最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
感謝感謝で最終話。良き、ただただ良き。 風情と余韻の最終回ですよ。そこにはちょっとのセンチとちょっとのエキサイト、そしてたくさんのファニーが込められております。いい話にしてくれて本当にありがとう。日常モノの最終回ってのは色々と難しいんだけども、今作の場合は「小林とトールの日常は(小林が死ぬまで)続いていくんだろうなぁ」という悠久の未来までを見据えていたおかげで、何気ない日常がすぎていくというだけでも立派な最終回になっている。もちろん、そこで全員集合の特別感は出していくけども(ジョージーがいないの)。 Aパートは夏祭り。京アニの描く夏祭りというだけでもかなり思い入れが強くなってしまいますが、上手いのは祭りの喧騒を描く部分ではなく、むしろそこからちょっと離れた場所でふいと音が消えるような、そういう「外れ方」を描く部分じゃないかな。たくさんの人の中、色んなつながりを見た小林は、そこにちょっとチクチクする自分の心情に気付く。別に翔太くんに「ショタ+NTRは王道だよね」みたいなことを聞かなくてもその正体は理解していて、あまりに人間社会に溶け込んだトールに対し、ちょっとだけ独り占めして特別感を演出してみたり。2人が祭りの屋台を離れ、おそらく端っこに位置するであろう川べりに移動した時に、ちょっと音声が遠くなるところがあるのよ。そういう音の扱い1つでも、なんか物寂しいような余韻ってのは醸し出せるもので。先週までの話を踏まえた上で、小林は日常が変わっていくことを理解しつつも、きちんと守れる部分を守っていこうと考えている。こんな小林だからこそ、トールは慕ってくれるのだろう。あと、イルルが幸せそうにしているのがとても良い。イルル、おっぱいの使い方は気をつけるんだよ。 そして一転、夏の余韻も何もあったもんじゃない花見会場で大団円の準備。まさかの腕相撲大会では、最終回にふさわしい(??)大勝負が待ち受けていますよ。確かに今作のキャラを並べていったら、終焉帝に並ぶくらいの大ボスにルコアがいるんだよな。トールが単身で挑んで敵わない唯一の「友達」を、人とのつながりを使ってついに撃破である。それにしても……翔太くんはチョロいな……。 イルルもカンナも、ファフニールだってこの世界にはちゃんと馴染んで、人との生活を満喫している。そしてもちろんエルマだって。彼女が今後会社の宴会とかに出て腹踊りをしないことを祈るしかないね(いや、してもええけども)。今時、本当に花見の席で腹踊りする奴なんているんだろうか……。エルマさん、おっぱいがアレなのに腰ほっそいなぁ……。やっぱドラゴンの体型は凶暴すぎて人類にとっては早すぎるわ(無害なのはカンナちゃんだけですわ)。まぁ、そのカンナちゃんも実質才川のプロポーズを受諾してましたけどね。 最後の大オチはトールが満を辞して用意していた結婚式トラップ。今までなんやかんやで「女性×女性」のアニメはたくさん観てきたが、Wウェディングドレスってもしかして初めてだろうか。トール、ちゃんと用意してたんやな。そして小林にスーツじゃなくてドレスを着せたってことは、一応そういう立ち位置で一緒になりたいという認識で良いのでしょうか。今週の感じだと、今はまだどうか分からないが、あと10年もしたら、本当に小林はそれで受け入れそうなんだよなぁ。もう2人の間に子供がいるみたいなもんだしなぁ。 付かず離れず、まだまだ悩みながらも異種間コミュニケーションは続いていく。そんな日常に幸あれ。
「転生したらスライムだった件(第2期第2部)」 ー→5 なんの偶然か、感想がなろう3連打になってしまった。これが神の導きか。 継続は力なり。というか、継続できるってことは力があるってことで。こんだけ色んななろうが浮かんでは消えていく中、常に浮かび続けてその最前線で看板を守り続ける作品。それだけで結構な偉業であるのは事実だろう。改めて観るに、きちんと続くだけの理由はあるんだろうな、という気になってくるから不思議なもんだ。 間に「転スラ日記」を挟んでのシーズン2期だったが、「日常ものをやられてもなぁ」と思いながら見ていた「転スラ日記」がむしろ良い効果を生み出していたのかもしれないと思えるようになった。