最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
スケスケよ、第7話。ダメだ、毎回愛ちゃんのポンコツプレイが楽しくてしょうがねぇや。今回のメインはそこじゃないんだけどな。それにしたって素直バージョンが解禁された愛ちゃんは可愛い。 さらさと歌舞伎の関係性。もともと面倒臭いことがあったんだろうな、ということはこれまでも匂わされてたが、改めて久保田民絵ボイスのばあちゃんから怒鳴られるとトラウマになっちゃうよ、ということがよく分かる事実が明かされた。まぁ、歌舞伎の舞台が女人禁制ってのはみんな分かってることだからね……とはいえ、幼少期にいきなりあんなん言われたら、そりゃ幼女じゃなくても泣くわな。そして、いきなりそんなことで可愛い孫娘をボロクソにされたらじいちゃんもキレるわな。小さな男の子のほんのちょっとの気紛れが、その後10年以上にもわたって2人を悩ませる事件に導いてしまうとは、なんとも罪なものである。でもまぁ、若さゆえの過ちってのはそういうもんだけどね。 ある程度大きくなったさらさと暁也。2人共あの頃のような子供ではないので、自分たちが目指すべきもの、やるべきことはちゃんと分かっていて前を見ながら進んでいるはず。ただ、残念ながらさらさはちょいとそのあたりの考えが足りなかったようで、持って生まれた才覚に寄りかかっていたこともあり、初めて紅華でぶち当たった壁にお悩み中。どうなんだろ、歌舞伎だって「とにかく先人を真似ろ」という教えばかりではないとは思うのだが……ジャンルは違えど、日本にだって昔から守破離って教えがあるわけでね。多分、さらさは本人も言っていた通り、まだ「守」の段階を徹底すべき幼少期に歌舞伎から離れてしまったこともあり、その当時の「完璧にコピーすれば絶賛される」という記憶ばかりが残っていたのだろう。そして、紅華の1年目は徹底して座学で基礎を詰めっこむってのも先週先生が言っていたことなので、これまでの数ヶ月は、そんなさらさの「完璧な基礎」だけを見て、誰もそこに疑問は挟まなかった。この度、皮肉なことにさらさの希望もあって行われた実技で化けの皮が剥がれてしまったという。 でもまぁ、これくらいのことでぽっきり折れるほど殊勝な子でもあるまい。隣には鉄面皮の愛ちゃんもいてくれることだし、まだまだ先の長い学園生活の中で、さらさも自分なりの舞台を探していくことになるのだろう。……で、これから毎回帰省のたびに愛ちゃんとセットで帰ってくるんでしょうかね? ちなみに、今作の新幹線は色々と作りがおかしかったです(鉄オタか)。
PR おっぱいの大きな女の話は信用してはいけない、第5話。うん、なんか、中の人の魂の叫びみたいに聞こえなくもないけど……今期はおっぱいに顔を埋めるアニメが多すぎる気がするの。いや、いつもこれくらいあったか? さて、もうディティールで詰めていく気は無いな? という気になってきたので、あとは勘とセンスとフィーリングで見守って行くしかなさそうだ。冒頭の「チューチューロケット」みたいなゲーム世界のシーン、本当に何一つ意味が分からないのがすごい。どんなルールなのかは分かるはずもないし、希が何をやっちゃったのかも分からない、そしてどんな要素が朝風を「救世主」たらしめているのかもよく分からない。とにかく、長良の能力で世界を跳べることは分かった。後のラジタニの解説によればそれは「世界を渡る」ではなく「世界を創る」能力らしいのだが、まぁ、今はそこは置いとこう。とにかく、荒唐無稽なルールを持つ新たな世界に渡り、そこのルールを見極めて「攻略」すればちょっとしたご褒美がもらえたり、もらえなかったり。つまり最初に行き着いた「ものが燃える島」もそうした世界の1つにすぎなかったという話である。あそこの世界ではご褒美がもらえたのかどうかはよく分からないけど。まぁ、だいぶゲーム的なルールがわかりやすくはなっている。 