最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ありふれた職業で世界最強 2nd Season」 ー すげぇ、1話目観たけど、まったくもって中身を思い出せん。思い出そうとして「えっと、配下に金髪ロリっ子がいるから確か……いや、違う、この記憶は『戦闘員、派遣します』のものだ……。そうそう、部下に和服のモンスターがいるから……違う、こっちは『月が導く異世界道中』の記憶……」って、脳内で数多の異世界がグルグルと煮込まれている。まぁ、こうして記憶がかき消えているということは、精神の安寧を保つための脳のリフレッシュ機能がちゃんと働いているということで……。 1期は感想を確認すると「まぁ、こんなもんだろ」みたいな投げやりな結論で終わっているのだが、そんなら2期目も「こんなもんじゃろ」で終わってもらっていいんじゃなかろうか。2年半のブランクが空いたことで監督も製作スタジオも変わっているようなのだが、前のを覚えてないので比較のしようもない。何か劇的な更新があるとも思えないから別にいいよね。大量の女の子を引き連れた状態からスタートしているのはアドバンテージと取るべきなのか、もう救えないところまで来ていると悲嘆すべきなのか……。 PR ○「異世界美少女受肉おじさんと」 6 久しぶりにしっかり絡む日野釘を見た気がする。これに反応するのって多分世代だよなぁ……。 まだなろうが来るか! と思ったらこちらもなろうではないパターン。そして、なろうではないということでなんかホッとしてる自分がいる。「あれ、普通におもろい……なろうもやるやんけ……」って思いながら観てたけど、結果的に違ったのは良かったのか悪かったのか。 いわゆるTSものということになるのだが、転生時に性別が変わるパターンってのはそこまで珍しい設定では無い気がする。ただ、思い返してみてもアニメ化された異世界ものでTSの事例ってのはほとんど思い当たらず、せいぜい「転スラ」が「おっさん→性別不詳のスライム」という例で思いつくくらいだろうか。女性主人公の異世界アニメ、今んところ現世から女性のパターンしかないのよね。そして今作はそんな性転換をまるっとメインプロットに組み込み、ホモォなんだかどうなんだかよく分からない展開ではちゃめちゃしてやろうという狙いなわけだ。 冒頭、神宮寺の方が割としっかりめに同性愛者の素質がある様子をみて「これ単なるBLになるんじゃ……」と心配していたのだが、きちんと主人公がネタとして振り回してくれるし、ラブコメの「ラブ」要素を「女神の呪い」という外的要因に押し付けたのはむしろ正しい判断なんじゃなかろうか。これによって明確に「互いの好意」が忌むべきものとなり、そこに「恋愛対象が同性とか異性とか、そういうことは別に関係ないんですよ」というエクスキューズになる。神宮寺は「女嫌いだけど女性に惹かれる」、主人公は「ノンケなのに男に惚れそう」という、なんとも珍妙な設定を素直に楽しむことができるのだ。 監督の名前は記憶になかったのだが、どうやら事実上これが初監督となる様子。製作はOLMなので映像品質自体は可もなく不可もなくというレベルではあるのだが、監督の演出意図がきちんと確立しており、要所にコロコロと可愛いデザインが出てくるのが見ていて心地よい。オープニングやエンディングのテンポの良さなんかを見ても、割と今後も楽しめそうな期待があるぞ。こういうギャグに振り切れたことが分かる異世界はなんか安心する。
○「賢者の弟子を名乗る賢者」 4 冒頭、三石琴乃ナレでスタートしたところで「『デート・ア・ライブ』かよ」って思ったら監督が元永さんだったっていう。「デート・ア・ライブ」かよ。 まだまだ襲い来るなろうラッシュの一派。今回は「ゲームが舞台」のパターンであるが、ゲームの外部が描かれていないのでバーチャルだろうが異世界だろうがあんまり関係はない。ところどころにゲーム的要素がメタ発言として紛れ込む仕様についても、どうせ異世界に行ってもこいつらおんなじような事しか言わないから差分とはならないだろう。 一応、他の作品とは違うことをしてみようという野心が感じられるアニメにはなっている。1話目はそれがわかりやすく、中盤以降に延々続く無声劇パートは「どうせ導入なんてみんな分かってるだろうし、全部画で見せてやるわ」というチャレンジ。そうして他にはないことをやってくれるという方向性は受け入れたいところだが……残念ながらあんまり効果的なツールにはなっていない。