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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 また間隔が空いてしまったたほいやですが、今回はちょっとチャレンジです。というのも、実はたほいやキチじみた我々なんですが、実際のところ、たった1人の心の壊れた男を中心に回っているコミュニケーションなんですよ。その名を社畜ダンサーというんですが、彼が最近一身上の都合により忙しくてなかなか予定が取れず、そのために開催頻度が減ってたんです。しかし、流石に彼の存在だけにたほいや文化を委ねるのはまずいと思い、この度、社畜ダンサー不在でのたほいや会を試みることにしました。僕たちは、彼の笑顔が見たくて今日も辞書をめくり続けています。

「ぼくらが譜を刻まないと、あいつが安心して世間に帰れないんだ!」

……まぁ、多分これを読んで多少はSAN値を保ってくれてるんじゃないでしょうか。

 


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 登場する全てのキャラがお笑いに厳しいという地獄のような作品、第31話。だからさ、一応は幼女向け作品の体裁を取ってるのに、そこかしこにお笑いガチ勢の本気のテイスト匂わせるのやめようや。

 まぁ、メインであるまいらとぺこはんはしょうがないよ。そりゃそういうキャラな訳だし、ゆに様に「関西弁ぺこ」とか呼ばれちゃったら、そこにアイデンティティを置いてるキャラとして、真剣になるのはええやんか。しかし、今年度に入ってからは2人の活動の輪が広がってまさかの部活勢力拡大。脇キャラ多数を巻き込んで「お笑いが中学生にとってのスタンダードな文化なのかな?」という偏向報道になりかねないような文化を醸成している。その波はさらにドリームパートナーにも派生し、れい君とみゅーがコトコトを巻き込んでのトリオ結成。みんなして一切臆することなく「ネタを考えてたんで」と言い放つ恐ろしい集団になっている。ひょっとしたらちあちゃんもあの歳で何かを理解してるんじゃなかろうか、っていうリアクションを見せているのが怖い。そしていつだって怖い存在である今井ことこ。この人、本当にどこまでいくのか分からないから冗談が冗談に見えない……。

 そんな中で数少ない良心になっているのが、人間側だと朝陽、ぬいぐるみ側だとすうちゃん。どちらも絶対零度のサムいネタしかできなかったという設定だが、いや、普通の人間はそうだからね? いきなり振られてボケられる人間ばかりじゃないからね? まぁ、この世界に限ってはそういう前提の世界なのだと言われたらそんな気もするけど(みんな、異常な世界への順応力が高すぎる)。むしろ天才トリオの方がお笑いのなんたるかをさっぱり分かってない風に描かれているので、もしかしたらこの世界の「笑い」の要素って、何か我々の基準とは違うところに価値基準があるのかもしれませんね……まぁ、律が何も心得てない風なのにことこ先輩が悟っちゃってるのはどうかと思うけども。

 個人的に納得いかないのは、お笑いの話になるとゆに様が不憫枠に入るという展開である。なんでや、フランスパンのボケ、いい具合にみゅーに重ねてボケてるんだから大喜利の流れなら評価されてもいい奴やんけ。長宗我部光秀さんだって「なんでそこ組合せるんや」っていう面白さがあるやんけ(まぁ、実在の人物の名前だったが)。笑いをアニメシナリオのネタにするのって本当に難しいのだが、この世界に限っては、常に不条理の上に立ちながら攻めの姿勢を崩さないので、何をやってもちょっとした「揺れ」の範囲内に収まってる感があるなぁ……。今回ほど「よかった、ちゃんとチアフルタイムがある……」って安心した回もないぞ。

 

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 銀髪美女に腹パンいれようぜ、第6話。「女子供も容赦なく殺す」なのか「女子供には絶対に手を出さない」なのかはわからないが、とりあえず作品の総意として差別なく殴られるし撃たれる。そういう世界だ。

 急激に設定が湧き出して、正直処理しきれてない。一応これまでな〜んか違和感だった「フェナの周りの諸々の事象、全部都合よく回りすぎじゃない?」と思ってた部分については、「そもそもフェナがとんでもねぇ謎の中心にいる人間だったんだからしょうがねぇんだよ」という形で答えを出した。正直お宝探しっつっても「フェナの親父さんが稼いだ遺産」くらいだったらここまでいろんな思惑が絡んでおおごとになっちゃうのはおかしいって思うじゃん。でも実際はそうじゃなかった。国家レベルすら超えている、伝説レベルのお宝探しともなれば、そりゃぁ諸々駆り出されるのも納得するしかねぇよな。

 確認する必要があるのは、まず何と言っても雪丸たちの素性。これまで「ほら、親父さんに世話になって、仕えるって約束してたから」という謎のサムライ軍団程度の認識だったが、実はもっともっと昔から異国の地にも情報網を張り巡らす、生粋の国家規模諜報員だったという。そのために育てられた「影の一族」みたいなもんなので常人離れしたスキルを持っているのもある程度は納得できるし、組織の規模や、意思の統制などの面でまだまだ謎は多いので一筋縄ではいかない。まぁ、実際に「任務」らしい任務ってのはここ何年かは行われてなかったみたいだし、普段のユルさは時代の中で薄れていったエリート意識のほころびなのかもしれない。ただ、今回紫檀が言ってた「島に戻らないと抜け人扱いで殺されることになるんだが?」っていう理屈はよく分からんけど。まだフェナが不要になったかどうかも分からんのだし、最終目標を考えればフェナの救出作戦にも一定の説得力はあると思うんだけどねぇ。

 2つ目の謎ポイントは「エデン」という存在そのもの。単に「草薙剣が保管されてる場所」っていうだけなら分からんではない。フェナの親父さんのご先祖様と関係者が草薙剣の行方を知った上で守り続ける一族であって、その秘密を守るためのコードネームとして「エデン」というよく分からない名前で呼んでいるならありそうな話だ。ただ、あくまで例え話なのかもしれないが、今回出てきた「世界中の秘宝の伝説が最終的に帰する場所」っていうのはよく分からんな。そんなおおごとになるような「場所」がこの世界のグランドラインにあるというのだろうか。そして、フェナの親父さんはたった1人でそんな世界の秘密を守り続けていたというのだろうか。そりゃ殺されるわな。

 そして最後に、今回暴れまわった森川ボイスのイケメン、アベルの存在。フェナのお母さんの肖像画を飾り、さらに明らかに親愛の情を見せているということで……血縁者って考えるのが一番手っ取り早いのかな。だとしたらフェナが知らないっていうのも変な話だが……まぁ、幼い頃に何らかの理由で母方の親族と接点がなかった可能性はあるけどね。ただ、もしアダムの立ち位置が「心底フェナのことを心配している人間」だとするなら、「ゴブリン」の悪評が真実であれデマであれ、アダムがフェナの身柄を引き受けること自体には一定の正当性があるようには感じる。そりゃま、雪丸たちだって「ハウトマン家の守護」を任されていたという大義名分はあるのだろうが、最終的にフェナが穏やかな日常に戻る際にどっちが必要かっていうと……今んところ雪丸たちと絡んでもいいことないような気がするんだよな……。ほんとに、「しばしの船旅で情が移っている」以外の優位性はない可能性が……うーむ、流石にそれは薄情な考え方なのだろうか。

 雪丸たちの勢力・アダムの勢力が微妙に喧嘩しなくてもいいかもしれないのに喧嘩していて、そこに火種を増やす女海賊連中が独立。この三つ巴の形でここからは展開していくということになるんだろうか。フェナに「さらわれる姫」以外のアイデンティティを与えてあげてほしい……。