そして、当然漂流している生徒たちの目的は「元の世界への帰還」なわけだが、それについての焦点は大きく2つ。1つは「どうやったら帰れるか」、そして「そもそも何故漂流してしまったのか」。前者については、作中の誰1人として正解は知らないはずなので、今検討してもしょうがない話。一応それらしい提案はいくつもなされているわけだが、これだけ荒唐無稽な世界が羅列されてしまっている状況下で、今更そこに最後の答えだけは正当であることを期待するのは流石に無理がある。これまでの世界に「ご褒美」があったのなら、最後の最後にもらえるご褒美が「帰還」であることに望みをかけるしかない。そして、そのための手がかりとして、希には「光が見える」能力がある。これが本当にゴールを示すものなのかどうかは誰にも分からないが、能力を与えられた希自身がそのような認識を持つのなら、それは何かしらの天啓なのかもしれない。 そして、もう1つの問題となる「何故漂流が始まったのか」という部分。前回突如乱入してきた巨乳先生は、それを「長良のせいである」と決めつけた。彼女は神を自称し、もしかしたら生徒よりもこの漂流について知っていることが多いのかもしれない。実際に、瑞穂が語っていた「漂流前から能力を使える人間がいた」ことは指摘しているし、今回の話を聞く限り、漂流前の時点で校内の異変は多く、「何者かの能力が漂流のトリガーとなった」という考え方は納得できるものだ。そして、お誂え向きに「世界を跳ぶ」能力だと思われている長良がいるのだから、彼に白羽の矢を立てることも、あながち突飛とも言えまい。なし崩し的に「原因」を想像するなら、長良犯人説は出てきてしかるべき考察である。ただ、問題は先生がそうした「蓋然性の判断」から長良を犯人扱いしているのかどうか。どうにもあのガンギマリした表情や、朝風に対する過度の持ち上げを考えると、彼女にも何か裏があるようには見えてしまうわけで……。 先生の動きも気になるところだが、まだまだ不確定要素しかないカオスな状態。一時は暗躍の代表選手みたいにしていた明星は気づけば求心力を失っている。彼はまだ何も終わっていないと思っているようだが、その真意はどこにあるのか。瑞穂はかつて「自分が漂流の原因である」と何者かに言われたというが、その真実はどこにあるのか。そして長良に語りかけてきた謎の「やまびこ」。まるでノッカーの襲来を告げるようなその声は、何者であるのか。そして最大の問題として、これらの要素は、最終回までに全て整理されるのか……。まぁ、まだ5話目だからね……。とにかく画面のクセだけで楽しんで見ていけばいいのよ。アニメ作ってる時にさ、黒一色の画面とか、青一色の画面とか、平気でバシバシ乗せていける豪胆さはやっぱりすげぇわ。
翔太くんは良いショタだしカンナちゃんは良いロリである、第6話。なんだろ、本当にこの町の子供たちは等身大で生きてる感があるなぁ。 色んなお話がごった煮になっているが、一応今回の通底したテーマはサブタイトルの「縁」と、もう1つが「大人と子供」なのかな。ファフニールがその辺りをドラゴンがどのように認識しているかを語ってくれたが、少なくとも作中のドラゴンたちは、ちゃんと人間たちと「大人」「子供」という概念を共有できているようだ。 圧倒的に「大人」目線で迫ってくるのがAパート代表のルコア。2期に入って初めての翔太×ルコアメイン回なわけだが、久しぶりに見て「そういえば翔太くんって魔法使い(志望)だったっけ」って事実を思い出した。「魔力の玉」とかいうよく分からんものを簡単に生成できる時点で、それなりの素質はあるんだよな。まぁ、それもあってのルコアだとは思うのだが。そしてこのルコアとの圧倒的おねショタ関係……もう、これは作者の性癖が全力で垂れ流されてる部分なんでしょうね。翔太くんは本当に綺麗に自らの意思で理想のショタムーブを繰り返すんだよなぁ……有能すぎる。