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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 最後のカットがやりたかっただけだろ、第11話。まぁ、我々が観たかったものでもあるので、そこで利害は一致してるんですがね。

 というわけで、千束とたきなが再会するまでを描く分かりやすいお話。おかげで話の中身はあんまり無いのだが、とりあえず困った時には「クルミちゃんすげー」って言っておけばいいんじゃなかろうか。空港で座ってるだけであんだけ情報解析が捗るのはあまりにもドラえもん過ぎる働きである。でもまぁ、「そんなん出来るわけないやろが!」と突っ込みつつも「でももしかしたら科学技術がちょっと進めばこれくらいは可能なのかもしれんな……」と思わされるのが現代社会のすごいところでね。ご存知の通りAIによる解析速度なんてのは信じられない速度で進歩しているわけで、あとはその上に乗せるデータさえあればなんとかなりそうな世界。作中の日本はすっかり監視カメラによるチェックが一般化している極度の監視社会になっているので、「ありとあらゆる監視データが自由に使えるならば」という条件付きなら、もしかしたらこの国の中で起こっているあらゆることを観測できる存在だってあり得るのかもしれない。そして、その一部の機能を実装したのがDAであり、リコリスだったわけだ。

 そうして情報をまるっと管理し、さらには隠蔽することによって成立していたリコリスによる統治社会。一般市民は知らなければそれはそれで幸せだったのだろうが、真島さんの頑張りによってその存在は明るみに出ることになる。その手法は多少強引だし、それこそ「そんなん出来るわけないやろが!」なのだが、真島さんの主張自体は割と真っ当なものだ。たとえ見せかけの平和があったとしても、その裏で政府中枢が暗躍して都合のいい命の刈り取りを行なっているのだとしたら、やはりそれは健全ではないだろう。問題が起こらなければ表面的に目立たないことではあるが、もしこれが悪意によって操作されたらどうなるか。独裁政治の発端になりかねない、危険なシステムには違いないのだ。まぁ、今の日本も統一教会がどうこういう話題で似たような問題を抱えているわけだが……どこまで支配の根が食い込んでいるのか。それは一般市民の与り知らぬところである(当方、別に陰謀論者じゃないので別に悲観してるわけじゃないけども)。

 そんな真島さんの主張は分かるのだが、如何せん人間的に問題があり過ぎるため、訴えかける手段は無茶苦茶。当然、そこは正義の鉄槌が振り下ろされるべきである。幸か不幸か、真島は目的達成を第一としながらも、千束というおもちゃでもっと遊びたいという欲求に対しても素直。おかげでメインミッションの片手間で千束という危険物をいじって楽しもうというかなりデンジャラスな二面作戦に挑んでいる。もちろん、直接対決の際の勝算があってのことで、千束の「目」に対し真島は「耳」らしい。自分の得意分野に持ち込むための真っ暗大作戦を立案し、因縁のフィールドでワンサイドゲームを狙う。目論見はほぼ叶ったはずなのだが……文字通り、そこに「光をもたらす」たきなの乱入。いったいどこから飛び込んできたのかはよく分からんのだが、とにかく千束のピンチには間に合った。さぁ、あとは手に手をとってのゴールインだけだ。

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 Where is 人の心、第11話。おりてもおりても底の底がある。まさにアビスそのものを体現しているかのような作品である。

 ファプタの暴虐は、ついにレグでも止めることは叶わなかった。白笛とレグという最大戦力を突破され絶望的な戦局。しかしそこに颯爽と現れたのはベラフとナナチ。まさかナナチのことを可愛いじゃなくて格好良いと思う日が来るとはね。おニューのメットがバッチリ決まっているし、登場後の立ち振る舞いはまるで主人公。これだけもふもふなのに決めるところを決められるのは最高だぜ。ただ、ナナチ自身はまだ特に何かをやったわけではない。それでも現時点では一番視野を広く持って分析できているのがナナチで、ベラフとの意識共有の時間が長かったおかげだろうか、どうやらヴエコのことやワズキャンについても把握しているようだ。そして、当然この状況からまだワズキャンが何かを狙っていることも……。生まれ育ちのおかげで、人でなしの思考を追跡するのは得意ですからね……ワズキャンもあの上の階層のアレに負け劣らずナニな奴なのが怖いよ……いや、目的意識ははるかに人道的なのだろうけども。