理由は2つあって、1つは1話目で設定もよく分からずふわふわしてる状態でシーンの断片だけ見せられても意味するところを察することが出来ないという問題。主人公の幼女転生(?)の部分だけを切り取るなら理解できるのだが、なぜかその合間に他のキャラらしき連中の様子もカットインするので、結局無声劇全体で何を伝えたいのかがよく分からなくなっている。おそらく原作を知ってる人間なら色んなキャラの断片が見られて面白いのかもしれないが、まずはどういう世界なのかをよく知る必要がある初見の人間からすれば単なる「雑な総集編」みたいにしか見えない。「気にさせる」構造になっているとはお世辞にも言い難い。 2つ目の難点は、単純に「画に力がない」という話。無声劇で引っ張るってことはそれだけ画面に引き込む要素が必要なはずなのだが、如何せん作画クオリティは並かやや下くらい。その前の賢者無双パートが本当にお粗末で、そこからいきなりテイストが転じてもずっと見ていたいと思うようなものになっていなければ、無声劇でメッセージを伝えるのは難しいだろう。1話目でこれってことは今後もそこまで大きな期待は持てないわけで……色々と目を引こうとしているのはわかるのだが、残念ながらあまり機能しない1話目だった。まぁ、「九賢者」とやらのキャラデザコンセプトを考えると、今後の展開も推して知るべしという気もするが……。 応援したい要素があるとすれば大森日雅の主演作品って部分くらいですかね。ニチカス頑張れ。 ○「フットサルボーイズ!!!!!」 4 「な〜んか落ちつかねぇキャラデザだなぁ……」と思ってオープニング見てて「デザイン:河下水希」って出てきた時の「あぁ〜〜」感。言われてみれば確かにそのまんまだったわ。 「REMAIN」「プラオレ」などに続くマイナースポーツアニメの新作はフットサル。ま、サッカーアニメはちょいちょいあるおでそこまで珍しい絵面ではないわけだが、「じゃぁなんでサッカーじゃなくてわざわざフットサル?」と思ってたところに、CMが入ってきたので納得する。なるほどこれはソシャゲ原作のアニメだったのか。ソシャゲであると考えると、この設定の必然性が理解できる。というのも、フットサルは5人が1チームなので基本的に「5人のユニット」単位でキャラクターを把握することが可能。そしてCMを見るとこちらのゲームは「チームが5つ」あるらしく、合計25名の選手が登場することになる。5×5のキャラクター管理といえば、それはつまり(初期)バンドリと同じデザインなのである。それ以外にも「ヴィジュアルプリズン」におけるバンドが今作では「チーム」になっているとも言える。そう考えると、このデザインのためには競技はサッカーでなくフットサルでなきゃいけない。いくらなんでも1ユニット11人では管理するにも骨が折れるだろう。 そうした謎が解けたおかげでフットサルという設定自体は納得できるわけだが、それがアニメとしてうま味があるかどうかは別問題。一応、管理しやすいってことはチームの関係性の掘り下げなんかもやりやすいってことで、それこそ「REMAIN」や「灼熱カバディ」よりも人数が少ないチームを扱うことになれば、それぞれのキャラの絡みなども色々と描けるようになるだろう。9人が基本だったラブライブですら5人チームに縮小されたわけで、尺の限られたアニメでは、やはりチームの人数が少ないというのは純粋にメリットである。 よし、じゃぁこの設定で存分にドラマを描いて……と思うわけだが、残念ながら個人的にはあんまり多くを求めるような作品にはならない気がする。これまで何本も作られたサッカーアニメは、映像部分で魅力を打ち出せた作品というのはほとんど無い。「さよなら私のクラマー」という惨憺たる作品があったことも記憶に新しいが、あそこまで酷くなくとも、やはりサッカーのシーン構造というのはアニメで捉えるのが非常に難しいのである。フットサルになれば多少舞台がコンパクトになってまとめやすくはあるが、少なくとも1話目の試合シーンに大きな魅力があったかと言われると残念ながら否である。全体的な作画も1話としては低調で、ここからサッカーアニメの革新が起こるなんてことはあんまりなさそう。必殺技を思いっきり漫画っぽくして「イナズマイレブン」あたりに寄せているのはアニメ的に(そしてゲーム的に)も悪くない判断だとは思うのだが……。基本的にどのキャラの顔もおんなじに見えちゃうのがなぁ……。
