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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一応、うたわれるものはエロゲが原作だからね……第8話。まぁ、だからって走るだけで男連中が股間を押さえちゃうのはどうかと思うけども。冷静に考えればムネチカさんだって結構な格好してるし、アトゥイ・ノスリとかだって大概やんね。

 クオンをめぐる一連のドラマはとりあえず今回で完結でしょうかね。タイトルが「帰還」になっていることから、間違いなく今回も主人公はクオンである。一応事情を理解した上で帰還したクオンだったが、表立ってそのことに触れていいものなのかどうかが分からず、探り探りのコミュニケーション。ことにウルサラについては「こいつらわかっててやってるやろ……」というのは半ば確定してる気がするんだけども、万が一もあるし、当のオシュトルが何も言い出さないもんだから、どうにも確認するタイミングが無い。こんだけ大事なことなんだからその辺であった時にズバッと尋ねてしまってもよかった気がするのだが……まぁ、本人も言ってる通りに「今後時間はたっぷりある」のでね。

 問題は、そんなクオンのどっちつかずな状態ではネコネとの交流がちょっとギクシャクしちゃったということだろう。ネコネの立ち位置を考えればクオン目線ではやっぱり「知らないはずがない」と考えると思うのだが、塞ぎ込んでいるネコネをみてしまうと、そんなセンシティブなことを尋ねるわけにもいかない。おかげで、クオンサイドから見れば「生きてること知ってるんだけど、もしかしたらネコネにそのことを告げたらいっそう悲しむかもしれない」ってんで言い出せない。そしてネコネ側からすると、「ハクは生きてるんだけど、そのハクという存在を自分の兄代わりにして事実上抹殺してしまった。とにかくクオンには申し訳ない」ってんで言い出せない。うーむ、なんて悲しいすれ違い。二人のことだし、きっとどこかで分かり合える時が来るとは思うのだけど……まだちょっと時間がかかるかしら。でも、現状をさっさと打開するために一番働かなきゃいけないのってハク自身だと思うんだけどね。おめぇがクオンを信頼してさっさと打ち明けてれば話は早く進むと思うんだよなぁ。

 まぁ、そんなすれ違いロンリナイトを気にしない御仁ってのもおりまして、女だてらに「河原で殴り合って友情確認」を得意とするのは我らがアトゥイさん。彼女はクオンについては全部気づいていたようなので案外抜け目ないところがある。その上で「まぁ、俺より強いやつに会えればなんでもいい」ってんで全てまるっと飲み込んだ上での喧嘩上等。クオンの方もそんなアトゥイの分かりやすい歓迎が嬉しかったようで、ちょっと柄にもなく乗っちゃってひと暴れ。みんなして繊細なくせに脳筋という、なかなか稀有なヒロイン集団である。こんな中にいたらルルティエが一人だけ精神病みそう。

 そして、さらにでハーレムにキャラが追加されていき、なんとあのムネチカさんがあれよあれよという間に味方として合流。前作で彼女がどういう扱いになってたのかは忘れてしまったが……もうヤマトに忠義は尽くさなくていいんだっけ? よく分からんけどミカヅチよりは話が早いってんなら助かりますね。一応オシュトル目線だとムネチカさんがスパイっていう可能性も疑わなきゃいけない気もするんだけど、まー、彼女の性格からしてそんなまだるっこしいことはしないだろうしなぁ。ビバ脳筋ズ。

 

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 京都の地下にはどんな怪しげな巨大遺跡があっても不思議じゃないですからね、第6話。まぁ、今掘っても地下鉄しか出てこないけども……梵字だけじゃなくて古今東西ありとあらゆる怪しげな紋様が掘られているようにも見えたが……まぁ、それなりに年季の入った魔都ですからねぇ……。

 多分「白川屋」という名前なので白川通り沿いにあるんだろう。となると京都は京都でも割と洛外、東の比叡山寄りのポジションにあったと思われるのだが、そこからなら確かに比叡・鞍馬など、ちょい怪しげな場所へのアクセスもしやすい。そんな場所で鬼たちが何か悪巧みをしていたというのは、それなりに説得力のある話ではないか。羅生丸が剣をブッ刺したあの機械がなんだったのかも分からずじまいであるが、この時代の最先端の科学(?)と呪術を詰め込んだヤバげなものには違いないようだ。ちょうど、新撰組側も科学の徒(踪玄)と宗教の徒(鈴蘭)がコンビを組んでいるわけで、敵側もそうして科学&呪法のコンビネーションで攻めてくるのは自然な成り行きなのである。