 流石に三賢、ベラフが持ち込んだ決戦兵器は強かった。それは香りを介しての「イルミューイの記憶」。これまでただ無心に何かを集め続けたベラフのこと、このファプタの乱ももしかしたら想定の内だったのかもしれない。自分が償いとして残せる最大のものは何かを考えた時に、ファプタに与えられるのは母の記憶。そして、これが見事に効果覿面だった。ひたすらに村を滅ぼすことのみを使命としてきたファプタの脳に余計な記憶が刷り込まれ、行動が鈍る。残念ながらナナチ曰く「これで止まる姫様じゃねぇ」ようだが、このまま進行していたら、もしかしたら融和の可能性もあったのだろうか。

 しかし、この世界にそんなハッピーエンドが訪れるはずもない。かつてヴエコたちがあれだけ苦しんだのは、ここが奈落の底だったから。そして、長き時を経て、ここでもまたファプタの邪魔をするもの、それは奈落そのものなのだ。村の封印が破れたことで、深界六層の重みが一気にのしかかる。ここまでの「村VSファプタ」という構図をいとも容易く、無惨にひっくり返す純粋な暴力。そこには信念も何もない、ただ暴力があるだけだ。ファプタが生きてきた意味が次々に無に帰す中、ファプタはいつしか目的も見失っていく。ただ目の前にある障害にぶつかり続けて、ついには壊される。かつての母のように、また奈落によって壊される。それは、誰にでも等しく降りかかる奈落の摂理なのだ。

 村の連中は、もちろんイルミューイへの恩を忘れたわけではない。ファプタが滅ぼそうとした村がファプタを生かす。彼女はこれから何を目的に生きればいいのか。それはまだ決まっていないが、最後の最後に、彼女は自分に与えられた使命を、命の尊さを思い出すのである。そう、それまで忘れていた「そす」が、最後に帰ってきた。

 

 

 

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「転生賢者の異世界ライフ」 4→2

 本作で褒めるべき点があるとしたら、「ちゃんと1クール放送しきって偉いねぇ」という部分である。ほら、今期は放送できずに力尽きて秋番組になっちゃった作品もあるから……。何事も、まずはやりきることが大事。…………いや、やらない方がいいこともあるのでは?

 最近悩んでいるのは、十把一絡げでずらりと並んだなろう系作品にどうやって点数で優劣をつけたものかということ。まずもって真面目に観らんないもんだからディティールで差をつけることが出来ないのよね。いかに私が苦行とも思えるアニメ視聴に耐え続ける求道者だとしても、流石にこれらのなろうアニメを全部正座して見るのは不可能なんですよ。となると優先度の低い方からどんどん視聴は適当になっていく。その中で運良く「ひっかかる」部分が見つかる作品はラッキーだが、ほとんどの場合はそうならずに消えていく。過去の事例などほとんど覚えていないが、たとえばこれと「進化の実」と「失格紋」と「精霊幻想記」と「村人A」でどれが一番マシでしたか?って聞かれてもそれは答えられないのよね。「どれもダメだったよ」としか。

 今作の場合、シナリオ・キャラ・作画などなど、全てにおいて満遍なく見るべき点がないという総合力の勝利。作画だけがんばられても評価に困るので大したことないならむしろ助かるのだが、今期はこれよりももっとクオリティが低い作品も結構あったので「まだマシな方」と言えるかもしれない。その上でシナリオラインの酷さはなかなかのもので、設定を活かすとかいう発想が何一つなさそうなので心置きなく毎週の視聴を適当にすることができる。まぁ、適当にしすぎたおかげで、今期は「あれ? スライムと狼が配下で……あれ?」って他の作品とごっちゃになって困ったんですけどね。でも、やっぱり今期なろうのワーストワンはこれでいい気がするな。あっちの狼とスライムの方はまだキャラを立てようという意識はうかがえたから。

 こちらの作品は……そういえば、新番チェックの時にはスルーしてたんですが、実は1話目をみた時点ではあの有名な「弱すぎるって意味だよな」作品がまさにこれだっていうことに気づいてなかったんですよ。だってネット上で出回ってる画像と絵が違いすぎるんだもん。このクオリティのガバガバっぷりも現代なろうの病巣の深さよね。あの有名なセリフをわざわざ2話目のクライマックスに持ってきてくれてたのに、「まーたネットミームのパクりやんけ」ってんで、本家なのにパロディ扱いしてました。そこは謝ります、ごめんなさい。

