最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
やっぱトガちゃんなんだよなぁ……第109話。109話だってよ。気づいたらすげぇ話数になってる。なんだかんだでここまで追いかけられてるのだから丁寧なアニメ展開には感謝しないとね。 4期あたりから再び盛り上がりを見せてる感があるヒロアカ。いや、多分最初からきちんとクオリティは維持してるとは思うんだけど、単にエピソード展開が俺好みの傾向にあるっていうだけかもしれん。これがジャンプを読んでるお子さん達に人気が出る展開なのかどうかはよう分からんのだけどな。実際、今期割とがっつりやってくれた轟の家庭事情のお話とか、俺くらいのおっさんが見てると「うわぁん、エンデヴァーさぁん……」ってなってしみじみ出来るんだけど、お子さん目線でピンとくるんかね。 まぁ、それは置いといて、先週あたりから入ったのが「ヴィラン編」とでもいうべき、みつどもえの戦いのヴィラン側の苦闘にスポットを当てたお話。ヴィランはヴィランなりの矜持があって、それを単純にヒーローとぶつけるだけだと色々と勿体無いってんでわざわざ第三勢力を作ってそっちにぶつける形で魅力を発揮できるようにセッティングしてもらっている。そして、今回はヴィラン筆頭、いや、作品全体をひっくるめても多分ナンバーワンヒロインだと思われるトガちゃんがメインのお話である。やっぱ作中だとダントツでトガちゃんじゃない? いや、あたしゃ梅雨ちゃんも割と好きだけども。イカレ具合が丁寧なトガちゃんのキャラ造形はとても良い。 そして、そんなトガちゃんの「悪」を容赦なく掘り下げ、ヒーローなら絶対にやらない方法で傷口をグリグリとえぐったおかげでパワーアップしましたよ、という、少年漫画的にはある意味で王道的なお話である。こんなにも後ろ向きで絶望的なパワーアップもなかなか無いと思うのだが、トガちゃんの中では何一つブレていないし、まっすぐにこれまで通りの行き方を貫くという決意から、望んだ方向に能力が覚醒するという実にヒロイックな展開。格好いいじゃないですか。 また、これが自慢の高クオリティアニメと相まって本当に良いシーンになっている。あの絶体絶命の窮地でトガちゃんが繰り出したのがよりにもよってお茶子の血。そんなもん、ここで出したって何の役にも立たないだろうし、意図してパワーアップを成し遂げたわけじゃないんだから能力コピーなんてやろうと思ってないはずなのだが、気づいたら愛する者と「愛する者を愛する者」に変身することを選んでおり、いつしか素敵なお茶子ちゃんとのユニゾンが高まり、無意識のうちに能力が発動している。その際のぐちゃぐちゃにかき混ぜられた思考は、果たしてトガヒミコとしてのものなのか、それとも麗日お茶子としてのものだったのか。彼女の倒錯した「投影」は顔にもはっきり現れており、ドロドロと溶け合う二人の形相は、もう単なるコピー能力なんかではない繋がりを想起させるものだ。まさに文字通りの「守りたい、この笑顔」なのである。 この手の作品で悪役側の活躍の方が面白くなっちゃうってのは割とあるあるだと思うんだが、次週のお話も救いようが無くて面白そう。
PR 不条理さがメイドインアビスみたいになってきたな、第7話。アビスはひたすら下に降りる話だけど、こっちの場合は……上と下すら曖昧模糊。 いうたら今回から「第2部スタート」みたいな感じだろうか。前回「漂流しているのも1つの可能性」という無慈悲な現実(まぁ、これを現実というならば、だけど)を突きつけられ、目標をむしり取られた形になった面々。「もとの世界に帰る」という願いが断たれ、さらに「戻らなくても誰も悲しんでないから別にええんやで」ということで心情面での動機すら奪われてしまう。そんな中でも停止した漂流者たちは死ぬことすら選べず、それぞれにこの先の目的を定める必要が出てきたわけだ。 