最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
さて、毎週それなりに楽しませてもらっていた作品だったのだが、先週時点までは、1つだけどうしても気になっていたことがあった。それは、「この状況からどうやってぷりんがDIY部に歩み寄るというのだ……」という疑問。あの通りのツンケンした状態で、しかもせるふとは学校も違うのであんまり意思疎通ができない。ぷりんのコミュ力では、いくらせるふがあの通りの性格だとて、艱難辛苦を乗り越えて最終的に一緒に部活をやって笑い合える未来なぞくるものかとヒヤヒヤしていたのである(純粋な視聴者なのです)。 しかしそのあたりのお話も今週一気に進んで一安心。どう考えても今作最大のみどころはせるふ・ぷりんの友情なので、そこが進むこと、つまりぷりんが中心になって描かれることがようやく実現したのでとても嬉しかったのである。ツンデレがデレるタイミングというのはいつだっていいものだと、聖書にもそんな記述がありますからね。はじめに神はツンから創造された。 ぷりんの内心は視聴者目線では分かりきっていたことではあるのだが、彼女のプライドからしてなかなかせるふに歩み寄れない。このままの状態だと単に学歴マウント取りに行く救いようのない幼馴染コースだったところを、一気に引き寄せたのは先週加入したジョブ子だった。なるほど、彼女が2つの学校の間をつなぐ、恋のキューピットの役割を果たすわけだね。まだ幼いジョブ子だが、なんとな〜くぷりんの想いを察してる部分もあって、本当の意味でのキューピットにもなってくれそうである。まぁ、謎の留学(そして留学ミス)からのドラえもんばりの居候ムーブは「いくらなんでも無茶苦茶やろ」と思わないではないが、それを言い始めたら今作はそもそも2つの学校の立地や命名の時点で無茶苦茶がすぎるので、今更そこは気にしないものとする。あくまで、この世界はせるふとぷりんを引き剥がしたりくっつけたりするための舞台装置でしかないのだから。 ジョブ子というダシを使ってうまい具合にせるふに再接近を果たしたぷりん。さらにウィンドチャイムというキーアイテムっぽい概念も登場し、一気にDIY部加入への道がひらけてきた。まぁ、学校が違う時点で加入できるかどうかは定かでないのだが、多分、事実婚みたいなことでなんとかなるのだろう。流石にぷりんが転校する、みたいなことは無いと思うので。彼女のアイデンティティを考えるに、最先端技術を捨てて転校してしまったら精神崩壊を起こすだろうよ。ぷりんはあくまでぷりんなりのスタンスから、せるふの介護を続けてほしい。末長く、末期まで。 そして、ラストで登場したるはぷりん側が繰り出す最後の刺客、花林ちゃんボイスの変なやつ……あいつもマスコットポジションかと思ってたのに、オープニングみたら部長並みに背がでけぇんだよな……。
PR 110の王、第4話。思いついたことを適当に書いてしまいました。意味は特にありません。 うーむ、今作について、認識をさらに改める必要があると感じました。今まで「エロとギャグって相性がよくない部分があるけど、今作のギャグはちゃんと面白いよね!」という評価軸で見ていたのだが、今回はそれに加えて、「あれ、実はエロ方面もちゃんとエロい……」という評価が追加された。というのも、Aパートの健康診断ネタ、雑な紳士枠だったら「ハイ健康診断の現場に忍び込みました。みんな健診のために脱ぎますねー、触診とかしたらおっぱいも触るよねー、エロいねー」くらいで終わりだと思うのだが、今作においては、主人公・キクルの懊悩がなんだかやけにリアルに情欲を描出している。「エロいことなんかしたくない……わけじゃないけど、ホラ、世間体もあるし、俺はそんなことしたいわけじゃないんだよ?」みたいな体面を守ろうとする心の動きがある反面、目の前に陳列されたご馳走をいただかないのももったいなすぎてどうしたらいいか分からないという二律背反に思い悩む。