 あとはなんだろ……エンディングはちょっと嫌いじゃない……かな? 多分今作は「いろんなスライムにキャラがあって可愛いよ」っていう部分を前面に押し出して描けばもうちょい見られるようになった可能性がワンチャンある気がしたんだけど、多分その場合も「ちみも」でいいやん、っていう結論になって終わりだと思う。

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 丸さには、人は金を出さんのよ……第8話。こんなに丸いのに……。最強にして最高な我らが部長に欠点があるとするなら、丸が絡むと常識が欠落するというただ1点に尽きるだろう。世界が千砂都の追求する丸の意義に気づく日が来るといいですね。それはそれとして、今後のラブライブリアルイベントではたこ焼きスムージーは当然商品化されるわけですよね?(ね?)

 前回が恋のとんでもエピソードで、それ以前は一年生のお話。丁寧に一人一人を掘り下げてきたが、今回はあまり「誰かにスポットを当てる」という感じではなく、いよいよラブライブ本戦に向けてストーリーが進み始めたという感じ。まずは一次予選だが、時勢を鑑みてか、なんとまさかのリモート開催。映像作品としてのライブのクオリティで勝負しなきゃならんというなかなかの無茶振りである。これ、撮影のノウハウとかが無いグループは大変だっただろうね。現代に生きるスクールアイドルなら、その辺りの処理はできて当たり前ということなのだろう。メモリーカード1本でドタバタしてた虹ヶ咲あたりがもし出場してたら大変なことになっていたかもしれない。

 まぁ、幸いにして結ヶ丘には配信の申し子であるオニナッツ先生がいるので安心だが(いや、あいつ今回全然活躍してねぇぞ)、問題は何を題材にライブ映像を製作するか。ここで「学校の象徴」という概念が取り上げられたのはなんだか興味深い部分。確かに「スクール」アイドルと言っているのだから学校を背負って戦っているのだろうが、どうにも過去のユニットがそうして「学校のイメージ」を背負っていたという印象があんまり無い。可可が例として「雪国の学校は雪を、海辺の学校なら海のイメージを」みたいなことを言っており、実際にサニパはゴリゴリに「島」のイメージを打ち出した作戦で戦っていたが、たとえばμ’sにどんなイメージがあったかと言われても……まぁ、多分最大のイメージはSunny dayの時の秋葉原大行列だと思うのだけど。むしろ雪国でもなんでもないのに、代表曲のおかげでやたらと雪のイメージもあるよね。転じてAqoursはそれこそ「海辺の学校」なのだが、だからってそんなに海のイメージを強く打ち出していたかと言われるとそんな気もしない。まぁ、どっちのグループも廃校間近の状況での活動を強いられ、「学校を代表する」にしても「潰れかけの学校」(片方は実際潰れた)のイメージを背負わされてもしょうがないしなぁ。

 ってことで、今回は結ヶ丘という(かろうじて)潰れない学校を背負うことになり、原宿だの渋谷だの、東京のど真ん中で何をか探さんや、という無理くりなミッションに挑むことになった。残念ながら私は東京の地理が全く分からんので、表参道がどうこう言われても1ミリもピンとこないし、最後にかのんが採用した場所がどこなのかも全然知らんので「へぇ」くらいの感想しか出てこないのだが、まぁ、多分何かいいモチーフだったのだろう。分からないなりに拾えるところを拾っておくなら、それこそμ’sの「雪」、Aqoursの「海」に対抗するかのように、今回取り上げたテーマは「秋祭り」である。いわば冬・夏に対しての「秋」を取り上げ、これはなるほどオリジナルのモチーフとしていいところかもしれない。和テイストの楽曲というだけなら他のユニットにもそれなりにあり、近いところだと「MYTONIGHT」が和のモチーフだし挿入歌としての立ち位置も似ていたが、あちらは「舞踊」をベースにした和ロック、今回の楽曲は「祭囃子」に特化しているので、おそらくこれだけの個性ならラブライブ予選楽曲としてしっかり「目立つ」というオニナッツ先生の目標も達成できていたんじゃなかろうか。