今期はおねショタのニーズに応えられる作品が複数あって贅沢ですね(何目線だろう)。そして、その傍らでついでのように明かされるトールとファフニールの出会いエピソード……おかしい、エルマとの出会いはそれだけで1話分になったというのにこっちは軽すぎる……混沌VS混沌だといい話も生まれようがねぇんだろうなぁ。 Bパート、今度ははっきりと「子供」目線からのお話。一応イルルは明確に「子供」ではないので、やっぱりドラゴンとの合縁奇縁を語る上で「子供」になるのはカンナである。彼女と才川の関係性はあまりにも歪すぎて大人とか子供とか関係ないが(才川のアレは子供だからこそヤバい部分はあるが、大人がやっててもそれはそれでヤバいことに変わりはない)、明確に「子供」目線で合わせられるはずのカンナも、着実に人間界で学びを得て「成長」しているということが分かるという。まさかの大ポカをやらかしたエルマの尻拭いをしてあげるカンナ、大変優しい。子供の方が大人よりも見えている部分だってあるのだ。……そういえば一応あれって「エルマのお風呂シーン」ではあるのか……ちくしょう、ちゃんと認識を(一部だけ)阻害しとけよ……。こうして子供を子供として描くエピソードで扱っている題材が「遠くへの散歩」っていうのがいいよね。「川にはなんで人が集まるんだろう」とか、素朴な疑問も交えつつ、少しずつ社会と交わる子供たちの冒険。こういうのはテーマとして映えるなぁ。 ジョージー、確実に才川のニーズをわかっててフライドポテト入れてるよな……なぁ、あんな長いポテトが弁当箱に入るか?
この母娘は大丈夫みたいだ、第5話。いや、どうしてもお仕事シリーズの母娘っていうと面倒臭いイメージが強いものだから……まぁ、主にどこぞの旅館の3世代のせいなんだけども……。 岩手生まれの娘さんがアイドルをやりたいと言って東京に飛び出し、限界を感じて引退すると宣言したかと思ったら、気づいたら沖縄にいた。そりゃお母さんからしたら寝耳に水ってレベルじゃない。心配して取るものも取り敢えず沖縄に駆けつけるのも致し方ないところ。そう考えると、やっぱり此度の騒動はどう考えても風花の方が悪いな……そして、そんな風花の事情を知ってかしらずかかえってややこしくしたくくるがなお悪いな……。まぁ、最終的にママン目線だと「風花が自分の来訪にびっくりして逃げてたんだよ」という事実は判明していないので(あくまで用事があって出かけてたとしか言われてないからね)、必要以上に仲をこじらせる要因にならなくてよかったよ。 終わってみればとても素直で、納得できる母娘の形。お母さんが心配するのはもっともだし、風花の方もいささか連絡不足と突飛な行動が無責任ではあるが、まだまだ思春期の娘さんの行動である、ちゃんと母の意を汲み取った上で反省してくれるならそこまで責められるようなものでもないだろう。別に家族の不和があるわけでもないので、きちんとこの夏を全力で駆け抜ければ、その後には一回り大きくなって、強い結束の家族になれるんじゃなかろうか。 そう考えると、やっぱり今回の問題は面白半分でちょっかい出してた地元民どもだな……くくるが早とちりで風花をドラマの主人公に仕立て上げて勝手に逃したのも問題だし、それ以外の面々も「こりゃ面白いじゃねぇか」ってんで風花が何にも言ってないのに力を貸しちゃうのもなんだかなぁ。ま、うどんちゃんが言ってた通りに、刺激の少ない島の生活に慣れてしまうと、少しでもきな臭い話を見つけたらそこに首を突っ込みたくなる県民性なのかもしれん。どうしても「沖縄県民=適当」っていうステレオタイプは拭いきれないわ(主に某ヤベー声優のせい)。みんなして全力で善意のサポートをしてるあたりが始末に悪いんだよなぁ。みんなして基本的にいいやつばっかりだからさ……。 まぁ、こうしてすったもんだがあったおかげで母娘がお互いの気持ちを確認し合えたと考えれば、結果オーライということにしておきましょう。