そして、ついでに世界の姿が見えたことで、今まで陰に隠れていた「蓄積した可能性」、つまり数多の漂流者達が姿を表すことになった。前回時点ですでにあき先生ややまびこ先輩が出ていたわけだが、その辺はあくまで氷山の一角。何しろ漂流は1000年単位で起こり続けている事象。これまでその中で絶望した人間は数限りなく存在するわけだ。厳密に定義しておくと、この時の「1000年単位」は元の世界における1000年とは一切対応していないというのは注意が必要だ。漂流しているのは全員が「同じ中学の学生」という制限があり、つまり最初に漂流を始めた者がいたとしても、それは長良たちが漂流を開始した特定時間点からそこまで離れた時点ではなかったはず。そこから漂流を開始し、表と裏の時流のズレから、気づけば数千年を「漂流し続けて」いるということになる。まぁ、やまびこ先輩が5000年で犬になったことを考えるなら、人型を保って活動していたバベルの住人達などはまだまだキャリアが浅いのだろうが。おそらくだが、変身に近い能力を固有スキルとは別に持っていたこうもり先輩なんかは、それなりに年季の入った漂流者だったと思われる。 そうそう、こうもり先輩はよく分からん組織の「長良死すべし」という声に推されて登場したヒットマンの役割を持つ人物だった。あの謎会議、おそらくこちらも数千年単位で行われているのであろうが……その割には生産性が低いんだよな。どうにも、この世界における数千年という時間は、我々の想像するものよりも圧倒的に密度が薄い。勝手に想像するなら、やはりこうして「停止」を余儀なくされる世界の設定上、通常の世界と異なり、人間達は生きることの意味を喪失してただ無為にその場にいるだけになってしまうことが多いのではなかろうか。かつて暗幕に隠れて引きこもっていた連中がいたが、みんなしてあれに近い精神性になっちゃうのかもしれない。この度まだ「入りたて」の長良達一同は、何か抗おうとしている分だけまだまだ青臭い、初心者軍団なのである。 だが、今回の漂流者の中には、漂流の原因と考えられる長良が混ざっている。さて、彼が本当に漂流のコア要素であるのかどうか……その辺りは一応まだ考慮の余地はあるんだよね。個人的に気になるのは、長良がそれだけ重要なファクターなのだとした時、ラジダニの動きがやけにあっさりしていたこと。まぁ、これまで散々長良とも行動を共にしていたので調べ尽くしちゃったという可能性もあるのだが、この世界の在りようが知りたいのだったら、やはり長良の近くで観察を続けるのがベターだと思うのだが……ラジダニ判断ではそうはならなかったらしい。彼はどこへ向かうつもりなのだろうか。 チーム明星は予定通りに箱舟に乗って出発、あき先生達も(何故か朝風を残して)どこかへ去った。長良の近くに残っているのは、あとは瑞穂と希だけだ。……瑞穂のNyamazon、漂流者にとってはかなり大事な能力だったと思うのだが、箱舟組とかはあっさり手放してよかったんでしょうかね。 さて、今後も長良は今回のように妙な世界を渡り歩いて観察を続けることになるんだろうか。それとも、本当に彼がしがみついているような理想の解決にたどり着けるんだろうか。……もう、ここまできたら何が理想かもよくわかんないけどね。あと、無駄に気になるのがキャラによって「ナガラ」のアクセントが微妙に違うっていうこと。今までのキャラはおよそ頭高アクセントで「ナ↑ガ→ラ→」だったんだけど、謎議会あたりに平板アクセントで「ナ→ガ→ラ→」って発音してる連中がちょいちょいいる。まぁ、たまたまって言われたらそれだけなんだろうけど。普通キャラ名のアクセントって音響で調整するので、ばらけてるのは珍しい。なんか意図があるんかな。
お久しぶりです。先週休んじゃった僕はなんと一ヶ月以上のブランクを空けての参加。夏休み期間にむしろプレイが減るっていう変な年になった。まぁ、リアルでやってた時代も、夏は地獄の暑さと戦っていたので回数は減っていたかもしれないが……。
