最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
抱えてた喫緊のお仕事が片付いたので、(流行病に戦々恐々としながら)劇場に行ってきました。ずっと観たいと思ってた作品だったんですが、なかなかタイミングが合わずに封切りからこんなにずれ込んでしまった。無事に視聴できて何よりでした。まぁ、正直おっかなびっくりではあったんですがね……。とりあえずネタバレ無しで1つだけ言えることがあるとするなら……「空腹状態で行くな」ですね。
<以下、一応ネタバレなど含みますが……ネタバレ……うん、ネタバレな……>
PR ああ〜、洗浄中のローズマリーの顔〜〜、第4話。ローズマリー、すす病の苦しみはさておくとしても、拷問みたいな洗浄については全部真正面から耐えきってるんだよな……こんなシーンもゴリゴリアニメで見られてとても幸せです。なんか性癖発掘アニメになってる気がするんですが、今期はこれ以上にてっぺんまでキツい性癖開陳アニメであるアビスがあるからな……。 さて、名探偵ケイトが明確に探偵役を自認しながら動くパートへ移ってまいりました。結局アニメ版と原作の大きな差はローブ様の扱いだけなので、幾らか登場機会を増やしたことで緩やかに原作の流れに合流できそうではある。そうなるとアニメで見るべきは「どれくらいの原作再現になるのか」っていう要素に偏りがちだが、せっかくなのでアニメに固有のいろんな要素も楽しんでいきたいわね。そのうち1つが「カラーで、しかも動いてくれる拷問時のローズマリーとかベル」なのはどうかと思うけど、ちゃんと他にもあるんですよ。 例えば今回のラスト、エンディングへの入りで思わず「そこで切るんかい!」って笑ってしまった。原作組だと緊張感など1ミリも無いシーンなんだけど、この後の展開を知らずに見てたら、ちょっとしたピンチのシーンに見えるかもしれない。そんなミスディレクションせんでもいいのに、とは思うが、今作はとにかくネームが多い上に「調査→推理→バトル」という一連の流れが非常に大きなスパンで括られるため、どうしてもアニメの切れ目を探すのがむずい(正直原作を読んでる身でも、単行本派なのでどこが話数の切れ目かは覚えていない)。そこで思い切って原作の内容をいじらずにアニメオリジナルの見せ場を作っちゃったってのは面白い作り方なんじゃなかろうか。 また、2期目になって一気にシャドーが増えたこともあって、館の中でのシャドーと生き人形の動き方に注目してみるのも面白い。「生き人形はシャドーの顔役である」っていう前提条件があって、アニメではどの人形もきちんと「今、御影様はどんな顔をしてるんだろう」って考えながら、動きをトレスしようとしている様子が確認できるのだ。常に2つのキャラが同期しながら動き続けるというのはよくよく見れば滑稽な図で、原作ではあまり強く押し出されなかった「シャドーハウスの奇妙さ」がアニメならではの形で表現されている。もちろん、そんな人形たちの中で、ケイトとエミリコのペアだけは、その同期が緩いってのも注目すべきポイント。他の人形に比べて、明らかにエミリコだけは自由に自分の感情を出してる。その上で「あ、顔やらなきゃ」ってんでちょいちょいケイトの様子を確認してるのよね。 調査から推理に至るパートってのはどうしても地味になるので、推理アニメだとダレてしまう要素になりがちなのだが、今作はそもそも館の全容が分かっていないおかげで、ケイトたちの調査パートもきちんと探検要素があり、ジョンたちと合流して掛け合いの滑稽さもプラスされるので退屈になる心配もない。さらに、個人的に今作で白眉だと思っている要素として、「各々のキャラクターが陣営ごとにきっちり思考を分けて、独立した視野を維持している」ことが挙げられる。ちょっとわかりにくいのだが、例えばケイトサイドとバーバラサイドでは、知っている情報が全く違うために当然推理の内容が変わってくる。お互いに分からない部分がズレているので疑心暗鬼が全く別方向に伸びる。