最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「最近雇ったメイドが怪しい」 5 毎度変な時期にスタートする「ANiMAZiNG」枠での放送なのでだいぶ遅れてしまったが、ようやくこれにて今期アニメが出揃った(と思う)。今期新番チェックの本数は39本で、これに前クールから継続の7本を加えた46作品が今期視聴本数ということになる。「相変わらずひでぇ数だな」と思われるかもしれないが、一時期はマジで1シーズンに60本とかいう地獄みたいな荒業をこなしていたので、この本数もまだ良識的な数といえる(そうでもねぇよ)。コロナによる本数減少からは完全に回復しきったと見ていいが、業界全体は既に大不況を訴える状態になりつつあるようなので、ここからさらに本数がどのように増減していくかは引き続き注視が必要である。まぁ「配信は一切観ない」という私の視聴体制が既に時代遅れの極みなので、あまり参考になる数字ではないのかもしれないが。 閑話休題、今作の内容の話に移ろう。とりあえず「金髪坊ちゃんと黒メイド」とかいうタイトルでもいい気がする。「ジャヒー様」と同じ作者の漫画作品ってことなのだが、どうにも褐色が好きすぎるようだね。褐色好きとかデコ好きとか、特定の嗜好に偏るクリエイターは独自世界が確立できると強いですね。あと状況がよくわかってないのだが、調べてみると「ジャヒー様」はまだ未完結で、なおかつ今作も掲載誌が同じガンガンJOKERであるらしい。ってことは2本同時連載ってことなのかしら? 軽めの作品なのかもしれないが結構凄いことだな。ちなみにアニメ放送枠もジャヒー様と同じ枠になっているので、なんか、そういう生産ラインが確立しているのかもしれない。 内容はまさに「黒メイド」と同じ、メイドという大義名分を与えておいておねショタで好き放題やろうというタイプの作品。デザインもかなり似通っているというか、メイドもののスタンダードな気はするが、一応の個性は「坊ちゃんが無自覚直球しか投げないので互いにたじたじし合う」という部分だろうか。黒メイド・マリアさんのような一方的な攻めにならず、双方向イチャイチャを楽しむというのが主目的。これはこれで意義深くはあるが、まー、どこまでベタから脱却したプラスアルファが積み重ねられるかの勝負だろう。制作がSILVER LINK+湊未來というすげぇ「置きに来た」スタッフなのだが、幸いにして1話目の映像部分はくっきりはっきりとキャラデザが描けていて悪くない。まー、とりあえずおっぱいとホクロさえ描けていればそれでいいという話ではある。 以下いつも通りの余談だが、メインキャストが早見沙織×高橋李依というタッグなので、いつも通りの脳みそが自動的に「まほプリやんけ」という答えを弾き出したのだが、さらにエンディング歌唱が堀江由衣だったせいで「まほプリやんけ!」となり、さらにさらに確認したら当然堀江由衣もメインキャストとして登場するようなので「まほプリやんけぇ!!!」となった。流石にこの三連星の配置はキュアップラパパな偶然ではない気がするのだが……作者がまほプリの大ファンとかいうオチはないか?