○「錆色のアーマ-黎明-」 3 なんと今期2本目の錆アニメ。なんやそのよく分からん要素のかぶり方は。……いや、別にこの作品の1話目には錆要素は一切なかったけども。 なんだろね、もしかして今後日本のアニメは1クールに最低1本はへなちょこCGアニメを入れるっていう取り決めでもできたんだろうか? 「テスラノート」「シキザクラ」の2本が終わってホッとしたのもつかの間、またこの画面が展開されるという。もちろん制作会社が違うのでへなちょこCGといっても風合いも出来栄えも違うのだが、第一印象で並べると「シキザクラ≧今作>テスラノート>>>>>>エクスアーム」くらいの並びになるだろうか。まぁ、キャラデザは固まってるけども、くらいの印象。背景などが凄まじく平坦なベタ塗りで、頑張って近未来感を出そうとしていた「テスラノート」よりも明らかに手抜きなのだが、そこはまぁ、狙ったデザイン性と考えれば納得はできるだろう。舞台が戦国時代ということもあり、「日本昔ばなし」みたいなシンプルなものにとどめ、その前で動くキャラクターたちに視点を寄せようという狙い……だと思いたい。 ただ、そうだとしてもやはりデザインの粗は目立ち、背景をこれだけ淡白に仕上げるなら、いっそキャラももっと線を減らす方向にした方がよかったかもしれない。さらにこの手のCG作品のお約束としてモーションに関してはがっつりキャプチャして「生身の人間」の動きに寄せているため、「平坦な絵なのに動きだけ無駄に生々しい」という不協和が起こってしまい、個々のカットの違和感が引き立つ結果に。その割に肝心のバトルシーンは静止画でごまかしたりするところはテスラノート先輩と同じだし、やはり「CGを使いきれてない」というか、「アニメの画なんぞこのレベルで充分だろ」みたいな舐めた製作態度がうかがえるようであんまり応援したいとは思わない。結局、私は未だに手描き至上主義なのかもしれない。 まぁ、そうは言ってもここ最近の流れを見れば「気に食わんけど、これはこれで成立してるかもな」ってんで4点でもよかったのだが、印象の悪さに拍車をかけているのがキャストの中にがっつり混じった太めの棒の存在である。本作は舞台からアニメへの展開を狙った「逆2.5次元」らしいのだが、どうやら舞台キャストがそのままアニメ声優を担当している様子。舞台役者といえばアフレコもすんなり行えるイメージがあるのだが、やはり得手不得手はあるもので、ダメなもんはダメである。私の場合はやはりそうしたキャストの印象が点数に大きく影響してしまうため、このような初期配点となっている。今にして思えば、専業声優がほぼゼロの状態でも「シキザクラ」は割と頑張ってたもんだ。 1クールに錆アニメは1本でいいかなぁ……。
○「天才王子の赤字国家再生術」 5 1〜2年くらい前の異世界は必ず子安がいるイメージだったが、ここ最近の異世界は必ず稲田さんがいる。まー、こんなに使い勝手のいい声もなかなかないもんなー。 まーたこういうタイトルのなろう、と思っていると「かかったな! アホが!」と言ってくる、なろうのようでなろうではないラノベシリーズ。まぁ、そこに差をつける意味はあまりないのだが……過去の経験上、やはり最初から書籍媒体での展開が前提となっているラノベの方がまだなろうよりもシナリオが安定するという傾向にはある気がする(あくまで印象なので確認したらそうでもないかもしれんが)。こんなタイトルで、確認したら原作は「そうだ、売国しよう」なんてサブタイまでついているみたいだが、それでもこないだ流れたなんちゃら紋よりもずっと見られる1話目だったし、統治者をテーマにした作品で同じなんちゃら主義勇者よりも狙いはわかりやすい。 この手の作品の場合は「どれだけ面白いか」より「どれだけ嫌悪感がないか」で評価することが多いのだが、今作の嫌悪ポイントは王子自身の「圧勝しちゃったじゃんよぉ」みたいな自虐風自虐のところがピーク。こいつの設定には「実は天才」があるはずなので(1万人記憶力のくだり)、勝てる戦は勝てると見て挑んでないとおかしい。そこで「またなんかやっちゃいました」的な自虐を挟まれるとやはりナエる。まぁ、ここでオレツエーに振り切れるのもまた嫌悪の対象になりそうだし、結局スタート時点でどうしようもないという話もあるが……。 ただ、幸いにして嫌悪ポイントはそこで終わりだ。映像部分は割と頑張っていると思うし、作品テーマに合わせた独自のポイントを見せて個性を出そうとしているアニメ的な演出は素直に評価できる部分。オープニングの入りは面白かったし、最近あんまり見なくなった「合戦パートの人形描写」のところも、省エネを果たしながら適宜ギャグテイストを交えていく演出としてなかなかに計算されている。「オレツエー」にならないように、余計な戦略・戦術の説明などを付さず、戦績に関しては開き直って「まぁ、なんか勝った」くらいの雰囲気で押し切っちゃってるのも潔いんじゃなかろうか。