チチに始まりチチに終わる、って書こうと思ってたら公式に先に言われた、第8話。まぁ、それくらいはっきりした作品コンセプトってことですよね。いついかなる時も、画面のどこかに乳が揺れている。どれだけいい話をしてみても、最後には乳が待っている。そういうアニメ。才川パートが普段から貴重に思えるのって、もしかしたら唯一例外的に乳が存在しないパートだからだったのかもしれない。 Aパート、乳の日ならぬ父の日。主人公は翔太くんで、彼が自分の魔法使いとしての実力を認めてもらうためにお父さんに贈り物をするお話。……っていうか、翔太くんちのお父さんって普通に自宅にいたんだ……えぇと、もう覚えてないんだけど、1期で家庭環境の設定とかって説明されてたんだっけ? もし普通に自宅にいるタイプの親(大抵の親はそうだが)だったら、お父さんも毎日ルコアと一緒に生活してることになるよね……翔太くんはまだしもお父さんを相手にルコアを野放しにしておくと……薄い本に託す展開しか待ってないじゃん。とりあえず、夏休みの自由研究としては充分すぎる完成度のタリスマンが完成しましたとさ。めでたしめでたし。この手の呪具関係はトールは興味がなさそうにしていたが、多分ファフあたりが詳しいんじゃないかな。あいつ、人間の営みには興味ないだろうけど、財宝になれば目の色変わるし。 ちなみにカンナちゃんにとっての小林は父。まぁ、一般的な家庭環境を想定したら、トールが母で小林が父ってのが一番しっくりくるからしょうがないね……。 Bパート1本目、「小林と風邪」。まだ世界が「高熱が出ても出社できるかもしれない」と考えていた時代のお話。まぁ、出社しなかったけども。流石に8度9分はきついな。珍しくトールが狼狽しており、いつか最後には訪れるであろう「小林の喪失」を改めて感じ取ったせいで、余計なまでにナイーヴになってしまった。トールは今後の数十年で考えていかなきゃいけない問題ではあるんだけどね。まぁ、そこまで作品が継続しないだろうから気にしてもしょうがないのだけども。失うこと、壊すことがあまりに当たり前だった過去から、失うことを怯えすぎる現在へ。どっちのトールの方がいい顔が出来るかって話。 Bパート2本目、「イルルと人形」。オープニングでも執拗に描かれていた、イルルと過去の人形の少女を思い起こさせるハートフルストーリー。そうだよなぁ、表面上は丸く収まってるけど、イルルはまだ過去に抱えているものもあるよなぁ。まぁ、それがきちんと浄化できているし、小林だけじゃなくタケトという協力者もいるからなんとかなってるよ、という前向きなお話である。 人はなぜ前を向くのか、それは乳が前についているからだよ。そういうオチ。
7話なので水着回、第7話。まぁ、ヒロイン1名限定だけども。こんだけ夏と海をテーマにした沖縄アニメだってのにここにきて初の水着ってのも変な感じだな。 まぁ、水着は本当におまけ以下の扱いで、今回はそこから野郎連中をメインに据えた展開になった。正直なところ、ここまで今作の野郎コンビは本当に影が薄かった。P.A.作品の常として物語にがっつりラブ要素が関わってくるはずなのだが、くくるに片思いしてる方(ろくに扱ってなかったので名前すら覚えてねぇや)は本当に便利なモブだったし、だるそうな方も、「酒飲んでキャラ変わる」くらいしか印象がなかった。正直勿体無いくらいの配置だったのだが、どうしてもくくる&風花のメインコンビや、うどんちゃん辺りの有能な女性陣に出番を取られがちだった。まぁ、今回だってカイの方は初登場の妹に全部持ってかれた感があり、最後まで目立った要素はないのだが……。 幸いにして、もう片方のだるそうな奴、ヤカマシ空也(苗字の漢字がめんどい)はそれなりに掘り下げられてキャラが立った。特に意外だったのは、あれだけ気だるそうにやっていたがまがまの仕事に関しても、それなりに情熱を持って接していたと分かった部分だろう。