 こうして、学校経営に余裕ができたおかげで「学校とスクールアイドル」という関係性が心穏やかに掘り下げられる展開は今まで無かったのでなんだか良いですね。まぁ、だからってゲームに狂っていいわけじゃねぇけどな生徒会長。

 

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 マリーローズの授業、どこかで似たニュアンスのものを見た気がしてたんだけど、多分「ロビン戦法」だわ……。ちなみにロビン戦法をいくつかピックアップしておくと、「相手の誘いには絶対にのるな」とか、「ピンチの直後は最大のチャンス」とか…………まぁ、似たようなもんだわな。

 なんてことを言ってると全世界のマリーローズファンに怒られてしまいそうだが、結局彼女も本気の本気でケイトたちを潰すのが目的ではなかったわけで、知恵と知恵のぶつかり合いはかろうじてケイトたちに軍配が上がった。おそらくマリーローズたちだってやろうと思えばもっと戦いようはあったはずだが、ある程度目論見をへし折られ、なおかつケイトが自分の意志を継ぐものとして充分な素質を持ち合わせていることが確認できたために、ここで一旦身を引くことにしたのだと思われる。彼女が振り返ったように、実際に「許されざることをした」という自覚はあるわけだし、ここで裁かれることはある程度覚悟の上だったのだろう。まぁ、裁かれるというのはあくまで「ケイトたちによって上の連中に突き出されることで、犯人役を全て被りケイトが動きやすいようにする」という意味での生贄みたいなもんだが。当然、マリーローズの信念はこんなことで完全に折れるようなものではないので、この先にかすかな可能性を見出すやり方は、「次週へ続く」といったところですな。

 今回も色々と「ケイトさん、いくらなんでも先手先手で相手の目論み潰しすぎじゃないですか」ってくらいに策謀が渦巻いており、「口いっぱいの水作戦」はまだしも、その際にバレにくくなるように目にすすを飛ばすところまで練習してたのならあっぱれである。さらにパンを使っての咄嗟の情報伝達、そして合流後の奇策である入れ替え作戦など、一応「仲間たちから知恵をもらってできた」という体裁にはなっているが、やはり中心にケイトがいなければ出てこなかった展開なのは間違いない。よくもまぁ、これだけマリーローズを手玉に採れたものである。

 最後の肝となった入れ替わり作戦、漫画なら楽なのにアニメでやろうとすると結構大変。ほら、ジョンとショーンはいいんだけど、ケイトとエミリコははっきり声が違うからね……。どうなるかと思って見守っていたが、そこは素直にエミリコが悲鳴あげたり叫んだりしてましたね。ま、あんだけの緊迫状況なので、多少声真似で寄せてれば案外バレないということなのだろう。いや、あそこまで状況が煮詰まってたらわざわざ真似して騙す必要もなかった気もするが。ちなみに入れ替わりから決着までの流れは流石に漫画版でも急すぎるという判断だったのか、コミックのおまけで「裏で何をしていたのか」という(ちょっと後付けくさい)追加説明も掲載されている。「どうやってジョンが噴水の上までジャンプしたのか」とか、気づかなかったらどうでもいい部分ではあるが、他の要素も「?」となっていると気になった人もいるんでしょうね。律儀にちゃんと全部解説(言い訳?)してる作者も偉いと思うわ。そこはまぁ、キン肉マンとは違うよな(そりゃそうだ)。

 

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 ロリアトゥイもかわいいね! 第12話。強いていうなら彼女の成長期にいったい何があったのかが気になるくらいだが……大きいことはいいことだ。

 オシュトルたちが船を率いての進軍というちょっと珍しい展開のお話。基本的にうたわれは1作目が完全に1つの国の中で収束するお話だったので船に出番が無かったし、2期目も船が大事になるシーンは特になく、これまでは全て地続きのエリアのみでの展開だった。今回はヤマトを跨ぐ形で別な国に行くためだけに船を使っているので直接海戦を行う訳ではないが、船の作りやサイズからなんと無くこの世界の文化レベルが再確認できてちょっと面白い。立派な帆船はあるんだけど銃火器は無くて弓矢での戦闘なんだよな。まぁ、魔力のある世界だから遠距離武器の技術が発展しなかったのはしょうがないのかもしれないが。もしくは過去の記憶からあまり殺傷力が高すぎる文化を再構築しないとか……いや、多分関係ないな。