PR 最後のシーンで心臓キュッてなった、第5話。誰もが苦しみを抱えて生きている世界で、これは辛いね。 実は今回一番嬉しかったのはチキナロの登場だったりする。こういうキャラが作品を跨いで(国境を跨いで)登場してくれると、絶妙な懐かしさを刺激されるのよね。前回のトゥスクル勢大集合はいうほど感慨がなかったんだけど、不思議なもんでチキナロ1人の方が「おぅ、懐かしい奴がおるなぁ」って気持ちになった。まー、オボロの様子とか見てても「お前何を偉そうに……」みたいな気持ちが先にくるからなぁ。オボロボロボロ。 そして、そんなチキナロさんの持ち込んだお薬のおかげでアンジュが即回復ってんだから驚きである。いや、そんな簡単に治るようなもんだったのかよ。もうちょい早く治癒できてれば世情も変わってた気がするのだが、いろんなところが後手後手で残念無念。まー、トゥスクルはその国の名の由来を思えば薬学知識に長けた医療大国だと考えることもできるわけだけども。はっきりと国交があればよかったけど、クオンの立場がまだまだ複雑っぽいからなぁ……。まぁ、とにかくアンジュが復帰したのはおめでとうである。 しかし、当然そうして渦中の重要人物が前に出てくることになれば、戦禍はより直接的に煽り立てられることになる。次なる難題はお国の堅物代表・ミカヅチさん。ぶっちゃけ敵側幹部のキャラとか性格はあんまり覚えてないのだが、仮面つけてる時点で面倒な奴なのは間違いないし、「姫殿下が偽モンだってのは全部わかってるけど、国のためを思えば本物のアンジュが泣き寝入りするのが一番丸い」という、正論だかどうだかもよく分からない理屈でオシュトルと対立することになったのがだいぶ厄介。まだ幼い姫さんからするとこの展開はかなりショックなんじゃなかろうか。そういやかつて部下に散々に裏切られた上に救われなかった悲劇のヒロイン・クーヤさんっていうのもいたよなぁ……できることなら、アンジュにはあんな悲劇は繰り返してほしくないが……でも、今回のラストを見てると「ハクが嘘ついてんのは間違いないからミカヅチ側にも大義名分できちゃったよなぁ」っていう懊悩もあるし……ほんと、罪作りなことをしてくれたもんやなぁ……。 追伸:いっつも張り詰めた緊張の中で生きているハクが唯一くつろげるのがウルゥルとサラァナと過ごしてる時間なのだが、ふと「これ、さくら君ともじゃ先輩の濃厚な絡みじゃん……」って気づいてちょっと面白かった。 結局この世界の人間は一番星たちのことをどう認識してるんだろう、第3話。入れ替わってること自体は全く抵抗なく受け入れられてんだよね。今回遊廓の連中が一番星のことを「一番星」って呼んでたのは、近藤勇として認識した上で「2代目近藤さんとしての一番星」と呼んでいたのか、それともそういう事情も全然知らずに、単にどこかから来た妙な若者・一番星を呼んでいたのか。 ワカンねぇのは新撰組という組織自体がどれくらいの規模で動いてるかってことなのよね。冒頭で藤堂が一番星を斬ろうとした時、周りからは「もうこいつが近藤勇として認識されてるから殺すと面倒じゃね?」って言われてたんだけど、やっぱり「一番星=近藤」の図式が出来上がってるってことでいいのかしら? でも、だとしたら元祖近藤さんは周りからどう認識されてるんだろう。現状、新撰組の周りにいる連中は「近藤勇のことは知ってるんだけど、それは一番星のことだと思っている」というよく分からん状況になってるんだよな……もしかして、先の全滅騒動の時に組織の内部がまるまる崩壊して全部の人員が新規採用になってるってことなのかしら? だとしたら藤堂は大変ってレベルじゃねぇな。 さておき、今回は前回の朔夜の一件が片付いたような、そうでもないような状況下で次の事件へ。とりあえず朔夜は過去に所属していた組織からの足抜けに抵抗は無いようで、前回あれだけ激戦を繰り広げていた声の小さい刺客については、一番星乱入のどさくさを利用して瞬殺。今後も追われる身には変わらないはずだが、本人はどこ吹く風だ。まー、元々あんまり自分の生き死ににすらこだわりのない男のようだし、新たに与えられた職務を全うすることしか考えていないのだろう。ただ、そんな朔夜の過去を知った一番星が改めて不信感を抱き、組織内は(元々大してまとまってないが)ガタガタになっている。 