何事にも冷めた態度で接していた空也だったが、学校をドロップアウトして流れで始めた水族館の仕事の中、おじいの人柄と能力に惹かれて「学校の外には楽しいものがあるんだなぁ」という学びを得た。彼が小学生のガキ相手にもムキになって戦いを挑んでいたのは、ビーチフラッグの前に彼が言っていたことがそのまんまで、「世の中全てを舐めてかかっているような了見の狭いガキは、いっぺん誰かに負けて世間を知った方がいい」という信条のため。彼がおじいに受けた洗礼を、今度は小学生相手に自分が与えてやろうという優しさの表れだったわけだ。まぁ、結果だけ見ると必死で走って辛勝だったのであまり立派ではないのだが……。 ここに来て、がまがまの閉館に強い抵抗感を持っている人間として空也が浮上してきた。先週までの時点では、実はがまがまの閉館を寂しがる人間こそ多いものの、何が何でもくいとめようとしていたのはくくる1人だけだったのだ。おじいはあの調子だし、ウミやんも別に止めようとは思っていない。一番近しいはずの風花に関しても、あくまでも夏限定の臨時職員という立場上、秋以降のがまがまの存続に関してはあまり強い感情を表せないでいた。このままだと、がまがまの存続を巡る物語はくくる一人だけの空回りで終わってしまう可能性があったのだ。 しかし、ここで空也の分かりにくい情熱が露見。彼が普段から散々シフトに文句を言いながら働いていたのは面倒くせぇツンデレの表れだったわけだね。まぁ、考えてみりゃそんだけ文句を言いながらほぼ毎日働いてたわけで、それって何よりも愛情の表れだったのだろう。彼がくくるのように必死さを表に出せないのは、生来の性格もあるのだろうが、もしかしたら恩人であるおじいの心中が読みきれていないことにも原因があるのかもしれない。「能力がある」と認めてしまったおじいが閉館やむなしと言っているわけで、それに面と向かって反対することに意味があるのかどうか、まだ悩んでいるのだろう。 しかし、こうして明確な閉館反対派が出てきたことで物語の先も読めなくなってきた。くくるだけの戦いであるなら、彼女の心情面になんとかカタをつけてやれば物語が終わるが、こうなってくると「存続しないとお話としてスッキリしないんじゃない?」という雰囲気も出てきたからだ。一応8月の来館者数がうなぎのぼりというデータもあり、どこかに復活の兆しは見えているのかもしれない。でも……かき氷が赤字だったっていうのはどうなんだ……かき氷って相当原価率高いはずなんだけども……あれか、うどんちゃんを使い続けた人件費か。
後世で「島編」と呼ばれるエピソードである、第5話。知らんけど。時期的な問題なのか、ここ最近いろんなアニメでまとめて「島編」をみている気がする、「プリキュア」、「100万の命」、そして「不滅のあなたへ」……大体の島が殺伐としているな。 お団子改めちーちゃん(本名は千砂都というらしい)加入回が2話に分かれている様子。思い返せば、ラブライブシリーズって高校が舞台なもんだから必ず「幼馴染ポジション」ってのがいて、必ず主人公と幼馴染関係を持つキャラが強い傾向にあった。穂乃果にはうみことりがおり、千歌ちゃんには曜ちゃんがいた。そして虹ヶ咲ですら、「私」に対する上原歩夢という殺戮兵器が。そう、やはりスクールアイドルの関係性に幼馴染は欠かせない。そうしてみると今作はイレギュラーな構造になっており、留学生の可可が中心となって振り回しているおかげで、あまりセンターポジションのキャラに幼馴染が絡んでこなかったのである。同学年で常にセンターを支える強固な幼馴染がいないのかと思いきや、想像以上に大きな感情を抱えた秘密兵器、ちーちゃんがいよいよ本格的にテイクオフしそうだ。 まぁ、ここまでずっと見返りも無しにクーカーの練習に付き合ってくれていたのだからそのスタンスは推して知るべしなのだが、この度わざわざトップアイドルからの外圧という形で「お前が加入しねぇと始まらねぇんだよ」という動機が設定されてしまった。