 

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 今回も書き切ったー! おかげで週末分のアニメがレコーダーの中にうず高く積まれている……。

 


 
アヴァブルックの世話人/Avabruck Caretaker

ホロウヘンジの猟匠/Hollowhenge Huntmaster
 神話なら何をやってもいいというのは永遠の真理だが、流石に限度があると思う。呪禁+自動でのカウンター設置能力。おもて面の時点ですでにやらかしてる感じがある。このおねーちゃんのどこにそんなパワーがあるんだよ、と思うわけだが、一応自分自身にはカウンターが乗らないのでそんなにマッシブじゃないことの説明にはなってるだろうか。まぁ、どうせ本人は呪禁だからサイズなんていらないわけだが。そして裏返るとカウンターばら撒き能力も呪禁も一気に全軍へ。さて、どこから突っ込んだらいいのだろう。こいつが裏返った状態では、もうクリーチャー戦闘で手を付ける隙はない。こいつしかいない状態ならまだなんとかなるかもしれないが、1体でも仲間がいれば、あっという間に天を衝く高さまで成長してしまうだろう。ちょっとやりすぎなんじゃないかしら。まぁ、6マナだからね……「レンと7番」と併用するデッキとかにすると、もう本当に地獄だな。
 
 
棘茨の鎧/Bramble Armor
 今回の「えっ、なんでここに○○君が!?」部門、ぶっちぎりの第1位。まさかの2セット連続収録カードになるなんて、誰が予想しただろうか。別にセットをまたいでの収録自体はおかしなことではない。例えば印象深い例だと最後のスモールセットがあったイクサランでは「軍団の征服者」や「巨大な戦慄大口」などのコモンが連続収録され、「ははぁ、リミテッドの時のカードプールがこうして担保されていくのだね」と納得したし、きちんと製作者の狙いが見えたものだ。しかし、正直このカードが2セット連続で出てくる理由は全くわからない。何しろ現時点でほとんど使われてないのだから。決して弱いカードではないのかもしれないが、圧倒的シナジー環境となっている「真夜中の狩り」において、なんの相乗効果ももたらさないこのコモンは「入れる隙間がない、どうでもいいカード」なのである。それがまさかのアンコールとは……まぁ、もしかしたら次のセットではこれが再評価されてデッキインされる時が来るのかも知れない。その時には、「環境が変わると評価も変わって面白いなぁ!」と思えるのかもしれない。しれないけど……。

 


 
地図作りの調査/Cartographer’s Survey
 「地図作り/Cartgrapher」はオデッセイにいた「墓地から回収する」サイクルの1人で、現在リミテッドで活躍中の「風変わりな農夫」の超下位互換。そんな「地図作り」が捲土重来を試みたのがこのカード……というわけでもないだろうが、新しい形の緑のマナ炸裂呪文。4マナソーサリーでライブラリから土地を2枚タップ状態で出す呪文ってことは「爆発的植生」と同じ効果だが、最近のWizardsはゲームの「繰り返し」の低減やシャッフルによるプレイ時間延伸の回避、それにデジタルでの処理のしやすさなどもあり、カードを探す「教示者」効果をライブラリの上から見て選ぶ「濾過」効果に置き換える動きがある。その流れがこうして新たに土地サーチにも影響を及ぼしたというわけだ。自由に土地を選べない分「爆発的植生」より弱そうに見えるが、こちらの呪文は基本土地以外でも自由に選べるという可能性の広さがある。どうせ7枚も見たら最低でも土地2枚くらいはあるだろうから、決して見劣りする呪文ではないし、何か特定の特殊土地をキーとするデッキなら勝ち手段が増えたと見ることもできるはず。地図作り頑張ったよ。
 
 
這い回る寄生/Crawling Infestation
 イラストは「繁殖力」っぽいが効果は「蟻走感」が近い。「蟻走感」との違いは、反応するカテゴリが土地からクリーチャーに変更されたこと。デッキでの比率を考えるなら土地の方が切削でめくれる可能性は高いが、クリーチャーは土地と違って「戦場から墓地に」行く確率が高く、能動的に昆虫トークンにつなげる手段が増えたので、より積極的にシナジーが狙えるようになったと見ることができるだろう。この世界での自動切削能力は馬鹿にできないシナジーがあるのでそれだけでも強く、新たな「ゴルガリの発芽」として様々な戦術の下支えをしてくれるんじゃなかろうか。

 


 
押し潰す梢/Crushing Canopy
 こちらは納得の再録。飛行クリーチャー&エンチャントということで、どう見ても白青系のデッキにヘイトを向けているチョイスである。まぁ、降霊カードだったら裏表の両面があるので、これで対処しても損する可能性が高いのは難点だが……。さらに今回は、若干ではあるがアーティファクトの含有率が増えているのでアーティファクト対策が出来ないというのはちょっと気になる部分ではある。おとなしく「自然への回帰」でも良かった気はするのだが……「垂直落下」がゴネた結果かなぁ。
 
 
ドーンハルトの信奉者/Dawnhart Disciple
 序盤用の基本人間。2/2がベースでところにより+1ってのもたまに作られるデザインで、近いところだと出来事に反応した「ギャレンブリグの従者」、督励を活用した「ロナスの重鎮」、上陸を使った「噛み付きナーリッド」などなど。だいたいの場合リミテッドでもそこそこの採用率は維持できるのでこいつもそれくらいのライン。一応多少のアピールをするなら、序盤から高パワーを発揮しやすいので訓練能力のサポーターとしてはある程度信頼は置けそう。人間トークンを一気に展開するカードなんかがあると爆裂することも可能だが、その場合には「こいつじゃなくてトークンが一気に出る呪文が強いのでは?」というお約束のツッコミも。
 
 
繁茂の狩り手/Flourishing Hunter
 癒し系の切り札。この世界の狼は殺伐とした連中が多いので、こうして癒し系が1体でもいてくれるとちょっとホッとしますわね。素体は最近の緑コモンでは定番となりつつある「蜂蜜マンモス」。6マナ6/6にライフゲインというパッケージは共通だが、今回は獲得ライフを変動性にすることで変化を生んでいる。こいつ自身がカウントされないため、ライフをゲットしたいなら事前に高タフネスのクリーチャーを展開しておく必要がある。そして「蜂蜜マンモス」を超えるにはタフネス5以上が必要になるので、せっかくの変更だがやや期待値は下がっていそう。当然ここでも出てくるのは「不浄なる密集軍」で、またこれが「5マナ→6マナ」と綺麗なラインを形成するのよね……まぁ、緑黒ならワンチャン狙ってもいいコンボかもしれん。流石に13ライフゲインは心折れる。
 
 
巣心のシャーマン/Hiveheart Shaman
 俺が好きそうなレア。いや、てめぇの話なら「好きそう」じゃなくて「好き」でいいんじゃないかと思うのだが、実際に使ってみないとこの感覚はちょっと分からないのよね。攻撃するだけで土地をサーチできるという夢のようなクリーチャーだが、探す土地の制限は「まだコントロールしていない基本土地」。つまり、骨までしゃぶる場合には基本土地5種を全部デッキインしておく必要がある。そして起動型能力は昔懐かしの「版図」デザインで、毎ターン「マトカの暴動者(+1)」が生成可能。そりゃもう、5色デッキに行くしかないのである。どう見ても構築戦では地味なので主戦場はリミテッド。そしてリミテッドでの5色デッキ。さぁみんな、「進化する未開地」は持ったか?