 さておき、そうしてやってきた第3ミッションはアトゥイの因縁。ただ、これまでの2つのミッションに比べるとアトゥイが直接関わっているという印象はやや薄く、あくまで相手型の(当て馬となる)王子がアトゥイにご執心なだけで、本人はいつものようにケロッとした顔で戦場に赴くだけ。「戦で命を失うこと」について今更改めて考えていたみたいだが、それでも悲劇に沈んだりはせずに、どこ吹く風で前線に飛び出してくるのがアトゥイのアトゥイたる所以である。毎度のことながら惚れ惚れするような槍捌きで、「この子はこれでええんやろな」ということが確認できる。もし心配するとしたらおとーさんが娘を気遣うくらいだろうが……どうやら家族揃って戦闘民族っぽいので、父親が娘の生傷を心配するなんてこともないだろう。そうなると「戦場に出したくない」とか言ってた王子様が本当にピエロでちょっとかわいそうだな……。まぁ、あんなおっぱいが隣でぶるんぶるんされてたら目の毒には違いないが……。

 ということで、アトゥイさんは元気なのでどちらかというと今回の悲劇のヒロインはマロロの方だろう。ここで出撃してきたかぁ……そしてあの大変貌ぶり……謎の妄執に囚われてしまっているのは、おそらく自然発生的な狂気じゃなくて誰かに植え付けられたやつだよね? どう考えてもマロロがここから幸せを掴める未来が見えなくて本当に辛い。いい奴なんだよなぁ。ハクのことを本気で心配してくれてたわけでさ。最悪、オシュトルが本当にことを伝えてあげれば正気に戻る可能性もゼロではないんだろうが、残念ながら今のオシュトルはそれを絶対にやってはならぬ立場である。何を切って捨てるかを選べと言われたら、残念ながらマロロには犠牲になってもらうしかないのだよな……。まぁ、今までで一番伸び伸びと戦場に出てきてるし、勢いに任せて戦闘レベルも桁違いに上がっている様子。ある意味でこれも幸せだとは……言えんやろなぁ。

 

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 おまけコーナーくらいはアキラちゃんの水着を見せてくれてもええねんで……第10話。ところでアキラちゃんは沖田総司として水着着る時はやっぱりふんどし一丁で出てくれるんでしょうかね? 一応「男のフリしてる」設定だから水着では出てこられないのかな……どっちかな……。(今、「江戸時代 水着」でググったら夢も希望もない画像しか出てこなかったのでやっぱりどうでもいいです)

 志々雄真実が成し遂げられなかった京都大火が終わり、次は志々雄真実の真の狙いだった軍艦がらみのミッション。そうか、この時代だからもうとっくに黒船は来てるんだね。下関事件も終えて、外国人との軋轢が増えているが故の攘夷思想。今作においてはその先鋒を長州藩のみが務めており、今回はいよいよその長州が武装してこの国をぐちゃぐちゃにしちゃいそうな展開に。流石に雑面軍団だけでは武力として国家転覆までは届かないだろうから、そこは雑面が長州藩を煽って暴れさせる流れが既定路線か。いや、それだけでも外憂に対抗するには足りないはずなんだけど、この世界はどうやら海外の技術に対抗する「霊的兵装」ってものがあるんだわ。そこは史実と異なる点なので、最終的に雑面がどこまでやろうとしているのかはちょっと気になるところ。単に攘夷を成すっていうのが目的じゃないよなぁ。もっと何かあるよなぁ。

 そして、大火に続いて軍艦作戦もほぼ雑面側の完勝。タレコミがあったにも関わらず独立部隊の新撰組しか警備についてなかった時点でいろんなところに落ち度はありそうだが、まぁ、そもそもいきなりあんだけでけぇ軍船を乗っ取られた上で好きに操縦までされることは想定してないかもなぁ。アメリカ人、ちゃんとその辺も管理しといてよ。これで民衆の不安はがっつり煽られることになり、何しろ京都が燃えて、大阪で軍艦大暴れである。そりゃ世紀末だと思っちゃうよね。テロリズムも真剣に考えるよね。流れが完全に出来上がり、ここから新撰組が対抗する術があるのかどうか。一応、今回の顛末で「羅生丸が揺らぐ」っていう大事なイベントがあったのでそこが逆転の布石になっているのだが、あいつ、雑面側の幹部クラスのはずなのに、メンタル面めっちゃ弱そうなのがな……。