その過程で魚が1匹死んでる気もするが、ここでついでに「水族館の逃れ得ぬ宿命」みたいなものも勉強してもらい、風花もより一層自分の仕事への理解が深まったはず。「なんで水族館なの?」という質問に対して「分からんけど、忙しくしてると色々忘れられるから」という何とも残念な答えを返した風花だったが、夏休みが終わる頃には、ちゃんと「水族館が好きだから」って言えるようになるといいね。 しかし、あくまでも契約期間は夏休み終わりまでか……。こうなってしまうと、アニメの構成で考えて、がまがまの閉館は避けられないような気がするのだが……。
ククはあの曲をいざとなったら1人で歌うつもりだったのか? 第3話。……どう考えてもユニット曲だから単体だと成立しなかったと思うのだが……まぁ、それだけかのんのことを信頼してたってことにしておこう。 あ、とりあえずどう聞いても「クク」だけど公式表記が「クゥクゥ」でめんどくさいので、今後私は「可可」表記で統一しますね。ちょっと見慣れない文字列だけど、人名だからすぐに慣れるやろ。とにかく今作の主人公は今のところ可可ちゃんなのである。百面相が可愛いし、ラブライブ主人公に必要なやる気エネルギーに満ちている。かのんの後ろ向きな姿勢がどうしても過去作と比べて特異な存在なので、もうしばらくは可可ちゃんのパワーに引っ張ってもらう必要がありそうだ。とはいえ、やはりチームのセンターに立つだけの技量を持つのはかのんの方らしいので、最終回を迎える頃にはちゃんとかのんがリーダーにふさわしい位置に落ち着いててほしいけどね。可可ちゃんはどうあがいても体力の限界でセンターには立てないのである。まぁ、ラブライブシリーズのお約束として、どんだけ出遅れててもステージ上じゃみんな完璧なパフォーマンスを見せるんだけどね。今回も可可に何一つ手抜かりが無かったしね。 とにもかくにもファーストライブである。3話というのはやはりラブライブシリーズでは分水嶺となる重要なポイント。何と言っても初代における「START:DASH!!」回である。当時はあのステージライブを見て「こんなアイドル像もあるものか」と衝撃を受けたものである。ちなみにあまりにも初代3話の印象が強かったせいで、どうしてもサンシャイン3話の方は微妙に見えてしまった勢です。初代の原理主義者だったらやっぱり「最初のライブで客席うめてんじゃねぇよ!」って思っちゃうよ。 そして事実上の3代目となったクーカーの2人。こちらのライブは、まぁ、閑古鳥が鳴いてるわけでもないし、大好きなファンが押し寄せるというほどでもない程よい人数。一応のサンシャインリスペクトなのか、本番を迎えるにあたって不慮の事故で電気が消えてしまうというハプニングがあったわけだが、むしろ逆境を味方に変え、事前配布していたオタク棒のおかげでかのん覚醒のきっかけとなる展開。電気を消したのがどう見てものちのメンバーなのはどうかと思うが、まぁ、とりあえず程よい第1幕となったのではなかろうか。まだ2人だけのステージだし、もうちょい控えめでも良かった気もするのだが、一度ライブが始まってしまうとどれも全力をぶつけなきゃいけないってのもシリーズの性であることよ。可可ちゃん、あんだけシャキシャキ踊れて体力に不安があるってのは嘘だぜ。 何はともあれ刻んだ第1歩。さて、あとは最終的に5人になるまでの物語か。キーキーうるさい黒髪はすでに半分ツバつけたみたいな状態だから問題なし、お団子ちゃんもかなり前向きに揺れ動いているので加入にそこまでのハードルはないだろう。となると問題になってくるのは残り1人、今回の電源切断奴か……どこからつながるんでしょうかね。まぁ、ファーストライブの会場にはいたわけで、どこぞの矢澤みたいにヌルッと運営に食い込んでくるかもしれん。