「みんなのリーダーだから一番のモラリストなんだけど、それでもやっぱり男の子」というバランスが実に背徳的なエロスに繋がっている。なるほどこれが不徳のギルド。 さらに、パーティーメンバー4人が満遍なく被害に遭っているわけだが、その探求の仕方にもいちいちこだわりがあって紋切り型のエロだけで終わらない。いきなりラスボス級のハナバタから切り出してくるあたりも作者のこだわりの表れなのだろうか(そして丁寧すぎる陥没乳首は作画スタッフのこだわりの表れなのだろうか)。個人的には「実はトキシッコを診る時が一番興奮する」っていう心理がなんだかよくわかる気がする。普段エロを意識させない異性に垣間見える性的な部分が一番そそる。なるほど真理だと思います。いいものを拝ませていただきました。 一転、Bパートは純正のパーティーもの……というのもどうかと思うが、こちらも今作の楽しさの一端を表したお話になっているじゃなかろうか。なんと看板娘(?)のひたむきが一切登場せず、組み合わせるのは普段あまり絡みがなかったメイデナ&トキシッコという
○「不滅のあなたへ Season2」 ― まさかの40年。1期の放送は去年の夏までで、1年の間を空けての再開に「久しぶりだにゃぁ」と思ってたんだけど、作中ではそれどこじゃない年月が過ぎ去っていた。まぁ、それができる世界観なのだけれども。 この1年で何があったのかはよく分からないが、一応制作スタジオが変更になっているらしい。画面の細かい質感なんかはぶっちゃけあまり覚えていないので特に違和感も感じることなく入っていけたし、なんなら1期の頃からのちょっと掠れたような独特の風合いも健在。制作体制にはあんまり問題はなさそうだけど……作ってるスタジオが「てっぺん!」と同じところだと言われるとちょっと不安か。でもまだ新興のスタジオっぽいし、正直どんな配備なのかはまだよく分からんな。スタッフも一部は引き継いでいるようだし、1期と同様の展開を望みます。 それにしても40年である。そりゃね、1期のあの事件はいちいち衝撃だったし、どんだけ逃げてもノッカーの脅威からは逃げきれないという状況下で、フシがやさぐれて孤立するのは半ば当然と言える成り行きだっただろう。それだけだったらいいのだが、どうやらノッカー側はそうして停滞を選んだフシと違って、色々と進化も続けているようで……まさかの搦め手により、フシは40年の殻を破って引きずり出される羽目に。そして、その間にも当然人間社会は進み続けている。見事、1話目から2人のヒロインには驚かされましたよ。 まずはヒサメ。というかハヤセさんだよ! あの女、どう足掻いてもフシへの執着は捨てられないだろうと思っていたが、こんな斜め上の手段で関係を維持しようとしているとは……流石のフシもこれは想定外だっただろう。人間の寿命には抗えぬが、まずは血脈と寄生ノッカーで肉体的にもつながりを維持しようとしている。そして「守護団」という謎の概念でもって精神的なつながりもずっと断ち切らぬままに引っ張り続けたという。無茶苦茶すぎんだろあの女。どんだけ推し活が進んだからって、そんな方法で自分を見てもらおうなんて発想は普通は出てこんぞ。いや、サイコの女王、あっぱれでございます。 そうしてハヤセの意志がフシにまとわり続けるというなら、フシの仲間の意思だって引き継ごうじゃないか。なんと、颯爽とフシを掬いにきたナイスな さて、ここからの展開はどうなっていくのか。フシをめぐって2人のヒロインが争うってことでもないだろうし、そもそもノッカー勢力があるので三つ巴……にもならんだろう。フシという唯一無二の存在をめぐって、人は何を思うのか。やっぱり気になるお話ですわ。 タイトル見て「どの女キャラも地雷みたいなもんだよな……」って思った人、正直に手をあげなさい、第4話。ハイ、先生ごめんなさい。 まぁ。