別にダンスを習う相手との関係は完成度に影響しない気もするのだが、そこはトップアイドルが見抜いてしまったのだからしょうがない。「自分たちのためを思い、自発的に出てくるダンス」という条件を満たすためには、そりゃちーちゃんが加入して「自分たち」の中に入るしかないのである。 もちろんここまで加入を先延ばしにしていたちーちゃんにもそれなりの理由はあったようで、なんと幼い頃にかのんと盟約を結んでおり、かのんが歌でトップに立つなら自分はダンスでトップを取ってやる、という誓いを立てたらしい。なんか最近どっかで「私は歌劇のトップ、お前は野球のトップ」っていうカップルをみたことがある気がするのだが、心根としては全く同じ関係性だ。しかし、かのんとちーちゃんの間にあるのは「学科の差」というよくわからないもの。音楽科に入学できた人間は、自分のベストを尽くすためにもただただ精進を尽くさねばならない……まぁ、別にどんな芸事だってそりゃそうなんだろうが、どうにもこの学校は「音楽科だから」というこだわりが強すぎる様子。そこでちーちゃんは、決意のダンスコンテストに挑み、その結果がどう出るかを待ちながら、なんとその胸には退学届を抱えているという。いや重いやろ。そこまでせんでもええやろ。いや、やらないとダメなのか……ちーちゃん、流石に真面目がすぎるっていうか、思い詰める方向性がなんかおかしい気がするよ。かのんたち、ちゃんとちーちゃんをなだめて説得できるんかなぁ。 しかし、ラブライブに出てくるライバルユニットってのは、中の人に必ず下手なのを混ぜなきゃいけないルールでもあるんだろうか……え? A-RISEには素人は混ざってなかった? そうですなぁ。
さて、次のセット、「イニストラード:真夜中の狩り」の情報が出てからだいぶ経ちましたが、久しぶりのMagicタグの記事をあげています。 正直、イニストラード以降、スポイラの形で追いかけてなんか書くべきなのかどうかはまだ悩んでます。結局、時間が取れなければフォーゴトンレルムの時と同じことが起こっておしまいだろうし、Wizards社の最近の傾向からして、使える時間はあまり変わらず、厳しい戦いを強いられるだろうことはほぼ確実だ。以前のように、「公式スポイラ前から情報を集めてあげていく」形にしないと多分間に合わない。年々体力的に厳しくなっているし、そこまで自分を追い詰める必要もないだろう……とは思っているのだが、一応、前向きになる要素もある。 ①9月中は、ある程度時間が取りやすい……かもしれない。 まぁ、絶対にスポイラを書くための時間ではないが。 ②フォーゴトンレルムよりもモチベーションは高い。 これが一番大きな要素で、別にフォーゴトンレルムが嫌いなわけではないのだ(アリーナドラフトは相変わらず猿のようにやり続けていた)が、やはり世界観が完全に隔絶しているというのは、私にとってはネックだった。どうせカードの強さ云々なんてもんは私が何を書いてもあんまり意味がないわけで、いじるとしたらもっと他の要素がメインになるのだ。そういう観点で、単発商品の「レルム」は、(D&Dに全く触れていない人間からすると)正直あんまり楽しくないのである。実際、今回ファーストプレビューで出てきたイニストラードのカードたちは、どれも楽しそうなものばかりで色々といじりたくなる顔をしている。そうそう、これが見たかったんだ、ということで……とりあえず、出来るところまでは頑張ってみようと思う。