結局、ストーリーラインであんまりおっきな違いが出せない性質上、個々のキャラの掘り下げとか、ディティールの丁寧さで勝負する必要があるジャンル。そこで、時間をしっかりともらって「英雄リムルとその周りの愉快な奴ら」の世界を描くことができれば、そこからメインストーリーを進める時にも厚みができるってもんで。アニメスタッフも相応の作品を作りたいという気合が入っており、スケジュール調整しつつの作画クオリティは終始安定している。今後とも、このクオリティ、このテンションで前線を走り続ける作品になってくれるのかしらね。まぁ、後ろについてくるのがロクでもない作品ばかりだとかわいそうではあるが……。
美味の味〜。もう、それだけでいいんじゃないだろうか。こういうのを見て、特にくさくさすることもなく、平和な心になれる。それがアニメのいいところなんですよ。なろうだとかなろうじゃないとか、もう、どうでもいいじゃないですか。犬っ子は可愛い、それが事実なら他のことなんて……。 本当に潔すぎて、「ここまで敵意を示さずに歩み寄ってきた敵は逆に斬れぬではないか!」みたいな状態。気に食わないのはタイトルくらいだよ。まぁ、確かに「チート」ではあるんだろうけど、もうこれ、チートとかいう言葉を使わないで適当に「魔法のお薬屋さん」とかにしとけば敵も作らないよ。異世界という設定を借りてきて、やってることは単なるドラえもん。いや、一応自分で作ってるからキテレツ大百科かな。思い出してほしい、ウン十年前からキテレツを見ていて「なんやこいつ! なんでも作れるなんてチートやんけ! チート主人公のオレツエーなんて見てても面白くないわ!」ってキレてた人はいないわけでしょ? もう、それと同じよ。コロ助がノエラになっただけナリよ。揚げればコロッケ美味の味。 今作に特に嫌悪感がなく、ただその「日常もの」を楽しむことができたのってなんでなんでしょうね。チートの押し付けがないっていうのは1つあると思うけど、振り切れて「転生も無視、チートも理由づけとかしないし、多分本人も分かってない」っていうのが重要なのかもしれない。例えば、どっかにスライムの習性を利用してクリーニング屋を始めたガキがおり、あっちはチート感が丸出しでなんか嫌だったけど、今回のあるじは別に嫌じゃない。なんでかっていうと、もう、本人も薬を作るときの理屈とか説明してないから。まぁ、最初のうちは一応薬効と原料の関係性なんかに触れてる時もあったかもしれんが、途中から「とにかく創薬バンクを挟めば魔法のアイテムができてるよ」という状態になった。そこにはマウントもなければドヤ顔もない。単にキテレツが次の発明品をコロ助に渡しただけなのだ。いや、キテレツは割と理屈説明するやつだったけども……。つまり、そういうことさ。 誰も不幸にならずにのんびりと日々を過ごす。薬を作ると言っても、別にそこにチート要素はなく、ちょっとだけ効き目が強い変な薬があるだけ。そしてもふもふ尻尾の犬っ子が可愛い。これで要素は足りてるんですよ。最後までちゃんとノエラが可愛いままで終わったので、1話目から最後まで良さはブレてないし。強いていうなら、最終話で一応それっぽい転生設定の回収はしてたけど、結論として「まぁ、転生できてよかったな」ってんで特に回顧が話に絡んでねぇしな。全くもって理想の転生。今後ともお幸せにすればいいじゃない。 「精霊幻想記」 4→3 今期一番の、素材のままで素直に楽しめるエキストラバージンナロウ。もう、それ以上に何も言うことはない。 まじで何一つ得るところが無いのがなぁ……なんだろう、こういう世界の男ってのは「女の子を助ける」こと以外で存在をアピールすることは出来ないのだろうか。そして、女の子は「その男に無条件で惚れる」ことでしか存在を維持できないのだろうか。そりゃま、「絶望的な状況に英雄的な誰かが助けに来ましたよ」なのだから惚れるのはしょうがないと思うのだが、世の中の他の男連中は何をしてるのだ。 あと、個人的にどうにもキツいなぁ、と思うのは、こういうナーロッパ世界線に、なんのひねりもなく単体で「偽日本」が登場する流れ。そりゃま、ナーロッパがヨーロッパのパチモンなんだから日本のパチモンがあってもいいのだが、日本文化って、島国だからこそ生み出された東洋の神秘の1つじゃない。