 そういう意味では、ちょっとノイズが多すぎると思っていた新撰組の配置は意外に無駄がないということになるかな。一応今後の展開の説得力を増す(?)ように世界観が作られてはいる。ただ、今回一番星が仲良くなった内山彦次郎であるが、一番星に徹底して悲劇を浴びせ続ける展開であるなら、いっそのこともうちょい前から登場させて友情をより深く印象付けておいてほしかった気もする。今回、謹慎を言い渡された一番星が飲み屋で管巻いてる時点で「それでええんか?」ってなってたのに、それに加えてどうにもインスタントな「お友達」の登場はちょっと急過ぎて浮いてしまう展開になっていた。まー、単に鬼側の非道を示すための舞台装置でしかないんだろうからあまり扱いを大きくしてもしょうがないのだろうが……。こんだけ人間関係の出入りが忙しないと、一番星のメンタルが心配になるわ。

 ちなみに、私は歴史に疎いので知らんかったから調べてみたのだが、内山彦次郎なる与力は一応実在の人物であるようだ。Wiki情報だとその最期は暗殺されたとのことで、その実行者が新撰組であるとか、そうではないとか、諸説アリババ。その辺りの面白史実をそのまんま今作のプロットに転用しているのは興味深いところ。多分私が気づいてないだけで、もっと他のところにも史実からのネタ回しはあるんだろうな。幕末のこの辺りの時期って、好きな人は本当に好きなので刺さる層も案外広いのかもしれない。アニメ楽しむにも知識はいるわよねぇ……(そんなこと気にするアニメでもなかろうが)。

 

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 エロ水着にてなおエロからず、第6話。いや、エロいことはエロいんだろうが……考えてみりゃ、吸血鬼って割とスレンダーなイメージが強いような。いや、現代アニメにおいてはその限りじゃないけど、エロに特化したサキュバスとどこかで棲み分けしてる気もする。「月詠」「ダンスインザヴァンパイアバンド」と、幼女吸血鬼の例も多いしなぁ。

 でも、残念ながら(?)なずなちゃんは立派な大人だけどこの体型。女子中学生なくせにやたら巨乳なアキラちゃんとは明確な差別化がなされているし、今回メインだったOLの白河さんも日笠ボイスなので(?)それなりに乳はあった。そんなふつーのOLに初対面から物おじせずマッサージ出来るコウ、かなりの大物なのかもしれない。

 夜という絶対的な時間の素晴らしさを謳うこのアニメは「朝」との対比がよく用いられてきたが、今回の対照関係にあるのは「大人」と「子供」だろうか。単純に区分けすれば、夜は「大人の時間」である。子供がおいそれと立ち入れない禁忌の領域だからこそ、子供は夜更かしをすることに罪悪感を覚えるとともに、他では味わえない特別な味も覚える。中学生のコウが初めて夜に家を抜け出した時の「特別感」は、子供から大人へ、脱却しようという成長願望の表れとも言える。そんな夜に待ち受けていたのが大人とも子供とも取れぬ境目の存在であるなずなちゃんだったというのも面白い話だ。

 対して、フツーの大人である白河さんは、ただ当然のようにして夜を享受する。いや、享受していたはずのものが、いつしか当たり前になり、夜の持っていた「特別感」は失われて久しい。そこに再び「特別な夜」をもたらしてくれたのはやはりなずなちゃんであり、ストレスまみれでボロボロになった白河さんは、一時の解放を求めて再びなずなちゃんの下へやってきた。しかしそこは気まぐれ吸血鬼のこと。現れたのは夜の使者たる吸血鬼ではなく、明らかに夜の住人として異質な男子中学生。しばらくは戸惑っていた白河さんだったが、なんとなく流されてマッサージを受け入れ、「夜の中学生」という奇異な存在によって、次第に自分の抱えていた澱を吐き出すことになる。