ことのついでなので、最近のWizards社の傾向についての雑感をここで書きなぐっておこう。正直、最近の商品展開の在りようは嫌いである。もう、明確に嫌いである。多種多様なコレクターブースターなどで露骨な集金方法を広げていることもあまり良い顔はしない要素だが、まぁ、そこは別に触れなければいいのだし、ニーズがあるからこその展開なのだとしたら構わない。私が気に入らないのは、そうして多数の展開を広げた結果の製品の粗雑さである。具体的には、「エラッタ多すぎやろ」の部分である。アリーナ版は電子で後からなんぼでも修正出来るからいいといえばいいんだろうが、いや、でもやっぱりカードゲームの商品でカードテキスト間違えすぎはダメだよ。明らかにここ数年で製品管理がずさんになっている。例えばアリーナでミスっていた「ブレイ」のテキストなんて、明らかに過去のカードからそのまんまコピペして済ました結果のミスやんけ、というのがわかってしまうものだった。そういう部分が見えてしまうと、流石にユーザーとしても不信感を持ってしまうのは致し方ないだろう。
ただ、一応同情の余地があるというか、最近の方向性も致し方ない部分があるのは事実。というのも、デジタルマジックが爆発的に進化し、アリーナのリリース以降、もともとMOでも起こっていた情報の拡散と戦略の定着がますます凄まじい速度で起こるようになってしまった。Magicはこうした情報化の影響をもろに受けてしまうゲームであり、これまでもWizards社はどうにかして常に新鮮さを保つ方法を模索していた。そして、近年の傾向から察するに、「ユーザーに1つの環境や遊び方が定着するよりも早く、とにかく矢継ぎ早に新しい情報を追加し続けるしかない」という結論になったのではなかろうか。今回のイニストラードも、なんと9月と11月の二段構えという暴挙。もう、購入する側からしたらむちゃくちゃである。しかし、ガチのプレイヤーからすれば、この変化は無茶でもなんでもない。最近の流れを考えれば、リリースから環境の分析・固着化までは、下手したら一ヶ月かからないのである。だったら、もう手数でごまかすしかないのだ。 ただ、そうして速度がどんどん上がり続けると、正直カジュアルプレイヤーの層はこれまで以上に分散的になるだろう。「気楽に楽しむ」選択肢が増えるというか、「気楽じゃない楽しみ方」に着いていけない層がどこで諦めるかの段階が分かれる。一部の競技プレイヤーだけでなくライト層を捕まえ続けるための戦略が、今後の方向性としてどのように定まっていくのかはまだまだ注視する必要があるだろう。まぁ、マローはデザイン演説で「コロナ下でMagicめっちゃ売れたわー、史上もっとも売れちゃったわー」と言ってるので、今のところは大丈夫……なのかな。 あ、誤解のないように付記しておくと、製品提供の方向性に私が追いつけなくなっているのがキツいというだけの話であり、(ことに私が触れ続けるリミテッド環境については)ほとんど不満はない。というか、ここ最近のドラフト環境、ゼンディカーは史上最高レベルで好きだったし(アーキタイプの自由度の高さが素晴らしい)、カルドハイムもなんだかんだでアツい環境だった(氷雪にどれだけ騙され続けたことか)。ストリクスヘイヴンのそれぞれの大学デザインもお見事だった。フォーゴトンレルムだって、ダンジョンのバランス構築なんかは非常にリミテッド向けで良いものだったんじゃなかろうか。せっかくなので、上のマローのデザイン演説で述べられている部分で、私の感性にめっちゃ合う部分をあげておくと……。 ・全体的にデザインの芳醇さが強固 ・ゼンディカーのリミテッドが好評 この辺は上述の通り。 ・カルドハイムは詰め込みすぎちゃった 確かにこれはね……ちょっと勿体無かったけど。 ・ストリクスヘイヴンのミスティカルアーカイブ大成功 ドラフトに変化が起きるギミックは大歓迎やね。 ・「大学」で新しい陣営の構築がうまくいった 個人的にはロアホールドのデザインは本当に面白いと思ったし、プリズマリとイゼットの差別化も狙い通りにいってたんじゃなかろうか。クアンドリクスも別に悪くないと思ったけどね。 ・モダンホライゾン2、やりすぎた しゃーない。 ・フォーゴトンレルムのフレイバー語が混乱を招いた。 ここだけ、ちょっと気になる部分だったかな。贅沢な要望だとは思うんだけど、私の理想はやっぱり「カードの効果を見て、そこからイメージが膨らむ」というデザイン。