一番気になるのは既に爆発後みたいになってるチュチュの髪の毛なんですけどね。登場時からインパクト抜群だった「ツインテールアフロ」という斜め上の髪型。しかも毛量がとんでもないのか、シーンによって膨らんだり萎んだりするその髪の毛は、就寝時のナイトキャップやパイロットスーツのメットにはすんなり収まる便利な仕様。まぁ、あの手のチリチリ毛は表面積こそ広いけど密度は薄いだろうから、案外収めようとすればコンパクトにまとまるのかもしれないけど……シリーズ中、どこかでチュチュがメットを被るまでのシーンを克明に描いてほしいですね。もしくはナイトキャップを外して頭がボーンってなるところとか。 そんなわけで、今回中心となったチュチュのことがどうしても気になってしまうわけだが、それよりも気になるのは「で、この世界ってどういう戦いを描いていくのが目的なの?」という部分。これまではトンチキ学園ドラマということで、なんとなく男と女のラブゲーム(時に女と女のラブゲーム)をモビルスーツに乗りながらやってればガンダムっぽくはあったのだが、今回ついに決闘なしのエピソードということで、この世界の日常というか、根底にある世界設定についてどうしても目を向けなければいけなくなった。 基本的に、ガンダムは「戦争」を描く物語であり、大抵の場合は国と国・星と星がぶつかり合うお話になっていたはず。ただ、今作においては今のところ国レベルで反目し合っている存在は確認できず、あくまで地球出身者がアーシアンという名で差別を受け、反発している様子が描かれているのみ。まぁ、この「地球人VS何か」というのもガンダムではお約束の構図ではあるが、その「地球人」サイドがあくまで出身差別によって緩く連携している様子しか描かれておらず、大企業連中が対立するだけの勢力には見えないのが現状。 そして、いわば「平和な」この世界において、スレッタたちが通っているモビルスーツ学園がいったい何のために設立されているのかがよく分からんのも気になる。一般教科もやってるのかもしれんけど、どう考えてもモビルスーツの運用・開発、それにマーケティングなどが中心となっているようで、いわば現実世界で言えば高専みたいな存在なのだろうか? もしくは工業大学? でもさ、モビルスーツ周りの技術にだけ特化した教育機関ってのも変な話だよな。現実で考えるなら自動車整備・開発のための専門学校みたいなもんでしょ? まぁ、ないわけじゃないだろうが……最大の疑問は、この世界におけるモビルスーツがどういう用途で用いられる技術なのかって話なのよ。上述の通り、明確な対立構図が無いんだったら戦争用の兵器ではないはずで、今回のテロ鎮圧の様子などを見るに、おそらく軍事というよりかは警察組織の自衛用の武器といった感じ。それだけではいくら何でも専門学校を作る意味は無いだろう。まぁ、多分宇宙開発が一番の用途だとは思うのだが……だとすると封印されしガンドアームとかがどういう出自で現れて、抹消されたのかもよく分からんのだよな……。まぁ、その辺の世界観はおいおい補強されていくことを期待しよう。 今回の結論としては「勢いでプロポーズすると後で死にたくなる」「陰キャが頑張ったところで陰キャ」の2点でいいでしょうかね。ぼっちちゃんはバンドを結成し、スレッタちゃんは寮に入れてもらえた。ぼっちに優しいクールです。
いい最終回だった……第3話。いや、今週最終回みたいな話多いな? 3話目って、何か重要な転換点になるんだろうな……。 そんなアタックチャンスばりに大事な大事な第3話なんですが、今作の場合は何話目だろうが全力投球。ほんとに波長の合う最高のアニメになっていまして、視聴中はずっとニヤけっぱなしだし、素直に笑えて泣ける、今期トップ作品となっております(今のところ泣く要素は無いが)。改めて「きらら作品の持ちうる武器」ということを認識させられたことが1つあって、今作の前には、きららアニメの極北をぶち抜いた「まちカドまぞく」があったんですよね。