 


 
鉤手の船乗り/Hookhand Mariner

鉤裂きの略奪者/Riphook Raider
 いや、元の職業が船乗りだってのはいいけど、そのアピールのために両手をそれにするのはちょっと……トイレで尻拭くこともできませんやん。もうちょい考えて義手つけて。コモン人狼なので裏返ることで劇的な変化が起こるわけではないが、こいつの場合4マナ4/4というステータスの時点でなんの問題もないので、とりあえず緑なら使っておくって話よ。なんやこの適当なでかさ。ちなみに、フレーバーテキストは日本語だと意味をなさなくなってしまっているが、英語だと「fight with a werewolf」という噂になっており、これが「人狼と戦う」と「相手」を意味するものと「人狼と一緒に(つまり人狼の力で)戦う」という「所有」の意味でダブルミーニングになっている。
 
 
遠吠えの月/Howling Moon
 遠景の月と、うら寂しく吠える狼が一頭。人狼セットが終わっちゃった悲しみがよく表れているカード。なんとかここで最後の一花を、という人狼たちの夢が結集したレアである。毎ターン好きな人狼か狼を増強。これだけでも人狼デッキならありがたいボーナスだが、下の能力のおかげで夜を維持しやすくなるというのも渋いサポート。なんとか自分のターンに夜を迎えられれば、相手が強引に朝日を拝もうとするとそれを咎めるようにして狼が1体やってくる。これまた地味だが自動的にやってくれるなら悪くない。ちなみに「2つ目の呪文を唱える」ことが条件なので、たとえ昼の状態だろうが唱えてくれればトークンは湧く。この制限、案外相手からしたら鬱陶しいものだ。この最後の兵器を携えて、狼たちは一致団結することができるだろうか?
 
 
黴墓のヤスデ/Mlodgraf Millipede
 たくましくゴルガリテイスト。ベースとなったのはラヴニカでゴルガリの基盤を支えた「よろめく根茎」。1マナ重いが、単色になっているし、ついでに3枚切削してサイズアップも狙うことができるようになっている。一応ちょっとした違いとして、戦場に出た後にカウンターが乗る形になっているため、出た瞬間は2点火力で対処されるようになった部分だけは注意。「よろめく根茎」は当時のゴルガリを支えた最重要カードの1枚で、無心に墓地を貯めた後にこいつを連打して相手を圧殺するのがセオリーだった。その際には「泥棒ネズミ」などの「すぐに死ぬけど確実に損はしない」というアドバンテージギミックを持つクリーチャーがいればベストで、今回は各種濫用クリーチャーや「悪運尽きた造反者」あたりがその任を担ってくれるはず。さぁ、あの日のゴルガリを思い出すんだ。あ、ごめんなさい、「暗殺者の戦利品」はないんです……。

 


 
自然の抱擁/Nature’s Embrace
 その発想はなかった。なんと土地にもクリーチャーにも貼れちゃう新たな形のモード選択呪文。クリーチャーに張った場合にはベーシックな増強オーラ。実はシンプルに+2だけをつけるオーラって緑にはこれまでほとんど存在していなかったのだが、一応「石化の囲い」相当。そして土地に貼ったら「遮蔽された高楼」相当で、なるほど3マナコモンである。どちらの効果だとしてもメインで積極的に入れるのは若干ためらわれるくらいかもしれないが、どちらの仕事もできるとなれば悪くない。色を伸ばしたいデッキがマナサポートとして採用し、中盤以降にマナが足りてたら強化に回す、というのが基本的な使い方だろうか。ちなみに対象がクリーチャーでもあり土地でもあるなら、両方の効果を得ることができるぞ。「ドライアドの東屋」がまた強化されたな(そういう問題じゃねぇよ)。
 
 
樫影の忍び寄るもの/Oakshade Stalker

月光の待ち伏せるもの/Moonlit Ambusher
 3マナ3/3が、夜になると6/3。なんかすげぇ普通の狼男だが、何故かこれがアンコモン。その理由はといえば、当然唯一与えられた瞬速能力である。瞬速で出した場合には5マナになってしまうが、当然その前には呪文を唱えていないので夜になっているはず。だとすればこのクリーチャーは必ず5マナ6/3瞬速なのだ。それなら相手の計算を大きく狂わせるパワー爆弾になりうる。感覚としては「ボール・ライトニング」とかに近いんじゃなかろうか(そうでもない)。しかし、これも不思議なテキストだよね。瞬速を持ってない呪文はインスタントタイミングで唱える選択肢すらないはずなのに、このカードは「唱える時に追加マナを払えば瞬速」ということで、結局瞬速を持ってるんだか持ってないんだか。アリーナでバグとかないといいけど。
 
 
隠遁した剥製師/Reclusive Taxidermist
 見た目の印象は随分変わってしまったが、これってもしかして久しぶりに現世に蘇った「熊人間」なんじゃなかろうか。2マナのマナクリとして当時の緑デッキで人気を博した「熊人間」は、スレッショルドを満たすと4/4になり、序盤の加速役と中盤のヒッターを同時にこなす名作コモンであった。今回はアンコモンなので「最初からタフネス2」「好きな色マナが出せる」と性能を向上させ、スレッショルド(?)すれば4/4になる部分は共通している。まぁ、厳密にはスレッショルドより若干ハードルが高い気はするが。とにかくデザイン自体が完成されていることは歴史が証明している。今後の緑デッキでは新たなマナクリーチャー候補として浮上してくるのではなかろうか。どうせなら熊の剥製作っててくれればよかったのに、と思ってよくみたら、ちゃんと画面左側にいますね。

 


 
田舎の補充兵/Rural Recruit
 その命をイニストラードの未来のために捧げるため、愛豚と一緒に新兵となったお上りさん。つまりは青春ブタ野郎である。すまん、ちょっと盛った。4マナ1/1と信じられないくらいのペーペーだが、もちろん訓練能力付き。そしてお供の豚(猪)は3/1とパワーがあるので、場に出た時点でのトータルは4/2とそこそこだ。次のターンには豚に引っ張られて確実に訓練は誘発するだろうから、5/3だと考えれば基準値を超える。ただ、あくまで5/3ではなく「3/1と2/2」には違いないので活躍の場が見つかるかどうかは微妙なところ。カード1枚からパーマネント2枚が出ることを活かせる構成になればいいのだが……「クラリオン吹きの聖戦士」の方が無難ではあったな。豚の顔が極悪なのが気になる。

 


 
鋸刃の投げ手/Sawblade Slinger
 その特殊な武器の投擲によって2つの能力を駆使する技巧派。……なんだが……まぁ、アーティファクト破壊はわかる。こんなもんを思い切り投げつけたら大抵のオブジェクトは壊れるだろう。しかし、なんでもう片方が「ゾンビと格闘」なんだろう。対象が限定されてるのは「そういうお仕事の人やねん」と言われれば納得はするが、投げてるんだったら格闘じゃなくて一方的にダメージでよくなかった? これを投げられたゾンビがどんな手段で殴り返してきてるのかがイメージできないんだが……超至近距離で射出してんのかな。もうちょい武器の特性を活かせよ……丸ノコが武器っていう時点でイロモノ枠だし、あんまり実力を過信しちゃダメなのかも。どっちの能力も使えないタイミングがかなりあることを考えると、実はそこまでアンコモンじゃない気がするぞ。
 