これまでWizardsは、効果とカード名(とイラスト)を見ただけで「こんなシーンなんだろうな」とイメージさせられるようなカードを作り続けてきたはず。カードに直接「こんなことが起こっているよ」というルール外の書き方をしちゃうのは、私の美学的にはあまり美しくないと感じた。フレーバーテキストと何が違うねんと言われたらそれまでなんだけども……でもさ、今回の場合って、ゲームにも影響をもたらすデザインだったわけじゃない。「私は、『殴り合いをする』のモードを選びます」とかゲーム中にいえちゃうわけじゃん。やっぱそれってちょっと違う気がするんだよね。まぁ、今回はあくまでD&Dとのコラボなので、そっちに寄せた特殊な措置だったと言われればそれまでなんだけども。今後もやるかもしれないってマローが言ってるので、正直あんまり多用はしないでほしいと思っている。スペースが余ってるなら、その分フレーバーテキスト書いといて。
以下はイニストラードのカード個別レビュー。
さらさの旦那が別な女と浮気してました、第8話。声優夫婦だとよくあるシチュエーションである。まぁ、どう頑張ってもマァムとクロコダインがくっつかないのと同じ理屈。 クラスメイト、星野薫さんのエピソードでまるまる1話。以前の山田さんのお話の時にも確認したことだが、結局紅華のクラスメイトという時点で「選ばれし者」であることは間違いない。熾烈な生き残り競争を乗り越えて本当に限られたスターへの道の切符を手に入れた少女たち。さらさにも、愛ちゃんにも、山田さんにも、そして星野さんにもがっつりとドラマがあるわけだ。彼女は以前スポットが当たった時に「家族が代々劇団出身者」というバックグラウンドが明かされたので「選ばれし者」の中でもさらに限られた一握りのエリート的存在なのかと思っていたのだが、作中の言葉を借りるなら「本当にコネなんてないんだね」とのことで、あくまでも「自分の意志の力で」ここまでやってきたということが改めて語られている。そりゃそうだね。ここまでのお話でも紅華という機構自体が一切の妥協を許さない「劇団員養成所」であることは間違いない事実なのだし、星野さんみたいな存在を見て安易に「代々団員の座を受け継いで当たり前のようにそこにいる人なんだ」なんて思っちゃ駄目だったのだ。彼女には彼女なりの、生き残りをかけた戦いがあったのだ。 作中の女の子はそれこそさらさにしろ愛ちゃんにしろ、割と平気で背後に男の存在が確認でいるのだが(まぁ、当たり前の人間関係があるなら、その半分は確率的に男に決まっているのだが)、星野さんの場合は、がっつりと高校時代の青春の1ページとして彼氏未満、友達未満、みたいな不思議な存在の男子がいたという。「親族の威光」という眩しすぎる光にたじろいでしまっている者どうしとして距離を縮めるが、肝心の一幕で男の方は弱さを見せてしまい、それが星野さんの逆鱗に触れて即ブロックを食らうくらいの関係性。一連の顛末の後、絶対にブロック解除してないあたりが星野さんらしいところではあるが、まぁ、「お互いにもう過去の関係性に戻らない」という意思表示こそが、それぞれの道を進むための推進力となっているのだろう。それほどの強さを、星野さんは持っているということである。男の方はちょっと残念に思っているかもしれないが……いや、でもあの野球部、無駄にマネージャーが可愛かったからな……多分、高校野球であの成績ってことは高校ドラフトでは流石に指名されてないし、野球続けてるってのは大学野球やろね。彼の結果が出るのはきっと4年後。さて、星野さんはその頃どうなっているやら……。 今週のポイント:遠慮なく夏休みのメモリーでノロケる愛ちゃん無敵。あと、エンディングのたいちょーバージョン、本当に「男役」っぽさが強い。