んで、そんな朔夜は置いといて今回は一応アキラのお話だろうか。どうやらまだか弱かったアキラは過去にレイプまがいの事件の被害者になりかけており、そん時に相手の男を惨殺したことが全てのきっかけであるらしい。レイプ事件から死罪確定までは割と時間的な開きはある気がするのだが(流石に鍛錬して強くなる時間は必要だろう)、その間に最初の殺人の罪は不問だったのか、逃げ続けていたのか。なんにせよ、彼女も間違いなく人殺しの罪人ではある。今回はニセ桂のキャラが綺麗にアキラの憎むべき犯人像と重なっていたので抵抗もなかったようだが、信念を持って刀を振っているのは間違いないため、彼女のイデオロギーが新撰組の御旗と袂を分つ場合には面倒もありそうだ。沖田総司は彼女の背中を押す役割を担ってくれるだろうか。 そのほかの連中は今回ツーマンセルでの行動がベースになっており、一応それぞれに特性は発揮している。坊主と医者のコンビはイロモノ臭が強いために分かりやすいのが、ガンナーとタンク(?)のコンビはまだ個性が見えにくい。いや、外見の個性は一番際立ってるレベルではあるのだが、特にデブの方は何が楽しくてなんのためにくっついて歩いてるのかがよく分からんのよね。1人1人の掘り下げはじっくり見たいところだが、今回のアキラの掘り下げくらいのレベルで終わっちゃうとちょっと物足りないなぁ。 なんにせよチームものなので話数と構成はどうしたって窮屈にはなるかね。次回は多分ガンナー(逆太郎)かタンク(某)のお話につながりそう。ぜひ、濃いやつ頼むわ。
夜と朝の邂逅、第3話。何回でも言うけど、やっぱり綺麗な作品。色彩のエッジの効かせ方はマジで初期の新房作品を彷彿させる。思い返せば私が新房さんに惚れ込んだのは陰影際立つ「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」だったし、その次に話題になったのは、奇しくも今作と同じく吸血鬼の少女を主人公にした「月詠」だった。もしかしたら板村さんもあの当時の色彩設定とかライティングを参考にしてる部分があるのかもしれない。 新キャラ・アキラちゃん登場。前回の登場時点で「きゃー! CV花守ゆみりの新キャラよー! 素敵―!」ってなってたけど、期待を裏切らず、的確に良いキャラであった(ナズナちゃんとのバランスを取るためかおっぱいはやや大きめである)。先に中の人談義を消化してしまうと、女子高生のキャラだけど音域はやや低め。その上で回想シーンだと「声がそこまで高くない女子だけど幼女だからいくらか高い」という絶妙のラインを作る演技プランがお見事。「なでしこより低め」っていう線引きが綺麗。そして大人になると、花守流の程よい息の抜き方、気怠げな印象が今作の「夜」性に違和感なく溶け込んでいる。 とはいえ、彼女のフルネームは「朝井アキラ」であり、ネーミングからもはっきりと「朝の使者」であることが分かる。ナズナちゃんという「夜の死者」によって「夜ふかし」の世界に誘われたコウだったが、そんな彼がアキラに再会したのは早朝4時。当人たちが「深夜」「早朝」と意見が分かれたことからも分かる通り、(季節によってだいぶ違うが)朝とも夜ともつかない狭間の時間。この宵闇と朝ぼらけの溶け合ったような時間のえも言われぬ不思議な感覚が、今作独自の色彩感覚でなんとも幻惑的に描かれている。今作で「朝」の要素が出てきたのはこれが初めてで、改めて「吸血鬼の夜」「人間の朝」という区分がはっきり示され、その間をふらふらしているコウはまるで不思議の国のアリスのようである。 こうしてみると「異界から来たようなとんでもヒロインに巻き込まれ、惹かれていく主人公」って構図は「だがしかし」の再定義なんだよな。あっちは世間離れした駄菓子クイーン・ほたるさんによって非現実に引き込まれるのを幼なじみのサヤちゃんが必死に引き留める構図だったが、今回は「夜」のナズナさんに惹かれようと努力する(?)コウをアキラちゃんが止めている。アキラちゃんはあんまり「朝」を象徴するような明るさを見せてはいないのだが、いきなり太陽サンサンな眩しい光に照らされるよりも、こうしてじわじわと「人の世」が見える方がこの作品らしい玄妙さに通じる。コウの物言いからして、アキラちゃんにもしばらく会わない間のなんらかの事情もあるみたいだし。