これが2陣営くらいなら処理もそこまで難しくないかもしれないが、今作の場合は大きく分けてもケイト側、星つき側の2陣営に加えてエドワード陣営も加えて3すくみの様相を呈し、さらにミアも別働隊として独自に思考を始めるし、(アニメではまだ全然出てこないが)トマスの思惑も絡んでくるとてんやわんやである。それら全てに筋の通った行動原理があり、しかも見ている側が過度に混乱しないままに展開できているので、サスペンスとしての質が高いというお話。 アニメだとどうしてもその辺りの複雑なプロットを追うのは大変になるのだが、どうせならあまり駆け足にならず、じっくりじっくり描いてほしいですね。ここまでの4話は、そういう意味では割と理想の進行です。
二人の白皇に二人の皇女、第6話。国を統べる者の重責、いやでも痛感させられます。 前回今回と続けて西田正義氏の手によるコンテ。最近あんまり仕事の印象がなかったんだけども、この2回に関してはいい具合に彼の持つ安定感というか、重心のある作劇が機能していた気がします。今回はミカズチの激昂に始まり、アンジュの決意、そしてそれに対するトゥスクル皇女の決心など、1人1人の決断があまりに重く、賭すものが大きい。シナリオの要請上、どうしてもサクサク話を進めなければいけないのだが、展開に引っ張られることをよしとせず、きちんきちんとポイントで引きを見せる良いお仕事である。 まぁ、そうはいってもやっぱり一番幼いアンジュの立ち振る舞いはどこか場当たり的にはなるのだが、そうして純真さの中にも王族の誇りを持ち合わせているのがアンジュの良いところなのだろう。チートじみた膂力を持ちながら、対抗するクオンにねじ伏せられてしまった際のやるせない感情も痛いほどに伝わってくる。 そう、クオンである。まさかこういう形での帰還になろうとは……。最初「誰がやってきたんだ?」とドキドキしたのだが、ありがたいことに簾による隠匿もあんまり隠す意思がなさそうなので視聴者目線だと丸わかり。ハクたちは気づいてないみたいなんだけど、「この世界では仮面被ったら誤魔化せるから!」を地でいくハクが気づかないのはある意味でしょうがないんでしょうね。クオンたちの意図はまだ図りかねる部分もあるのだが、流石にハクたちを害する意思はないだろうし、純粋にヤマトとの関係性を憂いての行動ということなのだろう。エンナカムイへの必要以上の援助も、「外交手段として黙らせるため」というのも一抹の真理ではあろうが、やはりその大部分は温情によるものが大きいのではなかろうか。トゥスクル、そんだけの援助物資をホイホイ送れるくらいの国力があるのはすごいけどな……。 そうして動き始めたトゥスクルががっつり物語に絡むようになり、クオンの口から懐かしいウィツァルネミテアの名も語れるなど、いよいよ物語がクライマックスに向かっていることを感じさせてくれる。やっぱ最終的には、この世界をどうまとめるかはトゥスクル勢の意向にかかってるよね……。いろんな神様が知り合い感覚でちょっかい出してくるこの世界で、最終的に誰が天下を取ることになるんだろう。とりあえず、アンジュはもうちょっと大きくなってからの方がいいかな……。 アキラちゃん、あんなむさくるしい男連中と布団並べて普通に寝てる……第4話。いや、多分当人はそういうの全然気にしないだろうし、周りの連中も割とどうでもいいと思ってそうだけども……誰かそっから薄い本スタートさせませんか? てっきり逆太郎か某かどっちかを中心とした話になるのかと思ったけど、別にそうでもなかった。ま、結局こいつらって単なる荒くれ者なので、そこまで丁寧に語りたくなるようなバックグラウンドも無いのかも。逆太郎の方は一応「洛中の宿なしどもの取りまとめ役」という前歴があり、そこから情報屋としてある程度機能していたが、残念ながらその脇にくっついてる某は本当に単なるおまけ。この2人って、捕まる前から接点はあったんでしょうかね。ツーカーで通じてる様子から、どうやら元々2人して活動してたようなんだけども。 