大陸文化の影響が少なく、独自に進化と孤立化を深めたガラパゴスの結晶が日本であり、この形(漠然と中世日本的世界)になるのって、本当に偶然の産物でしかないし、正直、あまり必然性の無い形態なんだよ。それが何故か、ポンと単体でナーロッパ世界に生み出されるのって本当に意味が分からんのだわ。何故現実世界のコピーしか出来ないクリエイティビティで「異世界」を描こうとしているのか。しかも今作の場合は半端に現実世界との接続も描こうとしちゃってるからかえってややこしいんだよな。今にして思えば、「転生者」の処理に関しては転スラって意外にうまいことやってたんだな。転生者の持つ能力の扱いとか、他の転生者との関係性のドラマへの盛り込みとかさ。今作の場合、「転生者を登場させてみたけど、他にも同じような転生した奴がいたら主人公のチート風味が薄れちゃうし……そや、全員か弱い女の子にしたろ」って、もう転生の意味ないじゃん。 視聴中は基本的に感情が無になるので、出来ればこういう作品を放送するときは冒頭のテロップとかで「感情を無にしてお楽しみください」とか書いといてもらえると助かるんだが。まぁ、多分表示されたら視聴しないけども。
「探偵はもう、死んでいる」 4→4 まぁ、これこそが「目を切っちゃった」作品の最たるものだけども……。だって意味わからんのだもん。結局、探偵ってなんなのさ(ダンガンロンパにでも聞けよ)。 これも言うたら「ピーチボーイ」と同じ時系列シャッフルなのだが、一応原作時点でこの時系列で描かれていたんだろうか。「死んでいる」探偵が中心になるということで、死んだり生きたり、キャラクターどうしの絡みと思い出を描くためにも行ったり来たりはしょうがないところ。ただ、そうして作り上げられた探偵・シエスタにそこまでの魅力があったのかと言われると……「結局お前なんやねん」というだけの印象しかないんだよな……。1話目で生まれた「???」という感情が、最終的に「………」になるくらいのお話でしかない。作中でメインの2人は「私は探偵、私は助手」って言ってるんだけど、あの導入で「助手」という地位が定着してるのもどうかと思うし、全ての要素を「探偵」っていう一言で丸め込もうとしてるくせに、絶対に探偵とか関係ない案件ばっかり出てきて1ミリも頭を使わないっていう展開は本当に釈然としない。これ、タイトルとかに「探偵」を使ってなければ、はちゃめちゃモンスターバトルアニメとして最低限の納得はあったと思うんだけども。でもギャグのノリとかのイタさはあんまり受け入れられなかったかなぁ。 映像部分は割と綺麗なので、ちゃんとキャラに魅力があるなら一気に価値をあげられる可能性はあったんだけどね。どうにもENGI作品は映像のクオリティに内容が伴わないのがかわいそうだな。
台風先生の熱血指導、第11話。物分かりの悪い子には鉄拳制裁。でも周りの大人たちは優しいので直接くくるを殴って止めたりはしない。その役割は、沖縄を訪れる最大の天変地異、台風が受け持った。 まぁ、くくる浄化の流れとしてはこれくらいの荒療治が必要だったんだよなぁ。本当にここまで短慮に短慮を重ねた「ダメな子供」になってしまっていたくくる。どうあがいても窮地を脱することができないと判断し、最後にとった手段はいよいよ籠城である。これまでどれだけおじいに訴えても暖簾に腕押しだったので、強すぎるくらいのメッセージを叩きつけないと意味がないという判断で過激な行動に出たのだろう。ただ、冷静に考えてそれがダメなことくらいはくくるも分かったはずなのだ。自分が「帰る場所」としてのがまがまを残し、そこにお客を入れ続けることを望むのなら、籠城して全ての出入り口を封鎖するなんてもってのほか。生き物の世話は自分1人でできるとはいえ、その封鎖になんの意味もないことは、冷静に考えれば分かったことなのだ。そして、多分分かっているのだ。それでも動かなきゃいけなかったのがくくるの苦しみ。一応今回彼女の抱えていた辛さが一気に吐露されており、そこに同情の余地はあるな、という気にさせてくれた。一度に両親を失って「家」がなくなってしまったくくる。