何故か録画失敗してて焦った、第7話。これだからこの時期の朝日放送は……(ゴルフとかのせいで色々放送日程がずれまくる)。ちなみに私の場合はAT-Xに加入しているのでことなきを得たのです。入っててよかったワンランク上。 今期見逃して一番後悔する作品はこれに違いない。今回も最初から最後までフルスロットル。どのシーンを見ても良さに満ちておる。Aパート1つ目、ファフニール&ルコアの同人チャレンジ。普段は余裕に満ちた顔しか見せてないルコアが素で困っている様子が見られる貴重なペアリング。ルコアさんのあの独特の双眼がはっきりと見開いている様子もいろんなサイズで見ることができて、全員分が作り込まれたドラゴンたちの眼の設定が堪能できるのがまず良い。さすがは伝説に名を残す龍であることよ。そして、ファフニールはルコアと翔太くんのことをわかった上であんな作品設定を提出しているんだろうか。仮脚本の中でしか楽しむことができない「翔太くんはそんなこと言わない」シリーズである。もしそんなシチュエーションになってくれれば……と妄想するルコアさんもいたのかもしれませんね。身体中の関節を外し、首を360度曲げて余裕でファフのニーズに応えてしまうハイパーなルコアさんだが、まだまだ翔太くんのコントロールには課題が残っているかも。もし、ファフの描いた同人の中身に翔太くんが触れていたら……どうなってたんだろ? 新たな呪いでも爆誕しねぇかな。 Aパート2つ目、「ドラゴンと睡眠」。これまたとても良い雰囲気のお話。私個人の話で恐縮だが、昔から本当に「眠る」ということが苦手で、どうにも精神が弱いせいか、遡れば小学生の時分から不眠で悩まされ続けている身。どれだけ疲れていても、ちょっとでも日常で昂ぶることや不安なことがあると、それだけでさっぱり寝付けなくなってしまうのだ。子供の頃には、そのことがなんだかとても恐ろしくて、泣いていたこともあったという(親が言うにはね)。子供心に、「みんなが寝ている時間」に自分だけ起きているというその長い長い時間が本当に怖かったのだろう。今回、小林さんはトールからの問いに対して、相変わらずピンポイントにベストアンサーで応えている。「同調圧力」という言葉が正しいかどうかは別にして、「人間は夜眠るものだ」という常識について、ドラゴン目線からでも納得できるような、妙に説得力のある答えだった。人間に同調するなんて、一昔前のトールたちだったらあり得ない話。それが自然に行われるようになり、「退屈」を楽しむこともできるというトール。悠久の時を生きてきた龍も、ほんのわずかな人間とのコミュニケーションでここまで変わる。まぁ、小林とずっと一緒に暮らしてるわけでもないエルマだって変わっているし、イルルもすっかりおねむを感じるようになっているみたい。人の世は、凄まじい早さで異種族にも影響を与えるのだろうな。心安らぐ眠りのありがたみを嚙みしめよう。 そしてBパートは小学生たちの幽霊退治。もう、本当に今シーズンは才川が元気だな……才川のヤバい部分、クラスメイトにも全て知れ渡ってしまっている様子なので、どれだけツンっぷりを貫き通そうとも、隣にカンナを置いちゃってる時点で説得力がかけらもなくなってしまっている。同級生に「カンナの秘密」をネタに陥落させられるあたり……こいつの将来が本当に心配だ。そして、そんな小早川秀秋の存在をものともしないカンナのビッグプレーの数々。……このアニメはサッカーアニメじゃねぇからな。ちなみに、じゃんけんで階段を降りるやつ、頑なにグーで勝つことがなかったのってスポンサードの関係だったりするんでしょうか。……改めて、なんであそこだけ企業名なんだろうな……。 今日のまとめ;イルルの能力、実はかなりすごいのでは。
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HN:
Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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