しばらくはこのダブルヒロインで回してもらえるんでしょうかね。もっとヒロイン2人の掛け合いも見てみたいね。 「朝と夜が交わる時間」ってのも、今作で取り上げる「妙なワクワク」の一例ではなかろうか。かくいう私も今作のコウとは事情は違うが、基本的に寝るのが下手で幼少期から不眠には悩まされ続けている身。そんな人間が「寝なくても良いんだ」と心の開放感が得られたのは、義務教育も高校生も終えて、自由すぎる大学生の身になってからのことだった。仕事もねェ、学校もねェというあまりに世間の時間にとらわれないニートもどきにとって、出歩く人間のいない夜の時間は特別なひととき。そこから朝につなげて「この接点は俺だけがみているのだ」というよく分からない達成感にも繋がるのである。……まぁ、今になって思えば「生活リズム、大事にしろよ」としか言えないのだが……。
ドルオタっておっかないんだな……第2話。後方彼氏ヅラは聞いたことあったけど、後方マネージャーヅラというか、後方批評家ヅラというか……料理漫画とかで突如現れるよく分かんない審査員軍団みたいな奴だ。 これ、ありそうで今までになくて、我々が見たかったタイプのアイドルアニメなんじゃなかろうか(主語が大きいのは仕様です)。アイドル運営をマネージャー視点で描き、輝くものを持っているアイドルの卵に対し、どこぞの孔明のごとき軍略を授けて才能を開花させていくというサクセスストーリー。アイドル運営なんてものは形のある困難やその対策が見えにくいのでなかなかそうしたフォーマットに乗せづらいジャンルだったとは思うのだが、少なくとも今作2話目については「私が策を授けましょう」という軍師ムーブがそれなりに説得力を持って機能しているように見える。その上で、マネージャーが策を打つ大前提には「アイドル本人が才能を持ち輝いていること」があるため、最終的には個々のキャラの魅力に還元させる用意も出来ている。「このアイドルの魅力ってなんなんだい?」って話が視聴者目線でも気になるように作られていれば、あとは餌を引っ掛けた魚を釣り上げるばかり。新人アイドルの導入プランとしてはかなり抜け目ないデザインになってるんじゃなかろうか。 そうしてメインユニット「TiNgS」の魅力を掘り下げていくわけだが、今回はそれぞれの性格面について改めて違いや長所、短所についても確認している。意外だったのは一番ヘンテコポジションになったおっとり(杏夏)がアイドルとしての実力は一番安定していたという部分。ぱっと見の印象だとあんまり前に出てこず、時に主張が弱すぎて舞台で輝けないタイプのキャラかと思ってたのだが……なんと真反対で「神経ごんぶと、面の皮が厚すぎて新人らしさすら危うい」というとんでもキャラだった。対して、ギャーギャーと騒がしい金髪ツインテ(理王)はイメージに近いキャラだが、天真爛漫なバカというわけではなく、なんなら3人の中で一番闇が深そうだったというのでこちらもギャップがある。あんだけ大見得きっといて、あっさりとマネージャーから「実力が一番劣る」とか看破されちゃってる時点で立つ瀬がない。普通だったら主人公に配置されそうな「がむしゃら努力ポジ」にツインテが割り当てられるという、これまた変則構造。 それなら肝心の主人公はどうなのかというと、なんとこちらは「良すぎる観察眼」という、一応主人公らしいチートスキルを与えられながら、そのスキルのせいで3人の実力差に翻弄されて真価を発揮できなかったという面倒臭い設定になっている。一番能天気な元気キャラだと思われていた春がまさかの調整ポジ。まぁ、アイドルのセンターってのは大なり小なりまとめ役にならなきゃいけないはずなのだが、過去のアイドルアニメを見ると、ほとんどの場合は「天性のカリスマでメンバーに背中を見せて引っ張っていく」キャラが多かったので、こういう気苦労の多い「統括」側の設定というのは案外珍しい。春の突き抜けた明るさはそうした気苦労を隠すためなのか、それとも天性の明るさは疑いなく本物で、それを発揮するための最後の枷が外れた状態なのか。なんにせよここから彼女たちがどんな牙を剥くことになるのかは非常に気になる。 あと、サブのアイドルチームもやたらにキャラが濃い。ちらほらキャストに棒が混じってるのは残念なところだが、変なキャラの変な圧力のかけ具合は面白い。さて、どんだけ振れ幅のある作品になるかな?
