か」である。でも、完全に埒外って感じでもないのがやっぱりお隣の国であるが故なのだろうか。ギャグのタッチとか、アニメの見せ方とか、どこか日本の風味もあるんだよな。ほんと、不思議な文化が育まれてるよ。

 正直、1話目視聴時点では「面白いッ」と手放しで褒めるような事態には至っていない。ただ、少なくとも見たことがないテイストなだけに「これ、どこに向かって話が進むんだ……」という興味関心は高く、なんとなくこのまま見続けてしまいそうである。「羅小黒戦記」「時光代理人」、そして「万聖街」と続いてきた中華アニメの気になるムーブメント、今後もさまざまなジャンルで私をむず痒くさせてくれるに違いない。

 

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○「ヴィンランド・サガ Season2」 ―

 元はNHKアニメだったが今回は放送局がテレ東系などに移ったらしい(私はAT-X視聴)。「進撃の巨人」や「弱虫ペダル」「ラブライブ」など、いつの間にかNHKに取り込まれていたアニメは最近多いが、逆パターンは珍しいかもしれない。ま、1期が4年前と結構時間が空いてしまったので、その間に色々と事情はあったんでしょう。

 4年前かぁ。下手したらもっと経ってるかと思ったが意外と最近(??)だったな。なんでもっと昔だと思ったかといえば、そりゃまぁ、内容を綺麗さっぱり忘れてしまっているからである。確か重厚な歴史ものの看板に恥じない佳作だったと記憶しており、実際にその年のグランプリに際してイカした悪役・アシェラッドを男性キャラクター部門で選出したりもしている。とても楽しませてもらったはずなのだが……残念ながら4年の月日がその記憶を洗い流してしまった。おかげで「うわぁ、せっかく久しぶりなのに全然覚えてなくて、楽しめなかったらごめんやわぁ……」と先に謝るつもりだったのだが……。

 ちゃんと面白かったですね。いや、ちょっとびっくりした。特に振り返りのためのエピソードを挟んだわけでもなく、なんと2期スタートは全然知らんキャラの全然知らん生い立ちからのスタート。そりゃ1期の記憶なんて関係ないわ。そして、そんな新キャラ・エイナルの遍歴も、そりゃまぁ今作らしく絶望的なもんで。いきなり親兄弟を殺されての奴隷生活。まぁ、元祖主人公のトルフィンと負けず劣らずのバッドオープニングを経て、1話目ラストで真っ直ぐトルフィンへと接続を果たした。なるほどね、これなら前作を覚えてなくても全然問題ないし、しっかり画面にも引き込まれたのでスタートダッシュとしては文句なし。実に周到な構成である。トルフィンの名前が出てきたことで、ここから少しずつ過去の話も思い出せそうだしね。

 結局、1期の終了タイミングがすごくキリのいいところだったって話だとは思うのだが、そうして1つのお話にケリをつけ、そこからたっぷりの充電期間を経ての新展開。ありがたいことに何故か制作スタジオがWITからMAPPAに変更になったにも関わらず、スタッフはほとんどが続投している。これならスタジオもそのまんまでいけた気もするのだが……WITMAPPAって進撃と全く同じ展開だな……なんかそういうルートがあるんでしょうかね? 最近のWIT、「SPY×FAMILY」しか

やってない気がするんだが……。 

 

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○「あやかしトライアングル」 5

 MANPA枠の3本目。そしてこちらも規制が入ってしまうアニメ。「なんだよ、地上波だと規制版じゃん、読売マジつかえねぇな」と思って確認したが、こちらの作品はAT-Xでも規制は解除されないとの情報があった。ほんとかどうかはちょっと確認してみるが、まぁ、ほんなら読売で見るしかないか。規制の有無は重要ですからね。

 というわけで前クールはいっぱいあったのに今期は割と貴重なジャンプアニメ。そして、今期2本目のTS作品でもあるという。なろうがいっぱい流される国も問題はあるが、TSだらけの国も問題がありそうだよな。え? そもそもアニメだらけの国が問題だと? まぁそう言うなよ。とにかく思い切り女の子になって女の子とエロいことをするのが目的の、「忍者でもおしまい!」みたいなタイトルの作品。原作は未読だがジャンプ作品なのでちょいちょい噂は耳に入ってきて、あの矢吹先生の新連載が始まるってなアナウンスがあった時はけっこう話題になってましたね。なんか、あまりのクオリティに本誌からは追い出されたらしいですけどね。そりゃま、To LOVEるはジャンプSQにいないとダメだってダークヒーロー・鶴喰鴎さんも言ってましたからね。TSものだって話もなんとなくは知っていたのだが、初めてみたら想像以上にアホみたいな理由で性転換してて不覚にも笑ってしまった。いいですね、こういう頭の悪そうなエロギャグ。やっぱ矢吹先生はそういう才能には満ち溢れていると思います。

 惜しむらくは、アニメ化に際して矢吹絵の強みってのはどうしてもデチューンされてしまう部分があり、原作ファン目線でこのキャラデザがどの程度受け入れられるかちょい微妙。決して作画が悪いわけではないので贅沢な話ではあるが、ほぼ同じ路線のジャンプエロアニメ「幽奈さん」なんかとあまり差が出せなかったのは勿体無い。ただ、その分「バトルもの」としてもある程度見せようという意気込みが感じられ、1話目では重要な転換点となる大妖怪とのバトルがそれなりに説得力のあるシーンになっていた。エロバカだけで突っ走るにしても限界はあるだろうし、きちんと「ジャンプ漫画」らしさを見せられる気の利いたデザインになるといいですね。どうせそこまで入れ込んで見るような作品でもなかろうし、「規制はずれねーかなー」と念を送りながらなんとなく見守りましょう。まぁ、おっぱいが見たいなら原作買えばいいんですけどね。そこまでしたくないしね。TS設定にしておくことで歪んだ百合アニメとしても成立しそうなので、そこに力点があるようならもうちょい付き合い方を考えることにします。最近の市ノ瀬キャラ、女の子としか付き合ってないじゃん。

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