そんな逆太郎たちのネットワークを使い、新撰組を取り巻く不穏な動きを少しずつ探っていく様子が描かれている。今回医者と坊主は完全にお休みフェイズだったため、具体的に動きがあったのは一番星と朔夜の関係性と、どうにも替え玉連中とはうまいこと心の交流ができてない様子の藤堂、そして、何故か藤堂に報告せずに独断で桂とのコネクションを結んだアキラ。特にアキラは他の連中では出来そうもな仕事を的確にこなしているのでそれこそ沖田総司の面目躍如なのだが、いくら藤堂から信頼されてるからって、上に報告を上げずに勝手にこれだけ重要な判断をしながら動いてるのもどうなんだろう。幸いにして、彼女が一人で動いたおかげで桂も必要以上に警戒せず、なんとなく共闘体制が敷けたような空気もあるのだが……でもさ、新撰組からしたら長州の言うことをそのまんま鵜呑みにする道理もないんだよね。ぱっと見で桂の野郎が「只者じゃねぇ」ってのがわかるせいで、なんとなく奴の言うことにはねじ伏せられてしまいそうだけども……。「鬼を退治すればWin & Winだろ?」とは言うものの、長州の過激派連中を統制できてないのは桂側の手落ちなだけだしなぁ……これ、新撰組は見て見ぬふりをして長州藩が内部崩壊するのを待ったりできないもんだろうか? ……まぁ、こんだけ直接命狙われてんだから無理かぁ。 そして、そんな鬼たちの元締めとして立ち上がったのが、かつては一番星と弟同然の付き合いだったという(本当の弟ではないよな?)、「羅生丸」という謎の襟巻き。もうちょい敵ボスの正体は引っ張るのかと思っていたが、この早さでさっさと因縁が開陳された。これでまた一番星は余計なことを悩まなきゃならんようになる。ただでさえ朔夜のことでナイーブになっていたってのに……なんだろう、熱血バカのキャラ設定のくせに、案外鬱々とした悩みを抱えちゃうのでどうにもノリきれてないんだよな。他の連中のクセも強いので、どうも一番星が主人公に見えないのが悩みの種である。
今期3大幼馴染ヒロイン、藤宮さん・アキラちゃん、あと一人は? 第4話。ちなみに条件に「巨乳」を付け足しても結果は同じになります。にゅうぼうが大きい幼馴染しか世界に存在しないのかしら。 少しずつコウ・ナズナ・アキラのトライアングルの接点が強くなっていますね。興味深いのは、アキラちゃんが積極的に絡むようになって作中でも「朝」や「昼」の時間帯は描かれているのだが、そこに決してコウが存在しないという部分。あくまでも朝昼はアキラちゃんの時間であって、ラストシーンではナズナちゃんが見送りのために起きてはいたが、やはりメイン2人の活躍の舞台は夜に限定されている。本来なら朝の象徴たるアキラちゃんと夜の象徴たるナズナちゃんが交わることはないはずなのだが、そこは前回同様、「夜ふかし」なのか「早起き」なのかというボーダーな時間帯を描くことによって接点を見出している。とはいえ、今回のアキラちゃんは早起きってレベルじゃなかったから明らかに夜と呼ばれる時間だったのだけども……これって、なんやかや言ってアキラちゃんはコウのことが心配なので、自分は朝の住人であると主張しつつも、少しずつコウのナワバリににじりよってるってことなのかもしれない。彼女の「早すぎる早起き」は偶然なのか、それともコウを想うが故の行動なのか。まー、普通に考えれば後者なのだよね……実に健気で献身的なヒロインだが、唯一の心配は、そんなタイムスケジュールで起きてちゃんと学校での活動が出来るのかって部分である。0時起床、帰宅後の17時くらいに即就寝のスケジュールなら一応睡眠時間は足りてる計算になるが……多分、そのスケジュールでも人間の生活リズムはどっかおかしくなる気がする。ちゃんと早寝早起きの習慣をつけろという高校の先生の指導は全くもって正しい。 でもまぁ、あれだけいろんなことを見せつけられたら、そりゃ「コウが気になる」とかどうか以前に、何が起こるのかって部分に好奇心が抑えられなくてもしょうがないよね。