おじいとおばあが悪いわけではないが、やはり「違う家」に帰らなきゃいけないというのは子供心には辛いことだったのだろう。なんとかここまで積み上げて出来た新しい「家」を失うことへの過度の恐怖は、確かに理解できるものである。 しかし、残念ながらそれは子供の浅知恵であるのも事実。風花は「帰る場所がなくなるわけじゃない、まだこれから続いていくのだ」と真理を説いている。もちろん、おじいをはじめとする周りの人間もそれを理解している。誰1人として、がまがまの閉館を望んでいた人間などいない。しかし変化することは避けられず、風化することもどうしようもない。がまがまが限界だったのは間違いないのない事実であり、その「次」を考えることこそが、生きるということだったのである。台風の荒療治は、文字通りに「痛いほどに」その事実をくくるに突きつけてくれた。 まぁ、あの雨漏りの様子とか、図ったように全壊を始めるがまがまさんも空気を読みすぎな気もするのだが……台風の規模が相当デカかったんやろな。むしろ、なんでそこまでの老朽化が進んでいたのにくくるはそのことを認識してなかったのか、っていう方が問題なんだけども。認識した上で「古くなったものは直せばいいじゃない」ということなんだろうけど、あれだけ財務と首っ引きで資料をみてて、その辺の経営難のことは分かっていたはずなんだけどねぇ。見たくない事実を、見てなかったのだろうなぁ。 「これがなくなったら人生が終わってしまう」というくくるの悲しみは、まだまだ子供で、人生経験が浅いからこそ出てきてしまう思い込み。次の一歩があることを、風花はきちんと言葉で伝えてくれた。おじいたちは、おそらく「身を以てそこまで考え、至れ」という教育方針だったのだろうな。ここまで来て、全ておじい・おばあのコントロール下でゴールインしてるしな。くくるには辛かろうが、なんとかこの事実を受け止めて欲しいものである。 ところで……来週からどうなるんだろう。あれ、1クールでは終わらんのか?
「死神坊ちゃんと黒メイド」 4→6 兎にも角にも続編決定おめでとう。まぁ、この感じだと分割2クールってことだったのかしらね。同じスタッフの「ハイスコアガール」もちょっと変な形での2期完結だったし、何かそういう制作体制を敷くようにしているのかもしれない。 いやぁ、我ながらチョロすぎる釣られ方をしましたね。新番チェックの時の感想見たら「このキャラでエロいメイドなのに生死に関わる重たい設定抱えてるとか食い合わせが悪すぎる」みたいなこと書いてんだけど、多分その辺りは3話目くらいでもうどうでもよくなってた。むしろこの呪い設定は、2人を問答無用の相思相愛にしながらも決して「ゴール」しないように寸止めを維持するための親切設計なのだということが理解できた。考えてみりゃ、ここまでイチャイチャしまくるバカップルを見続けるドラマ作りって結構珍しいのよね。よく言われることだけど、ラブコメって大体が「恋愛が成就するまで」を描くもので、くっついた「後」ってエピローグであることが多い。今作は出だしの時点で主人公の坊ちゃんが一応アリスのことを避けていたのでそういう付かず離れずの関係性を維持していくのかな、と思っていたのだが、さっさと2人して互いの気持ちを打ち明け、圧倒的なまでの相思相愛を完成させてしまったのである。普通はそこがゴールになるはずなのに、2人は天然の寸止めゲームを続ける必要があるために、決してその関係は「ゴール」にならない。ずっとイチャイチャが楽しい時期を味わえるわけである。なるほど賢いな? そうして目の前にぶら下げられたニンジンの役割を果たすアリスがちゃんといいキャラになってるからこそのお楽しみだったのは間違いない。まぁエロいっていうのが大前提であるとは思うのだが、本当に男の理想を絵に描いたような(絵だが)パーフェクトレディ。そりゃこんなメイドに惚れないわけもない。そして、坊ちゃんとの関係性はいわば「幼馴染」みたいなもので、2人の思い出も堅固すぎて他者が介入する余地もない。しょうがないから呪いさんが頑張るしかないという状態なのだ。今作のゴールはそれこそ「呪いが解けてハッピーエンド」になるのだろうが、さて、そこまでが2期で描ききれるかどうか……今確認したけど、まだ原作終わってないんやなぁ。