愛ちゃんほんとにいいタマだな、第6話。今回新たに「馬鹿」というステータスが付与されたわけだが……振り返ってみれば前回時点あたりでだいぶおバカだった気もする。 さらさと愛ちゃんの馴れ初めが片付き、前回あたりから予科生の1人1人にスポットを当てつつ2人の周りの世界を広げていく展開になっている。今回は実技のために強引に分けられたグループというくくりが生まれて新たに2名のクラスメイトを取り扱うことに。これまで何となく「さらさっていまだにクラスの中で浮いてるんとちゃうやろな?」という心配があったのだが、流石に入学4ヶ月も経ってるとクラスメイトとも打ち解けているみたいでちょっとホッとした。特にいいんちょキャラの杉本さんあたりとは、ともすれば鼻摘まみものとして忌避されそうなところだったが、いつのまにやらDVDを気軽に貸してもらえるくらいの間柄にはなっている様子。ついでに愛ちゃんの方も、キャラは一切曲げていないとは思うのだが「ならっちはこれでしょうがないよね」みたいな感じでクラスからも許容されているようだ。やっぱり選ばれし者のみが集まる学園であるから、多少の変人が集まっててもみんな慣れてしまうものなのね。 というわけで、今回のチームメイトは「家族代々ヅカ系」というプレッシャーを背負う星野さん、そしていつも画面を賑やかしていた双子の片割れ。正直、現時点ではまだ姉なのか妹なのかもよく分からない。こうしてスポットが当たるキャラが2人いたわけだが、1話の中で一気に新たな側面に2つ切り込んでるのでちょい性急な感じはあったかな。双子の方はまだ問題の匂わせ程度だったけど、星野さんの方は彼女の悩みが出て解決されるまで一気に進んじゃったし。まぁ、そこに絡んできたのが単刀直入待った無しの愛ちゃんだったので、彼女のパワーでどうにかなってしまった感はあるのだけども。星野さんみたいなタイプは、膝付き合わせて接したらすごくいい友達になってくれそうよね。愛ちゃんとさらさの両方に欠けている「宝塚演劇の伝統と基盤」みたいな部分を一番フォローしてくれそうな人材でもあるしね。 そして、そんな面々の考える「演劇」というのは全部別々な方向を向いているのでチームとしてちぐはぐになってしまっているというのは面白い部分。愛ちゃんのブレない姿勢と、「JPXの時はこうだったんですよ」とはっきり言えるようになった成長は注目に値する。彼女はもともと自分のアイドルだった過去に対しては妙な引け目を持っていたはずで、こうして堂々とアイドル時代の経験から意見が言えるようになっているのはそれだけで成長だろう。そして、成長でも何でもなく、一気にステップアップして「覚醒」してしまうさらさの方は……なるほどね、現時点での彼女は、他者からキャラクターの解釈をもらってくる憑依型の舞台装置というわけか。凄まじい才能なのは間違いなかろうが、さて、それは舞台に上がる動機としてどうなのかと。こうしてチームに「天才型」が2人並んでいるのに、それぞれの抱える問題が全く異なるってのは面白そう。さらさはおそらく初めてぶつかる壁になるのだろうが……さて、どう乗り越えたものか。 気づけば再びのマンボウ、そして放っておいたらまたすぐに緊急事態宣言につながってしまう昨今の情勢。いつ映画館がシャットアウトするかも分からないので、観たい劇場作品がある人は早めに行っておきましょうね。まぁ、正直いうと今作はそこまで「観たい」ものではなかったのだが、何気なく劇場のサイトを確認したら既に1日の上映回数が1回だけになっており、「おいおい、早すぎんだろ!」とびっくりして観に行ったのである。割とCMは見る気がするのだが、そうかー、客入ってないかー。
<以下、ネタバレやら何やらもぞもぞします。まぁ、何か大ネタがあるってわけじゃないけど、未視聴の人は私の感想に引きずられる危険性はあるかもしれません>