そうでなくてもナズナちゃんのトンチキなキャラクターは放っておけない危うさを感じさせるし、まさに「1日に満足できていない」という物言いは、「どうにもナズナちゃんが気になってしょうがない」の置き換えな気がする。このままナズナちゃんとアキラちゃんがくっつくっていう斜め上の展開でもわたしゃ嬉しいくらいだが、絶対そんなことないよねぇ。ナズナちゃんはあんまり明確な吸血衝動は無いみたいなんだけど、試しにアキラちゃんから吸う、みたいなことはしないんだろうか。それとも破廉恥すぎて出来ないんだろうか。 破廉恥といえばもちろんアキラちゃんのおっぱいであるが、今回はたいそう丁寧に彼女の入浴シーンが描かれたのに、なんだろう、どこかエロに振り切っていないような、不思議なアンニュイさも持ち合わせているのが逆にそそる画になっていた(結局エロいんやんけ)。そして、アキラっぱいはブラ外して床に着いたあとにも形が崩れなすぎるあたりがちょっと若さに極振りすぎる気もする。あんなおっぱい、なかなか無いやろ……。ちなみに今回やたらおっぱいにばかり言及しているのは、今作を見ていて、過去に女性から直接おっぱいの好みについて問われた際のことを思い出したためです。女性の方、男に「おっきい方がいいの?」みたいな質問をする際は、きちんとその後のトークの処理まで責任を持つつもりで質問してください。私の場合、「これは……ミスったらやられる質問だ」と思い、熟考の上、とてもとても真剣に答えたところ、「そこまで聞いてねぇ」という引き気味の対応で流されました。おっぱいは……そんな軽い問題じゃないだろ!
喋り方のトーンと「爆笑ジョーク」のおかげで、杏夏のキャラがどこぞの面倒臭いヒーラーと被る、第3話。多分、杏夏にウインクさせると全てが判明するに違いない。 順当に進歩を続けているTiNgS。とりあえず(なんか面倒臭そうなのも混じってるが)固定ファンを確保し、ここからは具体的にユニットとしての完成度を上げていくフェイズに入ったようだ。元々ダンスが下手とか歌が下手とかトークが下手とか、あんまり致命的な欠点を抱えてはいない3人である。春のポテンシャルは高そうだし、あとは流れに乗って「猛特訓」でもしてくれれば結果は自然についてくる……なんて単純なお話にはなりませんね。次なる主役はサブタイトルの通り、常に脇に控えてワケ知り顔でボケ倒していた杏夏である。彼女の問題は非常にシンプル。「3人の中でもスペックは高い方なのに、過去にたまたま1回失敗しちゃったせいで積極性に欠ける」という部分。一番足りてないのに自信は足りてる理王とは好対照を成している。まー、センターワークってのはアイドルのお仕事の中でも特別に負担は大きいだろうし、初めてそこに立って失敗しちゃうってのはありそうな話だよね。ポジションゼロで物おじせずに暴れ回れる春の方がおかしいだけである。ただ杏夏はそこからなんやかやと理由をつけて自分を誤魔化している、というのがマネージャーの見立て。こればっかりは本人のスタンスが変わらないとどうしようもないため、(催眠術も含め)多少の荒療治で彼女の性根を叩き直すプロジェクトが展開するワケだ。 そんな杏夏矯正プランに大きく関わってきたのが、どうやら同じ事務所に所属しているらしい二人組ユニットの子たち。前から登場はしてたし、オープニングを見れば明らかに「4人目と5人目」なわけだが、どうやら単なる事務所の同僚という以上には関係性は深い様子。杏夏の過去についても赤い方(雪音という)はかなり具体的に内実を知っており、さらにそんな杏夏の矯正計画についても割と協力的。てっきりライバル的な関係性なのかと思っていたが、どうやら想像以上に仲がいい連中のようだ。ここから何をどういじったら3人+2人が5人になるかはまだ想像がつかないが……ま、現時点であの近さなら、合流してもあんまり抵抗はないだろう。 ところで、気になるのは彼女たちの名前の配分である。最終的に5人が集合することになると思うのだが、赤いのと青いのの名前がそれぞれ「雪音」と「紅葉」で、明らかに冬と秋のモチーフである。