 
防護の太枝/Sheltering Boughs
 ささやかなアドを得られるオーラ。ドローの方は決してささやかではないボーナスだが、オーラの効果自体が割とささやか。タフネス修正値はでかいのだが、コストの割にパワーが大したことない。まぁ、エンチャントのカウントを稼ぎながらドローを進める「セテッサ式訓練」みたいな枠だと思えばこれくらいで御の字か。タフネスアップが嬉しい緑黒系のサポートにも。

 


 
うなる狼/Snarling Wolf
 「なんでここに○○君が?!」枠の2枚目。でもまぁ、こっちはまだ用途が分かるので再録も理解できなくはない。いや、でもあんまり使われた記憶はないな……。せっかくならせめてフレーバーテキストくらいは変えてくれればよかったのに。おかげでブルーノさんの「最期の言葉の2回目」っていうわけのわからん状態になってるやんけ。

 


 
見事な再生/Splendid Reclamation
 かつて「異界月」で登場した見事なレアが見事な再録。当時はニッサさんが頑張ってこの土地を修復しようとする様子が描かれていたが、今回はフレーバーが切り替わりレンのお言葉が描かれている。こうしてみると、やっぱりこの2人のパーソナリティは随分かぶるところが多いよな……新人PWに仕事を奪われたニッサさんは、どこかで復活するチャンスがあるのだろうか。さておき、見事なレアではあるのだが、あまりに技が見事すぎてかえって使い道がなかったのも事実。墓地肥やしが大事な環境なのは変わらずだが、新しいイニストラードで新しいニーズが生まれているだろうか。……生まれてない気がするなぁ。

 


 
這いまわる胞子/Spore Crawler
 ちょっとサイズアップした「新米密教信者」っぽいファンガス。「死亡時にカードが引ける」というおなじみっぽい能力のカードだが、実は青のフライヤーなどには多かったこのデザインも、緑のクリーチャーには案外珍しいということが分かった。緑単色でこの能力だけのクリーチャーは、遡ると「残忍な野猫」と「シルバーバックの巫師」の2枚だけである。先輩ゴリラはリミテッドではエース級の輝きを見せたが、「残忍な野猫」の方はそうでもなかったので評価が難しいところ。幸いこちらのファンガスは3マナパワー3とステータスもしっかりしているので、コモンクリーチャーの中では中核を担える人材(菌材)と言えるんじゃなかろうか。

 


 
胞子背の狼/Sopreback Wolf
 続けてもう1体の菌類。と思いきや、胞子が生えてるのは背中だけで、クリーチャータイプは「狼」だった。冬虫夏草みたいなもんだと思うのだが、どうやらうまいこと狼との共生ができているようだ。そんな背中の煤けた狼は「屈強な古参兵」の種族変更再版。攻めている時は2マナ2/4と破格の性能を見せるため、2マナから安心して殴っていける攻めの起点。狼は今回シナジー重視で数を並べることにも意味があるため、赤緑ならさらにちょい加点。……ところで、前足細くね? 菌類に栄養奪われてない?

 


 
毒蠍/Toxic Scorpion
 シンプルにしてインパクトのある名前を持つ今回の接死持ち。ベースとなる「菅草の蠍」より1マナ重いが、何故か1回だけ他人に毒液を渡すことが可能になった。おまけ能力はタイミングが限定的なのでうまいこと活用するのは案外難しい。出来れば「ダメージを与えた時」の誘発能力持ちなんかを用意してみたいが、今回はあんまりフィットするクリーチャーがいないな。まぁ、良い壁役。格闘系除去の土台にも。
 
 
魔女の巣網/Witch’s Web
 夢に出そうなイラストが特徴。お願いだから出ないでほしいけど。「増強/到達/アンタップ」のパッケージは何故かイニストラード名物になっており、この次元にきた時には必ず1枚カード化されている。初代は3マナで+2/+4の「蜘蛛の掌握」、そして2度目は2マナで+2/+2の「狙いは高く」。見ての通り、こちらの新カードは修正値が純粋にアップした完全上位互換である。2マナで+3のトリックというだけでそれなりにニーズがあるし、アンタップしてフライヤーを撃ち落とす突然のブロッカー出現モードは除去としても使える。こんだけおまけつけられてたら、多少イラストが怖くても使うしかないか。
 
 
狼の一撃/Wolf Strike
 今回の緑コモン除去。3マナとちょい重いが、その分は夜のボーナスで一応補っているとみられるだろうか。なんにせよ一方的格闘のインスタントなので使わない理由は無い。リミテでばしばし使われて改めて「直接射撃」ってクッソ強いよな、って歯ぎしりすることが増えたので、やっぱこれも強いわ。ブロッカー除去したあとのアタックまで考えればアンコモン以上だもんな(ただし夜限定)。

 


 
狼族ののけ者/Wolfkin Outcast

婚礼壊し/Wedding Crasher
 カード名から「そうか、狼たちからも迫害されたんやね……」と思ったんだけど、よく読んだら普通に人間から迫害されただけの模様。人狼にはよくあるやつ、と思ったが、この感じは人狼だってバレてないのに迫害されてるな? まぁ、この容貌じゃしょうがない気もするが……。とにかく、いじめ被害にあった結果の復讐者である。生き抜くためには狼社会に溶け込む必要があり、仲間たちがいれば4マナ5/4のナイスサイズで駆けつけてくれる。このセットになって、何故か狼男と狼の連携プレーが増えたな。条件さえ満たせばおもて面でもそれなりに強力だが、夜になればさらなるのけ者タイム。なんと他人の結婚式に乱入してぶち壊しにするという、超絶隠キャムーブを見せる。流石にそれはちょっと……。まぁ、よっぽどムカついたんやろな。ただ、「こんなご時世なのにいちゃいちゃしてんじゃねぇ!」とぶちぎれてるように見せかけて、能力が輝くのは味方の死亡時。なんだかんだで仲間思いなだけの奴なんスよ。悪い奴じゃないんです。社会が悪いんです。カードを引くリソースとしては狼トークンがおすすめなので、とりあえずアーリンとのお見合いから始めてみるといいかもしれない。
 

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今日は黒〜赤まで。

 


 
頭狙い/Aim for the Head
 コントとかでよく見る絵面。作品によって違う気がするんだが、ゾンビって「頭を撃ち抜いたら死ぬ」もんなんでしょうかね。ハラナさんの言ってることは信用するしかないけども。ゾンビに対しては完全除去。それはそれでありがたいのだが、なかなかメインから入れられる効果ではない。そこでもう1つのモードは「精神腐敗」の追放バージョンという、いつ使っても大丈夫な効果に仕上げた。というか、多分「普通のハンデスだとあんまり使ってもらえないし、限定でいいから除去もつけとこか」っていうデザインだと思われ。ゾンビからしたらいい迷惑だが、嫌ならカットしといて自分で使えばいいじゃない。

 


 
骨の髄まで/Bleed Dry
 このセットのコモン除去は、あのオリヴィア様ですら夜限定で発揮していた効果をいつでも確実に! その分、コストは倍になってますけどね。大体は「対象のクリーチャーを破壊する」と同じことが書かれているので「殺害」と同じだが、1マナ重いので破壊不能を無視することができるしついでに追放もしてくれる、っていうデザイン。一応「不浄なる密集軍」に増強が加わった場合だけ除去できない可能性はあります。「窓からの放り投げ」と違って相手の選り好みが無いので除去としての安定感は格別。あとはマナカーブとご相談。
 
