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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「現実主義勇者の王国再建記(第二部)」 ー→4

 最終回の展開は流石にわろてもうた。「今まで散々ご都合主義だと思ってたでしょ? 実はその裏には大きな秘密があったのです!」って言って一番ご都合主義な後付け設定が出てくるっていう。2クールかけた末のオチがこれってのは、むしろ潔いネタアニメなんじゃなかろうか。

 いや、決して嫌いなわけじゃないんですよ。主人公が早々に「王」を名乗って為政者として振舞っているおかげで、なろう系にありがちなヤレヤレ系の卑下が少ないし、マウントを取るとはいえ、王なんだから上から目線になるのは当たり前。至極真っ当に執政しているだけのお話なので、これはこれで成立している。その上で武力以外の各方面から隙あらば異世界知識マウントを取ろうとするため、食事・歌舞音曲・言語・宗教に技術開発に至るまで、とにかく「俺の知識と采配、すげぇからさ」という空気を好き放題に滲ませる。これはこういうもんやと思って見てしまえば、他作品との差別化は図れているのでアリっちゃアリだろう。その上で正式に大量の嫁候補と姦淫してハーレムを築くのも王特権だし、正妻をガシッと中心に据えてきちんと持ち上げてくれているのであんまりブレてる印象もない。「単に水瀬いのりと上田麗奈と長谷川育美とM・A・Oネキを侍らせたいだけやんけ」と思わないでもないが、そう思うのは人類なら皆同じなので致し方ない。

 そうして「まぁ、こういうもんなんだよなぁ」とこちらが歩み寄ってそれなりに満足していたら、最後にとんでもねぇ爆弾を落として逃げていった。……その設定いらんやろ……絶対に執筆開始当時には設定してなかったやろ……。主人公をして「単なる剣と魔法のファンタジーじゃねぇのかよ」って言わせちゃってるが、視聴者目線が一番そう思ってるぞ。まぁ、なんかこう、おっきなネタがやりたかったんやろうな……その場その場で一番ひっくり返るサプライズを展開し続けなきゃいけないというなろう媒体だからこそ生み出された、実に歪んだプロット。まぁ、これはこれで面白いからいいんだけどさ。

 とりあえず2期は「博士かわいい」でファイナルアンサー。

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○「理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ」 ー

 なんやこのタイトル。この手の遊び、むしろ理系はあんまり興味がないやつなのでは。

 確認したところ、1期の放送は2020年の1月なのでおよそ2年ぶりの2期目ということになる。なんか、思ったより最近だった。もっと昔かと思ってたのだが……こういう気持ちになる作品って、正直「あんま印象が残ってない」のが理由なんだよな。まー、そんな身構えて摂取するような作品でもないし、典型的な爆発作品なので薄眼で見守りつつ、時折ニヤッとしたりイラっとしたりする程度でいいんじゃなかろうか。ただ、久しぶりに見たら「あれ、こんな安っぽい画面だったっけ……」とちょっと戸惑った。いや、別に画面のクオリティで勝負するような作品でもないし、適宜省エネできる部分は休んでもらってもいいんだけども。むしろ気合い入れるべきシーンがわかりやすい作品なので、そういうメリハリ狙いで抜くところを程よく抜いてるんだと解釈しときましょ。別にそれでマイナスのイメージもないし。

 結論としては「とりあえずあの手この手で雨宮天をいじめろ」でよい。出来れば今期もエンディングはナナヲアカリ&ナユタン星人にやってほしかったなぁ。

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○「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(第2期)」 ー

 ラブライブ世界における中国の躍進がとまらない。これ、実際の日本のアイドル事情に当てはめたら最低どっちか1人は韓国出身に置き換わる気もするのだが……この辺は最悪政治的な部分に踏み込みそうなのでこの話題は終わりです。