あれと今作の共通点は「とにかく息もつかせずにボケをぶちこんで間断なく笑いを提供し続ける」部分だと思うのだが、これって元が4コマ漫画のテンポ感だからこそ可能な部分だと思うのよね。まぁ、「まぞく」の方は4コマとは思えないネームの多さで元々情報量の重爆撃だったけれども。元来、きららアニメって「ゆるふわで何気ない日常を楽しむ中身のないアニメ」みたいに言われていた土壌のはずなのだが、どこからかスイッチが切り替わって、こういう無限スダンピードなラッシュを武器にすることもできるようになった。今作を作るにあたって、この怒涛のテンポはもしかしたら「まちカドまぞく」を参考にした部分はあるのかもしれない。 また、そうして絶え間なくネタ回しを続けるにあたって、画面作りに一切の手抜きをしないというのも素晴らしい。コマ割り・構図の回し方は当たり前として(それだって充分難しい創作行為なのだが)、さらに画風や音響に至るまでの力の入り具合、本当にどのカットを取り出しても楽しめるという状態。抜け抜けとぶっ込んでくる実写コラージュなんかを見てると、これもきららアニメの大先輩である「ひだまりスケッチ」の血脈に見える部分もある。上坪さんとか尾石さんとかのシャフトの系譜だな。まぁ、多分今作監督は実際にはその辺を見たっていうわけではないのだろうけど、「元が短いネタの繋ぎ合わせで、全体を見ればほのぼのガールズコメディの様相もある」というきららアニメを最大限に活かす方向性として、たまたまそうした先人たちの足跡を感じさせるデザインになったのだろう。もちろん、それはモノマネでもなんでもなく、今作オリジナルのニューウェイブなのである。史上初のアイデンティティが潰れる音が聞こえるアニメだし、全ての挿入歌がどうしても聴きたくなっちゃうアニメ。ぼっちさん、作詞作曲のセンスもあるんじゃないですかね。 褒めたくてしょうがないせいで全然中身に触れてないけど、ついに4人目のメンバーが出揃って結束バンドが完成。最後のメンバーがボーカルっていうのはお約束ではあるが、それが主人公じゃないってのも珍しいパターンかも。でもCVは長谷川育美なので喜多ちゃんからは主人公オーラも出まくってるんですけどね。ボーカルやドラムの持つ主人公オーラを喰ってしまうというか、ずるずると引き剥がすようなぼっちの負のオーラ、素晴らしい。彼女の顔が百面相を超える億面相を披露している間は、無限にでも見ていられそうだ。 そうそう、今更だけど、オープンエンドも派手じゃないのにいい曲よね。映像も合わせて見ると、オープニングは曲が王道、映像がエキセントリック。エンディングは多少メロウナンバーにしてるけど正統派ガールズバンドで、映像はハートフル。いろんな味わいが楽しめる、きらら文化の素晴らしさである。
いい最終回でしたね……第18話。下手したらゲームでもここでいっぺんエンディングテーマが流れるんじゃないかと思えるくらいに「閉幕」感が出ていたんですが、残念ながらCパートがあったよ。さぁ、まだ終わらない。 想像以上に物分かりのいい男だったライコウさん。結局彼は、ヤマトという国が帝の死によって停滞してしまうことを恐れていただけだったという。あまりにも万能すぎる、神の力をも有する帝。その死によって、これまでヤマトを過度に守り続けていた力が失われ、少なからず臣民たちにもそのショックは伝播する。今まで当たり前だったものが失われ、それが当たり前でなくなってしまうことを受け入れられない民にとっては、なるほど青天の霹靂である。国が乱れてもしょうがないことだろう。だからこそ、ライコウはあえてそこを「乱す」ことにより、次の一歩を強制的に国民たちに意識させた。謀反が成功したならばそのまま自分が国政の舵取りを行って「新たな国」を名乗ればいいだけだし、今回のようにアンジュが立ち上がって打倒されてしまった場合にも、ただ惰性と世襲で権力が継承されるのではなく、きちんと是非を問われた上での「再建」となる。