 
血の泉/Blood Fountain
 ドンペリタワーならぬ血タワーで盛り上がる披露宴。ずいぶん趣味が悪いのだが、純正の血液を使用してるなら後片付けがめっちゃ大変そうである。「これ、どうやって注いでるの?」ということが気になる人は「血の給仕」のイラスト参照。とりあえず戦場に出た時に血が1つ、そしてサクると墓地からクリーチャー2枚。同じ「泉」という名前で強引に比較するなら「回帰の泉」がちょっと似てるだろうか。当時はエンチャントだったけどイメージを優先するならアーティファクトじゃね? ってんでこんな形に。トータルで見ればアドが取れるカードだし、とりあえずおいとけばいいのでコストの重さはそこまで気にならない。血をサクって捨てたクリーチャーをこれで回収する、みたいなムーブも割と起こりそう。
 
 
血に狂った社交家/Bloodcrazed Socialite
 今回のスポイラ、カード名を写してるだけなのにめっちゃ「血/blood」っていう単語を入力した回数が多い気がする……ほんまに血みどろのセットでございます。こちらもそんな血みどろ軍団の一味で、4マナ3/3威迫という手堅いボディにトークン1個のおまけ付き。これを使えば一時的に5/5威迫というダイナマイトバディを手にすることが可能。お手軽に運用できる血デッキの攻め手の1つだ。注意しなきゃいけないのは、血を飲むアクションが戦闘開始時の誘発型能力だということ。相手のブロックを見てサクったりは出来ないので、つまみ食いとか自棄血とかはやめましょうね。

 


 
カタパルトの有象無象/Catapult Fodder

カタパルト隊長/Catapult Captain
 ゾンビ、割と楽しそうでなにより。カタパルト射出後の様子は裏面の奥の方にちょっとだけ描かれているので要注目。どうやら今回の緑黒は「タフネス万歳」という面白ギミックにチャレンジしているらしく、変身条件は尻がでかいクリーチャーを3体用意すること。トークンなんかで満たすのは難しいので、これはちゃんとデッキを調整しないと達成は案外難しい。こいつ自身が1/5なのであと2体はなんとか見つけてほしい。それがうまくいけば射出の準備が整い、裏面はひたすらクリーチャーを本体に投げつけるお仕事に移る。参照値がタフネスということで、色々と抜け道というか、小狡い技も狙うことができる。今回のセットで言えば何と言っても1/13というミラクルステータスを実現した「不浄なる密集軍」とのコンボ。コモンとアンコモンのコンビネーションなのでリミテッドならこの13点爆弾は案外実現しちゃうかも。

 


 
墓所の冒涜者/Cemetery Desecrator
 出た時と死んだ時の2回に渡ってアドを稼ごうとする貪欲なゾンビ。構造としては「ムラーサの緑守り」の鏡写しみたいな印象で、あちらは2回に渡って墓地から回収だった。それなりのボディのクリーチャーが相手パーマネント2枚をもぎ取って行くのだから強いことは強いのだが、あまりに仕事が堅実すぎるのでかえって神話感が薄いのが悩みのタネ。6マナは考えなしに雇えるコストじゃないし、ゾンビデッキだったとしてももうちょいシナジーに寄せた優先度の高いライバルが多い気がする。

 


 
コウモリの急使/Courier Bat
 結婚式の招待状を配っていたのはこいつら。それを見てびっくりした近隣住民は墓の中からでも目を覚ます……というわけでもなかろうが、ライフゲイン条件の達成で超高性能な「グレイブディガー」へと格上げする、リミテッドでは1つのカギになりそうかナイスコモン。悩みがあるとするなら、2/2フライヤーが普通に使える性能なので、墓地にクリーチャーが無かったり、ライフを得てないタイミングでも出してしまいたいことが多いことくらい。あ、あと青のコモンに3マナ2/3フライヤーがいるのもちょっと向かい風。でもまぁ、お互いに殴らないなら損もしないか。

 


 
不貞腐れる農家/Desperate Farmer

不道徳な収穫者/Depraved Harvester
 コモンのちょっとした変身。元は真面目な農家だったのだろうが、愛する家畜の死が、彼を邪な道に引きずり込んでしまったようだ。でもまぁ、変身してもちょっとステータスが増えるだけなのでそこまで驚かんでも。いうてもパンピーな農民の悪堕ちなんてこんなもんである。3ターン目に設置、4ターン目に変身してアタックが実現すれば結構なライフアド。そうでなくてもワンパンでライフゲインしてなんらかのシナジーをサポートできればいいかな。

 


 
戦墓の死体あさり/Diregraf Scavenger
 「灰色熊のグール」に続く史上2体目の熊ゾンビ。それにしてもひどいぶっ刺さり方……そんな殺し方せんでもええやん。あ、気になってないの? ならいいんだけどさ。「灰色熊のグール」と違ってこちらのクマさんは生前の力強さは失われてしまっているが、その分余計な優しさと堅実な仕事人気質を携えての登場。相手の墓地掃除をしながらの2ライフドレインは187効果としては申し分ないもので、「欲深いスラル」なんかと似たようなポジションでの仕事ができる。その上であとは相手クリーチャーを1体道連れにしてくれれば御の字。腰を据えて戦うデッキにはありがたい能力のパッケージ。いや、でもやっぱ見てる方はその剣が気になるけどね……。
 

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 これが本当の邪神ちゃん……第6話。こわかったよぅ。こんなの百合じゃないよぅ。

 思い返せば、初めてゆゆゆが始まった時には「本当にど直球でのまどマギフォロワーだよなぁ」と思ったものだった。あのダウナーな雰囲気と救いのない世界設定を踏襲するのって結構難しいんですよ。いっぺんやった鬱は、2度目にはダメージが少なくなってしまうので。しかし、最近はまどマギも「マギアレコード」になってなんだか焦点がぼやけてしまい、まどマギテイストはかなり薄まった。そんな中、改めて全身全霊での理不尽と絶望を叩きつけてくれる作品はやはり貴重なのではあるまいか。

 私は全く知らなかった作品「乃木若葉は勇者である」。その全容が、まさかの勇者部古文書から紐解かれて凄絶な始祖の物語が語られている。ただ、現状ではそのスポットは「乃木若葉」にはあまり当たっておらず、少なくとも結城友奈・鷲尾須美・楠芽吹と比較するとまだ絶望感は薄い……はずだったのだが……。

 まさかの隣からの刃である。ゆゆゆシリーズは「だいたい神樹様のせい」をやりまくっているので「最後に一番怖いのは人間なのだね……」みたいなエンディングにはならずに全部大赦のせいになるのだが、なんと初代の時点で既に人間怖い展開はクリアしていたという。みんなで戦う勇者チームには、まるで範馬刃牙のような家で育ったキズモノ少女・郡千景がいた。彼女は心に傷を負いながらもなんとか勇者としてのお勤めを全うしていたが、この当時のシステムはまだまだ不安定で、使った勇者には適宜精神汚染のボーナスがつくという。元からSAN値の低かった千景はすぐさま発狂し、オヤシロ様状態での熱烈ヤンデレっぷりを炸裂。ちゃうねん、薬で汚れちゃったハートでのヤンデレはちゃうねん。ただただ怖いねん。ほんとに乃木若葉さんが不憫すぎるよ……。

 振り返ってみれば、鈴木愛奈キャラも軒並み「同性間のクソデカ感情」を抱えてる役柄ばっかりだな。友奈ちゃんパワーでなんとかその感情に折り合いをつけてくれ……って思ったけど、考えてみりゃ、東郷さんですらその辺に折り合いがついたとは言い切れない状態だもんなぁ……。