 冒頭のムービーの迫力がいきなりすごい。そして新キャラ・ランジュのMVも壮絶にすごい。この辺りが見事に虹ヶ咲の持ち味よなぁ。2期目なので評点はつけてないけど、再スタートの1話目としては文句無しの熱量を持ってましたよ。この「個々でほとばしってるけど、なんとなく集まって同好会」っていう空気こそが虹ヶ咲の良さなんですよ。そこに新たな勢力が加わっての混戦模様はまたまた大注目。素直に楽しみな2期目となっとります。

 怖いのは、少し前にこの虹ヶ咲&ランジュの組み合わせでめっちゃネット界隈が荒れてた時期があったことね。詳細は知らんのだが、どうにもランジュの立ち位置がよろしくなかったみたいな話だったはず。2期目はその辺りのシナリオ展開をどう処理してくるものか。侑ちゃんの扱いとか、アニメはアニメでいい具合にまとめてくれる気はするんだけどね。

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「オリエント」 4→4

 第一印象は「チープな設定だなぁ」で、実際に序盤の展開はあまり心惹かれるものはなかったんだけど、つぐみ編あたりからちょっとずつエンジンがかかるようになってきて、終わってみれば結構続きが気になる作品になったとは思う。

 プラスの要素とマイナスの要素が入り乱れてるので最終的にどういう評価にしようか迷ってしまったのだけど、とりあえず動かさないことにした。やってることはベタな少年漫画的展開だし、道具の使い方も雑で、いわゆるワンピース的焼き直しの1つに見えた。中盤以降も刀と能力の色のくだりとかは設定がありきたりだし、1つ1つのバトルに理屈があるわけではないので「俺の方が強い(ドン!)」で勝ってしまうとなると応援はしにくい。ただ、つぐみの生い立ちのストレートなエグさとか、その後に掘り下げられた武蔵・小次郎の出生の謎なんかは「多分今後の展開は考えているんだろう」くらいの含みはもたせてある気もする。女の子は割と可愛いし、キャラの1人1人にスポットが当たる展開がもっと増えてくれば印象も変わってくる気がするんだ。いや、決して黒曜の女神がとても好き(主に中の人的理由で)ってのが評価を上げてる理由ではないですよ? 決してね? いや、でもやっぱ人外ぶっ飛び女神、良いですよね。いや、声が、とかじゃなくてね。ほんとにね。

 多分それだけだったら加点してた気がするんだけど、どうにも作画のヘタレっぷりは擁護しきれないのよなぁ。作画リソースが尽きた時にどれだけごまかせるかってのも製作の底力だと思うのだが、今作はダメな時はどこをどう見てもダメな作画になっちゃってたのでかわいそうといえばかわいそう。1クール作品ならクオリティを保証できるような世の中になって欲しいなぁ……。ま、すぐに2期があるみたいなので、続きに期待しときましょ。

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○「処刑少女の生きる道」 6

 読み方は「生きる道」とかいて「バージンロード」と読むそうです。いや、無理やろ。

 またまた異世界だが、またまたなろうじゃない。前クールの総括で「異世界だろうが転生だろうが、なろう以外の媒体なら普通に面白いもんが出てくるよな」という話があったが、こちらの作品もまさにそんな感じだろうか。異世界転生のお約束を踏まえた上で、そこにきちんと独自のネタを積み重ねて新しい作品を作り上げている。デザインとしては「少年漫画における異能バトル」に対する「無能なナナ」に近いかもしれない。能力バトルものの能力者って怖くね? というので討伐目的で駆り出されたのが我らがナナしゃんだったのに対し、こちらの主人公・メノウさんは異世界転生してきた能力者の誅滅を職務としている。こうして一周回って別視点からの世界構築が出てくるというあたり、しっかりと異世界転生文化が煮詰まっている証拠だろう。もちろんナナしゃんのような全力サスペンス方向に振ったりはしないだろうが、こっちの作品は真っ向からバトルものとして伸びてくれればそれでいいだろう。