なるほど、どう転んでもヤマトのためになる作戦ではあったわけだ。 まー、やっぱり「もうちょっと別な方法がなかったんかい」とは思ってしまうのだが、ライコウの覚悟がそれだけのものだったということは、目に見えない部分でヤマトにも色々と負担がかかっていたということなのだろう。最終的に彼の「野望」は潰えてしまったが、これによって新たな国の意志を引き継ぐことに成功した。確かに、「偽りの仮面」の時の駄々っ子アンジュのままで帝位継承が行われていれば、彼女はまともに政が行えたかどうかも定かではない。八柱将の力で形の上では運営できたとしても、これまでと違って帝の威光を示す手段は少なくなり、民の間からアンジュへの不満が出ていた可能性もある。最悪、そこから改めてアンジュ擁する王権派と批判を抱えた維新派へと国家が分断されていたかもしれない。そんな危険因子を内包させたままで国政を進めるくらいなら、いっそこのタイミングで膿を出し切って再スタートを切ろうというのは、まぁ、ある程度は意味のある判断だったのかもしれない。ライコウさん、本当にどこまでもクソ真面目な人だったのだなぁ。 そんなわけで、ここまで状況が決した後にライコウさんがひと暴れする道理もなかったのだが、忠臣・シチーリヤの最後の願いによって、形の上ではラスボス化。多分、対アクルカ戦を味方ユニット全投入で行う総力戦のステージだったのだろう。ビームなどのマップ兵器をガンガンに使うライコウは強敵だが、多分占有するヘクスも大きいだろうから当たり判定もクソでかい。各所から一斉に畳み掛ける力技が一番有効だと思われる(ゲームはプレイしてないので全部想像です)。最終的にはオシュトルもアクルカの力は使わず、クオンも温存した状態でのフィニッシュ。ちゃんと倒せるレベルの強敵になってくれるあたり、ライコウさんは最後まで空気を読める人であった。 そうしてエンディングが流れて大団円、ならよかったのだが……さぁ、ここからが本当のクライマックスか。敵の名はウォシス。シチーリヤを操っていた非道の黒幕。彼の狙いは果たしてなんなのか。ここからどうやってオシュトル御一行を脅かしてくるのか。残り話数を気にしつつも、待て次回。
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」 5→6 これをもって、ようやく今期の最終評価がゴールイン。東映ショックのおかげでだいぶ放送期間が長引いてしまったのでどうなることかと思ったが、どうやら100話ぴったりで完結ってのは最初から狙っていたようで、無事に他の番組とそう変わらないタイミングでの終了とあいなった。今期執筆した番組感想は42本。これは春クール時とほぼ同じ数字であり、まぁ、平均的な数ではあるだろうか。結局コロナ後もある程度体制が戻ってからはアニメ本数が減る様子はないんだよなぁ。いや、好きでやってることですんで、限界を感じるまでは頑張っていきたいですけどね。そうでなければ、こうした渋いところで頑張っている作品に触れる機会も減ってしまうだろうし。 というわけでこちらの作品。とにもかくにも「最後までほぼクオリティを保ったまま走り切った」というだけでも賞賛に値する。「封神演義」などで完全に負の文化になりかけたジャンプ系アニメのリバイバルプロジェクト。よりによって東映制作の朝番組枠という不安定の代名詞みたいな枠で始まってしまった時点で色々と不安視される向きもあり、「今時の子供たちが喜んでみるとも思えないし、おっさん向けの懐古作品としても中途半端になるのでは?」と存在意義に疑問が出ることも多かった。しかし、そんな不安は製作側も初めから抱えていたものだったのだろう。100話という枠を最初から設定したのも、ゴールをはっきり定めて目標をはっきりさせるため、そして、限られた枠の中で作品を成立させるために最初から統制を持って制作を続けられるようにするためだったのだろう。