 

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とりあえず書けたところまで。白〜青。
 
 
不屈の意志/adamant Will
 今回の白トリックは再録から。なんとなく「よく再録されてるからなー」とか思ったんだけど、確認したら初出のドミナリア以来、初めての再録だった。「力強い跳躍」とか、このジャンルは似てるからイメージがかぶるねん。
 
 
花嫁衣装/Bride’s Gown
 事前に新郎の衣装の方で名前だけ明かされていた装備品だが、綺麗に対になるデザインだった。これにより、アンコモンではあるが今回は白黒2色に「パワーを2あげる装備品」が収録されることになる。使いやすいコスト域だが、白は今回かなりの量のオーラが入ることになりそうなのでシナジーも考えた際に優先順位はやや低め。白黒で先に新郎の方を確保してからコンボを狙う形だろうか。どっちも装着すれば+4/+4先制接死のバケモノに。まぁ、1人で重ね着してる時点で頭おかしいのは間違いないが。それにしても六道蠱みてぇなデザインの花嫁衣装だな(誰が分かるねん)。

 


 
監禁の円環/Circle of Confinement
 今回のリング枠はサークル(分かりにくい)。残念ながら先に「仮初めの時間」が印刷されてしまったせいで今回は制限ありのバージョンになったが、ベースとなる「絹包み」も一応採用実績はあるので、今回はそれにおまけモードを搭載して可能性を高めている。そしてこのおまけモードがまた……なんともニッチだ。追放してるカードが吸血鬼だった場合に限り、「その吸血鬼は我々が人質に取っているぞ!」と訴えることで相手を怯ませることができて、ちょっとライフがもらえるという。なんか限定的な上に微妙なのだが……まぁ、あって困るもんでもない。速攻吸血鬼デッキが増えて、もし「熱烈な勇者」のような「赤単やるなら4枚積まないと始まらんわい!」っていう吸血鬼が出てきたら結構な嫌がらせにはなるだろう。流石に速攻吸血鬼デッキ相手、っていうサイドボードは狭すぎるかなぁ。

 

 


エストワルドの盾殴り/Estwald Shieldbasher
 いや、その盾はどういう……もう、盾じゃないよね。殺す気満々だよね。衣装にビスつけて許されるのはネプチューンマンくらいやで。しかし、そんな凶悪な盾を手にしてしまったが故に、クリーチャーとしての性能はちょっと異次元。え? これ強くない? そりゃま、戦闘に関わらない状態ならタフネス2だから対処法はいくらでもあるだろうけど、ひとたびパンチしたらわずか1マナでの破壊不能。しかもパワー4。こんな重戦車に毎ターン殴られたらたまったもんじゃないよ? 4マナだから何枚も入れられるもんじゃなかろうが……極端な話、白はこれが殴り続けてるだけでもそのうち勝てちゃうのでは? オーラの増強先としても安定感があるし、ちょっとどういう使われ方になるのかが気になる子である。これで全然役に立たなかったらそれはそれで驚きだが……。
 
 
信仰縛りの審判官/Faithbound Judge

凶徒の審判/Sinner’s Judgement
 おもて面は稀によくある「防衛持ちだけどキレると防衛がなくなるよ」という白の制約持ち。覚えてる範囲だと、殴られるとキレる「老いざる歩哨」や「星霜の守護者」なんかがあったが、今回の場合は殴られずとも時間経過でキレる。迷惑な話である。殴れるようになるのは登場から3ターン後。それまでじっと耐えながら壁役に徹し、時間が来れば4/4飛行警戒。まぁ、これだけでも充分強いのだろうが……問題は裏面。なんと「3ターン後に勝てる」と書いてある。「ダークスティールの反応炉」のようなカウントダウン式の勝利条件カードはこれまでも何枚かあったが、ここまで短時間で勝ちに繋がるカードは流石に初めてなんじゃなかろうか。これを出して3ターンで勝利。あの「副陽の接近」の倍以上の速さだ。なんでこんな無茶苦茶な設定が実現したのかというと、これが実は降霊というギミックにしっかり紐付けされている。というのも、通常この手のカードは色々と反則する方法があり、ライブラリから直接出したり、墓地から吊り上げたりと裏道がいくつもある。しかし、このカードならば「墓地にある時に降霊コストを払う」以外に裏面で出すことができない。たとえ墓地から釣ろうとしても、その場合は絶対第1面のクリーチャーになるのだ。そうして「他の領域から展開する方法が極めて少ない」という特性があるおかげで、きちんと降霊コストさえ重くしておけば、多少無茶な能力でもゲームを破壊することがなくて安心なのである。……どうでしょうね。世の中には悪いこと考える人はいくらでもいますけどね……。控えめな僕は大人しく「またたかぬ観察者」とかでマナ加速するかな……。

 

 


激情の報復/Firece Retribution
 「吸血鬼だって殺せるんだ!」ということに気づいちゃった人間たち。一度腹が決まったら行動は早いね。これまでは耐えるばかりだった彼らの人生が「攻撃クリーチャー限定」というこの呪文の性格に表れているが、余計な逡巡を切除すれば、それは一撃必殺の単体除去に繰り上がる。実は切除前の時点で性能はかなり高く、先輩カードと比較すると、同じ効果で3マナなのが「叱責」、2マナの「鑽火の輝き」はアンコモンだ。コモンでこの性能は史上初。そして6マナとはいえオプションまで付いている。デッキ次第では初手級と言ってもおかしくないレベル。

 


 
束の間の霊魂/Fleeting Spirit
 つかの間の割にやたら存在感のある威圧系スピリット。2マナ3/1の基本ボディに、中盤以降は低コストで付与できる先制攻撃のパッケージ。さらに自分で強引にコストを捻出したり、序盤に適当な除去を回避するためのブリンク能力まで持っている。白ウィニーが特攻させる先兵候補としては充分すぎるくらいにいろんな能力の後押しをもらっている。今回はスピリットでウィニー的な攻めが可能なくらいに色々とサポートが加わり、オーラによる支援も各方面から得られるようになっている。カティルダを基柱にして青白中心の新たな形のビートデッキが誕生してもおかしくないだろう。ただまぁ、序盤に登場したときに1/1相手でも相打ちってのはこれまでの白ウィニークリーチャーとはちょっと違うところかな。こんだけスピリットに人権が生まれると「クラリオンのスピリット」がかなり強化されてる気がするので、その辺りとの競合かしら。
 
 
グリフ翼の騎兵隊/Grifwing Cavalry
 グリフの2人乗りは合法。青や白にたまに登場する「ペガサスの駿馬」能力に訓練を併せ持った切磋琢磨なクリーチャー。この手のクリーチャーのヒット作は何と言っても「空からの導き手」で、自分もフライヤーとして強いのにおまけ感覚でフライヤーが増えるため、当時の「青ビート」という珍しいアーキタイプの後押しとなった。今回も「2/2フライヤーが味方を飛ばす」というデザインは一緒だが、1マナ重い上に発動にマナが必要になってしまった。ただ、この変更は訓練という能力のおかげでもあり、パワー3以上の味方を飛ばして殴れれば、こいつ自身の成長の糧にもなる。訓練能力の弱点である「殴ったら、結局人は皆死ぬんだよね……」という破滅的な問題を解決する力を最初から持っているのだ。得られる成果を考えれば2マナくらいの出費は安いもの。是非とも多少の支払いが気にならないくらいにスマートに殴り勝てるデッキにしたい。
 