 この時のコウ君はあまりに空気を読まないというか、遠慮がなくてかなり強い存在に見えるのだが、ひとえに「夜の特別感」を持ち続けているが故の強みなのだろう。既に惰性で夜を過ごし、夜を忌むべきものと見てしまっている白河さんにとって、純粋に夜を楽しめるコウは眩しすぎる。その対比のあまりの無情さに泣き出してしまったわけだが、そこはなずなちゃんの荒療治とコウの無遠慮なカウンセリングによって無事に解消へと至る。「同じように普通じゃない存在なんだったら、面白い方がいい」という彼の台詞はけだし名言であろう。世間も知らぬガキの発言だと言われればそれまでだが、彼の中の「夜」の特別感というのは、そうして自由を謳歌し、許されるものなのだ。「道路の真ん中にも立てる」と言って裸足で路面に立つ2人。残念ながらその間にはくっきりとセンターラインが描かれ「大人」と「子供」の埋められぬ溝を描いているが、最終的に現実に戻ろうと白河さんが背を向けた時に、コウは易々とそのラインをも飛び越えている。「大人」と「子供」の過渡期である中学生だからこそ出来る芸当だ。彼のマッサージが白河さんに効いたかどうかは微妙だが、間違いなくリフレッシュ効果はあったはず。

 で、それだけで終わってれば「コウは強いな……」で終わる話なのだが、なんとBパートはナイトプール。こちらはコウが言っている通り、夜は夜でも明確に「大人な夜」。そして、残念ながらまだまだコウには理解し得ない世界だったようで……いやしょうがねぇじゃん。俺だってあんな世界は理解できんわ。そういう「夜」もあるってことよねぇ。なずなちゃんはその辺りも使いこなせているのはさすがだが、Aパートでちょいと持ち上げられたコウ君も、まだまだ「夜」の世界に片足を突っ込んだだけの子供であることが再確認できるわけだ。3歩進んで3歩戻される。そんななずなちゃんのプレイに、まだまだ振り回されそうね。

 

 

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 「農作業ロケでモグラを引き当てる豪運」以上の何をタレントに求めるというのか、第5話。あと日本のどこだか定かじゃないがヘラクレス引き当てる豪運もヤバい。まぁ、アイドルに必要なものかどうかは知らんが。

 杏夏の問題が綺麗さっぱり解決し、さぁ、次はゆきもじの勧誘に入るフェイズか? と思いきや、まだ全然解決してなかった理王様周りのお話。言われてみりゃ、2話でドタバタした時にはなんとなくうやむやになったけど、根本的には何も解決してなかったんだっけ。でもさぁ、春は天性の舞台勘があり、杏夏はパフォーマンスの平均値が高いという分かりやすい売りがあるのに対して、理王の場合はふつーに「全体的に才能が足りてない」が問題になっているので、マネージャーがピカッと眼鏡を光らせて解決するような問題でもないはずなんだけどね。もちろん、そこに才能の片鱗を見出して引き出してあげられればベストには違いないが。

 マネージャー周りも色々と過去に問題やら何やらを抱えているようで、同じ事務所のお抱えアイドルもその辺りをしっているようなんだけど、まぁ、そこはおいおい話題になるだろうから今回は理王のことだけに話を絞ろう。彼女の最大の問題は、素質が追いつかず、自分が他の2人よりも「出来ない」ことを自覚しているにもかかわらず、キャラを作っちゃったもんだから素直にそれを認めることが出来ず、「本当に頑張りたい自分」と「アイドルとしての自分」が乖離しちゃってるところにあるんじゃなかろうか。その結果、「アイドルとしての自分」から得られるものが何も無くなってしまい、アイドル面を押し出して成功し始めている他の2人と自分を比較してどんどん卑下するという負のスパイラルに陥っている。春の輝きは先週まで杏夏の目を焼いていたことからも明らかなように、圧倒的に後ろの2人に影響を与えていた。杏夏に対しては「あれが本物かぁ、私はああはなれんよなぁ」という諦めの対象として立ちはだかっていたが、これは先週見事にブレイクスルーが成立した。

 理王の場合も似たような感情ではあるはずなのだが、「春は春、自分は自分」というひねた着地点を見出していた杏夏とは違い、理王は同じグループのメンバーとして、「あれだけでかい才能の春の足を引っ張っちゃいけない」というので、自分自身の問題にも影響を及ぼしてしまっている。「出来ない自分」を認めないわけにもいかないのだが、弱音を吐いて停滞しては他の2人に迷惑がかかる。だからこそ虚勢を張ってでも「出来る自分」を演出し、前に進んでいるふりをしなければならない。そうしてどんどん現実との齟齬が広がり、さらには杏夏が吹っ切れていい仕事が舞い込むようにまでなってしまったせいで、ちょっと理王様の限界を超えてしまったようである。これもまた、「持たざる者の悲哀」ではあるか。