 単に「異世界勇者を誅滅する」という設定が出オチに終わっておらず、「異世界転生者、うちの世界にはよく来るんですよねー」という世界設定から、「日本人ばかりがやたらと転生してきやがったせいですっかり日本に染まった異世界」という、「そんなん異世界にする意味ないやんけ!」みたいな舞台が作られているのがまず面白い。そうだよな、ドヤ顔でマヨネーズやらリンスやら組み上げ井戸やらを伝来させる連中が大挙してきたら、受け皿となる世界はおいしいところはいただいて社会構造は似てくるはず。どうやらいろんなタイプの連中が転生してきたらしく、電気っぽい何かしらの動力源も運用されているし、文字媒体や証券といったシステムに至るまで、この世界では日本ライクに綺麗に回っている。そして、そんな世界に今更男子高校生がポンと転生してきても、別にドヤれる要素なんて特にないっていう。まぁ、そりゃそうだ。よくなろう系のスレとかで議論されてる「俺たちが転生しても、特にマウント取れる要素ないよな」というお話を大真面目にやったわけだ。

 こうしてなろう系を茶化しつつも、「そこはそうなってるんやな」というのが飲み込みやすい世界を構築しており、あとは「異世界転生者、放っておくと危ない」というこの世界ならではの事情をひとつまみ。その結果生まれるのが「処刑人」というわけだ。転生に夢を持ちすぎる若者たちに天誅を下す、なんとも胸のすくような存在ではないか(なろうに親でも殺されたか?)。さて、今後は彼女がどのような物語を繰り広げていくのか。単に転生者をバシバシ殺して回るっていうだけでは終わらないっぽいよね。ナナしゃんもそれではおわんなかったしね。

 そうして目先が変わった物語だけでもちょっとワクワクするが、映像部分に関してもかなり面白いものが見られるので期待度が高い。製作はJ.C.だが、細やかな動画モーションにも気を配っているし、途中で登場した謎の砂魔神の奇怪な形成行程など、アニメとして見ていて楽しいパートが多い。そして何より、女の子がちゃんと可愛くて巨乳を押し当てる際の質感も実に良いものだ。今後ともこの調子でおっぱい。違う、いっぱい頑張って欲しい。

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○「ラブオールプレー」 5

 不思議な巡り合わせってのはあるもんで、今現在、わずかの間ではあるが「地上波でバドミントンアニメが2本同時に放送されている」というよく分からないタイミングが生まれた。これって多分偶然の産物ってわけではなくて、多少なりともバドミントンの知名度があがり、市民権を得はじめたことの表れなんじゃなかろうか。オリンピックでも話題になったし、それなりにスター選手の名前も見るようになったしねぇ。

 そんな背景があるかどうかは分からないが、土曜夕方枠で送り出されてきたスポーツアニメ。確認したらこちらはポプラ社発行のノベル原作らしく、出自としては「2.43」と同じ系列。発行年が2014ってことで、割と古いところから原作を発掘してきたということになる。ま、もともとこの読売の土曜夕方は渋めの作品が多い枠ではあるが、それこそバドミントン協会あたりからの働きかけでもあったのかもしれない。こうして新たなバドアニメが放送されるに至ったわけだ。

 前から書いていることだが、基本的に私は土曜夕枠のアニメとは相性が悪い。こればかりは本当に作品そのものよりも時間枠の影響としか思えなくて、金曜夜がアニメのゴールデンタイムで大量に放送されるため、それの処理に忙殺されるのが土曜日。加えて夕方ってのは他の曜日はあまりアニメを見ないタイミングなのでリズムに馴染みがないってのもあるかもしれない。過去にも決して悪くない作品が放送されていたとしても、「なんか分からんが身が入らねぇ」ってんで扱いが悪くなることが多かった。正直、今作もそういう扱いになっちゃうのはごめんである。もう、先に謝っとく。そして、そんな風に思ったってことは1話目を見た時点ではまずまず悪くない出来だと思ったということ。1話目ということもあり映像部分はかっちりしてるし、高校生の青春かと思ったらまさかの受験前、中学生からスタートしての展開もなかなか気になるものだ。