 
希望の鷺/Heron of Hope
 どっかで見たデザインだと思って確認したら、そうか「陽光たてがみのペガサス」か。4マナ2/3フライヤー、ところにより絆魂、当時の環境はオーラによる強化が定番だったこともあり、リミテッドでは無双の活躍を見せたナイスコモンだったのだね。こういうのを見て「確か似た奴おったけどなー」って思うのに具体的なカードが思い出せなくなっているのは単純な老化もあるし、さすがにプレイ年月が長すぎるのもあるな。さておき、「ペガサス」と比較すると警戒を失った代わりにライフゲイン増加という面白いオプションが与えられた。絆魂をつけて殴れば3ライフゲインとなり、ブロックに回れない部分はある程度フォローできているだろう。その上でライフゲインデッキではこの1点の積み重ねが着実に延命へとつながっていくし、同じ能力を持った「クレリック・クラス」や「優等生トロール」との最大の違いは、コモンなので数を並べられるということ。2体3体とフライヤーが並ぶならそれだけでもやばいし、ライフゲイン時の取れ高は大きく跳ね上がる。うざい方向で戦う白にはありがたい構成員だ。

 


 
鷺恵みの霊/Heron-Blessed Geist
 「さぎめぐみ」っていう字面だけ見てもあんまりポジティブなイメージにはならんわな。幸い、カードからのお恵みは本物で、イニストラード名物の「墓地からスピリット」クリーチャーの最新作。先輩である「不屈の聖戦士」「近野の司祭」あたりは堅実なアドバンテージ能力で実績を残している。今回は生前のボディが3/3フライヤーと普通に優秀で、できればそのまんま活躍してもらう方が手っ取り早いくらいのスペック。相手からしたら「いるだけで邪魔だけど、除去しても邪魔なんだよなぁ」という不自由な2択に悩まされることだろう。ただ、さすがにこの2択が選び放題は単体で強すぎるという判断なのか、起動タイミングに制限がつけられたのはちょっと注意。まぁ、今回のリミテッドならエンチャントの確保はそこまで難しくはないと思うけどね。

 


 
有望な信徒/Hopeful Initiate
 まだ若手だろうに、なんかよく分からん儀式に駆り出されてるかわいそうな信徒。先輩に誘われて断れなかったのかな……。何枚でもエンチャントが割れる可能性を持ってるよ! と言われたら強そうではあるのだが、そのコストも当然それなりのもんなので、そこに頼って連打できるかと言われると難しそう。他の仲間も全員がカウンター持ちなら除去系オーラなどを潰して進軍が続けられるのは心強かろうが、こいつ自身の初期値が小さいので、自分を訓練してコストを積み上げるビジョンが見えないのがな。まぁ、1マナで出して1回殴って2/3なら充分元は取れてるのか。
 
 
ドーンハルトの殉教者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Martyr

カティルダの曙/Katilda’s Rising Dawn
 カティルダさんや! カティルダさんが生きて(?)おった! 深まる夜に対抗するため、何としても儀式を成功させようとしていたカティルダさん。トヴォラーの苛烈な攻勢もなんとか退け、セレスタスの儀式を完成させようとしたその瞬間……上空から舞い降りたオリヴィアに惨殺されてしまった。これで儀式はもうだめかと思っていたのだが……そんなことじゃぁカティちゃん負けへん。見事スピリットとして蘇り、再びの儀式トライである。裏面を見ればそこにははっきりと起動して陽光を解き放ったセレスタスの姿が! いやぁ、めでたしめでたしでございます。新たなカティルダさんはどさくさに紛れてプロテクションを狼男から吸血鬼にスイッチしてるあたりが現金で笑ってしまうな。もうちょい早めにそのプロテクションをつけておけば殺されずに済んだのに……。とりあえずスピリット・エンチャントデッキを構成する際の中核となりえる1枚。仲間が1体でもいれば3マナ2/2飛行絆魂くらいでそこそこ。オーラ面も文句なしで強いので、リミテッドならここからスピリットへまっしぐら。追放除去だけ勘弁な。
 
 
民兵の結集者/Militia Rallier
 白と赤にたまに登場する「単体では戦闘できない」系クリーチャー。もともと赤独自の能力だったが、「忠実なペガサス」あたりから白にも登場し、「徒党を組んで殴る色」という性格をアピールするようになった。今回の人間連中も1人だとおっかなびっくりだが、つるむと強気になるという集団ヒステリーの状態。普通、この手のデメリットを持つクリーチャーはマナレシオに恵まれているはずなのだが、こいつは3マナ3/3で割りと普通。代わりに好きなクリーチャーをアンタップするおまけが付き、最低でも警戒持ちのような挙動は可能になった。どうせ訓練持ちのクリーチャーは誰かと一緒に殴りにいくタイミングを待っているのだから、その先導役としては最適なはず。ところで、後ろの連中が持ってる武器はろうそくっぽいのだが……さすがにそれで吸血鬼対策にはならんと思うんだが。城に火でもつけにいくんか?
 
 
ネベルガストの詐欺師/Nebelgast Beguiler
 なんかでかいタッパー。普通タッパーってのはさっさと登場してタップ業務に専念するのでステータスは二の次になることが多い、というかどうでもいいのだが、何故かやたら頑丈なタフネスで自分は生き残る気満々である。過去に似たような状態にあったクリーチャーには5マナ3/3の「ロクソドンの神秘家」がおり、「タップしたいのか殴りたいのかはっきりせぇ」と5マナにしては微妙な評価だった。今回はそんなロクソドンに比べるとまだ立ち位置は分かりやすく、とにかく火力で焼かれずに耐えるだけのステータスと、マナがない場合でも自分からブロックにいけるだけの耐久性をアピール。殴りにいくのは本当に限られたタイミングだけだろう。やっぱり早めに展開できる方がありがたいとは思うが、一度出せればその信頼感は格別だ。
 
 
養育する存在/Nurturing Presence
 めちゃめちゃアジア人顔で朝青龍似の幼女と、その先祖らしき霊の姿。こういうイラストが最近増えてきてる気がするのは、やっぱりアメリカ本国のポリコレ配慮意識があるから……とか思っちゃうのはうがった見方なんでしょうかね。まぁ、イニストラード人がどういう系統の顔かなんて決まってないだろうけど。とりあえず幼女を守ってあげるカードのはずなのだが、その守り方は割と手抜き感が強い。2マナで張って最低限のスピリット保証があり、パーマネントが2つ得られるのだから全く損な取引ではないのだが、その後のオーラの性能はあまりシナジーを想起させるようなもんでもない。出したターンはスピリット分の+1が確定するが、その後のターンにも続けて影響を持ち続けるためにはデッキをそれなりに整える必要があり、多分そこまで頑張るカードでもない気がする。まぁ、「エンチャントの枚数は稼ぎたいけどクリーチャーの確保もしないと」というニーズへの1つの回答ってことだろう。

 