 手っ取り早いのは、なんで作ったかよく分からない俺様キャラをさっさと捨ててイメチェンしてしまうことだと思うのだが、多分理王の中ではそう簡単に割り切れるものでもないのだろう。このままのキャラで残りの2人の背中を追いかけ続けるのはメンタル面で無理が出そうなのだが……キーとなるのは同じ事務所の紅葉の存在なのかもしれない。前回、杏夏は同様に雪音のサポートによって立ち上がることが出来た。次は何くれとなく世話を焼いてくれる紅葉が理王の救世主となるか。まぁ、今のところTiNgSとゆきもじの関係性もまだよく分かってないような状況なんだけど……あんだけギャンギャン言い合えるんだから、単なる事務所の同僚っていうだけの関係ではないよね。

 

 

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 最初はグーをキャンセルしての勝負なのにチョキ出しにいくのはだいぶ勇気がいりません? 第6話。たきな目線だと単にサマがヒラになっただけの勝負であって、決して必勝じゃなかったはずなのだが、あそこでドヤ顔でチョキ出したのはなんでだったんでしょうね……そして千束はあれだけの能力を持ってるなら、多分ゴンやキルアと同じジャンケン必勝法も使えると思うのね。……千束、ハンター試験で結構いいところまでいけそうやな……。

 というわけでジャンケンが同棲生活を彩るお話(違う)。たきなってあんな性格だからどっかにポンコツ成分多めで割り振られてると思うんだけど、家事はどれもきちんと出来るみたいね。まぁ、カフェでバイトしてるくらいだし、2人して家事全般はある程度フォローできるくらいのスペックなのかしら。でも自宅で洗濯するのはトランクスなんだよな……2人の常識レベルがどこにあるのかがいまいち分からん。1つだけ分かるのは、少なくともここ数日はたきなが千束のパンツを洗濯していたということくらいである。

 リコリス襲撃班、名前が真島であることが判明し、その目的の中心は「DA撲滅」であるらしいことも確認された。ただ、どうにもテロリストとしては自分勝手というか、自由すぎるところがあるらしく、これで国家の敵になり得るのかどうかはまだよく分からない。狙撃手としてもプランナーとしてもそんなに大物には見えないのだが……彼の過去にも何かおっきな秘密があったりするんでしょうかね。あまり主義主張の見えない男ではあるのだが……。

 単なる享楽主義者の可能性もあって、そんな真島が直接対決を経て千束にロックオン。これで敵キャラとの直接的な因縁が出来ましたね。真島をやっつけて最後に大物のあの人(吉松)にたどり着くまでのお話ってことになるのか。千束サイドは超便利電脳ツールであるくるみちゃんがいるのでかなりの有利がつきそうな気がするのだが……まぁ、やる気が起こればの話だからなぁ。

 ちなみに、今回千束がくるみと遊んでいたボドゲはゲームボードがさっぱり映ってないけど、2人対戦してて特徴的なタイルを取り合っているのでパッチワークっぽいゲームデザイン。なんかこのアニメ、いちいちボドゲの解像度が高いんだよな。

 

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 メインヒロインのヘアスタイルが変わる作品は名作、第6話。まぁ、リコの場合はヘアスタイルだけじゃなくて身体の構成要素まで色々と変わりすぎな気はするけども……当代きっての変質系ヒロイン、フォスフォフィライトみたいにはならないでくださいね。

 第2期開始以降、つまり6層以降のお話は原作を1回読んだだけじゃよく分からなくって、それはアニメでもあまり変わらないかと思っていたが、やはりアニメの方がいくらか話が早い。今作最大の難点にして魅力となっているのは、なんと言ってもそのビジュアルの超越っぷり。ここまでの展開だって結構なグロやフェチに溢れていたが、6層の成れ果て村は、もう全てのキャラについてやりたい放題である。まともな外見のやつが1体もおらず、原作漫画の場合、正直「これ、どっからどこまでが1人のキャラなんだ?」っていうレベルで頭を抱えることが多かった。もちろん丁寧に読んでいけばそれで全く問題ないし、それだけじっくり味わえることが美点であるはずなのだが、どうにも漫画を読むのが苦手な私は目が滑ってしょうがない。「アニメ化まで待っとこうか」という判断になるのもやむなしである。