もはや2年間も放送され続けるアニメが珍しくなってしまった現代、ロングランアニメの旗手である東映は、見事にプロジェクトを成立させてくれたのである。 まぁ、最初に書いた通りに私は今作をそこまで熱心にフォローしていたお子さんではない。最初から最後まで読んでいたはずだし、子供心に好きだった記憶もあるのだが、それでも記憶が薄れており、正直言えば視聴中に「こんな展開あったんだっけ!?」と驚くこともしばしばあった。そんな状態なので「原作と比べてこう」みたいなことは書けず、世間的には「100話でも割と端折った部分があった」ってなお話にも「そうなの?」くらいしか言うことがない。それってつまり、初見の視聴者から見れば今作には特に不足は無かったということにもなるはずだ。設定が多いお話なので説明に台詞を重ねることもあったが、それが特にしつこいという気もしなかったし、アクションシーンは毎回力を入れて描写されていたので中だるみも気にならない。古のジャンプ漫画的なテイストはしっかり活かしつつ、ドラゴンボール的引き伸ばしとは無縁のテンポの良い作劇。「なんだ、ちゃんとアニメ化できんじゃん」と、数々の過去の亡霊を振り返りながら集英社を見直すきっかけになったんじゃなかろうか。まぁ、何度も書いてましたけど、「ちゃんと作ったアニメは金になります」からね。 最後に改めて、2年間お疲れ様です。
「シャインポスト」 6→6 というわけで、終了までだいぶ時間がかかってしまったが、なんとかゴールまで辿り着けました。ひとまずはお疲れ様。 毎週感想を書いていたのであまりまとめることもないのだが、とりあえず画面のクオリティの高さが保証されているおかげで安心して見ることができた。「ウマ娘」のスタッフが制作しているということで、単なる「かわいらしいアイドル像」だけでなく、全力で歪めまくった顔芸なども無駄にこだわり抜いたキャラデザで鋭く描かれており、まさに喜怒哀楽、感情の振れ幅の隅から隅までアイドル人生を堪能することができる。「クドい」絵柄には違いないので多少客を選ぶ部分はあったかもしれないが、ヒかれるのも恐れずにやりたいことに全振りできる采配はお見事である。 そして今作の場合は何と言っても少年漫画的に振り切った設定の妙。「輝く嘘」の設定ももちろんだが、アイドルモンスター・青天国春という主人公を生み出したことにより、これまでとはまた違った視点からアイドル業という生き残り競争を描くことに成功している。「結局春の何がすごいのかいまいち分からんかったやんけ」という意見もあるかもしれないが、そこはあまり重要ではなく、本作で見せたいのは「もし、完全無欠で他者を置いてけぼりにするくらいの圧倒的カリスマが生まれてしまったらどうなるか」という実験的なドラマである。そこはもう、サイヤ人が強いのと同じで理屈は必要ない。「そういうものだからそうなのだ」という強引極まりない認定を出してしまったおかげで、その後は余計なことを考えずに「春をめぐる人間模様」に集中することができるようになったのだ。強いもの、「輝く道標」が明確であればあるほど、周りでそれに照らされる有象無象の輪郭が際立つことになるし、そこに落とされる影もまたはっきりと形を見せる。「アイドル業界の光と闇」って言葉は他の作品でもちょいちょい出てくることはあるが、こういう形での「闇」との戦いというのは、ありそうでなかった切り口であった。まだまだアイドルアニメにも可能性ってものが残されているのかもしれない。 欲を言えば、やっぱり紅葉にワンエピソード割いて欲しかった気はしますね。5人でTINGSとはいうものの、結局彼女だけが「踊れるアホの子」で終わってしまったので……まぁ、理王編とかで善い子なのはよくわかったけどさ。周りのキャラの配置が濃いので、今後もさまざまな広がりが期待できるかもしれない。さて、何か次なる展開はあるのかしら?