 
動揺する傍観者/Panicked Bystander

大笑する罪人/Cackling Culprit
 イニストラード名物、人間が一番怖いシリーズ。両面カードは狼男とか、霊とか、そういう人間を超えた存在を描くためのギミックなのだが、なぜか毎回1枚くらいはこうして「ガチで正体を隠してるだけの悪い人間」が隠れてたりする。ただ、ここまで純粋なヤベェ犯罪者はあんまりいなかった気もするが……。このご時世に死体集めがご趣味ってのはなぁ……。ただ、そうして腹のなかは真っ黒だが能力としては現在もちまちま頑張ってくれている「光明の幻影」の流れを組む癒し系。「人の死が嬉しい!」というこいつの心根がこんな効果になるとはね。白黒にまたがるライフゲインギミックの的確なサポーターであり、最悪反転しなくても2マナクリーチャーとしてそれなり。裏面の笑顔がヤバいので、せっかくならその「大笑」を拝みたいとは思うが。

 


 
教区刃の見習い/Parish-Blade Trainee
 訓練の成果が発揮されるのが死後という、ちょっとかわいそうな新兵。もう、今のイニストラードならこれくらいの自己犠牲は最低条件なのかもしれない。性能としては「鱗の召使い」なんかのギミックと同じだが、1つ目のカウンターを得るのにもワンパンいれないといけないところが若干の手間。その分を「カウンターが増えるかもしれない」という伸び代で埋め合わせるわけだが、現時点ではこの訓練能力ってやつがどの程度育つかがあんまり見えてこないのよね。先手で3ターン目にパワー2〜3を出せれば4ターン目にようやく1歩成長するっていう速度だと……間に合うんかね?

 


 
貫く光/Piercing Light
 カード名も効果もなんか見たことがあるから再録かと思ったら、全くもって新しいカードだった。もう、この辺のカードの区別がつかん。一応先輩となるのが「正義の一撃」で、そこに占術がついた分だけ上位互換。腐乱ゾンビがいなくなったので、こういう軽量除去が使いたいタイミングもちょっとは増えてるかな。

 


 
超常的救出/Supernatural Rescue
 「踏み外し」と「不退転の意志」の合体呪文。なんでそこを? というよく分からない悪魔合体だ。「踏み外し」を使うなら相手のアタック前だろうが、「不退転の意志」をトリックとして使いたいならアタック後にブロッカーにつけてやるのがセオリー。なんとも噛み合わない足し算である。そうなると、攻めのタイミングで相手ターンエンドに自軍を増強しながらタップするっていうのが正しい使い方なんだろうけど……4マナは重くない? 別に一緒にやらなくてもよくない? おそらくこれも「オーラになんか付加価値をつけてデッキインしてもらおう」っていう狙いがあるんだと思うが、そもそも事前に他のオーラとかが無いと瞬速ももらえないし、対象のクリーチャーが除去られるとタップ機能も発動しないのでオーラの弱点はむしろ大きくなってるし、なんかちぐはぐなカードである。「ご先祖の霊が守ってくれた!」っていう雰囲気を出すためのトップダウンデザインなのかしら。
 

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 リア充どものホムパの様子を延々見せつけられるだけの回、第17話。まさかこんな残酷な所業があろうとは思わなんだ……ちくしょう、アニメの世界も緊急事態宣言とか食らえばいいのに。

 とまぁ、私のような人間には絶対に縁のないお話。類友なのか、私の周りの人間も「なんで勤務時間外まで職場の人間と一緒にいなきゃいけないんだ」ってんで飲み会断固反対な人間しかいないし、とことんこういう文化の埒外にいる。いや、でもほら、これってフィクションの世界だし……きっと、こうして楽しい交流が出来る関係性ってのはアニメの中だけの世界なのだろう。現実世界で、人は皆孤独だ。起きて半畳寝て一畳、咳をしてもひとり。屁をひっておかしくもなし独り者。

 というわけで、非現実の世界くらいは楽しくいきましょうよ。「たまの休みが揃った!」ってんでくくると風花が何をするかと思えば、なんと自宅に職場の人間を招いての交流会。「早番遅番があってなかなか休みが揃わない」というのを逆利用し、それぞれの部署の関係者たちを次々と招き入れるという荒技を見せる。普通だったらなかなか思い切って出来そうもない企画だが、たまたまくくると風花の家がアパートの隣同士なもんだから、2部屋を繋いで色々と企画も出来ちゃったっていう。あれ、これは割と羨ましいな。俺もそういう部屋の間取りがあったら大ボドゲ大会とかを催してみたい。片方の部屋でクイズ大会、片方の部屋でマダミスみたいな企画がやってみたい。人は孤独には生きられない。

 「それでいいんか」と思ったのはうどんちゃんの立ち位置で、「仕事が休みだから」って言ってんのに休日にも駆り出されて厨房に立たされてるのはかわいそうなんじゃないかと思ったが、結局本人が根っからの料理好きだから休日もこれでいいのね。そうして給仕側に徹してくれる人間がいると身内でのパーティも回しやすくなる。さらに風花は元アイドルという業界関係者のスキルを活かしてオリジナルプランが立てられるという強みもあり、訪れる面々も単なる付き合い以上の楽しみを見出している様子。こういう集まりでちゃんと意義を見出してそれぞれに楽しめる関係性は良いよなぁ。ことに今回は南風原さんの様変わりを描くというのが一番大きな目的で、母子でくくるたちと交流することで、ようやく本当の意味での「同僚」になれた感じがある。そして今作では初となるナマ乳のご披露でもある。まさかのサービスカットが一児の母とは……。いや、でもよくみたら結構でかい……。くくるさん、次のアロママッサージの際はもうちょい照明明るめでお願いします。

 本当にギスギス要素が1つもなく、「良い職場になっちゃった」というハレだけのお話。このまま「明るくアットホームな職場です!」だけだとどう考えても2クール保たないので次の鬱々はどこかで出てくると思うのだが、なんとか今回の笑顔が嘘にだけはなりませんように。

 

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 神様、今期もわたくしめに頭のおかしなうえしゃまを与えてくださり、本当にありがとうございます。第5話。あ、ほんとそれだけです。

 オリジナルアニメとしてはクオリティを維持している本作、ただ、ロードムービーとしてのインパクトはそこまで大きくなくて、あんまり比較対象として正しくないかもしれないが、展開としては「天晴爛漫」と似たり寄ったりだ。いや、やっぱり違うかな。こっちは単に「移動したい」っていうモチベーションがあるだけで、変なレースで視聴者を困惑させたりはしないから。やっぱりイメージとしては「LISTENERS」が一番近い気がする。

 幸いにして、こうして並べた他作品よりは明らかに観ていて楽しくはある。その理由はとにかく作画で、ここまでのところ、少なくともバトルシーンに関しては他の追随を許さないクオリティを維持しているし、ありきたりの切った張ったで終わらない、独自の画面作りもかなり積極的に挑戦している。爆発のエフェクトなんかも、ちょっと普通と違うサイケデリックな色合いや形状が目を引くし、やりたい放題やってるムジカートの変形ギミックなんかもシャキシャキ画面が切り替わるのが刺激的。単純に「画で見せる」という力技が通用している作品だ。こっからもういっちょ、シナリオ部分でも目を引く要素が増えれば嬉しいんだけどナー。

 それにしてもうえしゃまである。よりによって役名が「地獄」っていう。今後どっかのイベントで「地獄役の上田麗奈です」っていうチャンスがあるんだろうか。そうだよ、うえしゃまは地獄だよ。一度入ったら2度と出られないしそのバリエーションは272もあるよ。「頭がおかしい」かつ「エロい」という2つの要素を満たした欲張りキャラクター、是非この先も活躍してほしいんだけど、立ち位置からして後から敵対してきそうなのよね。どうせなら凄まじく悲惨なぶっ壊れ方してほしい。

 

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