それに加えて青天国「春」と玉城杏「夏」で、綺麗に四季が揃っている。揃っているのだが……そうするとどう考えても「理王」だけ余るんだよな。なんで5人組でこんな微妙な配置になっているんだろう。最終的に理王が脱退して、ラスボスとして立ちはだかる展開とかだったら最高に笑えるのだが……あるわけないよなぁ。理王さん、他の2人はファンからふつーに褒められてたのに、1人だけ「頑張ってましたね」って励まされてんの草。 本日の勝敗:広町七深の勝利、第2話。まー、モニカ総合力の勝利ではあると思うんですが、最終的に一番の貢献者はやっぱ広町だった気がしますね。 今回のお話で一番重要なポイントはもちろんわかりますね? そう、倉田家の母親のCVが野川さくらだったという部分です。…………え? どうでもいい? いやぁ、でも野さくの声、すげぇ久しぶりに聴いた気がするんですが。最近何してんだろ、って思ってググったら、いつの間にやらオフィスアネモネに移籍してたわ。だからなんだと言われれば全くもってなんでもないんですけども。 予想外にダウナー展開の続くお話でしたね。それもこれも全部倉田の野郎のネガティブが突き抜けてることが原因なわけですが、ほんとにもう、他のメンバーはよくもめげずに面倒を見てくれている。まー、互いに足りない部分を自覚しながらそれを補い合う形の関係性だからなぁ(ただし桐ヶ谷を除く)。今回はいろんなピースがはまって最後のピースを埋めたのが広町だったという印象。確かに、このチームってなかなかましろの心情に寄り添える人間がいないんだよなぁ。桐ヶ谷は桐ヶ谷だし、八潮は八潮だし。広町もダメかと思ってたけど、一応他者の心情を汲み取り、それを一度自己の内部で咀嚼して外部に解りやすい形でアウトプットするだけの能力は持ち合わせてるんだわ。多分がんばればつくしちゃんも出来るはずなのだが、彼女は如何せん場数を踏んでいないというか、やはりこの世界に埋もれている広町や八潮といった化け物と肩を並べるにはまだまだ。とりあえず、今しばらくは倉田の面倒を見る係には広町が最適なようである。こんだけの才能をそんな子守りに使っちゃうあたり、贅沢すぎて才能の無駄遣いに見えてしまうのだが。 ただ、才能という面で言えば、実は倉田のメルヒェン幻視脳も実は唯一無二で稀有な才能であるということが今回の映像化で改めて印象付けられたのは事実。自己分析では「単なる子供っぽい空想」でしかないという程度のものだし、これを実利を伴う形にするのが難しいという点では広町や八潮とは次元が違うが、こと音楽活動という芸能においては、誰にも取って代わられないオリジナリティというのは間違いなく武器である。そしてその武器の純度は、取り扱いこそ難しいがかなりの貴重品。もしかしたらこの世界においては弦巻こころの天賦の才に迫るレベルかもしれない。日常生活で常に幻視を捉え、それを日常生活と線引きせずに受け入れてしまえる倉田の才は、もしかしたら本物の天才なのかもしれない。あとは弦巻こころに対する奥沢美咲ポジションを確立させるだけである。多分その任に最適なのは広町ではないんだよなぁ。……やっぱつくしちゃんがんばれ。ちなみに才能爆裂ナンバーワンの広町は、今回「一人だけシャボン玉がクソでけぇ」という形で発揮しております。え〜、こんなの普通だよぉ。 というわけで無事にモニカの「夏」ソングがお披露目できました。ガルパバンドにはやっぱり「夏」ソングはマストですからね。個人的には殿堂入りの熱色スターマイン、弾けて浮かれる灼熱Bonfire!を別にすると、実は意外とラブサマーが好き。