ほんでソニー・リキールって誰ェ?! 第15話! いやぁ、悔しいなぁ。一応六部くらいまでならどんな端役でも名前くらいは覚えてる自信があったのだが……あいつに名前があること自体全く認識してなかった。一応本誌情報だったのかしら……畜生。ちなみに、確認のためにググったら専門のページまであってワロタ。ジョジョはデータ検索が楽でいいや。 いやぁ、やっぱおもれーわ、懲罰房棟編。本誌連載時に「意味わかんねーよ!」と必死に突っ込んでいたあの記憶がアニメでも鮮明に蘇る。今週は割と作画も良かったし、いろんなシーンが「輝いて見えるぞっ!」。とはいえ、ひとまずスタートはスポーツマックスの記憶から。スポーツマックスってさ、どれくらい自分のスタンド能力を活用してたんだろうね? リンプビズキットのゾンビってあんまりコントロールできるイメージがないので、彼自身もそんな能力を持て余してた気もするんだけどさ、でも神父から「能力とりあげるゾッ!」って言われて嫌がってたってことは、日常生活でそれなりにありがたいと思ってたはずなんだよな。ムカついた奴を暗殺する道具とかに使ってたのかも。そのために毎日真面目に剥製も作ってたわけだしな(墓地に行けばそれで事足りたとは思うけど)。 そんなスポーツマックスの記憶を見て、徐倫は一人懲罰房棟へ。そしてその事実を知らされたエンポリオとFFはなんとか後を追おうと四苦八苦。その結果出会うのが、いよいよ登場、ナルシソ・アナスイさんである。アニメ版のCVは浪川社長。かつてゲーム版でジョルノを担当したこともある、由緒正しき黄金の血筋。彼がかつて「裸王」の二つ名をほしいままにしたことを思い出すと、アナスイの変態ルックもなんだか馴染んで見えますね(?)。ダイバーダウンも初お目見え、そして「祝福しろ、結婚にはそれが必要だ」。これまた子持ちで不倫騒動を起こした浪川社長としっくりきますね(????)。まぁ、中の人いじるのはこれくらいにしといたろ。エンポリオに「ウェザーが抑えてないと何するか分からないんだ!」と言われたアナスイさんですが、最終的には立場が全く逆になってウェザーに大暴れされちゃう未来を、僕たちはまだ知らない(多分、荒木先生も知らないんじゃないかな)。メンバーの中では「単なるいいあんちゃん」くらいで終わるよな、アナスイ。ちなみに発音のイントネーションはフラット。うちらの仲間内では連載当時から「ア↑ナスイ」って呼んでた気がするのでちょっと違和感。 まぁ、そんな彼の出番はもうちょい後なので、いよいよ懲罰房に入っていこう。DIO様とプッチ神父の昔話、DIO様はわざわざ「1985年」って西暦まで言ってたけど、時代背景を考えると神父と話してるのがどんだけ最近でも80年代のはずなので、「ついこないだ」って言えばよかった気がするんだが? いつ会ってる設定なんだろうか。「最弱のスタンド」という珍しい認定を受けたサバイバー。スタンド能力としての発想はすごく面白くて、この辺りが荒木節の真骨頂って感じがしますね。丁寧に脳内の電気信号の解説してくれるDIO様が親切だ。まぁ、話してる内容と実際のスタンド能力がだいぶ違う気もするんだが、そこはDIOだって全部使って試したわけじゃないだろうからしょうがない。DIOと話してる時の神父の口調がすげぇ穏やかで「本当にいい友達だったんだろうな……」って思えるだけでしみじみしちゃう。 さぁ、そんなわけで愉快なファイトクラブの幕開けだ。ソニー・リキールさんと一緒に房の巡回をしていた男。ヴィヴィアーノ・ウェストウッドさん。「登場時にどう見てもスタンド使いじゃなかったキャラ」ランキングでは最上位に食い込むくらいにモブ臭い顔で出てきたのだが、見る見る表情が豹変し、いつの間にか「作中ではもしかしたらフィジカル最強かも」くらいの存在感を放つようになる男。小さな諍いから殺し合いまで発展するサバイバー劇場の「こういうどうしようもないタイミングってあるよね……」みたいなあるある感も愉快だが、決め台詞となる「ファイトクラブだぁ!」が素敵すぎて応援したくなっちゃいますよね。なんでこいつの能力がよりによってザ・大雑把の極みの
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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