 ただ、アニメになったところでこのカオスすぎる空間が解消するのかという不安もあった。というか、解消しちゃったら魅力半減なわけで、いったいどうしたらいいいんだと一人勝手に頭を抱えていたものだ。ただ、そんな私の心配をよそに、アニメでも当然訳のわからん連中がたくさん出てきて、まずは村の訳のわからん理を叩きつけてくる。「これもう、どうにもなんねぇな」と思ってぼんやりと眺めていたのが先週までで、今週は思い切りバトルものの様相を呈し、一気に見やすくなった。「でかい敵相手に戦う」というビジュアルのおかげで見やすくなったのもあるし、住人たちが一致団結して1つの目的に向かっていることがわかりやすいので、余計な心配事が減ったというのも大きな変化だろうか。正直、村の住人の「価値」という概念があまりに漠然としており、「これ、もう誰が何をやり始めても文句言えないやつやん」と思っていたので半分匙を投げていたのである。こうしてみんなのモチベーションを合わせて集団行動をとることもできるのね。

 冒頭、リコがナナチのために犠牲になろうとする姿を見て「そういうとこだぞ」と文句の一つも言いたくなったが、その後のなろう系主人公みたいな機転の利かせ方で汚名返上。単にうんこしてるだけのヒロインじゃないぞ、ということを見せつけてくれた。リコの強みって、こういうところで物怖じしないし、一度これと決めたらやり通せるだけの胆力がある部分なのよね。如何せん奈落世界じゃその思い切りの良さが致命傷になりがちなだけであって。ちゃんとレグがついてきてくれれば、リコのコントロールも取りやすくなってくるだろう。ついでに今回は白笛の完成からプルシュカとの友情タッグというアツい見せ場もあったし、久しぶりに少年漫画的に盛り上がれてとてもよかったです。プルシュカがフラッシュバックするとおまけとしてどっかの度し難い奴も脳裏に蘇るのはどうかと思うけど。

 それにしても……やっぱ成れ果てのデザインがすげぇなぁ。一番話の分かるマジカジャが今回騎馬の如き立ち位置で素直に協力してくれたもんだから、周りのみんなもだんだん「人っぽく」見えてきたのが恐ろしい。最初はあんなに話がわからずに右も左も定かじゃない世界だったのに……ほんでマアアさんのポジションな……今週初めて気づいたけど、マアアさんだけ最後のクレジットが「マアアさん」なのね。そこまでが名前なのかよ。

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 このサブタイはどこの何を表してるんだろう、第6話。もしかして「アウラにもうちょいでモモンガ様のドジっ子っぷりがバレてしまう」という危機なのかもしれない。

 なろう的チートはフル回転しているけれど、どこか憎めない我らがヒーロー・モモンガ様。彼の立ち居振る舞いは常に余裕を見せる外面のおかげで幸いにも「強者ムーブ」が板についている。余計なへりくだりも無いし、一応は舐めプも最小限で、出来ることは全力で立ち回る。だけど所詮人間1人で考えていることなので思惑には限界もある。そのために一応過去にはピンチっぽいこともあったことはあったし、今回のようにとにかく空回りして変な方向に推論が向かっちゃうことも。確かに見えてる情報からだけだとそう考えるのは理解できるし、必要以上に「姿の見えない敵」を警戒してるもんだから深読みに深読みを重ねちゃうのはしょうがない。

 そんな「アンデッドメンタル補正が入らないと割と小市民」なモモンガ様の今回のお仕事は、失われし伝統工芸の文化保護というクッソ地味な業務。「可能性を感じている」とはいうものの、ルーン工芸が本当に失われた技術に接続して武力になるかどうかもよく分かってないし、下手したら単なる文化保全ボランティアで終わる可能性もあるという、割と博打な政策だ。そんなことのために為政者が自ら出てきて現場労働してるあたり、本当にこの国はある意味でホワイトだし、ある意味でブラックである。多分相手の実力を考えればアウラ・シャルティアの2人だけでも事足りるくらいなんだろうけどね……ことシャルティアに関しては過去の実績があるもんだからなかなか放っておけないのよね。