 

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 突然のミステリドラマ、第10話。本人らは茶化して言ってたけども、コウくん、割と探偵の素質はあると思うよ。彼の場合、一番の強みはどんだけとんでもない状況でも物おじせずにいられる胆力の強さ。ナズナちゃんに振り回されてるうちに、ちょっとしたことでは動じないようになっちゃってるのでね。今回の事件だって、本当なら一介の中学生に解決を依頼するようなもんじゃないしなぁ。

 前回が純情ヤンキーのセリちゃんのエピソード、そして今回はあざとメイドのミドリちゃんのお話ということで、この辺の話数は「他の吸血鬼ヒロインの個別エピソード」で埋めていく展開になってるんでしょうかね。コウ・アキラちゃん絡みで真昼の話をもうちょい掘り下げると思ってたのだが……その辺はまだ後でやるのかしら? とりあえず、吸血鬼ガールズの中では一番能天気っぽかったミドリの話なので、今回の話は犯罪がらみであるにも関わらず基本的にはアホが先行する展開になっている。

 手慣れたメイド業務をこなすミドリちゃんの方にはあまり見どころはないので、気になるのはどっちかといえば慣れないが故に変な魅力が突き抜けるナズナちゃんメイドの方だろうか。彼女だって一人で「接客業」をやってるんだから基礎的なスキルはあるはずなのに……何故か客の呼び方の時点でひとしきり悩んでしまうという。まー、あんまりお客の呼称で悩む職種ってねぇもんなぁ。「初めてのご帰宅」みたいな独自のワードをうまく使いこなせないと、もしかしたらメイド喫茶は大変な職業なのかもしれません。まぁ、あれからもちょくちょくバイトに入ってるってことは、ナズナちゃん自身も手応えがあったってことだろうし、それを受け入れる風変わりなお客さんもいたってことなんだろう。世の中需要と供給が噛み合えばそれでいいのです。

 で、そんなナズナちゃんは今回も単なる賑やかしであり、一応話の焦点はミドリの同僚であるアリサちゃんというメイド。ちなみに中の人で言うとジャヒー様と式守さんなので、やたらテレ朝っぽい番組構成である。なんとなくいい人っぽい顔の裏にちょっとした問題を抱えた少女だったのだが、それを看破したコウ、そして、病巣をなんの抵抗もなく抉ったミドリのおかげで無事に大きなトラブルにもならずに立ち直れたようである。今回の最大の見どころはやはり「人間なんてだいたいの奴が病気」とのたまうミドリちゃんの精神性だろう。吸血鬼サイドから見れば人間なんてものはどれもこれも大した差はなく、勝手に悩んで、勝手に死んでいくどうでもいい存在なのだろう。だからこそ永久に理解できないその精神性を「病気」とバッサリ切り捨ててあまり興味もなさそう。これも吸血鬼のスタンスの典型の1つなのではなかろうか。前回のセリちゃんとは好対照を成しており、あまりに相手との関わり方で悩んでしまったが故に殺意にまで転じたセリちゃんに対し、ミドリは「おかしいのが当たり前なんだし、そんなんでいちいち悩むなんて馬鹿馬鹿しい」と興味すら持たない。普通に考えればそんな奴とコミュニケーションを取ることすら難しいはずなのだが、それでも人気ナンバーワンメイドに君臨してるあたり、やはり吸血鬼は強いのである。

 コウのやつも、改めてそんなミドリから「お前も病気みたいなもんだ」と言われてちょっとショック。でもまぁ、こうしてよふかしを続けて吸血鬼との珍妙な交流を続けている人間は確かにまともではないか。コウがきちんと自分の特異性を受け入れて今後のあり方を考えた時に、もしかしたらナズナちゃんとの正しい付き合い方も見えてくるのかもしれない。

 

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 雪音タン……第8話。これ、相当エグいものを見せられてるんよ……そりゃ挫けて四つん這いで倒れ伏したとて誰にも責められるようなもんじゃない。こんなん、人間の所業じゃない。