 ただ、残念ながら試合シーン自体はそこまで期待するようなもんではないと思う。オープニング映像を見ると、過去のバドアニメ、つまり「はねバド!」「リーマンズクラブ」の2作品と比べるとかなりもっさりしているので「超絶バド作画で!」みたいな方向の期待はしないほうがいいだろう。まぁ、まだ試合シーン自体がほとんど無いので勝手な推測でしかないけど。いっそ、試合シーンはそこまで重要じゃないけど青春ドラマとしてちゃんと見られるよ、くらいの流れでいければいいんじゃなかろうか。

 ちなみに、リーマンズクラブとはキャストでカッキーだけが被っている。「バドミントン声」みたいな声があるんだろうか? あるわけないやないか。なんでやねんお前バドしない顔やろが。

 

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○「阿波連さんははかれない」 5

 最終回ラッシュもまだ終わらぬというのに、新番組は容赦無くやってくる……ちょっと前だと最終回と新番組の間って1週間くらいブランクがあったイメージがあるんだけど、そんなことなかったっけ? アニメ視聴に休息なし。

 というわけで今期我が家で最初にスタートしたのはこちらの作品。枠としては高木さんとの入れ替わり(座席位置は男女逆)、主人公との関係性でいえば古見さんの代理みたいなもんで、阿波連さんのキャラだけ抜き取るとスヤリス姫になるといういろんな作品の影がフラッシュバックする設定になっている。ま、この手の「○○さん」日常作品はそれなりに数が多いから当然の流れではあるのだが……それ以外に興味を引くのは、今作の制作にbilibiliが単独クレジットされているという部分じゃなかろうか。言わずと知れた、中国におけるオタク文化プロデュースの雄であるbilibiliは今作の制作権を一手に握っているようで、真正面からの「中国資本制作・日本産アニメ」となっている。オープニングクレジットでも筆頭に出てくるのは中国表記の名前が並び、権利者がどこにあるのかが非常に分かりやすい。「中国アニメ」というと中国で作られた作品のことを言い、日本のアニメが中国で作られていたら「外注」と言われていたが、さて、このような形態はなんといえばいいのか……いよいよもって、日本と中国のアニメ制作における関係性も定まってきた感がある。

 まぁ、アニメの中身だけをみれば純然たる「国産」であり、制作スタジオも国内のもの。FelixFilmっていう社名に聞き覚えはなかったが、過去の元請け実績が「ネコぱら」だけということで(あったなそんな作品)、地力はやや不安な部類だろうか。まぁ、1話目を見る限りではきちんと個性ある描写が成功しているし、ほぼ静止画でもごまかせるんじゃね? くらいの作風なので、走りきるだけなら問題ないだろう。むしろ淡い背景に合わせてほのぼのとした空気が流れていく画面デザインはよくできている部類だ。

 ちなみにさらに謎めいた部分として、今作は「監督」の名義で牧野友映という人がクレジットされており、この人は「啄木鳥探偵處」で初監督だった人。その上に「総監督」で山本靖貴がクレジットされており、こちらはそれこそ「ねこパラ」と同じである。さらにさらに「制作総指揮」として夏目公一朗もクレジットされており、「なんかよく分からんけど、上の方でいろんなことが行われた結果なんだろうなぁ……」ということを感じさせる。

 ま、作品自体はそんなことを一切感じさせない平熱進行だが……普通に考えたら、このままやってるだけじゃすぐに飽きがくるはず。あとはどれだけ毎週の刺激を持続できるかの勝負だ。

 

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「殺し愛」 5→5

 劇伴が好き。ピアノを中心にしたドラマティックな演出に秀でた作品。

 いきなり変なところから入ってみたけど、悪くない作品だったと思う。スタート時点では「なんやかんやで超強い殺し屋彼氏に振り回されながらイチャイチャするヒロインの話なんでしょ?」という完全な予断から見始めたのだが、あれよあれよと悲劇の様相が複雑さを増し、シャトーちゃんとリャンハの運命が単なるイチャイチャどころじゃすまねぇレベルの運命だったことが明らかになっていく。イチャイチャなんて軽々しいものじゃない「愛」につながるメロドラマは、どこに堕ちるか分からないためにゆっくりたっぷり見守らせてもらいました。