なんやこの話、なんやこの話、第4話。今までで一番頭がおかしいエピソードだったな……とりあえず、キャップ、っていうか上田さんお疲れ様でした。 毎回「能力の話かな? ルールの話かな?」って思いながら観れば大丈夫だと思っていたのだが、全然大丈夫じゃなかった。もう、マジで何がなんだか分からん。一応能力としては長良の「ワープする力」がいよいよ明かされたという大事な展開があったことはあったのだが、そんなものが添え物であるかのように、とにかく猿、猿、&猿。そして、その猿の姿は誰にも見えない。なるほどこれが「こころのさる」か。「野球回があるアニメは名作」と申します。まぁ、これ自体が嘘なのでここで語る意味も無いのだが、謎の空間で突如始まるベースボールは、一連の麻枝作品を思い出させる。「サルゲッターしてやんよ」ってなもんである。いや、ダメだ、まだ何も分からん。多分最後まで分からん。 一応真面目に何かを考えてみようかとも思ったのだが、どうあがいてもエースが持っている「サルゲッター」の話につながらないため、今回のお話は単なる不条理話として処理した方がいいような気がする。一応、限界まで条理の内で処理しようとするなら、キャップが頑張って野球場を作ったのは本当だし、エースがそこで猿と出会ったのも本当。そして、その猿に野球を教えようとしたのも本当なのだが、残念ながらその猿は同じ世界線に存在することのない「異次元猿」だったということ。そして、そんな猿たちの白熱のベースボールをみるためにはサルゲッターが…………いや、ダメだ、やっぱりここで詰まるんだよなぁ。何しろエースの能力は「水が美味しくなる」であることが明かされており、彼の手からサルゲッターが出てくる理由がない。これもまたラジタニの開発したものだと考えることもできるのだが、その場合にはラジタニは既に異なる空間へのプレインズウォーク能力の手がかりを持っていることになるわけで、おそらく現時点でのラジタニの状況とは一致しないだろう。 そうなると、「異次元の猿」の話自体が眉唾ものということになる。この話をしているのは基本的にキャップとエースの2人だけなので、この2人が口裏を合わせてありもしない妄言を垂れ流しているという可能性があるが、ただ、少なくともキャップにはそんなことをするメリットが無いし、あのおっっっっそろしい長口上を必死に覚えたとも思えない。あれは間違いなくキャップが実際に目撃し、盛り上がったが故の熱量である。キャップの目には「猿の世界」が見えていたのは間違い無いのだろう。そして面倒なことに、冒頭のシーンで長良自身が飛んでいるため、どうやらその「猿の世界」は実在するようなのである。となれば、たまたまキャップとエースの2人だけはその世界との接点を持っていたということになり、長良のワープ能力は必ずしも絶対的な個性とは言えなくなってくる。まぁ、これまでも「朝風の跳躍+長良の能力」で次元を進んでいたわけで、何か別な能力に長良の存在が重なって、違う次元を垣間見たと考えることもできるのだが。 まぁ、なんにせよキャップたちがモンキーベースボールにあれだけ入れ込んでいた理由ってのは絶対に説明がつかないし、何故そこまで盛り上がったなら他の連中が知らなかったのかという説明もつかない。ここはもう、本当にキャップたちが幻視した真夏の夜の夢だったと思うしかないのだろう。そして、そんなあやふやな世界を描くためのアニメーションが………………エラい省エネ作画だ……しかも、「作画がしょぼい」とかの省エネじゃねぇんだわ。「ただひたすら背景を写し続けるだけで延々話を進めていく」という、普通の作品だったら単なるサボり以外の何ものでもないカット割りでキャップの実況は続いていく。この作品だからこそ許される暴挙である。いや、もしかしたら許されないのかもしれないが……私は笑ってしまったので負けだ。野球するのに超絶作画なんていらない。ヤシの木の背景さえあればいいのである(ただしモンキーベースボールに限る)。 さて、本当に悪い夢のようなお話が終わり……ここでまさかの外部からの新キャラ投入。超絶おっぱい・白衣・ガン決まりの眼・CV加隈亜衣という情報過多の先生登場。大人が加わることで、物語はどっちに転がりだすのか……まぁ、猿が加わっても転がらなかったけども(果たして加わったのか?)。