 ドワーフ国からしてみれば、「金持った企業が地元の無形文化財の保護のために出資してくれるらしいぞ」くらいの感覚。こういう事業に金出せるのは本当の意味で余裕がある企業だけ。そりゃまぁ最初はとんでもねぇ奴が来ちゃったってんで警戒もするが、もらえるもんはもらわないと勿体無いってんで二つ返事でのOK。ただ、「あいつ絶対悪じゃぞ」の言葉が本当だとしたら、多分ドワーフたちが警戒しなきゃいけないのって今後の方針じゃなくて、「もしかして今回の襲撃の裏で糸を引いてるのがこの骸骨なのでは……」っていう疑念だと思うの。たまたま魔導王が交易交渉に来たタイミングで因縁の敵国に攻め込まれてるっていう偶然、看過しちゃっていいんでしょうかね?(まぁ、本当に偶然みたいだけど) その辺りが割と抜けてるっぽいドワーフ国、よくぞ今まで存続してたもんだな。ドワーフ国の恐ろしいところは、国民全員がドワーフだからキャラが被りすぎててて全く区別がつかないところである。……よくアニメに出てくるエルフの国はもうちょいう差別化することが多いんだけどね……せいぜい髭を編み込んでおしゃれするくらいしか区別の方法がないのよ(女性ドワーフも存在するはずなのだが、少なくとも今回画面にそれらしいのはいなかったな)。そう言う意味では割と地味な画面の回だった。いや、多分スタッフは相当頑張ってバリエーションだしてくれてるんだろうけどね。

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 「女の子の頭を持つ時に便利なものランキング」の第1位は「シャミ子の角」ですが、第2位は「千砂都のお団子」じゃないでしょうか、第4話。今回かのんがしっかりとその丸を握っておりました。渾身の丸だったんでしょうなぁ。

 というわけで、今回は赤(メイ)と青(四季)の話かと思わせておいて、実は我らが嵐千砂都ちゃんが奮起する、まさかのお団子メイン回でした…………というのは流石に言い過ぎだが、いいじゃない、元来のメンバーが頑張ってる姿を見るのは。千砂都はどうしても2年生の中では押しが弱い方なので、可可やすみれといった狂言回しの陰に隠れがちなのだが、そんな彼女がこのタイミングで掴んだ役職はまさかの部長。これは正直意外でしたね。実際、みんな同学年だから誰が部長になっても不思議じゃないし、それぞれに「部長になれる要素」もあれば「部長に向かない要素」もある。となればやはりかのんに……と言いたくなるのが人情であろう。過去にもいわゆるセンターメンバーである穂乃果や千歌ちゃんが部長を…………いや、やってねぇな。μ’sの部長はにこだったし、Aqoursに至っては部長がいない(よね?)。となればここでかのんが部長をやるのはむしろおかしいくらいの話で。でも、きな子が言うように「かのんじゃなきゃ誰がやるのさ」って話よね。恋を除外した時にきな子が考えていた「選択肢」が誰なのかは定かでないが……千砂都は一応候補たり得たかしら。

 「恋は生徒会長との兼任が大変だから無理」っていう理由をメンバー内の仕事量にも当てはめて考えてみると、「かのんは曲作り担当だから無理」だし、「千砂都は振り付け担当」「可可は衣装・デザイン担当」である。……おい、暇なやつが一人おるぞ。……でもやらせたくない気持ちは分かる……うん、ちーちゃんが立候補してくれて本当に良かった。今回のちーちゃんはメイ&四季コンビのすれ違いを過去の自分の悩みに重ねており、「かのんちゃんがいてくれたから今の私がここにいるんだぁ」という、1期で最も重たかったあの感情が再び舞い戻る。かのんのためなら何でもできる女・嵐千砂都。その「何でも」は、「自分を変えること」に特化しているのだ。

 そうして2年生にも動きがあったところで、ほんなら1年もがんばらんかい、というのが今回の趣旨(?)。なんかね、想像以上にメイ四季の関係が出来上がりすぎてて、「新しい素材が完全調理済み、レンジでチンするだけで食べられる状態で出てきた」みたいな感覚なんですがね。こういう場合、下味が口に合わないと非常に残念なことになるのですが……シンプルで真っ直ぐなこのテイストは……悪くないですわ。大変美味ですわ。普通の友達同士は、あんまりお互いのことを「お前の方が可愛いから」などと押し付け合わないと思うし、普通の友達同士は、最終的に通じ合って恋人繋ぎしたりもしないと思うのね。せっかく憧れのLiella!に加入したというのに、どこをどういじってもメイの目線の先には四季がいて、四季はメイのことしか考えてないとなると、もしかしたらチーム内不和の原因になったりしないですか?