 ただ、個人的にそのまま飲み込んでいいものかどうかを迷う要素があって、それが「私はどうにも殺し屋どうしのラブロマンスってものに妙な思い入れがあるかもしれんぞ?」という疑いである。なんでそんな妙なジャンルに反応するかってぇと、私の人生を変えたアニメ作品の1つに「NOIR」があるから。あの作品の空気を心のどこかで探し求め続けているせいで、「殺し屋さんたちが命のやりとりを交えつつ、いつのまにやら真の愛にたどり着く」みたいな構造自体に不可解な愛着を感じてしまうのである。いや、今作とNOIRは内容も全然違うのだが……。

 アサシン名物の「味方キャラは基本的に銃撃戦で弾が当たらない補正」があまり効かない作品で、メインキャラもバシバシ瀕死になる展開が容赦ないのだが、メイン2人は絶対に死なないと分かっているため、一番ハラハラしたのは社長が撃たれた時だった気がする。それでもやはり生死を賭けたドンパチがそこら中で起こったらやっぱりハラハラするだろうし、そこに打算を超えた愛情がもつれ合えば、展開が読めずにさらにドキドキもする。吊り橋効果じゃあるまいが、イチャイチャを促進する最大の燃料は「殺し合い」なのかもしれません。おかげで清涼剤がわりのジム君の存在がどれだけありがたかったことか。

 

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 サブタイトルどん、最終話……。なんだろ……しばらく放心して帰って来られなかった……。長いお念仏を聞いたみたいな。身体のどこかをすぽんと抜き取られたような。どこか清冽な心持ちになった。そんな不思議な視聴後。

 わかりきった結末なのだからそれをいかにしてまとめるか。正直、この題材を扱った時点でラストの締めが勝負を分けることは分かっていただろう。そして、それを見事に決められるからこその山田尚子だ。びわの音と幾多の声の響きあい。くるりと編み込まれるようにして収束する琵琶の弦は、徳子の編み髪を想起させつつすべての未来を絡めとり、いつしかびわへと落としこまれる。有名な原典の書き出しがこの世界の全てを物語ることになる。諸行無常。

 「終わり」にも色々ある。歴史的な事実を鑑みれば平家一門の終わりは全て等しく訪れたはずだが、そこはまぁお話である。確認したら一応徳子は生存したというのが正しいルートなのね。びわの幻視もあってそうなるとは全く思っていなかったのだが……終わってみればびわ・徳子が命を永らえ、平家という「滅亡した」一族を語り継ぐという物語になっている。この時代の主人公は間違いなく男どもであるが、そこを「女たちの戦い」としてまとめ上げたことにより、無常の中にも一筋の「生」が残される幕引きになっているのは多少救われた気分だ。資盛については……一応Wikiだと「死亡者として名前が記載されていない」という説もあるので、それとっての話でしょうかね。まぁ、あれだけ凄惨な舞台となってしまった壇ノ浦。見せるべきは知盛のもののふぶりだけで充分でしょう。アニメ視聴者からすれば、やはりどこかで重盛の思いが引き継がれていると思いたいですからね。

 びわの目、びわの髪、びわの手。最後の最後で、びわが語り部として作品の象徴的な核となり、全てをまとめ上げた。これ即ち現代まで語り継がれた琵琶法師の口伝文化へのリスペクトである。我々視聴者も、この作品をみたことで間違いなく平家物語を体験した。今後語り継がれる物語は、琵琶で語られ、Blu-rayやネット配信で語られることになる。新たな時代に、新たな物語の形。1クールばかりの春の夜の夢も、永劫に続きますように。

 

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