ジャングルスピード! ジャングルスピード……なのか? 第3話。いや、よく見ると取ってるのがトーテムじゃなくてモアイだったので類似ルールの別ゲーの可能性もあるが……この手のアニメで「ボドゲやってる」描写する時にアクションゲーム描くのって珍しくね? さておき、どうやら本邦の誇る「同性間クソでか感情生成器」でおなじみの安済知佳は今作でも無事に機能しているようである(命名には諸説あります)(同じ名称が寿美菜子に使用されることもままあります)。2話目時点ですでに千束→たきなの感情は過剰なくらいに乗っていた気もするが、3話目にしてこれが一方通行ではなくなり、形の上では先輩後輩関係ということでひとまず落ち着いた。今作の概形はおおよそ「バディもの」といっていいものだろうし、ひとまずここからがスタートと考えていいんじゃなかろうか。ま、できることなら千束がこんだけたきなに肩入れしてることにも何か動機が欲しい気もするのだが……単なるいい奴なのか、上に噛み付くのが好きなのか。……後者の可能性が案外高い。 リコリスという組織は1話で提示されたようにとんでもない設定なのだが、「孤児を引き取って養成所でキリングマシーンに育て上げる」という下地があってなお、そこで育ってしまった千束の性能は異常。主人公に与えられるチートとしても充分すぎるくらいのものだが、司令いわく「それ以外は単なるクソガキ」とのこと。でもまぁ、後輩との接し方を見ればとても女子高生とは思えないくらいに人間性も老成と達観が混じった完成形になっている気もするんだけどね。こんだけの人材が本部に絡まずに在野でダラダラしてるだけっていう状況は、本当に千束の素行不良だけが原因なんでしょうかね? たきなが流された理由も併せて考えれば、本当に「そういう部分で融通が効かない組織」なのかもしれんけど。あんだけドタバタと跳ねっ返りな言動が多い割に粛清されてないだけまだマシなのかもしれない。 そんなわけでごつい業を背負いまくってるリコリスの面々、やたらとはすっぱでヤクザな物言いが板についた連中が多く、とてもじゃないが女子高生同士の絡みとは思えないようなハードボイルドでアウトローな掛け合いが魅力的。千束が悪ガキなのは間違いないのだろうが、それを相手取って一歩も引かないフキさん(これって苗字じゃなくて下の名前なのね)もいいキャラである。多分あいつ、口では散々悪態ついてるけど案外いい奴だよね。その相方についた三下は下手したら単なる悪い奴かもしれんけど。みんなしてロアナプラみたいな倫理観で生きてるもんだからやたら引き金軽そうで良い社会である。 そういやなんでこの組織って女の子しかいないんでしょうね……どっか別な寮ではちゃんと男のエージェントも育成されてんのかな。ま、最大の理由は「その方が画面が華やかだから」だと思うけど。いや、でもモブのリコリス隊員の顔、「おめぇイナズマイレブンにいなかったか?」みたいな適当な面相してるんで笑っちまうんだよなぁ。可愛いのはメイン級だけで良いってことなんでしょうね。正しい判断です。 もしかして、史上初の本格YouTuberアニメなのでは? 第3話。冷静に考えれば、今少年少女がなりたい職業第1位が配信者なんだから、それを目指すアニメがあってもおかしくないですよね(そういう話じゃない)。 1話目の時点で「生理的に受け付けないキモさがある」というのでやや引き気味に見ていた作品だったが、2話3話と続けて可愛い女の子が大活躍するアニメになったために問題は雲散霧消した。いや、もちろんキモいシーンは的確にキモく演出されているわけだが、そこもギャップ狙いの良いアクセントになっていると言える。どっかで似たようなテイストを感じたことあるなー、って思ったけど、もしかしたら「アザゼルさん」かもしれない。リアル系のグロい絵もあるし、生理的に受け付けない底辺みたいなおっさんが主人公やってるし。まぁ、単に今作ヒロインの藤宮さんが佐隈さんとビジュアル的に被る部分があるからそう思っただけかもしれないけども。 そう、藤宮さんなんですよ。先週彼女が出てきた時に「あれ、めっちゃ可愛い」ってなっちゃったんだよな。絵のタッチはギリギリ叔父さんやたかふみと同じ世界にいてもおかしくないラインを保ってるのに、目のデザインとかコロコロ変わる表情のおかげで表情筋の効能が真逆になっていて、何しててもだいたい可愛い。多分エルフっ娘も同じくらい可愛いはずなのだが、彼女は立ち位置のせいで素直に可愛いと喜べない部分があってすごく複雑だ。今回はそんなエルフっ娘も(ビジュアル部分だけは)外に出てきてたかふみたちと絡むことができて言うことなしです。やっぱ元気なヒロインがたくさんいるだけで華やかさが違うわー。 また、そうして重要なポジションを担うことになったエルフ&藤宮さんのキャスティングがまた良い。何をやらせてもまるっと飲み込んでしまう戸松ワールド。今回でいうなら異世界でのエルフ娘の不憫な決死行のシーンとか、ちょっと間違ったらドン引きの残虐シーンになりかねないのに、戸松テンションでそこはどうとでもなるし、その後のおじさんトランスフォームエルフのテンションも完璧である。そして、ツッコミに回したら一際輝くみかこしボイス。振り回されるのも似合うから良いキャスティングだなーって思ってたら、さらに「幼少期は単なるクソガキ」というプロフィールまで明かされ、そこまで踏まえた上でのみかこしボイスだったとしたらさらにお見事である。この二面性は素直に魅力よねぇ。いや、もうクソガキモードの方は作中で出てこんでもええけども……おっぱいがあればそれでいいけども……。このままのテンションが最後まで続くといいなぁ。 ちなみに余談だが、今回のコンテの担当が岩畑剛一氏で、「どういうつながり?」って思ったら今作のスタジオってWHITE FOXの分家なのね。これ、もしかして最後まで映像クオリティは保てるんじゃないの?