Aパートから全般にかけて、なんとここでトールとエルマの馴れ初め、腐れ縁のお話。今までなんとなく見ていた2人の関係性だが、やはりドラゴンの時間感覚で見ていくとあまりにも壮絶すぎて現在の姿とのギャップが凄まじい。そうだよなぁ、長命種で壮大な能力を持つドラゴンなんだから、2人してシリアスだっていくらでもできるよなぁ……実際にエルマに命を救われた人類も相当数あるのだろうし、調和勢が「調和」した時のありがたみというのは改めて認識しなければならないのだろう。ただ、言葉の上では「調和」だが、実際にはその大半は「別に人間に害を加えない」という話であり、普通に考えたらルコアみたいなスタンスをとるもの。そこであえて積極的に人間に関わったエルマはやはり変わり種には違いない。おかげで混沌勢の中でも変わり者だったトールとは奇跡的な噛み合わせで行動を共にすることが出来たということか。まぁ、あくまでも期限付きだし、本当に些細なことからぶっ壊れる関係性ではあったのだが……小林が言ってた「ケンカするほど仲がいい」がやっぱり真理なんじゃないかな。2人して認めやしないだろうけど、やっぱり根っこの部分で似てるんだよね。トールの場合は小林、そしてエルマの場合は人間の作る食べ物。何か1つ人類に認めるところがあれば、異種間コミュニケーションは成立するのです。すげぇ真面目に論争しているように見えるのに、結局エルマの方は突き詰めると「ご飯が美味しいのは正義」しか言ってなかったのは笑う。結局何千年経とうが変わってないのよね。 Bパート、ゴロゴロしてたイルルのお仕事探し編。おうちでゴロゴロしっぱなしのイルル、現在夏休み中の私の日常に重なりすぎてて心苦しい(何もやる気が起きない)。流石にあんなおっぱいを家の中でゴロゴロさせておくわけにもいかないってんでトールが尻を叩いていざ仕事探し。気づけばイルルもすっかり人間社会に馴染み、いろんなところでのコミュニケーション能力が向上していたようだ(手のデザインもね)。 どんな仕事なら出来るんだろう、と悩むことしばし、イルル自身が「やりたいこと」なんてこれまでの彼女の人生からはなかなか見つからないはずだったのだが、彼女の苦しい人生の中にも、懐かしく優しい思い出はあるもので。かつてわずかながらも交流出来た人間の子供との思い出、それを「やりたいこと」につなげて、彼女が見つけたのは子供の溜まり場、駄菓子屋でのバイトであった。……ああいうお店って、いっつも不思議なんだけどどうやって商売が成立してるんでしょうね……どう考えても採算は合わない仕事だと思うので、バイト入れちゃったらもう単なる慈善事業な気もする。まぁ、イルルも別に時給なんかはあんまり興味がなさそうだし、なんとなく暇を潰した上で駄菓子屋が存続できればWin-Winなのかもね。突然出てきた新キャラ下野紘はあっという間にこの世界に馴染み、気づけば才川に続く2人目の鼻血キャラに。病的な頻度で鼻血を吹く才川と比べたら、こっちの鼻血はしょうがない部分があるけどね。男子高校生にあれを見せつけるのは、そりゃダメだろ。多分この街にはおっぱいがらみで性癖を歪められたかわいそうな青少年がたくさんいるに違いない(翔太くんとか、もう絶対に取り返しつかないよ)。 これでイルルも居場所を見つけることが出来た。綺麗にドラゴンたちが収まるべき場所に収まっていく不思議な街。小林の力、おそるべし。
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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