……続編が決まってるとコミック買いにくいんだよなぁ……。 当初文句を言っていたCG作画にもすぐに慣れ、むしろアリスはもうこのデザインじゃなきゃダメな気すらしている。ヴィオラのコロコロ変わる百面相も可愛らしいし、カフがバタバタと小さな体を暴れさせているのも愛らしい。どのキャラもちゃんと生きてる実感があるので、決してCGの張り付いた硬いキャラクターでは終わっていない。最終回になってようやくママンにもスポットがあたり、きちんとそこに人間性が確認できたのは素直に嬉しかったよ。まぁ、「呪い」と「貴族の身分」はまた違う問題なので、万一呪いが解けたとしても、母子での衝突は続くのかもしれないけども……多分ママンもこれまでそうして貴族のしがらみに悩まされながら必死に生きてきたんだろうしなぁ……ヴィオラもウォルターも、あんまり邪険にしてあげないでほしい(中の人補正で若干ママンびいきにはなってしまう)。 さて、「続編決定」というだけでその形態がどうなるかはまだアナウンスされていない。できることなら素直にテレビシリーズ2期であってほしいものだが、OVAとかになっちゃうとちょいと面倒くさい。「ハイスコアガール」と同じくらい時間が空くのも出来れば避けてほしい。さて、どうなりますことやら。
「天官賜福」 5→ー えーと、すまん、結局「魔道祖師」の時と同じような状況になってしまった。内容についていけず、割と早い段階で「なんとなく映像は流してるけど作中で何やってるかよく分からん」という状態になってしまった。うーむ、やっぱり中国アニメのハードル、高いんだよなぁ……。 これは別にアニメとしてのクオリティが低いということではない。というか、多分作画・作劇だけでいうなら充分に一線級のクオリティだし、技術的にはもう日本のアニメを超えている部分もあるかもしれない。「製品」としては文句なしで成立している作品である。ただ、残念ながら私の理解が追っつかないというだけで。 なんでなんだろうなぁ……もちろん一番大きいのは知識の面での差だろう。あっちの人たちが当たり前のものとして消化できる設定が、日本人にはいちいち新しいものに見えてしまうので、どうしたって説明不足というか、説明消滅が起こってしまう。それは本当に生活様式レベルでの違いなのかもしれないし、幼少期から受ける教育の差かもしれない。例えば、今期のアニメを例に取るなら日本人なら「サルトリーヌ」とかいう名前を見て一発でそれが桃太郎モチーフなのだということが理解できるだろうし、作中でもいちいちそんなことは説明しない。しかしそれって、やはりなんらかの知識が必要な部分ではあるはずなのだ。その現象の中国パターンがこの作品で発生しているのだと思われる。いや、もしかしたら起こっていないのかもしれないが、「起こってるじゃね?」と思ってしまった時点でそれは障壁となるのだ。どこまでがこのアニメにオリジナルな要素で、どこまでが「常識」で処理できる知識なのか、それが分からない状態でなんの手がかりもなしに異文化に触れるってのは存外難しいものだ。中国の人たちって、なろう系アニメの「常識」とかをどう受け止めてるんでしょうね。今期だったら例えば「水戸黄門」なんてなかなか難しい知識だと思うのだが……。 あとはまぁ、結局男×男作品なのでやや興味が薄いってのもあるかもしれない。「魔道祖師」もそうだったけど、何故か中国のハイクオリティアニメ、今のところ女性向けが続いてますね。え? 「異常生物見聞録」? そんな作品もありましたなぁ……。女の子が可愛い作品が日本に攻め込んできたときにどうなっちゃうのかが分からんけど、今のところそこまでのめり込みそうな要素がないのがなぁ。そして、今の中国の締め付け状況を見るに、今後のアニメ産業がどうなっていくかねぇ……。 まぁ、今の日本にもお隣の国の心配してる余裕はないと思うけども。日本人はまだ日本アニメの方が肌に合う……かな。まぁ、絶対数が違いすぎるので、もっとガンガン有能な翻訳チームを帯同させて輸入されてきたら分からんけどね。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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