○「5億年ボタン【公式】 〜菅原そうたのショートショート〜」 4 なんてタイトルだ。そしてなんて作品だ。こういうよく分からんものが出てくるのでアニメ視聴は油断できない……。 まずもってタイトルに監督の名前が出てる時点で特異すぎる立ち位置の作品。とはいえあの菅原そうたのことであるからしょうがないことかもしれない。「あの」とか言っておいて私もそこまで詳しくこの人物のことを知っているわけではないのだが……アニメクリエイターとしては、あの「gdgd妖精s」の作者だと言えば話が早い。ただまぁ、gdgdについては脚本を務めた(そしてのちに袂を分かった)ダテコーとの関わり合いも大きいので一概にどんなクリエイターだということもできないのだが、その後も「セハガール」あたりでは似たような作家性を見せてくれた人。ダテコーがその後も「直球表題ロボットアニメ」→「てさぐれ!部活もの」とこのラインに沿って作品を出し続けていたのに対し、菅原そうたは「gdメン」あたりにとどまり、そこまでアニメ作品で大きなムーブメントは無かった。そして突然のコレである。流石にびっくりした。 何がびっくりしたって、「5億年ボタン」についてはある程度の年月をネット世界で生きている人間ならきっと1度は見たことがある作品だと思うのだが、かくいう私はこれが菅原そうたの手に拠るものだってことを全く知らなかったのである。言われてみれば、あのヘンテコCG造形とかは確かに彼らしいといえばらしいのだが、そこがラインとしてつながっていなかったので「へぇ、そういうことだったのか」と今更驚いた次第。 加えて、そんな有名なネットミームじみた作品1本では流石にシリーズアニメを作るのは不可能だと思うのだが、これを「ショートショート」という枠にして何かしらのまとまったプロジェクトになってしまったというのも驚き。1クール続く作品になるのかもよく分からんのだが、それなりに尺が稼げるレベルでのネタはあるということなのだろう。今後の展開が全く読めないのが恐ろしい。ちなみに、1話目で5億年ボタンをやるのかと思ったら、なんと1話目は導入だけで「次回へ続く」であった。そこまでやる作品かぁ?(ちなみに1本の放送時間は20分ちょっとなので通常枠のアニメよりやや短め) まー、色々と考えさせるという意味では実験作として面白いのは間違いないのだが……個人的に気になるのは、こうした菅原&ダテコーメソッドに、何故か「主演:野沢雅子」というよく分からない要素が加わってしまったという部分。まー、放っておいたらあまり話題にならずにスルーされそうな予感もあるので(何しろ放送はMXとAT-Xだけである)、どこかに話題性が欲しかったのだろう。中の人をダシにしてとりあえずのお客を呼ぶというのも1つの手段ではある。ただ、こちらの作品スタイルは「gdgd」の時代から続く「中の人トライアル作品」としての側面も持つ。かつて歴史を作ったのはgdgd軍団「三森・水原さん・あけこ」のトリオや、生み出してはならない怪物を作ったロボットチーム「西・るみるみ・美穂姉」のトリオなど、とにかく中の人の精神的タフさが試される作品作り(一応もう一回書いとくけど、ロボットアニメの監督はダテコーである)。今回白羽の矢が立ったのは「初代にして絶大」三森すずこ、「なにわの根性見せたれや」大空直美、「ラジオ回しはとにかく鍛え上げられた」高野麻里佳の3名。この3人でも何かしら化学反応は見せてくれるかもしれないが……そこに(おそらく同じスタジオで収録していないであろう)野沢ボイスが絡むと、どうしても若手がフル回転できない気がしてしまう。別に邪魔にはならずとも、有機的に絡むことがないボイスになってしまうと本当の意味で「無駄遣いだなぁ」と思ってしまう。ここは勇気を持って若手のみで構成し、かつてコロコロやフジイ、髙橋葵といった怪物を生み出してしまった土壌を信じるべきだったと思うのだ。 まー、いちいち本気で突っかかるような作品でもないのだろうが……やはりgdgdの素晴らしさを知るだけに、ここであの時の奇跡をもう1度みたいと思ってしまうのは致し方ない。どこかに持田房子が隠れ潜んでいても、驚かないようにしたいものだ。