女性同士のデートには水族館がおすすめですね、第4話。まぁ、同性じゃなくてもおすすめだけども……今週はたまたま別作品で京都水族館を訪れてるカップルもいましたね(祝・京都水族館2クール連続アニメ出演)。とにかく、これまで数々のカップルが、水族館を各々の概念解釈で利用してきましたよ。星のキラメキをヒトデに置き換える奴、水族館のガチャガチャでメンダコを狙ってお揃いのキーホルダーでアピールする奴、そもそも水族館で働いてる奴などなど……。今回はそこに「チンアナゴの真似する奴」が加わりました。 さておき、今回の事件は過去一でド派手ででっかくて大変なテロだったのだが、もう今作において銃撃やら殺し合いやらテロやらはほんの添え物に過ぎない。あくまでも「千束はめっちゃ銃弾を避けるのがうまいし、たきなは銃の腕前がそもそもすごい」というステータスがあることがわかればそれでいい。そしてその腕前が、なんか一昔前っぽいグラフィックの3D対戦ゲームにしか使われなくても別にいい。だって、銃撃などなくてもデートはできるもの。 凸凹カップルがどのように交流を深めていくかというアニメなのかと思っていたが、なんかもう、たきなのデレはほぼ完了してる気がするな。少なくとも高坂麗奈さんはまだ4話目でこんな顔では笑わなかったと思うのだが……今回は麗奈じゃなくてたきなだからしょうがない。3話目でのあの交流がたきなのマインドにクリティカルヒットしたということなのだろう、今回は先輩の言うことにも大した反抗を見せずに素直に従い、いつの間にやら互いに笑い合える関係にまで上り詰めていた。一応今回のターニングポイントというか決定的瞬間は、やっぱり「魚の真似」のところだろう。あそこでわざわざ遠近法を使ってストローを「互いの間の壁」に見立てて、それを突き抜けて2人でペンギン島に向かった時点で、もう今作は終わってもいいくらいのもんである。 そんでまた、デートの動機が「パンツショッピング」っていうのがねぇ……これだからクソオタク向けの萌えアニメは…………女子ってさ、マジで連れ立ってパンツ買いに行くもんなんですかね……こればっかりは、絶対に男同士ではやらないことなので未知の領域である。男同士で真剣にトランクスの品定めしてるカップルがいたらマジで怖いと思う。それだけ野郎の下着というのはどうでもいい存在ということなのだが、たきなさんにとってのパンツもその程度のもの。店長、おすすめのパンツ聞かれてトランクスと返答するのは正常と異常のギリギリボーダーくらいのラインだぞ。ただ、いきなりそんなこと尋ねるたきなさんの方にも責任はあるので、今回の店長は一応無罪とします。おかげでとんでもねぇきっかけから買い物デートが成立したんだしな。 「女の子とパンツ」というあまりにもアレな題材をフル活用し、いろんなところで見せてくれる実に阿漕で汚い展開。きっちり1話の中で2人それぞれに赤面させたり、方向性は斜め上だが、「相方のパンツを勝手に借りて履く」というとんでもねぇシチュエーションも難なくクリア。冷静に考えると攻めの姿勢があまりに強すぎる。それもこれも、全ては千束さんのイカレたキャラクター性の賜物である。どう見ても「女子高生の皮を被ったおっさん」でしかないのだが……しょうがないよ、だって「性格がサバサバおっさんの美少女女子高生」はオタクの憧れる概念の1つだし……。こんな性格のくせに赤面する時はめっちゃ赤面するの、完全に概念矛盾なんですけどね。こういう現象を一言でまとめると「都合がいい」というのですよ。 実はそれ以外にもクルミちゃんのお風呂シーンがあったり、なんかもうアレな要素が多過ぎてツッコミが追いつかないが、とにかく分かるのは「お前らが見たそうなものは全部見せる」という制作側の意気込みですね。よし、もっと要求しても大丈夫だな! 妄想少女・倉田ましろの日記。これ、1話目だけ見せられたら何が目的のアニメだったのかさっぱりわかんねぇな。 突発的に放送されたMorfonica単独でのオリジナルアニメ。マジで何故かはよく分かっていないのだが、まー、7バンドになって以来、ガルパのゲーム内でシナリオを描く時間も奪い合いになっており、例えば「夏」というテーマで箱イベができるとしても、そのバンド数は限られている。そこでこうして突発的に新規シナリオが垂れ流されるってんなら、ファンはいくらあっても困りはしない。