 まぁ、とりあえず加入してみてからの話なので、上級生との関係性はこれからゆっくり培ってもらうことにしようか。大丈夫、部長がしっかりしてるから、この部活は成功するよ。なお、まだ1人加入者がいる模様。未だにあいつがどこをどういじったらLiella!と接点を持てるのかが分からん。

 

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 発明品取り出す時のオリバーがちょっと○○えもんっぽいのはなぜなんだぜ? 第5話。あの世界には多分猫型ロボットはいないと思うのだが……あれか、人類は皆何かひみつな道具を取り出す時はああなるってことか(シャドーです)。

 今回も内容はみっちみち。特に前半部分、研究班との対話パートはケイトが「めっちゃ情報もらえた」と言っていた通り、マジでありとあらゆる伏線というか、犯人に向かっての手がかりが詰め込まれている。まぁ、最終的に細かく詰めていった限定条件はギリギリ使えたり使えなかったりするわけだが、少なくともほぼ全部の証拠が一度は論理の俎上にあがってくるというのだから恐ろしい。マジでケイトは探偵としてかなり優秀である。いや、オリバーが聞かれてもいないのに喋りすぎって話ではあるのだが……彼が星付きの中に混じってくれてたのは本当に幸運だったんだよな。

 そしてもう1つの幸運は、これもケイトが触れていたが一緒にジョンがついてきてくれたことだろう。ケイトだけでは何をどう調査したらいいかも分からないし、あの通りの性格なのでいきなり初対面で個性が強すぎる研究班の面々に出会っていたら、それだけで考えすぎて萎縮してしまった可能性もある。今回仕入れられた情報は、一見すると事件には関係なさそうなものも混じっており、積極的に世間話をしていかないと掘り下げられない部分もあっただろう。そこを自然にアイスブレイクしてくれるのがジョン(とエミリコ)の強みである。さらにさらにエミリコは先の亡霊騒ぎで大活躍しており、オリバーからはとりわけ注目されていたというのも大きい。何もかもが、スルスルと情報を引き出すのに貢献してくれているのである。いや、それにしたってオリバー喋りすぎだけどね。隣にバーバラがいたら流石にやばかったと思う。

 また、こうした調査シーンは情報てんこ盛りでただでさえ大変だというのに、改めてみるとそれ以外の要素の伏線も散りばめられているのがすごい。エミリコは今回背景でただ遊んでいるだけのように見えているが(まぁ、実際そうなのだが)、その時に彼女がやっていることが直接的に後の展開の予告にもなってるという……まぁ、設定が出来てるんだから伏線敷くのも難しくはないのだろうが、こうしてしばらく経ってから振り返ると「あぁ、そういうことね」となる描写がたくさんあるのは嬉しい。

 打って変わって動きが少なくなるのはBパートの同期会。同期会の開催概要は、アニメ版では原作とややニュアンスが違う部分もある(1期ラストのオリジナルでちょっとやっちゃったから)が、既におおよそ原作路線に軌道修正できているのであまり問題はなさそうだ。こちらのパートの見どころはなんと言ってもその映像美である。いや、そこまで作画が凄まじいなんてことはないのだが、同期会のシーンって、人形たちが出席せずにシャドーだけのシーンが続くので、とにかく画面が黒くなるのである。集まってる時間が夜中ということもあり、薄暗い部屋の中でシャドーだけが顔を突き合わせる図、下手したら放送事故レベルで黒くなりかねない。普通のアニメ作画の方策ではちょっとフォローできない難しい画面になるはずだ。しかしこちらのスタッフはその辺りの見せ方もかなり気を配っており、たとえば今回のシーンで言えばパトリックの部屋の暖炉の存在を強調し、そこにある炎を光源として捉え、赤と黒のコントラストで画面に彩りを添えている。すす達磨なんかは正直ややみづらくはあるのだが、それでも何をやっているのかは分かるようになっているし、画面もただ暗く沈み込むだけではなく、シャドーたちの貴族然とした出立ちの豪奢さなんかも伝わるように描かれている。この図が見られるからこそのシャドーハウスですよ。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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