○「ラブライブ!スーパースター!!(第2期)」 ― やっぱLiella!しか勝たん。さぁ帰ってきたぞ。とびきりご陽気に、初回からフルスロットルで。 虹ヶ咲と並行して放送が続くもんでこの1年間はラブライブ成分がやたら多い状態。そんな中でもしっかり虹ヶ咲との差別化を図り、元祖ラブライブの正当後継としての存在を示すのがこちらの作品。私としては虹ヶ咲のあの雰囲気だって全然嫌いじゃないし、むしろ応援してるくらいのものだが、ラブライブレーベルの最新作としてはやはりこっちの方が収まりが良い。過剰なくらいの弾けっぷり、ギャグとしての際立ちが強いテイストが無条件に元気になれます。 2期を始めるにあたり、世間的には事前に動きがあったことは承知している。つまりは新メンバーの追加。Liella!は5人ユニットだとされてきたが、実際は新規メンバーを4人加え、今まで通りの9人が完成形となる。その「追加メンバー」という存在に、賛否両論が巻き起こっていたという。まぁ、気持ちは分かる。純粋にLiella!というユニットをこれまで熱心に推してきた人からすれば、グループの構造が変わるってのはとんでもない話だし、受け付けない面もあるだろう。私だってもしLiella!を真剣に推してる身だったら抵抗を感じたかもしれない。ただまぁ、幸か不幸か、私は単にアニメを観て楽しんでただけの人間でして……むしろこの構造は新しくて面白いと思ってしまった。 冷静に思い出してみてほしい。過去の先輩たち、μ’sにしてもAqoursにしても、最初から9人をまとめ上げるという大前提があったおかげでアニメ1期は色々と苦労していた。形の上ではなんとか1クール目が終わるまでにチームとして成立はするものの、どうしても駆け足になる部分はあったし、2期目が前提となっている不動のラブライブプロジェクトであるという後ろ盾がなければ、1クールアニメとしては苦しい部分があっただろう。そこで今作は、「進級」というこれまで触れそうで触れなかった要素を導入し、1クール目を「1年生5人ユニットの物語」として描き、2クール目には進級後に後輩4人を加えて9人にするドラマが展開する。これならば、尺に負担をかけずに綺麗に2クールで「9人の物語」を接続することが可能になるのだ。この完成形が見えていたなら、途中経過として「5人のLiella!」があったことは必然であったと言える。この構造にしたからこそ、千砂都はあれだけゆっくり時間をかけてかのん沼に沈めたのだし、今回第1話でしつこいくらいに絡んだ可可&すみれの夫婦漫才だって、長きにわたる下準備があればこそだ。お話が面白くなってくれるなら、それを忌避する理由は無いのである。ただまぁ、それが推し活の内容とイコールになるかってぇと別な話なのでね。 もちろん、新メンバー加入に関して不安がゼロかというとそんなこともない。当然ラブライブではお約束の「中の人が棒」問題などは避けて通れず、新規の4名にはそれぞれに課題はあるだろう。ただ、それだって元祖Liella!5人は問題無かったかといえばそんなこたぁ無い。活動の中でアーティストとしても、役者としても育っていくのを見守れば良いだけの話である。だってねぇ、あのμ’sにだって最後までアレだったアレな人とかもいたわけだし……。むしろ今回の新キャラ4人については、ありえないほどコテコテにキャラを濃く設定されているみたいなので、突き抜けたら面白い素材になるんじゃないかっていう期待の方が大きいですよ。いや、どうだろう……このキャラ、コケた時にリカバリ効かない奴が何人かいそうだけども……。 とりあえず私の中で千砂都×かのんという不動のセンターがあるのでそこは動かず、同規模で両輪となる可可&平安名コンビもキレッキレ。1年生軍団も赤と青が既にくっつき気味だったし、道産子とCEOも関係は浅からぬものになるだろう。それぞれに準備はできているのだ。 ……あれ? そういやこのチームって人数が奇数なんだよな……誰か余るような…………。
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プロフィール
HN:
Thraxi
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男性
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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