まぁ、どうせならシリーズアニメとして1クール作ってくれよ、とは思うけども……1クールだとどうしてもその中で全体を通じての大きな流れが必要になるからね。こうしたショートエピソードだけだと物足りないと思われるかもしれない。いや、私はそれでもいいと思うんだけどね。7バンドあるんだから、各チームに2話ずつ割り振って14話。ピッタリじゃんね。 まー、残念ながら世の中そんなに話は単純ではないのだろう。また、すでにゲームシナリオの方は今年が「この年の最後」であることが明言されており、来年からはキャラクターが全員進級(or進学or浪人(湊さんは大丈夫なのでしょうか……?))することになる。後発のモニカにとって、高校一年生の夏が描けるのはこれがラストチャンスだったのだが、他のバンドさんが忙しいためになかなか割って入るのも難しく、わざわざアニメオリジナルでプッシュされることになったのかもしれない。もしくは、これこそが桐ヶ谷家の陰謀の可能性もあるな。こいつらみんなして金持ってるから、なんらかの政治的な力を働かせてアニメを作らせたっていう設定もありかもしれない(2次元と3次元の境界が曖昧な脳なりの発想)。 ま冗談はさておき、そうしてわざわざ描かれたモニカ単独エピソードであり、バンドリシリーズにしては珍しく、なんと他のバンドメンバーが一切登場せずに5人のみで話が展開していく構成。1チームだけ学校が違うってのもこうした独り舞台になりやすい要因かもね。こないだの劇場版も、なんの前触れもなく突然ハワイに出現してたしな。問題は、モニカというチームに単独で話を引っ張るだけの力があるかって部分なのだが……まぁ、なんやかんや言うてもデビューして実時間で2年経ってるわけで、流石に切り盛りできるくらいの下地は出来つつあるか。それにしたって「いつも通りの桐ヶ谷、いつも通りの正論爆撃機、そしていつも通りにもほどがあるネガティブ倉田」と、個別シナリオで何度も見た光景が再び繰り返されてる感は否めないが。倉田の野郎、毎度ちょっとずつ成長要素が描写されてるはずなのに、3歩進んで2歩下がるみたいなことをずっとやってる。今回はなんと30分という短い枠の中で「進んだと見せかけて後ろに向かって全速前進」をやってのけるという荒技を披露。いくらなんでもその一言でそんなにショック受けるのは考えすぎだろ。このおぼろ豆腐よりも脆いメンタルこそが倉田である。バンドメンバーもよく世話してられるよなぁ。特に七深。我らが広町、今回はマジで「このチームのお母さんかよ」って思うくらいに徹底してサポートに回ってて凄まじい活躍なのだが、それでも手に負えないのは、ましろの悩みが広町の抱える問題と真逆すぎるってのが問題なんだよな……。広町、どんだけ親身に人生相談しても最終的に「ニンゲン……フツウ……ココロ……ムズカシイ……」みたいになっちゃうのでまだまだ修練は必要。 ちなみに、個人的に今回のアニメ化で一番嬉しかったのは、これまでゲーム中の背景映像としては定番だったけどその内実がよく分かってなかった「広町家のアトリエ」の全体図がようやく確認できたこと。これまでも、個別のメンバーカードの背景なんかからぼんやりとイメージはできてたんだけど、実際にどういう場所で練習してんのかが確認できたのはちょっと嬉しかった。普段見えてる背景って、よりによってスタジオ的な設備の真逆の部分しか映ってないんだもん。 さて、来週はどう足掻いてもハッピーエンドにしてくるわけだが、一番の功労者は誰になるかね。透子に持っていかれたらそれはそれでムカつくが、広町がすんなり解決するのも違和感があるし、八潮は八潮だし……リーダーに頑張ってもらうしかないかねぇ。リーダー、今回も影薄いぞ。あ、でも「fly with the night」のMVのドラムワークは好きよ。
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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