ラッキーマンはラッキーマンで作品として成立しているのだし、いっそ加瀬あつし作品とか刃森尊作品みたいなテイストのファンタジー作品にしちゃえばいいんじゃなかろうか。 あと、ヒロインのおでこ出してない高木さんが可愛い(それはもう高木さんではない)。「この国は大陸の最北に位置していて寒い」っつってんのにヒロインがみんなして脇乳フルオープンのエロ衣装着てるの笑う。 ○「錆喰いビスコ」 6 絵面が「ドロヘドロ」でしか見たことないものになっているが……もしかしてオマージュとかなんですかね? いや、単にキノコが主役のアニメって要素が被ってるだけか? どういう出自かと思ったらラノベ原作だった。最近だとこういうラノベアニメが珍しい気がするのだが、なろう系を除いた現在のラノベ事情ってどういうジャンルの変遷があるんだろう。最近のアニメ化作品って、「友崎くん」みたいな日常系ラブコメみたいなやつが増えてる印象なんだけども。 こちらの作品は純正のハードファンタジー。いや、SF? ジャンルはよく分からんが、とにかく荒廃した関東地方にキノコが乱立する話。イメージはやっぱ「ドロヘドロ」が近い気もするが、砂漠が広がり錆が蔓延する荒廃世界は「グレンラガン」あたりのイメージにも繋がるかもしれない。そんな世界で「錆」と戦い続ける人類のお話。1話目は本当に雰囲気を伝えるだけのものなのだが、これがなかなか気合が入っている。乾燥してとにかく居心地の悪そうな世界の空気が伝わってくるし、無茶苦茶に見える世界の中でもそこかしこからきちんと人々の生活感が漂ってきて、「息づいている世界」であるように思えてくる。何がどうなってるか分からぬファンキー世界だった「トライブナイン」あたりとは面白い対比をなしているんじゃなかろうか。どちらも「変わり果てた関東地方」が舞台であることは変わりないはずなのだが、こんなにも見えが違うというのは興味深い。 また、構成部分も良い意味で「引っかかる」演出になっている。どうやらタイトルに反してダブル主人公みたいな作品だが、その両面の視点が時間を飛び越えて重なり、少しずつその間が狭まっていく作り。最終的に赤髪のビスコと青髪のミロが出会い、物語の始まりを告げてくれる。1話目からこういう変な構造にすると、まずい演出なら視点が散り散りになって訳が分からなくなることがあるのだが、本作はきちんと収束する部分が見えており、カウントダウンを行うように1話目のクライマックスへと至る。これができるなら、シリーズ全体もきれいにくみあげてくれるんじゃないかという期待はもてそうだ。まぁ、言うても現在進行形で続いている作品のようだし、アニメだけできれいに終わるとも思えないのだが……現代ラノベの意地を見せてもらえれば嬉しい。 それにしてもツダケンである。あの長ゼリフ、かなり尺詰めて喋ってたと思うのだが、1発で空気を持っていけるのはさすがとしかいいようがないわ。
○「範馬刃牙」 ー ネトフリでは放送後に地上波へ。ジョジョでやられると「ちくしょう!」って思うけど、刃牙なら「まぁええか」ってくらいの気持ち。 でもさ、やっぱ観てたらおもろいよね。1話目、久しぶりの刃牙だったけど不覚にも笑ってしまったわ。世の中には「強さ」というものをどうやって表現するかについて思い悩み、それこそ「オレツエー」の描写が拙すぎるクソみたいな作品が蔓延しているし、直近なら明らかに刃牙からの派生作品にカテゴライズされるのに全く振るわなかった「終末のワルキューレ」なんて作品もある。それに比べてこの本家刃牙ったらどうしたことだろう。そりゃま、全盛期に比べたらクソつまらんだのふざけているだのと言われることも多くなった作品だが、それでも持って生まれたセンスってのはずっと残ってるわけでさ。なろうアニメが取り巻きに「強すぎる!」って言わせたって全然格好良くないってのに、誰だかもよく分からんようなその辺の小学生に強さを見せつけることでがっつりネタになるこの味わいよ。その口から漏れるセリフの1つ1つに、やはり笑いが込められている。冷静に考えたら、「ジョジョと刃牙が同時に放送されているシーズン」って、僕らからしたら贅沢パッケージだよなぁ。
|
ブログ内検索
リンク
最新記事
(02/10)
(02/10)
(02/09)
(02/09)
(02/08)
(02/08)
(02/07)
(02/07)
(02/07)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|