 ついに明かされたゆきもじの真実。そして、かつてTINGSだった時代の思い出、雪音、めっちゃいい奴すぎて本当に辛い。歪なパーツばかりが集まったTINGS。放任主義がすぎる社長の下、かろうじて芸能活動の経験があるただ1人の人間()である雪音は、全責任を負って仲間達の指導にあたる決意をする。そうしないとユニットが前に進めないと判断したのだから当然のことだが、本来なら横並びであるはずのメンバー5人の中でわざわざ責任者のポジションを買って出るのは完全なる慈善である。そのために他のメンバー以上の負担を強いられ、その中でも仲間のことを思って最善だと思われる活動を提供し続けた。それが認められたからこそ紅葉はあれだけ懐いてくれたのだし、他のメンバーだって間違いなく雪音のことを「リーダー」だと思っていた。そう、ただ1人、青天国春という地獄のような存在を除いては。

 すべて、事実を知った雪音が涙ながらに吐き出した通りである。春の真実を知ってしまったあとでは、今まで自分が良かれと思ってやってきたことがすべて「どの面下げて」になってしまう。何も分からずに偉そうなことをいってきた馬鹿に見えてしまう。決してそんなことはないのに。誰もそんなふうには思っていないのに、雪音からしたらそう考えるしかない立場に追いやられてしまう。そして、悪意も無く、雪音をそこまで追い詰めたのは間違いなく青天国春なのだ。こうなる前にどこかで止める方法はなかったのか。

 考えられる諸悪の根源は、社長である。彼女はすべてを知った上で、あの状態のTINGSを放置して成り行きを見守っていた。しかし彼女とて悪意があってそんなことをしていたわけではなく、おそらく社長自身も、青天国春という大きすぎる才能を持て余し、どのように処理したらいいのかを決めあぐねていたのだろう。春との間にどのような密約がなされたのかは来週以降に明かされるのだろうが、とにかく「ユニットの中の1人」として春は「隠れてアイドルをやる」ことになった。その状態の仮面をまとった春をユニットで扱うためには、何も知らない状態のメンバーの中にしれっと放り込んでおくのが一番いい。事実、しばらくはTINGSの活動はそれでうまくいっていたのだ。

 しかし、崩壊のきっかけは紅葉の観察眼だった。雪音の「演技」すらも看破してみせた紅葉の「人を見る目」は、いよいよ春の欺瞞を見抜く。見てみぬふりでは紅葉まで同罪になってしまうので、これは雪音に申告せざるを得なかっただろう。そして、事実が白日の下に晒されれば、もはや「切磋琢磨するアイドルグループ」は成立し得なくなってしまう。残念ながら、社長が春のために用意した「ステージ」は失敗だったのだ。そこで社長は、雪音が気づいたそのタイミングで彼女をギリギリ押しとどめ、今度は「ライバル作戦」を立案。「危険な賭け」だとは承知の上で、雪音を造反させ、いわば春の当て馬として使う形になる。その場しのぎの案としては、TINGSの完全崩壊を防ぎつつ、未来への道を残す妥当な思いつきではあったが、唯一、それが雪音の人間性を蹂躙するものであることだけが難点だった。そして今、TiNgSTINGSに戻るか否かという議論が沸き起こり、溜まっていた澱がすべて最悪の形で溢れ出したのだ。

 現時点では間違いなく、春が最悪で、とにかく全部悪い。ただ、社長の様子を見る限りでは彼女にも彼女なりの事情と心情があり、「本気を出してはいけない」という戒めを自分に与えていたのだろう。次のステップは、この春を打破するラストステージということになる。一番の正攻法は、それこそ雪音が狙っていたように「全員が春の本気に耐えうるレベルまで這い上がる」こと。ただ、それがどうやら恐ろしく難しいことは、雪音のこれまでの努力から窺い知ることができる。であれば、TINGSに残された道は「春の除外」しかないのだが……。

 さぁここからが正念場。この春の問題を最終的に丸く収めてこそのマネージャーくんか。春は「ポスト(道標)」を目指しているのだ、肩を並べる仲間という形だけでなく、先に立つ者として、ユニットを引っ張る形で、何か融和策が見いだせないものだろうか。

 

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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